$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#86 [りぃ]

私の座っていた席へ戻ると、
ちょうどいいタイミングで
講義終了のチャイムが鳴った。

「あ、終わった…」

机の上に開いたままだった
テキストやノートを急いで
まとめているところに
萌が駆け寄ってきた。

⏰:09/07/15 22:10 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#87 [りぃ]

「じゅん君?!じゅん君から?!」

萌は勢いよく私に詰め寄ってくる。

「萌聞いて!!
 今からじゅん君のとこに行くの!」

私も興奮を抑えきれず
電話のいきさつを簡単に
萌に説明する。

⏰:09/07/15 22:17 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#88 [りぃ]

「そんなわけだから
 とりあえず軽く化粧直して…
 まぁとにかく急いで行かなきゃ。
 昼過ぎからスタジオって言ってたし」

「おめでとうユリサっ!
 なんかかっこいいよ!
 頑張ってねっ。」

黙って私の話に聞き入っていた
萌は目を輝かせて私を応援してくれた。

⏰:09/07/15 22:32 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#89 [りぃ]

「じゃあ行ってくるね!
 戻れそうな時間だったら
 また学校戻ってくるから。」

「頑張ってね〜!!」

萌と別れると、ひとまず
トイレに直行し、鏡を覗き込む。

化粧は軽く直せばいいや。
髪は今日はゆる巻きだけど
じゅん君ゆる巻き好きかな…
盛り盛りのほうが好きとか?!
服は無難なワンピだしまあ大丈夫か…

よし!急がなきゃ!

⏰:09/07/15 22:50 📱:P905i 🆔:FajTl1x.


#90 [りぃ]

「じゅん君〜っ♪」

スタバの客席でじゅん君を見つけ、
今までにないゴキゲンな声で
じゅん君の名前を呼んだ。


いまだになんとなく実感は
ないけど…

今確かに私の目の前に
私のためだけにじゅん君がいるんだ…!

⏰:09/07/17 08:57 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#91 [りぃ]

「ユリサちゃん、久しぶり〜♪
 学校抜けれた?」

「はい、全然大丈夫♪」

テーブル席に向かい合って座り
一通りお互いに軽く喋った後、
じゅん君が切り出した。

「この間インストアの時に
 ユリサちゃんがくれた手紙だけどさ…」

その言葉で手紙の内容を思い出した。

あ。忘れてたけど…
私貢ぎますとか言ったんだよね。
実際そんなに貢ぐほどのお金なんか
持ってないのにどうするんだろう。
今この場でお金求められたら
普通に困るんだけど…

⏰:09/07/17 09:10 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#92 [りぃ]

そんな矛盾を感じていると
じゅん君は続けて口を開いた。

「お金なんかいらないから。」


一瞬耳を疑った。

お金なんかいらない?

⏰:09/07/17 09:13 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#93 [りぃ]

「え?なんで…」

「これも返すから。」

私が戸惑っていると
じゅん君は私に1万円を差し出した。

「これ…」

差し出された1万円札を見て、
手紙に入れたものだと直感した。

⏰:09/07/17 09:20 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#94 [りぃ]

私いらないの?

せっかく繋がれたと思ったのに
もう切られるの?

ただお金返しにきただけ?


浮かれていた気持ちが急に沈み始める。

⏰:09/07/17 09:23 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


#95 [りぃ]

「いや、ちょっと待ってユリサちゃん…!」

私の様子を察したじゅん君が
とっさにフォローする。。

「…お金いらないってゆう意味
 わかってる?」

「え?」

思いがけない言葉に、
頭が混乱した。

⏰:09/07/17 09:28 📱:P905i 🆔:ay.51GUo


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