別れさせ屋
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#1 [歩美]
『別れさせ屋』
という職業があるらしいけど、私はそんな本職ではない。

ただ高校生頃から、人を別れさせるのが好きだっただけ。
友達だろうが、
先輩だろうが、
後輩だろうが、
そんなの関係なかった。

恋愛感情がなくても、
おもしろ半分で別れさせたりもした。


そんな私の
『別れさせ話』
を読んでください。

⏰:10/06/25 00:04 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#2 [歩美]
1≫初仕事。


私が初めてカップルを別れさせたのは、
高校一年になりたての頃。

同じクラスの大嫌いだった女子《香苗》と、
違うクラスの片思いだった男子《吉野》だった。
私は吉野のことが、中学の時からずっと好きだった。

中学三年生のとき、
どこからか私が吉野を好きだという噂が流れて、
そのおかげでけっこういい感じにまでいってた。

吉野とは同じ高校だから、
告白は高校に入ってから・・・
なんてモタモタしてた私に悲劇が起きた。

⏰:10/06/25 00:11 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#3 [歩美]
高校生になり、
吉野とは別々のクラスになって少し焦っていた。
吉野はかっこいい。
モテる。
誰かに捕られそう。

その予感はたった1ヶ月程で的中した。

香苗という同じクラスの小太りが、吉野に告白した。
なんと2人は幼稚園と小学校が一緒だったらしい。

私は吉野と中学で初めて会っただけの仲。
9年と3年じゃ違いすぎ。

再会で香苗は幼かった恋心に再び火がついてしまい、
吉野にも火がついてしまった。

⏰:10/06/25 00:18 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#4 [歩美]
ってか、吉野も昔好きだったんだ。あの小太り。お世辞にも可愛いなんて言えないよ。

2人は休み時間のたびに廊下や階段、様々な場所に出没しては愛を語らっていた。たぶん。

私が吉野のことを好きだと知ってた友人たちは、みんな優しく慰めてくれた。
「もっといい人がいるよ」
「香苗より歩美の方が百倍可愛いよ」
「吉野が見る目ないだけだよ」

嬉しくなかったし、
とにかく香苗が嫌いになった。

⏰:10/06/25 00:31 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#5 [歩美]
私はあからさまに香苗に対して冷たく、キツかった。

さすがに高校生だし、
いじめとかはしなかったけど、聞こえるか聞こえないかくらいの距離で「ブタ」とかは数え切れないくらい言った。
きっと聞こえてたこともあるはず。(笑)

話しかけられたら自然と眉間はシワだらけだったらしい。

香苗と付き合ってから、
吉野は女子とコミュニケーションを取らなくなった。
もちろん私とも。
いい感じだったのに。
2人で帰ったりしたのに。

⏰:10/06/25 00:36 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#6 [歩美]
2人が付き合って2ヶ月が経つと、夏休みに入った。
私は悪友の《真穂》と、
密かに悪巧みを考えていた。


夏休みに入ってすぐ、
2人で遊びに出かけながら話し合った。

真穂「盗っちゃえば?」

私「どうやって?」

真穂「それを考えるんじゃん(笑)」

ああでもない、
こうでもない、と2人で頭をフル回転させた。

⏰:10/06/25 00:42 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#7 [歩美]
散々話し合ったあげく、
いい案は出なかった。
諦めるか、
2人が破局するのを気長に待つしかない。

私は本当に吉野が好きだった。一番好きだったのは体育の時間の吉野。
スポーツ万能で、
足も速い。
頭は悪かったけど、
そんなのどうでもいい。


笑顔も好き。
声も好き。
・・・もうすぐ付き合えると思ってた。
私が先に告白していたら、
私が彼女だった?

⏰:10/06/25 00:49 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#8 [歩美]
真穂と遊んだ日、
家に帰って色々考えていた。
食欲もあまりない。
お母さんは晩ご飯を残した私を心配してくれた。

私「ちょっと体ダルいだけ。
生理だし。」

ってごまかして、
自分の部屋にこもった。
自分の部屋といっても・・・

姉「どーしたのー?」

姉との2人部屋。
私には姉と兄がいる。
姉は6歳上。
兄が4歳上。
少し年が離れているから、兄弟喧嘩なんてほとんどない。
2人とも、私を可愛がってくれる。

⏰:10/06/25 00:55 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#9 [歩美]
姉「クスリ飲んだの?」

私「さっきバファリン飲んだよ。(ウソ)」

姉「歩美は生理痛ひどいもんね。かわいそうに。
あっ!そうそう!これ見てぇ〜♪♪」

姉がハイテンションで私に見せたのは、雑誌だった。

姉「浴衣、買ったげる♪」

私「えっっっ!?」

姉「高校生になったお祝い。優(兄)と折半だけど。」

私はキャーキャー喜び、
雑誌の浴衣特集をルンルン気分で見ていた。

⏰:10/06/25 01:00 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#10 [歩美]
今持ってるのはピンクで子供っぽいから、ここはガラッと黒とかいっちゃおっかなぁ〜?
なんて考えてたら、
姉がこう言った。

姉「彼氏できたら花火大会いっぱい行かなきゃいけないしねっ!」


・・・彼氏・・・。


再び病みモード。
必死に平然を装った。


その日は姉が夜に外出だったから、ようやく1人で考えられる。

⏰:10/06/25 01:04 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#11 [歩美]
1人で雑誌を見たり、
テレビを見たりしてたけど、
急に泣けてきた。

泣く程、
吉野が好きだったなんて。
夏休みに入ったから、しばらく会えない寂しさが涙になったんだと思う。

私は、
急に吉野の声が聞きたくなった。

携帯を取り、
吉野のメモリーを出した。

気付いたら、すでにかけちゃってた。
心臓は今にも破裂しそうだった。

⏰:10/06/25 01:08 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#12 [我輩は匿名である]
僻み屋ですね分かります

⏰:10/06/25 02:03 📱:F906i 🆔:ngcWGGGE


#13 [歩美]
プルル... ガチャッ

吉野「もし〜?」

吉野はたったワンコールで出てくれた。

私「あ、歩美だけども・・・」

香苗は超束縛してるって噂を聞いてたから、私の番号ももう消去されてるだろうなって思ってた。

吉野「名前出てんだからわかるし(笑)」

すごく嬉しかった。

吉野「どした??」

受話器越しに聞こえる吉野の声が優しくて、なんだか胸が痛くて、私は急に泣き出した。

⏰:10/06/25 22:29 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#14 [歩美]
計算でも何でもない。
ただ吉野が好きで、
ただ愛しくて、
ただ無性に会いたかった。


私は電話で何を言ったかはっきり覚えてはいないけど、

「会いたい・・・」

と言ったのは覚えてる。


吉野は、
意外な言葉をくれた。


『今から行ってやる』


訳のわからないうちに電話を切っていていて、
頭が真っ白になった。

⏰:10/06/25 22:31 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#15 [歩美]
吉野と私の家はすぐ近く。
さっきの言葉が本当なら、
きっと15分もすれば会いにくる。

もしかしたら嘘かもしれない。だけど期待は膨らみ、
私は慌てて髪を整え、
携帯を握りしめて待っていた。

15分ほど経った時、
吉野から着信が来た。


『家の前まで来たぞ』


猛ダッシュで階段を駆け下り、お母さんにちょっと出かけると告げ、玄関を開けた。

⏰:10/06/25 22:35 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#16 [歩美]
目の前に、ハァハァと息を切らしている吉野がいた。


吉野「ハァハァ・・・
とりあえず、
公園でも行こう。」

私たちは公園へと歩き出した。

公園に着き、
ベンチに腰掛けた。


吉野「で、急にどうした?」

私「吉野に会いたくなったの。吉野が好き・・・」

沈黙になったかと思うと、
吉野は私を抱きしめ、
耳元でささやいた。

⏰:10/06/25 22:38 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#17 [歩美]
『なんだよ、それ・・・』

顔は見えなかったけど、
少し微笑んだような、
優しい声。

その瞬間、私は頭の中で
「いける」
と確信した。


私を抱きしめたまま、
吉野はなかなか離れなかった。だから私はそのまま告白した。香苗と別れてほしいと懇願した。



吉野はあっさり私を選んだ。

⏰:10/06/25 22:42 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#18 [歩美]
抱き合ったまま、
私と付き合うことになった吉野は、
その場ですぐに香苗に電話をかけた。

電話の向こうで、香苗はかなり拒んでいた感じだった。
5分ほどで、電話は終わった。

吉野「別れたから。」


目の前で別れてくれたことが、私に快感を覚えさせた。
優越感。
自分が勝ったんだ。


それから日が変わるくらいまで2人で愛を語らった。

⏰:10/06/25 22:45 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#19 [歩美]
色々話したけど、
香苗のことは一切話さなかった。聞きたくもなかった。

とにかく今は私が吉野の彼女なんだから。

私は勝ったんだから。


「夏休みはたくさん思い出作ろうね」

「ずっと一緒にいようね」

「大好きだよ」


そんなことを話した。


めでたく彼氏もできたし、
早くお姉ちゃんに浴衣を買ってもらおう。

⏰:10/06/25 22:58 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#20 [歩美]
家に帰って真っ先に真穂に電話をした。

もう寝ていた真穂は、
私の用件を聞くと大声で叫び、目が覚めちゃった♪
と自分のことのように喜んでくれた。

改めて真穂の友情を感じた。


真穂「あれだけ色々別れさせる方法考えたのに、こんなに簡単にいくなんてねーっ(笑)」


ほんとにそうだ。


女の涙に男は弱いって、
本当なんだって思ってしまった。

⏰:10/06/25 23:02 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#21 [歩美]
早速私と吉野はほぼ毎日デートして、
お姉ちゃんとお兄ちゃんに浴衣も買ってもらい、
祭りや花火大会も行けるだけ行った。


吉野の親友の《進藤》と、
進藤の彼女とダブルデートもした。


夏休み中とはいえ、
私と吉野が付き合ったこと=吉野と香苗が別れたことは、
すぐに同級生に広まった。


そして付き合ってすぐに私は長年呼び続けていたた
《吉野》を
名前の《新一》に変えた。

⏰:10/06/25 23:07 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#22 [歩美]
夏休みが終わり、
始業式。

香苗が私たちカップルをうらやむ目は何よりもおいしいものだった。


香苗は陰で私のことを悪く言っていた。
「彼氏を盗られた」だとか
「あいつは泥棒」だとか。
その噂を知った私はある日、
堂々と香苗に対して言った。


『とったんじゃなくて、
新一が私を選んだんじゃん』


そう。つまり、
あんたが負けただけ。


これが原因なのかはわからないけど、香苗は不登校気味になり、1年の間に自主退学した。

⏰:10/06/25 23:15 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#23 [歩美]
今となってみると、
私の
【別れさせ屋魂】
に火をつけたのは、
初めて付き合ったこの新一のせい。

新一があっさり私に乗り換えたせいで、
私はこの快感にハマってしまったんだと思う。


私は、
全ての初体験を新一に捧げた。
キスも、エッチも。

こうして高校1年の私は、
少し大人になった。

⏰:10/06/25 23:19 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#24 [歩美]
2≫無い物ねだり。


新一と付き合って8ヶ月。

3月のまだ寒い時期だった。


冬休みくらいから、
私はすでに新一に飽きていた。新一が私を束縛して、
私は自由が欲しくなった。

もうすぐ2年になる。
1年生と2年生だと、環境や心境も少し変わってくる。

会ってもいつも同じ。
新一の家に行ってエッチするだけ。
クリスマス以来、デートなんてほとんどしなくなっていた。


それでも新一が私を好きなのは変わりなかった。
その気持ちが重かった。

⏰:10/06/25 23:27 📱:F02A 🆔:S.3CzXck


#25 [歩美]
いつも通り、
学校が終わって新一の家に寄る。

新一「バイト?」

私「うん。そろそろ本気で探すつもりだからさ〜。」

周りも半数以上がバイトを始めていて、私もアルバイトがしたくなってた頃。

新一「だから無理。」

私「携帯代とか自分で払ってかなきゃなんないし!」

新一「じゃあ俺が働く!」


新一は私がバイトを始めることを拒否し続けていた。

⏰:10/06/26 01:32 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#26 [歩美]
理由は、バカらしい。

『他の男と出会うから』
って。
だんだんイライラしてきた。
そこまで縛り付けられている苦痛から逃げたかった。


私「まじでいい加減にしてくんない?」


始めてキレた。
喧嘩しても、お互いあんまりキツい言い方なんてなかったけど、限界が来た。


限界=終わり。

⏰:10/06/26 01:37 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#27 [歩美]
私「もう無理。別れて。」


