俺が一番と思った女★4★
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#500 [しゅん]
「お前、勘がすげぇね。
親父からやって。」
お袋から聞いた話を未来にする。
未来は時々頷きながら黙って聞いていた。
:10/06/10 15:14
:PC
:zbncfRCA
#501 [しゅん]
全て話し終わった後、未来は一言言った。
『しゅんはもう充分お父さんの気持ちわかっとるやん』
お袋に心で気持ちを受け取れと言われたことが、どこかでつっかえていたのは確かだ。
:10/06/10 15:14
:PC
:zbncfRCA
#502 [しゅん]
『その気持ちがわかっとるからこそ、どうしたらいいかわからんくなるんやろ?
その手紙も、本当は読みたくて仕方ないはず。
読みたいけど、開く勇気がないだけ。
泣いてしまうけやろ?
いいやん、泣いても。
何ち書いてあるかはわからんけど、しゅんにとって絶対プラスにしかならんよ。
うまく言い表せんけど、しゅんはお父さんっち存在に慣れてない分、何か緊張するよね。
でも、絶対嬉しいことしか書いてない。
しゅんがちっちゃい時にそんな風に考えてくれてたんよ?
それが現実になってしまったことは凄い辛いことやけど、形に残ってることが凄いよ。
お父さんの存在がまた大きくなるやん。
もっと尊敬する人になるやん。」
:10/06/10 15:15
:PC
:zbncfRCA
#503 [しゅん]
俺は未来の話を聞きながら泣いてしまった。
歯止めをかけていた感情が一気に溢れ出し、これでもかっちぐらい涙が出る。
泣くな!っち心に言い聞かせよんのに止まらない。
そんな俺を未来は優しく抱きしめてくれた。
:10/06/10 15:18
:PC
:zbncfRCA
#504 [しゅん]
親父が死んだ時の俺は、まだ死ぬという意味がわからなかった。
ただ寝とるだけで、また起きて遊んでくれる。
そう思っていた。
たくさんの花に埋め尽くされ、分厚い鉄の扉に入っていく時、その扉の向こうで治療をしてもらった親父が、元気になって帰って来ると思っていた。
:10/06/10 15:23
:PC
:zbncfRCA
#505 [しゅん]
何でみんな泣くんやろう、「いってらっしゃい」っち言えばいいんに。
帰って来たらキャッチボールしてもらおう。
またバッティングセンター連れてってもらおう。
そして、また上手くなったと褒めてもらおう。
そんなことを考えていた。
でも、それは二度と叶わなかった。
:10/06/10 15:25
:PC
:zbncfRCA
#506 [しゅん]
骨になった親父の姿を見て、初めて死を知った。
怖いで兄貴とお袋の後ろに隠れ、様子を伺う俺に
{しっかりとお父さんの姿を覚えておきなさい}と俺を前に出すお袋。
ただならぬ雰囲気とお袋の真剣さに、言われたことを守った俺は、今でもその姿が俺の脳裏に焼きついている。
でも、二度と帰ってこない親父の姿は、当時の俺には残酷だった。
あの時の感情を忘れることはないと思う。
:10/06/10 15:37
:PC
:zbncfRCA
#507 [しゅん]
高校にあがったとき、兄貴にふと聞いてみたことがある。
「あんさ、親父が死んだとき、兄貴どー思った?」
【どした?急に。】
「いや、前から聞きてかったんちゃ。」
【めっちゃ悲しかったな。
親父の代わりせんと、お袋がダメになるっち子どもながらに思ったね。
お前はちっさかったけん、よーわからんやったやろ?】
「んーーー」
:10/06/10 15:38
:PC
:zbncfRCA
#508 [しゅん]
【俺はさ、親父からもし何かあったらお前がしっかりしてくれっち言われとって。
多分、お袋も知らんことと思うけど。
悲しいけど泣けんやったな。
強くならなっち言い聞かせとった。
お前覚えとんかしらんけど、親父が死んでからちょっとして
「お父さんもお母さんも兄ちゃんも僕の大事な家族やけ!
お父さんおらんでも四人家族。
僕と兄ちゃんが半分ずつお父さんになればいいよね」
っち俺に言ったんばい。
まじで泣いたけん。】
俺自身は覚えてなかった。
そんなこと言ったんや。
未来が抱きしめてくれている間、そんなことを思い出していた。
:10/06/10 15:40
:PC
:zbncfRCA
#509 [しゅん]
親父の手紙には
俊へ
この手紙を読む時、今の俺には想像も出来ないぐらいいい男になっとるんやろうな。
これを読むという事は、もう俺はおらんはずや。
立派な姿を見る事が出来なくて、本当に申し訳ない。
そして、父親としての役目を充分に果たせなくてごめんな。
お前は今、新しい道に進もうとしているはずや。
自らの足でこれからの道を選び決心したことは、本当に凄い事と思う。
おめでとう。
:10/06/10 15:53
:PC
:zbncfRCA
#510 [しゅん]
お前の将来を当ててみようか。
野球選手、指導者、教師、消防官、警察官…。
まぁ思い当たるのはこんぐらいか…
野球選手は消えるかな。
プロで通用するだけの腕と器はあるかもしれないが、慎重派のお前はこの選択はせんはず。
警察官、正直なってほしくない…。
これは俺のエゴか。
指導者か教師のどちらかとすれば…
勉強も教えながら、指導者の道へといったところか。
お前なら立派な教師になって、素晴らしい子どもたちを育てる事が出来そうな気がする。
:10/06/10 15:54
:PC
:zbncfRCA
#511 [しゅん]
こんな事を予想して、外れていたらすまん。
俺の勘はその程度ということやな!
もし、野球選手になっていたなら、サインは一番最初に俺にくれな!
:10/06/10 15:54
:PC
:zbncfRCA
#512 [しゅん]
これから先、お前が生きていく中で壁にぶち当たり身動きが出来なくなることがあるかもしれない。
でも、今まで何回もそういった事がなかったか?
