$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#175 [りぃ]
そんなことを考えているうちに
不安なんてすっかり消えていた。
お金があることで、
自分に自信も持てた。
じゅん君の欲しがるものを
すべて与えることができれば
絶対誰にも負けない!
そんな不思議な自信が
止めどなく湧いてくる。
:09/07/21 16:52
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:pvFEKFSQ
#176 [りぃ]
キャバクラ生活に慣れ、
生活パターンが安定してきた頃、
学校にはほぼ行かなく
なってしまっていた。
萌はそんな私を心配して
こまめに連絡をくれるけど、
私が今頑張りたいのは
学校ではなくバイトだった。
大学の単位はきっと足りない。
4年での卒業もきっとできない。
大学辞めちゃおうかな…。
:09/07/21 16:59
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#177 [りぃ]
大学を辞めようと思っていることは
誰にも言い出せなかった。
誰に話しても、間違いなく
反対されるだろうから。
男に貢ぐためにキャバを始めた結果、
キャバを優先して大学を辞める
なんて…誰が聞いても呆れる話だ。
:09/07/21 17:03
:P905i
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#178 [りぃ]
親元を離れて一人暮らしをしながら
親の知らないところで夜のバイトを始め
大学には全く行かず
バンドマンに貢ぐなんて
親のことを思うと心苦しかった。
だけど私の気持ちは揺るがない。
世間から見れば自分がどれだけ
馬鹿なことをしているか…
そんなことは当然わかっていた。
:09/07/21 17:08
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#179 [りぃ]
今はじゅん君のためだけに
存在していたい。
将来、もし後悔する時が来ても、
その後悔以上の幸せな思い出があれば
そんなこともあったねと
笑い話にできる気がする。
それでいいじゃん。
:09/07/21 17:23
:P905i
:pvFEKFSQ
#180 [りぃ]
「おかあさん?久しぶり。」
とても久しぶりな母への電話。
学費、家賃、生活費…
親のお金でぬくぬくと
生きてきた私には、さすがに
親に黙って勝手に大学を
辞めることはできなかった。
「ユリサ!元気にしてるの?!」
:09/07/21 20:53
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#181 [りぃ]
「うん、元気だよ。
…ちょっと話があってさ。」
『なに?どうしたの?』
母はなんとなく察したはずなのに
あえて何もわからないフリをして
答えてくれていたと思う。
「大学のこと。」
『うん。どうしたの?』
:09/07/21 21:06
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#182 [りぃ]
「私こっちに出てくるとき
やりたい事とか全然なくて
とりあえず大学通いながら
何か探すって言ってたじゃん?
でも最近やりたい事が見つかったの。
だから大学にはもう行かない。
夏休みを機に、前期で辞めるね。」
私が一気に話すのを母は黙って聞いていた。
:09/07/21 21:17
:P905i
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#183 [りぃ]
反対されても説得されても
私は絶対に決心は曲げない
と固く心に誓って母の返事を待った。
『何か見つかったんだ。
よかったねユリサ。
大学辞めて後悔しないなら
ユリサの決めた通りにするといいよ。』
返ってきたのはあまりにも
予想外の前向きな言葉だった。
:09/07/21 21:28
:P905i
:pvFEKFSQ
#184 [りぃ]
「うん。ありがとう。
頑張るね。」
初めて心からの親への感謝を
素直に伝え、充実感でいっぱいのまま
電話を切った。
―よし!
これでじゅん君に専念できる!―
:09/07/21 21:35
:P905i
:pvFEKFSQ
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