俺が一番と思った女★4★
最新 最初 全 
#1 [しゅん]
:09/12/16 10:49
:N02A
:ZU.31deI
#2 [しゅん]
:09/12/16 10:50
:N02A
:ZU.31deI
#3 [しゅん]
みんな久しぶり!!
元気しとー?
俺は相変わらずイケメンしてまっす!!!
ちゅーか、感想書くのめっちゃ遅くなってまじごめん。
油断しとったわー。
まさか、あんないっぱい感想くれるとか思ってもねかったし。
まじありがと!!
:09/12/16 10:54
:PC
:LHFql4WU
#4 [しゅん]
:09/12/16 11:09
:PC
:LHFql4WU
#5 [しゅん]
:09/12/16 11:10
:PC
:LHFql4WU
#6 [しゅん]
まぁ何で改めてこんなこと書くかっちゅーと。
とりあえず、別れてから戻るまでを書こうかなっち思って。
今更〜〜?っち感じやけど。
時間に余裕も出来たし。
色々あったんちゃねー。
まじで。
:09/12/16 11:12
:PC
:LHFql4WU
#7 [しゅん]
まぁ、前よりも見てくれる人は少ないと思うけど
どっかで見つけてくれたらそれは縁やし、何か嬉しいやん?
みんなとまた繋がれるのを期待して…
スターーーーーート!!!!
:09/12/16 11:13
:PC
:LHFql4WU
#8 [しゅん]
未来と一緒に頑張ってきた結果、
俺は晴れて教師という職業に就くことが出来たわけやけど。
本当に勉強したし、嫌になるぐらい自分を追い詰めた。
その結果が今で。
すげぇ頑張ってよかったっち思うし、自分自身を本気で褒めた。
:09/12/17 17:27
:PC
:eEGVAVaI
#9 [しゅん]
でもそれが結果やねぇで、これは一通過点でしかねぇ。
どの職業もそうと思うけど、そっからがまた新たなスタートや。
準備運動をし終わり、これから試合開始。
:09/12/17 17:28
:PC
:eEGVAVaI
#10 [しゅん]
でも、その前に。
卒業までの話をしとこうか。
:09/12/17 17:28
:PC
:eEGVAVaI
#11 [しゅん]
俺の合格が決まってから、遊びまくった。
もう、貯めとった金は全部使い切るぐらいの勢いで、学生最後のバカンスを馬鹿みたいに楽しんだ。
メンバーはいつもの嵐と未来。
それと野球部のみんな。
それぞれ野球部で彼女おるやつとかは連れてきたりして
なんやかんやで、いつも10人ぐらいにはなる。
:09/12/17 17:29
:PC
:eEGVAVaI
#12 [しゅん]
相変わらず未来は、週末俺ん家に泊まりにきていた。
未来は俺ん家で自炊することが余程楽しいのか、もっぱら飯は未来の手作り。
着実に腕をあげていた。
なぜか俺まで巻き込まれて、料理の勉強させられよったし。
まぁ〜俺のが手際もいいし、うめぇけどね!!笑
:09/12/17 17:35
:PC
:eEGVAVaI
#13 [しゅん]
クリスマス前。
「お前クリスマスの予定は?」
『んー?しゅんと過ごすー』
「それはわかっとーけど、25は平日やで?」
『24は休みやもん』
「普通は24の夜から一緒なんやねん?」
『じゃあ、うちらは23の夜から24がクリスマスにしよー?』
「俺はいいけど、いいん?」
『うん!あたしはしゅんと過ごせればいいし』
「じゃあ、その日にしよっか!」
:09/12/17 17:36
:PC
:eEGVAVaI
#14 [しゅん]
『プレゼントどーする??』
「色々考えよったんやけどさ、金額だけ決めてお互い買うにしよーや!
買いに行くのは別々な!」
『うんいいよー。いくらにする?』
「それはお前が決めり?」
『んー3万ぐらい?』
「よっしゃ!3万な!」
『いい?』
「いいでー!そんぐらいが妥当やろ!俺まだ学生やし!」
『学生さんには苦しくない〜??』
:09/12/17 17:36
:PC
:eEGVAVaI
#15 [しゅん]
「はぁ〜〜??これから稼ぎますんで!
公務員舐めんなよ!」
『でたーーーあたしより2年遅いくせに。
先輩にそんな言い方ないと思いますーー」
笑いながらからかう未来のほっぺたをつまんだ。
「うるせーちゃ!そのうちそんな口きけんくなるけ。
ボーナスが全然違うんやけ。」
『あたしの税金で貰うくせにー!
まぁーあたしセレブになれるけいっか♪』
「はぁ???」
『独り言ー』
未来はニコニコ笑っていた。
:09/12/17 17:38
:PC
:eEGVAVaI
#16 [しゅん]
そんな未来を見ていると無性に抱きしめたくなって
摘んでいたほっぺたをはなし、抱き寄せた。
未来は一瞬戸惑った様に思えた。
『どしたんー?』
「別にー」
『何それ』
「ただ、こうしたくなっただけちゃ」
『ふーん』
そのふーんには未来なりの嬉しい気持ちが入っている。
対外、素っ気ない態度の時は照れてこんな返事をする。
それもまた俺しかわからない未来で、何か嬉しかった。
:09/12/17 17:38
:PC
:eEGVAVaI
#17 [しゅん]
何日かして。
完全に学校に行く日が減った俺。
もちろん平日未来は仕事やし、遊ぶ相手は嵐か野球部か大学の友達しかおらん。
バイトも夜しか入ってねぇし。
クリスマスプレゼントを見ようと思い、一人でぷらーっと天神まで出た。
:09/12/21 09:11
:PC
:9EE0.TZ6
#18 [しゅん]
ピアス、靴はすでにやったし。
時計?も候補にあがったけど、3万で探してもっち感じやし。
気に入るのを選ぶ自信はあったけ服も考えたけど、クリスマスプレゼントに服っちゅーのも微妙やし。
:09/12/21 09:12
:PC
:9EE0.TZ6
#19 [しゅん]
読者モデルをさせてもらいよったけかもしれんけど、抵抗なく普通に女の店でも入れる俺。
本屋で女性ファッション誌を見るのは、一つの楽しみであった。
とりあえず、何か限定のもんとかねぇやかーっち、ぱっと取った雑誌にも俺が気になるもんは何もねぇで。
大名を回りながら自分のも見つつ、ふらーっとある店に入った。
:09/12/21 09:16
:PC
:9EE0.TZ6
#20 [しゅん]
そこに、一発で俺の目を引くもんがあった。
靴や。
靴っちゅーか、パンプス。
とりあえず、手に取って見て見る。
やばい。
:09/12/21 09:17
:PC
:9EE0.TZ6
#21 [しゅん]
そーやって見ていると、女の定員さんが俺に話しかけてきた。
〈お客様、申し訳ありません。そちらレディースなんですけれども…〉
わかっとるっちゅーねん!!!!!
明らかに、入らんやろー!!!
ちゅーか、こんなヒールあるの履くわけねぇやろーー!!!
:09/12/21 09:18
:PC
:9EE0.TZ6
#22 [しゅん]
「これをこーやって、どう?似合います?」
履くそぶりを見せ、つま先をパンプスの中に入れようとしたが、全くもって入ってねぇ。
「んな訳ねぇやないですかー!!」
一人で乗り突っ込みをしてしまい、完全にお笑いモードの俺。
なんに、定員さんは全くもって理解していなかった。
〈申し訳ありません、サイズが24.5までしかないんです。〉
「あっ…俺27.5なんすけど。やっぱ無理っすよね?」
っちまたボケてしまった俺。
:09/12/21 09:19
:PC
:9EE0.TZ6
#23 [しゅん]
そんな会話をしよったら、メンズコーナーの店員さんが笑いながら来た。
前から仲が良いで飲みに行ったりもしている人。
譲さんっちゅーんやけど。
通称ゆーさん。
俺の5個上。
めちゃめちゃオシャレやし、センス良すぎな双子のパパ。
これがまた、若いパパなんちゃ。
奥さんは未来が通いつめているショップの店員さん。
同じ北九出身ちゅーこともあって更に親交が深まり、ゆーさん宅で飯よばれたり、子どもさんの誕生パーティーに招待されたりしていた。
:09/12/21 09:23
:PC
:9EE0.TZ6
#24 [しゅん]
「あ!!ゆーさん!!今日出勤っすか?
ちらっと姿探したんすけど、見当たらんやったすよ」
{休憩行っとったんちゃ!しゅん、お前久しぶりやな!元気しとったんか?
相変わらず、オシャレやな!}
「いや、ゆーさんには勝てんすね!今日も最高にカッコイイっす!」
そんな会話を聞いて、女の店員さんは戸惑っていた。
:09/12/21 09:24
:PC
:9EE0.TZ6
#25 [しゅん]
{ちょっとこっち来ようか。}
他の店員さんやお客さんがおるけと思うけど、裏スペースに通された。
ここのSHOPはそういうのが厳しいで有名。
会社自体がでけぇしね。
:09/12/21 09:24
:PC
:9EE0.TZ6
#26 [しゅん]
〈こいつしゅんっちゅって、昔から仲いい後輩。
この子、新人さんなんよ。しかも天然なんちゃね。面白いやろ?〉
そう言ってゆーさんはお互いを紹介した。
:09/12/22 13:58
:PC
:yF5gEFgk
#27 [しゅん]
「かなりオモロイっすね」
〈これ、こいつが履くわけねぇやん。
クリスマス近いんやし、彼女にプレゼントとかそっちのが普通に考えられるんやない?〉
{すいません…}
〈そんなビビるような事やねぇけ大丈夫やけど〉
「いや、かなりおもしろかったんで、全然大丈夫っす!」
:09/12/22 13:58
:PC
:yF5gEFgk
#28 [しゅん]
〈未来にプレゼント探しよん?〉
「そーなんすよー。何か思いつかんでから」
〈これ、さっき入ってきたばっかなんやけど、とりあえず一店舗に各サイズ一足しかねぇけ。
めちゃめちゃお勧め。〉
:09/12/22 13:59
:PC
:yF5gEFgk
#29 [しゅん]
「ですよねーーー。めっちゃ目に入りましたもん。」
〈やっぱ俺が認めとるだけあるね。
これが気になった時点で合格や!
まだあんま日本ではメジャーになってねぇけど、海外ではそこそこ名の知れたブランドなんちゃ。
ひとつひとつ全部手作業やけ、めちゃめちゃ丈夫やし、ほんと物はいいもんばい〉
確かにぱっと手に取ったとき、違った。
縫い目もしっかりしとるし、それは目に見えてわかる。
:09/12/22 14:00
:PC
:yF5gEFgk
#30 [しゅん]
〈何か無理矢理押し売りみたいになっとるけど、俺ほんとにいいもんやねぇとこんなん言わんけ。
まぁ知っとると思うけど。〉
「いや、これまじ可愛いっすわ!
こんなん履いとる女子見たら興奮するに間違いねぇっすもん!!」
〈さすが靴マニア語るね!〉
「いやいや。ちゅーか多分未来が普通にこれ見たら買うと思うんすよね。
即買いで。」
〈やな!〉
:09/12/22 14:01
:PC
:yF5gEFgk
#31 [しゅん]
そのパンプスはスパンコールとかパールとかが全体に散りばめてあってヒールも太め。
しかもそのヒールは、普通の木の素材と黒に着色した木が交互に重ねられてボーダーになっている。
後ろから見た感じもめちゃめちゃオシャレ。
前にはクリスタルで作られたリボンが縫い付けてあった。
カジュアルでもキレイめでもドレスアップでも使える。
:09/12/22 14:01
:PC
:yF5gEFgk
#32 [しゅん]
でも一個ひっかかることがあった。
値段。
明らかに3万ぐらいであるような作りには見えん。
まぁ、たけぇでもこれなら買いたいところやけど、そんなことしたら未来にぜってぇ怒られる。
金額を決めて選ぶと言ったのは俺なんに、意味ないと怒られる。
:09/12/22 14:04
:PC
:yF5gEFgk
#33 [しゅん]
そんなことを考えていると、ゆーさんが
〈予算いくらなん?〉
と聞いてきた。
:09/12/22 14:04
:PC
:yF5gEFgk
#34 [しゅん]
「いや〜3万なんすよ。
予算オーバーでも買いたいところなんすけど、未来にぜってぇ怒られると思うんすよね…。」
〈あーそうなんや。惜しいな。
約6,000円オーバーや〉
「は?6,000円っすか?これ、36,000円っすか?」
〈そそ。まぁ手が込んどる割にはロープライスっちやつ?〉
:09/12/22 14:05
:PC
:yF5gEFgk
#35 [しゅん]
「いや、6,000円オーバーぐらいなら買います!!」
〈いや、それでも超えとるけ怒られるばい?〉
「いや、いいっす!!!未来には30,000切りっちことにします!!!」
〈いや、いいん?〉
「いや、いいっす!!」
いやの言い合いで、二人とも半笑い状態。
:09/12/22 14:05
:PC
:yF5gEFgk
#36 [しゅん]
〈サイズ、23.0でいい?〉
「あいつ、23.0か23.5なんすよね。
前の靴ん時は23.0でちょうどいかったんすけど…」
〈やなー。あいつ足ちっせぇけね。
まぁ、もしちっさかったら交換するけ、とりあえず23.0でいんやね?
これ、普通の靴よりも、若干でけぇと思うんよね。
あいつ幅がせめぇし、甲も低いけ大丈夫と思う。〉
「じゃあ、23.0で!
プレゼント包装でお願いしまっす!」
〈特別包装しちゃーよ!!〉
「あざーっす!!!」
:09/12/22 14:06
:PC
:yF5gEFgk
#37 [しゅん]
会計を済ませ、ソファーに座って今期の展示会の写真を見ていた。
そこで発見しためちゃめちゃカッコイイ革靴。
就職したら、革靴はぜってぇいるし、どのブランドを買うか悩んでいた。
なかなか自分がコレや!!っち思うのがねぇで買えんまんま。
その何週か前に、兄貴から就職祝いにスーツを買ってもらったんやけど、それに合う革靴を必死に探しよって…
ついに発見してしまった!!
:09/12/22 14:07
:PC
:yF5gEFgk
#38 [しゅん]
興奮した俺はプレゼント包装を一生懸命してくれているゆーさんに
「ゆーさん!!!!この革靴どこにあるんすか?
一目惚れっす!!」
〈あーそれまだ入荷してないんですよ。
サンプルならご用意できますが…〉
表に出たゆーさんは俺に敬語。
いつものことなんやけど、これが当たり前なんやって。
他のお客さんもおるけね。
さすがゆーさん。
:09/12/22 14:07
:PC
:yF5gEFgk
#39 [しゅん]
「サンプルでいいんで、試履していいっすか?」
〈少々お待ち下さい〉
そう言って、近くの店員さんに靴のサンプルを持ってくるように頼んでいた。
:09/12/22 14:07
:PC
:yF5gEFgk
#40 [しゅん]
俺の目の前にやってきた、革靴。
めちゃめちゃカッコイイ。
履く前にもうこれしかねぇと思った。
とりあえず履いてみたが、俺の気持ちはかわらない。
でたんカッコイイし、あのスーツに最高な一品やった。
:09/12/22 14:08
:PC
:yF5gEFgk
#41 [しゅん]
「ゆーさん、これで!いつ入るんすか?」
〈まだ未定ですね。とりあえず、入荷しましたらご連絡致しましょうか?〉
「お願いしまっす!!」
〈サイズは27.5でよろしいですか?〉
「これ、ベストっす!」
:09/12/22 14:09
:PC
:yF5gEFgk
#42 [しゅん]
予約の用紙に必要事項を記入して、控えをもらった。
これまた、ロープライス。
大体いい革靴やったら、5,6万かなーとか思って用意しとったんやけど
36,000円。
未来の靴と同じ金額やった。
キレイに包装された未来の靴を受け取り
ゆーさんにしっかりお礼を言い、店を後にした。
:09/12/22 14:09
:PC
:yF5gEFgk
#43 [しゅん]
店を出る前ゆーさんに
〈お前ら二人気持ち悪すぎ!すげーね!〉
「はい??」
〈いや、靴好きすぎやろ!っち思って。良いクリスマスを!〉
そう言われた。
いい買いもんが2つも出来た俺はめちゃめちゃご機嫌!
とりあえず残りの店を上機嫌で回っていた。
:09/12/22 14:10
:PC
:yF5gEFgk
#44 [しゅん]
ブラブラしていた、その時。
たまたま正面から歩いてきた奴。
遠いところから視線は感じていた。
でも、そんなじーっち見るわけにもいかんし普通に歩く。
見られよる気はするけど、わざと目を合わさん俺。
でも、すれ違う瞬間
〔しゅんちゃん!!!〕
そう呼ばれた。
:09/12/22 14:11
:PC
:yF5gEFgk
#45 [しゅん]
ぱっと見ると、そこには何となくの面影しかねぇさゆりが立っていた。
しゅんちゃんと呼ぶのはさゆりしかおらんし…
「ん?さゆり?」
〔しゅんちゃん!!!何してるん?〕
「いや、買い物…」
〔ひさしぶりー!!!〕
:09/12/24 11:56
:PC
:Eto7Xn56
#46 [しゅん]
さゆりの勢いに圧倒され、小さくなる俺。
当時のさゆりとはかけ離れた姿だった。
髪は金髪でぐるぐるの巻髪。
めっちゃミニスカートを履いて、めちゃめちゃヒールの高いブーツ。
バックはブランドのでけぇのを持ち、化粧もかなり濃い。
:09/12/24 11:57
:PC
:Eto7Xn56
#47 [しゅん]
「ひさしぶり…」
〔しゅんちゃん元気してるんー??〕
「おう」
〔相変わらず、イケメンやねー!!〕
「お前、ちゃらすぎやろ」
〔えーそんなん言わんでよ〕
:09/12/24 11:58
:PC
:Eto7Xn56
#48 [しゅん]
「別にお前が好きでしとんやろーけ、どーでもいいけど〕
〔冷たい!!!〕
「いや、ごめん!俺友達と約束あってからさ。
待ち合わせしとんちゃね!
ごめんけど、行くわ!」
そう言ってその場を去ろうとした。
:09/12/24 11:58
:PC
:Eto7Xn56
#49 [しゅん]
〔しゅんちゃん…。嘘やろ?
ちょっとだけ話出来ん?〕
そう言われた瞬間、あの日のことがフラッシュバックしてきて体が一気に震えた。
さゆりが手首を切ったこと、未来の泣いた顔…
あの時は全ての責任が俺にあって起きた出来事。
もうあんな思いは二度としたくなかった。
:09/12/24 11:59
:PC
:Eto7Xn56
#50 [しゅん]
でも、今の俺はあの時の俺とは違う。
曖昧な態度で、未来に勘違いさせるような行動は取りたくねぇ。
さゆり自身にも割り切った態度で接っさないけん。
はっきり言わんとこいつはわからんのや。
:09/12/24 11:59
:PC
:Eto7Xn56
#51 [しゅん]
「ごめん。俺、未来と付き合いよるん。
未来との将来を考えとるし、前みたいに未来を泣かせるようなことは絶対したくねぇ。
未来に勘違いされるような行動もとるつもりねぇけ。」
〔しゅんちゃん…。みーちゃんと戻ったんや。
付き合ってるんやね。長いの?〕
:09/12/24 11:59
:PC
:Eto7Xn56
#52 [しゅん]
「そやな!もう結構長いな」
〔そっか…あたし結婚したんちゃ〕
「そーなん!よかったやん!幸せいっぱいやな!!おめでと!」
〔でも今、微妙で…〕
「ごめんけど、俺はその続きを聞く気はねぇよ!
だけ?っち感じやし。
俺は助けてやれん。
もう、あん時みたいな思いはしたくねぇっち言いよるやん。
じゃあ、元気でな!」
そう言ってその場を後にした。
:09/12/24 12:00
:PC
:Eto7Xn56
#53 [しゅん]
結婚したけど、今微妙っち。
何かそれ。
それを俺に言ったところで何も状況は変わらんやねぇかちゃ!
イライラする感情を抑えながら、天神を後にした。
せっかくいい買いもんが出来てご機嫌やったんに、最後の最後、締めがめちゃめちゃ悪かった。
:09/12/24 12:00
:PC
:Eto7Xn56
#54 [しゅん]
未来にさゆりと会ったことを話すべきか。
話したところで、未来を不安にさせるだけ。
疑う材料が出来てしまう。
でも本当のことを言った方がいんか。
未来に会うギリギリまで迷っていた。
:09/12/24 12:01
:PC
:Eto7Xn56
#55 [しゅん]
その週末。
当然未来と会う予定やったんに、前の日電話をしていると
明日、遊べんくなったと言う。
「何で?何か予定入った?」
『うんー。久しぶりに短大の友達と遊びたいねっち話になったんやけど
時間が合わんくて、明日しかないん。
しゅんと約束してたけど、友達と遊んでもいいかなぁ?』
申し訳なさそうに、俺に聞いてくる未来。
:09/12/25 11:59
:PC
:9HixoyyM
#56 [しゅん]
「そーなん!いいで!
本当は会いてかったけど、仕方ねぇし。
久しぶり会うんやろ?楽しんでこいよ!」
『本当に??ありがとう!!!
時間が早かったら、しゅんに会いに行くー!!』
「いや、無理せんでいいちゃ!
俺らはまた来週会えるし、その友達とは一時会えんのやけ!
楽しんでき!土産話楽しみにしとくけ!」
『うん!!また連絡します!!』
そう言って電話を切った。
:09/12/25 11:59
:PC
:9HixoyyM
#57 [しゅん]
次の日。
嵐が俺の部屋に来た。
「どしたん?」
《今、拓から電話かかってきて、今みんな地元帰ってきとんやって!
久しぶり北九に帰ってみんなで遊ぼっちなったんちゃ!
お前に連絡してもかからんっち言いよったぞ?》
「まじ?かかってきてねぇちゃ!」
そう言って、携帯を見ると開いたままにしていたせいか充電が切れていた。
:09/12/25 12:00
:PC
:9HixoyyM
#58 [しゅん]
《アホか!ちゅーか、お前未来と会うけん無理やんな!
まぁ、未来連れてきてもいんやね?
みんな、なつけーっちゅって大歓迎やろ!》
「いや、今日会わん。」
《何で?ケンカ??》
心配する嵐に経緯を話した。
:09/12/25 12:00
:PC
:9HixoyyM
#59 [しゅん]
《そーなんや!ビビらせんなちゃ!》
「俺は一言もビビるよーなこと言ってねぇちゃ!」
《じゃあ、30分後にまた来るけん!用意な!》
「おう!」
久しぶりに会う地元人。
かなりテンションも上がる。
ある意味、未来が予定入ってくれてよかったと思っていた。
未来にメールだけ入れ、用意をした。
:09/12/25 12:01
:PC
:9HixoyyM
#60 [しゅん]
俺の車で嵐運転で帰りながら、さゆりに会った話をした。
「この前さ、天神でさゆりに会ったちゃ。」
《さゆり?
は???あのさゆり?》
「そそ。例のさゆり」
《何で?》
「天神にクリスマスプレゼント買いに行ったんな!
その帰りに、スタバの前で会った。」
:09/12/28 08:56
:PC
:pGEaFo2.
#61 [しゅん]
《まじ?話したん?》
「ちょっとな。話したに入らんぐらいやけど」
《やろーな。そんな話すこともねぇやろうし》
「それがさ、さゆり結婚したらしーよ」
《は???》
「本当か知らんばい?あいつが言うことやけ、信用出来んけど。
聞いてもねぇんに本人から言ってきたけね。
未来と付き合いよるっち話したら、そう言ってきた。
まぁ、あの感じやと嘘やねぇかなっち。
しかも、うまくいってねぇみたいやけね。」
:09/12/28 08:56
:PC
:pGEaFo2.
#62 [しゅん]
《まっじで??》
「俺、そんなん聞く気ねぇっち一括したけど。」
《どんだけなん!あいつも懲りんのー》
「それちゃ!だけなんなん!っち感じやけ」
《未来と付き合いよるっち話したん?》
:09/12/28 08:57
:PC
:pGEaFo2.
#63 [しゅん]
「おう。一緒なること考えとることも言った。
未来にも勘違いされるようなことしたくねぇし。
もう懲り懲りなんちゃ!あいつには。」
《いやーそれショックやったやろーな。
自分は微妙な感じで、未来はお前からそんなん言われて。
未来は幸せすぎっち、比べんわけはねぇやろ。
しかも、それ未来の口から聞いたんやねぇで、お前からやけね。
余計、羨ましいっち気持ちになったと思うよ。》
:09/12/28 08:58
:PC
:pGEaFo2.
#64 [しゅん]
「何か言ったはものの、こえーんちゃね。
また昔みたいなこと起きたらどーしようっち。
あいつとはもう関わりたくねぇんに。」
《そやなー。まぁ、あれから大人になっとるし、大丈夫やろ!》
「よな!」
嵐もそう言ってくれて、何となく気持ちが楽になったっちゅーか。さゆりはこれだけでは済まんっち思えてしょうがねかったけん。
:09/12/28 09:01
:PC
:pGEaFo2.
#65 [しゅん]
《クリスマスのは何買ったん?》
「パンプス!」
《また?》
「それが、めちゃめちゃオシャレやけ!!
未来に見せてもらってな!」
《楽しみしとこ!》
:09/12/28 09:02
:PC
:pGEaFo2.
#66 [しゅん]
「しかも、革靴買ったちゃ!!」
《はぁ?まじ?》
「まだ入荷してねぇんやけどね」
《それさ、ゆーさんとこ?》
「そそ!お前ようわかったな!」
《俺も見たかも!》
:09/12/28 09:13
:PC
:pGEaFo2.
#67 [しゅん]
「まじ?」
《36,000円のやねぇよな?》
「いや、それ」
《まじかちゃ!!!
俺、持ち合わせがねかったけその日は諦めたんちゃね!!
銀行行くのめんでぇで、今度っち言ったんちゃ!!》
:09/12/28 09:14
:PC
:pGEaFo2.
#68 [しゅん]
「まじー!!!俺、買った!笑
ゆーさん何も言ってねかったぞ?
ってか、まだ入荷してねかったけど?」
《そーやった?帰りがけにゆーさん現れてからさ、靴のことは何も話してねぇん》
「そーなん。ごめんな〜先買って!
金持ってねかったお前が悪い」
:09/12/28 09:51
:PC
:pGEaFo2.
#69 [しゅん]
《ありえんちゃ〜〜〜まじで》
「お先!」
《ん?まだ入荷してねかったん?》
「らしーよ。とりあえず、入荷したら連絡するっち言われた」
《ふーん。また探すけいーけど。
あれ、革靴にしては安いでデザインもかっけかったんになー。》
:09/12/28 09:52
:PC
:pGEaFo2.
#70 [しゅん]
嵐と服の好みも似ているが、ここまで同じものを好きとはお互いびっくりやったと思う。
ゆーさんが嵐の接客ついとったら、ありえんっち言っとったやろーな!
:09/12/28 09:53
:PC
:pGEaFo2.
#71 [しゅん]
そんなん話をしているうちに、兄貴ん家についた。
帰りながら話しよったら、久しぶりに会いに行こうっちなってから。
ちょうど赤ちゃんの検診でサナコも兄貴も休みやったらしく、飯をご馳走してもらった。
とりあえず、浴びるほど酒は飲むけん、車は実家に。
兄貴に待ち合わせ場所まで送ってもらった。
:09/12/28 09:54
:PC
:pGEaFo2.
#72 [しゅん]
待ち合わせ場所は小倉の居酒屋。
俺らが店に入ると、もう既に拓の他にも何人か入っていた。
かなり久しぶりな奴もおって、まだ乾杯してねぇんに話が弾む。
早くビールが飲みてぇで仕方ねぇ俺ら。
:09/12/28 09:55
:PC
:pGEaFo2.
#73 [しゅん]
さすが全員運動部。
5分前行動が当たり前っちゅー精神がまだ抜けてねぇんか、10分前に全員が集合。
総勢、20人ぐらい。
ようこんなん集まったなっち嵐と関心しながらも、とりあえず全員ビールで乾杯した。
一人ずつ、就職先、進学先、留年とか報告し合った。
まぁ、そんなかでも俺が一番すげぇっち言われたけどね!
:09/12/28 09:55
:PC
:pGEaFo2.
#74 [しゅん]
二次会はボーリング。
なぜか、このコースは昔から決まっている。
あんま酒が弱い奴がおらんけなんか…
カラオケよりもボーリングっちなることのがはるかに多い。
みんなでワイワイ言いながら最高に盛り上がった。
:09/12/28 09:56
:PC
:pGEaFo2.
#75 [しゅん]
ふと、携帯を見ると知らない番号から1件と未来から2件着信が入っていた。
とりあえず、未来に電話しても出らん。
知らん番号を嵐に聞いてもわからんかった。
嵐が周りにおった奴らに聞くと、拓が答える。
:09/12/28 09:56
:PC
:pGEaFo2.
#76 [しゅん]
[それ、須藤ばい]
「は?」
《は?》
全身に鳥肌が立つ。
:09/12/28 09:57
:PC
:pGEaFo2.
#77 [しゅん]
拓がそう言うと、もう一人の奴が口を開いた。
〔一昨日ぐらいに須藤に会ったんやけどさ、お前の番号聞かれたんちゃね!
何か貸しとるものがあるとか言いって。
携帯水没したけん、番号わからんけ教えてっち言われけ教えたばい?
それやね?
何かお前が人から物借りるとか想像つかんやったけ、ん?とは思ったけど…〕
「まじかちゃ…」
:09/12/28 09:57
:PC
:pGEaFo2.
#78 [しゅん]
須藤。
須藤さゆり。
この友達はさゆりと色々あったことなんか知らん。
知っとったら教えるはずなんかねぇし。
拓と嵐はこのことを聞いて、ありえんっち顔をしていた。
嫌な予感がする。
未来の着信とさゆりの着信。
二人は繋がってないと信じたいが、偶然ずぎる。
もう一回未来に電話すると、プルっと音がしないうちに出た。
:09/12/28 09:58
:PC
:pGEaFo2.
#79 [しゅん]
「もしもし?」
『…もしもし?』
「出るのはぇーちゃ!」
『メール打ちよったんやもん』
何となく元気がねぇ気がする。
:09/12/28 09:58
:PC
:pGEaFo2.
#80 [しゅん]
「電話したやろ?どした?」
『しゅん…まだ友達とおる?』
「いや、もう解散する感じばい?どしたん?」
まだ三次会に行くっち感じで話をしよったけど、未来の様子がいつもと違うことを悟り、あえてこう言った。
:09/12/28 09:59
:PC
:pGEaFo2.
#81 [しゅん]
『会いたい。』
「どしたんかちゃ〜!!今何処?」
『しゅんを信じていいよね?』
「どしたん?俺はお前を裏切ったりせんちゃ!絶対。
今何処?」
『了くん家の前。』
「は?了ん家??」
『うん』
:09/12/28 10:00
:PC
:pGEaFo2.
#82 [しゅん]
「わかった!とりあえず、兄貴には連絡するけん中に入っとけ!
今から行くけん!」
『外で待っとく。』
「いや、危ねぇけ!俺が行くまで了ん家で待っとって!!」
『やだ!遅いし迷惑かけるもん』
そんな会話をしよったら、了が外に出てきたらしく未来は家の中に入った。
隣で嵐が了に連絡していた。
:09/12/28 10:00
:PC
:pGEaFo2.
#83 [しゅん]
《未来何ち??》
「いやわからん。でも、いつもの未来やねぇね。」
《は?まじで…》
「わからんけどね!!心配かけてごめん!
俺、これで抜けるわ!」
《また連絡しろよ。》
「おう!みんなごめん!」
そう言ってその場を後にした。
:09/12/28 10:00
:PC
:pGEaFo2.
#84 [しゅん]
とりあえず、未来は兄貴の家に入っとるけんそれは安心やけど。
あの様子はどうも気になる。
普段、こんな夜中に一人でフラーっとどっか出て行くような奴やねぇし、『何よりも俺を信じていいよね?』の言葉が気になる。
さゆりからの電話も繋がっとる気がして仕方がなかった。
電車に乗っている途中、兄貴から連絡が来て駅まで迎えに来てくれると言う。
ありがたく素直に来て貰うことにした。
駅に着くと、もう了は待っていてすぐ俺を拾ってくれた。
:09/12/28 10:02
:PC
:pGEaFo2.
#85 [しゅん]
【未来、何か様子がおかしいぞ?】
「やっぱね。電話でもいつもと違うっち思ったんちゃ」
【サナコと二人のが話しやすいかなっち思って俺抜けるつもりやったけ
お前迎えきてちょうどよかったわ】
:09/12/28 10:02
:PC
:pGEaFo2.
#86 [しゅん]
「ありがと!何か言いよった?」
【いや、特に何も口にはせんけど…
でも、いつもと様子は全然ちげぇね。何か心ここに有らずっち感じ】
「そっか。
こんままさ、未来拾ったら実家まで送ってくれん?」
:09/12/28 10:02
:PC
:pGEaFo2.
#87 [しゅん]
【いいばい!とりあえず、お前酒くせぇけん風呂入って抜け!】
「まじ?そんなに?」
【結構飲んだやろ?】
「いや飲んだけど、もう覚めた!
未来からあんな電話あったら一気に覚めたし。」
【まぁ、未来と話するにも酒くせぇのはどーかと思うけとりあえず抜け!】
「はい…世話になります。」
:09/12/28 10:03
:PC
:pGEaFo2.
#88 [しゅん]
兄貴ん家について、中に入ると未来はソファーに寄りかかり寝ていた。
(未来ちゃん寝たよ?疲れてたみたい)
サナコがそう言いながら、未来にふとんをかけた。
【お前、今のうちに風呂入ってこい】
「わかった」
:09/12/28 10:03
:PC
:pGEaFo2.
#89 [しゅん]
未来の様子を伺いながらも、風呂に入った。
風呂から上がっても未来はまだ寝ていた。
未来を抱き、了の車に乗せる。
車に運ぶ途中で起きたが、未来はそのまま動かなかった。
いつもやったら、ありえんぐらい抵抗するはずなんに。
いつもと違う未来の反応に不安がつのる。
特に会話もせず、実家まで送ってもらった。
:09/12/28 10:08
:PC
:pGEaFo2.
#90 [しゅん]
たまたまお袋は夜勤で不在。
ちょうどよかった。
別に未来が泊まりに来る事は全然いんやけど、お袋があの未来の様子を見るとぜってぇ心配すると思うし。
何となく、未来も気まずいやろうしね。
:09/12/28 10:08
:PC
:pGEaFo2.
#91 [しゅん]
未来は久しぶりに俺の実家にあがった。
部屋に入った瞬間、
未来は俺に抱きついてきた。
「どしたん?」
何も言わん未来。
そんな未来を抱きしめ返した。
:09/12/28 10:09
:PC
:pGEaFo2.
#92 [しゅん]
「未来。俺はお前を信じとるし、お前も俺を信じとるっち思っとる。
不安なことがあるならちゃんと口に出して言ってな?
その不安を取れるんは、俺しかおらんのやけさ」
『しゅんーーー。
みんなで会ってるのに、呼び出してごめん。
あたし何しよんやろ…
ごめんね。』
:09/12/28 10:09
:PC
:pGEaFo2.
#93 [しゅん]
「そんなん気にしとん?
アホか!
もう解散する時間やったし、グダグダやったけん大丈夫ちゃ!
