$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#292 [りぃ]

「ハート付きっ!!」

私はメールを読むなり、
じゅん君からの文中の
ハートマークに大興奮して
萌に携帯の画面を突き付けた。

「今までメールしてなかったなんて
 なんか意外だな〜。
 今さらハートで喜ぶなんて
 ユリサも可愛いヤツ♪」

萌は茶化すように受け流す。

⏰:09/08/11 21:23 📱:P905i 🆔:2tVg.Fks


#293 [りぃ]

「翔ってボーカルだよね?」

メールを見た萌が私に尋ねてきた。

「うん、そうだよ。」

「いけめんだよねー。
 私じゅん君より翔君派だな。
 狙ってみようかな〜♪」

「翔君って普段からじゅん君と
 仲良いみたいだからさ、
 紹介してもらえばいいじゃん?」

⏰:09/08/11 21:47 📱:P905i 🆔:2tVg.Fks


#294 [りぃ]

私の提案に萌は喜んで答えた。

「いいねーそれ!
 じゃあタイミング見て
 じゅん君に頼んどいてよ〜♪」

「うん、いいよ頼んどく。
 あ、でもそれはいいけど
 萌、本命他に居るのにいいの?」

私は萌の本命バンドの存在を思い出した。

「うーん。本命は本命、
 繋がりは繋がりでしょ。
 気にしなーい♪」

⏰:09/08/11 22:11 📱:P905i 🆔:2tVg.Fks


#295 [りぃ]

「そう…?ならいいけど…」

翔君の紹介の件が決まったところで
私はこれからのことを考えた。

「じゅん君が帰ってくるまでに
 お風呂入っとこうかな。
 顔だけ残しとけばいいよね。」

ベッドの上でテレビを見ながら
浮かれる萌を残して
私は浴室へと向かった。

⏰:09/08/12 08:48 📱:P905i 🆔:fhGyKXEQ


#296 [りぃ]

夏場のライブは、外の暑さに増して
会場内の熱気もすごい。

小さい会場だと尚更のことだ。

ベタつく体を洗い流し、
強めに巻いた髪もひとまず解体される。

顔にかからないように
用心深く髪を洗い流しながら
数時間後にじゅん君と過ごせる
時間が楽しみで仕方なかった。

⏰:09/08/12 08:54 📱:P905i 🆔:fhGyKXEQ


#297 [りぃ]

私が浴室から出てくると
萌は脱いでいたパンプスを履いて
どこかへ出掛けようと
している様子だった。

「小腹が空いたからコンビニ行くけど
 ユリサも行く?」

萌はバッグから財布を取り出しながら
私にそう尋ねた。

⏰:09/08/12 09:03 📱:P905i 🆔:fhGyKXEQ


#298 [りぃ]

「コンビニ?私髪巻き直したり
 化粧直したりしたいから
 今はいいや。」

「あ、そう?じゃあ何かいる?」

「うーん、特にないかなー」

「じゃあ行ってくるね♪」

私はホテルのすぐ隣が
コンビニだったことを思い出し、
萌を部屋から送り出した。

⏰:09/08/12 09:07 📱:P905i 🆔:fhGyKXEQ


#299 [りぃ]

髪を乾かし、コテを温めつつ
化粧を軽く直していると
携帯に電話がかかってきた。

じゅん君の顔が頭をよぎり
勢いよく携帯を手に取ると
画面に表示されているのは
萌の名前だった。

⏰:09/08/12 17:25 📱:P905i 🆔:fhGyKXEQ


#300 [りぃ]

──萌?なんで?

よくわからず電話に出ると
勢いよく萌が話し始めた。

『今、下でじゅん君達に会ったよ!』

歩きながら話しているらしく、
カツカツとヒールの音が
萌の声と共に聞こえてくる。

⏰:09/08/12 17:31 📱:P905i 🆔:fhGyKXEQ


#301 [りぃ]

萌の話によると、
ホテルを出ようとしたところへ
ちょうどメンバーが入ってきたらしく
ばったり鉢合わせて
少しだけ話をしたらしい。

『じゅん君なんか私を見るなり
 “ユリサちゃんは?”
 って真っ先に聞いてきたよー。
 部屋にいます!ってだけ
 言って去ってきたから
 突撃してくるかもね♪』

⏰:09/08/12 17:47 📱:P905i 🆔:fhGyKXEQ


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