$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
最新 最初 🆕
#261 [りぃ]

「ライブの時、会場の中入ったら
 どこらへんに居るかメールして♪」

「メール?わかった。」

何のために?とも思ったけど
私はとりあえず従うことにした。

「あと!ホテルの部屋番
 メールしとくね〜♪」

じゅん君はこれまでにない
いつも以上の楽しそうな笑顔で
そう言って私に手を振ると
楽屋へ戻っていた。

⏰:09/08/01 17:21 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#262 [りぃ]

じゅん君が戻って行って
通用口の扉が閉まると、
珍しく私の隣で静かにしていた萌が
弾けたように一気に喋り始めた。

「ユリサ〜っ!!すごいじゃん!!
 楽屋にも行けるんだね!
 次の名古屋では楽屋行こうよ!
 きゃ〜っ♪パスだパスっ!
 私のちょーだいっ♪」

興奮を身体中で表現している萌に、
萌の分の5枚のパスを渡す。

⏰:09/08/01 17:27 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#263 [りぃ]

「写メ撮っちゃおう〜♪」

萌はすぐさま携帯でパスを
撮影しながら喋り続ける。

「しかもじゅん君、最後に
 ホテルの部屋番メールしとく
 って行ってたね♪
 今夜は私お邪魔かあ〜♪」

浮かれた萌はそのまま
表通りに向かって歩き始めた。

⏰:09/08/01 17:34 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#264 [りぃ]

「あ…!待って萌!」

楽しそうに颯爽と歩いていく
萌を小走りで追いかける。

「こんなの手に持って出て行ったら
 さっき居たバンギャさん達に
 見られちゃうじゃん!しまって!」

私は萌が手に持っていたパスを
バッグにしまうように促した。

⏰:09/08/01 17:39 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#265 [りぃ]

「せっかくの自慢のパスなのに〜」

萌はぶつぶつ文句を言いながらも
ちゃんとバッグの中に
しまい込んでくれた。

そして来たとおりに
駐車場を抜けて表通りに出ると、
不自然な所から出てきた
派手な私たち2人に
会場の前に居たファンのうち
数人の視線が向いた。

「ほら、めっちゃ見てる…こわっ。」

私たちはそそくさと会場を後にした。

⏰:09/08/01 17:59 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#266 [りぃ]

「ユリサすっかり繋がりだね〜」

近くのカフェでランチを取りながら
萌が唐突に切り出した。

「いいなぁ〜なんかかっこいい。」

「え?何いきなり。」

私がぽかんとしていると
萌は私の顔をまじまじと
見つめながら続けた。

⏰:09/08/02 11:41 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#267 [りぃ]

「さっき思ったんだよね。
 パスしまって!って時。」

「あぁ…。それが何?」

「むやみに繋がりがバレないように
 ちゃんとじゅん君を大切にして
 ユリサってそうゆうとこ大人だよね。」

萌の言葉は意外だった。

⏰:09/08/02 11:45 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#268 [りぃ]

「繋がりの子ってなんか
 自分本位な人が多いじゃん?
 でもユリサってじゅん君最優先で
 ヘタにしゃしゃらず受け身だし、
 やっぱり本カノ候補は違うわ〜と思って。
 私なんて自慢したいタイプだから
 典型的なウザい子だよ。あははっ」

最後は茶化すように笑った。

そんなことは考えたことなかったけど
大好きな人に嫌な思いを
させたくないだけ。
嫌われたくないだけ…

⏰:09/08/02 11:55 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#269 [りぃ]

「まぁ…、悪目立ちしても
 良いこと無いしね。
 大切にしてくれてるじゅん君に
 嫌な思いさせたくないから。」

私の言葉に萌まで嬉しそうに笑ってくれた。

⏰:09/08/02 12:05 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


#270 [りぃ]

その後私たちは一旦ホテルへ戻り
ライブのための身支度をし直した。

巻き髪の軽い乱れを直し
化粧も少し濃いめに直す。

2人で鏡に集中していると
携帯がメールの着信を知らせた。

「あ、じゅん君だ。」

⏰:09/08/02 18:25 📱:P905i 🆔:vfCUbcKA


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194