$ 貢ぎちゃん「ユリサ」 $
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#255 [りぃ]

「来て来て♪」

じゅん君はフルメイクなこともあり、
ファンの子達に見られないよう
通用口の中から出ずに
私を手招きした。

嬉しそうな笑顔に
私もより嬉しくなる。

⏰:09/08/01 12:55 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#256 [りぃ]

通用口のすぐ手前で
じゅん君からツアー全会場分の
10枚ほどのパスを手渡された。

「入るとき入り口で見せてね。
 コレで楽屋にも入れるけど来る?」

じゅん君は私にサラッと尋ねる。

「えっ?!楽屋?!」

その言葉を聞いて
私は嬉しさを通り越して
戸惑ってしまった。

⏰:09/08/01 13:18 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#257 [りぃ]

「いや、さすがに楽屋は…」

他のメンバーとかスタッフさんとか
いろんな人が居る手前、
ただの繋がりが
しゃしゃり出てはいけない、と思い
自制心をかけた。
こんな待遇じゃ、
本当に調子に乗ってしまう…。

⏰:09/08/01 16:53 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#258 [りぃ]

「嬉しいけど今日は遠慮しとくね。
 うっかり差し入れとか何も
 持たずに来ちゃったし
 これからランチ行こうと思ってて。
 それにじゅん君ヘアメイク中でしょ?」

じゅん君の頭についたピンや
ダッカールなどの小道具を見て
じゅん君がライブの準備で忙しい中
駆け付けてくれたことを感じた。

⏰:09/08/01 17:02 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#259 [りぃ]

「あぁ…コレ、ごめんね髪作りかけで」

セット途中の髪を気にしながら
じゅん君が申し訳無さそうに笑う。

「ううん、全然。
 こっちこそ忙しい所にごめんね。
 わざわざありがとう♪
 メイクさん待ってるだろうし
 戻ったほうがいいよ。
 また後でライブでね〜♪」

⏰:09/08/01 17:08 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#260 [りぃ]

そう言ってその場を去ろうとした瞬間、
じゅん君に呼び止められた。

「あ!待ってユリサちゃん、
 今さらだけどメアド教えて?」

「メアド?そうだね!
 いつも電話だから
 メールしたことなかった!」

じゅん君に赤外線でアドレスを送ると
すぐに空メールで
アドレスを送ってくれた。

⏰:09/08/01 17:13 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#261 [りぃ]

「ライブの時、会場の中入ったら
 どこらへんに居るかメールして♪」

「メール?わかった。」

何のために?とも思ったけど
私はとりあえず従うことにした。

「あと!ホテルの部屋番
 メールしとくね〜♪」

じゅん君はこれまでにない
いつも以上の楽しそうな笑顔で
そう言って私に手を振ると
楽屋へ戻っていた。

⏰:09/08/01 17:21 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#262 [りぃ]

じゅん君が戻って行って
通用口の扉が閉まると、
珍しく私の隣で静かにしていた萌が
弾けたように一気に喋り始めた。

「ユリサ〜っ!!すごいじゃん!!
 楽屋にも行けるんだね!
 次の名古屋では楽屋行こうよ!
 きゃ〜っ♪パスだパスっ!
 私のちょーだいっ♪」

興奮を身体中で表現している萌に、
萌の分の5枚のパスを渡す。

⏰:09/08/01 17:27 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#263 [りぃ]

「写メ撮っちゃおう〜♪」

萌はすぐさま携帯でパスを
撮影しながら喋り続ける。

「しかもじゅん君、最後に
 ホテルの部屋番メールしとく
 って行ってたね♪
 今夜は私お邪魔かあ〜♪」

浮かれた萌はそのまま
表通りに向かって歩き始めた。

⏰:09/08/01 17:34 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


#264 [りぃ]

「あ…!待って萌!」

楽しそうに颯爽と歩いていく
萌を小走りで追いかける。

「こんなの手に持って出て行ったら
 さっき居たバンギャさん達に
 見られちゃうじゃん!しまって!」

私は萌が手に持っていたパスを
バッグにしまうように促した。

⏰:09/08/01 17:39 📱:P905i 🆔:wm/5p3/s


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