そんなん気にすんなよ!」
我慢しとったんか、未来の目からは次々と涙が溢れてくる。
もっと強く抱きしめ、頭をポンポンとたたいていると落ち着いたのか涙が止まった。
:09/12/28 10:09
:PC
:pGEaFo2.
#94 [しゅん]
「お前が好きなココア作ってきちゃーけん待っとって。」
そう言って未来をベットに座らせ、下に下りた。
いつもなら、『濃い目!!』っち俺に指示してくるのにこの日は黙ったまま。
:09/12/28 10:10
:PC
:pGEaFo2.
#95 [しゅん]
戻ってくると、未来は体操座りをして俺の携帯とにらめっこをしている。
俺を疑っているのか。
正直、悪いことはしていない。
携帯を見られたところで何も出てこん。
むしろ見てくれてもいいっちぐらいや。
でも、今まで未来はこんな行動を取った事がない。
さゆりの事か。
それとも俺自身の事か。
俺は戸惑っていた。
:09/12/28 10:15
:PC
:pGEaFo2.
#96 [しゅん]
「はい、濃いめな!」
未来はにこっと笑い、『ありがと』と言った。
「どーした?俺の携帯に何かある?」
『ううん。もし…あたしが携帯見てしまったっち言ったらどーする?』
「んー。一番は自分が悪いっち思うかな。」
:10/01/04 15:01
:PC
:sEAWmP/Y
#97 [しゅん]
『何で??』
「んー。
だってさ、お前が俺の携帯を見るっちことは、俺がお前に対して怪しい行動を取ったけっちことに繋がるやろ?
お前を不安にさせたっちことやん?
それは俺が反省すべき点やし、俺のとった行動に問題があるんやね?
それだけやねけぇかもしれんけど、まずはそこからやね。」
『そうとは限らんやん。
怪しくなくても見るかもしれん』
:10/01/04 15:02
:PC
:sEAWmP/Y
#98 [しゅん]
「それはお互いの信頼関係が成り立ってないわけで、見る見らんはその人次第やろ?
俺はお前が見たなら、お前を責めるんやねぇでまずは自分の行動を反省するね。
でも女友達とやりとりした内容をお前が見て、不安になったとかやったらそれはわかるまで説明する。
説明しても、お前がそのことに理不尽な理由つけて納得せんやったらそれまでやけどな。
そうは言っても、俺は女友達とかと連絡取り合ったりせんしね。
まぁーそれでも、例え友達やったとしても特定の異性と定期的に連絡取ることはお互い嫌やろうし。
期限悪くなるんは仕方ねぇかもな!」
『そっか…』
:10/01/04 15:06
:PC
:sEAWmP/Y
#99 [しゅん]
「見たなら、その感想をどうぞ」
『見てない』
「じゃあ何でそんな質問したん?」
『ううん。聞いただけ』
「何かそれ。」
『しゅんはあたしの携帯見たいとか思わんの?』
:10/01/04 15:07
:PC
:sEAWmP/Y
#100 [しゅん]
「思わんね。」
『全く?』
「んーーーー。」
『全く思わんわけやない?』
:10/01/04 15:09
:PC
:sEAWmP/Y
#101 [しゅん]
「んー。全くやねぇかもしれんけど。
でも、それはお前に興味ねぇとかやねぇけ。
お前がしよるメールとか何か想像つくし、もう信頼しきっとる感じ?
それでも、お前が浮気しとったりすればそれはそれまでっち感じやね。
俺が信じきっとったけ仕方ねぇ。
浮気しとったこと自体は許さんけどね。
俺の気持ちを踏みにじって、裏切ったんやけ、ぜってぇ許さん。
けどな、俺はお前がそういうことをせんっち自信あるけ。
お前に限ってそれはぜってぇねぇ。やけ、携帯見るっちゅー発想すらねかったわ。」
『何かしゅんと話しよったら調子狂うやん…』
:10/01/04 15:10
:PC
:sEAWmP/Y
#102 [しゅん]
「何かそれ!
ちゅーか何かあったんやろ?」
『うん…さーちゃんに会った。』
「やっぱな」
『何で?』
「俺も会った。
しかも電話かかってきた。出てねぇけど」
:10/01/04 15:10
:PC
:sEAWmP/Y
#103 [しゅん]
『何で?番号は?』
「友達がたまたま会ったらしくて、そん時聞かれたんやって。
まぁ、あいつならそんなんするのも想像できるし。
そいつ色々あったこととか知らんし教えたことは責めれんのやけどね。
ちゅーか、その事もさっき会って聞いたんやけどな」
『何で会ったん?』
「天神で偶然会ったん。
普通に買い物しよって、前から歩いてきた」
:10/01/04 15:11
:PC
:sEAWmP/Y
#104 [しゅん]
『偶然?』
「そそ。故意に会うわけねぇやろ!
いつやったやっか?まだそんなたってねぇけど、天神に買い物行ったんな。
革靴とか見よっち思って。
んで、そろそろ帰ろうっち思って駐車場まで歩きよる途中、スタバの前で会ったん。
会話っちゅー会話はしてねぇし、お前と付き合いよることも言った。
結婚したらしーで俺にそれを報告してきたけど、だけ?っち感じやったし、何か今微妙なんとか言いだして。
その続きは俺聞く気ねぇっち一括したけ知らん。
お前との将来を考えとるけこそ、もう昔みたいなことはごめんやっちはっきり言ったし。」
そう言うと、未来はうつむき泣いていた。
:10/01/04 15:11
:PC
:sEAWmP/Y
#105 [しゅん]
「俺、間違った行動とったとか思ってねぇよ。
やし、お前の為に言ったとも思ってねぇ。
昔の俺とは違うぞっち思わせたかっただけ。」
そう言っても未来の顔はあがらない。
「俺がそう言ったことであいつがどう思ったとかわからんけど、俺は関わる気ねぇし、お前も関わってほしくねぇ。
それはお前もわかるよな?」
未来は無反応だ。
:10/01/04 15:12
:PC
:sEAWmP/Y
#106 [しゅん]
「ちゅーかお前こそ、何で会ったん?
話したん?」
一時の沈黙の後、未来が話し出した。
『友達と別れて、駅におったん。
時間早いし、しゅんと会いたいなぁとか思いよって。
でも、しゅん友達と飲むっち言いよったし、家に帰ろうか迷いよったんね。
そしたら、急に後ろから話かけられて、それがさーちゃんやったと。
めっちゃ久しぶりに会ったし、ちょっと話す?っちなって、公園で話したんよ。
最初は世間話やったのに、急にしゅんと連絡取ってるとか連絡来たとか言われて…
やっぱりさゆりが好きっち思ったけん、もう一回やり直したいとまで言われたっち。
あたしがしゅんは言ってないっち言っても、さーちゃんはメール見せてくるし、
信じてるから見らんっち言いよるのに、無理矢理話し続けるし…
もう何がほんとで何が嘘なんかわからんくなってしまった。
しゅん。あたしどうしたらいい?またあんな日が来るんかな?
もう怖い』
ぐちゃぐちゃになりながら、涙を流す未来。
俺は無意識のうちに未来を抱き寄せていた。
:10/01/04 15:13
:PC
:sEAWmP/Y
#107 [しゅん]
「ごめん。そんな思いさせてごめん。」
『謝ったって何も変わらんやん。
あたしの今の気持ちをさーちゃんに会う前の気持ちになんか戻せんよ。
でも、しゅんが悪いわけやなし、こんなんしゅんを責めても意味ないし。
それわかっとるんに、責めてしまう。
もうどうしたらいいかわからん。』
:10/01/04 15:36
:PC
:sEAWmP/Y
#108 [しゅん]
「いいちゃ。言いたいことは全部言え。
何もやましいことねぇし、あいつに会ったことを言おうかすげぇ迷ったん。
でも今週会えんくなったし、電話では話たくねかった。
ギリギリまで迷ったん。
どっちのがいいか。
ほんまごめん。
あいつとは一切連絡も取ってねぇし、お前が聞いたことは全部嘘や。
不安なら、俺の携帯隅々まで見ていいけん!
ぜってぇねぇ!!
まじで信じてほしい。」
:10/01/04 15:36
:PC
:sEAWmP/Y
#109 [しゅん]
『信じとるよ。信じとるけど、もうどうしたらいんかわからん。
信じてるつもりだけなんかもしれん。
携帯を目の前に置かれたら、見ようかっち気持ちになってしまったもん。
今まで一回もそんな風に思ったことなかったのに、それは疑ったけやん?
信じとるっち自分では思ってたんに。
まさか、しゅんの携帯見たいっち思うとは思わんやった。』
:10/01/04 15:36
:PC
:sEAWmP/Y
#110 [しゅん]
「それは仕方ねぇやろ。
信じとったとしても嘘でもそんな情報が外から入ったら、やっぱ何で?っち気持ちになるちゃ。
ならん方が、ほんとに相手のこと好きなん?っちなると思う。
状況が状況やろ!
俺だってお前の立場やったら、抑えきれんで見てしまっとったかもしれん。」
『しゅんは見たくならんっち言ったやん。』
:10/01/04 15:37
:PC
:sEAWmP/Y
#111 [しゅん]
「だけ、状況がちげーやろ!
俺が見たいっち思わんのは、お前は不安になるような行動を取ってねぇし、俺にしか気持ちが向いてねぇっち自信があるけちゃ。
それに、お前は他の男の影がチラついたりしてねぇけ。
もし、お前が怪しい行動とったりとか、不自然にメールしよったりとかしたら話は変わる。
俺だって、お前が取る行動に気持ち左右されよんやけ」
『意味わからん!!』
:10/01/04 15:42
:PC
:sEAWmP/Y
#112 [しゅん]
未来は意味わからんとか言いよったけど、多分わかっていた。
俺だって、一人の人間や。
不安になることだって、焦ることだってある。
でもそうならんのは未来のパワーが凄いからであって、俺がどーのこーのということではない。
それにあいつは気付いてねぇだけ。
:10/01/06 09:54
:PC
:0ln0DMfo
#113 [しゅん]
「未来。俺さ、まじでお前のこと好きなんちゃね。
お前としか考えれんし、お前やねぇと嫌。
多分ね、付き合ってきた中で、今一番気持ちがでけぇと思う。
もうちょっと想われとるっち自信持って欲しい。
俺、しょっちゅう好きとか気持ちを言葉にするのあんま好きやねぇけ言わんけど。
でもそれでお前が不安になるっちゅーなら、言うようにする。」
黙ったままの未来。
:10/01/06 09:55
:PC
:0ln0DMfo
#114 [しゅん]
「何かさ、お前はすげぇよ。
お前も気持ちを口にするタイプやねぇやん?
好き?っち聞いてくることもねぇし、何かがねぇと気持ちを言わん。
でもさ、それでも俺には伝わるんちゃね。
特別な言葉がねぇでも、俺のこと好きなんやなっち感じるん。
しかも、口にするときには俺の気持ちが見えとんやねかっちぐらい、すげぇピンポイントを突いてくる。
俺も出来ることならそうしてぇちゃ」
『そんなんわからん!!』
泣いているからか声を震わせながらそう言い、俺から抱きしめられてる腕を抜き、俺の背中の服をひっぱる。
そして、目を俺に押し付けた。
体は震えてしゃっくりが出ている。
:10/01/06 09:58
:PC
:0ln0DMfo
#115 [しゅん]
「これでも、俺の気持ちわからん?」
『…うらがっれほへん』
「ん???」
『ほへん!!!』
「鼻水が詰まっとるのプラス、俺に押し付けて言うけ何ち言いよるかわからんちゃ!」
そう言うと、ぱっと俺の胸から顔を離し、俺を見上げる。
そして
『あたしもしゅんがめちゃ好き。』
明らかにさっき言った言葉と違う。
こんな一連の未来の行動が俺のツボで仕方がねぇ。
「アホ!そーいうのがたまらんっち言いよんちゃ!」
そう言って未来にキスをすると、未来の目からまた涙が落ちた。
:10/01/06 09:59
:PC
:0ln0DMfo
#116 [しゅん]
「お前、どんだけ泣き虫なん。
そんな泣いたら疲れるやろ?」
『疲れる』
爆笑する俺。
:10/01/06 10:00
:PC
:0ln0DMfo
#117 [しゅん]
「よなーーー^^;
さゆりのことは一切信じるなよ!
明日、携帯の番号変えてくる。
もし、偶然会っても無視!!一切関わるな!
いいか?」
『うん。
番号は変えんでいいよ。
今の番号覚えてるもん』
「かかってくるのめんでぇやん」
『だってその新しい番号も調べようと思ったら調べれるし。
もうあたしが関わらんようにするけん、いい』
しっくりはこんけど、未来が言いよることも本当やし。
とりあえず、番号は変えないことにした。
:10/01/06 10:01
:PC
:0ln0DMfo
#118 [しゅん]
『お茶飲みたい』
「はいはい。お嬢様。
お待ち下さい。」
『嫌ー。離れたくないけ、やっぱいらん』
「すぐ戻って来るけん、ちょっと待っとって」
そうやって無理矢理未来を放し、冷蔵庫まで取りに行った。
:10/01/07 09:06
:PC
:ftBQHndk
#119 [しゅん]
未来はお茶と言ったが、ぜってぇカルピスの方がいいと思い、未来専用のコップに濃い目のカルピスを作る。
ちなみにコレも濃い目。
俺も未来と揃いのコップにコーヒーを注ぎ、戻った。
未来は俺のベットの上で体操座りをして待っている。
:10/01/07 09:07
:PC
:ftBQHndk
#120 [しゅん]
お茶と思っていたせいか、未来は飲んだ瞬間ビックリしていたが、やっぱ俺の選択は間違ってねかった。
一気に飲み干す未来。
『おいしい』
そんな未来を後ろから抱きしめた。
:10/01/07 09:07
:PC
:ftBQHndk
#121 [しゅん]
「お前さーまた最近痩せた?
前から思いよったけど」
『うんー。3kgぐらいかな。
最近、お菓子食べるの辞めたと。』
「よな!俺ん家の菓子が減ってねぇっち思いよったんちゃ!
何でまた急に?」
『別に理由ないけど…会社の人がめっちゃ痩せとってね、お菓子は3時にだけ食べるっち言いよったん!
それで、あたしもそうしてみたら減った』
:10/01/07 09:09
:PC
:ftBQHndk
#122 [しゅん]
「俺、ガリガリよりも前ぐらいのが好きなんやけど」
『お菓子食べたらまたすぐ増えるもん。』
「いっつもそー言うな!
どんどん痩せよーやんけ!
痩せよんのに、胸はかわらんな!!」
:10/01/07 09:10
:PC
:ftBQHndk
#123 [しゅん]
『豊胸かもねーーー』
「これ偽もんか!」
そんな冗談を言いながら、いつものように未来を抱く。
当たり前のようで当たり前でない未来の存在を再確認しながら体を重ねた。
:10/01/07 09:11
:PC
:ftBQHndk
#124 [しゅん]
『しゅんー』
「なーん?」
『しゅんはさあたしのどこが好きなん?』
急に聞かれた。
:10/01/07 09:13
:PC
:ftBQHndk
#125 [しゅん]
「はぁ?」
『いいけ、教えてよー。
さっき今までで一番好きっち言ったやん!
どこー?』
確かに…。
改めて思い出すと恥ずかしい。
「どこっち?全部。」
『そんなんやないで、何かないん?』
「そーとーあるで。だけ全部なんやん」
:10/01/07 09:14
:PC
:ftBQHndk
#126 [しゅん]
『じゃあ、例えば!』
「例えば?んー。
ぽちゃっちしたほっぺたとか?
二の腕とか?」
『何それーーー全然嬉しくない。
しかもあたしにとってはコンプレックス!!』
期待はずれの答えに未来の口が膨れる。
俺は笑いながら未来のほっぺたを潰した。
:10/01/07 09:28
:PC
:ftBQHndk
#127 [しゅん]
『いーやーだー!!』
「かわいいやんこの肉。
まだいっぱいあるで!
気が利くとことか、喜怒哀楽がはっきりしとるとことか。
普段Sっ気なんに、二人になったら見せる甘えたなとことか。
意地はるくせに意外と弱いとことか。
顔もセンスも好きやなぁ。
この長い髪もな!
まぁ、一番は俺のことを一番に考えてくれとるとこやな!」
:10/01/07 09:29
:PC
:ftBQHndk
#128 [しゅん]
『…』
「照れんなちゃ!」
『照れてないもん!』
自分で聞いておきながら、照れくさそうに笑っている。
:10/01/07 09:30
:PC
:ftBQHndk
#129 [しゅん]
「お前の行動全部が俺のツボやし。」
『あたしの行動?』
「お前の取る行動一つ一つが可愛いっち思うと!」
『んー??』
未来は意味がわかってない様子。
:10/01/07 16:08
:PC
:ftBQHndk
#130 [しゅん]
「だけ〜〜〜。
やった後、俺にくっついてきたりとか
ん?っち聞返す時の顔とか
映画見よって登場人物が多くなると、すぐ敵?味方?っち聞いてくるとことか
今まで泣きよったくせにいつの間にか笑いよったりする気まぐれな態度とか
どっか連れて行くと目キラキラさせて喜ぶことも
急に甘えてきたりすることも
助手席で気持ち良さそうに寝る姿も
お前が取る行動は俺をいつもドキドキさせるんちゃ。
常に新鮮なん。」
『いっぱいあるーー』
:10/01/07 16:23
:PC
:ftBQHndk
#131 [しゅん]
「こんなんごく一部だけやけどな!
男っちな、安心感とか安定とか馴れたいっち思うもんなんちゃ。
いい意味で早く落ち着きたい。
一緒におってほっとする関係がいいっちゅーか。
でも女はちげーやん?
刺激が欲しいし、常に新鮮さが欲しいやろ?
マンネリ化するのは嫌っち。
常にドキドキさせて欲しいっち思っとるはず。」
『うん』
「ほっとする関係とマンネリっち紙一重と思うんちゃ。
お互いの捉え方とか、価値観で左右される。
やからこそ、その境目が難しいん。」
:10/01/07 16:24
:PC
:ftBQHndk
#132 [しゅん]
『うん。』
「長くなってくると特にそんな新鮮さとか無くなるしさ、おって当たり前になるやん?
なぁなぁな関係になりがちやし。
でも、男はそれが自然体でおれて結構心地よかったりするもんなんちゃ」
『しゅんも?』
:10/01/07 16:24
:PC
:ftBQHndk
#133 [しゅん]
「いや、俺はお前と付き合って変わったね。
お前の場合は新鮮さもあれば安心感もあるん。
それが交互に来るっちゅーか。
さっきも言ったけど、俺に対してしか気持ちが向いてねぇ自信があるっちことは安心感やん?
その両方で俺を攻めてくるけね。
お前の場合は特別や。
一回それを体験してしまったら、他では満たされん。
それに慣れたらいけんっち常に思うようにしとるけどね。」
『慣れたらいけん?』
:10/01/07 16:25
:PC
:ftBQHndk
#134 [しゅん]
「そそ。
簡単に言えば、お前が俺の隣におるっちことを当たり前とは思ってねぇっちこと。
おってくれとるっち感謝しとーと!」
『あたしだってそれは同じやもん。』
「そーなん?
お前が安心感をくれるけこそ、俺はそれを求めんでいいし。
その代わり、お前をドキドキさせようっち努力しよるつもり。
お前がどう思っとるんかは知らんけどね」
:10/01/07 16:25
:PC
:ftBQHndk
#135 [しゅん]
『しゅんとおる時、マンネリやなっち思ったことないよ?』
「ほんとかちゃ!」
『うん!』
「じゃあ、実行出来とるっちことやんな^^」
『しゅんがそんなん深く考えてくれとるとか知らんやった』
「見せてねぇもん」
『ケチ。』
:10/01/07 16:26
:PC
:ftBQHndk
#136 [しゅん]
「別れてから、心のどこかでいつかお前は俺に戻ってきてくれるっち思っとったと思う。
ちょっとの可能性を信じとったっちゅーか。
お前以外は無理っち思いがあったし。
必死にその感情は出さんように押し殺しとったけど。
今こうやって同じ道を歩けよることは、すげぇことと思う。
でも、俺にとってお前が浅田さんと付き合ったっちことは、やっぱ嫉妬になるわけで。
今は絶対でも、何かのタイミングで変わることもあるんちゃ。
そのことがあって、お前の気持ちは絶対やねぇっち痛い程わかったん。
お前が俺のことを好きっち言ってくれることは、今でも素直に嬉しいし。」
:10/01/07 16:26
:PC
:ftBQHndk
#137 [しゅん]
「浅田さんがお前を引きずっとるのも、そんなお前と付き合ったけと思うよ?
男っちバカやけさ、別れて気付くんちゃ。
他の女と付き合って、お前と距離が出来たことでそのでかさにビックリさせられたっちパターンやね?
俺と一緒っちゅーのが気に食わんけど。
浅田さんやねぇでも、お前と付き合った男はみんなそう思うと思う。
それぐらいお前のパワーっちすげぇよ。
その本人はそれに一切気付いてねぇけどね!
お前のことベタ褒めで気持ちわり〜〜な俺。」
:10/01/07 16:26
:PC
:ftBQHndk
#138 [しゅん]
あれだけ色んな女と付き合ってきた俺が、この何年間、未来という女から離れられてねぇ。
学校一可愛いで人気があった子や、すげぇ性格がいい子でもこんなん引きずったことなんかねかった。
自分自身でも驚きや。
出会いがねかったわけでもねぇし、好きっち言ってくれる可愛い子はいくらでもいた。
なんに、俺は未来しか考えられなかった。
それはやっぱ未来が凄い人間なんやと思う。
:10/01/07 16:27
:PC
:ftBQHndk
#139 [しゅん]
これは後から知った話だが、未来は中学から高校、短大とそーとーモテていたらしい。
未来は一切興味がねかったみたいやけど。
そんな素振り全く見せんやったくせに…
恐るべし未来。
俺にとってはプラスやけど、未来にとっては勿体ねぇような気が。
:10/01/08 15:18
:PC
:Ey9ZTDo6
#140 [しゅん]
「じゃあ、反対に俺の好きなとこは?」
『いっぱいあるよー』
「やろーな!俺、半端ねぇぐらいあるやろー!!
センス良いし、背高いし、優しいし、一途やし。
完璧やん!」
『自分で言いよるし!!』
「はよ言えちゃ!」
:10/01/08 15:19
:PC
:Ey9ZTDo6
#141 [しゅん]
『んーとね。
熱いところとか。
頭がいいで回転が早いところとか。
道いっぱい知ってるとことか。
男らしくて強いし、見た目はクールで冷たそうな感じやけど
本当は誰よりも暖かい心を持ってるし、一番人のことを考えて行動してるとことか。
優しいし、守ってくれるとことか。
おっきい手も抱きしめてくれる腕も、笑顔も全部。
しゅんの考え方とかも好きやなー。
あたしのことを好きなしゅんがめっちゃ好き。』
「おぉ〜お前、俺のことようわかっとるやん!」
:10/01/08 15:23
:PC
:Ey9ZTDo6
#142 [しゅん]
『嵐とかとワイワイ騒いぎよるしゅんを見るのも好き。
くだらんことばっかりしよんに、面白いもんねー。
しゅんの周りにはほんとにいい友達がいっぱいおるよね。
みんなあたしのこともしゅんと同じように大切にしてくれとるし、それが凄い伝わる。
幸せやなーっち思うよ』
「そやなー。
お前を引きずっとった時期を知っとるし、自分のことのように考えてくれとるけね。
嵐に限らず。
すげーよ。あいつら」
:10/01/08 15:31
:PC
:Ey9ZTDo6
#143 [しゅん]
『幸せやねー』
「おう!まぁ、当たり前やけどね!」
『あーそんなん大着やったら絶対バチがあたるけー!!』
「思ってませーん」
:10/01/08 15:32
:PC
:Ey9ZTDo6
#144 [しゅん]
『一番好きのは、しゅんの目』
急に会話を戻す未来。
「目?」
『そう。しゅんの目は全部を伝えてくれると。
嬉しい時も悲しい時も怒っとる時も。
不安な時も嫉妬しとる時も態度より何より先に目が変わるん。
目を見ればしゅんが今何を思ってるかわからると。』
「ふーん」
:10/01/08 15:32
:PC
:Ey9ZTDo6
#145 [しゅん]
『今だって、納得してない目しとるもん。
さっきまではキラキラしとったのにー』
「いや、俺自信はどんな目しとんかわからんけさ」
『あたししかわからんでいいと!』
「そーやな!
ちゅーか俺らどんだけ惚気あいよん」
『たまにはいーやん!』
そう言って嬉しそうに俺に寄り添ってくる未来が可愛くて仕方なかった。
:10/01/08 15:33
:PC
:Ey9ZTDo6
#146 [しゅん]
未来が寝たところで嵐に連絡した。
相変わらず、俺らのことが心配でたまらんやったらしく、あいつは俺の電話にワンコールもしないうちに出た。
:10/01/08 15:34
:PC
:Ey9ZTDo6
#147 [しゅん]
とりあえず、説明できることはちゃんと説明。
《お前さ、一発かます前に連絡しろちゃ!
俺がどんだけ心配しとったと思っとん?
まじ、俺の心配をよそにお前らやりやがって。
最悪。》
「まじごめんちゃ!!
成り行きでそーなってからさ。
一瞬お前の顔がよぎったけど、ごめん!っちょっとタイム!とか出来んやん!!」
《知るか!ボケ!》
嵐自身は、未来が俺と別れると言い出すかもとドキドキしていたらしい。
さすがの俺もそこまでは思わんやったけど・・・。
それだけ心配してくれとったっちことやんな^^;
申し訳ない。
あんだけ惚気合ったっちことは、さすがに言わんやった笑
:10/01/08 15:39
:PC
:Ey9ZTDo6
#148 [しゅん]
そして来たクリスマス。
世間は24日から楽しむんやろうけど、俺らは23日の夜がクリスマスイヴ。
学生には曜日とか全然関係ねぇけど、社会人は俺らと同じようにしたんかもなー。
どこも意外に人が多く、ざわざわしていた。
:10/01/13 14:30
:PC
:4mGGo1VE
#149 [しゅん]
とりあえず会社に未来を迎えに行き、合流。
この日まで、未来に黙っておくのはすげぇうずうずしてからさ。
もういっその事言ってしまおうかと何度も思ったんやけど…
耐えた!!!
未来の反応が楽しみで仕方ない反面、未来は俺に何を買ったのかも気になる。
:10/01/13 14:31
:PC
:4mGGo1VE
#150 [しゅん]
俺はクリスマスに向けてコツコツと準備していた。
前泊まった中州のすげぇオシャレなホテル。
ちょっと奮発して、前よりもいい部屋を予約したん。
しかも、たまたまキャンセルが出たらしく運よく入れた俺。
ラッキーボーイやろ〜〜〜。
:10/01/13 14:31
:PC
:4mGGo1VE
#151 [しゅん]
この日は未来を迎えに行く前、先にホテルにチェックインし、部屋を俺なりにデコレーション。
もちろん、ホテルの許可は取った。
荷物を運ぶときホテルマンがちょっと手伝ってくれたんやけど、色々話かけてくれてからさ。
彼女さん絶対喜びますよ!僕も楽しみです!っち言ってくれて。
何か、心があったかくなったっちゃね。
:10/01/13 14:32
:PC
:4mGGo1VE
#152 [しゅん]
まずは、クリスマスツリー。
昔は実家で毎年出しよったけど、いつの間にか倉庫の奥に眠っていた俺ん家のツリー。
すげぇでけぇで友達の間でも自慢やったのを覚えている。
お袋に電話したら倉庫にあるっち言われたけん、嵐が実家に帰ったついでに持って帰って来て貰った。
:10/01/14 13:42
:PC
:2fD.6pBM
#153 [しゅん]
箱からばらし、組み立てる。
普通の家のツリーからしたらでけぇ方と思うけど、当時俺が見ていたツリーよりも小さく見えた。
俺がでかくなったけやろうね。
お袋と兄貴と飾った思い出が甦ってきて、何となく切なくなった。
:10/01/14 13:42
:PC
:2fD.6pBM
#154 [しゅん]
一通り飾り終わり、電気を消してイルミネーションを確認。
点けた瞬間、未来の喜ぶ姿がふわーっち浮かんでめちゃめちゃテンションがあがった。
ツリーの下にプレゼントを置き、手紙も立てかける。
未来の笑顔を想像しながら、準備するのはめちゃめちゃ楽しかった。
:10/01/14 13:43
:PC
:2fD.6pBM
#155 [しゅん]
続きまして、風呂。
しかもよ、しかも!
この部屋、風呂が全面ガラス張りな上に部屋のど真ん中にあるん。
風呂が部屋のど真ん中ばい?
ありえんやろ〜〜〜!
そんで、オシャレに間接照明もいっぱいあってさ。
これだけで、いい雰囲気が出る感じ。
:10/01/14 14:01
:PC
:2fD.6pBM
#156 [しゅん]
有料なんやけど、ホテルで花びらを用意してくれるサービスがあって。
利用せん手はねぇやろ〜〜〜!!っちことで。
ついでにそれも頼んでおいた。
何かエロいやろ^^?
未来は花束とかあげるよりも、こういう事の方が喜ぶ。
:10/01/14 14:02
:PC
:2fD.6pBM
#157 [しゅん]
でも今から風呂の湯をためても無駄やけん、どーしょうか迷いよったんちゃ。
したら、例のホテルマンが連絡をくれればその時間に準備してくれると言う。
あざーーーっす!!!やな!
もともと、このサービスは準備もしてくれるみたいでから。
知らんやったけ何かラッキー↑
:10/01/14 14:02
:PC
:2fD.6pBM
#158 [しゅん]
そこは飯も部屋に運んでくれるし、とりあえず準備万端。
そんなことはつゆ知らず、未来は助手席に乗っている。
色々考えながら、俺の家に向かった。
実はホテルに行きよんやけど。
未来にはどこも人が多いけん俺ん家でなっち伝えとったし、何の疑いもなく助手席に乗っていた。
:10/01/14 14:03
:PC
:2fD.6pBM
#159 [しゅん]
ホテルに近づくにつれ、未来の目は疑いに変わる。
『今日さ、しゅん家やないと?ご飯は別のところで食べるん?』
「ん〜そーやな!」
『そうなん!変更したなら言ってよ〜〜』
「まぁ楽しみしとって!!」
納得したんかしてないんかわからんけど、黙って座っている未来。
そんな未来を横目に、俺はホテルへと急いだ。
:10/01/15 13:41
:PC
:DWFglGhc
#160 [しゅん]
途中、未来が好きなケーキ屋で予約していたケーキを受け取り、ホテルに花びらのことを電話した。
これで全ての仕込みが終了。
あとはホテルに行くのみ。
自然とアクセルを踏む足が強くなっていった。
:10/01/15 13:42
:PC
:DWFglGhc
#161 [しゅん]
中州を通りホテルに行くと未来はびっくりしていた。
『もしかして、ここ予約してたん??』
「おう!」
『嘘やん!!!!』
「何で?意外やった?」
『本当はあたしも予約したいで電話したんやけど、すでにいっぱいで取れんやったと』
「そーなん?俺ら考えとること一緒やな!」
もちろん、運よく入れたことは言わん。
:10/01/15 13:43
:PC
:DWFglGhc
#162 [しゅん]
『前と同じ部屋?』
「それは行ってからの楽しみにしとけ」
『うん!!』
未来に先にチェックインしたことがばれんよーに、再チェックインを済ませる。
そんなことにも付き合ってくれるホテルには、めちゃめちゃ感謝した。
:10/01/15 13:44
:PC
:DWFglGhc
#163 [しゅん]
一番いい部屋なんに、クリスマス当日やねぇこととキャンセルが出たことで安く入れた。
それもまた、ラッキーボーイ!
俺、何か持ってるわ〜〜!!
:10/01/15 13:45
:PC
:DWFglGhc
#164 [しゅん]
エレベーターで一番上まで上がり、部屋に向かう。
部屋のドアは未来に開けさせた。
開けた瞬間、部屋とガラス張りの風呂から青い間接照明の光が漏れ非現実的な風景が広がる。
その奥に俺が飾ったクリスマスツリーが光を放っていて、そーとー綺麗だった。
部屋自体は真っ暗やけん、めちゃめちゃ幻想的で俺自身がうるっときた。
未来のでけぇ目は見たことねぇぐらいキラキラしとって輝いている。
急いで靴を脱ぎ、風呂まで駆けていった。
:10/01/15 13:46
:PC
:DWFglGhc
#165 [しゅん]
『めっちゃ凄い…』
「どう?」
『もうめっちゃ感動…』
「よかった^^」
『何かうまく言葉が出らんでごめんね』
目を潤ませながら、そう言う。
「お前の顔みたら全部伝わるけん、俺はそれで充分」
俺はこの顔を見れるだけでよかった。
未来の表情が全てを語っていた。
:10/01/15 13:47
:PC
:DWFglGhc
#166 [しゅん]
『しゅんーー。凄い…。
めっちゃきれーー』
「そんなん目に涙溜めとったら、余計イルミネーションがキレイに映るんやね?」
未来は偉く感動した様子で一時ツリーを眺めていた。
ツリーまで行き、写真を撮ってとせがむ未来。
まだプレゼントには気づいてない。
一人で撮ったあと、セルフタイマーをして二人でも撮った。
:10/01/15 13:48
:PC
:DWFglGhc
#167 [しゅん]
『このツリーどうしたん?』
「ん?これ?実家から持って来た」
『嘘ーーー???』
「まじ!」
『ほんとに?』
「うん」
『すごい…』
:10/01/15 13:49
:PC
:DWFglGhc
#168 [しゅん]
「そやろ?実家の倉庫に眠っとったやつ!
昔は毎年飾りよったんやけど、俺も久しぶり見たわ!」
『じゃあ飾りつけとかしゅんがしたん?」
「もち!」
『一回チェックインしたん?』
「そそ!」
『このお風呂も??』
「そう!」
↑まぁ若干違うけど、そーいうことにしとこ!笑
:10/01/15 13:50
:PC
:DWFglGhc
#169 [しゅん]
『嘘やん…』
声にならない声で涙を流し喜んでくれる未来。
「よーと周りを見渡してん?」
俺のその声に涙を拭いて周りを見渡す未来。
そして、プレゼントを見つけた。
:10/01/15 13:50
:PC
:DWFglGhc
#170 [しゅん]
『サンタさんやん!!』
「あー俺サンタにコスプレしてくればよかったな!」
『それは嫌!』
「やな…^^;
ちゅーか開けてや!」
『うん!!』
さっきまで泣きよったくせに、目をキラキラさせたままプレゼントに夢中や。
:10/01/15 13:51
:PC
:DWFglGhc
#171 [しゅん]
袋を開けた瞬間、
『ゆーさんとこ????』
「そ!いいけ、開けてん」
包み紙を開くと箱が出てきた。
これで、もう何を選んだかはわかる。
『靴やーーーーー!!!!!』
叫ぶ未来。
そして、箱を開けた。
『あーーーーー!!!!』
もっとでけぇ声で叫ぶ未来。
:10/01/15 13:51
:PC
:DWFglGhc
#172 [しゅん]
『これ、あたし買おうと思って悩んでたやつ!!!
やっぱめっちゃかわいい…
何で??しゅん、ゆーさんから聞いたと?』
「は?」
『ゆーさんのとこ見に行って、これ見つけてね一目ぼれしたと。
でも、ちょっと高いし迷ってたん!
