$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#60 [りぃ]

「今さら緊張してるらしーね。
 さっきの友達が言ってたよ。」

じゅん君が笑いながらそう言うので
私はなんだか恥ずかしくなってしまった。

それと同時に、あまりにも
気軽に自分から話を振ってくれる
じゅん君の言葉や笑顔で、
私はさっきまでの緊張や不安が
一気に無くなっていくのを感じた。

⏰:09/07/14 10:25 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#61 [りぃ]

「だってインストア初めてだからー!」

じゅん君に冗談っぽく冷やかされるのが
恥ずかしくて必死に弁解すると
じゅん君は意外そうに答えた。

「あ、そーなの?
 他のバンドのとかも?」

「行ったことないんですよー
 でもじゅん君と喋ってたら落ち着いた。」

⏰:09/07/14 10:35 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#62 [りぃ]

私が素直な気持ちを伝えると
じゅん君は爆笑して答えた。

「あははっ!なにそれ!
 喋って落ち着いたなんて
 初めて言われたんだけど」

「いや笑うとこじゃ…」

「あ!」

大爆笑するじゅん君の前で
私が戸惑っていると、
じゅん君が何かに気づいた。

「サイン忘れるところだった
 何に書く?」

⏰:09/07/14 10:54 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#63 [りぃ]

「あ、そっか。じゃあこれに。」

私は手に持っていた鏡を渡す。

「おっけーい♪
 ついつい喋りすぎたね〜」

さらさらとサインを書いたじゅん君が
ぱっと顔をあげた。

「名前、何ちゃん?」

⏰:09/07/14 11:05 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#64 [りぃ]

「ユリサ!…です」

「ゆりさちゃんね。
 なんか珍しい名前じゃない?
 どう書くの?」

「そのままカタカナで…」

「お〜。なんかかっこいいじゃん」

そう言うとじゅん君はサインの上に
私の名前を入れて鏡を渡してくれた。

⏰:09/07/14 11:14 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#65 [りぃ]

「またライブきてね〜♪」

「はーい。行きま〜す」

最初の緊張が嘘のように
最後はゆる〜い空気だった。

私はじゅん君から鏡を受け取ると、
次のメンバーの前へと進んだ。

⏰:09/07/14 16:47 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#66 [りぃ]

想像を遥かに越えて
じゅん君と話せた気がする…!

手紙も渡せたし
そこそこ話せたし
よし!とりあえず目標達成!

解放感と達成感から、
他のメンバーの持ち時間は
ほぼ記憶にも残らないほどの物だった。

⏰:09/07/14 16:55 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#67 [りぃ]

最後のメンバーにサインをもらい終えると、
一足先に全メンバーを回り終えて
少し離れたところで私を待っていた
萌のほうへ歩み寄る。

「萌ーっ」

「お疲れ〜っ!
 いい感じだったよユリサ!」

へなへなと萌の腕を取ると、
お互いメンバーとの会話の内容を
報告し合いながら会場を出て
近くのファミレスまで歩いた。

⏰:09/07/14 17:01 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#68 [りぃ]

「あー達成感っ!!」

ファミレスの席で私はホッと
胸を撫で下ろした。

「そうだね。あとはじゅん君から
 連絡がくるのを待つだけか♪」

萌のその一言を聞いて、
私は一瞬戸惑った。

「そっか…!!
 まだこれで終わりじゃないんだ!」

⏰:09/07/14 17:06 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


#69 [りぃ]

「そうだよ?
 むしろここからが本題なんだから!
 今日からしばらく携帯手放せないね♪」

萌が楽しそうにそう言った。


そうか。
連絡がくるかもしれない
ってことをすっかり忘れていた。

とりあえずイベントで満足
してしまって、繋がりたい
なんて気持ちを一瞬忘れていた。

⏰:09/07/14 17:13 📱:P905i 🆔:.Lo0kSFo


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