別れを告げた私は、
必死にしがみついて引き止める新一を振り払って家に帰った。

鳴りっぱなしの携帯。
放置した。
あんまりにもしつこいから、
電源を切った。


晩ご飯の時も電源は切ったままで、寝る直前に電源を入れた。

ものすごいメールの数。

一応目を通してみた。

⏰:10/06/26 01:40 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#28 [歩美]
「ごめんなさいm(_ _)m」

「大好きだから心配なんだ」

「電話出てよ・・・」

「もう嫌い・・・?」


どのメールも、
女々しくて、ヘコヘコしてて、なんだか情けなくてダサかった。
こんな男好きだったんだ・・・
と自分を責めた。

勝手な私。


でもそのまま無視を続け、
翌日学校内で別れ話をし、
私たちは終わった。

⏰:10/06/26 01:45 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#29 [歩美]
真穂に一部始終を話した。
でも真穂は私を悪く言わなかった。
それどころか、
私の気持ちを理解してくれた。

真穂「じゃ、バイト見つけていい男探そっ!」

サバサバした性格。

そんな真穂には、
今いい感じの相手がいた。
地元で始めたコンビニのバイト先の先輩。
最近よくその先輩の話を聞いていたから、
余計にアルバイトに対して魅力を感じてた。

⏰:10/06/26 01:49 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#30 [歩美]
私は春休みから始められるアルバイトを探し始めた。

高校生ができるアルバイトは、意外と限られていた。

その中で選んで決めたのが、
小さな居酒屋だった。
個人経営の、超アットホームな居酒屋。

電話をかけ、面接を向かえ、
なんと即採用となった。


《オヤジ》という店長と、条件などを相談した。


週4勤務
時間は5時半〜9時
テスト前でも休まない
この3つ。

⏰:10/06/26 01:56 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#31 [歩美]
オヤジ「ほんなら明日から頼むわなぁ!」

関西出身のオヤジは、最初すごく恐いイメージがあった。

無事にバイトも決まって、
家族に報告すると、
まるで就職祝いかのように豪勢な夕食となった。


春休みを直前に、
ひとつのサヨナラと、
新しいスタートを切った。


学校では、新一と別れたことが広まったけど、新一は元気そうだった。

⏰:10/06/26 07:19 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#32 [歩美]
春休みに入った。


私「生ビールお待たせしました!」

バイトは初めてのことが多すぎて大変だったけど、
春休みに入ってすぐに仕事は慣れてきた。

小さな居酒屋に、
ホールのバイトは全部で5人。その5人でシフトをまわしていた。

夜担当の人とはなかなか顔を合わすことなかったけど、
一度店で飲み会があって、
オヤジに誘ってもらって未成年の私も参加した。

⏰:10/06/26 07:24 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#33 [歩美]
その飲み会で、夜担当のひとたちともようやく顔を合わすことができた。

高校生は私だけだったから、
みんな可愛がってくれたし、
うらやましがられたりした。
その中で特に私を気遣ってくれたのが
《せっちゃん》さん
という当時大学生の男性。
周りからせっちゃんと親しまれているようで、
話した感じちょっとSっぽい肉食男子。(笑)

年上ということと、
Sっぽい雰囲気が私をメロメロにさせてしまった。

お酒を飲んでいたからなおさらフワフワして、ずっとせっちゃんの横に居座った。

⏰:10/06/26 16:24 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#34 [我輩は匿名である]
未成年が飲酒?実話ですよね?

⏰:10/06/26 16:31 📱:F906i 🆔:FnGTQ7cs


#35 [我輩は匿名である]
>>34
なんで飲酒に反応する?
実体験でも過去の話しだしノンフィクの違法話しなんか他のスレでもいっぱいあるだろww
気になさらず続きどうぞ

⏰:10/06/26 17:00 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#36 [我輩は匿名である]
>>35なんで飲酒に反応する?の質問にだけ回答すると"未成年の飲酒は法律で禁止されているから"ですよ?

⏰:10/06/26 19:26 📱:F906i 🆔:FnGTQ7cs


#37 [匿名]
高校生が調子こんで酒飲むな笑

⏰:10/06/26 19:29 📱:SH01A 🆔:8JCtm79g


#38 [我輩は匿名である]
>>36
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/9673/
ここでも違法な行為が記されてるんですがこれは、いいんでつか^^

別に養護したい訳じゃないから俺はレス自重しないが自治厨気取って無駄なレスは止めれwwやるなら徹底して言えwwwwじゃなきゃただの個人批判の粘着だろ

⏰:10/06/26 19:46 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#39 [我輩は匿名である]
>>36
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/9708/
ここも下がってるが違法行為はよ注意してくだしゃwwwwww

⏰:10/06/26 20:00 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#40 [我輩は匿名である]
>>36
bbs1.ryne.jp/r.php/novel-nf/9668/
見つけたwwwwww
ここの#10見てくれww
全く同じケース!
早く『未成年の飲酒は法律で禁止ですよ!』(キリッ
とか言って来てくらさいwwww

⏰:10/06/26 20:22 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#41 [我輩は匿名である]
P906気持ち悪いW熱くなりすぎ

⏰:10/06/26 20:55 📱:SH903i 🆔:Bo0luIpk


#42 [我輩は匿名である]
>>38-40頭悪そうに見えるからやめとけ

⏰:10/06/26 20:57 📱:N03A 🆔:X6MWQTqo


#43 [我輩は匿名である]
>>41
W←これなに?
>>42
中卒で童貞、ニートですがなにか?

⏰:10/06/26 21:01 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#44 [我輩は匿名である]
言っとくけど俺をあまりナメないほうがいいよ
vipでコテハンやってるしこのスレ潰すくらいの影響力は持ってるから
くだらないことで刺激して後悔しないようにね

⏰:10/06/26 21:08 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#45 [我輩は匿名である]
>>43
意味って(笑)多用してるお前なら意味分かるんじゃないの(笑)(笑)


哀れあげ

⏰:10/06/26 21:09 📱:N03A 🆔:X6MWQTqo


#46 [我輩は匿名である]
俺はこれw
お前これW
知らねーで使ってんのか?なに?皮肉で真似ちゃった訳?

⏰:10/06/26 21:14 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#47 [我輩は匿名である]
>>44絶対顔気持ち悪そう

ゆうてることが
引きこもりのオタク(笑)

⏰:10/06/26 21:18 📱:P10A 🆔:kVmyygn6


#48 [我輩は匿名である]
>>47
釣れたwwwwいまだこんなコピペに釣られるやつが居るとはwwwwwwwwww
vmz.jp/..
コピペにマジレス乙
m9(^Д^)

⏰:10/06/26 21:23 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#49 [我輩は匿名である]
迷惑なので言い争いはいい加減にしてください。

⏰:10/06/26 21:23 📱:T001 🆔:izmHusfA


#50 [我輩は匿名である]
>>49
>>38

⏰:10/06/26 21:28 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#51 [我輩は匿名である]
>>50
あたしは主さんの小説が読みたいからあなたたちのしてる言い争いは迷惑だって言ってるんです!
それを自治厨と言うならあなたはあたしから見たらただの荒らしです!

⏰:10/06/26 21:38 📱:T001 🆔:izmHusfA


#52 [我輩は匿名である]
>>51
いや…自治厨の下りじゃなくレスは、自重しないと書いてたのにレスする奴が居るから答えたまで

⏰:10/06/26 21:43 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#53 [我輩は匿名である]
>>52
あなたが挑発的なレスするから他の人がレスするんですよ!
自重してください!
あたしはこれを最後にここにはもうレスしませんから!

⏰:10/06/26 21:47 📱:T001 🆔:izmHusfA


#54 [我輩は匿名である]
じゃあ解った俺もレスは、自重しよう!
そのかわりに中傷した人が謝罪を主さんと俺にしたら自重する。
俺も悪のりして言い過ぎてすいませんでした!
主さんにもせっかく書いてたのに邪魔してすいませんでした!

後はキモいとか頭わるそうとか荒らしとか言った方々が謝りに来て下さい

⏰:10/06/26 21:53 📱:P906i 🆔:hrCayX9s


#55 [歩美]
もう荒れてしまいましたけど、私は気にせず書いていきますので、読んでくださってる方はどうかこれからもよろしくお願いしますm(_ _)m

⏰:10/06/26 22:55 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#56 [歩美]
2≫無い物ねだり。〜続き〜



せっちゃんは、フワフワしてほろ酔いの私に対して、
誰が見てもあからさまな感じで口説き始めた。

せっちゃん「あゆちゃ〜ん、ほんとに彼氏いないの?」

私「いません。」

せっちゃん「まじでぇ〜?俺もいないよ〜。俺の女になるかぁ?(笑)」

周りも笑ってはいたけど、
だんだん私たち2人をほったらかしにし始めた。

⏰:10/06/26 22:59 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#57 [歩美]
「勝手にやってくれ」

みたいな感じで。

ただオヤジは、
私を娘のように扱ってくれていたから、時々こっちを気にしてくれた。

でも私もフワフワだし、
たぶんせっちゃんもフワフワ。
だからあんまり他のみんなのことなんて気にならなかった。


当たり前のようにせっちゃんと番号を交換して、
もうカップルか!ってぐらいベタベタしていた。

お酒ってこわい。

⏰:10/06/26 23:03 📱:F02A 🆔:d3zQKY3A


#58 [歩美]
途中トイレに行った時、
この数時間のせっちゃんとの会話とかを思い返した。

私、
『俺の女になるか?』
ってフレーズがビシッと胸にささってる。
私ってもしかして、
亭主関白な男性が好き?

新一はそんなキャラじゃなかった。なんなら真逆に近い。

新一は刺激的じゃなかった。

今の私には刺激的な年上男性が合うはず!
って決めつけて、


この飲み会の帰り道にせっちゃんから告白されてOKしたんだ。

⏰:10/06/27 23:46 📱:F02A 🆔:dgTd7eVs


#59 [歩美]
あまりにもうまくいきすぎたせっちゃんとのスタート。

翌日目が覚めると昼になっていて、ふとせっちゃんとの交際スタートを思い出した。

私、彼氏できたんだっけ。

でもね、付き合った翌日1つ気付いたんだ。

せっちゃんは、
メールもくれてなかった。

新一はマメだったから、
付き合ったらすぐにメールの嵐だったのに。

まだ寝てるのかな・・・。

⏰:10/06/27 23:50 📱:F02A 🆔:dgTd7eVs


#60 [歩美]
結局夜になっても、せっちゃんからは何の連絡もなかった。

その日はバイト休みだったから、せっちゃんが勤務する10時より少し前にメールを送ってみた。


〈起きてますか??〉


送信後、すぐに着信がきた。


せっちゃん「今からバイトだけど、どした?」


えっ・・・???
ど、どしたって・・・ナニ???

⏰:10/06/27 23:55 📱:F02A 🆔:dgTd7eVs


#61 [歩美]
まさかまさか、
昨日の告白を覚えてないとかっっ!?
酔った勢いってやつ!?


私「ど、ど、どーもしないよぉ〜(笑)」


せっちゃん「なんだよそれ(笑)今からバイトだし、また終わったら連絡する!」

一方的に電話は切れ、
私は意味不明状態。

これって、
付き合ってない感じか??