めっちゃ欲しかったけん、ゆーさんに買ってくださいっちずっと言いよったん!!
しゅん、ゆーさんから聞いたけこれ買ってくれたんやろ?』
:10/01/15 13:52
:PC
:DWFglGhc
#173 [しゅん]
「いや、ゆーさん何も言ってねかったけど…
俺もそれに一目ぼれしたんちゃ!ぜってぇお前が好きや!!っち思って」
『え〜〜〜!!そーなん??すごーーーい!!
以心伝心やね!!』
「すげーね。いや、ゆーさんそんなこと一言も言わんやったけね。
ちょっとぐらい情報くれたってよかったんに。
俺、センス良すぎやろ!」
『うん!!!やっぱめちゃめちゃ可愛い…
さすがしゅんやん。
ありがとう!!!』
「いーえ!
履いてみ?」
そう言う俺を無視し、未来は便所に行った。
:10/01/15 13:52
:PC
:DWFglGhc
#174 [しゅん]
腹がいてくなったんか、漏れそうったんかわからんまんま呆然と立っていると戻ってきた。
その手にはでけぇ袋を提げている。
しかもそれ、ゆーさんとこの!
『かぶった!!!』
「まじかちゃ!!!」
『メリークリスマス!!しゅんー!』
そう言いながら、未来は満面の笑顔で渡してくれた。
:10/01/15 13:53
:PC
:DWFglGhc
#175 [しゅん]
開けて!開けて!と言い続けるハイテンションの未来に圧倒されながらも、焦らして開けん俺。
でも、何かが気になって仕方ない俺。
お決まりで何回か開けんどっこっか〜〜っち繰り返した後、袋から出すと、明らかにアレ。
そそ!靴の箱。
「そこも被りかちゃ!!!」
そう突っ込みながら、二人で爆笑。
箱を開けるとありえないものが入っていた。
:10/01/15 13:56
:PC
:DWFglGhc
#176 [しゅん]
それは…革靴。
しかもあの革靴。
まさかの革靴。
「うそやんーーーーー!!!!」
『もしかして、もう革靴買った?』
不安そうに聞く未来。
:10/01/18 10:49
:PC
:HMwuAf4g
#177 [しゅん]
「いや、買ったっちゅーかこれと同じの取り寄せ中。」
『えぇーーーーー!!!!!』
そう未来が叫んだ瞬間、未来の携帯がなった。
:10/01/18 10:49
:PC
:HMwuAf4g
#178 [しゅん]
ちょこちょこっち駆け足で携帯に向かった未来。
ゆーさんからの電話らしい。
『もしもし?』
ちょっと話したあと、未来はスピーカーにした。
:10/01/18 10:50
:PC
:HMwuAf4g
#179 [しゅん]
〈しゅんー!お疲れ!〉
「お疲れさまっす」
〈ちゅーか、二人に話すことがあるんやけど。〉
「俺もありますよ!!」
〈まぁ、聞けって!
未来も聞いとけよ!〉
『はい』
:10/01/18 10:50
:PC
:HMwuAf4g
#180 [しゅん]
〈しゅんが店に来る前の日、未来が来た。
それで、未来はあの革靴を気に入った。
36,000円で6,000円オーバーやけど、それはしゅんに黙っておいて欲しいと俺に頼む。
俺は了解した。
その革靴を買ったあと、自分の物を見る未来はあのパンプスを展示会写真にて気に入る。
サンプルを見せると、ありえないテンションにあがる。
が、少々お値段が張るとのことで悩む。
俺にせがむ。
よっぽど気に入ったのか、とりあえず入ってきたらまた教えて欲しいと言い残し、とりあえず保留にして帰った。〉
「…」
『…』
:10/01/18 10:52
:PC
:HMwuAf4g
#181 [しゅん]
〈その次の日、しゅんが来店。
色々話した後、しゅんは未来に渡すクリスマスプレゼントを物色。
それで、ちょっと前に入荷した例のパンプスを気に入る。
しかし、値段が6,000円オーバー。
未来にばれたら怒られると悩む。
俺の一言で最終的に内緒にすることに決まる。
俺がプレゼント包装する間、しゅんは展示会写真を見る。
そこで例の革靴を発見。
買う気満々のしゅん。
既に入荷済みの商品。
ましてや、昨日未来が買った。
それを知っている俺は、俺はここで買われたらやばいと焦る。
急遽、まだ未入荷ということにして、保留することを示唆。
これがすんなりOK。
そして単純。
しゅんは会計済みやし!っち思っとると思うが、とりあえず金は全額俺が預かり中。〉
「…」
『…』
:10/01/18 10:53
:PC
:HMwuAf4g
#182 [しゅん]
〈まぁこーいうわけよ!〉
「いや、ありえんっす…」
〈俺こそびびったわ!!どんだけなんお前ら!
まさか同じものを同じ状況で買うとは思わんし、お前らの言葉一つ一つが被りすぎやけ!
どんだけ以心伝心なんかっちゃ!!!
こえ〜〜〜〜
しかも、6,000円オーバーしていいなら最初から金額設定すんなよ!
結局、守られてねぇやん!アホ!〉
俺も未来も、何か凄すぎて言葉にならんっち感じ。
:10/01/18 10:53
:PC
:HMwuAf4g
#183 [しゅん]
「何かすいません」
〈ほんとちゃー!まじ黙っとくの大変やったし。
未来はともかく、お前接客するときヘマせんようにそーとー気ぃ使ったちゃ!
まじ、たけぇよ!〉
「すいません^^;」
〈っま、それが仕事なんやけどね。
何か懐かしくなったわ〜〜!!そーゆーのいいな!
羨まし!!〉
「いや〜〜もう、ゆーさんのお陰っすよ!!
あざーっす!!」
:10/01/18 10:55
:PC
:HMwuAf4g
#184 [しゅん]
〈いーえ!この革靴は手数料としてもらっとくわ!〉
「いや、ちょー勘弁してくださいよ!!まじ!」
〈嘘ちゃ!どーする?金額でけぇし、持っていこうか?〉
「いや、今こっちおるんで明日店まで取り行きます!!
出勤してますか?」
〈明日おるで!じゃあ店見当たらんやったら、誰かに声かけて!〉
「わかりました」
〈未来!お前偉いおとなしいな!どーした?〉
ぱっと未来を見ると、目が涙でいっぱいになっていた。
:10/01/18 10:56
:PC
:HMwuAf4g
#185 [しゅん]
『何か感動した』
「は?」
〈は?〉
『だって、偶然にしては出来すぎやし、もうしゅん凄いもん』
「^^;」
〈^^;〉
「そーいう状況なんで、一旦こちらで対応しまーす!!」
〈了解しましたー!〉
そんな冗談を言いながら電話を切った。
:10/01/18 10:57
:PC
:HMwuAf4g
#186 [しゅん]
「何で泣くんかちゃ〜お前ほんま泣き虫やなー。
そんなたいしたことねぇことで泣くなよ。涙が勿体ねぇやん!」
『だって〜〜〜』
:10/01/19 14:02
:PC
:z/k04pY.
#187 [しゅん]
まぁ泣くまでは考えれんけど、未来が言うように偶然過ぎるっちゃー偶然過ぎる。
お互いのセンスの良さと、似すぎる好み。
もともとの感性とかも関係しとると思うけど、お互いをわかっているからこそ、そうなるんであって結構凄いことやけね。
二人ともお互いのプレゼントに夢中だった。
:10/01/19 14:03
:PC
:z/k04pY.
#188 [しゅん]
その夜、ゆっくり飯を食い、風呂に入り、ほんと久しぶりにゆっくり過ごした。
次の日、未来とちょっとした遠出をし、また一つ思い出を作った。
:10/01/19 14:03
:PC
:z/k04pY.
#189 [しゅん]
そして大晦日。
ボードに行く計画をしていた俺と嵐。
未来も連休ちゅーことで、一緒に誘っていた。
それを聞いた野球部とか大学の友達も行きたいと言い出し、結局大人数でカウントダウンボードツアーに行くことになった。
:10/01/20 09:21
:PC
:aOvISg4M
#190 [しゅん]
その前に、未来がボード一式揃えるっち言い出して。
社会人は違いまんなー。
ボーナスが入ったとか言ってからさ〜〜。
二人で未来が前働いていたスポーツ店に見に行った。
:10/01/20 09:21
:PC
:aOvISg4M
#191 [しゅん]
もう、未来が働いていた頃のメンバーはちょろちょろっちしかおらんかって。
未来も全然知らん人ばっかと口癖のように言っていた。
たまたまボード担当の社員さんは、未来が働いていた頃の人で接客してもらった。
三人で相談しながら、未来のボードを決める。
:10/01/20 09:23
:PC
:aOvISg4M
#192 [しゅん]
それが、またいい社員さんでからさ〜。
バーゲンもあってやろうけど、めっちゃ安くしてもらいよったし、加工代もタダ。
新しいボードを見ると、俺も新しいのが欲しくなった。
まぁ買い換えたばっかやったけ、未来にソッコー止められたけど。
:10/01/20 09:24
:PC
:aOvISg4M
#193 [しゅん]
でも、なぜかゴーグルとグローブは一緒のがいいっち言い出して、未来に買ってもらった。
自分で出すっち言ったんやけど、ボーナス記念とかわけのわからん記念日をつけられてからさ。
まぁそこは素直に買ってもらった。
:10/01/20 09:30
:PC
:aOvISg4M
#194 [しゅん]
それぞれの彼女も連れて来ることになり、総勢17,8人。
まぁみんな仲いいし、俺は気を使う相手やねぇけん全然いんやけど、未来のことが心配だった。
女同士やっぱ気は使うやろーし…。
それとなく未来に聞いても
『全然大丈夫やし!楽しみやねー』
と返す。
何となく、心ん中ではそー思ってないやろーなと思っていた。
:10/01/20 09:35
:PC
:aOvISg4M
#195 [しゅん]
車4台で広島に向かう。
車を出したのは俺、拓、悠太、健太郎の4人。
俺、悠太、健太郎は四駆やし、拓は親父から車を借りてくれてワンボックスだった。
:10/01/20 09:37
:PC
:aOvISg4M
#196 [しゅん]
俺の車には嵐、未来、良太が乗った。
良太の彼女も来るんやったけど、予定が合わず後から合流になっていた。
女は未来一人。
そっちのが気使わんでいいかなっち思って、俺が故意的にそうした。
:10/01/21 16:55
:PC
:BYNDJ.YM
#197 [しゅん]
悠太と健太郎は初めて出てきたかね。
あと、良太の彼女も!
紹介しとくか^^
:10/01/21 16:56
:PC
:BYNDJ.YM
#198 [しゅん]
片桐悠太(カタギリユウタ)
こいつも野球部の友達で、地元は鹿児島。
守備はセンターで同じ外野やったけ野球部の中でも仲も良い。
野球もうめぇ。
ベビーフェイスなんやけど、意外とクールでポーカーフェイス。
我が道を行くタイプで、人の意見に一切左右されんタイプ。
さすがB型ーー。
野球以外のことに関しては頑固すぎるぐらい頑固やけね。
彼女有りで、もう5年ぐらい付き合っていた。
またその彼女もめっちゃ良い子でからさ。
進路は一緒に長期留学。
すげぇやろ。
彼女、英語ペラペラやけん。
悠太も英語の勉強がしたいっち言って一緒に留学するらしい。
:10/01/21 16:58
:PC
:BYNDJ.YM
#199 [しゅん]
迫田健太郎(サコダケンタロウ)
こいつも野球部。
野球はあんまうまくねぇけど、頭は抜群にいいで計算上手。
彼女なし。
ただ、2年間片思い中。
恋愛は勉強みたいにうまくいかんけね。
すげぇ気の優しい良い奴。
両親共に医者。
医者を目指すと思いきや、自分は警視庁で働きたいと公務員試験を受験。
見事受かり、春から警察学校に行くことが決まっていた。
:10/01/21 16:59
:PC
:BYNDJ.YM
#200 [しゅん]
綾雛心晴(アヤビナコハル)
まず、名前がかっこいいやろ。
綾雛っち・・・珍しすぎやけね。
俺らと同い年。
服飾系の専門学校を経て、アパレル定員。
O型。
あだ名は心晴を略して(こは)
背は未来と同じぐらいで服装も似ている。
性格は気がつえー。
でも、素直になればかわいいとこもあると思う。
笑いのセンスを持っとって結構面白いな。
顔はキレイな顔しとるんやけど、気ぃ強いのが出とー感じ。
未来と一番仲がいい。
良太とは紹介で知り合った。
まぁ、こんな感じかな^^
:10/01/21 17:05
:PC
:BYNDJ.YM
#201 [しゅん]
未来は後ろに乗るっち言いよったんやけど、助手席に乗らせ、嵐は後ろの席に行ってもらった。
やっぱ、隣は未来のがいいしね!
気が利くし^^
:10/01/21 17:06
:PC
:BYNDJ.YM
#202 [しゅん]
途中のサービスエリアでちょっとした飯を食って、何回かトイレ休憩を取りつつ、一気に広島まで飛ばした。
後ろ二人も未来もいつの間にか寝て、俺一人。
未来の寝顔を見るとすげぇ安心したように寝ている。
バックミラーで確認すると、後ろ二人も気持ちよさそうに爆睡。
普通に考えれば俺も眠たくなるシチュエーションやけど、なぜか目は冴えていた。
色々考えよったけかね。
:10/01/21 17:09
:PC
:BYNDJ.YM
#203 [しゅん]
次はボードに行こうという約束。
こうやって叶えている。
ほんとは二人で行きてかったけど。
まぁそれは、これからでも行けるし。
未来のお手並み拝見っちとこやな!
そんなんを考えったら、一切眠たくならなかった。
:10/01/21 17:09
:PC
:BYNDJ.YM
#204 [しゅん]
途中、嵐と良太が起きて未来の話になった。
相変わらず未来は諸主席で寝ている。
自分専用のひざ掛けを張り切ってかけとったくせに、いつの間にか足元に落ちているのを見て、思わず笑ってしまった。
あんだけ俺に可愛いやろ♪っち自慢してきよったくせに^^;
まぁ、ひざ掛けっちゅーよりほぼ毛布なんやけどね…
片手でハンドルを固定したまま拾い、かけてやった。
:10/01/21 17:21
:PC
:BYNDJ.YM
#205 [しゅん]
〈お前さ〜〜未来と付き合ってもうどんぐらいなるんけ?〉
良太が聞く。
「んー?全部入れたら2年半?3年半?ぐらい?
別れたりしてあいた期間もあるけ、正確に何ヶ月!っちわからん」
〈まじかちゃ!!
2年と3年は全然ちげーし!女はそーいうの気にするぞ?〉
「まぁーなー。」
《未来もそーいうのは気にしそうな感じするけど》
「今度、正確な年数を聞いてみるわ!しれーっと」
:10/01/22 16:49
:PC
:9Seuat5Q
#206 [しゅん]
〈それにしてもさーお前らほんと仲良いよな!
見よってまじ羨ましいもん〉
「愛されとるけ!」
《嘘つけちゃ!今はお前のが気持ちでけぇやろ!
そう感じさせんのは、未来がお前に自然に気を使えとって、立てるのがめっちゃうまい。
本人がしようと思ってしてねぇことやけ、また際立つしな。
未来はそれをしよる感覚ねぇけんすげぇよな!》
まんまと見抜かれ、正直何か照れる。
:10/01/22 16:50
:PC
:9Seuat5Q
#207 [しゅん]
《照れんなちゃ!》
「まぁ、ほんとやけしょーがねぇけど」
〈まじ?〉
「俺が未来を転がしよるつもりでおるけど、実は未来がその周りを転がしよるっち感じ」
:10/01/22 16:50
:PC
:9Seuat5Q
#208 [しゅん]
〈それ、お前わかっとん?〉
《明らかにそーやろ!》
「わかっとるもなんも、そーやけ仕方ねぇし。
まぁ、俺はその気でおらんけど!」
《そう思っとることがまたウケる!
多分、誰でも一回未来とと付き合ったら、次行ったとしても満足せんと思うよ。》
〈どういう意味?〉
:10/01/22 16:51
:PC
:9Seuat5Q
#209 [しゅん]
《しゅんと別れとった間に付き合いよった浅田さんも戻ってっち言ってきたし、現にしゅんもそうやん?
あんだけ色んな女から告られたり、アドレス聞かれたりしよったんに、それに乗ろうとせんやった。
他の女は持ってない何かを持っとるんと思うよ?
しかも、未来自身がそのことに気づいてないっちとこがまた魅力になるわけで。
いい意味でその人色に染められるっちゅーか、そーいうのがうまいんちゃ。
自然に出来とる。》
「俺と嵐に対する態度もそれぞれ違うしね」
《違うなー》
:10/01/22 16:52
:PC
:9Seuat5Q
#210 [しゅん]
「俺と嵐2人でおるときは、だいたい嵐に甘えるん。
俺より嵐とおる方が多いよな?」
《そーやな!
で、しゅんがおらんくなったら一気にしゅんモードに変わるけ!
俺にしゅんの話ばっかしてくるし、しゅんがねしゅんがね!の繰り返し。》
:10/01/22 16:52
:PC
:9Seuat5Q
#211 [しゅん]
「で、俺と2人きりになったら、完全に甘えモードになるし。
まぁ時と場合にもよるけど、大体そーやな。
誰かとおるときは、Sっ気全開やけ。
まぁ今日わかると思うけど、みんなでおるときに甘えてくる瞬間があるけ。
見よってん?
きつくなったときとか、すーっち俺のとこ来て甘えるけ!」
《やな!》
〈もーわけわからんわ!お前ら!〉
俺と嵐は爆笑!
:10/01/22 16:53
:PC
:9Seuat5Q
#212 [しゅん]
「付き合ったらわかるんちゃ!」
《そそ。
まぁ俺は付き合ってねぇけど、こんだけずっと一緒におったら嫌でもわかるっち感じ。》
〈すげぇね…〉
《まぁ〜これからやろ!》
「そーやな!卒業してからが本番っち思っとーけ。
やっぱ、今まで通りの付き合いは出来んやろーけね。
俺がどこまで未来の気持ちを考えれるかと余裕を作れるかやと思うし。
気持ちで出来るっち思ってもこればっかりはわからんけむずけぇよな。
未来の生活は変わらんのやけ、ほんと俺の問題や。」
:10/01/22 16:54
:PC
:9Seuat5Q
#213 [しゅん]
〈それさ、未来と話したことあるん?
これからの話〉
「いや、具体的にはねぇね。
ただ、将来の話はした。」
〈将来の話?〉
「んー。まぁ早い話、結婚のこと。
俺は未来としか考えれんし、結婚があっての付き合いっちことは伝えてある」
:10/01/22 16:54
:PC
:9Seuat5Q
#214 [しゅん]
〈まじ????〉
《まじ????》
「そんな驚くことか?」
《いや、そんなん初耳やし!!
ちゅーか未来ほんま寝とんか?》
未来の存在を忘れて話していた俺ら。
窓側に向けていた顔をそっとこっちに向けると、ドンっち俺の肘掛に頭が落ちてきた。
完全に爆睡中。
肘掛にタオルを置き、枕を作ってやった。
:10/01/22 16:56
:PC
:9Seuat5Q
#215 [しゅん]
「完全に爆睡中やな」
《お前の運転に安心しきっとーな!》
「お前らもやろ!」
《んで?それを話した未来の反応は?》
「泣きよった」
《やろーな。》
〈それ、プロポーズやんけ〉
「ちげーよ。結婚してくれっち言ったわけやねぇし。」
《いやーー初耳やし。
俺の知らんとこでやることやっとーちゃ!》
:10/01/22 16:59
:PC
:9Seuat5Q
#216 [しゅん]
「だけ、そんなまじに捉えんなちゃ!
いや、でも…まじやねぇわけでもねぇか…
何かさ、最初冗談交じりでそーいう話になったん。
まぁー俺の気持ちをはっきりさせとくいいチャンスかなっち思って正直思っとること言ったんな。
したら、黙るし今は結婚したくないとか言われてさ。
何か調子狂うっちゅーか、普通、即答であたしも♪みたいな感じで返すとこやん?
したくねぇっち何かかちゃ!!!みたいな。」
《いや、それ焦るやろ!!》
〈いや、そーとー焦ったけね。」
:10/01/22 17:08
:PC
:9Seuat5Q
#217 [しゅん]
〈それで?〉
「それで、あまりにも無言やし、こいつ俺の一世一代の告白に寝た?っち思って体をこっち向けたら泣きよった」
〈やべぇ。それそーとー鳥肌たった!!!!〉
「俺の告白かっこよすぎやろ!」
《自惚れんな!》
:10/01/22 17:09
:PC
:9Seuat5Q
#218 [しゅん]
〈何でしたくねぇっち言ったん?〉
「何か、先の話でいいんやって。
将来は俺しか考えれんけど、でもまだ彼氏と彼女の関係で色んなことしたいっち。
こいつも俺としたいっち言いよった♪」
《まじうぜーーーー》
:10/01/22 17:17
:PC
:9Seuat5Q
#219 [しゅん]
〈未来どんだけ可愛いん!〉
《いや、こいつはまじ可愛いよ?》
「やらんけど。」
〈お前、そう言われたとき嬉しかったやろ?〉
「そーとー嬉しかった♪」
〈よなー!!自分に置き換えたらめちゃめちゃ嬉しいもんなー!!〉
:10/01/22 17:18
:PC
:9Seuat5Q
#220 [しゅん]
〈何かさ、気ぃ利くし、一歩引く感じがたまらんちゃね。
取る行動もめっちゃ可愛いよなー。
サバサバしとるんに、可愛さもあるっちゅーか…
顔もキレイな顔しとーし。
お前ら、まじ美男美女やけ。
何かめっちゃ悔しいんやけど。〉
「いや、未来は可愛いよ。」
〈未来と付き合ってみてーーーー!!!〉
「だけ、やらんちゃ。」
:10/01/22 17:20
:PC
:9Seuat5Q
#221 [しゅん]
《何かさ、初めてしゅんから未来を紹介されたときは、は?っち感じやったんちゃ!
今まで付き合ってきたタイプと全然違ったし。
でも、色々見てきて未来にはまる理由がわかったっちゃ。
多分、俺が先に出会っとったら完璧好きになっとると思うもん》
「そんなこいつ押す?」
〈いや〜〜お前の女っち目で見ても、可愛いっち思うけよっぽど魅力があるんと思うばい?〉
将来を考えれる相手に出会うっちすげぇね!
俺、ねぇーわー!!!〉
:10/01/22 17:21
:PC
:9Seuat5Q
#222 [しゅん]
《お前はこはがおるやろ!!》
〈いや、あいつ気ぃ強いけねー。
好きは好きやけど、結婚とか考えれんし。〉
:10/01/22 17:22
:PC
:9Seuat5Q
#223 [しゅん]
「まぁそうは言いよるけど、実際は俺らだってどーなるかわからんし。
こいつに好きな人が出来るかもしれんし。
そんな不安もあるばい?」
《今まで色々なかったわけやねぇしね》
俺のパーカーを嵐が未来にかけると、少し動いた。
未来を覗き込むと相変わらず、気持ちよさそうに寝ている。
心の中でめっちゃ可愛いっち思いながらも、人の心を読むのがうまい嵐にばれそうと思い、無理矢理沈めた。
:10/01/22 17:22
:PC
:9Seuat5Q
#224 [しゅん]
《お前、今可愛いっち思ったやろ?》
嵐に突っ込まれ、若干動揺する俺。
開き直った方がいっかっち思い、
「まじ可愛いし!」
そう言うと、二人は拍子抜けしたように笑っていた。
:10/01/22 17:23
:PC
:9Seuat5Q
#225 [しゅん]
〈未来みたいな彼女いーなー。〉
「そんなん言うなよ!こはがかわいそうやんけ!!」
《まぁ、あいつはなー》
「お前ら本人おらんとこで、言っちゃう?
結構ひどいで?」
〈よなー。でもさ〜何か最近、性格合わんなーっち思う事が多いっちゃね〉
:10/02/10 19:38
:PC
:wJWEwh.c
#226 [しゅん]
「お互い緊張が取れて、素の自分が出てきたっち感じか?」
〈そそ。何か気に障るっちゅーか…〉
《俺も気に障るときがある。》
「お前も?」
〈まじ?〉
「何でお前が気に障るんかちゃ!!」
:10/02/10 19:39
:PC
:wJWEwh.c
#227 [しゅん]
《何かねー。
お前に対する態度とか見よったら時々ね。》
「そんな未来を褒め称えるけどさ、未来も気ー強いで?」
〈いや、比じゃねぇし。
天と地の差やって。〉
「そんなん言いよるけど、付き合いよるのはお前本人なんぞ?」
〈そーなんちゃ。〉
:10/02/10 19:39
:PC
:wJWEwh.c
#228 [しゅん]
《お前、腹割って話したことあるん?》
〈いや、何かこえーし。
めんどくさいことになる方が嫌やなっち思ったり〉
「男ならビシっと決めるときは言えよ!!」
〈よなー…〉
:10/02/10 19:39
:PC
:wJWEwh.c
#229 [しゅん]
《何か俺が言うのおかしいかもしれんけどさ。
未来もサバサバした性格やん?
普段は淡白っちゅーかさ、結構上から目線やったりもするし。
でも、どっか可愛げがあるんちゃ。
二人になったら甘えたりするし。憎めん感じ。
でも、こはは常にやろ?
しかも、まじでへこむぐらい言い方がつえー。
本心はそう思ってないんかもしれんけど、あそこまで来るとな…
同じサバサバした性格っちくくれんくね?
お前もそう思うやろ?》
嵐は俺に話を振る。
:10/02/10 19:40
:PC
:wJWEwh.c
#230 [しゅん]
「んー。わからんくもねぇけど…
でも、未来だって何こいつっち思うときあるし。
そんな未来を基準にせんでもいーやろ。
こはっち最初からそんな感じやったっけ?」
〈いや、もっと優しかったりしたはず。
もうそれも覚えてねぇし…〉
:10/02/10 19:41
:PC
:wJWEwh.c
#231 [しゅん]
《こはからやろ?付き合いだしたの。》
「そーいや、お前ガンガン押されよったよな??」
〈そーなんちゃ!そん時は可愛いっち思ったはずなんちゃ!
あーーー!!そう考えたら、ありえんぐらい性格変わった気がする…〉
《よな。俺も可愛いっち言いよった気がする…》
:10/02/10 19:42
:PC
:wJWEwh.c
#232 [しゅん]
「いや、可愛いんちゃ今も。
こはは可愛い。」
《呪文かちゃ!》
〈多分、俺がこはを好きになって、離れんっち自信があるんやろーね。〉
《やな!揺るがんものとして、こはに伝わっとんやろーな》
:10/02/10 19:42
:PC
:wJWEwh.c
#233 [しゅん]
「まぁーそれを言って変わるのを信じるのか、気持ちがねぇっち思って振るのかは、お前自信が決めることやしね。
しっかり考えろ!」
〈…〉
《そんな焦ることでもねぇしね!
そんな考え込むなよ!!》
〈んーーー〉
:10/02/10 19:48
:PC
:wJWEwh.c
#234 [しゅん]
「ただ、俺の意見を一個言わせて貰うと、今日時間合わんで一緒来れんやったのに、一人で広島まで来るわけやん?
仕事終わってバタバタ用意してさ。
疲れとるやろうし、初売りだってあるんに来るんやん?
それはやっぱお前とおりたいっち気持ちがあるけやね?
その気持ちは悟ってやれよ!」
《そやな。それは言えとる》
〈おう…〉
「それから、他の女とこはを比べるな。
こはにはこはのいいところがぜってぇあるんやけ。
彼氏ならそこを見てやれちゃ」
良太は黙ったまま、軽く頷いた。
:10/02/10 19:49
:PC
:wJWEwh.c
#235 [しゅん]
「お前は最近どーなん?」
《まっじ、何もねぇちゃ!!》
「知っとーちゃ!」
《わかっとんなら聞くなちゃ!》
「ごめんちゃ」
:10/02/12 11:46
:PC
:oYLbdn2U
#236 [しゅん]
《誰が黙って聞きよんかちゃ!!》
〈あ…ごめん〉
「そこ、ごめんちゃ!っち言えちゃ!!」
〈何のノリかちゃ!〉
《そこで乗るんかちゃ!!》
〈ここ以外で乗るとこねかろーがちゃ!〉
:10/02/12 11:47
:PC
:oYLbdn2U
#237 [しゅん]
《うるせーちゃ!》
〈うるさくねぇーちゃ!〉
「っちゃばっか言うなちゃ!」
《お前はしっかり前見て運転しとけちゃ!》
「何で俺がとばっちり受けないけんのかちゃ!!」
:10/02/12 11:47
:PC
:oYLbdn2U
#238 [しゅん]
〈知らんちゃ!〉
「いつまで続くんかちゃ!」
《お前が言い出したんやろーがちゃ!》
〈いい加減にしろちゃ!〉
こんな具合に、”ちゃ ”をいい続けた。
:10/02/12 11:48
:PC
:oYLbdn2U
#239 [しゅん]
嵐が未来の脇をくすぐると
『…もーーーせんでっちゃー』
と言う。
寝ぼけてか、一部始終を聞いていたのか
完全に”ちゃ ”をつけて言った。
俺らは笑いが止まらなかった。
あっ。
「ちゃ」っち北九の方言な^^;
語尾につけるんやけど…
改めて見ると意味わからんよなー。
:10/02/12 11:51
:PC
:oYLbdn2U
#240 [しゅん]
こっちを夜中の1時に出て、朝方広島に着いた。
全員、雪山が開くまでとチェックインできるまで仮眠を取り、準備万端。
全員同じ部屋で泊まるんやったけ、とりあえず荷物を整理して、ウエアに着替えることになった。
女軍団は洗面場で着替えていた。
:10/03/03 10:33
:PC
:8zMY0tFw
#241 [しゅん]
未来が出てきた瞬間、正直何か照れた。
未来のウェア姿は見たことなく、どんな感じとしか聞いてなかった。
そんな未来のウェア姿。
上下黒のウェアに髪の毛は二つ結び。
ニット帽はフワフワした白とグレーの霜降りをかぶっていた。
しかもウェアはナイキ。
ナイキのウェアなんか見たことねかったし、シンプルにワンポイントでめっちゃかっこよかった。
そんで、グローブは例のお揃いのやつ。
:10/03/03 10:34
:PC
:8zMY0tFw
#242 [しゅん]
「お前、これスノボのウェアなん?」
『うん!見たことないやろ?』
「初めて見た!」
『かっこいくない?』
「めっちゃかっこいいやん!」
『やろ〜〜メンズしかないでさー。
S買ったんやけど、やっぱおっきいっちゃね』
ウェアをめくると、ウエストがブカブカだった。
:10/03/03 10:34
:PC
:8zMY0tFw
#243 [しゅん]
「それ、ダメやろ!」
『大丈夫!前もこれで脱げんやったし』
ほんまに大丈夫なんか?と思いながら、それ以上は突っ込まなかった。
:10/03/03 10:35
:PC
:8zMY0tFw
#244 [しゅん]
未来と自分のボードを準備して、雪山に下りる。
自分のブーツを履く前に、未来にブーツを履かせ、紐を締める。
未来は雪山にキャーキャー言いながらデジカメで写真を撮っていた。
とりあえず、全員が準備できるまで待って、それぞれリフトで上に向かう。
まだ滑れん人達はふもとで練習することになった。
未来に練習する?っち聞いたら、せん!っちゅーけん、上に上がることにした。
もちろん俺は未来とリフトに乗る。
嵐は良太と乗っていた。
:10/03/03 10:35
:PC
:8zMY0tFw
#245 [しゅん]
「ほんまお前滑れるんか?」
『滑れるはず』
「は?自信ねん?」
『余裕で滑れるし!』
行く前まではあれだけ自慢しよったくせに。
雪山を見て怯んだのか。
「ほんとかちゃ!」
と笑いながら下を見ていると、未来は動画を取り出した。
:10/03/03 10:36
:PC
:8zMY0tFw
#246 [しゅん]
『銀世界に来ました〜〜〜。
みんなうまいです!』
「俺のがうめぇちゃ!」
『聞いてませーん』
「景色写さんでいいけ、俺だけ写しとけちゃ!」
『はいー勘違いさんがいますー』
そう言いながら、俺のアップを写し始めた。
:10/03/03 10:36
:PC
:8zMY0tFw
#247 [しゅん]
「雪山をバックにして、イケメンがますますイケメンに移ってますが。」
『はい!寒くて、更に勘違いさんになった模様です。』
未来からデジカメを取り、俺が未来を写した。
『そんな勘違いさんの彼女です!
あたしはまともです。』
俺、爆笑。
『今日は、12月31日です!みんなでスノボにきました。
ちなみにカウントダウンツアーです!
来年もしゅんと仲良くしたいでーす』
満面の笑顔でそう言う未来に、素直に嬉しいと思った。
:10/03/03 10:37
:PC
:8zMY0tFw
#248 [しゅん]
目的地に着き、未来のお手並み拝見!
リフトを降りるときもこけたりとかたもたせんやったし、意外にやるやんとは思ったが、ぎこちなさは残っている。
まぁー技術はねぇけど、あんぐらい滑れれば全然良い方や。
:10/03/05 16:54
:PC
:vSBfmBXo
#249 [しゅん]
俺も追いかける。
一気に未来のところまで行って
「意外にやるやん!」
そう言った。
『もう!!近くに来んで!!』
一人でいっぱいいっぱいらしい。
:10/03/05 16:55
:PC
:vSBfmBXo
#250 [しゅん]
言われるがままさっと避けて、その姿をデジカメで撮っているとキャーという悲鳴と一緒に未来がいきなり画面から消えた。
と言うか、空中で一回転して転がった。
どんどんコースからはずれよるなとは思いよったんやけど…。
肉眼で確認すると、ずっこけている。
嵐と良太も後ろから見ていたらしく、爆笑。
俺も爆笑。
:10/03/05 16:57
:PC
:vSBfmBXo
#251 [しゅん]
「調子乗るけちゃ!アホ!」
『…』
《意外に滑れるやん!っち思いよったんに、調子乗ったな!
