$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#205 [りぃ]

「ごめんユリサ…
 めっちゃ気まずいとこ見つけちゃった…」

「……」

さすがに少しだけ戸惑った。
少し前までは気になって気になって
仕方なかった“他の女の子”の事。
じゅん君のまわりには
私以外にどんな子がいて、
どんな会話をして、
どんな表情を見せてるんだろう
ってずっと気になってたけど…

⏰:09/07/23 21:41 📱:P905i 🆔:CZcult76


#206 [りぃ]

じゅん君と繋がってる女の子が
いっぱい居ることくらい
最初からわかってたから
いつか目撃してしまう日が
くることは容易に想像できた。

でも初めてそんな場面を
目の当たりにして、
私は自分でも驚くほどの
余裕を感じていた。

⏰:09/07/23 21:54 📱:P905i 🆔:CZcult76


#207 [りぃ]

「あんなのただの貢ぎでしょ。
 行こ。」

申し訳なさそうに俯く萌に
声をかけ、人混みに流されるように
そのまま駅へと歩いた。

「ユリサ余裕なんだね。
 あんなの見てヘコまないの?」

萌は落ち込みもしない私の態度を
逆に心配しているようだった。

⏰:09/07/25 11:11 📱:P905i 🆔:iYJteRIQ


#208 [りぃ]

――ヘコむ?ありえない。

だって私は見てしまったから。

さっきのじゅん君の
私には見せたことのない顔。
女の子相手にあんなにも
つまらなそうな顔を
するなんて知らなかったよ。

私の前ではいつもニコニコして
常に楽しそうにして
くれてるのに…

⏰:09/07/26 11:41 📱:P905i 🆔:N6AgTC/A


#209 [りぃ]

そのあまりにも大きな
ギャップに、私はむしろ
嬉しいくらいだった。

仮にもあの子が貢ぎだったら
私よりも立場は上でしょ?
何の役にも立ててない
私より、もっと大切に
されるべき存在でしょ?


あんな無関心な顔見ちゃうと
私は特別なのかなって
馬鹿なこと考えちゃうじゃん…

⏰:09/07/26 11:45 📱:P905i 🆔:N6AgTC/A


#210 [りぃ]

その夜。
ツアーの相談のこともあり
私は思い切ってじゅん君に
自分から電話をしてみる
決心をした。

これまで自分から電話を
かけたことなんてなかった。

今大丈夫かな?
忙しいかな?
出てくれるかな?

色々な不安も抱えながらも
携帯の発信ボタンを押した。

⏰:09/07/26 13:47 📱:P905i 🆔:N6AgTC/A


#211 [りぃ]


『ユリサちゃん?!どうした?』

呼び出し音が1コールほど
聞こえたかと思うと
すぐにじゅん君の声に
切り替わった。

“どうした?”の声色の優しさに
キュンキュンしながらも
あまりにも早い反応に
少しだけ戸惑ってしまう。

「あ…今大丈夫?」

『うん!大丈夫大丈夫!』

⏰:09/07/26 14:34 📱:P905i 🆔:N6AgTC/A


#212 [りぃ]

『ユリサちゃんから電話くれるの
 初めてじゃん!どうしたのー?』

いつも以上に楽しそうな
じゅん君の声。

「ツアーのことなんだけどね、
 ひとりで行くの寂しいから
 友達とふたりで行ってもいい?」

『あ、友達?いいよー。
 俺的にもそのほうが
 安心だしね♪』

「ほんと?ありがとうっ!」

じゅん君が心配してくれている
様子がなおさら嬉しくなる。

⏰:09/07/26 16:07 📱:P905i 🆔:N6AgTC/A


#213 [りぃ]

いつもどおりの優しさが
いつも以上に嬉しい。

私特別な存在かもしれない
って思っててもいいのかな…

それからしばらく話して、
メンバーの泊まるホテルについては
ツアー日程の詳細が公表されてから
話し合おうとゆうことになった。

⏰:09/07/27 13:06 📱:P905i 🆔:Fc62fMAw


#214 [りぃ]

「長くなってごめんね。」

『大丈夫だってー♪
 ユリサちゃんから電話くれて
 嬉しかったよ!
 また気が向いたら電話してね〜♪』

「うん!じゃあ作業とか
 色々頑張ってね。」

『ありがとー。じゃあね〜♪』

私は清々しい気分で
電話を切った。

⏰:09/07/27 13:21 📱:P905i 🆔:Fc62fMAw


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