ひとまず晩ご飯を食べに降りて、お風呂に入ってじっくり考えた。

⏰:10/06/27 23:58 📱:F02A 🆔:dgTd7eVs


#62 [歩美]
もしせっちゃんが昨日のことを覚えていないなら、
まだそんなに好きじゃないし私も忘れてしまおう。

覚えているならそれでいい。


お風呂から上がると、
せっちゃんから1通メールが来てた。


〈今日夜中ちょっと会お〉

えっ?
まさかまさか早速お別れ話でっか??(笑)



夜中1時に、
こっそり家を抜け出した。

⏰:10/06/28 00:01 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#63 [歩美]
近くの公園で待ち合わせた。

ここは、
新一と付き合った思い出の場所だ・・・。

せっちゃんは原付に座ったままで、私はベンチに腰掛けた。


せっちゃん「とりあえず、
昨日言ったことはマジだから。」

私「昨日言ったこと?」

せっちゃん「俺の女になってくれって。」

私「・・・覚えてないのかと思った。」

せっちゃん「んなわけねーだろ(笑)」

⏰:10/06/28 00:07 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#64 [歩美]
覚えてくれてたみたいで、
とりあえず一安心。

せっちゃんは、
あんまりメールとか連絡はマメじゃないって言った。

私は少しそこが気になったけど、それ以上に、せっちゃんのことをもっと色々知りたかった。

だから、大学生で遅くまでバイトしてるせっちゃんには、
いつもどこか遠慮してしまっていた。
会いたいとも言えない。
もっと話したいとも言えない。

付き合って2週間くらいで、寂しさが溢れてきた。

⏰:10/06/28 00:10 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#65 [歩美]
春休みが明けて、
仲のいい友達には彼氏ができたことを一応報告した。

と同時に、
寂しいってことも話した。

相談しながら自問自答していた。そういえば私って、せっちゃんのことほとんど知らない。

まだ2回くらいしか2人で会ってないし、
しかもキス止まり。


次にせっちゃんと会った時、
私は色々不満だったことを泣きながら明かしてしまった。


せっちゃんは、
「わかった。とりあえずゆっくり話せるとこ移動しよ。」
と私の手を握った。

⏰:10/06/28 00:19 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#66 [歩美]
せっちゃんのバイク(二人乗り可)にまたがって、しばらくすると、そこはホテル街だった。
行ってみたいとは思っていたけど、まさかこんな日に来るとは思ってもいなかった。

せっちゃんは慣れた感じですぐに部屋を選び、エレベーターに乗り部屋に入るようにうながされた。


せっちゃん「さて。
まぁあゆも座れよ。」

言われた通りソファーに座ると、いきなりせっちゃんは抱きついてきた。


「ごめんな。
寂しい思いさせて。」

⏰:10/06/28 01:04 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#67 [歩美]
せっちゃんらしくない行動だった。
いつものせっちゃんはそんな人じゃない。
でも、なんだか嬉しくてまた涙が出てきた。

せっちゃんは私の涙をパパっと拭いながら、
「泣くな(笑)」
って言った。
その少し冷たいとこがせっちゃんらしい。
でも、こんな時くらいもっと優しくしてほしかった。

そのまま私の不満に対して話し合うことはなく、
初めてせっちゃんとエッチした。


新一のやり方と全然違った。

⏰:10/06/28 01:08 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#68 [歩美]
せっちゃんは終わったらすぐ煙草を吸って、イチャイチャも会話もないままシャワーを浴びに行った。

一気に孤独を感じた。
なんだか自分が惨めだった。


新一に、
会いたくなった・・・。


せっちゃんと付き合ってから、新一のことを思い出すことが増えた。

新一に飽きたのは私のくせに。束縛がうっとうしくて、
自由が欲しくて、新一と真逆なせっちゃんと付き合ったのに。

⏰:10/06/28 01:11 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#69 [歩美]
でも私はその気持ちをグッと押し殺した。

今は、せっちゃんが好き。
もちろんそれは嘘じゃないから。側にいたいと思うから。


ホテルを出ると、
せっちゃんはバイトがあるからと言って私を送って帰っていった。

なんて呆気ないんだろ。



せっちゃんと付き合ってることは、バイト先のオヤジもみんな知ってた。

⏰:10/06/28 01:14 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#70 [歩美]
バイトで一緒に入ることが多い《シゲ》さん(男性)に、せっちゃんとのことを相談した。

シゲさんはせっちゃんと同い年だけど、フリーターだから夕方も夜もローテーションしてる。せっちゃんとも仲良し。

私が不満に感じてることを、
あれこれ話した。


シゲさんは私に言った。

『それは無い物ねだりだ。』


無い物ねだり・・・
言われて図星だった。
確かにそうだ。

⏰:10/06/28 01:17 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#71 [歩美]
新一といると、
束縛されない自由
が欲しくなった。

自由になると、
刺激が欲しくなった。

せっちゃんといると、
刺激より安心が欲しくなった。安心というより、
優しくて私を愛してくれた、
新一が欲しくなった・・・。


無い物ねだりだ。

ただのワガママだ。


私「でもねシゲさん。
本当にせっちゃんのこと好きなんだよ。」

⏰:10/06/28 01:22 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#72 [歩美]
シゲさんは少し黙って、
オヤジが話を聞いていないか確認したあと、
小声で私に言った。

シゲ「せっちゃんにはな、歩美ちゃん以外に気のある女がいると思うんだ・・・」

私「・・・え・・・?」

シゲ「いやっ、
二股とかではないんだ。
元カノを忘れてないんじゃないかと思うんだ・・・。」


初耳だった。

せっちゃんとお互い元恋人の話なんてしたことないし。

⏰:10/06/28 01:27 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#73 [歩美]
そう言えば、付き合ってすぐに気になってたことがあった。

せっちゃんは一人暮らしだって言ってたのに、一度も家に入れてくれたことがなかった。

それは元カノと何か関係してるのか、シゲさんに聞いてみると、案の定。

シゲ「たぶん、
元カノの物とかそのまんまなんじゃねーかな・・・
半同棲してたし。」


は、半同棲・・・。


どん底まで凹んだ。

⏰:10/06/28 17:01 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#74 [歩美]
シゲさんに聞いたことをまとめると、

せっちゃんは約1ヶ月前まで年上彼女(想像だけど超美人)と半同棲していた。
せっちゃんが卒業したら結婚の約束までしていたとか。
でも色々あって別れてしまって、でもせっちゃんには未練があって、元カノの帰りを待ってる疑惑。

私と付き合ったのは、
元カノを忘れるため・・・?


悲しさもあったし、
悔しさや怒りもあった。

でも、別れたくない私は、
シゲさんから何も聞かなかったことにして胸にしまった。

⏰:10/06/28 17:05 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#75 [歩美]
絶対にせっちゃんを渡したくなかった。

だから、せっちゃんがもっと私を好きになってくれるように努力しようと決めた。
純粋な高校2年生だった。


シゲさんに相談してから、
今まで以上にせっちゃんに対して遠慮をするようになった。

でも、それを知ってか知らずか、日に日にせっちゃんの態度が変わってきた。


やっと私を愛してくれるようになったような。

⏰:10/06/28 17:08 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#76 [歩美]
私に会いたいからと1時間も早くバイト先にきたりした。


私は自分が優位に立ったようないい気分になっていった。


夏休みになると、

「心配だから海とか行くな」
とか、
「ナンパされたらすぐ電話しろ」
とか、今まではなかった独占欲も出てきた。

柄にもなく、
記念日にメールをしてくるのが当たり前になり、
嫌いって言ってたプリクラも大好きになった。(笑)

⏰:10/06/28 17:11 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#77 [歩美]
でも、私の目標はせっちゃんの家をクリアすること。
つまり家に入ること。

付き合って3ヶ月が経ったけど、まだ家には呼ばれていなかった。

でもこの3ヶ月で、せっちゃんのことは色々わかってきた。
バイトはオヤジの店だけじゃなく、引っ越しのバイトや夜中のカラオケもしていた。
家賃や生活費のために、それくらい働かなきゃいけないって。

疲れてるはずなのに、
せっちゃんは週に5日は必ず私に会いに来た。

⏰:10/06/28 17:15 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#78 [歩美]
せっちゃんが大学の飲み会って言っても、私は嫌な顔1つしなかった。
愛されてる自信がでてきてたから平気だった。
飲み会の後は必ず私に会いに来てくれたし、

せっちゃんは、
最初とは全く違う彼氏になってくれた。
私が理想とした彼氏。
元カノ絡み以外は、
本当に文句もなかったし、
いい彼氏だった。


なのに、
付き合って5ヶ月になる頃――。
私たちの何かが狂った。

⏰:10/06/28 17:19 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#79 [歩美]
私「なんでダメなの!?」

せっちゃん「嫌だから。」

小学校の同窓会のお知らせがあって、私は行きたいとせっちゃんに話した。

せっちゃん「まだ何年かしか経ってねぇーんだから行かなくてもいいだろ。」

私「・・・。」


1度は諦めた。


でも、日にちが迫ってきた時に気付いた!
同窓会の日は、
せっちゃんに先輩の結婚式という大切な予定があって、
実家に帰る!

⏰:10/06/28 17:23 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#80 [歩美]
実家に帰る&実家に一泊と言っていた。

・・・バレない。
行ける!!!

私は同窓会に参加の返事を出し、せっちゃんには内緒で行くことにした。



真穂「てか、バレたらまじ笑うからね〜(笑)」


バイトがない放課後、
今日は真穂と2人でマックでデート。
同窓会は真穂も参加する。
せっちゃんに黙って行くと話した。

⏰:10/06/28 17:29 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#81 [歩美]
私「せっちゃんだって元カノのこと隠したまんまだし、これでおあいこじゃん(笑)」

真穂「まぁね。それにしてもせっちゃんは変わったね〜。」

真穂には全て話してる。
だっていつでも私の味方でいてくれるもん。

真穂「楽しみだね、同窓会。」

同窓会に行きたかったのは、
みんなに会いたいってのももちろんあったけど、
小学校の時に初恋してた島田くんに久しぶりに会いたかったから。
島田くんは6年生で転校しちゃった超男前の子。

⏰:10/06/28 17:34 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#82 [歩美]
ほとんどが同じ中学に行ったなじみの同級生だけど、

島田くんみたいに途中で転校しちゃった子が何人かいて、
転校した子の同窓会の出席率もいいらしい。

だから同窓会に向けて私は張り切っていた。

せっちゃんにはバレないようにしながら。

同窓会は土曜日。
せっちゃんも土曜日が結婚式。金曜日から帰省して、日曜日に帰ってくる。
土曜日は結婚式のあと2次会や3次会があるって言ってたからそんなに連絡もないはず。

⏰:10/06/28 17:38 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#83 [歩美]
そして金曜日。
せっちゃんを駅までお見送りしていた。


せっちゃん「明日ちゃんと家にいろよ?
同窓会行ったら殺すから。」

って念押しされた。

殺されちゃうよ私(笑)

私「わかってます。」

せっちゃん「じゃあな。」


せっちゃんを乗せた電車は出発しんこーう。
私の自由な時間もスタート。

⏰:10/06/28 17:42 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#84 [歩美]
金曜日はバイトがあった。


オヤジ「せっちゃんが実家帰って寂しないかぁ?(笑)」

私「あはは。(全然寂しくないです・・・なんて言えない)」


シゲ「うまくいってるみたいだな♪」

私「シゲさんっ!
その節はお世話になりました♪(笑)」

シゲ「いつの間にかせっちゃん、歩美ちゃんにメロメロだぞっっ♪俺と夜入っても歩美ちゃんとのノロケ話ばっか!(笑)」


え、そうだったんだ。

⏰:10/06/28 19:07 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#85 [歩美]
シゲさんからそんなこと聞いて、明日の同窓会行くことにすごく罪悪感があった。

でも、行きたいし。
てか、行くし。


バイトが終わって、
家に帰った。

お風呂はいつもより長かった。女子には色々あるから(笑)


明日は6時に小学校前に集合。みんなで晩ご飯を食べて、
カラオケに行く。

それまで真穂や、
地元の幼なじみ女子で集まって遊ぶ約束だった。

⏰:10/06/28 19:13 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#86 [歩美]
――土曜日。

朝からせっちゃんはメールと電話をしてきた。

心配されて嬉しいはずが、
「うっとーしい」
としか思えなかった。
それが無い物ねだりであって、私のワガママなのはよくわかってた。


昼1時に真穂たちと待ち合わせて、いつものようにマックに入った。

それぞれが彼氏の話や、
バイトの話。
女が集まるといつまでも喋ってられる。

⏰:10/06/28 20:39 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#87 [歩美]
3≫欲張り。


「『久しぶりー!!』」

6時になり、
小学校前にぞろぞろと同級生が集まった。
全部で40人いるらしい。

店はすでに予約してあって、
みんなで移動した。


道中、私は声をかけられた。
振り返ると島田くんだった。
相変わらず男前♪♪

島田「歩美超キレイになったな!やっぱ女は変わるなっ!」

初恋の人にそんなこと言われて喜ばない奴はいない。

⏰:10/06/28 20:43 📱:F02A 🆔:9jyYKOic


#88 [歩美]
私が島田と話しながら歩いていると、真穂たちはさりげなく私たちと距離をあけて歩いた。

島田が初恋の相手ってみんな知ってる。
私に彼氏がいることも知ってる。
ほんっと、真穂を筆頭に小悪魔な女の集まりだ。(笑)


店に着くと、
とりあえず男女離れて座った。

あちこちで小学校時代の懐かしい話が飛び交う。

お酒が飲めないことをブーブー言い出す子もチラホラ。

⏰:10/06/29 00:57 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#89 [歩美]
食事を終え、
どうしても飲みたい子たちが、1番ふけ顔の同級生にお酒を買いに行かせて、
小学校近くのちょっとした広場で飲み始めた。

お酒を飲まない子たちは、
散らばってそれぞれ話し込んだり、缶けりとかしてた。


私や真穂たちはお酒グループで、どんちゃん騒ぎをしていた。

1時間ほどして、
カラオケに移動した。


門限がある子は帰っていった。

⏰:10/06/29 01:01 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#90 [歩美]
真穂「歩美、せっちゃん大丈夫なの?」

真穂が小声で聞いてきた。

6時以降、せっちゃんから着信もメールもなかった。
だからせっちゃんの存在をすっかり忘れていた。

私「たぶんせっちゃんも二次会とかで盛り上がってるんじゃないかな?」

気楽だった。


カラオケをしてかなり盛り上がってきた時、ふと携帯を見ると着信やメールがかなりあった。全部せっちゃんからだった。

⏰:10/06/29 15:20 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#91 [歩美]
〈超酔っぱらった〜〉