一回転したで?》
『…』
未来の反応は一切無い。
:10/03/05 16:58
:PC
:vSBfmBXo
#252 [しゅん]
近くに寄り、未来の頭をさすりながら
「いてかったの〜!どこが痛い?魔法の手でさすっちゃ〜!」
そう言って、未来を起こすと目を瞑ったまま反応が無かった。
一瞬、今の状況が把握できず、時が止まる。
:10/03/05 16:58
:PC
:vSBfmBXo
#253 [しゅん]
下を見ると、ちょうど何かが飛びだしていた。
触るとかてぇ。
石やった。
これで頭を打ったのか。
その先には誰かが落としたんか捨てたんかしらんけど、ペットボトルが転がっていた。
これにつまづいたんか。
:10/03/05 16:59
:PC
:vSBfmBXo
#254 [しゅん]
「おい!未来!」
無反応の未来。
「未来!!」
必死に未来の名前を呼ぶが、何の反応もない。
その状況を見て、嵐と良太も板を外し寄ってきた。
:10/03/05 17:00
:PC
:vSBfmBXo
#255 [しゅん]
《未来?》
〈未来?〉
この石で頭打ったんや!っち思いニット帽を脱がせても外傷は見当たらない。
他の所を確認していると、手に血が落ちてきた。
動揺する気持ちを抑え、その原因を辿ると耳の穴から血が出ていた。
:10/03/05 17:28
:PC
:vSBfmBXo
#256 [しゅん]
《ちょ、救急よんでくるわ!》
「いや、降りたがはえー。このまま抱いて滑る。」
《いや、逆にあぶねぇちゃ!》
「てれーっと待つ時間がもったいなかろーがちゃ!大丈夫や!」
そう言って未来の板とブーツを脱がし、未来を抱えた。
そのまま一気にしたまで下る。
《先行って、救急よんでもらっとく!》
そう言って嵐は先に下りた。
良太は未来の荷物を持って俺の後ろからついてきてくれた。
:10/03/05 17:30
:PC
:vSBfmBXo
#257 [しゅん]
朝早かったことが幸いし、人も少なかったけん周りを気にせず下に下りた。
下では、まだ友達が練習している最中でその間も抜ける。
みんな状況をよめていないのか、ザワザワしていた。
未来を一旦下に寝かせ、診察を待つ。
嵐が話をしてくれていたおかげで、スムーズに未来の容態を診てもらった。
:10/03/08 15:32
:PC
:vB1OHfCU
#258 [しゅん]
診てもらっている途中、未来が目を覚ました。
『いたーーーーい!!』
「未来!!!!」
腕を押さえ、さすっている。
至って普通の未来。
:10/03/08 15:32
:PC
:vB1OHfCU
#259 [しゅん]
『もうペットボドルがあって、めっちゃこけたやん!』
「大丈夫なんか?」
『何が?』
「いや、お前気ぃ失っとったんぞ?」
『はぁ〜〜??またまた!』
周りの状況を見て未来もおかしいと思ったのか、え?みたいな顔をしている。
:10/03/08 15:33
:PC
:vB1OHfCU
#260 [しゅん]
《お前、しゅんに抱えられてここまで降りてきたんぞ?》
『???』
「痛いのは、腕だけか?頭は?」
『耳が痛い』
(耳が切れてますね。
中からではないので手当てすれば大丈夫だと思いますが…念のため検査されますか?)
「いてぇの耳だけ?」
『頭もちょっと痛い。』
「どこ?」
『ここ』
未来が指差すとこを触るとかなり腫れていた。
:10/03/08 15:33
:PC
:vB1OHfCU
#261 [しゅん]
「名前は?」
『一ノ瀬未来』
「血液型は?」
『O型』
「俺とこいつら2人の名前は?」
『しゅんと嵐と良太くん』
「ほんま痛いとこないか?」
『うん…』
:10/03/08 15:34
:PC
:vB1OHfCU
#262 [しゅん]
「大丈夫っすかね?」
そう救命医の人に聞くと、大丈夫じゃないか?といういい加減さ。
俺的には、病院行ってとりあえず検査だけでもしたほうがいんやないかっち思ったけど。
本人は行かんっちゅーし、救命医も大丈夫っちゅーし。
「急に容態が急変することもあるやん。
今は大丈夫でもわからんけさ。
とりあえず、検査受けようや」
『大丈夫!!!!
絶対なんもない!!』
そう言って聞かん未来。
:10/03/08 15:34
:PC
:vB1OHfCU
#263 [しゅん]
一時言い合いをしたが本人は全く動じず、心配しながらも、もしちょっとでも何かおかしいっち思ったら即報告すること!だけ言い聞かせた。
その後も未来に異常はなかったけん、大丈夫やったんやろう…。
耳の手当てだけしてもらい、みんなも散る。
:10/03/08 15:35
:PC
:vB1OHfCU
#264 [しゅん]
『ごめんね。』
「いや、いいよ。
どーかなってねぇでよかった」
『抱えて降りてきてくれたん?』
「当たりめぇやろ!
呼んでくる方が時間かかるやん。
何もねぇでよかった…」
『大丈夫♪』
そう言いながら未来は照れたように笑った。
:10/03/08 15:36
:PC
:vB1OHfCU
#265 [しゅん]
一時、未来の様子を見るために俺らだけ別行動。
その後も休憩を挟みながら昼過ぎまで滑り、一旦部屋に戻った。
大部屋を借りとったけん、みんな一緒の部屋。
寝とったり、UNOしたり、それぞれ自分の好きなように過ごす。
とりあえず、ナイターを滑ることにして集合時間を確認。
その時間までは自由に過ごすことになった。
:10/03/09 16:22
:PC
:aD65S.Uc
#266 [しゅん]
俺は未来を呼び、散歩することにした。
何かゆっくり話したかったけん。
日が落ちてきたせいか、外はめっちゃさみー。
途中で車に乗せていたダウンを取りに行って未来に着せた。
そこらへんは全部雪やし、道っちゅー道は車が通るとこしかねぇ。
そんな道を手を繋ぎ、ゆっくり歩いた。
:10/03/09 16:25
:PC
:aD65S.Uc
#267 [しゅん]
『朝はごめんね』
「いや、まじびっくりしたけ。ほんま大丈夫か?」
『うん。どこ打ったかわからんけど、何か体が痛い。』
「あんだけ中を舞えばね。ちょっとでもおかしいなっち思ったら言えよ!
そんなとこで遠慮すんな!」
『さっきもそれ聞いたー。しゅんそれしか言ってないやん。
ほんとに変やなっち思ったら、言っとるもん!』
「ならいいけど。」
:10/03/09 16:26
:PC
:aD65S.Uc
#268 [しゅん]
『こんなゆっくり散歩したのとか久しぶりやねー』
「そやな!ましてやこんな雪の中とかもうねぇかもな!」
『そーやねー。
中学校の時はさ、車なかったしどっか行くっちなったらチャリ2ケツとか電車とかやったけ、帰りこうやって手を繋いで帰ったりしよったやん?
でも、しゅん免許取るの早かったし高校の時は既に車生活になったけ、こんなんするのめっちゃ久しぶりやない?
車は便利でいいけど、あたしあの時間すっごい好きやったっちゃねー。
何か久しぶりでドキドキする。』
:10/03/09 16:26
:PC
:aD65S.Uc
#269 [しゅん]
確かにそうや。
中学の時は一緒に買い物に行っても、電車を使い、駅からは徒歩で帰っていた。
結構ある距離も話しながらだとあっという間だった。
それがいつの間にか、こんな生活に慣れてしまっている。
未来に言われてそんな時間が俺も好きやったことを思い出した。
:10/03/09 16:28
:PC
:aD65S.Uc
#270 [しゅん]
「そやなぁ…。何か楽しかったよなーあん時はあん時で。
くだらん話しながら、無駄に歩いて、しかも結構距離あるんに意外に早かったりして。
懐かしいな」
『色々あったねー』
「まぁこれからも楽しい思い出が増えるばっかやけどな!」
ニコっと笑う未来。
:10/03/09 16:29
:PC
:aD65S.Uc
#271 [しゅん]
『しゅんが一番思い出になってる出来事っちなん?』
「どしたん?急に。」
『別にー。聞いただけー。』
「俺が一番思い出に残っとる思い出?」
『うん。』
:10/03/09 16:29
:PC
:aD65S.Uc
#272 [しゅん]
「一番の思い出ねー。
選べんけど、お前と初めてやった日!!」
『何それー!?変態!!』
「男はみんな変態やけど?今更ー?」
『最悪ー。真剣に聞いたんに。』
:10/03/09 16:30
:PC
:aD65S.Uc
#273 [しゅん]
「ちげーちゃ!
あの日さ、一緒に卒業してみんなで遊んだりしての流れがあってやけ。
めっちゃ楽しかったし、みんなに冷やかされながらもお前を紹介出来てからさ。
初めて泊まるの俺めっちゃ緊張しとったし。
お前、わかっとんかわかってねんかふつーに泊まるとか言うし。
やりよるときのお前、まっじ可愛かったけね。」
『何それー。何か嫌ー。
ちゅーかあたしも緊張しとったし!!』
「そーなん?」
『しゅんのが全然ふつーやった!!』
:10/03/09 16:31
:PC
:aD65S.Uc
#274 [しゅん]
「でたでた!
すぐそーやって俺は至って冷静みたいにするけね〜」
『してないもん。
他はー??』
「その思い出じゃ、ご期待に添えませんでした?」
『何かやだ。』
:10/03/09 16:31
:PC
:aD65S.Uc
#275 [しゅん]
「はいはい。
一番の思い出っちゅーか、嬉しかったのは刺繍の硬球貰ったことやなー。
あんなプレゼントを思いつくのはお前ぐらいしかおらんやろーし、お前らしいし。
あと、浅田さんからの電話かかってきたとき俺を選んでくれたこと。
あん時はもうダメっち思ったけんね。
色々俺が知らんやった間の話を聞いて、ショックやったし腹が立ったし…
何か胸を引きちぎられる思いやったけど、お前と戻らんやったらそれは知らんやった話なわけで。
お前を守れて支えれるのは俺しかおらんっち本気で思った。
まぁ、怖かった気持ちもあるけどね。」
未来を見ると、目に涙を溜めて泣くのを必死でこらえていた。
そんな未来にあえて突っ込まなかった。
未来が俺の思いを真剣に捉えてくれた証拠と思ったけん。
:10/03/09 16:33
:PC
:aD65S.Uc
#276 [しゅん]
「逆に、お前の思い出は?」
ちょっと黙ったあと答える。
『あたしの一番の思い出はねー。
いっぱいあるけ決めれんー。
けど、しゅんがお見舞いに来てくれたことかなー。
初めて海の中道に行ったのもめっちゃ楽しかった。』
「そっか!選べんやろ?」
『んー全然思い出ないかもーーー』
「はいはいちゃ!」
『じゃあ、一番悲しかったことは?』
即、次の質問が飛んでくる。
:10/03/09 16:36
:PC
:aD65S.Uc
#277 [しゅん]
「お前と○○さんを天神で見たこと!」
即答してやった。
しかも、浅田っち名前を出すのも嫌で○○っち言った。
未来は苦笑いをしている。
:10/03/10 15:57
:PC
:yOTR9t.o
#278 [しゅん]
「まじありえんやったけねー。
ふつーに話しかけてくるし。ありえんやろ!まじで!」
更に苦笑いを続ける。
「○○さんは?路上でタバコ吸いよるし?
誰かさん一番そんなんが好かんっち言いよったはずやねかったやか〜??」
『やっぱ、もういい。』
調子が悪くなった未来は、自分から話を打ち切った。
:10/03/10 15:58
:PC
:yOTR9t.o
#279 [しゅん]
「良くねぇし。もう一個ある。」
『ん?』
「お前が入院しとったこと。」
あーーーっち顔をしながら、未来はうっすら笑った。
:10/03/10 15:58
:PC
:yOTR9t.o
#280 [しゅん]
「あの時は、ほんと何が何かわけわからんで、とりあえずお前が入院しとるっちことだけ聞いてからさ。
原因も状態もわからんし、ほんま焦った。
手術後のお前を見たら、俺の存在に気づかんぐらいうなだれとってさ…
今でも思い出したら鳥肌立つし、まじこえぇもん。
ほんと元気になってよかったわ。」
『そんな大げさに言わんでよー!!』
「いや、大げさやねぇちゃ。」
『あの時はきつかったけど、今元気やけいいと!』
未来はうつむきながら言った。
:10/03/10 16:00
:PC
:yOTR9t.o
#281 [しゅん]
本当は悲しかったことなんか山ほどある。
でも、未来に思い出して欲しくもねぇで言えんかった。
未来と俺が別れた時のこと。
わけわからん女らに車に連れ込まれ、殴られたこと。
浅田さんとの子どもを降ろしたこと。
ここで言ってないこともまだたくさんある。
俺自身も思い出したくもなかった。
:10/03/10 16:06
:PC
:yOTR9t.o
#282 [しゅん]
そのことを考えていると、
『いろんなことあったけど、今こうやってしゅんとおれることがほんとに嬉しい』
未来はまっすぐ前を見て話す。
:10/03/10 16:07
:PC
:yOTR9t.o
#283 [しゅん]
「そやな。色々ごめんな…悲しい思いさせて」
『もうごめんは聞きたくないっち言ったやん!!』
「わかったちゃ!
まだまだこれから思い出作るんやけな!
色々連れまわすけ、覚悟しとけよ!」
『…』
「お前、どしたん?
俺何も言ってねぇやん!!」
でこを押さえ、未来の顔を見ると既に泣きそうになっている。
:10/03/10 16:07
:PC
:yOTR9t.o
#284 [しゅん]
「もー。お前ほんま泣き虫やなー。
来年の目標は泣かん!やけの!!」
『遺伝やもん。』
「はぁ?遺伝?
家族はみんな泣き虫ですっち?」
『そう』
「アホや!相手にしてられん。」
『いーやーだー!』
「はいはいはいはい。いい子は泣き止んでー」
:10/03/10 16:08
:PC
:yOTR9t.o
#285 [しゅん]
そう言って頭を撫でながら抱き寄せ、キスをした。
未来は必死にこらえていた涙が目から溢れ出し、口も震えている。
周りは雪に囲まれ、俺らだけの世界。
照れくさいような幸せなような不思議な感覚に、俺は浸っていた。
:10/03/10 16:09
:PC
:yOTR9t.o
#286 [しゅん]
部屋に戻るとだいたいのメンバーは既に戻っていて、UNOをしていた。
俺たちも入れてもらい、かなり盛り上がった。
そして約束した時間にはみんな戻ってきて、ナイターの準備をはじめる。
:10/03/11 16:17
:PC
:wiDK7qfk
#287 [しゅん]
1時間ぐらい滑ったやっか。
まだまだみんな元気ではしゃいでいた。
時計を見ると今年もあと残り5時間。
色々あったな…。
ふとそんなことを考えていると、遅れて降りてきた未来が珍しく俺の隣に来た。
いつの間にか未来を抜かしていた俺。
:10/03/11 16:18
:PC
:wiDK7qfk
#288 [しゅん]
「ごめん!いつの間にか抜かしとったな^^;」
未来の反応はイマイチ。
「どしたん?」
『ううん』
首を横に振り、それ以上は何も言わん。
「疲れた?」
そう聞くと、俺を見上げながら口を尖らせた。
:10/03/11 16:19
:PC
:wiDK7qfk
#289 [しゅん]
未来がこうやって甘えてくるときは、疲れたとき。
やっぱ女の子はみんなに気も使うやろうし。
スノボでも体力使うやろうし。
「ちょっと休憩しよっか!」
そう言って未来の板を外してやり、屋内に入った。
:10/03/11 16:20
:PC
:wiDK7qfk
#290 [しゅん]
「結構滑ったな!」
『うん』
「明日、お前ぜってぇ筋肉痛やろ!
歩けんのやね?」
『うん』
「おばちゃんやなー!!
あっばーちゃんか!!!」
『…』
「出た出た〜〜必殺!黙りMAN!!」
『…』
未来は機嫌が悪いのか、俺が話しかけても心ここに有らずっち感じ。
:10/03/11 16:21
:PC
:wiDK7qfk
#291 [しゅん]
「お前、聞いとんかちゃ!」
『ん??ごめん!!』
「どしたん?何かあったん?」
『何もないよ!!疲れただけ』
「嘘つけちゃ!何?その態度。」
『何もない!』
そんな言い合いをしていると、嵐も休憩しに入ってきた。
:10/03/11 16:21
:PC
:wiDK7qfk
#292 [しゅん]
《ここに来て、何の言い合いですか?》
「そんなんしてねぇし!!!」
『そんなんしてないし!!!』
二人で同じ事を言ったせいで、三人で爆笑。
嵐が来たことで場が和んだ。
:10/03/11 16:22
:PC
:wiDK7qfk
#293 [しゅん]
《お前、疲れたんやねん?》
嵐が未来に聞く。
『嵐ー疲れたーーー』
さっきの俺に対する態度と違い、何か腹が立つ。
いつもの未来の態度なんに、妙に腹が立った。
何かが違う。
そう感じていたのか。
:10/03/11 16:23
:PC
:wiDK7qfk
#294 [しゅん]
「俺、もうひと滑りしてくるわ!」
頭を冷やそうとその場を出ようとすると
『いやだ!!』
未来が反応した。
「は?」
『ひとりにせんで…』
「嵐おるやんけ。お前、まだここおるやろ?」
《いや、俺便所来ただけやし。すぐ戻るばい!
じゃーね〜》
そう言って、その場を去った。
また二人きりに戻る。
:10/03/11 16:25
:PC
:wiDK7qfk
#295 [しゅん]
「どしたん?」
未来を見ると明らかに泣きそうな顔をしている。
『しゅんーーー』
そう言って俺の胸に顔を押し当てた。
いきなり過ぎて状況を理解できず、テンパる俺。
「どしたんかちゃ?何かあったんか?」
『いろにあっふぁ』
顔を押し当てたまま言うせいか何を言いいよんか全くわからんかった。
:10/03/11 16:26
:PC
:wiDK7qfk
#296 [しゅん]
「は?」
『ひろに会った!!!!
ここに来てる』
「はぁ〜??」
浅田さんがここに?
「いつ?今?」
頷く未来。
:10/03/15 17:58
:PC
:SQXvbRmQ
#297 [しゅん]
「何か言われた?」
『ちょっと話した。』
「何ですぐ俺のとこに来んの?」
『だってしゅん滑るの速いんやもん。』
「携帯あるやんけ」
『かけた』
急いで携帯を開けると、未来からの着信が2件あった。
:10/03/15 17:58
:PC
:SQXvbRmQ
#298 [しゅん]
「ごめん」
『ううん。滑りよったら気づかんやろうなっち思ったし』
「浅田さん今どこにおるん?」
『滑ってった』
「何ち言われたん?」
:10/03/15 17:59
:PC
:SQXvbRmQ
#299 [しゅん]
『あたしが滑ってたら、前に人が急に入ってきてぶつかりそうになったと。
避けないけん!っち思ってブレーキかけたらうつ伏せにこけたん。
結構なこけかたしてしまって、その場で蹲ってたら大丈夫?っち助けてくれた人がおって。
それがひろやった。』
:10/03/15 18:00
:PC
:SQXvbRmQ
#300 [しゅん]
なるべく未来の後を滑るようにしていたが、明らかに未来よりも俺の方がうまいし、速い。
何かあったらこぇーけ、気をつけとったつもりやったんに。
「ごめん。俺、お前の後ろついて滑りよったつもりやったんにいつの間にか抜かしとったな。」
『ううん。あたしが滑るの遅いけん』
:10/03/15 18:01
:PC
:SQXvbRmQ
#301 [しゅん]
「助けてくれただけ?」
『お互いゴーグルつけてたけん最初はわからんやったんやけど、取ったらすぐひろっちわかって。
え?っち一時止まって。
足、大丈夫か?っち言われて、大丈夫です。っち言いながらしゅんに電話して…。
その場に座ってちょっと話した。』
「ちゅーかお前っち気付いとって、あえてそうしたんやねん?」
『んー…。わからんけど…
でも、あの感じはほんとに驚いとったように見えた。』
「そーなん」
:10/03/15 18:01
:PC
:SQXvbRmQ
#302 [しゅん]
何となく、未来が浅田さんの味方をしているように思えて腹が立った。
そんな俺の態度に気付いてか未来が言う。
『わからんけどね?』
俺、何でこんなことしか言えんのやろっち、無性に自分に腹が立って。
そんな未来の言葉なんかどーでもいいはず。
今は、浅田さんに会ったっち事実を聞きよるんであって…
いっつも俺はこうなってしまうと未来の返しで反省した。
:10/03/15 18:02
:PC
:SQXvbRmQ
#303 [しゅん]
「何ち話したん?」
『もう体は大丈夫かとか、仕事の話とか、しゅんの話とか』
「そっか。それだけ?」
『うん。
何か気まずかった。やっぱり、それだけ時間がたったんやろうね。
それに、嫌やった。』
:10/03/19 17:02
:PC
:j1g65YFg
#304 [しゅん]
「嫌?」
『ひろを好きやったことは変わらん事実としてあるん。
でも、もうそれは思い出したくないし、またその時に気持ちが戻ってしまうのも嫌。』
「そやな。何か他に言われんやったん?」
『板をはめてもらって、先に降りてきたけん』
「そっか。
浅田さんに言われたことでお前がどう思ったかとか細かいことまで聞かん。
どう思ったか知らんよ。でも、俺はお前を手放す気なんか更々ねぇけ。
たまたま会ったのは仕方ねぇし、俺の責任でもあるけん責めれんけど。
でも、俺が言いたいことわかるやろ?」
:10/03/19 17:04
:PC
:j1g65YFg
#305 [しゅん]
『嫌だ。』
「は?」
『しゅんがいい。
しゅんしか嫌だ。』
また紛らわしい言い方しやがって。
嫌っち俺が嫌なんかっち思うやんけ。
そう心の中で思いながらも、しゅんしか嫌だの言葉が素直に嬉しかった。
多分未来は浅田さんとのことを想像していたんと思う。
もし、あの時浅田さんと戻ってたら…っち。
:10/03/19 17:04
:PC
:j1g65YFg
#306 [しゅん]
手放す気は更々ねぇとかでけぇこと言ってはみたが、
実際不安やったのも確かやし、未来が言う次の言葉を緊張しながら待っていた。
未来の今の態度を見れば、言ったことが嘘やねぇっちはっきりわかるんやけど。
こんな状況になるとわからんくなる。
この時も、目からは涙が溢れて体が震えていた。
ほんとすぐ泣く。
そしてそんな未来に俺はことごとく、感情を左右される。
:10/03/19 17:05
:PC
:j1g65YFg
#307 [しゅん]
「また泣くー。」
『…』
もっと泣く未来。
「もーーーー!!!泣くなちゃ!」
『嫌だ!!!!』
「何がかちゃ!!!!!」
『置いていかんで…』
「置いていってねぇやん!」
『怒らんで…』
「…」
もう。
俺、どーしたらいいん?
:10/03/19 17:11
:PC
:j1g65YFg
#308 [しゅん]
「未来ちゃん。カレーライス食べますか?」
頷く。
「は?食うんかちゃ!」
『お腹空いた』
「いや、もうすぐみんなで鍋やけん、ちょっと待て!」
『うん…』
「もう部屋あがろっか!二人で先に準備する?」
意外に手が掛かる奴やな…
そう思いながら部屋に戻る。
:10/03/19 17:12
:PC
:j1g65YFg
#309 [しゅん]
誰も居ない部屋に戻ってそっこう未来にキスをすると、未来はまた泣きそうになった。
そんな未来を強く抱きしめると、目から涙が溢れる。
「お前、すぐ泣くけん嫌。
これ以上泣いたら、手離すぞ」
『いやーーあ!!!』
「じゃあ、泣き止め」
挑戦する未来。
『んんーーー無理やもんーーー』
息を止めて一瞬泣き止んだが、勢いは衰えず涙が次々に出る。
そんな未来を見ると、もう笑えてきて笑ってやった。
:10/03/19 17:13
:PC
:j1g65YFg
#310 [しゅん]
「何でお前はそんな喜怒哀楽がはっきりしとるかのー」
『遺伝やもん』
「これも遺伝?」
『うん』
「忙しい家系やのー」
『ううん。めっちゃ落ち着いとる。』
呆れる俺。
:10/03/19 17:15
:PC
:j1g65YFg
#311 [しゅん]
「っま、そんなとこが嫌いやねぇけど」
そう言うと、未来は俺に抱きついた。
『絶対、嫌いにならんでね?』
俺の胸に顔を埋めてそう言う。
「ならんちゃ。お前が俺のこと嫌いにならんかのが心配やし。」
包み込むように抱きしめると埋めた顔を離し、下から俺を見上げる。
『絶対ならんもん』
来た。
こーいう未来。
俺のツボをわかっているのか。
そんな未来に俺は何も言えず、もう一度キスをした。
:10/03/19 17:16
:PC
:j1g65YFg
#312 [しゅん]
みんながあがってくるまでの間、二人で鍋の準備をする。
具材を切ったり、小分けにして分ける。
一緒に買った使い捨てのコップや皿も並べた。
:10/03/23 16:27
:PC
:foOkq5Nk
#313 [しゅん]
15分もすれば準備完了。
後はみんなが帰って来るのを待つのみ。
けど、みんなナイターにはまったのか、全然戻ってくる気配なし。
思ったより早く準備が終わり、横になりテレビを見ていた。
:10/03/23 16:27
:PC
:foOkq5Nk
#314 [しゅん]
そんな俺の前にトコトコっち歩いてきて一緒に寝転ぶ未来。
座布団を半分に折り、枕代わりにし、未来には俺の腕枕をしてやった。
『お腹空いたね』
「やなー。みんな呼んでこよっか」
『ううん。いーよ』
「腹減ったし。嵐に電話してみよー」
『いい。もうちょっとこのままがいいけん』
:10/03/23 16:28
:PC
:foOkq5Nk
#315 [しゅん]
「どしたんー?今日偉い素直やなー」
『いっつも素直やもん』
「嘘つけちゃ!」
『旅行みんなとでも楽しいけど、しゅんと二人で来ればよかったな』
:10/03/23 16:28
:PC
:foOkq5Nk
#316 [しゅん]
「そやな!こんまま抜けよっか?」
『それは嫌』
「ですよねー。また俺が卒業する前に卒業旅行行こうや!
お前が行きたいとこでいーよ」
『ディズニーランドがいい!!』
「よっしゃ!年明けたら、計画しよな!」
『いいん?』
「いーで!学生最後、ミニーに会いに行こ!」
『え?ミニー?』
「お前はミッキーかも知れんけど、男の俺はミニーにしか興味ねぇし』
:10/03/23 16:30
:PC
:foOkq5Nk
#317 [しゅん]
『何それ〜〜あたしは両方会いたいもん』
「そやな!俺、お前よりミニーを好きになったらごめんな!」
『…やだ。』
「それはお前次第やな〜」
『いやや』
「あっこ、夢の国やけな?現実の世界はお前オンリー」
『それならいーや♪嫌やけど、ミニーかわいいし。負けた。』
「夢の国行ってそれでもお前がいいっち思ったら、そん時は愛をさけんじゃーわ!」
『うん!!』
満面の笑みで喜ぶ未来を見ていると俺も楽しみだった。
そんな話をしているうちに、いつの間にか二人とも寝ていた。
:10/03/23 16:30
:PC
:foOkq5Nk
#318 [しゅん]
《おい!!しゅん!!》
その言葉で目が覚める。
完全に爆睡していた俺。
目を開けると未来もそのまま寝ている。
《未来!みんな戻って来たぞ!》
その声に未来は目を開けた。
時間を見ると俺らが寝てから一時間ぐらいたっていた。
:10/03/24 15:29
:PC
:yBTcvJpU
#319 [しゅん]
《ごめん!遅くなって!お前ら準備してくれとったんやな!》
「おう!何か先あがろっちなってからね!
下準備は出来たけ、あとは火点けて煮込むだけやね。」
《サンキュー!!
未来、頭打ったとこ大丈夫か?》
『うん。大丈夫』
俺が打ったらしき所を触ると、ぼっこり腫れていた。
:10/03/24 15:30
:PC
:yBTcvJpU
#320 [しゅん]
「お前ほんま大丈夫か?」
『うん…触ったら痛いけど、普通にしとったら痛くないし。』
「何かあったらすぐ言えよ!!」
『わかった』
周りを見渡すとみんな着替えたりとざわざわしていた。
『トイレ。』
そう言って未来は便所に行った。
:10/03/24 15:30
:PC
:yBTcvJpU
#321 [しゅん]
《あいつ、大丈夫なん?》
「知らんけど…痛かったら痛いっちゅーやろうし、普通にしとけんのやね?」
《そやな。それで早めにあがったん?》
「いや、それがさ…」
続きを話そうとしたとき、未来が部屋に戻って来た。
俺と目が合ったんやけど、途中で良太に話しかけられ、俺の隣には戻ってこなかった。
:10/03/24 15:31
:PC
:yBTcvJpU
#322 [しゅん]
「それがさ…、リアクションすんなよ!未来にばれるけ」
《何かあったんか?》
「浅田さんに会ったっち」
俺がリアクションすんなっち言ったのを忠実に守る嵐。
でも目は点になっとるし、焦った様子が表情に表れていた。
:10/03/24 15:32
:PC
:yBTcvJpU
#323 [しゅん]
《ちょっと外行こうや!》
「おう」
《未来ー、みんなのタバコとお茶買ってくるけ!
すぐ戻るけ、飯待っとって!》
『わかったー♪』
未来は何も疑わず俺らを送り出した。
そのままロビーに下り、置いてあったソファーに座る。
衝立がしていあって、何組か俺らみたいに話しをしたり、打ち合わせをしていた。
:10/03/24 15:32
:PC
:yBTcvJpU
#324 [しゅん]
《んで?お前も会ったん?》
「いや、未来が会った。」
《お前ついてねかったん?》
「後ろ行きよるつもりやったんに、いつの間にか抜かしとったみたいでからさ。
俺がわりぃ」
《何でわかったん?》
「未来が後から降りてきて、様子がおかしいでからさ。
それであの待合室に入ったらお前が来たっちわけ。
まぁ、あん時はまだ何があったとか聞いてねかったんやけどね。」
:10/03/24 15:36
:PC
:yBTcvJpU
#325 [しゅん]
《何か様子おかしかったもんなー。
だけあえて二人にしたし。
浅田さんとは会っただけ?
何かあったん?》
「いや、合っただけやったらいんやけどねー。
人とぶつかりそうになったらしーで避けようとしたらこけたっち。
その人が浅田さんで、板が外れた未来を助けてくれたんやって」
《まじで…
それ、未来っちわかっとってぶつかってきたんやねん?》
「いや、俺もそう思ったんちゃ。
で、未来に同じこと言ったんやけど、未来は気づかんやったぽかったっち言いよった」
:10/03/24 15:39
:PC
:yBTcvJpU
#326 [しゅん]
《ふーん。嘘やろっち思ったやろ》
「まぁね。でも、よー考えたらわざとぶつかったりもせんかなっち。
あぶねぇやん?実際どーこけるかとかわからんしさ、未来に気づいとったとしてよ?
あえてそうするかなっち思って」
《まぁなーケガさせるかもっちは思うよな》
:10/03/24 15:40
:PC
:yBTcvJpU
#327 [しゅん]
「やろ?」
《たまたまねぇー…
他は?何か話したっち?》
「何か世間話はしたっち言いよった。
内容は聞いてねぇけど。」
《ふーん》
「浅田さん、俺らと来とるっちわかっとるよなー」
《わかっとるやろー》
「よなー」
:10/03/24 15:40
:PC
:yBTcvJpU
#328 [しゅん]
《未来は会ってどー思ったっち?
聞いた?》
「何か、嫌やったんやって。
過去、浅田さんが好きやった気持ちは変わらん事実としてあるけど、でも思い出したくないし、辛かった時の感情に戻されるの嫌っち。」
《そこまで言ったんや。》
「やろ?」
《ここまではっきり言うっちことは、ほんと嫌やったんやね?》
:10/03/24 15:41
:PC
:yBTcvJpU
#329 [しゅん]
「そーよな。
しかもさ、浅田さんに会った時、速攻俺に電話したらしいん。
でも、俺気づかんでからさ…」
《アホか!》
「まじ反省。」
:10/03/24 15:42
:PC
:yBTcvJpU
#330 [しゅん]
《まぁ、今回はよかったんやね?
部屋でお前ら二人で寝とる姿見たら、めっちゃ幸せそうやったし。
未来はお前のことめっちゃ好きと思うぞ?
みんな何かめっちゃいい感じやなーっち羨ましがっとったちゃ!
未来の態度見よっても、問題なさそうやし。
結果よかったやんけ〜
ほんま俺でも羨ま…》
嵐が最後まで言おうとした瞬間、隣にいたグループの一人が立ち上がった。
俺と嵐はそのメンバーを見て、絶句する。
:10/03/24 15:42
:PC
:yBTcvJpU
#331 [しゅん]
「浅田さん!」
《浅田さん!》
久しぶりに見た浅田さんは、少し太ったように見えたがいい男になっていた。
今までしていた会話が全部聞こえていたかと思うと、焦りが止まらなかった。
お互い黙り沈黙が続いていたが、それを破ったのは、立ち上がった倫(りん)先輩。
:10/03/24 15:44
:PC
:yBTcvJpU
#332 [しゅん]
{お前ら、ふざけとんか?}
[やめとけちゃ!倫!]
浅田さんが止める。
{は?お前悔しくねん?こんな言われようで}
[お前には関係ねぇやろ!
それに、こいつらも俺らがここにおるっち知らんやったやんけ。
ふざけんなはお前や!]
浅田さんは倫先輩に言い放った。
倫先輩は座り、黙り込む。
:10/03/24 15:45
:PC
:yBTcvJpU
#333 [しゅん]
[ごめんな!たまたまお前らが座ってきてさ。
最初気づかんやったんやけど、会話が聞こえてきてさ。
出るに出れんで話最後まで聞いてしまった。
まじごめんな!
倫が言いよることも悪く思わんでな!]
浅田さんは申し訳なさそうに、俺らに謝る。
「いえ…」
「こちらこそすいません。」
[悪気がねぇのはわかっとるし、もういいよ!]
:10/03/24 15:46
:PC
:yBTcvJpU
#334 [しゅん]
「すいません。
あの、ちょっと時間ありますか?」
そう言った瞬間、未来が反対側のエレベーターから降りてきた。
そして俺たちを見つける。
『ひろ…』
ちっせぇ声やったが、確かに口はこう動いた。
『何で?』
俺が未来に近づくと、未来は後ずさる。
:10/03/24 15:47
:PC
:yBTcvJpU
#335 [しゅん]
「未来、聞いて」
『何で?この為に降りてきたと?』
「聞けちゃ。ここでたまたま会った。」
《未来。本当やけ。》
未来は浅田さんにも答えを求めている。
[今な、たまたま会ったん。
故意に会ったわけやねぇよ。]
:10/03/24 15:48
:PC
:yBTcvJpU
#336 [しゅん]
「今から話するけん、未来もちょっと来て。
浅田さん、いいっすか?」
[いいよ]
「お前、先に部屋戻っとって!
食いよっていーけん!ごめんな!」
《わかった》
嵐は先に部屋に戻った。
浅田さんも一緒に居た友達にそう伝え、ロビーには俺ら3人が残った。
:10/03/24 15:48
:PC
:yBTcvJpU
#337 [しゅん]
四人がけの一テーブルに、未来と俺が隣同士で座る。
真向かいに浅田さんが座った。
未来はうつむいたまま、何もしゃべらない。
[今日、未来とぶつかりそうになったときは、まじでビックリした。
わざとやねぇけ。
ぶつかりそうになったとき、ウェアが似とるなとは思ったけど、まさかほんとに未来とは思わんやった。
未来、ごめんな]
無言のまま、首を軽くふった。
未来なりの大丈夫という返事だろう。
:10/03/24 15:49
:PC
:yBTcvJpU
#338 [しゅん]
「まさか、隣に浅田さんが座っているとは思わず、話をしてしまってすいません。」
[いや、いいよ]
「嵐が下に降りようっち言ったのは、浅田さんと話する為やねぇで、お前が会ったっちことを嵐に話す為やったん。
部屋、みんなおるしお前がおらんところで話たかったけ。
嘘ついて降りてごめんな」
未来は頷いた。
:10/03/24 15:49
:PC
:yBTcvJpU
#339 [しゅん]
「ちょっと、はっきりさせておきたいことがあるんですけど。」
[なん?]
