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#80 [t]
            【プルルルルルル♪】
『あっ俺や』

竜さんは何故か画面を見て携帯を閉じた。


俺『竜さん今時、プルルルルって!(笑)』


『うるせーよ(笑)』

俺『出ないんすか?』

『おう、今はいいや』

【プルルルル♪】


電話はいつまでも鳴り響いとるようやった

⏰:09/06/10 11:47 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


#81 [t]
            『あぁ!なんだよ〜!!』


竜さんは軽く嫌な顔して電話に出た


『もしもし?』


竜さんはさっきまでとは別人のように優しい声で電話をとった


『ああ。ごめんな?
今車洗ってたから気づかなかったんだよ!どうした?』


俺は複雑な気持ちでいっぱいになった

⏰:09/06/10 11:49 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


#82 [t]
            『あいよ〜じゃまたな』

話が終わったようだ


俺は煙草を灰皿へ押し当てる


俺『竜さんホスト辛いんすか?』


『なんで?そう見えた?』


俺『いやっ。まぁはい』


竜『随分ストレートに聞くなお前(笑)まー半々ってとこかな、女の子の嫌な部分、いい部分がハッキリ見れるからなー複雑!俺もそりゃ辛い時もあるさー』

⏰:09/06/10 11:50 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


#83 [t]
           
って



少し目に入る前髪を分けながら


寂しそうに寂しげに笑う竜さんは


NO1になれるだけの顔の持ち主やなー



と俺は惚れ込んだ

⏰:09/06/10 11:51 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


#84 [t]
            『それじゃ移動しますかあ〜』


俺『よっしゃ行きますかっ』


竜さんはコーヒーありがとなって言って


(スッと1万円を出して去って行ったのは言うまでもない…話や)


⏰:09/06/10 11:54 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


#85 [t]
            『え?いいっすよいいっすよ』


(なんて言う事なんかせず、あざあーす!そんな気持ちでいっぱいやった)


う〜ん情けない(笑)


何せその頃の俺はごく平凡な金しか持ってない


いやっ。むしろ貧乏やったから(笑)

⏰:09/06/10 11:54 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


#86 [t]
             俺は車に乗る前に、ある女を目に止めて止まった



そうその女がさやかやった。


昼間だと言うのにドレス?
みたいなの来て街をうろうろしとったから

その姿はまるで迷子になった小動物のようで遠くから見ても可愛いこやな。

と分かるお人形さんみたいな顔した女の子やった

何やあの子

⏰:09/06/10 12:46 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


#87 [t]
            その女はすぐに高いビルの中へ消えていった。

『なあ?どうした?』


竜さんが窓から顔を出して不思議そうにしとった


俺『なんでもないっす』

俺はその女が、一体昼間から何者なのか?と


気になる事でいっぱいでまともに竜さんの話が
入ってこんかった(笑)

⏰:09/06/10 12:55 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


#88 [t]
             『なあなあなあ!!』


目の前で手を叩かれた俺はハッとなった


俺『あぁすんません(笑)』


『どうした?まさか元カノでもいたか?(笑)』


俺『何で東京にいんすか、いないっすよ〜』


俺『ねえ竜さん、キャバやっとる子もホストって遊び来るんすか?』



『ああ…そりゃあな、夜の女の子は出入りしやすいよ。なんだよなんだよ』

⏰:09/06/10 12:58 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


#89 [t]
             …(やっぱりかぁ)

俺『まじっすかぁ…』


『なんだよなんだよ!!何かまずい事言った?』

竜さんはむっちゃ
不思議そうにしとった


俺はその反応が正しい、と気持ち悪い笑みを浮かべた(笑)


『なんも無いならいーけどーあっドンキ寄らせて』


近くにあったドンキの駐輪場へ軽快に車を止めた。

⏰:09/06/10 13:01 📱:F906i 🆔:mKpuQSLw


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