〈歩美愛してる

〈なんで電話出ねぇの?〉

〈もう寝たのか?〉


私は寝たことにして、
一切返信しなかった。


カラオケで、
島田と隣同士になり、お互い体くっつけて一冊の曲本を見合っていた。

トイレに行った時、
島田に外に出ようと言われた。
私は島田とこっそりカラオケの外に出た。

⏰:10/06/29 15:25 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#92 [歩美]
島田は酔っていたみたいで、
いきなりキスしてきた。

抵抗もしない私。

島田を自分のモノにしたくて、彼氏もいないと嘘をついた。
その結果、連絡先を交換して、一気に付き合う前提みたいになった。

でも、さすがにまずい。
今付き合ったら私は二股になる。そんな勇気はなくて、

「まだ再会したばっかだし!」
ってひとまずお付き合いをストップした。


島田は私のモノになる。

⏰:10/06/29 15:29 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#93 [歩美]
島田と付き合う気になった私は、まずカラオケに戻り、真穂を呼び出して抜け出した間の一部始終を話した。

真穂「まじでっ?歩美モテ期じゃん!(笑)うらやまし♪
せっちゃん捨てるの?」

私「捨てるのもなぁ〜・・・」


最低な会話。(笑)

真穂「二股は?」

私「せっちゃんにバレたら私殺されるって(笑)」


まぁ、ほどほどにせっちゃんとサヨナラしよう。

⏰:10/06/29 15:33 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#94 [歩美]
島田を選んだのは単純に外見判断だった。
島田のほうが男前。
島田のほうが私のタイプの顔だったから。

ちょうどせっちゃんに飽きていたし。

でも、シゲさんには申し訳ないな。あんなに相談乗ってくれたのに。

せっちゃんと別れるには、
まだ一歩踏み込めそうにないと気付いた。



「『お疲れーーー!!!』」


朝、解散した。

⏰:10/06/29 15:36 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#95 [歩美]
日曜日はせっちゃんとデートの約束があったから、
帰ってお風呂に入って、
メールをした。

〈昨日寝ちゃってた(>_<)〉

メールはすぐに帰ってきた。

〈今帰りの新幹線だから駅までお迎え来てくれる?〉


もう帰ってきてるんだ・・・
寝れないじゃん・・・

〈わかった〉


結局一睡もせず、
用意をして駅へ向かった。

⏰:10/06/29 19:06 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#96 [歩美]
駅でせっちゃんを待ってる間に、携帯にロックをかけた。

いつ島田から連絡があるかわからない。
いつもはカバンに入れてる携帯を、ポケットに入れた。


せっちゃんが帰ってきて、
朝ご飯を食べに行った。
結婚式が相当良かったみたいで、ずっと結婚式の話ばかりしていた。

私はどこか上の空だった。
頭の中には、せっちゃんじゃない人がいたから。


せっちゃん「歩美?聞いてる?」

⏰:10/06/29 19:10 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#97 [歩美]
私「えっ?」

せっちゃん「だから、うち来るか?って。」


ッッッッ!!?

うち!?せっちゃん家!?
まさかこのタイミングで目標クリア!?(笑)


別れる方向でいた私を、
せっちゃんは自宅に招いた。


せっちゃん「散らかってるけど。」

せっちゃんが部屋の鍵を開け、中に入れてもらった。

⏰:10/06/29 19:15 📱:F02A 🆔:OnsNRxhw


#98 [歩美]
本当に散らかっていた。(笑)

食べた物がそのままってことはなかったけど、
服やらパンツやらが散らばっていて、
教科書やルーズリーフが積み上げられていた。
さすが学生の一人暮らし。

ワンルームで、ほとんど黒か茶色が多いなか、
ちらほら赤やピンクの物が混じっていた。
きっと元カノの好みなんだろうな。
小さな加湿器とか、鏡とか。


ベッドには、枕が2つ・・・。

⏰:10/06/30 02:52 📱:F02A 🆔:eeXSZYmM


#99 [歩美]
シゲさんから半同棲していた元カノの存在は聞いていたけど、せっちゃんからは相変わらずなにも聞いてないから、
私もあえて触れずにいた。

せっちゃんは私を座らせると、お茶を出してくれた。

あんまりキョロキョロもできず、ひたすらお茶の入ったコップを凝視していた。


せっちゃん「なっ?散らかってるだろ?(笑)」

私「かなりね。(笑)」


そして進められるまませっちゃん好みの音楽を聞かされ、
せっちゃんの卒業アルバムを見たりした。

⏰:10/06/30 02:55 📱:F02A 🆔:eeXSZYmM


#100 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>50-100

⏰:10/06/30 23:46 📱:W62SH 🆔:GqtkQYcg


#101 [歩美]
しばらくまったりしていたら、突然せっちゃんが抱きついてきた。
あんまりにも急で、
私はそのまま押し倒された形になった。


せっちゃん「今から話すこと、真剣に聞いてくれるか?」

いいえ。なんて言えるわけもなく、勢いに圧倒されて首をタテに振った。


せっちゃんはようやく話してくれた。
この部屋で、元カノと一緒に暮らしていたことを。
そして、私と付き合った時はまだ元カノが好きだったことも。

⏰:10/07/01 00:08 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#102 [歩美]
知ってたけど、
知らなかったフリを通した。

部屋を見て、
ある程度予測もできたけど、
何も気付いてないフリを通した。


せっちゃん「でも今は真剣に歩美のことが好き。まじで。
こんなこと聞いて、
俺のこと嫌いになった・・・?」


私は首を横に振った。

同時に、内心で同窓会に行ったことに罪悪感を覚えた。

⏰:10/07/01 00:10 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#103 [歩美]
真っ直ぐ私の目を見て話すせっちゃんに、
申し訳なかった。


島田とはこれ以上ダメだ。
この時は本当にそう思った。
せっちゃんだけでいい。
本当にそう思った・・・。


元カノと愛し合ったベッドに私を寝かせるせっちゃん。

私は嫌だよ。
こんなベッドで愛されたくなんかないよ・・・。



せっちゃんを拒んだ。

⏰:10/07/01 00:13 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#104 [歩美]
せっちゃんは、
なんで?
みたいな顔をしたから、正直に嫌だと言った。

私「せっちゃんのことは好きだけど、この部屋は嫌い・・・。」

気まずい雰囲気になった。
重い空気。
せっちゃんは何も言ってくれなかった。


私は勝手に部屋を飛び出し、
ちょっと追いかけてくれるのを期待しながら家路についた。

せっちゃんはいつまで経っても追いかけてくれなかった。

⏰:10/07/01 00:16 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#105 [歩美]
私の方が悪いことしてるのに、せっちゃんがそれを知らないのをいいことに、
自分の独占欲だけを主張してしまった。

やっぱりせっちゃんが好き。

だからこそ元カノとの思い出があるあの部屋が許せない。
あのベッドで平気で私を抱こうとしたことが。


そんな複雑な心境から逃げたかった。
少しでも気を紛らわせて、
ラクになりたかった。


そして私は島田を利用した。

⏰:10/07/01 08:29 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#106 [歩美]
島田にメールした。

すぐに返事がきた。

島田とメールしていれば、
せっちゃんからの連絡がなくてもなんとなく平気だった。

そのまま夜になり、
ようやくせっちゃんからメールがきた。


〈本当にごめん。
もう無理か?〉


・・・正直迷った。

真っ白になるべきか、
まだ真っ白にしないべきか。

⏰:10/07/01 08:33 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#107 [歩美]
せっちゃんへの返信を考えてる間も、島田からメールはくる。

私は決意してしまった。


『バレなきゃいいや』
って。


せっちゃんとあっさり仲直りした。せっちゃんは
「そのうち引っ越すから!」
と約束してくれた。
そこまで?って思われるかもしれない。でも私は当然だと思った。
私のこと好きならそれくらいしてよって。
本当、ガキだった。

⏰:10/07/01 08:37 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#108 [歩美]
それからも島田とコソコソと連絡を取り合っていた。

ご飯に誘われて、
同窓会以来初めて2人で会うことになった。


私は賭けに出てみた。

私「実は、
彼氏がいるんだ・・・。」

島田はびっくりしていたけど、意味ありげに「やっぱり」と言った。
これで島田が引くのかどうか賭けた。



島田はあっさり引いた。

⏰:10/07/01 08:40 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#109 [歩美]
あまりにあっさりと、
「お幸せにね」
と笑顔で言われ、

なんか納得いかなかった。(笑)

でも、その日以来島田と連絡は取らなくなった。


せっちゃん一筋に戻った。


それで一件落着のはずなのに、せっちゃんを本気にさせた自信や、
浮気をしてしまったこととか、色んなことが起きた後の一筋は、あまりにつまらなかった。

⏰:10/07/01 08:43 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#110 [歩美]
人間は欲を出す。

欲を出しすぎて自滅する。

私は特に欲張りだった。

彼氏も横に置いてたい。

でもそれだけじゃ足りない。

彼氏以外にも、
私を愛してくれる人が欲しかった。

『彼氏がいてもいい。』

そう思われたかったし、
そう言われたかった。


欲張りでワガママになった私は、これから落ちるとこまで落ちる。

⏰:10/07/01 08:53 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#111 [歩美]
4≫壊す快感。


――クリスマスが近づいてきた。街はすっかり派手なイルミネーション。
カップルがイヤミな程、
やたらと目に付く。

・・・
っていう私もカップル。(笑)


クリスマスは始まりと終わりが激しい時期。

1人が寂しくて誰かと2人になりたがる始まりと、
別の人と聖なるクリスマスを過ごしたくなる終わり。
一概には言えないけど、
この二パターンは多い。

⏰:10/07/01 08:59 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#112 [歩美]
私「なにしてんの?」

新一「おぉっ、
びっくりした。
歩美か。」


新一と久しぶりに学校以外でバッタリ会った。
親友の《進藤》の家に行く途中だった。


そのまま道端で話し込んだ。


私「進藤くんも元気ぃ?
付き合ってた頃よくWデートしたよねっ!」

新一「そうだな・・・。」

⏰:10/07/01 09:04 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#113 [歩美]
私「楽しかったよね・・・」


すでに私は壊しにかかっていた。

新一には今他校に彼女がいる。それなりに男前だし、
元々モテるもん。


新一「歩美も彼氏いるんだろ?俺と話してるとこ見られたら、ヤキモチやくんじゃねぇの?(笑)」


私「ないない!
私、愛されてないし・・・。」


もちろんウソ。
ただ新一の気を引きたかっただけ。

⏰:10/07/01 09:08 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#114 [歩美]
新一「えっ?うまくいってねーの・・・?」

ひどい言い方だけど、
新一はちょろい。
情にもろいというか、
やっぱり私を特別視してくれているのが伝わってきた。


このまま押せば、
すぐ転がるって自信があった。

私「クリスマスも会ってくれないかもだし、超寒い冬だよ〜っ(笑)」


新一の態度や反応が面白くて仕方なかった。

⏰:10/07/01 09:11 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#115 [歩美]
クリスマスはしっかりせっちゃんと予定がある。
でも、
今は新一を振り回して
満足したかった。


私「新一はうまくいってるんでしょ・・・?」

わざと悲しそうに言った。

新一「えっ、・・・あ、あんまり・・・。」


『転がった』


新一の返答で確信した。

⏰:10/07/01 19:02 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#116 [歩美]
新一はその後、
進藤の家に向かっていった。

案の定、
その日の晩に新一からメールがきた。

〈俺、
やっぱり歩美が好きだ・・・〉

やった。

根が真面目な新一のことだから、すぐに彼女とは別れてくれるはず。
そして例え私が
「付き合えない」
って断ったところで、
新一はすぐには私を忘れられない。

⏰:10/07/01 21:31 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#117 [歩美]
突然別れを告げられる彼女のことを想像すると、
優越感でたまらなかった。


新一はその日のうちに彼女をフった。
バカな男。


もちろん私は新一と復縁する気はない。
私にはせっちゃんがいる。

欲しいのは、
保険。
いつでも私を受け入れてくれる逃げ場所。


私は本当に最低だ。

⏰:10/07/01 21:40 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#118 [歩美]
新一にはこう言った。

「好きだけど、今すぐ新一と戻る気はないの。でも新一を誰かにとられるのは絶対嫌!」
って。

新一はこう答えた。
「じゃあずっと待ってる。」


欲しかった答え。
私を満足させてくれる最高の答えだった。



こうしてクリスマス直前、

私は簡単に
新一カップルを壊した。

⏰:10/07/01 21:43 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#119 [歩美]
快感だった。