「浅田さんは未来のことを今、どう思っているかは俺にはわかりません。
ただ、俺は未来を手放す気は無いです。
未来のことがすげぇ好きですし、浅田さんがどうこう言おうと俺は引き下がる気もありません。
それだけは言っておきます。」
:10/03/26 18:15
:PC
:owR3DSB2
#340 [しゅん]
[俺が未来のこと好きなわけねぇやん。
もう過去のことやし。
今日たまたま会っただけで、気持ちが戻るわけもねぇし。
いくらでも女とかおるけさ、あえて未来に戻る気持ちすらねぇよ。
二人で良しなにやってくれ。]
浅田さんが言った言葉に俺は少し焦った。
まさか、浅田さんがこんなことを言うとは思いもよらなかった。
:10/03/26 18:16
:PC
:owR3DSB2
#341 [しゅん]
[お前さ、何で泣くん?
まだ俺がお前のこと想っとるっち勘違いしとった?
別れて正解やったと思うし、お前に未練なんかこれっぽっちもねぇよ。
むしろ付き合ったことで、こんな面倒なことになっとるし。めんどくせぇ。
俺は思わせたかぶりな態度したつもりもねぇし。
ただ、たまたまぶつかりそうになってお前がこけたけん、俺は当たり前のことをしたまでで。
自意識過剰ちゃ。
こっちがいい迷惑やし。]
未来を見ると、ますます涙を流している。
[相変わらずよー泣くな!
お前の涙はもう俺には効かんよ?]
そんな未来に飽きれた態度で浅田さんは止めを刺した。
:10/03/26 18:17
:PC
:owR3DSB2
#342 [しゅん]
俺は未来にこんな思いをさせるために、浅田さんを呼び止めたのか…
何しよん…俺。
浅田さんの言葉は俺自身にもダメージがあった。
俺、最低やな…
そう思いながらも、未来のフォローをせんなっち我に返った。
「浅田さんの気持ちはわかりました。
未来もよくわかったと思います。
はっきり出来てよかったです。」
未来は下を向いたまま、涙を流していた。
:10/03/26 18:19
:PC
:owR3DSB2
#343 [しゅん]
[俺もはっきり目の前にして言えたけよかったわ!
じゃ、俺戻るわ!]
そう言って振り返る瞬間、俺は見逃さなかった。
下を見ながら、眉間にシワを寄せる浅田さん。
そして、倫先輩が言った悔しくねん?の言葉がひっかかる。
浅田さんが引きずってねぇなら、こんな言葉あえて言うか?
浅田さんの気持ちを知っているからこそ悔しいで出る言葉やねんか。
俺の中ではそう思った。
:10/03/26 18:21
:PC
:owR3DSB2
#344 [しゅん]
眉間にシワを寄せただけでなく、目にはうっすら涙を溜めていた。
その姿は未来に見えたわけでもなく、気付かない。
未来をその場に残し、エレベーターに乗ろうとする浅田さんを俺は止めた。
何で行ったのか、自分でもわからない。
気付いたら言っていた。
:10/03/26 18:21
:PC
:owR3DSB2
#345 [しゅん]
「二人で話、出来ませんか?」
[未来、一人にすんなちゃ!]
「話できませんか?」
[は?]
浅田さんは何で?っち顔をしながら
[俺は何も話す事なんかねぇよ。]
そう言った。
:10/03/30 15:59
:PC
:KCzC3/5Y
#346 [しゅん]
「腹割って話したいんですけど、無理っすか?」
[ねぇちゃ。]
「じゃあ、10時に上で待ってます]
[は?]
「お願いします。」
そう言って、俺は未来の元へ戻った。
:10/03/30 15:59
:PC
:KCzC3/5Y
#347 [しゅん]
「未来。落ち着くまで一緒おるけん。
ごめんな」
頭を俺の胸に寄せ、落ち着くまで待った。
『しゅん…ごめんね。
しゅんは気持ちを言ってくれたのに…こんなんでごめん。
泣いたらひろに気持ちがあるみたいやんね。
勘違いするよね』
:10/03/30 16:00
:PC
:KCzC3/5Y
#348 [しゅん]
「いや、気にしてねぇよ。
あんな言い方されたら、そうなるのわかるし。
それだけ、浅田さんのこと好きやったっちことやね?
今俺のことしか見てねぇなら、それでいい。
それに、結局お前を傷つけてしまった。
何の為に話したんやろな。
最低や。」
『ううん。ひろの気持ち聞けてよかった。
やっぱりしゅんが大切っち思えたし、よかったよ。
あたしこそ、泣いてばっかでごめんね』
:10/03/30 16:01
:PC
:KCzC3/5Y
#349 [しゅん]
「もう謝らんでいーけん。
みんな飯待っとーで?
目腫らしたまま行ったら、俺が悪者なるやんけ」
そう言うと未来は少し笑った。
:10/03/30 16:01
:PC
:KCzC3/5Y
#350 [しゅん]
10分ぐらい居ただろうか。
未来が落ち着き、部屋に戻った。
部屋の前まで行くと、嵐が待っていた。
『ごめんね…』
嵐はそう謝る未来の頭をポンと叩きながら
《しゅんに謝るなっち言われたやろ?
俺にも同じこと言わせる気か?
ボケ!》
黙って俺と嵐を見ている未来。
:10/03/30 16:02
:PC
:KCzC3/5Y
#351 [しゅん]
《空気読んで部屋におっとけよ。
何で降りてくるんかちゃ!アホか!》
そんな嵐の突っ込みに少し苦笑いをしながらも、未来は何も発しなかった。
:10/03/30 16:02
:PC
:KCzC3/5Y
#352 [しゅん]
「みんなは?」
《中でお待ちかね》
「わりぃわりぃ!!」
そう言いながら部屋に入ると、みんなUNOに夢中で俺らが抜けたことすらわかってねぇ雰囲気。
《飯、食おうや!!》
嵐がそう言ったんに、みんなはあとこれだけっち言ってすぐに終わらなかった。
まぁ、未来にとってはそっちのがよかったかもしれんけどね。
:10/03/30 16:03
:PC
:KCzC3/5Y
#353 [しゅん]
みんなで飯を食い、女は片付け、男は布団を敷いたりとそれぞれが動く。
カウントダウンの準備をしていた。
「ちょっといい?」
俺が嵐にそう言うと、嵐は良太を呼んできた。
同時に未来の視線を感じる。
未来に何も感じさせないように、本題は話さず、違う話をする。
そのとき未来のの携帯が鳴った。
良太の彼女からの電話。
ホテルの近くに着いたとのこと。
:10/03/30 16:04
:PC
:KCzC3/5Y
#354 [しゅん]
『良太ーこはから電話鳴ってない?
良太に電話しても全然出てくれんっち。
近くに着いたらしーけん、迎え行って来るね!!』
〈あ!!やべぇ!!!携帯ウェアの中入れたままや!!
俺迎え行くけいーよ!〉
『いやあたし行くー。
こは怒っとーし。機嫌直してきちゃーね^^』
〈まじ?ごめん!!〉
「一緒行くばい!」
〈いやー。こはに良太のいいわけせないけんけ、おらん方がいいー〉
「気をつけて行けよ!」
『はーい』
そう言って、部屋の外に出て行った。
:10/03/30 16:04
:PC
:KCzC3/5Y
#355 [しゅん]
〈ちょうどいいっちゃちょうどよかったな^^〉
「やな^^;ただ、こは機嫌わりーっちよ?」
《どーするん?》
〈いや、考えんどこ!未来が何とかしてくれるはず!!〉
「やな!」
:10/03/31 11:15
:PC
:8Bj4I9Sw
#356 [しゅん]
《良太には全部話したけ》
〈全部聞いた。お前、大丈夫か?〉
「ん?別に大丈夫やけど?
まぁ話聞いとんなら、話早いな。
10時に浅田さんと話す約束しとんちゃ。
未来にバレんよーに外出るけ、その後のフォローしてほしんやけど。」
:10/03/31 11:16
:PC
:8Bj4I9Sw
#357 [しゅん]
《は?》
〈は?〉
「はっきりさせときてぇでさ。
お前が抜けた後、自分の気持ち言ったんな!
浅田さんがぜってぇ未来に気持ちあるっち思っとったし。」
《まぁ、誰でもそー思うんやね?》
:10/03/31 11:16
:PC
:8Bj4I9Sw
#358 [しゅん]
「やろ?
でも浅田さん、未来を目の前にして俺は好きやねぇっち一喝したん。
女とかいくらでもおるし、あえて未来に戻りたいとも思わん。
逆にめんどくせぇことに巻き込まれて迷惑っち。
それ聞いて未来は泣いてさ。
浅田さんそれ見て、泣くっちことは俺がまだお前のこと好きとか思った?っち言い出して。
自意識過剰とまで言ったん。」
〈まじで?〉
《結構言ったな。》
:10/03/31 11:16
:PC
:8Bj4I9Sw
#359 [しゅん]
「それ。まぁ、そう思っとるんならいーやっち思いよったんやけどさ…
結局、未来が傷ついたっちゃ。
そんな突き放すようなこと言うとは思ってねかったし。
俺、最低やな。
でも帰りがけ、浅田さん下向いて目にうっすら涙溜めとったの見てしまったんちゃ。」
《本心やねぇけど、突き放した方がいいっち思って言ったっちことか》
〈それ、そーとーきつかったんやね?〉
「やな。わからんけど、俺はその気持ちはっきり聞いときてぇなっち思って。」
:10/03/31 11:17
:PC
:8Bj4I9Sw
#360 [しゅん]
〈俺はあえて行く必要ねぇと思うけど。
もうこれでいんやねん?〉
「そうも思ったん。
でも、聞きてぇ。本心はどう思っとるんか。
しかも、言うことによって変わることもあるやん?気持ち的に。」
《いい風に変わらんことだってあるぞ?》
:10/03/31 11:17
:PC
:8Bj4I9Sw
#361 [しゅん]
「んー。
未来は気づいとると思うんちゃ。
浅田さんが本心を言ってねぇことに。
付き合ったのはあいつやけさ、浅田さんが取る行動なんかわかりきっとるやろ!
だけ、あんだけ泣きよったんと思うん。」
《まぁな。それは俺もそー思う》
〈だけ、それでよくね?
しゅんと幸せになってほしいっち気持ちがあるけ言ったんやろ?
自分が入る隙間なんかねぇっち思ったけ、あえて突き放したんやねん?〉
:10/03/31 11:17
:PC
:8Bj4I9Sw
#362 [しゅん]
「んーー。」
〈ちげーんか?〉
《あえて突き放してみて、未来の反応を見るとか?》
〈ありえんやろ!〉
《あの人はそういうことする人やけどな》
「あの場で、浅田さん自身もどーしたらいいかわからんやったんと思うん。
やっぱ急にあんなことになって、整理もついてねかったやろうし。
とっさに出た行動があれやっただけでさ。」
〈じゃあそれでいいやんけ。〉
「その本心を聞きてんちゃ」
:10/03/31 11:18
:PC
:8Bj4I9Sw
#363 [しゅん]
《やけお前は、その本心を確かめて、絶対無理っち思わせたいんやろ?
自分が未来を幸せにしますっちはっきり言いてぇんやろ?》
「おう。」
〈それ話してどーするん?
何にこだわっとるんかちゃ!!〉
「俺はそんなフェイクやねぇで、本当の気持ちが知りてん。」
:10/03/31 11:19
:PC
:8Bj4I9Sw
#364 [しゅん]
《どー思ってそう言ったかは浅田さんにしかわからんし。
でも、あの人はまたチャンスがあれば未来に気持ち言ってくるとは思うけどね。
俺が思うにやけど。
人間的にひつこいし。
まぁーお前もやけど。》
「うるせーちゃ!」
〈未来は?浅田さんに対して気持ちどーなんか聞いたん?〉
「未来は浅田さんに気持ちはねぇと思う」
〈何でそう言えるん?〉
:10/03/31 11:19
:PC
:8Bj4I9Sw
#365 [しゅん]
「もし、浅田さんへの気持ちが復活したとしたなら、あの場で浅田さんにこっちこそ無理やし!っち言い返したはず。
そうやって自分の気持ちを言い聞かせたはずや。
でも、未来は言い返すことも出来んぐらい泣きよった。」
《そやな。あの場で反論せんやったなら、未来に気持ちはねぇな。
浅田さんの気持ちを読んだっちしゅんが言いよることもわからんくはねぇ。》
:10/03/31 11:19
:PC
:8Bj4I9Sw
#366 [しゅん]
〈普通、逆やねん?気持ちがあるけこそ黙りこむんやねぇと?〉
「あいつは違うんちゃ。
気持ちがあるけこそ、無い風に見せる。
無いときは何も言えずに受け止める。
そういう奴やけ。」
〈じゃあ、浅田さんもその未来の態度を見抜いたはずやね?〉
「やな。」
:10/03/31 11:20
:PC
:8Bj4I9Sw
#367 [しゅん]
〈じゃあ、尚更行く必要ねぇやんけ!
未来の気持ちがお前にしか向いてねぇなら、それでいいやん。
何であえて混ぜようとするん?〉
「なんやろ…。
浅田さんに言いたいこともたくさんあるんちゃ。
未来がどういう思いで過ごしてきたかとか、あの人わかってねぇやん。」
《まぁな。》
:10/03/31 11:22
:PC
:8Bj4I9Sw
#368 [しゅん]
〈わかったところで、俺は未来に対する気持ちが増すだけと思うけど。〉
《俺が同じ立場やったら、逆にもう無理っち思うかな。
そこまで相手に話しをしとって、第三者から話聞くんばい?
しかも、その第三者は現彼氏やん?
話させてくださいっち言ってきたことですら勇気あるなっち思うんに。
俺の出る幕やねぇなっち落胆すると思う。》
:10/03/31 11:22
:PC
:8Bj4I9Sw
#369 [しゅん]
「浅田さんはどっちかわからんし、どっちでもねぇかもしれんけど。
俺なりに納得行くまで話てぇけさ。
良太の言うこともすげぇわかるし。
でも、俺行くわ。」
《そこまでお前が思うならいんやね?
俺は止めんけど》
〈俺は納得出来んけど。
お前が後悔せん方のがいいんかもな。止めを刺してこい〉
:10/03/31 11:22
:PC
:8Bj4I9Sw
#370 [しゅん]
「まぁー浅田さんが来るかはわからんけどね。」
〈ここまで来たら来てくれんと、何かもやもやが残るやんけ!!〉
《そやな!》
さっきまでの熱血トークが嘘のように笑いあった。
そして、未来が戻ってきてすぐ、俺は約束の場所に行った。
:10/03/31 11:25
:PC
:8Bj4I9Sw
#371 [しゅん]
10時前に着いた俺。
浅田さんはまだいなかった。
本当に来るのだろうか。
とりあえず、時間までは待ってみよう。
そう思ってソファーに腰掛けていた。
浅田さんに聞きたいことを考えてながら、ふと時計を見ると10時10分。
やっぱ、来んかな。
そう思ったとき、非常階段の扉が開いた。
:10/04/01 16:48
:PC
:JQnjaI1A
#372 [しゅん]
そこに立っているのは浅田さん。
ソファーから立ち上がり軽く礼すると、浅田さんは俺の真向かいに座った。
:10/04/01 16:48
:PC
:JQnjaI1A
#373 [しゅん]
「わざわざ来てもらってすいません」
[いや…未来大丈夫やった?]
「はい」
[そっか]
浅田さんは少し微笑み安心したようだった。
:10/04/01 16:55
:PC
:JQnjaI1A
#374 [しゅん]
[で、何?]
「未来に対しての本当の気持ちを聞かせてくれませんか?
俺は、浅田さんが未来に対して気持ちがあるとしか思えませんでした。
わざとに未来を突き放すような言い方をしたとしか思えなかったです。」
[…お前すげぇね。]
「え?」
[お前には完敗やわ]
黙って浅田さんが発する言葉を真剣に聞く。
:10/04/01 16:55
:PC
:JQnjaI1A
#375 [しゅん]
[未来のこと好きばい!
戻りてぇね。
あの時は仕方ねかった。
別れてから、未来がしてくれとったことの多さもすげぇ感じたし、俺は未来に何もしてやれてなかったなっち反省もした。]
「やっぱそーっすか」
[お前にばれたっちゅーのが何か見っともねぇな]
「いえ…」
:10/04/01 16:56
:PC
:JQnjaI1A
#376 [しゅん]
色々考えていると、ここに車での車で話していたことが気になった。
嵐が言った、結局未来と付き合ったら他と付き合えんくなるっちこと。
浅田さんの理由は何なのか。
:10/04/01 16:56
:PC
:JQnjaI1A
#377 [しゅん]
「浅田さん、何で未来と戻りたいっち思ったんすか?」
[理由?]
「はい」
[言葉では言い表しずらいけど。
でも、未来は他の女が持ってねぇものを持っとるよな。
ありえんぐらいまっすぐやし、常にキラキラした目的がある。
未来と付き合いよるときは毎日が新鮮で常に新しいことの発見やったと思う。
嬉しいときはめちゃめちゃ喜ぶし、悲しいときはめちゃめちゃ泣く。
感情をストレートに伝えれるあいつが羨ましく思ったこともあるし。
過去の女とは比べ物にならんね。]
俺が思っていることとほぼ同じでビビった。
同時に嵐が言っていることも間違ってねかった。
:10/04/01 16:57
:PC
:JQnjaI1A
#378 [しゅん]
「別れた後、誰かと付き合ったりしてないんですか?」
[あー付き合った奴おるよ。
それはそれで楽しかったけど。
でも、何か違った。]
「そうっすか…」
[お前は何で戻りたいっち思ったん?
自分から戻るっち言ったんやろ?]
浅田さんにそう聞かれ、一瞬途惑った。
:10/04/01 16:57
:PC
:JQnjaI1A
#379 [しゅん]
「そうですね。俺からです。
めちゃめちゃ好きやったんで。
その過程よりも、好きっち気持ちが先に出た感じですね」
そう答えると、浅田さんは少し苦笑いをした。
もっと言いたいことはあるが、言ったことは本当のこと。
言葉で説明するよりも、好きっち気持ちが勝った。
正直な答えや。
:10/04/01 17:01
:PC
:JQnjaI1A
#380 [しゅん]
「心のどっかで未来は自分から離れんっち思ってたんやないですか?」
[そうやな]
「現に俺もそうやったと思います。
未来は俺と会ってなかったら、浅田さんとの復縁を受け入れとったと思うし。]
[俺、まだチャンスはあるっち思っとるけ。
負けんよ?]
:10/04/01 17:01
:PC
:JQnjaI1A
#381 [しゅん]
「いや、そんなこと言える立場ですか?
犬みたいに突き放しても突き放してもついてくる未来の気持ちを考えたことありますか?
ついてくるのが当たり前っち方が前に出すぎて、どんな気持ちでいたかは考えれんやったはずです。
そんなことすら気付かんやったですよね?」
[…]
:10/04/01 17:02
:PC
:JQnjaI1A
#382 [しゅん]
「その未来が着いてこなかったら、もう終わりっちことなんすよ。
未来は本気で浅田さんとの将来を考えてたんだと思います。
それぐらい、未来にとっては大切な存在やったんっすよ。」
現に、未来はもう浅田さんの言葉に反発しなかった。
それが今の気持ちを物語っている。
俺の言葉がなくても浅田さんは気付いていただろう。
:10/04/01 17:02
:PC
:JQnjaI1A
#383 [しゅん]
[何も言えん…]
「遠距離になったことは仕方ないし、それを責めるわけやないですけど。
仕方ねぇの一言で済まされたくねぇっすね。」
[未来から色々話聞いとん?]
「未来が全部を話してくれたとは思ってないですけど。
だいたいは聞きました。」
[そっか。実際、俺、未来と遠距離二回目やったんちゃ。
結構長く付き合いよったんやけど、女が浮気して、俺も仕返したりして。
結局そんなんで気付いたら自然消滅しとったっち感じやったん。
未来から聞いとる?]
「いえ…」
:10/04/01 17:04
:PC
:JQnjaI1A
#384 [しゅん]
[未来と遠距離なるのわかっとって付き合ったんな。
俺が大阪行くことはもう既に決まっとったし。
二回目やし、うまくやれるっち自信もあった。
でも、結局未来のわがままも聞いてやれんやったし、約束も守れんやった。
そん時は仕事のことで頭いっぱいやったり、会社の付き合いとかもあって余裕なかったけど。
今考えたら、自分のことばっかやったなっち思うわ。]
「俺も今年社会人なって、そうなるんかなっち考えたらすげぇ怖いですけどね」
:10/04/01 17:04
:PC
:JQnjaI1A
#385 [しゅん]
[そっか。今年社会人か。
何系に進むん?
やっぱ、教育系?]
「未来から聞いてますか?」
[当時やけどね。
しゅんは高校の先生になって野球教えるのが夢っち聞いたことあるけ]
「そうっすね。
運よく、教員試験にも合格して採用してもらったんで、4月から教師です」
[まじで!すげー!
母校の?何教えるん?]
「色々先生が世話してくれたりもあって。
一応、体育教官ですね」
:10/04/01 17:04
:PC
:JQnjaI1A
#386 [しゅん]
[まじで…
すげぇね。現役で体育教官なったっち初めて聞いたし。
運やねぇやろ。
まじですげぇ]
「自分が頑張っただけやなしに、周りから支えてもらっての今なんで。
未来にもだいぶ協力してもらって助けてもらったし…」
[これからが勝負か]
「そうっすね。
今思っている以上に忙しくなると思うし、どれだけ自分が未来の気持ちを考えれて、行動出来るかと思ってます。」
:10/04/01 17:09
:PC
:JQnjaI1A
#387 [しゅん]
[俺は出来んやったパターンやけど。
でも、社会人っちそんな甘ったるいもんやねぇけね。
両立っち思ったより難しいよ]
「想像しても想像しきれるものやないので怖いですね。
でも、浅田さんとは違うんで。
俺は、未来を当たり前の存在として扱う気は更々ないです。」
少し眉間にシワをよせ、表情が曇った。
:10/04/01 17:10
:PC
:JQnjaI1A
#388 [しゅん]
[戻ろうと思ったきっかけは?]
「きっかけは未来が入院して手術したことです。」
[未来から連絡があったん?]
「いえ、たまたまお袋が病院で未来を見つけた時に、入院しとって手術するっち話を聞いたみたいで。
それで知りました。」
:10/04/01 17:10
:PC
:JQnjaI1A
#389 [しゅん]
[会いに行ったんやろ?]
「はい。未来は会いたくねぇっちずっと言ってましたけど、無理矢理行きました。
何か、どういう状況かもわからんやったし、他のことが手につかんくなってから。
あの時は無我夢中で、未来の気持ちは無視やったすけどね。」
[そっか。あいつ繰り返しよったけな。]
「え?繰り返しよったっちどういうことっすか?」
[知らんの?聞いてねん?]
「はぁ…」
:10/04/01 17:11
:PC
:JQnjaI1A
#390 [しゅん]
[俺らが付き合い出した年の年末前に、ずっと喉が痛てぇっち言いよって。
いつもの痛さと違うっち話するけ、年末入ったら病院ねぇし行こうっち言いよったん。
けど、親はいつもみたいにただ喉が痛いだけやろっち言われたみたいで、結局行かんやったんな。
したら、成人式終わって迎え行ったら、物は食べれんし様子がおかしいで。
でも本人は元気でピンピンしとってさ。
帰ろうっち言ったんに、泊まるっち言い張って言うこと聞かんで。
行ったんに、ホテルに着いた途端ぐだーっちしだしたん。
あまりにも様子がおかしいけ、病院行こうとしたんやけど本人車から降りんしめっちゃ抵抗するしで。
家に帰したら、次の日救急車で運ばれて緊急入院したん。
それが一発目。
遠距離なってからも何回か繰り返してきつい思いしとん。
やっと手術したっち聞いてちょっとほっとしたけど、当時から完全には治らんっち言われとったけね。
これからも、繰り返す可能性はあるよな]
:10/04/01 17:13
:PC
:JQnjaI1A
#391 [しゅん]
「そうやったんすか…」
[知らんやったんやな。]
「はい」
[心配させたくねぇっち思ったんやろうけど。
あいつらしーな]
「そうっすね」
そんなことがあったとはこれっぽっちも知らなかった。
俺はあれが最初だと思っていた。
癒着していたのもそれで話が繋がる。
:10/04/01 17:13
:PC
:JQnjaI1A
#392 [しゅん]
[前より頻度は減ったみたいやし、やっぱ手術してよかったな]
「…」
[あいつさ、いっつも無理するけさ。
大丈夫やねぇ時も、大丈夫っち言うやん?
俺、それに甘えとった部分がすげぇあるっちゃね]
「甘え、ですか?」
:10/04/01 17:13
:PC
:JQnjaI1A
#393 [しゅん]
[おう。何回か聞くん。大丈夫か?っち。
でも、未来は当たり前のように大丈夫っち言う。
俺に心配かけんように言いよるのわかっとん。なんにそれ以上踏み込まんっちゅーか。
心のどっかでこれ以上聞いて何か言われる方が面倒くさせぇっち思っとんやろうね。
本当はその奥の気持ちを読むべきなんやろうなっち思いながらも、その言葉に甘えてわからんふりしてさ。
俺、年上なんにこんなことも出来んのやっち別れた後すげぇ後悔した]
「素直にならん未来も悪いし…」
:10/04/01 17:14
:PC
:JQnjaI1A
#394 [しゅん]
浅田さんが言っていることも、少しわかる。
未来は絶対に強がるし、素直やない。
それは俺も痛いほどわかっている。
俺はうまく未来をコントロールできるまでになったが、遠距離で尚且つ仕事をしながら行動するのは、想像以上に難しいことと思う。
浅田さんがそうなるのも無理は無いと思った。
でも…
:10/04/01 17:14
:PC
:JQnjaI1A
#395 [しゅん]
「俺も、昔はそれに甘えてた部分があったと思います。
甘えてたというか…見抜けなかったんですよね。
その言葉を単純に信じてました。
でも、それは浅田さんと違います。
故意にそうしたわけやねぇし、それに気付いた俺は行動を起こしました。
その結果がこれなんすよ。
結局、浅田さんはそれまでやったっちことだと思います。」
痛いとこを突かれたのか、浅田さんは下を見ている。
一時沈黙が続いた。
:10/04/01 17:15
:PC
:JQnjaI1A
#396 [しゅん]
[言い返すのは大人げねぇけど。
そういうお前も未来を泣かしてきとーやろ?
お前と別れたときの未来、ボロボロやったんちゃ。
みんなに迷惑はかけんどこうっち思っとるんか、どんな顔してでもバイトは必ず出勤して、元気を装っとった。
聞いても、何もないしか答えんし…
でもある日バックルームに重機取りに行ったら、あいつダンボールに隠れて泣きよったん。
いっつも明るく元気なくせに、裏で泣きよったんちゃ。
バイト中に。]
:10/04/01 17:18
:PC
:JQnjaI1A
#397 [しゅん]
「…」
[バイト中に泣くぐらいやけね。
毎日泣きよったんと思うよ?
そんなん知らんやろ?]
「…」
[まーそうは言ってもそれは過去やけね。
現に未来はお前との道を選んだんやし、そんなことも含めてお前を受け入れたんやろうけど。
余裕ぶっこくなよ。]
「…はい」
:10/04/01 17:18
:PC
:JQnjaI1A
#398 [しゅん]
第三者から当時の未来のことを聞くのは初めてだった。
何か…偉そうなこと言いながら自分も同じようなことをしてきたっち思うと、無性に腹が立った。
自分自身がしたことなんに。
未来が浅田さんとのことを俺に話したように、浅田さんに俺とのことを話しとることは当たり前。
どこかでわかっとったはずなんに、浅田さんからもろに言われると何かすげぇ情けなかった。
決して余裕ぶっていたわけやない。
でも、そのことわかっていなかったのは事実だ。
言い方にイラっともしたが、それ以上、何も言わなかった。
:10/04/01 17:19
:PC
:JQnjaI1A
#399 [しゅん]
[俺も一個聞きたいんやけど…。]
「はい。何っすか?」
[未来さ、ネックレスしとーやん?]
「イニシャルのっすか?」
[おう]
「浅田さんがプレゼントしたものですよね?」
そう答えると不思議な顔をしていた。
:10/04/01 17:19
:PC
:JQnjaI1A
#400 [しゅん]
未来は俺と戻る前からイニシャルのネックレスをつけていた。
未来の頭文字『M』にダイヤが敷き詰められたネックレス。
芸能人とか有名人がつけている有名な某ブランドのもの。
もちろん、俺と付き合っていたときはそんなものは持ってなく、初めて見る。
当然俺は聞いた。
:10/04/01 17:19
:PC
:JQnjaI1A
#401 [しゅん]
「それ、どしたん?」
『これ?怒らんで聞いてね?』
「なん?」
『ひろに貰ったネックレス。』
こいつ正気か?と思いつつ、つけているのに理由があるはずと、喉まで出かかった言葉を飲み込んだ。
「そーなん」
『しゅんには悪いけど、でも、これはのける気ないけ』
この言葉に再びイラっとしながらも、冷静に聞く。
:10/04/01 17:20
:PC
:JQnjaI1A
#402 [しゅん]
「理由は?」
『これね、あたしのお守りなん。
ひろと付き合ってる時に買ってもらって、それからずっとつけっぱなし。
お風呂入るときも寝るときもはずさんし、24時間、365日つけっぱなし。
赤ちゃんおろして、何か常に身に着けとくものが欲しくて買ってもらったと。
赤ちゃんの代わりとか形見とか言えるものやないけど、自分なりに意味があってしとるん。
やから、これははずす気ないけ。』
俺はこの理由を聞いて納得した。
:10/04/01 17:20
:PC
:JQnjaI1A
#403 [しゅん]
「そっか。
その理由なら、俺は何も言わん。
むしろ俺と付き合いだしたけっちはずす方が考えれんし。
お前の気持ちが一番大事やしな」
そう言うと未来は涙を流しながら
『ありがとう』
と言っていた。
やっぱ理由を聞いてよかった。
頭ごなしに、つけんなっち言わんでよかったと心から思った。
:10/04/01 17:21
:PC
:JQnjaI1A
#404 [しゅん]
今置かれた状況がどうであれ、物事には理由というものが存在する。
それを改めて思い知った日でもあった。
正直言えば、何となく嫌な気持ちがないこともない。
未来が浅田さんに気持ちがあるけやねぇのわかっとんのにな。
まぁ、そこが人間らしいというか気持ちがあるが故のことだと思う。
でも、買った人が浅田さんであろうと、未来がつけているのにはちゃんとした理由がある。
その考えを否定する気持ちは一切無かった。
:10/04/01 17:21
:PC
:JQnjaI1A
#405 [しゅん]
[…何でつけとん?]
「あのネックレス、未来のお守りっち言ってました。
あいつから、はずす気ないけっち初めに言われて。
俺はそのことに対して否定してないし、未来の考えでそうしとんなら、それでいいと思ってます。」
[理由も聞いとん?]
「聞きました。」
:10/04/01 17:22
:PC
:JQnjaI1A
#406 [しゅん]
[ずっとつけとん?]
「はい。はずしたとき見たことねぇっすね。
それだけ、あいつにとって大切なものなんと思います。」
[そっか…。
未来、俺と付き合いよるときのこと何か言いよった?]
そう聞く浅田さんは少し笑い、聞きたくないようで聞きたい表情をしている。
それに俺は真剣に答えた。
:10/04/01 17:22
:PC
:JQnjaI1A
#407 [しゅん]
「辛かったっち言ってました。」
[…]
「会いたいっち言いてぇのにその気持ちを押し殺して、明日も仕事頑張ってねっち言ってたとか。
聞いて欲しい話や嬉しい報告があっても、電話越しに疲れてきつそうな浅田さんの声を聞くと、やっぱ次に会えるときに話そうっち我慢したこととか。
そんなんが一回やねかったっち。
そんなんを耐えて耐えて久しぶりに会えたのに、迎えに行って、泊まって、じゃあなで終わったりとか。
会えるっち思ったけん、頑張ったんに。
未来自身は時間が経つにつれて好きな気持ちが大きくなっていくのに、浅田さんは離れていきよるような気がして不安やったっち。
最後の方は毎日泣いてたそうです。
ただ、あたしは今まで通りの関係でおりたかっただけなのに…
大好きやったのに…っち言ってました。」
浅田さんは何も言えず、一点を見つめている。
:10/04/01 17:25
:PC
:JQnjaI1A
#408 [しゅん]
「でも…」
そう言った時、浅田さんは俺の目を見た。
「でも、幸せやったとも言ってました。
そんな悲しかったことよりも、楽しかったことの方がたくさん心に残っとって、色んなところに行って、色んな物を食って、色んな話をしたひろとの思い出があるっち。
他の人が体験できんことをさせてもらえて、よかったっち。
浅田さんと付き合った事実があるからこそ、今の自分がおる。
何よりも、浅田さんが大好きやった。そう泣きながら話してました。」
浅田さんは目に涙を溜め、唇を噛んでいた。
:10/04/01 17:26
:PC
:JQnjaI1A
#409 [しゅん]
[何か俺、情けねぇな。
未来がそんなん思っとるとか想像もつかんやった…
ただ、お前と付き合いだしたことに苛立って、結局そこに戻るんやっちしか思えんやったし。
まじ情けねぇ…]
これが浅田さんの本当の気持ちだろう。
:10/04/01 17:26
:PC
:JQnjaI1A
#410 [しゅん]
「浅田さんが未来に対して、悪かったっち気持ちがあることを聞いてほっとしました。
正直、未来の話を聞く限りでは、ありえんやろっち思ってたんで。」
[俺には未来と戻る資格すらねぇわ。
色々聞いて考えることはあるけど、聞いてよかった。
次に生かす努力せないけんな。
未来がお前と付き合いよって幸せなら、それが一番いいし。
お前が未来に対する気持ちも半端ねぇのわかったし。
お前みたいな奴とで逆によかったと思う。
嫌やけどね。]
:10/04/01 17:27
:PC
:JQnjaI1A
#411 [しゅん]
少し笑いながらも切ない表情を見せる浅田さん。
未来に対する気持ちは本気やな。
何となくそう思った。
[じゃー戻るわ!
未来幸せにしてやれよ!]
「はい!」
[未来にとって俺は最低な男でおってもらう。
やから、別に俺の弁明なんかせんでいいけ。
あいつの気持ちをもうかき回したくねぇけん。
じゃ!]
そう言って席を立った。
:10/04/01 17:27
:PC
:JQnjaI1A
#412 [しゅん]
俺は一時その場に座ったまま色々と考えていた。
これでよかったのか。
何が正解で何が不正解なのかもわからない。
良太が言ったように、何もしなかった方がよかったのか。
いや、行かなかった方が後悔していたかもしれない。
胸ん中はそんな気持ちの葛藤が続く。
:10/04/01 17:30
:PC
:JQnjaI1A
#413 [しゅん]
浅田さんの気持ちが聞けたことはすっきりした。
でも、何やろう。
何かがつっかえる。
大きなため息がこぼれた。
:10/04/01 17:34
:PC
:JQnjaI1A
#414 [しゅん]
過去に俺がしてきたことを改めて責められたことでのダメージか。
未来に対する浅田さんの思いの大きさを知ってか。
浅田さんが未来を突き放した行動はすげぇことや。
俺には出来る気せん。
俺が話したいと言えば、それを受け入れた。
そして、俺と幸せならそれでいい。
俺でよかったと言った。
それは、「俺」という存在を認めてくれたからなのか。
:10/04/01 17:38
:PC
:JQnjaI1A
#415 [しゅん]
浅田さんの方が、俺より何百倍も未来のことを考えとーやんけ。
未来に対しての気持ちは負けん。
けど、それは自分の自己満やないんか?