それをお前は乗り越えてきた。
時には母さんの力や、了の助けもいったかもしれない。
嵐や彼女の支えがあったからかもしれない。
それでも、一番頑張ったのは自分自身や。
そうして、今のお前がある。
これからもお前なりに少しずつ進んでいけばいい。
誰かの力を借りながら、貸しながら少しずつ進め。
その度に人としての器が大きく深くなり、お前という人間が成長する。
俺が一番に聞いてやれない事が悔しいが、俺はいつでも見守っている。
お前が悪い事したらすぐわかるんやけの。
:10/06/10 15:56
:PC
:zbncfRCA
#513 [しゅん]
ついでに、彼女の話でもしとこうか!
もう、一生愛する人は見つかったか?
今付き合っている彼女はいるか?
いるなら、大事にしろよ!
時には泣かせることだって、上手くいかないこともあるだろう。
でも、最後にお互いが「ありがとう」と言える恋愛をしなさい。
:10/06/10 15:56
:PC
:zbncfRCA
#514 [しゅん]
まだ遊びたい!
彼女なんかいらん!と思っているなら、遊べ!
遊ぶことも勉強や。
傷ついて、傷つけて知る事もたくさんある。
たくさん遊んで、遊び倒して、自分と一番合う一人を見つけなさい。
そうやって見つけた人は、絶対離すなよ。
お前のことやけ、可愛いお嫁さん連れて来るやろうな!
見たかった…。
まだ見つかってないなら、焦らず、ゆっくり見極めろよ!
母さんみたいな人は気をつけろよ!
頭が良過ぎるのも問題有!
あ!母さんに言うなよ!笑
:10/06/10 15:57
:PC
:zbncfRCA
#515 [しゅん]
俊、今、幸せか?
お前が幸せと思うなら、お前の周りも幸せだと思っているはずや。
今、そこに自分がいることを当たり前と思わず、
一歩一歩しっかりと地に足を着けて、恥ずかしくない生き方をしなさい。
そして、いつか振り返ることがあったなら、少し、お父さんとの思い出を思い出して欲しい。
少ない思い出かもしれない。
思い出せ無い事ばかりかもしれない。
でも、アルバムを見て思い出せるだけ思い出して欲しい。
:10/06/10 15:58
:PC
:zbncfRCA
#516 [しゅん]
時計は貰ったか?
社会人のお祝いな!
ちょっと奮発してやったから!
選ぶ時、未来のお前の姿を想像した。
似合う男になっとるやろーな?
その時計と一緒に俺がいつでも見守っていると思えばいい。
そうしたら、しんどいとき踏ん張る力になるはずや!
:10/06/10 15:58
:PC
:zbncfRCA
#517 [しゅん]
寂しい思いをさせたこともたくさんあると思う。
親父が必要なときに居てやれなくてすまん。
でも、これだけは確かな事。
俊が俺の子どもで産まれてきてくれてよかった。
自慢の子どもや!
ありがとう。
人に感謝する気持ちを忘れずに、人を守れる強い人間になれ!
お前の活躍を期待しとるぞ!!
:10/06/10 15:59
:PC
:zbncfRCA
#518 [しゅん]
P.S
時計は、大事に使えよ!
無くすなよ!
ちなみに金額は…
一、十、百、千、万、十万、百万…高いから!!!
:10/06/10 16:01
:PC
:zbncfRCA
#519 [しゅん]
涙が止まらなかった。
最後は親父らしい文章で終わっている。
散々まじめなこと書いとったくせに。
こんな素晴らしい物を残してくれた親父は、本当に凄い人だと心の底から思った。
:10/06/10 16:02
:PC
:zbncfRCA
#520 [しゅん]
『しゅん、今日泊まろっか?』
「何で?」
『何ででも』
「いや、帰る。
荷物取に来ただけやし、準備もせないけんし。」
『そっか^^
じゃあ、気をつけて帰ってね!』
「おう!ありがとな!」
『どーいたしまして!!』
:10/06/10 16:03
:PC
:zbncfRCA
#521 [しゅん]
家まで送ってもらい、車から降りようとした瞬間
『しゅん!』
と呼ばれた。
「ん?」
振り向くと、突然キスをされた。
『しゅん、今日会えてよかったー。
また卒業式の日ね!
ばいばーい』
未来の笑顔と言葉に気持ちが緩んだ。
さっきまで、そわそわして落ち着かんやったんに。
やっぱこいつの力はすげぇ。
:10/06/10 16:03
:PC
:zbncfRCA
#522 [しゅん]
次の日、いつも行っている先輩の美容室に行き髪を切った。
月に一回は必ず行きよったんやけど、最後の学生料金。
何かこーゆーので学生最後なんやなーっち切なくなった。
:10/07/28 11:13
:PC
:QT131842
#523 [しゅん]
そして迎えた卒業式。
就活ぶりぐらいにスーツを着て、今までダルダルに緩んでいた体が引き締まる。
スーツはグレンチェックの細身でスリーピース。
キャメルのベルトと革靴。
シャツはボタンが黒のシンプルなボタンダウン。
それに、深緑のネクタイ。
ちょうど結び目にワンポイントの刺繍がついている。
髪の毛はもちろん黒髪短髪。
そして、親父からもらった時計。
完璧すぎる俺。
:10/07/28 11:13
:PC
:QT131842
#524 [しゅん]
嵐は
ハウンドツースっちゅー千鳥格子のちっさい柄のスーツを至に作ってもらっていた。
紺地でそれもめっちゃかっこよかった。
俺ら、お互い背丈が同じやけ、嵐の着てみたんやけど。
まじかっこよかった。
:10/07/28 11:14
:PC
:QT131842
#525 [しゅん]
間違いなく目立つ俺ら。
普段会えてない先生とかにも挨拶しときたかったけ、ちょっと早めに行った。
色んな先生に挨拶ををする度、かっこいいと言ってもらえることに快感を感じる俺ら。
きもちわりーっちね笑
で、体育館に集合。
女は袴や振袖を着ていて、華やかだった。
まぁー華やかっちゅーよりも派手でやりすぎな奴ばっかで綺麗とは程遠い感じやけど。
嵐とあれどーかならんの?とか言い合いながら式が始まった。
式自体はそれなりに終わり、後はゼミで集まったりと個々に行動。
とりあえず、その後の謝恩会まではフリーだった。
:10/07/28 11:15
:PC
:QT131842
#526 [しゅん]
色んな奴と写真を撮り、どーでもいい話で盛り上がる。
そんな時にも俺と嵐はヒーローみたいに、色んな奴から写真撮って下さいと連呼された。
めんどくせーとか思いながらもお互い嫌ではない俺ら。。
最後のモテ期やなとか話していた。
:10/07/28 11:16
:PC
:QT131842
#527 [しゅん]
そのとき、一人の女から話しかけられた。
ギャルがウジャウジャおる中に珍しく清楚な子。
んー悪くねぇ。
いや、はっきり言って可愛い。
(すいません)
「はい?」
(あの、ちょっといいですか?)