とにかくそれだけ。

人の不幸はおいしい。
私の場合、
恋愛の不幸に限ってだけど。


特に仲良くない同級生も、
クリスマス直前で、
彼氏や彼女とサヨナラした子が何人かいた。

そんな話を聞いては、
内心嬉しかった。


そして、
私が次に自分の手で壊したくなったのは、
友達だった。

⏰:10/07/01 23:49 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#120 [歩美]
5≫代償。


次に壊したくなったのは、
《亜里沙》という友達。
高校は違うけど、
地元で仲のいい子。

昔から私はいつも亜里沙に負けていた。
何においても。
顔も可愛いし、頭もいいし、
男女共にウケがいい。
仲良くしていたけど、
いつも心の中では「うざい」って思ってた。


――久しぶりに地元メンバーで集まった日。

⏰:10/07/01 23:54 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#121 [歩美]
クリスマスが終わり、
冬休みに入っていたその日は、みんな彼氏の話で盛り上がっていた。

ただ亜里沙だけは、
複雑な恋愛状況だった。

彼氏はいない。
彼氏みたいな相手はいる。

その相手は、
地元で有名なチャラ先輩。
《拓海先輩》
あまりに男前なチャラ先輩だから、ワンナイトラブだとしても、女子にとってはうらやましい存在。

そんな拓海先輩と、
亜里沙はセフレみたいな状況だった。

⏰:10/07/01 23:58 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#122 [歩美]
私「いや、セフレでもうらやましいし!(笑)」

みんなにそう言われて、
亜里沙はちょっと天狗になった。

私「ってか、亜里沙かわいいんだし、告ったら???」

プレッシャーをかけた。


今回は、
カップルじゃないけど、
亜里沙と拓海先輩との縁を切らせたかった。
亜里沙のためでもない。
亜里沙は拓海先輩に本気だったから、思い切り傷ついてほしかっただけ。

⏰:10/07/02 00:02 📱:F02A 🆔:P25j35mE


#123 [ゆん]
今も別れさせ屋やってんの?

⏰:10/07/02 00:23 📱:P701iD 🆔:w.pfnNaY


#124 [我輩は匿名である]
くだらん

⏰:10/07/02 00:58 📱:W62P 🆔:COUcTxvg


#125 [774ch]
読んでます
これからも楽しみにしてます

⏰:10/07/02 01:07 📱:D904i 🆔:fSkLiBL2


#126 [歩美]
拓海先輩にはいくらでも女はいる。
私のお兄ちゃんが仲良いから知ってる。
拓海先輩が亜里沙1人にしぼるはずがない。


私「告っちゃえ♪」

私に続き、
他の女子も背中を押した。


亜里沙「う、うん・・・♪」


翌日、亜里沙から一斉送信のメールが届いた。


〈ダメだったぁ〜

⏰:10/07/02 01:30 📱:F02A 🆔:P25j35mE


#127 [歩美]
やっぱり。
と私は思った。

心配してるフリをして、
亜里沙に電話をかけた。


亜里沙「やっぱり拓海先輩は亜里沙のこと好きじゃなかったみたい・・・。」


ひたすら失恋に凹む亜里沙。
ざまぁみろって思った。


期待どおり、
それから亜里沙のところに、
拓海先輩からの連絡はなくなった。

⏰:10/07/02 01:33 📱:F02A 🆔:P25j35mE


#128 [歩美]
この際、とことん追い詰めようと考えた。

私「私のお兄ちゃん、拓海先輩と仲良いから私からも言ってあげようか?」

亜里沙「え?」

私「時々だけど家に来たりするし、亜里沙が拓海先輩のことを本当に好きだって私からも話してあげるよ!」

亜里沙「でも・・・」

私「こういうのって、又聞きの方が嬉しいんだよ♪」

亜里沙「そっか!じゃあ歩美、お願いっっっ!!」

⏰:10/07/02 01:37 📱:F02A 🆔:P25j35mE


#129 [歩美]
私は、亜里沙のことをお兄ちゃんに話した。
面倒くさがりのお兄ちゃんは、「そんなのお前が言えよ」
って言った。
だからお兄ちゃんに拓海先輩の連絡先を聞いた。

狙い通り。


私は早速、
拓海先輩に電話をかけた。

拓海先輩「もしもし?」

私「あっ、急にすみません。
優の妹ですけども。」

拓海先輩「えっ!?あゆちゃん?なになにどーした!?」

⏰:10/07/03 00:54 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#130 [歩美]
拓海先輩と直接会話なんてしたことないし、
家に来てても挨拶程度だったのにさすがチャラ男。
記憶力もノリもハンパなかった。(笑)


私「あのー、
亜里沙ってわかります?」

拓海「亜里沙?
あっ、松田?」

私「そうです!その亜里沙から頼まれたんですけどね、(ウソ)拓海先輩とどうしても付き合いたいから私からも言ってって言われたもんで・・・」

↑亜里沙が聞いたら驚くようなウソだった。

⏰:10/07/03 00:58 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#131 [歩美]
拓海先輩「あっ、そうか。
あゆちゃん、アイツと同い年か。わりぃなー巻き込んで(笑)
丁重に断ったんだけどなぁ・・・。」

私「そうなんですか・・・。
理由ってなんですか?
もちろん亜里沙本人には言わないですよ!(てか、私が聞きたいだけだし)」

拓海先輩「実はさ、
俺、彼女いるんだ。
まっ、遠距離なんだけどね。
だからちょっと遊んでしまったって感じでさ〜・・・。」


そうだったんだ。
チャラ男にも本命がいたんだ。

⏰:10/07/03 01:01 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#132 [歩美]
私「そうだったんですね!
じゃあ亜里沙は諦めた方がいいって言うべきですよね?」

拓海先輩「悪いな。付き合うとかは考えてないなぁ。」

私「わかりました!
すみません、急に・・・。
じゃあまたお兄ちゃんをよろしくです♪」


電話を切り、
すぐ亜里沙にかけた。


亜里沙「ど、どうだった?」

私「亜里沙、拓海先輩ね、
亜里沙のことは最初から体目当てでタダのヤリ友にしか見てなかったって・・・
最低だよあんな男!!!」

⏰:10/07/03 01:05 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#133 [歩美]
いや、
最低なのはこの私。(笑)

拓海先輩が言った言葉を、
わざと亜里沙が傷つくように伝えた。
亜里沙は大泣きしていた。
心にもないのに、
「大丈夫?」
とか聞いてみた。

大丈夫そうではなかった。


亜里沙はしばらく泣き続け、
やがて電話を切った。


あんなチャラ男にひっかかったんだから、自業自得だよ。

⏰:10/07/03 01:08 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#134 [歩美]
私はひと仕事を終えて、
より一層最低な女として、
新しい年を迎えた。


〈せっちゃん〉
という彼氏と、
〈新一〉
という私を思い続けてくれる男と、
〈亜里沙〉
という失恋した女。

望み通りだった。


新年、
せっちゃんと初詣に行った。


すでにこの時、私の周りでは大変なことが起きていた。

⏰:10/07/03 07:48 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#135 [歩美]
地元の女友達からのあけおめメールが、
ほとんど来なかった。
私は送信してるのに、
返信すらなかった。

亜里沙からも。


なんだか嫌な予感がした。


そんな新年早々、
くだらないことが原因でせっちゃんとも喧嘩をし、
最悪の新年の始まりになった。


真穂「それって、その亜里沙の仕業じゃないの?」

真穂に相談がてら、
亜里沙の話をした。

⏰:10/07/03 16:50 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#136 [歩美]
私「どうゆう?」

真穂「ん〜、歩美に拓海先輩を寝取られた!とか言いふらされたのかもよ?」

私「はぁっっ!?」


真穂の予想は的中していた。

亜里沙は、
私を悪者にした。

実際のところ、確かに私は勝手に話をすり替えて悪者だけど、寝取ったりなんてしてない。
だいたい拓海先輩はお兄ちゃんの友達。

⏰:10/07/03 16:54 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#137 [歩美]
そんなガセネタが出回っていることを教えてくれたのは、
地元の男友達だった。

たまたま会って、
その時に聞かれた。

男友達「なんか、お前が亜里沙の彼氏を寝取ったとか噂なってっけどマジか?」


やられた。
そう思った。
亜里沙は私に頼まなきゃよかったって思ったに違いない。
それで逆恨みなんだ。

私は男友達に弁解したけど、
冬休みが明けても、
地元の女友達からは一切連絡はこなかった。

⏰:10/07/03 16:58 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#138 [歩美]
1度、亜里沙にメールをしてみたけど、
すでにアドレスは変わっていた。電話も恐らく着信拒否していた。

あっそ。
別にいい。
高校にだって友達はいる。
噂を信じる奴は勝手に信じればいい。
でも、
亜里沙だけは絶対許さない。
時間はかかったとしても、私は亜里沙を立ち直れないくらいに傷つけたい。


高校生頃のこういう陰でのいじめまがいな事は、
されたほうはかなり精神的にやられる。

⏰:10/07/03 17:02 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#139 [歩美]
噂は怖いもので、
徐々にどこからか高校にも入ってきた。

しかもかなりひどい噂に発展していた。

「亜里沙の彼氏をとった」

「男なら誰でもいいらしい」

「人の彼氏を取りまくっている」

とかたくさん。

てか、拓海先輩は亜里沙の彼氏じゃないじゃん。(笑)
ただの遊ばれた女じゃん。

⏰:10/07/03 17:04 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#140 [歩美]
噂は真穂の耳にも入った。
真穂は全ての事実を知ってる。さすがにこんなガセネタはひどいと私をかばってくれたけど、
他の友達は、
「自分も彼氏をとられるかもしれない」
とか言ってだんだん離れていった。


「男たらし」

「男好き」

「悪趣味」


陰で色々言われた。

⏰:10/07/04 00:40 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#141 [歩美]
私が男子と話すだけで、
私は周りから白い目で見られるようになった。
学校が嫌になった。



―――バレンタイン。



せっちゃん「ごめんな・・・」


私はせっちゃんに別れを告げられた。
何もかもうまくいかなくなった。
もう私には真穂と新一しかいなかった。
新一はまだ私を待っていた。

⏰:10/07/04 00:44 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#142 [歩美]
あのとき、おとなしく新一とよりを戻してれば良かったのかもしれない。

私はバイトを辞め、
学校も辞めた。

壊し屋の代償は大きかった。


空っぽになった。
真穂は毎日メールや電話をくれた。
新一も毎日連絡をしてきたけど、その時の私は逃げ場所なんていらなかった。


とにかく私は、
無差別に仕返しがしたかった。

⏰:10/07/04 00:50 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#143 [歩美]
私は夜の仕事を始めた。

失うものがなければ、
恐いものもない。
ただ突っ走れる。

すぐに金銭感覚はおかしくなり、家賃15万の部屋に1人で暮らし始めた。
欲しい『物』はすぐに手に入った。
いい客をたくさんつかまえた。
自分をよく見せたり、
偽ったりするのなんて簡単。
脱ぐのも簡単。

顔もいじって、
私は男をとっかえひっかえしてそれなりに楽しんだ。

⏰:10/07/04 00:55 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#144 [我輩は匿名である]
 
 一気に読みました
 つづき気になる
 
 

⏰:10/07/04 02:36 📱:K002 🆔:QNzYv7lg


#145 [歩美]
6≫再発。


淡々と日々を送り、
夏が過ぎ、秋も過ぎ、
いつの間にかまた寒い季節になっていた。
今頃、学生をしてる同級生たちは、進路や就職とかで頑張ったり悩んだりしてるんだろう。

私は違う。
仮にも社会人。
店の売り上げを考え、
自分の株を上げる術を模索する。
学生真っ只中のアイツらより、よっぽど頭使ってる。


地元から離れて新しい人生を進んでいたけど、
姉が結婚することになり久々に地元へ帰った。

⏰:10/07/04 22:02 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#146 [歩美]
駅で同級生を見かけた。
あっちは全く私に気付いてない。
今の私はアイツらとレベルが違う。そう自信を持っていた。

実家は久しぶり。
結婚式の前日に帰宅した。
家族は、
私が整形したことを知らない。
玄関先まで迎えに出てくれた母はかなり驚いていた。

明るくなった髪、
濃くなった化粧、
派手になった服装、
そして、変わった顔。


でも、何も言わず笑顔で
「おかえり」と言った。

⏰:10/07/04 22:06 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#147 [歩美]
お父さん、お母さん、
ごめんね。


結婚式前夜、
家族5人で夕食に出かけた。
近所の焼き肉屋。
昔はよく食べにきたよね。


席に座るとすぐに、お父さんとお兄ちゃんはタバコを吸い始めた。
私も自分のタバコを出した。


母「タバコも吸うの?」

心配するような表情。

私「・・・うん。」

⏰:10/07/04 22:09 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#148 [歩美]
お兄ちゃん「家族5人中、3人喫煙かよ(笑)
多数決じゃん(笑)」