そりゃ、気持ちがあっての物でないとダメになる。
でも…
俺は、それを押し通しているだけのような気がして情けなかった。
それで自分を支えているような気がしてならなかった。
結局、どうしたかったんか?
こんなことを知る為か?
知れてよかったのか、よくなかったのかわからない。
もう目的すら見失っていた。
:10/04/01 17:47
:PC
:JQnjaI1A
#416 [しゅん]
ふと時計を見ると11時半。
慌てて部屋に戻ると、未来が真っ先に出てきた。
『もーーーー!!どこに行ってたん!!
しゅんおらんまま新しい年になるとこやったやん!!』
「ごめんごめん!」
『戻ってきてよかったー』
何も知らず無邪気によって来る未来が余計に俺を切なくさせる。
無言のまま未来を抱きしめた。
:10/04/01 17:47
:PC
:JQnjaI1A
#417 [しゅん]
『しゅん?』
「なん?」
『どしたん?』
「別に」
『大丈夫?』
「何もねぇし」
『急にこんなんするの何かあるけやん』
「したらいけんのかちゃ」
『ううん。嬉しいけど♪』
「うるせーちゃ」
未来の素直な気持ちが嬉しかったんに、こんな言葉しか出てこなかった。
:10/04/01 17:48
:PC
:JQnjaI1A
#418 [しゅん]
みなさん!!
お久しぶりです!!
遅くなって申し訳ないっす↓
やっと仕事も落ち着いてきた!!
まじ忙しかったわ〜…
今日からまた更新していきますんで!!!
よろしく!!
ちょくちょく覗いてな〜〜!!
感想もどんどん受付中やで☆
しゅん
:10/05/18 10:45
:PC
:N6dkvyG6
#419 [しゅん]
部屋に入るとみんな集まっていた。
『しゅん戻ってきたー♪』
嬉しそうにみんなに報告する未来。
嵐と良太は俺の浮かない顔を見てか表情が曇った。
《とりあえず、カウントダウンは楽しも!》
「おう」
嵐はそう声をかけてくれた。
:10/05/18 10:52
:PC
:N6dkvyG6
#420 [しゅん]
中に着込み、カウントダウンの準備をする。
未来にも相当厚着をさせ、外に出た。
外はライトアップされ、イルミネーションが光っている。
運よく雪も降ってなく、視界良好だった。
:10/05/18 10:52
:PC
:N6dkvyG6
#421 [しゅん]
めっちゃさみーとか言いながらも、みんなで雪合戦をした。
未来は良太が投げた雪が顔面に当たったらしく、俺に助けを求めてくる。
『良太がわざと当てたー!!!
痛いー!!!』
半泣きでいる未来の仕返しをした瞬間、新しい年を迎えた。
夢中になりすぎて、いつの間にかカウントを逃し、みんな唖然。
:10/05/18 10:53
:PC
:N6dkvyG6
#422 [しゅん]
《俺ら何しにきたん!》
「雪合戦やね?」
『3、2、1っちしたかったのに…』
《お前が顔に当てられるけいけんのちゃ!》
『何であたしのせいなん!!!』
《はしゃぎ過ぎなんちゃ》
:10/05/18 10:54
:PC
:N6dkvyG6
#423 [しゅん]
『あたし悪くないもんーーー』
《出た出た。》
『良太が悪いもん…』
[は?お前が避けれんやったんやろ?]
良太も未来を茶化す。
『しゅんーーーー』
:10/05/18 10:54
:PC
:N6dkvyG6
#424 [しゅん]
嵐と未来が言い合っているのを見て、言葉では言い表せん感情がこみ上げてきた。
何とも言えん思い。
「俺の未来をいじらんでくれん?」
『そーだそーだ!!』
「なぁー」
未来の味方をすると、俺の後ろに隠れて二人の様子を伺っていた。
:10/05/18 10:55
:PC
:N6dkvyG6
#425 [しゅん]
「とりあえず、あけましておめでと!」
みんなで挨拶し合い、今年一発目の雪だるまを作った。
しかも特大雪だるま。
女の子達もみんなはしゃいでいて、写真も大量に撮っていた。
:10/05/18 10:55
:PC
:N6dkvyG6
#426 [しゅん]
しばらく外で遊んだ後、ぼちぼち部屋に戻ろっかっちなって、俺らと良太、こは、嵐は先にあがった。
年越しそばを食う為に、冷凍のそばを買っていた俺ら。
当然、じゃんけんで負けた二人が作る。
見事俺らは勝って、良太とこはが作ることになった。
:10/05/24 14:53
:PC
:7WnI8hHg
#427 [しゅん]
「こはの機嫌、大丈夫そうやな!」
『うんー。結構機嫌悪かったけど、適当に理由つけてなだめた。
良太にはバイト料貰わないけんー』
「貰っとけ貰っとけ!」
『後でこはがおらんとこで言ってみる!』
《絞りとってこいよ!!》
:10/05/24 14:54
:PC
:7WnI8hHg
#428 [しゅん]
「なんだかんだ言いながらあいつら仲いいやんけ」
『こは達何かあったん?』
《いや、別に何もねぇけどね。
ただ、こはのご機嫌取りに良太がちょっとなえとるだけ》
そーいやこの話、未来知らんやったんやった!!っち心の中で焦りながらも、嵐に助けられた。
:10/05/24 14:54
:PC
:7WnI8hHg
#429 [しゅん]
そんな話をしていると、こはが良太を叱っている声が聞こえた。
『あーーーまた良太怒られよる…』
「さっきまで仲よかったやんけー」
『いっつもあんな感じやもんねー』
《あれじゃ、なえるわ…》
確かに…。
ほんの数分で結構な言い合いになっている。
:10/05/24 14:55
:PC
:7WnI8hHg
#430 [しゅん]
『こはも悩んどるよー。
何か言いたくないのに、ついついきつく言ってしまって、言った後は後悔しとるっち。
それに慣れてしまって、元に戻そうっち思っても中々戻せんっち言いよった。
こは、良太のことめっちゃ好きなんにー』
「そーなん?」
『うんー』
:10/05/24 14:55
:PC
:7WnI8hHg
#431 [しゅん]
《まーそれは理由やね?
本当に悩んどんなら、行動しとるやろ。
好きな気持ちがあるなら尚更。
直そうっち本気で思ったなら、ちょっとは変わっていくはずちゃ。
それを良太が感じれんなら、悩んだだけの無駄な時間やし。
ちゅーか、それっち悩んだことにならんやろ。
悩んどるっち状況に浸っとるだけ。
言った後に後悔したなら、謝るっち行動を取るのが反省の第一歩になるやろうし、それが出来んならどんだけ悩んだってそっから先には進まんちゃ。
良太には何も伝わらん。
結局、離れていくばっかで最後は取り返しのつかん状況まで来て終わりっちパターン。》
:10/05/24 14:56
:PC
:7WnI8hHg
#432 [しゅん]
「言うねー」
『嵐、怖いー』
《こはは自分が置かれ取る状況を全くわかってねぇんちゃ。》
さっきは俺が未来が知らん話を出してしまい、フォローしてくれたはずなんに。
嵐はバレてもいい勢いで話していた。
:10/05/24 14:56
:PC
:7WnI8hHg
#433 [しゅん]
『良太、こはのこと好きやないと?』
「いや、好きやないわけやねぇよ。
ただ、疲れたんやね?
こはの気の強さに。
お前が口出す話やねぇけ、いらん事こはに言うなよ。
良太とこはの問題やけ。
あいつが行動起こすまで、お前はいらんことすんな。
お前が言ってこはが反省しても意味がねぇ。」
『うん…』
未来の顔は不安でいっぱいな表情をしていた。
:10/05/24 14:57
:PC
:7WnI8hHg
#434 [しゅん]
そう話している間も二人の言い合いはヒートアップし、良太はただ謝っている。
そんな姿を目の当たりにすると、良太が可哀想に思えた。
もともとはSっ気な性格やし。
完全にこはの尻に敷かれている。
あれじゃ、嫌になるのは当たり前なのかもしれない。
:10/05/24 14:57
:PC
:7WnI8hHg
#435 [しゅん]
《こはー。ここに来たときぐらい優しくしてやれよ!
良太、完全にビビっとーやんけ。》
見かねた嵐が間に入る。
その時の良太の顔がすげぇ寂しそうだった。
何かを決めたのか。
何となく俺の中でそのことが引っかかっていたが、後に、思いも寄らん方向へ事が運ぶことを、俺らは誰も知らなかった。
:10/05/24 14:58
:PC
:7WnI8hHg
#436 [しゅん]
無事にイベントも終え、未来のケガも大したことなく家に戻って来た。
一応、未来を病院で検査させたが何事もなかった。
まぁ一時筋肉痛で体がバリバリやったみたいやけど^^;
この後も俺は卒業前の遊びで毎日を追われる。
:10/05/25 14:04
:PC
:29aX.WoI
#437 [しゅん]
ある日、未来の家でまったりしていたとき。
何の話からか卒業式の話になった。
『しゅんのスーツ姿見るの楽しみやなー』
「めちゃめちゃキメて行くけ!楽しみしとってな!」
『スーツは了くんから買ってもらったオーダーしたの着るんやろ?』
「そそ!あれ、まっじでかっけーけね」
『了くんと選んだんやもんねー!無敵やん!!』
:10/05/25 14:05
:PC
:29aX.WoI
#438 [しゅん]
「やろー。高かったしね。兄貴には感謝せんと!
そーいやさ、お前、卒業式に袴着たん?」
『着たよー!めっちゃ可愛かったんやけー!!
見て欲しかったなー』
「写真ねん?」
『あ!ある!!』
そう行って部屋を出て行った。
一時して戻ってきた未来は、分厚い立派なアルバムと写真を大量に持ってきた。
:10/05/25 14:06
:PC
:29aX.WoI
#439 [しゅん]
「どんだけすげん!」
『ついでに成人式のも持ってきた!
これー』
体調が悪かった成人式か…
そう思いながら捲る。
:10/05/25 14:06
:PC
:29aX.WoI
#440 [しゅん]
『前撮りしたけ、帯の結び方とかちょっと違うけどねー』
あっ!前撮りか!
女はそれがあった!!
布で出来たアルバムを開くと、見開きのページにめっちゃでけー写真が二枚。
全身と座っている写真があった。
『写真屋さんの写真は恥ずかしいっちゃー何かでかいし。』
写真の中の未来に俺は驚いてしまった。
俺の想像とは全く違う姿だった。
:10/05/25 14:08
:PC
:29aX.WoI
#441 [しゅん]
俺の予想は紺地に古風で金とか赤とかのど派手な柄っぽい感じ。
でも、実際は赤の振袖。
柄は所々にしか入ってなく、しかもその柄は刺繍の桜と月にウサギがちらほらっち感じでめちゃめちゃ可愛い。
髪型は黒髪でみんながしているのようなアップスタイルではなく、ロングをわざと丸めこんでボブスタイルにしていた。
髪飾りも至ってシンプルでパールと花を耳横につけていた。
究極の古風でかわいらしい感じが出いている。
:10/05/25 14:08
:PC
:29aX.WoI
#442 [しゅん]
「これ、お前?」
『あたし以外誰なん?』
「俺の想像と全く違った。」
『しゅん、何色っち思ってた?』
「紺にでたん派手な感じ」
『あー惜しいね!!
古風な柄がよくて、お母さんが成人式で着た着物が紺でちょうどよかったんやけど
まず、身長差が大きいで合わんやったん。
袖が足りんくてさー。
お母さんちっちゃいけさ。
しかも、びっくりするぐらい派手な着物が似合わんやった』
:10/05/25 14:09
:PC
:29aX.WoI
#443 [しゅん]
「まじ?お前が?」
『似合いそうやろ?
でも、見に行くとこ全部派手なの似合わんくてさー。
もう選ぶの嫌になったんね。
したら、怖そうな奥からおばーちゃんが出てきて、あんたは顔が派手やから派手なのは
絶対似合わんっち言われて…。
その代わり帯と小物を派手にするっち。
勧められたのがこれー。
最初、赤とか嫌やって全然見てなかったんやけど、着てみたらめっちゃ可愛くて即決めー。
可愛いやろ?』
:10/05/25 14:10
:PC
:29aX.WoI
#444 [しゅん]
「いや、これ可愛いわ。
シンプルなんに何か目立つな。
よー似合っとる。
こんな子おらんやったしなー」
『髪型とかめっちゃ色々悩んでこれにしたと^^
みんなアップやけさ、絶対同じような感じになるやん?
これやったら被らんやろーっち思って!』
「振袖の雰囲気とめっちゃ合っとるわ!
さすが!お前のセンスまじで好きやわー!!」
:10/05/25 14:11
:PC
:29aX.WoI
#445 [しゅん]
『そんな褒めてくれるん?
しゅんに会いたかったなー…』
「・・・」
『しゅんのこと探しよったんやけどね。
会わんやったね』
少し悲しそうに話す未来。
:10/05/25 14:11
:PC
:29aX.WoI
#446 [しゅん]
「俺もお前探したんぞ?
広いけ会えんかなっち思いながらも、結構探した。
まぁー会ったところでどんな顔するっち話やけど」
『しゅんのスーツ姿見たかったなー』
「めちゃめちゃかっこよかったけね!
今度写真見せちゃー!」
未来はニコっと笑い、視線を写真に戻した。
:10/05/25 14:12
:PC
:29aX.WoI
#447 [しゅん]
卒業式に着た袴はまた違った感じで、シンプルと言うよりも派手な感じ。
それでも、袴はまた人と違ったのを着ていて未来らしかった。
未来のセンスはまじでいい。
俺は未来がする格好の全てが大好きだ。
服だけではなく、こういったところのセンスがいいのも自慢だった。
:10/05/25 14:16
:PC
:29aX.WoI
#448 [しゅん]
大量の写真を一枚一枚見ていく。
『色んな写真、そのまま入れてるけん、嫌な写真とか出てくるかも。
わざと抜くのも何か不自然やし、そのまましとるけ。
ごめんね。』
そう言われたら、見たいと思う。
開くと、俺の知らない未来がたくさん笑っていて何か切なくなった。
:10/05/25 14:17
:PC
:29aX.WoI
#449 [しゅん]
短大時代の友達や、高校時代の友達との写真。
久しぶりにゆーちんを見て何となく嵐を思い出した。
バイトの人達との飲み会、野球大会、フットサル、スノボ。
もちろん、未来は浅田さんの隣に写っていて楽しそうな顔をしている。
満面の笑みだ。
肩を組んどるのとか、手を繋いどるのに目が行く。
そんなんばっかを見てしまっている俺がいた。
:10/05/26 14:32
:PC
:glAPudAg
#450 [しゅん]
心ではそう思いながらも、何も言わずその写真達をめくっていく。
そんな俺に未来が口を挟んだ。
『しゅんー。やっぱ見らんで。
あたしももう見たくない。』
「持ってきたのお前やん。」
『そうやけど…。
ひろのと思い出はいい思い出としてあるけど、何かやっぱ嫌やな。
辛いこと思い出しそう。』
:10/05/26 14:33
:PC
:glAPudAg
#451 [しゅん]
「そっか。
でも、こん時のお前めっちゃ楽しそうばい!
いい笑顔やん。
浅田さんがお前にとって大切やったのが伝わる。」
『んー。』
「でも、それ以上に俺とおるときのお前のが楽しそうやけどね。
コレより全然いい顔しとるし。」
未来は両手でほっぺたを押さえながら、照れている。
:10/05/26 14:33
:PC
:glAPudAg
#452 [しゅん]
『だって、今のが幸せやもーん』
「ほんとかちゃー。
でも、こん時のお前がおるけ、今こうして一緒におれるんやし。
この写真以上に俺と撮るし!
俺はそれでいいけ」
少し強がってみたが、そう言ったことで本当に心からそう思えるように言い聞かせていたのかもしれない。
:10/05/26 14:34
:PC
:glAPudAg
#453 [しゅん]
『しゅんー。
何かしゅん、変わったね。
もちろんいい意味でやけど。
何か、前はすぐ機嫌悪くなるし、言い出したら止まらんし、思い込みもはげしかったし。
それがあたしのことを思ってっちゅーのはわかっとるんやけど、やっぱ怖いし。
でも戻ってからのしゅんは、絶対頭ごなしに言わんくなったし、一旦受け止めてくれるようになった。
めっちゃ成長しとるー』
「そ?」
『大成長ー!!』
:10/05/26 14:35
:PC
:glAPudAg
#454 [しゅん]
「お前が大人になりきれてねぇだけやねん?」
『そーいう照れて話をそらすことは全然変わってないけどねー』
「はぁー?何のことですかー??」
俺もちょっとずつ、成長しよんやっか。
未来がそんな風に言ってくれたことは、すげぇ嬉しかった。
:10/05/26 14:36
:PC
:glAPudAg
#455 [しゅん]
ゼミでの卒業旅行は「広島」に。
野球部の仲いい奴らとの卒業旅行は「タイ」に。
嵐とは「ヨーロッパ」に行った。
まっじ、金では買えんいろんなものを得たと思う。
これこそプライスレス。
:10/05/27 16:55
:PC
:nQ2faCc.
#456 [しゅん]
タイではバッタ食ったし。
まさかのgrasshopper=ほぼ殻付shrimpやし。
パッタイめっちゃうまいし。
とりあえず、宿とか500円で泊まれるし。
:10/05/27 16:55
:PC
:nQ2faCc.
#457 [しゅん]
やっぱ日本人っち金持ちっち思われるみたいで、タクシーとか乗ったら、ビックリするぐらいふっかけられるんな。
それをはっきり言い返して、値切るんやけど。
それが楽しいでしょうがねぇんちゃ。
どんどん安くなるし、タクシーのおいちゃんビビって機嫌とってくるし。
何ち言いよんか雰囲気しかわからんのやけどね。
:10/05/27 16:56
:PC
:nQ2faCc.
#458 [しゅん]
行くまでは、はっきり言って汚ねぇイメージやったけど、それは完全に先入観にかられていた。
バンコクは東京よりすげぇビルが建ち並んどーし。
栄養失調で痩せている子どもが多そうなイメージやったけど、完全なるおデブちゃんがリムジンで送り迎えされよるし。
いかに普段、俺らはメディアと言うものに影響されているかがよくわかった。
まぁ、都心部と田舎の差はあるけどね。
:10/05/27 16:56
:PC
:nQ2faCc.
#459 [しゅん]
俺は、オーストラリアとかシンガポールとかに行くなら、ぜってぇアジアのがいいと思う。
とにかく、絶対今しか感じれん物をたくさん持って帰ってきた。
嵐と行ったヨーロッパもめっちゃ楽しかった。
何かすげぇよ。あっちは。
どっちも、もう一回行きてぇもんね。
:10/05/27 16:57
:PC
:nQ2faCc.
#460 [しゅん]
そして未来と約束していたディズニーランドも行った。
あの夢の国すげぇね。
入るや否や何しても許される感、まじ最高やった。
:10/05/28 17:02
:PC
:Ecz05KNw
#461 [しゅん]
3泊4日の旅行。
1日目は東京観光と買い物。
2日目はディズニーランド。
3日目はディズニーシー。
4日目は横浜らへんを観光。
東京観光は浅草、フジテレビ、宮内庁、東京タワーとか行って、銀座、原宿で買い物した。
朝から晩までまじで歩き回った。
:10/05/28 17:02
:PC
:Ecz05KNw
#462 [しゅん]
次の日はディズニーランド。
夜はディズニーランドのホテルに泊まるんやったけ、朝から大荷物を持ってチェックインしたりバタバタだった。
わざとスニーカーをお揃いで合わせた。
前にNIKEIDで作ったトレッキングシューズ風のスニーカー。
お互いめっちゃ気に入っとったし、東京観光でも足が疲れんで大活躍やったけね。
:10/05/28 17:03
:PC
:Ecz05KNw
#463 [しゅん]
この日の未来は普段よりも断然カジュアルで、まじ俺好みの服装。
ベージュのフードトレーナーに黒のレザージャケットを着て、下はショートパンツ。
黒タイツにベージュの靴下を重ねていた。
しかも靴下にポンポン付いとってさ。でたん可愛いんちゃー!!
それにサーモンピンクのNORTHのリュック。
そんで例のスニーカー。
完璧すぎる。
まじセンスいいけね。
:10/05/28 17:04
:PC
:Ecz05KNw
#464 [しゅん]
とりあえず館内に入ってすぐ、頭につけるの?買って。
「どれにするー?」
『しゅんつけると?』
「つけるやろ!」
『えー男の人つけたくないっちゅーんかっち思った。』
「は?そんなん誰が言ったんかちゃ!
むしろ俺はつけたいし!
お前がつけるなっち言ってもつけるけど?」
:10/05/28 17:04
:PC
:Ecz05KNw
#465 [しゅん]
『しゅんらしいーね。
もち、あたしも彼氏にはつけてもらいたいけどねー』
「やろ?
俺、ミニーがいい」
『じゃあ、あたしミッキー』
そんな会話をしながら、めいいっぱい回った。
お互い最初っから笑いっぱなしで、めっちゃ楽しかった。
:10/05/28 17:04
:PC
:Ecz05KNw
#466 [しゅん]
最後にお土産を選んで、ホテルに戻った。
チェックインしたときはバタバタやったけ、部屋の中をじっくり見る暇もなかったが、帰って来て中を見るとまじすげかった。
いたるところがミッキーなんやなー。
あれ、ディズニーファンの人からしたら、ほんと幸せやろーね。
未来もめっちゃ嬉しいみたいで、色んなとこで写真を撮っていた。
:10/05/31 11:16
:PC
:r9c/v4Pw
#467 [しゅん]
さすが夢の国。
期待を裏切らんねー。
男の俺でも何か気持ちが緩むっちゅーか。
しかも…
夜も最高に楽しかった^^
最高に気持ちよかったっち言った方がいいやっか笑
:10/05/31 11:17
:PC
:r9c/v4Pw
#468 [しゅん]
次の日のシーも横浜観光も、あっという間に過ぎてしまった。
最後は嵐の兄貴に教えてもらった、東京タワーが見えてすげぇおしゃれなレストランで飯食って締めた。
お土産と荷物が大量過ぎて、送ろっかっちなって。
とりあえず、嵐の家に全部送ることにした。
後からそーとー文句言われたんやけどね^^;
でも、まじでめっちゃ楽しかった。
最高の思い出になったと思う。
:10/05/31 11:17
:PC
:r9c/v4Pw
#469 [しゅん]
未来もさすがに最後飛行機の中ではダウンしていたが、楽しかった証拠やろう。
俺自身もクタクタで寝てしまい、起きた時はもう着陸態勢に入っていた。
飛行機を降りて、迎えに来てくれていた嵐の車に乗る。
土産話をしているうちに家に着いた。
未来は次の日まで休みを取っとったけん、俺ん家に泊まりゆっくり過ごした。
これで、一先ず予定が終了。
あとは卒業式だけや。
:10/05/31 11:18
:PC
:r9c/v4Pw
#470 [しゅん]
兄貴に買ってもらったオーダースーツを着て、未来に貰った革靴を履く。
お袋からはネクタイを買ってもらった。
卒業式の二日前の夜、スーツを取りに実家へ戻った時、お袋から話があると言われリビングに呼ばれた。
:10/06/01 16:54
:PC
:eWqBRuwE
#471 [しゅん]
「どしたん?急に」
{これ、開けて。}
そう言い、テーブルに一つの箱とファイルを置く。
「何これ」
{開けてみなさい}
「まさか、就職祝い?
そんなかしこまらんだっていーやんけ。」
お袋は黙ったまま箱を見つめていた。
箱を開けると、ロレックスの時計が入っていた。
:10/06/01 16:55
:PC
:eWqBRuwE
#472 [しゅん]
「まじ????
ロレックスやんけ!!!!
お袋、どこにそんな金隠しとったんかちゃー
まじ??
いん???」
{それ、お父さんから。」
「…は?」
いきなり、親父からとか言われたって。
{それね、お父さんが俊の為に用意した時計}
:10/06/01 16:56
:PC
:eWqBRuwE
#473 [しゅん]
「いや…何で?」
{お父さんが亡くなる前に、同期の刑事さんが亡くなってね。
お父さんと同じ殉職。
若くて結婚してたから、子どもさんも了と俊よりももっと大きいんやけど。
昔の写真に女の子写っとる写真がいっぱいあるやろ?
その子。}
確かにアルバムには知らん女の子が移っている写真がある。
漠然と誰やかとは思っていたが、そんな気になる事でもなく聞いたことはなかった。
:10/06/01 16:56
:PC
:eWqBRuwE
#474 [しゅん]
「で?」
{その子もあんたたちと一緒で、お父さんを亡くして。
お父さんの仕事はもしかしたら何かに巻き込まれるかもしれん仕事やろ?
それで、その同期の人はその子の為にパールのネックレスを残してたんやって。
本当は、結婚するときに渡す為に買ってたものらしいんやけど。
それを聞いてたお父さんは、自分も何があるかわからんっち言い出して。
了と俊に何かしたいっち考えてたみたいでね。
まだその話をした時、あんたは2歳ぐらいやったし、本当にそうなるとはお母さんも思っても無かった。
でも、あんたが小学生になってすぐ現実になってしまって。
もしものことがあったら、社会人になるときこの手紙と一緒にあげて欲しい。
そう言われてたんよ。
これがお父さんからの手紙。}
:10/06/01 16:57
:PC
:eWqBRuwE
#475 [しゅん]
そう言ってアルバムをケースから出し、
挿んであった白の封筒もテーブルに並べた。
「このアルバムは?」
{これは、俊が産まれてからお父さんが生きてた日までの観察日記。
毎日欠かさず書いてたもの。
365日の6年間、欠かさず書いたもの。
お父さんの目から見た俊が文章にしてあるよ}
:10/06/01 16:57
:PC
:eWqBRuwE
#476 [しゅん]
言葉が出ない。
突然の事過ぎて、整理が出来ん。
{突然過ぎるよね。
今まで黙っとってごめんね。
お父さんと約束しとったけん、破るわけにはいかんやん?}
そうやけど。
そうやけど、何なん。
兄貴は?了はどうしたんやろ。
:10/06/01 16:57
:PC
:eWqBRuwE
#477 [しゅん]
「兄貴は?」
{了も同じ。
了のアルバムも時計もあった。
同じように大学を卒業したときに渡したよ。
でも、時計は了のが安いっち言いよったよ。
俊は産まれたのが遅い分、俺と過ごす時間も短いけ、ちょっと金額張らなかなっち言いよったけん}
:10/06/01 16:58
:PC
:eWqBRuwE
#478 [しゅん]
突然、涙が出てきて一気に親父との思い出がフラッシュバックしてきた。
小学校一年やった俺には、あまり思い出というものが残ってねぇ。
それでも、親父が大好きやったし自慢だった。
一般のサラリーマンよりも帰って来る時間は遅く、帰ってこない日も多い。
そんな中、休みの日はキャッチボールや遊園地、嵐ん家のみんなでキャンプ行ったりしてくれた。
全部を思い出すことは出来んし、うっすらしか思い出せないことが多いが、俺は親父を尊敬している。
アルバムの中の写真が過去を想像させてくれた。
俺はそれで満足やったんに。
:10/06/01 16:59
:PC
:eWqBRuwE
#479 [しゅん]
こんな演出いらんわ。
本気でそう思ったわけやない。
ただ、父親という存在を架空で作り上げてきた俺にとって、こんな父親っぽいことが苦手っちゅーか素直に受け止められなかった。
:10/06/01 16:59
:PC
:eWqBRuwE
#480 [しゅん]
そんな俺に
{自分の手で心で、しっかりお父さんの気持ちを受け取りなさい。
その器はもう出来とるはずよ。}
お袋はそう言った。
:10/06/01 17:00
:PC
:eWqBRuwE
#481 [しゅん]
そのままマンションに帰る予定だったが、何か帰る気が起こらず自分の部屋に戻った。
親父と取った写真が写真立ての中に飾ってある。
何十年っち見てきたはずなんに、いつもとは違う気持ちが俺にはあった。
ファイルを手に取り開いてみる。
:10/06/04 15:03
:PC
:JnYe0Noo
#482 [しゅん]
●10月15日
俊 誕生。
体重2758g、身長48cmの元気な男の子。
予定日より25日早く産まれ、成長が少し心配。
了より小さいが、耳が起きており、赤ちゃんなのに首がある。
何となく、大物になる気がする。
小彩家に産まれてくれてありがとう。
●10月16日
初めて抱いた。
軽い。
久しぶりに赤ちゃんという人に触れ、感動する。
俺の事が父親とわかっているのか、手に指をやると握った。
:10/06/04 15:04
:PC
:JnYe0Noo
#483 [しゅん]
●10月25日
了と俊が初めて対面。
大興奮の了だったが、俊を目の前にし、大泣きする。
俊はそんな了を黙って見つめている。
見えているのか見えていないのか…
了よりも、俊の方が賢いかもしれない。
・
・
・
●5月2日
下の乳歯が見えはじめた。
むずむずするのか、色んな物を噛んでいる。
そして今日、初めて寝返りをした。
出来たねーと拍手すると、嬉しいのか手を叩いて笑う。
可愛い。
:10/06/04 15:04
:PC
:JnYe0Noo
#484 [しゅん]
●10月15日
1歳の誕生日を迎える。
おめでとう。
直接会って伝えたいが、仕事で帰れない。
朝、寝ている俊におめでとうと伝えると少し動いた。
この一年、日々成長した姿を見て改めて感動する。
次の誕生日までにどんな姿を見せてくれるのか楽しみでならない。
:10/06/04 15:06
:PC
:JnYe0Noo
#485 [しゅん]
●9月24日
明日は幼稚園の運動会。
今年は来れるかと俊から聞かれた。
去年は行けなかったからだ。
絶対行くと言うと嬉しそうにはしゃいでいた。
父親競争の打ち合わせをする。
お父さんの所に来たら、背中に乗れ!とシュミレーション。
準備は完璧だ。
●9月25日
運動会当日。
かけっこでは一番。
俺に似たのか足はダントツで速い。
運動神経は抜群だ。
これは将来期待できる。
父親競争では、昨日のシュミレーションが役立ち一番に輝く。
さすがだ。俺もまだまだいける。
そして…了に続き、女の子に大人気だ。
了は全く興味ない素振りだったが、俊の場合は満更でもなさそうだ。
調子に乗らないように、少しずつ指導しなければ。
将来…不安。
:10/06/04 15:07
:PC
:JnYe0Noo
#486 [しゅん]
●6月2日
了と俊がケンカをした。
殴り合っていたが、一時そのままにしていた。
殴られた場所だけでなく、殴った手も心も痛い事をわかってほしい。
三人で話をすると俺が言わせた訳でもなく、二人とも素直にごめんという言葉が出た。
また成長だ。
俊は涙を我慢していたのか、俺と二人になると泣いた。
悔しいのか。
痛いのか。
辛いのか。
泣くだけで、その先は何も話さなかった。
一年生ながらに何かを感じているのだろう。
キャッチボールをするという約束を守れてない。
次の休みには必ず守ろう。
どのくらい飛距離が伸びているのかが楽しみでならない。
:10/06/04 15:08
:PC
:JnYe0Noo
#487 [しゅん]
この日記の続きは無い。
6月3日が親父の命日。
毎日欠かさず書いてある日記の中の親父は、俺の想像していた人と同じだった。
覚えていない事の方が多いが、覚えている事もたくさんあった。
日記を見て思い出した事もあった。
:10/06/04 15:09
:PC
:JnYe0Noo
#488 [しゅん]
たった6年間。
もう俺は、親父と過ごした日々の倍以上生きてきた。
でも、日記の中の6年間は濃く、充実したものだった。
楽しいことも辛いことも全部詰まっている。
:10/06/04 15:10
:PC
:JnYe0Noo
#489 [しゅん]
ファイルの中身は全部見たのに、手紙は読めなかった。
そわそわしてしまい、気持ちが落ち着かない。
一人ではどうしようもなく、未来に電話をかけた。
『もしもし?』
「もしもし」
『どしたんー?』
未来の声を聞くと気持ちが落ち着くから不思議だ。
:10/06/04 15:10
:PC
:JnYe0Noo
#490 [しゅん]
「別にー」
『ほんとに?今からホットケーキ食べるんにー。』
「今から?また太るぞ!」
『太った方がいいっち言うくせにー。
わざと!』
「嘘つけちゃ!
普通に腹減っただけやろ。」
「ばれとるしー。
お腹空いたんやもん。
しゅんも食べたいけ、やきもち妬いとんやろー。
今から行くよー?
未来ちゃん特製のホットケーキ出前しちゃる。
帰りは実家に帰ってねー』
:10/06/07 16:10
:PC
:4J0k0qC6
#491 [しゅん]
未来は俺の気持ちを読み取ってか、自分から来てくれると言った。
俺が北九に帰って来ていることは言ってねぇ。
この時間から福岡まで来るつもりなのか。
もうこいつには何でも見透かされとんやな。
そう心の中で思いながらも否定した。
:10/06/07 16:10
:PC
:4J0k0qC6
#492 [しゅん]
「はぁ?今の時間から食わんし。
俺は規則正しい生活をしよんの!」
『そんな規則正しい人がこの時間に起きてますかー?
今から行くけ待っててー』
そう言って電話を切ろうとした。
「ちょ、待って。
お前、福岡まで来るつもりなん?」
『うん!
しゅん家やないでどこに行くん』
:10/06/07 16:11
:PC
:4J0k0qC6
#493 [しゅん]
「お前、それまじで言いよん?
アホか!
俺今、実家帰ってきとーけん。
俺が行く。」
『え?実家?』
「おう」
『そんな報告受けてないしー。
何だー。早く言ってよ!
もっと早く言ってくれたら長く会えたんに。』
:10/06/07 16:12
:PC
:4J0k0qC6
#494 [しゅん]
「スーツを取りに来ただけやったけん。
明日お前仕事やし、サッち帰ろっち思っとったけ。」
『ふーん。いいよ!久しぶりあたしが行くー
すぐ出るけん、ちょっと待っとってね』
そう言い、一方的に電話を切った。
:10/06/07 16:13
:PC
:4J0k0qC6
#495 [しゅん]
30分もしないうちに未来が来て、久しぶりに助手席に乗った。
シャンプーの匂いといつもの未来の匂いが交ざって、更にいい匂いがする。
そして、未来が作ったというホットケーキの甘い匂いもしていた。
この匂いがまた心地いい。
:10/06/10 15:09
:PC
:zbncfRCA
#496 [しゅん]
少し車を走らせ、いつも行く夜景のきれいな場所に車を止めた。
『おいしそうやろ?
食べていいよー』
食べてみると、いつも以上にうまかった。
何回も食べたことあるんに、また違う味に思える。
俺の感情が違うからか、ただ単に未来が味を変えたのかはわからなかったが、あえて未来にも聞かなかった。
:10/06/10 15:10
:PC
:zbncfRCA
#497 [しゅん]
『おいしー?』
「うめぇ」
『よかった。
甘いの食べたら元気出たやろ?』
「まぁまぁ」
『あたしはしゅんと会えて顔見たけん、また明日頑張れるなー。
今日会えるっち思ってなかったけん、めっちゃ嬉しい』
ニコニコしながらほんとに嬉しそうに話す。
何でこんな言葉がさらっと出るんやろ。
:10/06/10 15:11
:PC
:zbncfRCA
#498 [しゅん]
素直な未来を目の当たりにして、自然と言葉が出た。
「お前とおったら何でこんな気持ちになれるんやろ。
不思議やな…」
『何それー』
「さっきな、お袋から呼ばれてこれ渡されたん。」
箱を未来に渡す。
:10/06/10 15:12
:PC
:zbncfRCA
#499 [しゅん]
『ん?卒業祝い?