「俺ですか?」
(いや…あっはい。)
見たことねぇ女で、声もちっせーで何ち言いよるんかはっきりわからん。
:10/07/28 11:17
:PC
:QT131842
#528 [しゅん]
「あっ、俺。
何かありました?」
(小彩くんと斉藤くんですよね?)
【俺も?】
嵐も知らん感じ。
「あっはぁ…。
何か?
ちゅーか誰ですかね?」
(あの・・・卒業式なんで、思い切って言います!!)
これ、来たと思った。
最後の告白。
嵐も俺もお互い、自分に来ると確実に思っていた。
その時!!!!!
:10/07/28 11:18
:PC
:QT131842
#529 [しゅん]
(良太くんの彼女になりたいんですけど、協力してもらえませんか!!!)
「???」
《???》
一瞬、状況が理解出来ん俺ら。
良太?
あの良太??
うそやろーーーー!!!
:10/07/28 11:19
:PC
:QT131842
#530 [しゅん]
《良太っち、あの良太?》
(はい)
「あいつ、彼女おるけど?」
(知ってます。
でも、良太くんのことが好きなんです。
ずっと前から好きなんです。
彼女と長いのも知ってるし、でも諦めきれないんです。)
:10/07/28 11:19
:PC
:QT131842
#531 [しゅん]
「じゃあ、何で直接言わんの?」
(前に良太くんは直接言われたりするのが苦手っち聞いたことがあって。
それがどっかで引っかかって一歩踏み出せなくて…)
確かに。
あいつは一目ぼれしました!とかずっと好きでした!とかが信じられんっち前から言っていた。
友達からしか恋愛出来んらしい。
かといって、友達になってくださいとかも無理。
合コンは彼女作るっちゅーよりも仲良くなるのが目的で行くしね。
どっから聞いたかわからんけど、その情報は間違ってねかった。
:10/07/28 11:21
:PC
:QT131842
#532 [しゅん]
「まぁ…そうは言われてもあいつ彼女おるし、ましてやその彼女も普通に俺らと遊ぶ仲やし。
その間を俺らが壊すようなことは出来んわ。」
良太がこはに対して不満が溜まっとるのも知っとるし。
でも、それやけっちこの子の味方をするわけにもいかん。
(話すことだけでもしてもらえませんか?)
《ちゅーかさ、普通人にものを頼む時いきなりそれはねぇやろ。
自分の名前ぐらい名乗のれよ。》
嵐の厳しい一言が入った。
そう言われた彼女はかなりびびった様子で震えている。
:10/07/28 11:21
:PC
:QT131842
#533 [しゅん]
(すいません。
私、文学部の黒谷十環と言います。)
黒谷十環(クロタニトワ)
文学部のタメ。
まじ清楚で、綺麗。
俗に言う、いいとこのお嬢様タイプ。
身長は168cmで高め。
スタイルも抜群にいい。
《俺らのこと何で知っとん?》
(野球が好きで試合とか見に行ってました。
それで良太君に一目ぼれしてしまって…)
:10/07/28 11:22
:PC
:QT131842
#534 [しゅん]
《そーなんや。
まぁーどーなるかわからんけ、とりあえず連絡先教えとって?》
(はい!!)
《俺らのは教えんけ、もし連絡なかったら無理やったっち思ってな!》
(無理でも連絡いただけますか?)
《いーよ。じゃあ、俺が連絡するわ!
非通知でするかもやけ、拒否しとんなら解除しとってな!》
徹底している嵐。
昔、俺らの連絡先が出回ったりして、まじ困ったことがあった。
それからむやみに連絡先を教えてたりせんし、知らん番号は出らんようにしている。
ちょっと厳しいようだが、これぐらいしとかんと、後で困るのは俺らやけんね。
そんな俺らの番号とかアドレスとか価値あるもんやねぇんやけど…
:10/07/28 11:23
:PC
:QT131842
#535 [しゅん]
《じゃ!》
(ありがとうございました!!)
礼儀正しく頭を下げ、見た感じではかなりいい女。
良太、これ話したらぜってぇ気持ちが動くやろうな。俺はそう思った。
そしてこのとき。
俺らは(黒谷十環)がこの先深く関わってくることなど予想もしていなかった。
:10/07/28 11:25
:PC
:QT131842
#536 [しゅん]
「黒谷さん?そーとー綺麗やな」
《なー。まじ俺に来たかと思ったけね。》
「俺も」
《あの女ならっち思ったら、良太にかちゃ!っち感じやし》
「やな!」
《お前、未来がおるけいいやんけ!!》
「いや、未来とまた全然違うタイプやし。」
:10/07/29 16:54
:PC
:Eh8kKjJ.
#537 [しゅん]
《まぁー俺は未来のがかわいいっち思うけどね》
「ほんとかちゃ!」
《お前思わんのかちゃ!!》
「いや、俺は未来一筋やし?
他の女はどーでもいいですけど?
ただ、良太はぜってぇ気持ち動くと思うわ…」
《やな…。
言うかどーか迷うし。》
:10/07/29 16:56
:PC
:Eh8kKjJ.
#538 [しゅん]
そんな話をしていると、野球部の奴らが俺らに向かって歩いてきた。
その中にもちろん良太もいる。
その中の一人が俺らに話しかける。
【今のかわいこちゃんとお話してましたよねー?
どこのお知り合いですか?】
:10/07/29 16:56
:PC
:Eh8kKjJ.
#539 [しゅん]
その一人とは大知。
柳瀬大知(ヤナセダイチ)
野球部一のチャラ男。
女好きのスペシャリスト。
身長176cmのイケメン。
髪の毛は下半分刈上げ、上半分ロン毛で一つに結んでいる。
女関係もだらしがないように、野球もだらしがねぇ。
けど、元全中のピッチャーで元凄い奴。
大学では全然芽が出らんやったのもあって
一時期荒れていたが根は良くいい奴。
ただ、女癖がね…。
もちろん、こいつはかわいい子には目がねぇ。
黒谷さんと話している所は、ばっちりこいつの目に止まっていた。
:10/07/29 16:59
:PC
:Eh8kKjJ.