お兄ちゃんが笑いながら言ってくれて、空気が少し和やかになった。

今の私にとって、焼き肉なんていつでも食べれるもの。
だけど、こんなにおいしかったっけ・・・。
家族の大切さが身にしみた。


「はい上ミノお待たせし・・・
歩美ちゃん・・・??」


上ミノを持ってきた店員が私の名前を呼ぶ。

⏰:10/07/04 22:14 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#149 [歩美]
《進藤くん》だった。
新一の親友。

私「進藤くん!
ここでバイトしてんの!?」

進藤「うん!声かけてもし歩美ちゃんじゃなかったらどーしよーと思ったよ(笑)
綺麗になったね。」


新一とは時々会ってたけど、
進藤くんと会うのは久しぶりだった。
私からアドレスを聞き、
進藤くんの連絡先をゲットした。
進藤くんは新一より男前。
綺麗になったね。って言われて、ちょっと嬉しかった。

⏰:10/07/06 00:02 📱:F02A 🆔:V800orH2


#150 [な]
>>70-150
失礼しました

⏰:10/07/06 01:34 📱:SH001 🆔:isWbPwRo


#151 [歩美]
店を出て、家に帰った。
久しぶりの自分の部屋。
お姉ちゃんの荷物はほとんどなくて、部屋が広くなっていた。

お姉ちゃんが入ってきて、
2人で一緒に過ごした間の思い出話をした。
お姉ちゃんはいつも優しかった。今も変わらない。


姉「私いなくなるしさ、1人部屋になるわけだし、
帰ってきたら?」

優しく微笑むお姉ちゃん。
お姉ちゃんも、家族みんな私の今の仕事を知らない。
言えない。

⏰:10/07/06 01:38 📱:F02A 🆔:V800orH2


#152 [歩美]
だから私はBARでバイトしてることにしていた。

ここに帰ってくれば、
確かに心はあったかい。
うん。
帰ってこよう・・・。


お母さんに帰ってきたいと話そうとしたら、
お母さんから言ってくれた。

『帰っておいで』

優しく微笑むお母さん。
隣でうなずくお父さん。
私には、家族がいたんだ。
こんなにも暖かな帰る場所があったんだ。
両親の前で泣いたのは、
小学校ぶりだった。

⏰:10/07/06 01:42 📱:F02A 🆔:V800orH2


#153 [歩美]
翌日、
お姉ちゃんの結婚式に参列した。
綺麗なウエディングドレス。
世界で一番似合ってると思った。
いつか自分も着たいな・・・。


私はお姉ちゃんがお嫁さんにいってしまうことが寂しくて、
式の間は泣きっぱなしだった。横を見ると、
お兄ちゃんも少し鼻をすすってた。


最高の結婚式だった。

披露宴が終わり、
私たち家族は帰宅した。

⏰:10/07/06 01:45 📱:F02A 🆔:V800orH2


#154 [歩美]
実家に帰ってくるにしても、
色々と済ませないといけないこともあるから、
私はその日のうちに自宅のマンションに帰宅した。

来月には帰ろう。
両親とも約束をした。


まず、店に報告した。
交通費関係が変わってくるから。

そして、真穂に報告。
真穂はすごく喜んでくれた。
それから新一。
と、進藤くんにもメールをしておいた。

⏰:10/07/06 01:48 📱:F02A 🆔:V800orH2


#155 [歩美]
進藤くんとのメールは日が変わるまで続いた。

私が新一と付き合ってた頃の彼女とまだ付き合っていた。

でも、
『あんまりうまくいってない』という言葉で、

また私の悪い癖に火がついてしまった。
――再発した。


だんだん私から送信するメールは進藤くんを誘惑するような感じに。
進藤くんもまんざらじゃない反応だった。

⏰:10/07/06 01:51 📱:F02A 🆔:V800orH2


#156 [歩美]
真夜中になり、
進藤くんは電話で話そうと言って、電話に切り替わった。

進藤「歩美ちゃんこっち帰ってくるんなら、1回飯でも行こーよ!」

私「うん♪
でも、彼女は大丈夫?」

進藤「別に黙って行くし、
平気平気っ!」

私「彼女に悪いなぁ〜っ。
でも進藤くんとご飯行けるの嬉しいよっ!」


彼女に悪いなんてこれっぽっちも思っちゃいません。(笑)

⏰:10/07/06 01:55 📱:F02A 🆔:V800orH2


#157 [歩美]
進藤「でも・・・歩美ちゃんと会うなんて新一に言ったら俺殺されるかも(笑)」

私「なんで?新一と私はただの友達だよ。」


きっと進藤くんは、
新一から私とのことを聞いてるんだ。
どこまで聞いてるんだろ。
まぁいっか。

私「じゃあ新一にも黙ってれば、話ややこしくなんないじゃん!」

そのほうが私も別れさせる仕事しやすいんだよね。

⏰:10/07/06 03:40 📱:F02A 🆔:V800orH2


#158 [歩美]
とりあえず私は引っ越しの準備に入った。
全部業者に任せるし、
荷物はある程度まとめればいい。
親しくしてた客と、
遊び仲間にも報告した。


店は辞めないから、
店繋がりの仲間とは、
これからも今まで通り。
だから金銭面も今まで通り。
BARでバイトにしては稼ぎすぎてるから、
念の為給料の8割を自分の銀行口座に振り込んでもらう形にして、その通帳は信頼できるママに預けた。


もし家族に通帳を見られたりしたら大変だもん。(笑)

⏰:10/07/06 03:47 📱:F02A 🆔:V800orH2


#159 [歩美]
そして1人暮らし最後の1ヶ月を有意義に過ごした。

何か思い出を残したくて、
夏に彼女と別れさせて手に入れた《良平》を呼び、
思い出作りの夜を過ごした。

紹介が遅れたけど、
良平は元々店の客だった。
私の10個上。
店の先輩と付き合っていたのを別れさせた。
私は良平には恋愛感情は一切なかった。

でも、
体の相性は良かった。
だから思いっきりヤッておきたかった。


私「彼女作ったら許さないからね。」

⏰:10/07/06 04:26 📱:F02A 🆔:V800orH2


#160 [歩美]
それが私の決まり文句だった。
その通りに従う男がいい。

約束を破ったら、
彼女に電話やメールをして
「私が彼女なんだけど!」
とか
修羅場を作った。

プライドの高い女ほど、
すぐに身を引くからラクに壊せる。
良平もそんな別れさせ方だった。
いまだに彼女は、
良平と浮気して、2人を壊した女が後輩の私だって気付いてない。


良平は約束した。
「ずっとお前のこと待ってるから」
って。

⏰:10/07/06 04:32 📱:F02A 🆔:V800orH2


#161 [あー]
>>1-60
>>60-100
>>101-150
>>151-200

⏰:10/07/07 01:30 📱:SH004 🆔:U55RueiU


#162 [歩美]
――そして実家へ帰った。


荷物をある程度片付け、
真穂と出かける。

「いってきます」

こんな言葉発したの久しぶりだし、ちょっと照れくさかった。

真穂とマックへ行く。
真穂は未だに彼氏はいない。
キレイだし、モテるのに彼氏を作らない。
興味ないって。
いつも冗談で「だって歩美に別れさせられるじゃん(笑)」とか言う。(笑)

⏰:10/07/08 00:15 📱:F02A 🆔:E22sZHMU


#163 [歩美]
真穂とは1人暮らしの時もたまに会ってたし、連絡も頻繁にとっていたけど、
《進藤》との話はまだしていなかった。

だから進藤の話をした。

真穂は相変わらず反論なんてしない。
と思ってたら、
「新一の親友に手ぇ出したらヤバいんじゃない?」
って忠告された。

ヤバいのかなぁ?
でも、新一と付き合ってるわけでもないし、
今私フリーだし。
彼女いるってとこも私的には魅力だし。(笑)

⏰:10/07/08 00:19 📱:F02A 🆔:E22sZHMU


#164 [歩美]
すぐに話は変わって、
夕方まで語り合って、
カラオケに行って帰宅した。


明日からまた店だ。


実家に戻ってきたと話すと、
新一はすぐに会いたいと言ったけどなんとなく断った。
今私は新一を欲してない。

進藤を横取りしたいだけ。

進藤とメールして、
意外とトントンビョウシに今から会うことになった。


化粧を直して、
待ち合わせ場所に向かった。

⏰:10/07/08 00:23 📱:F02A 🆔:E22sZHMU


#165 [歩美]
進藤「よっ!」

2人でご飯を食べに行くことにした。
彼女に会わないよう、
電車に乗って地元から離れた。
私は別に会ってしまってもかまわないけど、
進藤は彼女にバレたくないみたい。
なんか愛してるゆえに隠すって感じがして、ちょっと腹がたった。

だって、別れてもいい彼女だったら女とご飯行くとこ見られても平気でしょ?


でも絶対別れさせてやる。

⏰:10/07/08 00:27 📱:F02A 🆔:E22sZHMU


#166 [歩美]
私も進藤も、どちらかというとふけ顔だから、
なんなく居酒屋に入った。

乾杯をして、
まずは世間話。
それからお酒がすすむにつれて、私の整形の話。
整形っていっても、
少ししかいじってない。
でもぱっと見誰かわかんなかったって言われた。

進藤は私より酒が弱かった。
私は店で鍛えられたから、
ちょっとやそっとじゃ酔わない。


でもホロ酔いの演技をし始めた。

⏰:10/07/08 00:30 📱:F02A 🆔:E22sZHMU


#167 [歩美]
進藤はかなり酔ってきたのか、彼女の愚痴を話し始めた。
これは重要な情報だからしっかり聞いておかないと。

愚痴は、
どれもカワイイもんだった。
しかも、聞いてる限りでは進藤は彼女のことちゃんと好き。

「でも〜なんだかんだ言ってアイツは・・・」

のフレーズが非常に多かった。イライラしてきた。
何が何でも別れさせて、
進藤を振り向かせたくなった。

好きでもなんでもないけど、
自己満のために。

⏰:10/07/08 00:34 📱:F02A 🆔:E22sZHMU


#168 [みな]
共感。すげーや

⏰:10/07/08 13:31 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#169 [我輩は匿名である]
続き気になる!
頑張ってください(o・ω・o)

⏰:10/07/08 23:05 📱:P906i 🆔:OObqhAaU


#170 [歩美]
感想ありがとうございます
励みになります。
これからもよろしくお願いします

⏰:10/07/09 09:47 📱:F02A 🆔:t8vOu3N2


#171 [このみ]
なんだかすごく、分かります
私も、相手に彼女いるときは、惹かれて、自分のものにしようとするのに、いざ自分のものになるとあっけなくてつまらなくて、でも、別れた所で相手が他に惹かれたりするのが腹が立って、どんどん自分の器?とにかく、小さくて、何がしたいのかわからない自分にイライラしてました

長文すいません何か共感しすぎてつい (´;ω;`)続き楽しみにしています!

⏰:10/07/09 17:21 📱:N08A3 🆔:qzRgCPcI


#172 [我輩は匿名である]
>>171
長いのやめて

⏰:10/07/09 19:45 📱:SH02A 🆔:☆☆☆


#173 [なみ]
これ見てみて〜〜〜〜♪

私も出てるんだ〜〜〜!

パリスヒルトン最近の流出動画だよ!!

s1.shard.jp/..