んー当てる!!
この箱サイズやったら、ネクタイピンかカフスピンかなー。
それか時計?』
「開けてん?」
『やっぱ時計やー!!
えーーーーー??
しかもロレックス???』
「んー」
『おばちゃんが選んだん?
了くんと?』
「んーーー」
『…え?
もしかして、お父さんの…?』
女は感が鋭いと言うが、ほんとにそうなんやと思った。
:10/06/10 15:13
:PC
:zbncfRCA
#500 [しゅん]
「お前、勘がすげぇね。
親父からやって。」
お袋から聞いた話を未来にする。
未来は時々頷きながら黙って聞いていた。
:10/06/10 15:14
:PC
:zbncfRCA
#501 [しゅん]
全て話し終わった後、未来は一言言った。
『しゅんはもう充分お父さんの気持ちわかっとるやん』
お袋に心で気持ちを受け取れと言われたことが、どこかでつっかえていたのは確かだ。
:10/06/10 15:14
:PC
:zbncfRCA
#502 [しゅん]
『その気持ちがわかっとるからこそ、どうしたらいいかわからんくなるんやろ?
その手紙も、本当は読みたくて仕方ないはず。
読みたいけど、開く勇気がないだけ。
泣いてしまうけやろ?
いいやん、泣いても。
何ち書いてあるかはわからんけど、しゅんにとって絶対プラスにしかならんよ。
うまく言い表せんけど、しゅんはお父さんっち存在に慣れてない分、何か緊張するよね。
でも、絶対嬉しいことしか書いてない。
しゅんがちっちゃい時にそんな風に考えてくれてたんよ?
それが現実になってしまったことは凄い辛いことやけど、形に残ってることが凄いよ。
お父さんの存在がまた大きくなるやん。
もっと尊敬する人になるやん。」
:10/06/10 15:15
:PC
:zbncfRCA
#503 [しゅん]
俺は未来の話を聞きながら泣いてしまった。
歯止めをかけていた感情が一気に溢れ出し、これでもかっちぐらい涙が出る。
泣くな!っち心に言い聞かせよんのに止まらない。
そんな俺を未来は優しく抱きしめてくれた。
:10/06/10 15:18
:PC
:zbncfRCA
#504 [しゅん]
親父が死んだ時の俺は、まだ死ぬという意味がわからなかった。
ただ寝とるだけで、また起きて遊んでくれる。
そう思っていた。
たくさんの花に埋め尽くされ、分厚い鉄の扉に入っていく時、その扉の向こうで治療をしてもらった親父が、元気になって帰って来ると思っていた。
:10/06/10 15:23
:PC
:zbncfRCA
#505 [しゅん]
何でみんな泣くんやろう、「いってらっしゃい」っち言えばいいんに。
帰って来たらキャッチボールしてもらおう。
またバッティングセンター連れてってもらおう。
そして、また上手くなったと褒めてもらおう。
そんなことを考えていた。
でも、それは二度と叶わなかった。
:10/06/10 15:25
:PC
:zbncfRCA
#506 [しゅん]
骨になった親父の姿を見て、初めて死を知った。
怖いで兄貴とお袋の後ろに隠れ、様子を伺う俺に
{しっかりとお父さんの姿を覚えておきなさい}と俺を前に出すお袋。
ただならぬ雰囲気とお袋の真剣さに、言われたことを守った俺は、今でもその姿が俺の脳裏に焼きついている。
でも、二度と帰ってこない親父の姿は、当時の俺には残酷だった。
あの時の感情を忘れることはないと思う。
:10/06/10 15:37
:PC
:zbncfRCA
#507 [しゅん]
高校にあがったとき、兄貴にふと聞いてみたことがある。
「あんさ、親父が死んだとき、兄貴どー思った?」
【どした?急に。】
「いや、前から聞きてかったんちゃ。」
【めっちゃ悲しかったな。
親父の代わりせんと、お袋がダメになるっち子どもながらに思ったね。
お前はちっさかったけん、よーわからんやったやろ?】
「んーーー」
:10/06/10 15:38
:PC
:zbncfRCA
#508 [しゅん]
【俺はさ、親父からもし何かあったらお前がしっかりしてくれっち言われとって。
多分、お袋も知らんことと思うけど。
悲しいけど泣けんやったな。
強くならなっち言い聞かせとった。
お前覚えとんかしらんけど、親父が死んでからちょっとして
「お父さんもお母さんも兄ちゃんも僕の大事な家族やけ!
お父さんおらんでも四人家族。
僕と兄ちゃんが半分ずつお父さんになればいいよね」
っち俺に言ったんばい。
まじで泣いたけん。】
俺自身は覚えてなかった。
そんなこと言ったんや。
未来が抱きしめてくれている間、そんなことを思い出していた。
:10/06/10 15:40
:PC
:zbncfRCA
#509 [しゅん]
親父の手紙には
俊へ
この手紙を読む時、今の俺には想像も出来ないぐらいいい男になっとるんやろうな。
これを読むという事は、もう俺はおらんはずや。
立派な姿を見る事が出来なくて、本当に申し訳ない。
そして、父親としての役目を充分に果たせなくてごめんな。
お前は今、新しい道に進もうとしているはずや。
自らの足でこれからの道を選び決心したことは、本当に凄い事と思う。
おめでとう。
:10/06/10 15:53
:PC
:zbncfRCA
#510 [しゅん]
お前の将来を当ててみようか。
野球選手、指導者、教師、消防官、警察官…。
まぁ思い当たるのはこんぐらいか…
野球選手は消えるかな。
プロで通用するだけの腕と器はあるかもしれないが、慎重派のお前はこの選択はせんはず。
警察官、正直なってほしくない…。
これは俺のエゴか。
指導者か教師のどちらかとすれば…
勉強も教えながら、指導者の道へといったところか。
お前なら立派な教師になって、素晴らしい子どもたちを育てる事が出来そうな気がする。
:10/06/10 15:54
:PC
:zbncfRCA
#511 [しゅん]
こんな事を予想して、外れていたらすまん。
俺の勘はその程度ということやな!
もし、野球選手になっていたなら、サインは一番最初に俺にくれな!
:10/06/10 15:54
:PC
:zbncfRCA
#512 [しゅん]
これから先、お前が生きていく中で壁にぶち当たり身動きが出来なくなることがあるかもしれない。
でも、今まで何回もそういった事がなかったか?
それをお前は乗り越えてきた。
時には母さんの力や、了の助けもいったかもしれない。
嵐や彼女の支えがあったからかもしれない。
それでも、一番頑張ったのは自分自身や。
そうして、今のお前がある。
これからもお前なりに少しずつ進んでいけばいい。
誰かの力を借りながら、貸しながら少しずつ進め。
その度に人としての器が大きく深くなり、お前という人間が成長する。
俺が一番に聞いてやれない事が悔しいが、俺はいつでも見守っている。
お前が悪い事したらすぐわかるんやけの。
:10/06/10 15:56
:PC
:zbncfRCA
#513 [しゅん]
ついでに、彼女の話でもしとこうか!
もう、一生愛する人は見つかったか?
今付き合っている彼女はいるか?
いるなら、大事にしろよ!
時には泣かせることだって、上手くいかないこともあるだろう。
でも、最後にお互いが「ありがとう」と言える恋愛をしなさい。
:10/06/10 15:56
:PC
:zbncfRCA
#514 [しゅん]
まだ遊びたい!
彼女なんかいらん!と思っているなら、遊べ!
遊ぶことも勉強や。
傷ついて、傷つけて知る事もたくさんある。
たくさん遊んで、遊び倒して、自分と一番合う一人を見つけなさい。
そうやって見つけた人は、絶対離すなよ。
お前のことやけ、可愛いお嫁さん連れて来るやろうな!
見たかった…。
まだ見つかってないなら、焦らず、ゆっくり見極めろよ!
母さんみたいな人は気をつけろよ!
頭が良過ぎるのも問題有!
あ!母さんに言うなよ!笑
:10/06/10 15:57
:PC
:zbncfRCA
#515 [しゅん]
俊、今、幸せか?
お前が幸せと思うなら、お前の周りも幸せだと思っているはずや。
今、そこに自分がいることを当たり前と思わず、
一歩一歩しっかりと地に足を着けて、恥ずかしくない生き方をしなさい。
そして、いつか振り返ることがあったなら、少し、お父さんとの思い出を思い出して欲しい。
少ない思い出かもしれない。
思い出せ無い事ばかりかもしれない。
でも、アルバムを見て思い出せるだけ思い出して欲しい。
:10/06/10 15:58
:PC
:zbncfRCA
#516 [しゅん]
時計は貰ったか?
社会人のお祝いな!
ちょっと奮発してやったから!
選ぶ時、未来のお前の姿を想像した。
似合う男になっとるやろーな?
その時計と一緒に俺がいつでも見守っていると思えばいい。
そうしたら、しんどいとき踏ん張る力になるはずや!
:10/06/10 15:58
:PC
:zbncfRCA
#517 [しゅん]
寂しい思いをさせたこともたくさんあると思う。
親父が必要なときに居てやれなくてすまん。
でも、これだけは確かな事。
俊が俺の子どもで産まれてきてくれてよかった。
自慢の子どもや!
ありがとう。
人に感謝する気持ちを忘れずに、人を守れる強い人間になれ!
お前の活躍を期待しとるぞ!!
:10/06/10 15:59
:PC
:zbncfRCA
#518 [しゅん]
P.S
時計は、大事に使えよ!
無くすなよ!
ちなみに金額は…
一、十、百、千、万、十万、百万…高いから!!!
:10/06/10 16:01
:PC
:zbncfRCA
#519 [しゅん]
涙が止まらなかった。
最後は親父らしい文章で終わっている。
散々まじめなこと書いとったくせに。
こんな素晴らしい物を残してくれた親父は、本当に凄い人だと心の底から思った。
:10/06/10 16:02
:PC
:zbncfRCA
#520 [しゅん]
『しゅん、今日泊まろっか?』
「何で?」
『何ででも』
「いや、帰る。
荷物取に来ただけやし、準備もせないけんし。」
『そっか^^
じゃあ、気をつけて帰ってね!』
「おう!ありがとな!」
『どーいたしまして!!』
:10/06/10 16:03
:PC
:zbncfRCA
#521 [しゅん]
家まで送ってもらい、車から降りようとした瞬間
『しゅん!』
と呼ばれた。
「ん?」
振り向くと、突然キスをされた。
『しゅん、今日会えてよかったー。
また卒業式の日ね!
ばいばーい』
未来の笑顔と言葉に気持ちが緩んだ。
さっきまで、そわそわして落ち着かんやったんに。
やっぱこいつの力はすげぇ。
:10/06/10 16:03
:PC
:zbncfRCA
#522 [しゅん]
次の日、いつも行っている先輩の美容室に行き髪を切った。
月に一回は必ず行きよったんやけど、最後の学生料金。
何かこーゆーので学生最後なんやなーっち切なくなった。
:10/07/28 11:13
:PC
:QT131842
#523 [しゅん]
そして迎えた卒業式。
就活ぶりぐらいにスーツを着て、今までダルダルに緩んでいた体が引き締まる。
スーツはグレンチェックの細身でスリーピース。
キャメルのベルトと革靴。
シャツはボタンが黒のシンプルなボタンダウン。
それに、深緑のネクタイ。
ちょうど結び目にワンポイントの刺繍がついている。
髪の毛はもちろん黒髪短髪。
そして、親父からもらった時計。
完璧すぎる俺。
:10/07/28 11:13
:PC
:QT131842
#524 [しゅん]
嵐は
ハウンドツースっちゅー千鳥格子のちっさい柄のスーツを至に作ってもらっていた。
紺地でそれもめっちゃかっこよかった。
俺ら、お互い背丈が同じやけ、嵐の着てみたんやけど。
まじかっこよかった。
:10/07/28 11:14
:PC
:QT131842
#525 [しゅん]
間違いなく目立つ俺ら。
普段会えてない先生とかにも挨拶しときたかったけ、ちょっと早めに行った。
色んな先生に挨拶ををする度、かっこいいと言ってもらえることに快感を感じる俺ら。
きもちわりーっちね笑
で、体育館に集合。
女は袴や振袖を着ていて、華やかだった。
まぁー華やかっちゅーよりも派手でやりすぎな奴ばっかで綺麗とは程遠い感じやけど。
嵐とあれどーかならんの?とか言い合いながら式が始まった。
式自体はそれなりに終わり、後はゼミで集まったりと個々に行動。
とりあえず、その後の謝恩会まではフリーだった。
:10/07/28 11:15
:PC
:QT131842
#526 [しゅん]
色んな奴と写真を撮り、どーでもいい話で盛り上がる。
そんな時にも俺と嵐はヒーローみたいに、色んな奴から写真撮って下さいと連呼された。
めんどくせーとか思いながらもお互い嫌ではない俺ら。。
最後のモテ期やなとか話していた。
:10/07/28 11:16
:PC
:QT131842
#527 [しゅん]
そのとき、一人の女から話しかけられた。
ギャルがウジャウジャおる中に珍しく清楚な子。
んー悪くねぇ。
いや、はっきり言って可愛い。
(すいません)
「はい?」
(あの、ちょっといいですか?)
「俺ですか?」
(いや…あっはい。)
見たことねぇ女で、声もちっせーで何ち言いよるんかはっきりわからん。
:10/07/28 11:17
:PC
:QT131842
#528 [しゅん]
「あっ、俺。
何かありました?」
(小彩くんと斉藤くんですよね?)
【俺も?】
嵐も知らん感じ。
「あっはぁ…。
何か?
ちゅーか誰ですかね?」
(あの・・・卒業式なんで、思い切って言います!!)
これ、来たと思った。
最後の告白。
嵐も俺もお互い、自分に来ると確実に思っていた。
その時!!!!!
:10/07/28 11:18
:PC
:QT131842
#529 [しゅん]
(良太くんの彼女になりたいんですけど、協力してもらえませんか!!!)
「???」
《???》
一瞬、状況が理解出来ん俺ら。
良太?
あの良太??
うそやろーーーー!!!
:10/07/28 11:19
:PC
:QT131842
#530 [しゅん]
《良太っち、あの良太?》
(はい)
「あいつ、彼女おるけど?」
(知ってます。
でも、良太くんのことが好きなんです。
ずっと前から好きなんです。
彼女と長いのも知ってるし、でも諦めきれないんです。)
:10/07/28 11:19
:PC
:QT131842
#531 [しゅん]
「じゃあ、何で直接言わんの?」
(前に良太くんは直接言われたりするのが苦手っち聞いたことがあって。
それがどっかで引っかかって一歩踏み出せなくて…)
確かに。
あいつは一目ぼれしました!とかずっと好きでした!とかが信じられんっち前から言っていた。
友達からしか恋愛出来んらしい。
かといって、友達になってくださいとかも無理。
合コンは彼女作るっちゅーよりも仲良くなるのが目的で行くしね。
どっから聞いたかわからんけど、その情報は間違ってねかった。
:10/07/28 11:21
:PC
:QT131842
#532 [しゅん]
「まぁ…そうは言われてもあいつ彼女おるし、ましてやその彼女も普通に俺らと遊ぶ仲やし。
その間を俺らが壊すようなことは出来んわ。」
良太がこはに対して不満が溜まっとるのも知っとるし。
でも、それやけっちこの子の味方をするわけにもいかん。
(話すことだけでもしてもらえませんか?)
《ちゅーかさ、普通人にものを頼む時いきなりそれはねぇやろ。
自分の名前ぐらい名乗のれよ。》
嵐の厳しい一言が入った。
そう言われた彼女はかなりびびった様子で震えている。
:10/07/28 11:21
:PC
:QT131842
#533 [しゅん]
(すいません。
私、文学部の黒谷十環と言います。)
黒谷十環(クロタニトワ)
文学部のタメ。
まじ清楚で、綺麗。
俗に言う、いいとこのお嬢様タイプ。
身長は168cmで高め。
スタイルも抜群にいい。
《俺らのこと何で知っとん?》
(野球が好きで試合とか見に行ってました。
それで良太君に一目ぼれしてしまって…)
:10/07/28 11:22
:PC
:QT131842
#534 [しゅん]
《そーなんや。
まぁーどーなるかわからんけ、とりあえず連絡先教えとって?》
(はい!!)
《俺らのは教えんけ、もし連絡なかったら無理やったっち思ってな!》
(無理でも連絡いただけますか?)
《いーよ。じゃあ、俺が連絡するわ!
非通知でするかもやけ、拒否しとんなら解除しとってな!》
徹底している嵐。
昔、俺らの連絡先が出回ったりして、まじ困ったことがあった。
それからむやみに連絡先を教えてたりせんし、知らん番号は出らんようにしている。
ちょっと厳しいようだが、これぐらいしとかんと、後で困るのは俺らやけんね。
そんな俺らの番号とかアドレスとか価値あるもんやねぇんやけど…
:10/07/28 11:23
:PC
:QT131842
#535 [しゅん]
《じゃ!》
(ありがとうございました!!)
礼儀正しく頭を下げ、見た感じではかなりいい女。
良太、これ話したらぜってぇ気持ちが動くやろうな。俺はそう思った。
そしてこのとき。
俺らは(黒谷十環)がこの先深く関わってくることなど予想もしていなかった。
:10/07/28 11:25
:PC
:QT131842
#536 [しゅん]
「黒谷さん?そーとー綺麗やな」
《なー。まじ俺に来たかと思ったけね。》
「俺も」
《あの女ならっち思ったら、良太にかちゃ!っち感じやし》
「やな!」
《お前、未来がおるけいいやんけ!!》
「いや、未来とまた全然違うタイプやし。」
:10/07/29 16:54
:PC
:Eh8kKjJ.
#537 [しゅん]
《まぁー俺は未来のがかわいいっち思うけどね》
「ほんとかちゃ!」
《お前思わんのかちゃ!!》
「いや、俺は未来一筋やし?
他の女はどーでもいいですけど?
ただ、良太はぜってぇ気持ち動くと思うわ…」
《やな…。
言うかどーか迷うし。》
:10/07/29 16:56
:PC
:Eh8kKjJ.
#538 [しゅん]
そんな話をしていると、野球部の奴らが俺らに向かって歩いてきた。
その中にもちろん良太もいる。
その中の一人が俺らに話しかける。
【今のかわいこちゃんとお話してましたよねー?
どこのお知り合いですか?】
:10/07/29 16:56
:PC
:Eh8kKjJ.
#539 [しゅん]
その一人とは大知。
柳瀬大知(ヤナセダイチ)
野球部一のチャラ男。
女好きのスペシャリスト。
身長176cmのイケメン。
髪の毛は下半分刈上げ、上半分ロン毛で一つに結んでいる。
女関係もだらしがないように、野球もだらしがねぇ。
けど、元全中のピッチャーで元凄い奴。
大学では全然芽が出らんやったのもあって
一時期荒れていたが根は良くいい奴。
ただ、女癖がね…。
もちろん、こいつはかわいい子には目がねぇ。
黒谷さんと話している所は、ばっちりこいつの目に止まっていた。
:10/07/29 16:59
:PC
:Eh8kKjJ.
#540 [しゅん]
《お前に関係ねぇやろー》
【いや、あんなかわいい子見たことねぇし。
紹介して!】
「無理無理!
お前みたいなチャラ男が相手にされるわけねぇやろ!」
【うるせーちゃ!
お前は未来っちかわいい彼女がおるけんいいやろ!
俺は飢えとんやけ…】
:10/07/30 15:49
:PC
:VNSm/0Dk
#541 [しゅん]
「お前、食う女はなんぼでもおるやんけ!
ボケ!!」
《そそ!無理無理!
いい加減、そのチャラ男どーかしたら?》
【いや、遊べるまで遊ぶのが俺のポリシー】
「しょーもな!
お前のポリシー」
そんな話をしているとそれぞれバラけ、ある奴らは取っ組み合い、またある奴らはかわいい子探しと、卒様式でもいつもと変わらず。
良太は俺らの話を聞いていた。
:10/07/30 15:49
:PC
:VNSm/0Dk
#542 [しゅん]
【で?誰なん】
《どーする?
言う?言わん?》
「俺に聞く?」
《あの子、良太のこと好きらしーよ?》
【良太かちゃ!】
〈は??お、俺?〉
「言うんかちゃ!」
《もーこの際いいやろ!何か卒業式やし!!》
「何なんそれ!」
【いーなー】
「お前にそんなん言える権利ねぇけね」
《チャラ男が!》
:10/07/30 15:50
:PC
:VNSm/0Dk
#543 [しゅん]
「まー良太!そういうことやけ。
何か、お前のことずっと好きやったらしいよ?
でもお前がこはと付き合いよるの知っとって、言えれんやったっち。
あれ、本気ばい?」
《どーする?
まぁ、こはとのこともあるし。
お前がはっきりさせんことにはどーもならんやろうけど?
でも、真剣に考えちゃりーね。
アドレスと番号は聞いたけ、お前の気持ちが固まったら教えて!》
〈…まじで?
あの子、結構試合見に来とったし。〉
それを聞いて健太郎も話に入ってきた。
:10/07/30 15:51
:PC
:VNSm/0Dk
#544 [しゅん]
{まじ?あの子?
俺らがかわいいっち話よった子よな?
一人でも試合見に来とった子???}
「何?お前ら知っとん?」
{いや、知っとるっちゅーか…
一人で試合見に来る子がおって、二人でかわいいなっち話しよったんちゃ!!
あんな子に応援されたら、まじ頑張れるよなっち!}
《まじで?それ、すげくね?》
〈いや…すげぇし…
信じられん…〉
今の状況からして、良太の気持ちが黒谷さんに動かないわけがねかった。
性格も良さそうで、純な感じが見た目に表れた子やったし。
:10/07/30 15:52
:PC
:VNSm/0Dk
#545 [しゅん]
【まじいいな…】
少し遠い目でぼぞっと言った大知に、少し違和感を感じた。
しかし、それを見ていなかったのか、嵐は当然突っ込む。
《お前、うるせーちゃ!!》
「いや、大知もそんな出会いの憧れはあるよな!」
フォローしてみると、いつもの大知の返しやなく、
元気なく
【…羨ましいわ】
と返ってきた。
その反応にみんな呆然と驚き、目が点になっている。
まぁそうなっても、チャラ男がしてきたことは事実として俺らの頭ん中にあるし、その場は何となく流れて、また良太と黒谷さんの話に戻った。
:10/07/30 15:53
:PC
:VNSm/0Dk
#546 [しゅん]
{お前、しっかり考えてはっきりとした気持ち出さなな!
色々大変かもやけど、俺ら相談乗るし!
ただ、今日はぱーっと行こうぜ!!}
「そやな!せっかくかわいい子から話かけられたんやし?
結果はどーであれ、それはそれちゃ!!!」
そんな俺らの言葉に少し救われたのか、良太も元気を取り戻した。
:10/08/03 11:16
:PC
:nC.G4PZE
#547 [しゅん]
謝恩会までの時間、みんなでバッティングセンターに行くことになり、通いなれた道をみんなで歩く。
いつもはみんな野球部のジャージかトレーニング姿だが、今日は全員スーツ。
途中ゲーセンでプリクラを撮り、それをみんな携帯に貼って友情を誓ったり。
ふざけてケツバットが始まったり。
何かこんなことももうなくなると思うと、寂しいでたまらなくなった。
:10/08/03 11:19
:PC
:nC.G4PZE
#548 [しゅん]
久しぶりに体を動かし、爽快な気分で謝恩会会場まで行く。
その途中、自然な流れで大知と良太、健太郎、そして嵐の5人になった。
《良太、実際気持ち的にどーなん?》
〈んー…信じられんっちゅー気持ちが一番つえーね〉
{俺もビックリやし。
ほんと二人で話しよったもんな!}
「こはに対する気持ちは?」
:10/08/03 11:19
:PC
:nC.G4PZE
#549 [しゅん]
〈正直、俺別れようっち言おうと思っとったんな。
正月の時に踏ん切りつけようっち何となく思って。
この2ヶ月間、色々考えてさ。
しゅんと未来を見よったら、俺何しよんやろっち。
そりゃ、お前らと同じ付き合い方がいいわけやねぇのはわかっとん。
比べるのがよくねぇのもわかる。
でもお前ら見よったら、ほんとお互いが信頼し合って、想い合って二人で歩くっちゅーのがすげぇ見えるんちゃ。
そういう関係でおれるのが羨ましい。
俺らは俺らっちゅったって、そーいうのは誰でも思うやろ?
人っち価値観とか性格も生き方も違うやん??
足りんもんは補って、あるものは分け合って歩幅を合わせて行くのが向き合える相手と思うん。
それ、こはとの間にはねぇんちゃ。
こは自身にはたくさんいい所もあるし、全部が悪いわけやねぇ。
俺がそうさせた部分もあると思う。
けど、あいつとは一緒に笑ったり泣いたり、そんな簡単なことが出来んくなったっちゃね。〉
:10/08/03 11:20
:PC
:nC.G4PZE
#550 [しゅん]
良太の正直な気持ちを聞いて、何となくほっとしたというか…
すげぇ納得できた。
良太が言うようにもともとの性格とか価値観とか違うのは当たり前。
俺と未来だって性格は全く違う。
でも、その違いが逆にお互いを引き合っていると思う。
良いパターンや。
それは、俺っちゅーよりも、未来がうまくコントロールしよんやけど。
未来も知らんうちにね。
そういうものがあいつらにはいつの間にかなくなって、一方的にこはが否定する繰り返しだった。
こはもこはで悩んでいたのかもしれない。
でも、良太には伝わってなかった。
:10/08/03 11:21
:PC
:nC.G4PZE
#551 [しゅん]
{でも、こは、それを受け入れれるか?
あいつ、思ったより心よえーよ?}
〈だけ、言いだせんやったんちゃ。
それ、俺が一番知っとーけん〉
「でもさ、お前がそーやって甘やかしてきたんやねん?
言ったら傷つくっち。
その結果がコレやろ?
最後までそんなずるずる行くなちゃ!」
《それは言えとーな。》
:10/08/03 11:21
:PC
:nC.G4PZE
#552 [しゅん]
「こはを目の前にしたら、やっぱ今までのこととか思い出して言いづらいやろうし、ためらってしまう気持ちもわかるけど。
でも、それは自分との戦いやけ。
伸びれば伸びるほど辛いし、そのうちこはも気付くぞ?」
{そーなったら、ますます言いにくくなるよな。}
「しかも、その間にお前の態度の温度差を感じて余計にこはの態度が荒れる。
したら、お前はこはに対する情すらなくなって言えるもんも言えんくなるんやね?」
:10/08/03 11:22
:PC
:nC.G4PZE
#553 [しゅん]
〈わかっとんやけどね。
整理してからっち思うとなかなか踏ん切りがつかんでからさ。
こんなことになるなら早く言っとけばよかったやか…
こはがこの話聞いたら、ぜってぇ黒谷さん?言ってきたけっち思うやろうし。
ちゅーか口に出すやろうし。
はぁーーー〉
《実際、それで気持ちが動いたんならそれも間違ってはねぇけどね。
ただ順番が違うっちだけで。
それを納得しろっち言ったって無理やろ!
こはにはそんなん受け入れる隙間すらねぇよ。》
:10/08/03 11:23
:PC
:nC.G4PZE
#554 [しゅん]
「俺は別にその事をわざわざ言う必要ねぇと思うけど?」
〈んーーー…〉
{まぁそれもそーやけど}
「お前が言いたいなら言えばいんやね?
でも言った所で、多分自分がしたことの反省とか後悔よりも、黒谷さんとお前に対する苛立ちのが先に来るやろうし。
お前が悪者になりきらなな。」
:10/08/03 11:23
:PC
:nC.G4PZE
#555 [しゅん]
{でもさ、それっちどーなん?
こははまた同じこと繰り返すんやねん?
それ、あいつの為になるんか?}
《それは良太がこはにそこまでしてやりたいっち気持ちがあるかどーかやね?》
〈俺、明日話してくるわ。
もう気持ちがねぇっちゅーのわかるし、俺は新しい自分の道を行く。〉
「そやな!
これがいいタイミングと思うよ?
これ逃したら、まただらだらなるやろ!
気が重いやろうけど、最後ぐらいビシっと言ってこい!」
みんなの後押しの中、卒業するとともに良太は一歩踏み出すことを決めた。
:10/08/03 11:24
:PC
:nC.G4PZE
#556 [しゅん]
謝恩会自体は盛り上がり、めっちゃ飲んで喋って最後の最後まで飲み倒した。
二次会、三次会、四次会まで盛り上がりまくり。
次の日未来は休みやったのもあって、夜は泊まる予定だった。
:10/08/05 16:59
:PC
:aLhYzXq6
#557 [しゅん]
四次会は仲のいい奴らだけやったけ、未来やそれぞれの彼女も参加し騒いだ。
こはは仕事の都合で来れなかった。
謝恩会から飲みまくりよんに、誰一人としてダウンしない俺ら。
どんだけつえん。
:10/08/05 17:00
:PC
:aLhYzXq6
#558 [しゅん]
未来はスーツ姿の俺を見て目がハートになっていた。
そりゃそーやろ!っちね^^
何枚も写真撮るし、嵐とのスリーショットも撮り、ご機嫌な様子。
未来の態度を見て、俺もすげぇ嬉しかった。
:10/08/05 17:00
:PC
:aLhYzXq6
#559 [しゅん]
そのまま未来の運転でマンションに戻る。
嵐の家に5,6人泊まるみたいで、未来の車と乗れなかった奴らはタクシーで帰宅。
部屋に入る前、みんなから良い夜を!と茶化されながら、俺と未来は俺の部屋へ。
嵐、良太、健太郎、その他は嵐の部屋へ。
男ばっかでむさ苦しそうやなっち未来と笑いながら、それぞれ別れた。
:10/08/05 17:01
:PC
:aLhYzXq6
#560 [しゅん]
既に片付きつつある部屋にはベットとテレビ、ソファー、洗濯機ぐらいで、あとの荷物はダンボールに入っている。
実家に帰るときにちょこちょこ持って帰っとったけ片付いてはいた。
部屋を出るのは月末の予定。
:10/08/06 16:17
:PC
:uYldZ4/g
#561 [しゅん]
『うわ!もう片付いとるし!あと大きいの運ぶだけやん!』
「まーなー。ちょっとずつ片付けよったしね」
『何か寂しいね』
「そーやな。
引退してからやけん1年ぐらいしかおらんやったけど、思い出はめっちゃ濃いし。
いい大家さんでまじよかったわ」
『やねー。あたしもいっぱい泊まり来たなぁー』
「俺らの愛の巣やけね」
『何それー』
そんな会話をしながら、速攻二人で風呂に入った。
とりあえず、未来が置いている荷物はそのままにしとったけん不便はなかったと思う。
:10/08/06 16:18
:PC
:uYldZ4/g
#562 [しゅん]
テレビをつけたままベットに入り、色んな話をしているうちに二人とも寝ていた。
朝方、未来のいつもの目覚ましで起こされ、時計を見ると5時半。
こいつは普段こんな早く起きよんか!っち思いながらも止める。
しかも起きれんことがないように、電話の着信音にしている。
音は最大。
なんに俺側に携帯があったけか、未来はピクリともしない。
一瞬、自分の電話が鳴ったかっち思ってビビったし。
自分が起きんなら意味ねぇやん。
俺とおるけ止める気すらねぇんかよーわからんけど。
そう思いながら未来に布団を着せ、抱きしめながらまた寝た。
:10/08/06 16:21
:PC
:uYldZ4/g
#563 [しゅん]
…5分後。
また同じ音が鳴る。
スヌーズか!!!!
さすがに未来も少し動いたが、俺の方を向いてまた寝た。
うるせーーーー!
寝たまま手で携帯を探り、見らずに電源ボタンらしきボタンを押した。
「目覚ましぐらいきっとけや!」
そう文句を言いながら、また眠りについた。
:10/08/06 16:22
:PC
:uYldZ4/g
#564 [しゅん]
昼過ぎ。
何となくいい匂いがする。
うっすら目を開けると未来がいない。
風呂か?
そう思いまた寝た。
それから一時して。
また違ういい匂いがして、完全に目が覚めた。
ベットから降りて、キッチンに行くと未来が料理をしていた。
:10/08/06 16:22
:PC
:uYldZ4/g
#565 [しゅん]
『おそよーやっと起きた』
「おはよ」
『もーこの時間おはようやないしー。
おそよー』
俺はそんな言葉に反応出来ないぐらい未来の格好に目が点だった。
:10/08/06 16:23
:PC
:uYldZ4/g
#566 [しゅん]
風呂上りのまま髪の毛を団子にて、体にはバスタオルを巻いた状態。
しかも、そのバスタオルは俺が野球の合宿のときに使うめっちゃコンパクトサイズ。
未来の体に巻けばギリッギリの丈。
完全に俺を挑発している格好や。
:10/08/06 16:23
:PC
:uYldZ4/g
#567 [しゅん]
「お前、何なんその格好」
『だってーお風呂あがったばっかで暑かったし、わざわざ着替えるのめんどくさかったんやもん。
でも、見てー!!ここ油が飛んできて火傷したー』
そう言いながら火傷した部分を俺に見せてくる。
ちょうど鎖骨あたりが赤くなっていた。
「そんな格好でするけやろ。
貸してん?俺が治しちゃー」
そう言いながら未来をお姫様だっこし、寝室に連れて行った。
:10/08/06 16:24
:PC
:uYldZ4/g
#568 [しゅん]
『もー放して!!』
「いーやー。」
『火!!!』
「消した」
『もーいつの間にー?』
そのまま
…ベットin♪
:10/08/06 16:25
:PC
:uYldZ4/g
#569 [しゅん]
「お前さ、そんな格好して俺を挑発しとん?」
『してないし!!』
「それ、裸にエプロンよりエロいちゃ」
『うそやん!』
「まじ。
そんな格好見たらむーりー」
未来は照れ笑いしながらも、俺に委ねた。
この家でするの最後やなとか思いながら、未来を抱いた。
相変わらず未来は可愛いで、俺は完全にメロメロだった。
:10/08/06 16:26
:PC
:uYldZ4/g
#570 [しゅん]
少しまったりしたあと、未来が作ってくれた飯を食って用意する。
この日は、北九で俺の新居探しをすることになっていた。
一時は実家で暮らそうかなとも思ったんやけど、社会人なったら忙しいで引越しする暇ないやろうし、何か結局実家のまま暮らしそやったけ、未来と話して最初から一人暮らしをすることにした。
未来も、週末気軽に泊まり来れるしね。
:10/08/09 16:20
:PC
:kly9HdN.
#571 [しゅん]
乗せれる荷物は全部車に乗せ、とりあえず実家に下ろして、部屋探し。
行く不動産屋では、必ず同棲か新婚夫婦の新居探し扱いされた。
いい物件がねぇで、今日は諦めようかっちなったんやけど。
未来の中学の友達が不動産で働きよるっち話になって、そこに行った。
最初から言えよ!っち感じやけど。
:10/08/09 16:21
:PC
:kly9HdN.
#572 [しゅん]
したら、そいつと俺、仲良いくはねぇけど、野球繋がりで何度か対戦したことがある奴だった。
名前は、関恭平(セキキョウヘイ)
世間は狭いとか話しながら、世間話をする。
:10/08/09 16:22
:PC
:kly9HdN.