#540 [しゅん]
《お前に関係ねぇやろー》
【いや、あんなかわいい子見たことねぇし。
紹介して!】
「無理無理!
お前みたいなチャラ男が相手にされるわけねぇやろ!」
【うるせーちゃ!
お前は未来っちかわいい彼女がおるけんいいやろ!
俺は飢えとんやけ…】
:10/07/30 15:49
:PC
:VNSm/0Dk
#541 [しゅん]
「お前、食う女はなんぼでもおるやんけ!
ボケ!!」
《そそ!無理無理!
いい加減、そのチャラ男どーかしたら?》
【いや、遊べるまで遊ぶのが俺のポリシー】
「しょーもな!
お前のポリシー」
そんな話をしているとそれぞれバラけ、ある奴らは取っ組み合い、またある奴らはかわいい子探しと、卒様式でもいつもと変わらず。
良太は俺らの話を聞いていた。
:10/07/30 15:49
:PC
:VNSm/0Dk
#542 [しゅん]
【で?誰なん】
《どーする?
言う?言わん?》
「俺に聞く?」
《あの子、良太のこと好きらしーよ?》
【良太かちゃ!】
〈は??お、俺?〉
「言うんかちゃ!」
《もーこの際いいやろ!何か卒業式やし!!》
「何なんそれ!」
【いーなー】
「お前にそんなん言える権利ねぇけね」
《チャラ男が!》
:10/07/30 15:50
:PC
:VNSm/0Dk
#543 [しゅん]
「まー良太!そういうことやけ。
何か、お前のことずっと好きやったらしいよ?
でもお前がこはと付き合いよるの知っとって、言えれんやったっち。
あれ、本気ばい?」
《どーする?
まぁ、こはとのこともあるし。
お前がはっきりさせんことにはどーもならんやろうけど?
でも、真剣に考えちゃりーね。
アドレスと番号は聞いたけ、お前の気持ちが固まったら教えて!》
〈…まじで?
あの子、結構試合見に来とったし。〉
それを聞いて健太郎も話に入ってきた。
:10/07/30 15:51
:PC
:VNSm/0Dk
#544 [しゅん]
{まじ?あの子?
俺らがかわいいっち話よった子よな?
一人でも試合見に来とった子???}
「何?お前ら知っとん?」
{いや、知っとるっちゅーか…
一人で試合見に来る子がおって、二人でかわいいなっち話しよったんちゃ!!
あんな子に応援されたら、まじ頑張れるよなっち!}
《まじで?それ、すげくね?》
〈いや…すげぇし…
信じられん…〉
今の状況からして、良太の気持ちが黒谷さんに動かないわけがねかった。
性格も良さそうで、純な感じが見た目に表れた子やったし。
:10/07/30 15:52
:PC
:VNSm/0Dk
#545 [しゅん]
【まじいいな…】
少し遠い目でぼぞっと言った大知に、少し違和感を感じた。
しかし、それを見ていなかったのか、嵐は当然突っ込む。
《お前、うるせーちゃ!!》
「いや、大知もそんな出会いの憧れはあるよな!」
フォローしてみると、いつもの大知の返しやなく、
元気なく
【…羨ましいわ】
と返ってきた。
その反応にみんな呆然と驚き、目が点になっている。
まぁそうなっても、チャラ男がしてきたことは事実として俺らの頭ん中にあるし、その場は何となく流れて、また良太と黒谷さんの話に戻った。
:10/07/30 15:53
:PC
:VNSm/0Dk
#546 [しゅん]
{お前、しっかり考えてはっきりとした気持ち出さなな!
色々大変かもやけど、俺ら相談乗るし!
ただ、今日はぱーっと行こうぜ!!}
「そやな!せっかくかわいい子から話かけられたんやし?
結果はどーであれ、それはそれちゃ!!!」
そんな俺らの言葉に少し救われたのか、良太も元気を取り戻した。
:10/08/03 11:16
:PC
:nC.G4PZE
#547 [しゅん]
謝恩会までの時間、みんなでバッティングセンターに行くことになり、通いなれた道をみんなで歩く。
いつもはみんな野球部のジャージかトレーニング姿だが、今日は全員スーツ。
途中ゲーセンでプリクラを撮り、それをみんな携帯に貼って友情を誓ったり。
ふざけてケツバットが始まったり。
何かこんなことももうなくなると思うと、寂しいでたまらなくなった。
:10/08/03 11:19
:PC
:nC.G4PZE
#548 [しゅん]
久しぶりに体を動かし、爽快な気分で謝恩会会場まで行く。
その途中、自然な流れで大知と良太、健太郎、そして嵐の5人になった。
《良太、実際気持ち的にどーなん?》
〈んー…信じられんっちゅー気持ちが一番つえーね〉
{俺もビックリやし。
ほんと二人で話しよったもんな!}
「こはに対する気持ちは?」
:10/08/03 11:19
:PC
:nC.G4PZE
#549 [しゅん]
〈正直、俺別れようっち言おうと思っとったんな。
正月の時に踏ん切りつけようっち何となく思って。
この2ヶ月間、色々考えてさ。
しゅんと未来を見よったら、俺何しよんやろっち。
そりゃ、お前らと同じ付き合い方がいいわけやねぇのはわかっとん。
比べるのがよくねぇのもわかる。
でもお前ら見よったら、ほんとお互いが信頼し合って、想い合って二人で歩くっちゅーのがすげぇ見えるんちゃ。
そういう関係でおれるのが羨ましい。
俺らは俺らっちゅったって、そーいうのは誰でも思うやろ?
人っち価値観とか性格も生き方も違うやん??
