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#87 [t]
その女はすぐに高いビルの中へ消えていった。
『なあ?どうした?』
竜さんが窓から顔を出して不思議そうにしとった
俺『なんでもないっす』
俺はその女が、一体昼間から何者なのか?と
気になる事でいっぱいでまともに竜さんの話が
入ってこんかった(笑)
:09/06/10 12:55 :F906i :mKpuQSLw
#88 [t]
『なあなあなあ!!』
目の前で手を叩かれた俺はハッとなった
俺『あぁすんません(笑)』
『どうした?まさか元カノでもいたか?(笑)』
俺『何で東京にいんすか、いないっすよ〜』
俺『ねえ竜さん、キャバやっとる子もホストって遊び来るんすか?』
『ああ…そりゃあな、夜の女の子は出入りしやすいよ。なんだよなんだよ』
:09/06/10 12:58 :F906i :mKpuQSLw
#89 [t]
…(やっぱりかぁ)
俺『まじっすかぁ…』
『なんだよなんだよ!!何かまずい事言った?』
竜さんはむっちゃ
不思議そうにしとった
俺はその反応が正しい、と気持ち悪い笑みを浮かべた(笑)
『なんも無いならいーけどーあっドンキ寄らせて』
近くにあったドンキの駐輪場へ軽快に車を止めた。
:09/06/10 13:01 :F906i :mKpuQSLw
#90 [t]
ドンキの中はむっちゃ狭くてすれ違う度に棚の物が落ちとらんか
と気にしたのを覚えとる。
俺も可愛いかったのだ(笑)
ボンッ
:09/06/10 13:04 :F906i :mKpuQSLw
#91 [t]
俺『あっすんません』
俺はとっさにぶつかったから謝った
『ああ。』
(ああって何じゃい、
お前が避けんかったからぶつかったんやろが!)
なんて言うわけもなく(笑)
まあそこは大人ですからスルーしましたけども。
:09/06/10 13:04 :F906i :mKpuQSLw
#92 [t]
奴の顔はスッと鼻筋の通った顔して髪はコンパクトにスプレーで固めてある綺麗な形をした奴やった。
こいつもホストか。
東京はホストが多いな
こんな事を思った
その時こいつを殺しときやよかった!
て、後々思う事になる
なんてまだこの時は思いもせんかった。
:09/06/10 13:08 :F906i :mKpuQSLw
#93 [t]
俺がこの時、先読み出来る能力があったら
って
今でも思うのだ
いや
ガチでね
。
:09/06/10 13:09 :F906i :mKpuQSLw
#94 [t]
竜さんはパッパッと
車のファーとか芳香剤とか
なんやかんや買ってたんやけど
俺は特に揃えるもんも無かった
せやから俺は
ミンティアを2、3個とガムを2、3個、歯ブラシをとって会計を済ませた。
:09/06/10 13:12 :F906i :mKpuQSLw
#95 [t]
いやいやっ!
けして口臭を気にしてる訳やないですよw!
それから一旦、竜さんのアパートへ向かった。
ドキドキワクワクやった
:09/06/10 13:13 :F906i :mKpuQSLw
#96 [t]
車の中で竜さんとこんな話をした
俺『金あるのに一軒家建てないんすかー?』
『ここに土地は買わねーな、ここはずっといる場所じゃねーよ、俺はいつか田舎に帰りてえ』
俺『へえ〜』
(竜さんみたいに売れっ子でもこの東京という場所は好まないんや)
そう心で思って深い話やななんて思った
:09/06/10 13:17 :F906i :mKpuQSLw
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