#573 [しゅん]
(未来、久しぶりやなー!お前痩せた?)
『久しぶり!んー?そう』
(お前、ますます可愛くなったやんけ。
噂には聞いとったけど。何か人形みてぇやし。
何かいじった?)
『いじるわけないやろ!!ばか!
何なにー?その噂!!綺麗になったっち話??
元がいいけね!ちょっと化粧しただけでめっちゃ可愛くなると♪』
:10/08/09 16:22
:PC
:kly9HdN.
#574 [しゅん]
(はいはい!中身は全然変わってねぇね。)
『恭も変わってないよー!見た目も中身も!』
(うるせーちゃ!
何か読者モデルしよったやん?あれで結構有名なったぞ!お前。)
「お前、すげーやん!」
『何かやだ。』
未来が言った『何かやだ。』俺にはその意味が何となくわかった。
:10/08/09 16:24
:PC
:kly9HdN.
#575 [しゅん]
(いや、お前も未来以上に有名やけ!
まさかお前らがまだ付き合いよるとはねー。
ちらっと噂では聞いたけど、まさかやし)
「もう結構なげーばい?
噂っちどっからなん!笑」
(よなぁ!聞いたのそーとー前やし。)
「ちゅーかこんなまともに話したのめっちゃ久しぶりよな?
めっちゃ懐かしいし!!
久しぶり!」
:10/08/09 16:25
:PC
:kly9HdN.
#576 [しゅん]
(やなー!!有名な小彩俊くんに覚えて頂いてまして大変光栄です。)
「何かそれ!
盗塁王取った恭平くんに知って頂いてまして光栄です!」
(何?同棲するん?)
『また言われたー』
「それ、今まで行ったとこ全部で聞かれたけね。
俺の一人暮らしですけど!」
:10/08/09 16:25
:PC
:kly9HdN.
#577 [しゅん]
(こっちで一人暮らしするん?
あ!就職決まったんか?)
「一応、4月から高校の教師しますけど何か?」
(はぁー????)
『しゅん、高校の体育の先生になるんよー凄いやろ!』
(まじかちゃ!!!)
「まじ♪」
『まじー♪』
(まさかの現役合格?)
「そーです!」
:10/08/09 16:26
:PC
:kly9HdN.
#578 [しゅん]
(まじですげぇね…。
俺が聞いた友達の就職先の中で一番すげぇわ。)
「それ言い過ぎやろ!
嵐は○○ばい?」
(うそやろ!!!)
「ほんとやし」
(お前らどんだけなん!
顔もイケメン。
野球もうめぇ。
頭もいい。
完璧やんけ)
『しかも、彼女もかわいい♪』
未来が自分で付け加える。
:10/08/09 16:26
:PC
:kly9HdN.
#579 [しゅん]
(自分で言いよるし。)
『だってほんとのことやもーん!!』
(お前、そーとーいい男捕まえたな!!)
『まーねー。
ちゅーか、しゅんがあたしみたいな女と付き合えることが奇跡なん!
逆!逆!!!』
まじ顔で話す未来に恭平と笑った。
そんな世間話をしながらも、物件探し。
隠し物件を何件か教えてくれた。
:10/08/09 16:27
:PC
:kly9HdN.
#580 [しゅん]
場所や学校までの距離、駐車場の条件でその内の二件に絞込み、未来と恭平と三人で見に行った。
二つともめっちゃよかったんやけど、キッチンの広さとベランダの形、南向きかの違いがあった。
俺が選んだ方は、1LDKの物件。
大学の時住んどった部屋は広い1K。
不便やねかったけど、ちょっとランクアップしたかったのもあるし、どーせ週末は未来が泊まりに来る。
寝室が別に欲しかった。
キッチンは広い方がいいし、俺的には屋内駐車場があるのも決め手だった。
新築でそーとー綺麗やったしね。
:10/08/11 16:05
:PC
:dso3S/no
#581 [しゅん]
敷金と礼金もキャンペーン中で安かったし、前の戻りもあったけん、めちゃめちゃ好条件だった。
家賃も安くしてもらって、願ったり叶ったり。
んま、もう一個の部屋は嵐が住むことなったんやけどね笑
ほんと恭平には世話になった。
:10/08/11 16:06
:PC
:dso3S/no
#582 [しゅん]
お礼に夜飯をおごることになって、恭平が仕事終わるまでの間、ベッドや必要な家具を見に行った。
家電以外の今まで俺が使っていた物は良太に売った。
ベットとか棚とかテーブルとか。
未来がソファと照明を就職祝いで買ってくれるっち話やったし、またその部屋に合った家具が欲しかったけん。
まぁ、ベッドに関してはお前らがやったっち考えたら何か複雑な思いなんやけど…とか言いよったけど。笑
自分が買うっち言ったんやし、格安やけんそんな文句言うなっちね!
:10/08/11 16:06
:PC
:dso3S/no
#583 [しゅん]
すぐに決めるつもりはねかったんやけど、いっちゃん最初に行った店で俺のツボにはまるソファが見つかって。
もうそれ以外考えれんで、未来に買ってもらった。
めちゃめちゃかっこいいんやけー!
みんなにも見せてぇぐらい!!
値段がちょっと張ったけど、照明は自分で買うことにして奮発してもらった。
どーせ未来のものにもなるし?っち思ってね。笑
:10/08/11 16:07
:PC
:dso3S/no
#584 [しゅん]
その後、恭平から連絡があり飯を食いに行った。
話が盛り上がった俺らは飲みに行こうっちなって、未来に飲み屋まで送ってももらった。
次の日未来は仕事やったけん俺の車で出勤してもらって、未来が仕事終わるぐらいに俺が駅まで行くことになった。
恭平のノリはめっちゃ俺好み。
途中で嵐と良太も呼んで、朝まで飲んだ。
:10/08/11 16:09
:PC
:dso3S/no
#585 [しゅん]
そんな矢先、良太からは報告があった。
こはと別れたとのこと。
良太自身は自分で決めたことやったけか、すげぇすっきりした様子だった。
その場はみんなおったし、そんな考え込むことでもなかったんやけど、一日経ったら何となくテンションが下がり、半ば無理矢理未来とキャッチボールをした。
どんなテンションのあげ方なんっちね。
今考えたら、わけわからんけど笑
:10/08/11 16:10
:PC
:dso3S/no
#586 [しゅん]
引越しも無事に終わり、新居の整理も大詰め。
なんやけど。
なかなか俺の気に入る照明がねぇでさ。
こーゆーのっち本気でいる!っち時に見つからんかったりせん?
照明がねぇと始まらんのに全然見つからんの!
あったとしてもめっちゃ高!!!!みたいなのしかねぇで。
未来もネットとかで探してくれよったみたいなんやけど、んーー。っち感じの連続。
俺が理想としとったのは、シンプルなシャンデリア風。
あんまギラギラした感じやねぇで、でもオシャレ!みたいな。
:10/08/12 14:41
:PC
:Tb0G8OUA
#587 [しゅん]
基本、全部揃ってからやねぇと片付けしたくねぇ性格の俺。
何か完璧にしてぇんよな。
とりあえず最低限いるのだけ買って後々揃えたらいいかっちなると、ここにあんなの買って置こうとか思ってもぜってぇ後回しになるし、欲しいけど…今度でいっかっちなって、その買いに行く日は多分来ない。
買いに行くタイミングを逃す。
それが嫌なんよね。
だけ、照明以外は完璧に揃えとったんに。
結局照明は見つからず。
その日も照明がねぇまま部屋の片づけをしていた。
:10/08/12 14:43
:PC
:Tb0G8OUA
#588 [しゅん]
昼から未来が来る予定。
12時過ぎに部屋のチャイムが鳴り、出ると未来が立っている。
オートロックを開け、部屋で待っていた。
ちょっと経って、インターフォンが鳴る。
「入っていーばーい!」
風通しのために玄関は少し開けていた。
『重たいけ取り来てー』
玄関の外から未来の声がする。
何の荷物持ってきたん!っち思いながら外にでるとでけぇ袋を持っていた。
:10/08/12 14:44
:PC
:Tb0G8OUA
#589 [しゅん]
「何?これ」
『いいけ、早く入って!』
言われるがまま部屋に入り、未来は座り込む。
『はぁーめっちゃ重かった』
「下まで迎え行けばよかったな。
言わんけお前。」
『言わんでも雰囲気でわかるやろ!』
「わかるか!」
『さ!片付けよ!』
「いや何なん?これ」
『後でね!』
そう話して未来は片付けだした。
:10/08/12 14:44
:PC
:Tb0G8OUA
#590 [しゅん]
寝室には初めてのダブルベッド♪
前片付けに来た時はまだ来てなかった。
未来はそれを見てテンションが高い高い。
「今日はそれでやれるばい♪」
『変態!』
「嬉しいくせに^^」
喜んでいる未来を見ると、俺も嬉しかった。
:10/08/12 14:44
:PC
:Tb0G8OUA
#591 [しゅん]
二人で片づけたらめっちゃはえーね。
あっという間に終わった。
最後、掃除して一息ついていた時。
「どーする?腹減ってねぇ?
お前、飯食ってねんやねん?」
『めっちゃ空いたーーー』
「何か作ってもいいけど。
食い行く?」
『今片付けたばっかなんにまた片付けないけんくなるやん。
どっか食べに行こー!
んで、夜はここで二次会!』
「よな!
よっしゃ!用意し!」
二人とも、俺のジャージに着替えて作業しよったけね。
着替えてから、未来が化粧直ししよる間、俺はネットでいい飯屋がねぇか検索していた。
:10/08/12 14:46
:PC
:Tb0G8OUA
#592 [しゅん]
『しゅん!!!』
「んぁあ??」
いきなり大きな声で叫ぶ未来に思わず俺もでけぇ声をだしてしまった。
『忘れとった!!』
「何を?」
『これ!!!』
そう言って持ってきたのは、未来が持ってきたあの重てぇ袋。
:10/08/12 14:46
:PC
:Tb0G8OUA
#593 [しゅん]
「あぁ。何?これ」
『あけてみて!』
めっちゃ笑顔の未来に、何となく部屋に飾るもんかなーっち思いながら開ける。
中身を見て俺は度肝を抜かれた。
「まじ、これどしたん?」
『作った!』
その物は照明。
しかも、作った??
:10/08/12 14:47
:PC
:Tb0G8OUA
#594 [しゅん]
「は??」
『これね、シャンデリアパーツっちゅーのが売りよん。
で、自分が好きなように組み合わせて作れるんよ!
もう探すよりこっちのほうが早いなっち思って!!
しゅんが諦める前に出来上がってよかった!!』
「これお前が作ったん??」
『うん。ただ自分のセンスで組み合わせただけやけど』
「一個一個つけたん?」
『うん♪
めっちゃ上手やろ?
自分でも上手くいったなーっち思った』
:10/08/12 14:47
:PC
:Tb0G8OUA
#595 [しゅん]
未来は簡単にそう言うけど、めちゃめちゃすげぇ。
売りもんみたいだった。
パーツを未来なりのセンスで組み合わせ、完全手作り。
あいつのセンスはまじで俺のどストライクだった。
「お前、凄すぎやろ!!
どんだけ器用なん!!」
『手先はねー。
でも、そんな言うほどないけ』
「めちゃめちゃすげぇやろ!
まじありがと!!!
めっちゃ嬉しいんやけど!!!」
:10/08/12 14:48
:PC
:Tb0G8OUA
#596 [しゅん]
『よかった♪
土台とパーツは自分で好きなの買えばそれでよかったんやけど、いまいち電球がどれ付けたらいいんかわからんやった。
電球買わんといけん』
「いや、まじでありがと!!
やべーーーそーとー嬉しい!!!
早速電球見に行こーや!!
飯はその後!!」
『そんな急がんでも、電球は逃げんやろ!』
「あ!!俺も忘れとった!」
『何?』
「これ、渡しとくけん。
無くすなよ!」
そうやって渡したのは合鍵。
新しく作っていた。
:10/08/12 14:48
:PC
:Tb0G8OUA
#597 [しゅん]
『カードキーっちどーやってつけたらいん?』
「穴開いとーやろ?貸してん」
『凄いねー。
カードキーとかオシャレ!!
でも落としそうやね』
「ぜってぇ落とすなよ!お前、何か不安やけ二個付けしとくけ」
『無くさんしー』
カードキーに興味津々な未来。
まじで無くしそうやったけ、キーケースには二連で通した。
これからは家もちけーし、家に帰ったら未来がおるっちことが増えそうやな!と心の中で思った。
:10/08/12 14:51
:PC
:Tb0G8OUA
#598 [しゅん]
俺はそのことよりも、照明のことでテンション上がりっぱなし。
合鍵と飯どころやねかった。
電球を買い、飯もささっち食って、とりあえず酒とつまみを買って家に帰る。
当然真っ暗な部屋。
間接照明を付け、未来は懐中電灯で電球部分を照らしながらの作業。
ま、さっち付いたけど笑
:10/08/17 13:40
:PC
:2.b/3cJ2
#599 [しゅん]
いやーーー完璧。
めちゃめちゃオシャレ。
ことごとく、未来のやることはすげぇと感動しっぱなしだった。
「お前、すげぇよ」
『ん?』
「何か、お前すげぇ。」
:10/08/17 13:41
:PC
:2.b/3cJ2
#600 [しゅん]
『そんな褒めてくれる?
ほんとたいしたことしてねないよ!!
ただ組み合わせただけやし、絶対買うよりこっちの方が金額的にも安いし。
でも、しゅんが喜んでくれてあたしもめっちゃ嬉しい
しゅんが買うとか言いよったけど、お金いいけー。
いっつもご飯とか色んなもの奢ってもらいよるし、そのお返しね!』
「いやいいちゃ!
でも、何かこれで金返すのは嫌やけん、何かお返しにお前が欲しいもの買いに行こうや!
それでいいやん!」
『じゃあ、おいしいお菓子がいい!』
満面の笑顔で話す未来は本当に嬉しそうだった。
俺には勿体ねぇぐらいいい女。
:10/08/17 13:42
:PC
:2.b/3cJ2
#601 [しゅん]
未来が物をくれたことももちろん嬉しい。
でもそれよりも、気持ちが嬉しかった。
妥協すれば、それなりのものはあった。
けどそーやねぇで、俺が納得出来るものを作ろうっち発想や気持ちがたまらん。
それっち俺に気持ちがねぇと出来んことと思うし。
俺はこんなこと思いつきもせんなっち、少し反省した。
あっ未来に対しての気持ちをこういう形で表せれてねぇなっちことね。
:10/08/17 13:44
:PC
:2.b/3cJ2
#602 [しゅん]
みんな俺らのことをお似合いで相思相愛やねと言う。
俺もそう思っていた。
俺の方が未来を思う気持ちが勝っている。
そうも思っていた。
でも、それは未来に伝わってねぇ。
ちゅーか、伝えてられてねぇ。
何か俺ばっかいい思いして、未来はどー思っとんやろ。
漠然とそう思った。
:10/08/17 14:10
:PC
:2.b/3cJ2
#603 [しゅん]
これで、必要なものは全て揃った。
俺的に完璧な家。
家具は全部茶色でまとめ、家電は白。
小物は茶とシルバーにした。
俺の大好きな靴はブロック調の不規則に並んだ棚にディスプレイした。
この家でいよいよ新しい人生が始まる。
不安よりも楽しみなことだらけだった。
:10/08/17 14:11
:PC
:2.b/3cJ2
#604 [しゅん]
学校が始まるまでの二週間。
俺は学校で着るジャージや練習着、サンダルとか水着など必要なものを揃えたり、先生と飲みに行ったり、比較的にゆっくり過ごしていた。
未来は年度変わりですげぇ忙しそうな毎日。
でも、未来はこれから忙しくなるんやけ、今ぐらいゆっくりねと言ってくれていた。
嵐は4月1日から入社式→新入社員研修in東京でおらんし。
みんなそれなりにバタバタしている。
結局、週末は俺一人で過ごすことになった。
:10/08/18 15:39
:PC
:Un7VXb72
#605 [しゅん]
久しぶりに一人になったせいか、何か無性に寂しい気がして落ち着かなかった。
まぁ〜これも未来が言うように今のうちだけか!と言い聞かせ、ふらーっと了ん家に遊びに行った。
久しぶりに会う了とサナコは全然変わってねかった。
うめぇ飯をよばれて、風呂も入って、二人のラブラブっぷりを見せ付けられて。
こっちも何か幸せのよーなイライラするよーな気分になって、家に帰った。
:10/08/18 15:40
:PC
:Un7VXb72
#606 [しゅん]
寝る前。
明後日から学校かー。
何か全然実感湧かんなーー。
そーいや、今日未来から連絡来てねぇし…休日出勤で忙しいんやっか。
そう思いながら、いつの間にか寝ていた。
朝起きると未来から着信とメールが入っている。
電話をかけ直す前に、メールを見るとこう書いてあった。
:10/08/18 15:41
:PC
:Un7VXb72
#607 [しゅん]
『仕事終わって、今帰ってきたー。
遅くに電話してごめんね。
明日も仕事やから、連絡遅くなるかも…
ごめん!
しゅんはゆっくり休んで明日に備えてね!
おやすみなさい☆』
時間を見ると、12時半。
何時まで仕事しよん…。
ちゅーか、俺、何で寝たん。
ぜってぇ、声が聞きてぇで電話してきたはず!!
なんに。
自分を責めながら、未来にメールを送った。
:10/08/18 15:41
:PC
:Un7VXb72
#608 [しゅん]
その日の夜。
学校の用意をし、目覚ましをかけ、準備万端。
まだ卒業して四年しか経ってねぇし、先生はほとんど知っている人。
緊張というよりも、先生として学校に帰れることが楽しみで仕方なかった。
今日は未来が終わるまで起きとこう。
そう心に決め、テレビを見ながら待っていた。
:10/08/20 16:09
:PC
:AE/s9Gvo
#609 [しゅん]
11時過ぎ。
未来から電話が入る。
『もしもし?』
「おう!お疲れ!」
『しゅん起きてた?
もーめっちゃ疲れたー。』
:10/08/20 16:10
:PC
:AE/s9Gvo
#610 [しゅん]
「お前の声聞きてぇなーっち思いよったけ!
今日もおせーな。
そんな忙しいん?」
『そーなん?
じゃあ電話かけてよかった♪
んー明日までは忙しいかな。
明日新入社員入ってくるし…』
「そっか。
体調管理はちゃんとしとけよ!
お前、見た目と違って体よえーけ。
また扁桃炎ぶり返すぞ!」
『大丈夫!!』
そう言った瞬間、部屋のドアが開いた。
:10/08/20 16:11
:PC
:AE/s9Gvo
#611 [しゅん]
『しゅんー!!来ちゃった』
制服のまま、完全に仕事帰りのOL姿。
「どしたん!!」
思わず電話越しのまま会話してしまう俺。
『明日からしゅんが社会人なるし!!
いってらっしゃい言うために、明日はここから出社します!!
いいよね?』
未来の勢いに押され、頷いた。
:10/08/20 16:12
:PC
:AE/s9Gvo
#612 [しゅん]
『先にお風呂入っていい?』
「おう。」
『眠かったら寝とっていいけー』
「お前、明日普通に仕事やろ?」
『うんー』
俺は何の確認をしたかったのか。
いきなりすぎて、よく状況が飲めないまま未来は風呂に入り、俺は今一人。
嵐のように風呂へ消えた。
:10/08/20 16:13
:PC
:AE/s9Gvo
#613 [しゅん]
未来の荷物を整理しながら、よく考えた。
未来は毎日連絡する間もねぇぐらい忙しく、バタバタしていた。
なんに、いってらっしゃいを言うためにわざわざ来てくれたのか。
疲れとるやろうに。
そんな顔一つ見せずに、笑っていた。
何なんか…このパワーは。
:10/08/20 16:14
:PC
:AE/s9Gvo
#614 [しゅん]
何も食ってねぇやろうなっち思って、冷蔵庫にあるもんでちゃちゃっとパスタを作った。
風呂をあがった未来は出てきた瞬間、匂いにテンションMAXであっという間にたいらげる。
「うめぇ?」
『めっちゃおいしい!!
やっぱ、料理上手な彼氏っちいいよねー。
ちょーーーー幸せ!!!!』
めちゃめちゃおいしそうに食う未来を見ると、作った俺も嬉しいに決まっている。
不思議と元気をもらった。
:10/08/20 16:14
:PC
:AE/s9Gvo
#615 [しゅん]
次の日。
朝起きると未来はベットにはいなかった。
まさか。
そう思ってキッチンに行くと、未来がいる。
そして、朝飯と昼の弁当を作ってくれていた。
いつもより早めに起き、余裕の朝飯を一緒に食って、新聞を読み、用意をする。
スーツに着替え、髪をセットし、未来が作ってくれた弁当を持って家を出る。
:10/08/24 16:21
:PC
:0N2bcjio
#616 [しゅん]
未来も会社の制服に着替え、完全に同棲を始めた生活感。
お互い同棲する気はなかったが、こんなのもたまにはテンションがあがるな!
そう心で思いながら、未来の『いってらっしゃい』で社会人一発目がスタートした。
:10/08/24 16:23
:PC
:0N2bcjio
#617 [しゅん]
学校自体はまだ新学期がスタートしてなく、生徒は部活をしている奴らだけ。
職員室に行くと、校長から先生達に俺の紹介があった。
まぁ…元在校生やし…全員、先生達は知っている。
しかも、俺も知られている。
挨拶と言っても、かしこまった感じではなく、頑張れ!と声をかけてくれる感じだった。
色んな先生と話をして、俺は体育教官室へ行った。
:10/08/24 16:24
:PC
:0N2bcjio
#618 [しゅん]
そこには俺の席が既に用意してあって、パソコンも置いてある。
何かめっちゃ感動した。
机も新しいのを用意してくれとって、上にはちょっとした事務用品とファイルが置いてあった。
それには、学校の校則や他の先生が作ってくれたマニュアルが書いてあった。
そしてその中にクラス表もあった。
:10/08/24 16:25
:PC
:0N2bcjio
#619 [しゅん]
俺の受け持ちは1-2。
一年生か。
心の中でそう思いながら書類にさらーっと目を通し、監督に連れられて野球部の練習グランドに行く。
:10/08/24 16:25
:PC
:0N2bcjio
#620 [しゅん]
よく考えたら、俺高3の奴らと4、5個しか変わらんのちゃね…。
それっち、いん?とか考えながら挨拶。
そして監督からの紹介。
【今日から、野球部コーチの小彩俊や。
知らん奴はおらんと思うけど、頭もいい、野球も上手い、イケメン!で有名やった奴や。
こうやってまたこの学校に帰ってきた。
年が近いけっち甘えるな!
俺の右腕となって貰う先生や。
まだ若いが、知恵も技も腕も凄く持っている。
絶対にお前らも凄いと思える人や。
人間的に見習うところがたくさんあるけ、しっかり見るように!】
:10/08/24 16:27
:PC
:0N2bcjio
#621 [しゅん]
時々臨時コーチとして嵐と顔を出したりしよったけ、生徒自体は大体知っている奴らばっか。
ただ、ここの先生になるとは一言も話してなかった。
俺が先生になって来たことに、生徒はみんな唖然としていた。
:10/08/24 16:27
:PC
:0N2bcjio
#622 [しゅん]
「おはようございます!
今日から、この学校で先生をすることになりました、小彩俊です。
受け持ち教科は保健体育です。
監督や顧問に言えないことは、俺に言って下さい!
年が近い分、話しやすいと思うんで!
ただ、甘やかしはしないので、そこの一線はきちんと引きます!
ビシバシ行くけ、覚悟しとけよー!
それから。
お前ら、俺のことをしゅんさんっち今まで呼びよったけど、今日からは小彩先生やけの!
宜しく!」
まぁ、野球部への挨拶はこんな感じ。
初めての奴らは一人もおらんし、むしろフレンドリーやったけね。
:10/08/25 17:00
:PC
:LulNuQEw
#623 [しゅん]
【何か質問がある奴!】
ざわざわしていたが、みんな質問はない模様。
【あと!言っとくけど、臨時職員とかやねぇで、福岡県の正職員やけな。
福岡県の保健体育教官がどんだけ難しいかお前らなら知っとるはずや。
勉強の仕方をきちっと習え!】
みんなまじ??みたいな顔をして驚いていた。
【とりあえず、練習着の用意をしてくるけ、雑談しよっていいぞ!】
そう言って監督は事務所に向かった。
:10/08/25 17:00
:PC
:LulNuQEw
#624 [しゅん]
そしてその場は質問タイムへと変わる。
生徒たちの目は輝く。
−−−−−−−−−−−−−−−−
Q.先生ー!あの可愛い彼女とはまだ続いてるんですか?
A.続いとーよ。
Q.受け持ちのクラスはどこですかー?
A.まだ教えられん。
Q.彼女と結婚しないんですか?
A.まだやな。
社会人なったばっかで結婚にはならんやろ!
今は先生を頑張る時期!!
Q.せんせー一日にさいこー何回やったことありますかー?
A.一番ピークの時で5!!
まぁ、最後はへっとへとやけどな!!
とか、まぁ…こっからは話せる話やねぇけ、控えます。
下ネタ全開。
やっぱ男子はそーなるよな笑
:10/08/25 17:01
:PC
:LulNuQEw
#625 [しゅん]
と、何やかんやで無事に一日が終わり、家に帰る準備をする。
机やロッカーの整理とか次の日の準備をしているとあっという間に時間が過ぎ、家に着いたのは8時過ぎだった。
何となく、自分で料理する気も起きず、かといってコンビニ弁当やカップラーメンも気分やねぇ。
どうしようか迷いながら、とりあえず車を走らせると既に家。
まぁ、あるもんで何か適当に食うか!
そう思いながら、部屋に入った。
:10/08/25 17:03
:PC
:LulNuQEw
#626 [しゅん]
スーツのまま冷蔵庫を開け、出来そうなものを探す。
が、あるつもりだった食材がねぇ。
確か使ってねぇままやったと思ったんやけど、気のせいやかー。
そう思いながら、冷蔵庫を閉め、着替えた。
そこで初めて、あることに気付く。
:10/08/26 16:34
:PC
:kjOD1P0Q
#627 [しゅん]
確か。
寝巻きにしているTシャツやスウェットはベットにそのままにしていたはず。
でも、今ベットの上には何もねぇ。
ん?
そう思って、洗濯機の中を見ても何も入ってねぇ。
:10/08/26 16:34
:PC
:kjOD1P0Q
#628 [しゅん]
「・・・?」
「!!!!!!」
「未来か!!!!」
:10/08/26 16:35
:PC
:kjOD1P0Q
#629 [しゅん]
そう思って初めてリビングに行くと、そこにはラップに包まれた料理が並んでいた。
豚の生姜焼きとサラダと味噌汁。
ちっせーメッセージカードが添えてあり、そこにはこう書いてあった。
:10/08/26 16:36
:PC
:kjOD1P0Q
#630 [しゅん]
しゅんへ
今日は一日お疲れ様ー。
初社会人の一日は疲れたと思うので、スタミナつけてもらうために生姜焼きにしたー!
味見したらおいしかったけ安心してね☆
勝手に入ってごめん!
早めに寝て、明日は自分で起きるんよー!!
じゃーにー☆
未来の気持ちがいつも以上にありがたく感じ、涙が出そうになった。
風呂掃除も洗濯も全部終わっている。
未来に速攻電話すると、嬉しそうな声が受話器聞こえてくる。
こえーぐらい幸せな身分な俺。
何回ありがとうを言っても足らんぐらい、未来には感謝した日だった。
:10/08/26 16:37
:PC
:kjOD1P0Q
#631 [しゅん]
無事に入学式も終わり、これ以上にバタバタした日が続く。
平日は授業と部活、土日も部活。
自然と未来と連絡する回数が減り、唯一おやすみをメールで言う毎日だった。
寝る前に今日あったことをメールに入れ、一日交代でメールのやりとり。
一日に二回以上することはなかった。
:10/09/01 16:17
:PC
:41aMNWX6
#632 [しゅん]
寂しい思いをさせとるのはわかっとる。
でも、時間が足りん。
追いつかない。
そんな毎日。
:10/09/01 16:18
:PC
:41aMNWX6
#633 [しゅん]
それでも未来が休みの日や時間が空いたときは、俺がおらん間に飯をつくってくれとったり洗濯してくれとったりしてくれて、すげぇ助かっていた。
未来の姿がねぇでも、そのぬくもりに浸っていた。
:10/09/01 16:18
:PC
:41aMNWX6
#634 [しゅん]
それから三ヶ月ぐらいたった頃。
やっと学校のペースにも慣れ、自分の時間もそれなりに持てるようになっていた。
その反面、野球部は夏の大会に向けてのラストスパートが始まり、より一層練習も厳しくなっていた。
あれから一回も未来と会ってない。
:10/09/01 16:19
:PC
:41aMNWX6
#635 [しゅん]
タイミングよく息抜きということで部活が早く終わり、時間が空いた。
未来に電話をかけると、受話器から未来の声が聞こえる。
久しぶりなんに、そんな気がせんやったのは俺が忙しかったからか。
「もしもし」
『もしもしーしゅん!!』
意外にも元気な声だった。
:10/09/01 16:20
:PC
:41aMNWX6
#636 [しゅん]
「お疲れ」
『どしたん?』
「いや、調度部活が早く終わったけな!
久しぶり、デートするか?」
『え??うん!!!』
未来の表情が目に浮かんだ。
急いで家に帰り、シャワーを浴び用意をする。
未来は用意が出来ていたらしく、俺待ちだった。
:10/09/01 16:21
:PC
:41aMNWX6
#637 [しゅん]
久々に会う未来は何も変わっていなかった。
車に駆け寄ってくる姿は満面の笑み。
助手席に乗るといつもの未来の匂いがした。
:10/09/02 14:52
:PC
:lNbIQkAs
#638 [しゅん]
ちょっと遠いんやけど、いつも行きよったパスタ屋へ久しぶりに足を運び、ボーリングしてドライブして。
俺の学校の話はめっちゃ面白いと言い、質問攻めだった。
未来も新しいことをはじめたらしく、充実している様子。
:10/09/02 14:53
:PC
:lNbIQkAs
#639 [しゅん]
もともとめっちゃ手先が器用な未来。
自分が興味を持ったものはとことんこだわるというか・・ポリシーを持っている。
そんな未来の性格が生かされるべく、ネイルのスクールに通っていた。
まぁ、メールとかで通いたいとは話よったけど、実際に会った時はもう通っていた。
将来、店を開きたいとかいうことやねぇで、ただもっと上手くなりたいっち思ったらしい。
しゅんも頑張りよるけん、自分も頑張るとはりきっていた。
次の日は午後練習やったのもあって、未来は俺の家に泊まった。
:10/09/02 14:54
:PC
:lNbIQkAs
#640 [しゅん]
未来に新しく打込むものが見つかって、俺的には寂しいような嬉しいような。
俺のことを考える時間が短くなるんやかとか、そっちが面白くなって俺から離れていくんやねぇかとか。
でも、言い方は悪いけど、未来を放置してしまっているのも俺自身。
未来が自分の時間を見つけてくれたのは、気持ち的には少し楽になったような気がしていた。
:10/09/02 14:55
:PC
:lNbIQkAs
#641 [しゅん]
そして、またいつもの毎日がやってくる。
そうやって、あっという間に6ヶ月が過ぎた。
未来との連絡頻度はあれから徐々に減っていたと思う。
いつものようにベットに入り、寝る準備をする。
気が付けば忙しく、メールを一週間返してねぇ。
「あぁ…また時間あいたし。」
っち思いながら、謝りの言葉と一緒に少し長い文章を打ち、メールを送った。
そして、さ!寝よと思った時。
ふとこう思った。
:10/09/02 15:00
:PC
:lNbIQkAs
#642 [しゅん]
「俺、今未来のこと考えれんかも…」
別に深く何かを考えていたわけやない。
ただ、ちょっとめんでぇなっち思ったぐらい。
今に不満を持ったわけでもねぇし。
ほんとにふと脳裏をよぎった。
何でこんなこと思うんやろうっち思いながらも、バカやねん!そんなことあるわけねぇやん!っち自分に言い聞かせ、その日は寝た。
:10/09/02 15:04
:PC
:lNbIQkAs
#643 [しゅん]
でも、朝起きてまた夜のことを思い出す。
その日の夜もまた同じことを考えてしまう。
そして、このままでいいのかという気持ちさえ出てきた。
その次の夜、必死に考えた。
未来自身のことも、俺自身のことも、そして二人のことも。
:10/09/03 15:26
:PC
:dHzbezYk
#644 [しゅん]
つい最近まで未来の行動は俺にとってプラスであり、幸せと思っていたはず。
俺から離れていくんやねぇかっち不安もあった。
どこでどう変わったのか。
変わった環境といえば、俺は新たな生活がスタートし、未来は自分のしたいことのひとつを見つけた。
それだけや。
:10/09/03 15:26
:PC
:dHzbezYk
#645 [しゅん]
あいつに打込めるものが見つかり、俺自身が楽になったからなのか。
未来が俺に依存しているという意識があれば、こんなこと思わなかったかもしれない。
一歩進み、未来も新しい何かを見つけたことで、求める対象が俺だけではなくなった。
結果、安心に変わったとういうか…
見えないプレッシャーから開放されたというか。
もちろん、未来は必要以上に依存したり嫉妬したりは絶対ねぇ。
ただ、未来が俺に対してしてくれていることが少し負担になっとるんかも…
そう感じいる俺もいた。
:10/09/03 15:28
:PC
:dHzbezYk
#646 [しゅん]
俺だって、未来の力にはなりたい。
でも時間も余裕もない。
俺は未来に何も返せてねぇ。
それを理由には絶対したくねかったんに。
今思えば、俺自身が勝手に未来の気持ちを予想して、自分に対して負担になるような事柄を並べ、架空の世界であいつを作り上げていたと思う。
けど、社会人としての意識や、今までいた所から一歩進んだことにより視野が広がったのは確か。
それが、いい意味でも悪い意味でも俺を変えさせてしまっていた。
:10/09/03 15:29
:PC
:dHzbezYk
#647 [しゅん]
その結果。
俺の出た答えは
「別れる」
だった。
:10/09/03 15:30
:PC
:dHzbezYk
#648 [しゅん]
未来のことが嫌いになったわけやねぇ。
本気で好きだと胸を張って言える。
でも、俺が今すべきことは先生という一つの顔であって、未来の彼氏としての顔ではない。
その役目は果たせない。
心のどこかでそう思ってしまう。
もっと時間が経てば、色んなことを要領よく出来るのかもしれんけど、今の俺には自分のことで精一杯だった。
:10/09/03 15:31
:PC
:dHzbezYk
#649 [しゅん]
先生という職業に対し、一人前になりてぇ自分。
彼氏として未来を支えていきたい自分。
けど、実際は一つのことしか出来ず、未来にも寂しい思いをたくさんさせてしまっている。
それが、現実。
なりてぇ二つの自分を天秤にかけると、俺は前者だった。
浅田さんと話をしたことが、こえーぐらい現実になった瞬間。
:10/09/03 15:33
:PC
:dHzbezYk
#650 [しゅん]
今度の週末、未来と話をしよう。
ちゃんと自分の気持ちを自分の言葉で言おう。
決して投げやりにならずに。
そう思った。
:10/09/03 15:33
:PC
:dHzbezYk
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