足りんもんは補って、あるものは分け合って歩幅を合わせて行くのが向き合える相手と思うん。
それ、こはとの間にはねぇんちゃ。
こは自身にはたくさんいい所もあるし、全部が悪いわけやねぇ。
俺がそうさせた部分もあると思う。
けど、あいつとは一緒に笑ったり泣いたり、そんな簡単なことが出来んくなったっちゃね。〉
:10/08/03 11:20
:PC
:nC.G4PZE
#550 [しゅん]
良太の正直な気持ちを聞いて、何となくほっとしたというか…
すげぇ納得できた。
良太が言うようにもともとの性格とか価値観とか違うのは当たり前。
俺と未来だって性格は全く違う。
でも、その違いが逆にお互いを引き合っていると思う。
良いパターンや。
それは、俺っちゅーよりも、未来がうまくコントロールしよんやけど。
未来も知らんうちにね。
そういうものがあいつらにはいつの間にかなくなって、一方的にこはが否定する繰り返しだった。
こはもこはで悩んでいたのかもしれない。
でも、良太には伝わってなかった。
:10/08/03 11:21
:PC
:nC.G4PZE
#551 [しゅん]
{でも、こは、それを受け入れれるか?
あいつ、思ったより心よえーよ?}
〈だけ、言いだせんやったんちゃ。
それ、俺が一番知っとーけん〉
「でもさ、お前がそーやって甘やかしてきたんやねん?
言ったら傷つくっち。
その結果がコレやろ?
最後までそんなずるずる行くなちゃ!」
《それは言えとーな。》
:10/08/03 11:21
:PC
:nC.G4PZE
#552 [しゅん]
「こはを目の前にしたら、やっぱ今までのこととか思い出して言いづらいやろうし、ためらってしまう気持ちもわかるけど。
でも、それは自分との戦いやけ。
伸びれば伸びるほど辛いし、そのうちこはも気付くぞ?」
{そーなったら、ますます言いにくくなるよな。}
「しかも、その間にお前の態度の温度差を感じて余計にこはの態度が荒れる。
したら、お前はこはに対する情すらなくなって言えるもんも言えんくなるんやね?」
:10/08/03 11:22
:PC
:nC.G4PZE
#553 [しゅん]
〈わかっとんやけどね。
整理してからっち思うとなかなか踏ん切りがつかんでからさ。
こんなことになるなら早く言っとけばよかったやか…
こはがこの話聞いたら、ぜってぇ黒谷さん?言ってきたけっち思うやろうし。
ちゅーか口に出すやろうし。
はぁーーー〉
《実際、それで気持ちが動いたんならそれも間違ってはねぇけどね。
ただ順番が違うっちだけで。
それを納得しろっち言ったって無理やろ!
こはにはそんなん受け入れる隙間すらねぇよ。》
:10/08/03 11:23
:PC
:nC.G4PZE
#554 [しゅん]
「俺は別にその事をわざわざ言う必要ねぇと思うけど?」
〈んーーー…〉
{まぁそれもそーやけど}
「お前が言いたいなら言えばいんやね?
でも言った所で、多分自分がしたことの反省とか後悔よりも、黒谷さんとお前に対する苛立ちのが先に来るやろうし。
お前が悪者になりきらなな。」
:10/08/03 11:23
:PC
:nC.G4PZE
#555 [しゅん]
{でもさ、それっちどーなん?
こははまた同じこと繰り返すんやねん?
それ、あいつの為になるんか?}
《それは良太がこはにそこまでしてやりたいっち気持ちがあるかどーかやね?》
〈俺、明日話してくるわ。
もう気持ちがねぇっちゅーのわかるし、俺は新しい自分の道を行く。〉
「そやな!
これがいいタイミングと思うよ?
これ逃したら、まただらだらなるやろ!
気が重いやろうけど、最後ぐらいビシっと言ってこい!」
みんなの後押しの中、卒業するとともに良太は一歩踏み出すことを決めた。
:10/08/03 11:24
:PC
:nC.G4PZE
#556 [しゅん]
謝恩会自体は盛り上がり、めっちゃ飲んで喋って最後の最後まで飲み倒した。
二次会、三次会、四次会まで盛り上がりまくり。
次の日未来は休みやったのもあって、夜は泊まる予定だった。
:10/08/05 16:59
:PC
:aLhYzXq6
#557 [しゅん]
四次会は仲のいい奴らだけやったけ、未来やそれぞれの彼女も参加し騒いだ。
こはは仕事の都合で来れなかった。
謝恩会から飲みまくりよんに、誰一人としてダウンしない俺ら。
どんだけつえん。
:10/08/05 17:00
:PC
:aLhYzXq6
#558 [しゅん]
未来はスーツ姿の俺を見て目がハートになっていた。
そりゃそーやろ!っちね^^
何枚も写真撮るし、嵐とのスリーショットも撮り、ご機嫌な様子。
未来の態度を見て、俺もすげぇ嬉しかった。
:10/08/05 17:00
:PC
:aLhYzXq6
#559 [しゅん]
そのまま未来の運転でマンションに戻る。
嵐の家に5,6人泊まるみたいで、未来の車と乗れなかった奴らはタクシーで帰宅。
部屋に入る前、みんなから良い夜を!と茶化されながら、俺と未来は俺の部屋へ。
嵐、良太、健太郎、その他は嵐の部屋へ。
男ばっかでむさ苦しそうやなっち未来と笑いながら、それぞれ別れた。
:10/08/05 17:01
:PC
:aLhYzXq6
#560 [しゅん]
既に片付きつつある部屋にはベットとテレビ、ソファー、洗濯機ぐらいで、あとの荷物はダンボールに入っている。
実家に帰るときにちょこちょこ持って帰っとったけ片付いてはいた。
部屋を出るのは月末の予定。
:10/08/06 16:17
:PC
:uYldZ4/g
#561 [しゅん]
『うわ!もう片付いとるし!あと大きいの運ぶだけやん!』
「まーなー。ちょっとずつ片付けよったしね」
『何か寂しいね』
「そーやな。
引退してからやけん1年ぐらいしかおらんやったけど、思い出はめっちゃ濃いし。
いい大家さんでまじよかったわ」
『やねー。あたしもいっぱい泊まり来たなぁー』
「俺らの愛の巣やけね」
『何それー』
そんな会話をしながら、速攻二人で風呂に入った。
とりあえず、未来が置いている荷物はそのままにしとったけん不便はなかったと思う。
:10/08/06 16:18
:PC
:uYldZ4/g
#562 [しゅん]
テレビをつけたままベットに入り、色んな話をしているうちに二人とも寝ていた。
朝方、未来のいつもの目覚ましで起こされ、時計を見ると5時半。
こいつは普段こんな早く起きよんか!っち思いながらも止める。
しかも起きれんことがないように、電話の着信音にしている。
音は最大。
なんに俺側に携帯があったけか、未来はピクリともしない。
一瞬、自分の電話が鳴ったかっち思ってビビったし。
自分が起きんなら意味ねぇやん。
俺とおるけ止める気すらねぇんかよーわからんけど。
そう思いながら未来に布団を着せ、抱きしめながらまた寝た。
:10/08/06 16:21
:PC
:uYldZ4/g
#563 [しゅん]
…5分後。
また同じ音が鳴る。
スヌーズか!!!!
