別れさせ屋
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#681 [我輩は匿名である]
:10/11/25 05:31
:SH01B
:W9UYt1EE
#682 [歩美]
居酒屋を出て、
龍太郎の部屋に行くことになった。
龍太郎「うち寄ってけよ。」
って誘われた時はすごくドキドキしてしまった。
何かあるかもしれない・・・
ううん、
あってほしい。
そう思ったよ。
できることなら、
もう一度龍太郎に抱きしめられたかった。
叶うなら、
もう一度龍太郎を独り占めしたかった。
:10/11/25 07:37
:F02A
:aAeAn2Rg
#683 [歩美]
龍太郎「汚ぇんだけど気にすんなよ(笑)」
覚悟して部屋の中に入ると、
散らかってはいるけど、
そんなに驚くほどではなかった。
朝から仕事に行って、
疲れて帰ってくるだけという生活がにじみ出ているような、
シンプルな部屋だった。
一杯だけ、
とビールを開けて乾杯した。
ふと、視界に入った赤ちゃんの写真・・・。
:10/11/25 09:06
:F02A
:aAeAn2Rg
#684 [歩美]
あれはきっと龍太郎の子。
「自分の子かどうかわからない」赤ん坊の写真を、貼っている龍太郎のことがたまらなく健気に思えた。
私は突然後ろから龍太郎を抱きしめた。
龍太郎は何も言わない。
私も何も言わない。
静かすぎて、まるで時間が止まってるようだった。
:10/11/25 09:09
:F02A
:aAeAn2Rg
#685 [我輩は匿名である]
リアルタイムで読んでます

なんかドキドキで楽しいです
:10/11/25 09:13
:SH01B
:W9UYt1EE
#686 [歩美]
しばらくお互い黙ったのち、
龍太郎が言った。
龍太郎「泊まってけよ。」
私は龍太郎を抱きしめたまま、ちゃんとうなずいた。
龍太郎の
『泊まってけよ』が、
『泊まっていってほしい』
に聞こえたのは、
私が龍太郎のことちゃんと知ってるからだよ。
龍太郎のこと大好きだからだよ。
そう心の中で言った。
:10/11/26 01:31
:F02A
:PFHi43qE
#687 [歩美]
龍太郎がお風呂に入ってる間に、携帯を開いた。
龍一からのメールが一件。
いつもと変わらない内容。
簡単に翌日の予定を書き、
おやすみのメール。
いつも通り。
今まさに私が浮気してるなんて思いもしないよね。
私の気持ちが離れかかっていたのに気付いていても。
それが龍一なんだ。
お風呂からあがった龍太郎は、私が携帯を触っているのに気付き心配してきた。
:10/11/26 01:35
:F02A
:PFHi43qE
#688 [歩美]
龍太郎「彼氏・・・大丈夫か?」
パンツ一枚姿で、
タオルで髪をワシャワシャとふいてる龍太郎は妙に色っぽかった。
建築関係で引き締まった体、
厚い胸板。
私「大丈夫だよ。」
それ以降、彼氏の話はしてこなくなった。
そして、
私もシャワーを借りた。
:10/11/26 01:39
:F02A
:PFHi43qE
#689 [歩美]
――その日、久しぶりに龍太郎の腕の中で眠った。
私は言った。
『大好き』と。
龍太郎は言った。
『愛してる』と。
龍太郎はそんな言葉を言うキャラじゃない。
でも、付き合ってた頃と比べものにならないくらいに優しくて、強く私を抱いてくれたのはわかった。
浮気という形で、
龍太郎をまた抱きしめることができた。
:10/11/26 01:43
:F02A
:PFHi43qE
#690 [歩美]
――翌朝、
目が覚めると龍太郎はいなかった。
仕事に行ってしまった。
裸のままの自分に気付き、
昨夜の龍太郎の感触を思い出していた。
まるでドラマのような、
衝撃的な一晩だった。
携帯を開いた。
時間は10時をまわっていて、メールが二件。
一件は龍一から。
おはようメールだった。
:10/11/26 01:50
:F02A
:PFHi43qE
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