⏰:10/07/10 12:45 📱:PC 🆔:gRrquGpY


#174 [歩美]
6≫再発。〜続き〜


居酒屋に入って3時間くらい経った。
私はしらふだけど酔ってるフリ。
進藤は普通に酔ってる。

そろそろ『仕事』に入ろう。
「彼女がうらやましいなぁ・・・」

獲物・・・じゃなくて、
進藤はいい反応をしてきた。

進藤「えっ?
な、なんでだよー。(笑)
俺からしたら、歩美ちゃんと付き合える男がまじでうらやましいし!!」

⏰:10/07/10 14:44 📱:F02A 🆔:6Ra6TbJQ


#175 [歩美]
私「お世辞でも嬉しいよ♪
なんか彼氏できる気がしないんだよね〜最近(笑)」

進藤「そんなことねぇって!
歩美ちゃん、前からだけど可愛いしキレイだよ!」

私「もぉ〜照れるし!(笑)
今だから言えるけど、
私進藤くんって超タイプでいいなぁって思ってたんだよ。
新一には内緒だけどっ。」


進藤は飲んでた酎ハイを一旦置いて、私の顔をじっと見つめてきた。


進藤「やべぇ。んなこと言われたら惚れちゃうじゃん。」

⏰:10/07/10 14:49 📱:F02A 🆔:6Ra6TbJQ


#176 [歩美]
わざわざ言わなくてもわかってた。
進藤が私に
『オチた』ことくらい。

それから進藤は彼女の話を全くしなくなり、やたら私の機嫌をとってきた。
気持ちが良かった。

でも、今日中に身も心も手に入れるつもりはなかった。

もっと楽しみたくて。
もっと快感を味わいたくて。

だから今日は、
その気にさせるだけ。

次会うまでに彼女と別れさせたらゲームクリア。
あとはその時の気分で扱う。

⏰:10/07/10 14:52 📱:F02A 🆔:6Ra6TbJQ


#177 [歩美]
私は気付いてた。
進藤の携帯がポケットでずっと着信受けてること。

進藤は出なかった。


私たちは居酒屋を出て、
電車がなくなる前に地元に帰ることにした。

行きはあんなに地元をビクビクしてた進藤が、
帰りは酔ってるのもあるかもしれないけど、堂々と歩く。
このまま見られちゃえばいいのに。(笑)

進藤「門限大丈夫?」

私「大丈夫だよ。
てかさ、さっきから携帯鳴りまくってるよね?
彼女じゃないの?」

⏰:10/07/10 15:03 📱:F02A 🆔:6Ra6TbJQ


#178 [歩美]
進藤はバレてたことにちょっと焦っていた。

進藤「あーいいのいいの!」

私「私、
2番目なんて嫌だよっ♪
今日は帰ろっ!
ばいばーい!」


進藤は私を引き止めたけど、
『2番目なんて嫌』という、
意味ありげな言葉を笑顔で残して、
そのまま帰宅した。


これも作戦。
これからが楽しいんだから。

⏰:10/07/10 15:07 📱:F02A 🆔:6Ra6TbJQ


#179 [名前のない生活]
気になる

⏰:10/07/10 17:04 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#180 [歩美]
帰宅後、
お風呂に入って店用の携帯で、客にメールをする。

来週の同伴の予定をつける。

店用のスケジュール帳に予定を書き込んで、
プライベートの携帯を手にする。

何をするかって?
すぐわかるよ。


〈今日はありがとう
さっきは変な事言っちゃってごめんなさい。
進藤くんに彼女いることわかってたのに・・・気持ちが走っちゃって・・・〉


進藤にメール送信。

⏰:10/07/10 19:58 📱:F02A 🆔:6Ra6TbJQ


#181 [歩美]
私の予想では、
進藤は帰宅後に彼女と電話で話したはず。
うまくいけば、
進藤は彼女にそっけない態度になり、
2人はギクシャクしたまま電話を切ってる。はず。(笑)

メールはすぐに帰ってきた。

〈電話してもいいか?〉

どーぞどーぞ。

進藤から着信。


進藤「今日楽しかったよ!
もっと一緒にいたかったけど〜(笑)」

⏰:10/07/10 20:00 📱:F02A 🆔:6Ra6TbJQ


#182 [歩美]
最初はふざけた感じの会話だったけど、だんだん進藤の声の感じが変わっていったのがわかった。

進藤「あれから彼女と電話してさ・・・―――・・・」

私の予想はど真ん中的中していたみたい。(笑)


まぁ、
彼女もさすがに感づくよね。
他の女と会ってたことくらい。
あとはその女が誰なのかわからないくらいで。
まさか顔見知りの犯行だなんて思ってないだろうけど。

⏰:10/07/10 20:03 📱:F02A 🆔:6Ra6TbJQ


#183 [歩美]
私がさっきメールを送ったのは、彼女とギクシャクした心境の進藤に私を意識させるため。

見事に期待に応えてくれた簡単な男だった。


進藤は電話で言った。


『歩美ちゃんと付き合いたい』

もちろん彼女とは別れるって。心の中で大はしゃぎした。

進藤と付き合いたいなんて思ってない。

⏰:10/07/10 20:08 📱:F02A 🆔:6Ra6TbJQ


#184 [まみ]
最低
こんな女がおるなんて引いた
地獄に落ちればいい。
まいた種は自分に返ってくるよ

⏰:10/07/11 13:38 📱:SH905i 🆔:Lhl.3FWg


#185 [ちゃーん]
最悪かもしれんけど
いろんな意味で
おもろいやん(笑)

しかも過去の話なんやし
地獄に落ちればとか
現実なこと言うて
気悪いわ(゜_゜)

⏰:10/07/11 13:54 📱:F06B 🆔:3mLA5xbM


#186 [我輩は匿名である]
地獄に落ちろとかw騙される男が悪いんやてwで、そんな男を選んだ女もしょーもないww
主、楽しく読んでます。頑張って⊂(^ω^)⊃

⏰:10/07/11 14:01 📱:821P 🆔:Cc7BkPX.


#187 [歩美]
だけど、
付き合ってみるのもおもしろいかも?って思ってきた。

でも新一はどうする?

付き合ってしまったら、
新一との心地良い関係は終わるよね。

夜働いてることは?
進藤みたいなタイプはきっと反対するよね。

問題があるけど、
とりあえず私は、
進藤が彼女とちゃんと別れるのを待つと返事した。


彼女と別れても、
そんなすぐに次の彼女になるってのもなんか嫌だった。

⏰:10/07/12 01:15 📱:F02A 🆔:JLF19vlQ


#188 [歩美]
電話を切ると、
タイミング良く新一からメールがきていた。

〈もう寝たかな?
近々逢いたい〉

何も知らない新一。

あなたの元カノは、
今あなたの親友を手に入れようとしています。

・・・なんて言えない(笑)


新一を失うのはイタいと思っている自分がいた。


あくまで私は、
長く付き合っている進藤カップルを別れさせたいだけ。

⏰:10/07/12 01:18 📱:F02A 🆔:JLF19vlQ


#189 [歩美]
7≫友情の破壊。


実家に帰ってきて初めて新一と会った。

もちろん今でもやることは変わらない。
ただ、恋人じゃないからお互い家へは行かない。
私も1人暮らしじゃなくなったし、ホテルへ行く。


新一「待ってたらいつか歩美は戻ってきてくれんの?」

久しぶりにこんな質問。

いつか・・・?
そんなのわかんない。

⏰:10/07/12 01:23 📱:F02A 🆔:JLF19vlQ


#190 [歩美]
新一とこうやって体を重ねるのは嫌いじゃない。
新一といると心地良い。

なのに彼女にはなりたくない。なんで?
それが今さらわからなかった。

新一は私を愛してくれる。
受け入れてくれる。
それだけで充分なはずなのに、何かが足りなかった。


夜まで過ごし、
いつも通り途中まで送ってもらい家に帰った。


家に帰ったら進藤にメールを返した。

⏰:10/07/12 03:00 📱:F02A 🆔:JLF19vlQ


#191 [歩美]
進藤から電話がかかってきた。

「今日新一といたんだ?」

新一から聞いたみたい。

「何してた?」
「どこに行った?」
「なに話した?」


ちょっと待ってよ。
彼氏になったつもり?
なんでそんなに偉そうに言われなきゃなんないの?
私が新一と今も繋がってるって知ってたでしょ?


急に変わった進藤の態度に、
苛立ちを感じた。

⏰:10/07/12 03:03 📱:F02A 🆔:JLF19vlQ


#192 [歩美]
私「新一とホテルに行った。」
どうせ新一から聞くんだし、
私は事実を答えた。

進藤は声をあらげていた。
意味わかんない。
あんただってまだ彼女と別れてないじゃん。

私「進藤くんだって、
彼女と別れてないでしょ。」

進藤に対して恋愛感情がないおかげで、キツく言い返すことができた。
進藤は黙った。

しばらくして、
「今から別れる!」
と言って一方的に電話を切られた。

⏰:10/07/12 03:07 📱:F02A 🆔:JLF19vlQ


#193 [まりん]
全部読みました
面白いです
更新頑張って下さい

⏰:10/07/12 10:29 📱:P03B 🆔:gA1cPXcA


#194 [歩美]
え?もう別れるの?

そんなに私の彼氏になりたいの?
見守るタイプの新一と違って、ガツガツくる進藤は新鮮だった。
正直、嬉しかったし・・・。


やっぱり進藤とちょっと試しに付き合ってみてもいいかな?
なーんて考えてたら、
20分後。


新一から電話がかかってきた。

新一「今から話ある!
もう歩美んち向かってるから!」


は、はい〜〜〜???

⏰:10/07/12 21:44 📱:F02A 🆔:JLF19vlQ


#195 [歩美]
新一との電話が終わると、
次は進藤から電話がかかってきた。

進藤「新一に話した。
今彼女と別れたし、
もう新一とは関わらないでくれよ。」


は、は、はい〜〜〜!!??


意味がわからなかった。
何が起きてるのかわからなかった。
でも、進藤が『新一に話した』ことがとてつもなく困った。

新一にはまだ気付かれたくなかったのに・・・。

⏰:10/07/12 21:47 📱:F02A 🆔:JLF19vlQ


#196 [歩美]
進藤と早く電話切らなきゃ、
もう新一が来ちゃう。

焦っていると、
兄がドアをノックした。

兄「歩美ー。
新一くん来てるぞー。」

わっ。
来ちゃった。

私は
「お兄ちゃんが呼んでるから切る!」
と言って電話を切り、
玄関を出た。


ひどく険悪な表情の新一がそこにいた。

⏰:10/07/12 21:50 📱:F02A 🆔:JLF19vlQ


#197 [歩美]
新一は上着を忘れた私に自分のダウンを着せ、
「とりあえず移動しよ。」
と言った。

公園とかはちょっと寒いと気を使ってか、
近所のマンションのロビーに移動した。

ひとまず座る。

しばらくの沈黙があり、
新一が話し始めた。


新一「さっき進藤から電話かかってきた。」

私「うん。」

⏰:10/07/13 00:39 📱:F02A 🆔:3KdQPh0M


#198 [歩美]
新一「まじなの?あいつが言ってたこと・・・。」

私は頷いた。
進藤がどこまで話したのかは知らない。
でも、全部話したはず。

新一「・・・本気なんだよな?」

私はそれまでそらしていた目を新一に向けた。


《本気じゃない!!!》


って正直に言えば良かった。
なのに私の口から出たのは、

「うん。」

だった。

⏰:10/07/13 00:43 📱:F02A 🆔:3KdQPh0M


#199 [歩美]
新一に会って、
こうやって急いで事実確認をされて、
私は気付いた。
ううん、わかってた。


私は、
新一が好きなんだって・・・。


でも、あの時は言えなかった。雰囲気や空気がそうさせたのかは、わからない。

だけど、

『進藤のことは遊び』

って言っちゃったら、
それこそ新一がどっか離れちゃう気がしたんだ。

⏰:10/07/13 00:47 📱:F02A 🆔:3KdQPh0M


#200 [歩美]
新一は立ち上がり、
私から少し離れてふり返った。

新一「俺らの仲はもう終わりだな。」


新一にそう告げられ、
私は息が止まりそうなくらい苦しくなった。
まさか新一に終わりを告げられるなんて・・・。


《今までごめんなさい。》
言葉は何も出てこなくて、
必死に心の中と頭の中で謝った。何度も何度も。
新一を傷つけたことを。

⏰:10/07/13 00:52 📱:F02A 🆔:3KdQPh0M


#201 [歩美]
新一はそのまま帰ってしまった。
私は全く動けなかった。


寒い12月の半ば。
新一に着せてもらったダウンが、ちっともあったかくなかったよ・・・。



どれくらい放心状態だったかわからないけど、ふと我にかえり、時間を見ようとポケットから携帯を取り出そうとした。

あれっ、
携帯がない。

私は携帯も持たずに出てきてしまっていた。

⏰:10/07/13 00:55 📱:F02A 🆔:3KdQPh0M


#202 [歩美]
普段片時も手放さない携帯を置いてくるほど、
新一が迎えにきた時慌ててたんだ・・・。


進藤とのことを新一に知られたことが、
そんなに私を慌てさせたんだ。


そんなに新一を失うのが、
怖かったんだ・・・。


バカな私。


寒さに震えながら、
帰宅した。

⏰:10/07/13 00:59 📱:F02A 🆔:3KdQPh0M


#203 [歩美]
家に帰り、
新一のダウンを脱ぐ。
このダウン、
どうしたらいいの。
返さなきゃ。でも、もう会えない。
家のドアにかけといたらいいの?