さすがに未来も少し動いたが、俺の方を向いてまた寝た。
うるせーーーー!
寝たまま手で携帯を探り、見らずに電源ボタンらしきボタンを押した。
「目覚ましぐらいきっとけや!」
そう文句を言いながら、また眠りについた。
:10/08/06 16:22
:PC
:uYldZ4/g
#564 [しゅん]
昼過ぎ。
何となくいい匂いがする。
うっすら目を開けると未来がいない。
風呂か?
そう思いまた寝た。
それから一時して。
また違ういい匂いがして、完全に目が覚めた。
ベットから降りて、キッチンに行くと未来が料理をしていた。
:10/08/06 16:22
:PC
:uYldZ4/g
#565 [しゅん]
『おそよーやっと起きた』
「おはよ」
『もーこの時間おはようやないしー。
おそよー』
俺はそんな言葉に反応出来ないぐらい未来の格好に目が点だった。
:10/08/06 16:23
:PC
:uYldZ4/g
#566 [しゅん]
風呂上りのまま髪の毛を団子にて、体にはバスタオルを巻いた状態。
しかも、そのバスタオルは俺が野球の合宿のときに使うめっちゃコンパクトサイズ。
未来の体に巻けばギリッギリの丈。
完全に俺を挑発している格好や。
:10/08/06 16:23
:PC
:uYldZ4/g
#567 [しゅん]
「お前、何なんその格好」
『だってーお風呂あがったばっかで暑かったし、わざわざ着替えるのめんどくさかったんやもん。
でも、見てー!!ここ油が飛んできて火傷したー』
そう言いながら火傷した部分を俺に見せてくる。
ちょうど鎖骨あたりが赤くなっていた。
「そんな格好でするけやろ。
貸してん?俺が治しちゃー」
そう言いながら未来をお姫様だっこし、寝室に連れて行った。
:10/08/06 16:24
:PC
:uYldZ4/g
#568 [しゅん]
『もー放して!!』
「いーやー。」
『火!!!』
「消した」
『もーいつの間にー?』
そのまま
…ベットin♪
:10/08/06 16:25
:PC
:uYldZ4/g
#569 [しゅん]
「お前さ、そんな格好して俺を挑発しとん?」
『してないし!!』
「それ、裸にエプロンよりエロいちゃ」
『うそやん!』
「まじ。
そんな格好見たらむーりー」
未来は照れ笑いしながらも、俺に委ねた。
この家でするの最後やなとか思いながら、未来を抱いた。
相変わらず未来は可愛いで、俺は完全にメロメロだった。
:10/08/06 16:26
:PC
:uYldZ4/g
#570 [しゅん]
少しまったりしたあと、未来が作ってくれた飯を食って用意する。
この日は、北九で俺の新居探しをすることになっていた。
一時は実家で暮らそうかなとも思ったんやけど、社会人なったら忙しいで引越しする暇ないやろうし、何か結局実家のまま暮らしそやったけ、未来と話して最初から一人暮らしをすることにした。
未来も、週末気軽に泊まり来れるしね。
:10/08/09 16:20
:PC
:kly9HdN.
#571 [しゅん]
乗せれる荷物は全部車に乗せ、とりあえず実家に下ろして、部屋探し。
行く不動産屋では、必ず同棲か新婚夫婦の新居探し扱いされた。
いい物件がねぇで、今日は諦めようかっちなったんやけど。
未来の中学の友達が不動産で働きよるっち話になって、そこに行った。
最初から言えよ!っち感じやけど。
:10/08/09 16:21
:PC
:kly9HdN.
#572 [しゅん]
したら、そいつと俺、仲良いくはねぇけど、野球繋がりで何度か対戦したことがある奴だった。
名前は、関恭平(セキキョウヘイ)
世間は狭いとか話しながら、世間話をする。
:10/08/09 16:22
:PC
:kly9HdN.
#573 [しゅん]
(未来、久しぶりやなー!お前痩せた?)
『久しぶり!んー?そう』
(お前、ますます可愛くなったやんけ。
噂には聞いとったけど。何か人形みてぇやし。
何かいじった?)
『いじるわけないやろ!!ばか!
何なにー?その噂!!綺麗になったっち話??
元がいいけね!ちょっと化粧しただけでめっちゃ可愛くなると♪』
:10/08/09 16:22
:PC
:kly9HdN.
#574 [しゅん]
(はいはい!中身は全然変わってねぇね。)
『恭も変わってないよー!見た目も中身も!』
(うるせーちゃ!
何か読者モデルしよったやん?あれで結構有名なったぞ!お前。)
「お前、すげーやん!」
『何かやだ。』
未来が言った『何かやだ。』俺にはその意味が何となくわかった。
:10/08/09 16:24
:PC
:kly9HdN.
#575 [しゅん]
(いや、お前も未来以上に有名やけ!
まさかお前らがまだ付き合いよるとはねー。
ちらっと噂では聞いたけど、まさかやし)
「もう結構なげーばい?
噂っちどっからなん!笑」
(よなぁ!聞いたのそーとー前やし。)
「ちゅーかこんなまともに話したのめっちゃ久しぶりよな?
めっちゃ懐かしいし!!
久しぶり!」
:10/08/09 16:25
:PC
:kly9HdN.
#576 [しゅん]
(やなー!!有名な小彩俊くんに覚えて頂いてまして大変光栄です。)
「何かそれ!
盗塁王取った恭平くんに知って頂いてまして光栄です!」
(何?同棲するん?)
『また言われたー』
「それ、今まで行ったとこ全部で聞かれたけね。
俺の一人暮らしですけど!」
:10/08/09 16:25
:PC
:kly9HdN.
