微妙な10センチ。〜最終〜
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#222 [あき]
《何かあった?元気ないけどっ。》
『そうっ?疲れてるからかな…』
《ちゃんと寝ないとダメじゃん〃》
『……寝てるしっ!!最近は特にっ!!』
《……》
『あ…ごめんなさい…』
:09/08/07 20:55
:W65T
:pu1DvuhY
#223 [あき]
これは、完全なる八つ当たり。
西条さんは、あのホテルの夜と同じだとすぐに気づいた。
《…イライラしてんねっ…。また男?》
また?
またって何?
『違いますよっ。ちょっと仕事でねっ…〃ごめんなさいっ。』
《…隠さなくてもいいじゃん。》
『そんなんじゃないってばっ!!』
:09/08/07 20:59
:W65T
:pu1DvuhY
#224 [あき]
《………》
無言の電話口。
嫌な空気。
この流れ。
完全にアレじゃん。
『…あははは〃本当に、そんなんじゃなくて、仕事でトラブルあって、イライラしてましたぁ〃ごめんなさいっ。そっちはぁ?雨ですかっ??』
私は、明るく切り返した。この流れを断ち切ろうとしたんだ。
:09/08/07 21:02
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:pu1DvuhY
#225 [あき]
なのに、彼は、小さく溜め息をついた。
その溜め息が、気分を変えようとした私の気持ちを、さらに苛立たせる。
《……今日、どうして何も連絡くれなかった?待ってたのに。》
連絡…
ああ。メールの返事か。
あれ以降、私達は、仕事中、合間を見てはメールのやり取りをしていた。
今日は、そういえば、一度も返信していなかった。
『仕事で…』
《なら終わってからでも返信くれりゃいいのに。》
これ以上、苛立たせないでっ!!
そう叫びそうになった。
:09/08/07 21:07
:W65T
:pu1DvuhY
#226 [あき]
《男と会ってたの?》
『何言ってんですかっ!?〃仕事終わって、真っ直ぐ帰ってきましたよっ。』
《じゃ、どうして返信が無かった?》
『だからそれはっ…たまたま携帯を見なかっただけでっ。』
《何で見ないのっ?》
『だからっ……』
ああ。
ダメだっ。
イライラマックスだっ…
:09/08/07 21:11
:W65T
:pu1DvuhY
#227 [あき]
『ねぇ。西条さん…?職場で、私の事何か話た?』
《何を?》
『だからっ。私とこうやってプライベートで連絡してるって事!』
《言ったよ?》
『言ったのっ!?』
《まぁね〃仲良い奴に話てたら、そこに、上司がいてね、良かったなって!うちの会社の専属になってくれんかなぁって言ってたよっ!あははは〃》
…あははは…〃
じゃねーだろっ!!
:09/08/07 21:16
:W65T
:pu1DvuhY
#228 [あき]
『それっ…かなり困るんですけど…』
冷静さを保ちながら、やっと出た言葉だった。
《えっ?どうしてさ?》
脳天気な彼は、聞き返してくる。
『あのね…うちの会社は、そうゆうの、かなり厳しくてね。仕事関係者と、プライベートでうんぬんは、バレたら、かなりマズいのよ。だから言わないでっ。』
《…でもさ、こっちでは話広まったとしても、そっちまでは届かないっしょっ。》
こいつ。
どこまで素っ頓狂なんだっ!!
:09/08/07 21:21
:W65T
:pu1DvuhY
#229 [あき]
『届いてるから、止めてって言ってんでしょっ!?』
思わず、叫んでいた。
そんな私に、彼は、一瞬たじろいだように見えたけれど、さすが大人だ。
冷静に切り返してくる。
《…そっか〃早いねぇ…〃》
『…笑い事じゃないんだけどっ。』
《でも、どうして、そっちに流れたんだろ?》
『あのさ、西条さんと私がペア組んだように、その他にも、うちからそっちに行く事、あるでしょ!?
そっち側の誰かが、こっち側の誰かに話たんでしょっ…名前は出さなくても、そんなの調べりゃ、すぐわかるって。』
こいつ…
事の重大さに気づいちゃいねぇ…
:09/08/07 21:30
:W65T
:pu1DvuhY
#230 [あき]
《そっか…恐らくあいつが喋ったんだな…。》
『とにかくっ…田中さんか山田さんか、アナタが誰に話たかは、知らないけどさ、困るんだよっ。これからは、何も言わないでねっ。』
《どうして困るの?恋愛は自由なんじゃない?会社がダメだなんて、そんな話聞いた事ないけど。》
『もちろん恋愛は自由だけど、うち的には、仕事に支障がでるから駄目だって事なんじゃないっ?』
《君も、公表すりゃいいじゃんっ〃隠すよりかは良いと思うけどっ。》
『……そうゆう問題じゃなくってさ…。』
駄目だ。
話にならない…
この人…おばかさん?
:09/08/07 21:40
:W65T
:pu1DvuhY
#231 [あき]
『そもそも、私は嫌なの。
私は、狭く深くの付き合いをしてきた人間だからさ。仕事仲間。知人。友人。友達。親友。そうやって分けて、それなりの付き合いをして、生きてきたの。だからね、仕事関係者に、プライベートな事を詮索されるのは嫌なの。
それにね、私にも、それなりの立場とか、作り上げたキャラとかがあって…
そゆうの、壊したくないのね?
とにかく、本当に困るんだっ…仕事もしづらくなるし…』
理解を得ようと、今まで言わなかった思いの全てを話ていた。
なのに、さすがに
だから干されました。
とは言えなかった弱い私。悲しい性である。
:09/08/07 21:53
:W65T
:pu1DvuhY
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