_________
最新 最初 全
#616 [t]
母『お父さんまだいないのよ後1時間ぐらいで帰って来ると思うわ』
『あっはい分かりました。すんません本間に…。
突然来て色々気使わせてしまって…』
母『いいのよ〜そう言えばきちんと話した事ないわね〜さやかったら紹介もろくにしないし、実家に顔だしもしないから。なんにも分からなくて。ご実家はどこなの?関西なのかしら?ご両親はどんな方なの?』
さやかのママはちょっとパキパキとしたザマスお母さんを想像してくれ。
:09/06/22 14:07 :F906i :FwQcJX9c
#617 [t]
(お、おかあさんはどんな人?あぁ、母親か…)
『いえ、生まれは北海道なんですけど物心付いた時期は丁度関西に住んどったんです。オレ、いや…あの…僕の家は僕が9歳の時に離婚してます
本間に恥ずかしい理由で母親はいません
それと親父は今入院しとるんです
ですからその、僕の両親を紹介するのはとても難しくて…すんませんこんな話
俺はマイナスの面も最初から出したろうと思っとったからすべてを語る事にした。
:09/06/22 14:10 :F906i :FwQcJX9c
#618 [t]
さやかのお母さんの表情が曇ったのが分かった
ああ、やっぱりな
こんな話せんときゃよかったかな
『…そう、そんなご両親では大変だったでしょうね。辛かったでしょう』
と俺に投げかけた。
両親を馬鹿にされた気がして正直俺は複雑な気持ちになった
:09/06/22 14:13 :F906i :FwQcJX9c
#619 [t]
気まずくなった空気を破って話したのはさやかママやった
母『そうだ、お父さんに電話しておかなきゃね。婚約者になった彼氏さんなんか急に見たらびっくりしちゃうものね』
俺はさやかパパとは、
去年の正月とお盆に2回しかあった事あらへん
こんなんでいいんかいな。
:09/06/22 14:19 :F906i :FwQcJX9c
#620 [t]
沈黙が続いて15分が経った頃やった
『ただいま〜』
っと
ど渋い声が聞こえてた
さやかパパや!!
ドドドドドドドドド!
俺の心臓はピークに達そうとしとった
心臓『ひ、ひひぇ〜俺らはぇえ!動きはぇー』
。
:09/06/22 14:21 :F906i :FwQcJX9c
#621 [t]
オレは急いで立った。
俺『…お邪魔してます。突然訪ねてしまってすいません』
父『ああ、久しぶりだな。まあまあ、座って座って』
さやかのお母さんはさっき俺が打ち明けた事実を丁寧にお父さんに伝えてくれとった
オレはさやかママの静かな声に耳を傾けながら
静かにアメの缶を見つめて待った
:09/06/22 14:25 :F906i :FwQcJX9c
#622 [t]
さやかパパは話を全部聞いた後に体制を整えて口を開いた
『…そうか、…いきなりだが結婚の理由は子供か?』
俺『いえ、違います』
『そうか、なら純粋にさやかとの結婚を望んでるんだな?』
単刀直入に質問が飛んでくるもんやから
俺はドギマギしながら答えた。
:09/06/22 14:27 :F906i :FwQcJX9c
#623 [t]
『もちろんです』
さやかパパは表情をぴくりとも変えずにまた口を開いた
『仕事は変えるんだろうな?』
『はい、今月で歌舞伎町から足を洗います』
『…次はなんの仕事に着く予定なんだ?きちんとした仕事が出来るのか?』
『はい、現場の仕事に着こうと思っています』
『そうか、まだ若いからな。…お前はさやかの事は大事に出来る自信あるのか?』
。
:09/06/22 14:36 :F906i :FwQcJX9c
#624 [t]
…俺はさやかパパに向かって話を始めた
さやかさんとは、今付き合って3年目になります。
今までを振り返ってもさやかの事はすごく大事で俺には必要です。
僕はお父さんからさやかを取りたいとかそんな気持ちは一切ありません。
でも僕の力でもさやかを幸せにしてやりたいです。
これから先も1番近くにいてやりたいです。
:09/06/22 14:40 :F906i :FwQcJX9c
#625 [t]
せやからさやかさんと結婚させてください…。
数回しかお会いした事ない僕なんかにさやかさんを任せるのは不安なのは承知の上です。
でも俺は今日認めてもらえんかったらまた来ます!
本間に結婚したいんです…さやかが好きやから。お願いします
俺は人生で初めて土下座で人に頭をさげた
:09/06/22 14:41 :F906i :FwQcJX9c
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194