#577 [しゅん]
(こっちで一人暮らしするん?
あ!就職決まったんか?)
「一応、4月から高校の教師しますけど何か?」
(はぁー????)
『しゅん、高校の体育の先生になるんよー凄いやろ!』
(まじかちゃ!!!)
「まじ♪」
『まじー♪』
(まさかの現役合格?)
「そーです!」
:10/08/09 16:26
:PC
:kly9HdN.
#578 [しゅん]
(まじですげぇね…。
俺が聞いた友達の就職先の中で一番すげぇわ。)
「それ言い過ぎやろ!
嵐は○○ばい?」
(うそやろ!!!)
「ほんとやし」
(お前らどんだけなん!
顔もイケメン。
野球もうめぇ。
頭もいい。
完璧やんけ)
『しかも、彼女もかわいい♪』
未来が自分で付け加える。
:10/08/09 16:26
:PC
:kly9HdN.
#579 [しゅん]
(自分で言いよるし。)
『だってほんとのことやもーん!!』
(お前、そーとーいい男捕まえたな!!)
『まーねー。
ちゅーか、しゅんがあたしみたいな女と付き合えることが奇跡なん!
逆!逆!!!』
まじ顔で話す未来に恭平と笑った。
そんな世間話をしながらも、物件探し。
隠し物件を何件か教えてくれた。
:10/08/09 16:27
:PC
:kly9HdN.
#580 [しゅん]
場所や学校までの距離、駐車場の条件でその内の二件に絞込み、未来と恭平と三人で見に行った。
二つともめっちゃよかったんやけど、キッチンの広さとベランダの形、南向きかの違いがあった。
俺が選んだ方は、1LDKの物件。
大学の時住んどった部屋は広い1K。
不便やねかったけど、ちょっとランクアップしたかったのもあるし、どーせ週末は未来が泊まりに来る。
寝室が別に欲しかった。
キッチンは広い方がいいし、俺的には屋内駐車場があるのも決め手だった。
新築でそーとー綺麗やったしね。
:10/08/11 16:05
:PC
:dso3S/no
#581 [しゅん]
敷金と礼金もキャンペーン中で安かったし、前の戻りもあったけん、めちゃめちゃ好条件だった。
家賃も安くしてもらって、願ったり叶ったり。
んま、もう一個の部屋は嵐が住むことなったんやけどね笑
ほんと恭平には世話になった。
:10/08/11 16:06
:PC
:dso3S/no
#582 [しゅん]
お礼に夜飯をおごることになって、恭平が仕事終わるまでの間、ベッドや必要な家具を見に行った。
家電以外の今まで俺が使っていた物は良太に売った。
ベットとか棚とかテーブルとか。
未来がソファと照明を就職祝いで買ってくれるっち話やったし、またその部屋に合った家具が欲しかったけん。
まぁ、ベッドに関してはお前らがやったっち考えたら何か複雑な思いなんやけど…とか言いよったけど。笑
自分が買うっち言ったんやし、格安やけんそんな文句言うなっちね!
:10/08/11 16:06
:PC
:dso3S/no
#583 [しゅん]
すぐに決めるつもりはねかったんやけど、いっちゃん最初に行った店で俺のツボにはまるソファが見つかって。
もうそれ以外考えれんで、未来に買ってもらった。
めちゃめちゃかっこいいんやけー!
みんなにも見せてぇぐらい!!
値段がちょっと張ったけど、照明は自分で買うことにして奮発してもらった。
どーせ未来のものにもなるし?っち思ってね。笑
:10/08/11 16:07
:PC
:dso3S/no
#584 [しゅん]
その後、恭平から連絡があり飯を食いに行った。
話が盛り上がった俺らは飲みに行こうっちなって、未来に飲み屋まで送ってももらった。
次の日未来は仕事やったけん俺の車で出勤してもらって、未来が仕事終わるぐらいに俺が駅まで行くことになった。
恭平のノリはめっちゃ俺好み。
途中で嵐と良太も呼んで、朝まで飲んだ。
:10/08/11 16:09
:PC
:dso3S/no
#585 [しゅん]
そんな矢先、良太からは報告があった。
こはと別れたとのこと。
良太自身は自分で決めたことやったけか、すげぇすっきりした様子だった。
その場はみんなおったし、そんな考え込むことでもなかったんやけど、一日経ったら何となくテンションが下がり、半ば無理矢理未来とキャッチボールをした。
どんなテンションのあげ方なんっちね。
今考えたら、わけわからんけど笑
:10/08/11 16:10
:PC
:dso3S/no
#586 [しゅん]
引越しも無事に終わり、新居の整理も大詰め。
なんやけど。
なかなか俺の気に入る照明がねぇでさ。
こーゆーのっち本気でいる!っち時に見つからんかったりせん?
照明がねぇと始まらんのに全然見つからんの!
あったとしてもめっちゃ高!!!!みたいなのしかねぇで。
未来もネットとかで探してくれよったみたいなんやけど、んーー。っち感じの連続。
俺が理想としとったのは、シンプルなシャンデリア風。
あんまギラギラした感じやねぇで、でもオシャレ!みたいな。
:10/08/12 14:41
:PC
:Tb0G8OUA
#587 [しゅん]
基本、全部揃ってからやねぇと片付けしたくねぇ性格の俺。
何か完璧にしてぇんよな。
とりあえず最低限いるのだけ買って後々揃えたらいいかっちなると、ここにあんなの買って置こうとか思ってもぜってぇ後回しになるし、欲しいけど…今度でいっかっちなって、その買いに行く日は多分来ない。
買いに行くタイミングを逃す。
それが嫌なんよね。
だけ、照明以外は完璧に揃えとったんに。
結局照明は見つからず。
その日も照明がねぇまま部屋の片づけをしていた。
:10/08/12 14:43
:PC
:Tb0G8OUA
#588 [しゅん]
昼から未来が来る予定。
12時過ぎに部屋のチャイムが鳴り、出ると未来が立っている。
オートロックを開け、部屋で待っていた。
ちょっと経って、インターフォンが鳴る。
「入っていーばーい!」
風通しのために玄関は少し開けていた。
『重たいけ取り来てー』
玄関の外から未来の声がする。
何の荷物持ってきたん!っち思いながら外にでるとでけぇ袋を持っていた。
:10/08/12 14:44
:PC
:Tb0G8OUA
#589 [しゅん]
「何?これ」
『いいけ、早く入って!』
言われるがまま部屋に入り、未来は座り込む。
『はぁーめっちゃ重かった』
「下まで迎え行けばよかったな。
言わんけお前。」
『言わんでも雰囲気でわかるやろ!』
「わかるか!」
『さ!片付けよ!』
「いや何なん?これ」
『後でね!』
そう話して未来は片付けだした。
:10/08/12 14:44
:PC
:Tb0G8OUA
#590 [しゅん]
寝室には初めてのダブルベッド♪
前片付けに来た時はまだ来てなかった。
未来はそれを見てテンションが高い高い。
「今日はそれでやれるばい♪」
『変態!』
「嬉しいくせに^^」
喜んでいる未来を見ると、俺も嬉しかった。
:10/08/12 14:44
:PC
:Tb0G8OUA
#591 [しゅん]
二人で片づけたらめっちゃはえーね。
あっという間に終わった。
最後、掃除して一息ついていた時。
「どーする?腹減ってねぇ?
お前、飯食ってねんやねん?」
『めっちゃ空いたーーー』
「何か作ってもいいけど。
食い行く?」
『今片付けたばっかなんにまた片付けないけんくなるやん。
どっか食べに行こー!
んで、夜はここで二次会!』
「よな!
よっしゃ!用意し!」
二人とも、俺のジャージに着替えて作業しよったけね。
着替えてから、未来が化粧直ししよる間、俺はネットでいい飯屋がねぇか検索していた。
:10/08/12 14:46
:PC
:Tb0G8OUA
#592 [しゅん]
『しゅん!!!』
「んぁあ??」
いきなり大きな声で叫ぶ未来に思わず俺もでけぇ声をだしてしまった。
『忘れとった!!』
「何を?」
『これ!!!』
そう言って持ってきたのは、未来が持ってきたあの重てぇ袋。
:10/08/12 14:46
:PC
:Tb0G8OUA
#593 [しゅん]
「あぁ。何?これ」
『あけてみて!』
めっちゃ笑顔の未来に、何となく部屋に飾るもんかなーっち思いながら開ける。
中身を見て俺は度肝を抜かれた。
「まじ、これどしたん?」
『作った!』
その物は照明。
しかも、作った??
:10/08/12 14:47
:PC
:Tb0G8OUA
#594 [しゅん]
「は??」
『これね、シャンデリアパーツっちゅーのが売りよん。
で、自分が好きなように組み合わせて作れるんよ!
もう探すよりこっちのほうが早いなっち思って!!
しゅんが諦める前に出来上がってよかった!!』
「これお前が作ったん??」
『うん。ただ自分のセンスで組み合わせただけやけど』
「一個一個つけたん?」
『うん♪
めっちゃ上手やろ?
自分でも上手くいったなーっち思った』
:10/08/12 14:47
:PC
:Tb0G8OUA
#595 [しゅん]
未来は簡単にそう言うけど、めちゃめちゃすげぇ。
売りもんみたいだった。
パーツを未来なりのセンスで組み合わせ、完全手作り。
あいつのセンスはまじで俺のどストライクだった。
「お前、凄すぎやろ!!
どんだけ器用なん!!」
『手先はねー。
でも、そんな言うほどないけ』
「めちゃめちゃすげぇやろ!
まじありがと!!!
めっちゃ嬉しいんやけど!!!」
:10/08/12 14:48
:PC
:Tb0G8OUA
#596 [しゅん]
『よかった♪
土台とパーツは自分で好きなの買えばそれでよかったんやけど、いまいち電球がどれ付けたらいいんかわからんやった。
電球買わんといけん』
「いや、まじでありがと!!
やべーーーそーとー嬉しい!!!
早速電球見に行こーや!!
飯はその後!!」
『そんな急がんでも、電球は逃げんやろ!』
「あ!!俺も忘れとった!」
『何?』
「これ、渡しとくけん。
無くすなよ!」
そうやって渡したのは合鍵。
新しく作っていた。
:10/08/12 14:48
:PC
:Tb0G8OUA
#597 [しゅん]
『カードキーっちどーやってつけたらいん?』
「穴開いとーやろ?貸してん」
『凄いねー。
カードキーとかオシャレ!!
でも落としそうやね』
「ぜってぇ落とすなよ!お前、何か不安やけ二個付けしとくけ」
『無くさんしー』
カードキーに興味津々な未来。
まじで無くしそうやったけ、キーケースには二連で通した。
これからは家もちけーし、家に帰ったら未来がおるっちことが増えそうやな!と心の中で思った。
:10/08/12 14:51
:PC
:Tb0G8OUA
#598 [しゅん]
俺はそのことよりも、照明のことでテンション上がりっぱなし。
合鍵と飯どころやねかった。
電球を買い、飯もささっち食って、とりあえず酒とつまみを買って家に帰る。
当然真っ暗な部屋。
間接照明を付け、未来は懐中電灯で電球部分を照らしながらの作業。
ま、さっち付いたけど笑
:10/08/17 13:40
:PC
:2.b/3cJ2
#599 [しゅん]
いやーーー完璧。
めちゃめちゃオシャレ。
ことごとく、未来のやることはすげぇと感動しっぱなしだった。
「お前、すげぇよ」
『ん?』
「何か、お前すげぇ。」
:10/08/17 13:41
:PC
:2.b/3cJ2
#600 [しゅん]
『そんな褒めてくれる?
ほんとたいしたことしてねないよ!!
ただ組み合わせただけやし、絶対買うよりこっちの方が金額的にも安いし。
でも、しゅんが喜んでくれてあたしもめっちゃ嬉しい
しゅんが買うとか言いよったけど、お金いいけー。
いっつもご飯とか色んなもの奢ってもらいよるし、そのお返しね!』
「いやいいちゃ!
でも、何かこれで金返すのは嫌やけん、何かお返しにお前が欲しいもの買いに行こうや!
それでいいやん!」
『じゃあ、おいしいお菓子がいい!』
満面の笑顔で話す未来は本当に嬉しそうだった。
俺には勿体ねぇぐらいいい女。
:10/08/17 13:42
:PC
:2.b/3cJ2
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