やだ・・・。

会って返せないなら、
このまま私が持ってたいよ。


携帯には、
着信の全てが進藤の名前。

メールも10件以上きていた。

「電話出ろよ」
「早く出てくれよ」
「新一と会ってんのか」

⏰:10/07/13 01:05 📱:F02A 🆔:3KdQPh0M


#204 [歩美]
メールを全部見終わらないうちにまた携帯が鳴り、
通話になってしまった。

私「もしもし」

進藤「はぁ。」

進藤は大きく息を吐いた。

進藤「新一が来たんだろ。
歩美と関わらないでくれって言ったからな。
俺は新一より、
歩美が大事だ。」


全然心に響かない。


私「勝手なことしないで。
もう連絡しないで。」

⏰:10/07/13 01:09 📱:F02A 🆔:3KdQPh0M


#205 [歩美]
一方的に電話を切り、
電源も切った。

もう進藤の顔なんて見たくない。もちろん付き合う気も全くなくなった。
一瞬でも進藤に揺らいだ自分が情けない。


自分がまいた種。
わかってる。
だけど違う。
全部進藤のせい。

人のせいにするしか、
今の私にはできなかった。


私はカップルだけじゃなく、
友情まで壊してしまった。

⏰:10/07/13 01:13 📱:F02A 🆔:3KdQPh0M


#206 []
おもしろい

俺も同じ考えだ

⏰:10/07/13 15:20 📱:SO903i 🆔:OUtep8aU


#207 [我輩は匿名である]
>>001-100
>>101-200
>>201-300

⏰:10/07/13 16:19 📱:SH004 🆔:6V6Ul1eE


#208 [我輩は匿名である]
イかれてる(笑)
でも読むの楽しい!
主頑張って!

⏰:10/07/13 17:26 📱:F01B 🆔:.B1b.Z.c


#209 [ゆい]
アタシも楽しみに見てるから主さん頑張って

⏰:10/07/13 18:53 📱:P02A 🆔:ob/qhhK2


#210 [我輩は匿名である]
面白いあげ(*ymy*)

⏰:10/07/14 01:49 📱:N01B 🆔:cJ6VcaIE


#211 [歩美]
私は店用の携帯から真穂に電話をした。

真穂「なんでこっちの携帯からなのー?」

私は全てを話した。

真穂はしばらく黙っていた。
なんとなく、真穂に愛想つかされたような気がした。

真穂「歩美、キツいことゆうけどゴメン。
それは自業自得だよ・・・。」

今までずっと味方でいてくれた真穂に、初めて正論を言われた。
新一と切れたことよりも辛かった。

⏰:10/07/14 21:25 📱:F02A 🆔:KBWpOK.g


#212 [歩美]
辛さは私にとって=裏切りという扱いになった。

私は真穂に裏切られたんだ。
そう取り違えた。

私「ははっ。だよねー。
じゃあねー。」

ふてぶてしい態度をとり、
一方的に電話を切った。

慰めてくれると思ったのに。
理解してくれると思ったのに。
せめて笑ってくれると思ったのに。


裏切り者。

⏰:10/07/14 21:30 📱:F02A 🆔:KBWpOK.g


#213 [歩美]
また空っぽになった。

しかも親友まで失った。

喪失感で気が狂いそうだった。頭ではわかっている。
自業自得だってこと。
わかっているからこそ、
逃げようがなかった。

こんな気持ちの時は、
とにかく異性に癒されたい。


私は良平にメールをした。


良平はすぐに返事をくれた。

たわいもないメールのやり取りで、少し気分が晴れた。

⏰:10/07/15 23:16 📱:F02A 🆔:J0NE8gtw


#214 [歩美]
――次の日も、その次の日も、店では笑ってた。

でも店以外では笑えなかった。
唯一店で笑えてたのは、
仕事だからってのと、
先輩からとった良平とメールしてるのがなんだか楽しくて。
本当に私は嫌な女。


先輩は男に困っていないはずだけど、未だに良平の思い出話をする。未練タラタラ。

そんな良平と私は、
深い仲です。

なーんて言わない。(笑)

⏰:10/07/15 23:20 📱:F02A 🆔:J0NE8gtw


#215 [歩美]
完全に空っぽになったわけじゃない。
新一の存在だって、
代わりを見つければいい。

良平が新一の存在に1番近いけど、やっぱり違う。

でも、考えないようにした。

ダウンが私の密かな宝物だった。いつか、お互い笑顔でこのダウンを返せたらいいな。
それまではサヨナラ新一。

あんたのことは、
本当は大好きだったよ。



吹っ切って、
私は携帯を新規で買い替えた。

⏰:10/07/15 23:23 📱:F02A 🆔:J0NE8gtw


#216 [歩美]
これで心機一転。

地元の子には一切新しい番号もアドレスも教えなかった。
もちろん真穂にも・・・。

1人暮らしの時に知り合った友人は、男女問わず教え、
すっかりメモリは寂しくなったけど、気分的にすっきりしていた。

新一の番号も消した。

残してたら連絡してしまいそうで怖かったから。


また実家を出ようかとも考えたけど、この暖かさはまだ失いたくなかった。

⏰:10/07/15 23:34 📱:F02A 🆔:J0NE8gtw


#217 [ゆか]
相当性格悪いけど(笑)
面白い
頑張って完結してください

⏰:10/07/16 12:23 📱:SH905i 🆔:tLFrH.Ro


#218 [歩美]
7≫真穂の秘密。


――あれから2年が過ぎた。

この2年はわりとおとなしく過ごしていた。
店も変わりなく続け、
時々良平や他の男と過ごしていた。
刺激なわけでもないし、
安心や安泰こそなかったけど、それなりに充実していた。

変わったことと言えば、
お姉ちゃんが帰ってきたこと。

まだ産まれて間もない子と2人で。
そう。離婚。

⏰:10/07/17 08:41 📱:F02A 🆔:88bOD.Lg


#219 [歩美]
どうやら旦那の浮気癖と金銭トラブル。
お母さんとお父さんはお姉ちゃんが孫と帰ってきて、
とても嬉しそうだった。

実家で一緒に暮らすことになり、私も嬉しかった。

名前は美優(みゆう)
かわいいかわいい女の子。

お姉ちゃんは、
「バツついちゃったけど、美優の母親になれて幸せ」
だって言って、
特に悲しそうでもなく、
元気なお姉ちゃんだった。
離婚してスッキリしたみたい。

⏰:10/07/17 08:46 📱:F02A 🆔:88bOD.Lg


#220 [歩美]
神様の前で愛を誓っても、
終わるときは終わる。


だから私は誓いや約束なんてもう嫌い。


お姉ちゃんが帰ってきたことで、実家はまた明るくなった。


お兄ちゃんは仕事ばかりしてる。
仕事といっても、
ドロドロになって帰ってくる力仕事。
お兄ちゃんには向いてる。
週末はアウトドアで、
ほとんどいない。
彼女はいるかいないかよくわからない。

⏰:10/07/17 08:51 📱:F02A 🆔:88bOD.Lg


#221 [歩美]
そんなこんなで、
私の家族はそれなりに楽しくやっている。

お姉ちゃんにだけは、
本当の仕事のことを話した。
両親にもお兄ちゃんにも隠していることも。

お姉ちゃんは、
相変わらずの笑顔で、
「大変な仕事なのに、よく頑張ってるじゃん!」
と認めてくれた。
なんて素晴らしい姉なんだろう(笑)


お姉ちゃんが帰ってきて、
時々2人で出かけたりするようになった。

⏰:10/07/19 12:44 📱:F02A 🆔:TG6Cm0SM


#222 [歩美]
姉「そーいえば、
真穂ちゃんは元気?」

真穂と私が親友だってことはお姉ちゃんも昔から知ってた。
でも、『親友だった』という今の私たちのことは知らない。
いくら姉妹とはいえ、
話す気はなかった。

私「元気だよっ!
なんか大学に進学したから忙しいみたい!」


本当は真穂のことなんて知らないよ。
大学に進学したってことは、
お母さんが近所の母親たちから噂で聞いたっていってたから。

⏰:10/07/19 17:04 📱:F02A 🆔:TG6Cm0SM


#223 [歩美]
本人から聞いたわけじゃないから、事実かどうかなんてわかんない。
どーだっていい。
あんな裏切り者。
適当に男にヤラれて捨てられればいいんだ。
そんな最低な事を考える程、
私にとって真穂は絶縁の相手だった。


だけど、
《真穂が私と連絡をとりたがっている》
という噂が入ってきた。


ある日突然、
お兄ちゃんから。

⏰:10/07/19 17:08 📱:F02A 🆔:TG6Cm0SM


#224 [歩美]
私が店から帰宅し、
お風呂に入って寝る時間にお兄ちゃんは仕事に行く。

だから平日は毎朝顔を合わす。
いつも通りお風呂を出て、
髪を乾かしていたら、
目覚めたお兄ちゃんが顔を洗いにきた。

兄「おぃ歩美。お前真穂ちゃんと連絡切れたのか?」

お兄ちゃんの口から真穂の名前が出てビックリした。

私「な、なんで?」

洗顔をしながらお兄ちゃんが話した。

⏰:10/07/19 17:10 📱:F02A 🆔:TG6Cm0SM


#225 [歩美]
兄「今の現場が真穂ちゃんの通ってる大学の新校舎でな、
昨日たまったま大学の敷地内で会ったんだよ。
世間は狭いな(笑)
んで、お前の連絡先教えてくれって言われたから教えた。」


うーわ。
最悪なパターンじゃん。


てか、今さらなんで連絡とりたいの?
意味わかんないし、
気持ちわるいし。


お兄ちゃんには悪気はない。
だから仕方ない。

⏰:10/07/19 17:13 📱:F02A 🆔:TG6Cm0SM


#226 [歩美]
別に電話に出なきゃいい。
そう思ってて、
一週間程経っていた。

真穂のことなんて完全に忘れていて、
突然知らない番号から着信があった私はとっさに出てしまった。
誰かわからず、

「はい。」

って出ただけ。


「あ、私・・・」


相手は真穂だった。

⏰:10/07/24 02:12 📱:F02A 🆔:emv.aOkM


#227 [歩美]
私「なに?」

冷たい返答。

真穂「・・・番号変えたんだね。」

よそよそしい、どこか遠慮がちな真穂の声。

私「うん。」

真穂「ねぇ歩美、
あの時は本当にごめん・・・。」

どうして謝られたのかわからなかった。
2年前の記憶を辿った。

あ、そうだ。
こいつに裏切られたんだ。

⏰:10/07/24 02:17 📱:F02A 🆔:emv.aOkM


#228 [歩美]
でもそれは違う。
あれは裏切りなんかじゃなかった。
私を正しい道に導こうと助言してくれただけだった。
それを私が勝手に裏切られたって思って一方的に連絡を断ったんだ。

頭を整理して、
謝ってくる真穂に申し訳なさを感じた。
謝るべきなのはこっちなのに。

真穂「あの時ももちろん私は歩美の味方のつもりだったよ。
でも、親友だからこそ引き止めたかっただけなんだよ・・・。
ごめん歩美・・・。」

⏰:10/07/24 02:20 📱:F02A 🆔:emv.aOkM


#229 [歩美]
私「悪いのは真穂じゃない。
私だから。ゴメン。」

素直に言えた。
真穂にゴメンが言えた。
昔からずっと一緒だった親友。
遠慮がちだった真穂の声はだんだん昔に戻り、
冷たい返答だった私の気持ちも、スカッと晴れた。


私たちは元の形に戻れた。


近々会おうと約束をして、
電話を切った。

あんなに憎かったはずの真穂なのに、今はとにかく嬉しかった。

⏰:10/07/24 02:24 📱:F02A 🆔:emv.aOkM


#230 [歩美]
真穂との仲直りから数日が経ち、久しぶりに2人で食事に出かけた。

あんな気まずい2年前がウソみたいに、自然と話ができた。


真穂「歩美、
またキレイになったね。」

私「変わんないってー(笑)
大学って楽しい?」

大学なんて未知の世界。
でも憧れとかはなかった。
私は学生が嫌い。
親の金で適当に授業受けて、
フラフラ自由にしてるイメージしかなかったから。
みんながそうじゃないんだろうけど。

⏰:10/07/24 02:28 📱:F02A 🆔:emv.aOkM


#231 [我輩は匿名である]
すごい楽しいです!!更新楽しみにしています!!

⏰:10/07/27 12:11 📱:PC 🆔:sjink24w


#232 [我輩は匿名である]
失礼します。
>>1-50
>>50-100
>>100-150
>>150-200
>>200-250

⏰:10/07/27 23:42 📱:W62SH 🆔:Sl74xn8Y


#233 [歩美]
真穂「まじで楽しいよーっ!」

かなりキャンパスライフをエンジョイしてることが伝わってきた。

そんなに楽しいんだ。

ちょっとうらやましかった。

高校を中退し、
夜の世界に入り、
嘘や偽りや、
上下左右の関係を気にしながら過ごしてきた私には、
決して近寄れない場所。

だからこそうらやましかった。

⏰:10/07/29 12:27 📱:F02A 🆔:Gjs6/ZpY


#234 [歩美]
真穂「ねぇ歩美!
今年の学祭来てよ!
大学の友達に歩美のこと紹介したいしっ!」

学祭?
あぁ、なんか聞いたことある。店を出したり、
芸能人が来たりするんだよね?

興味はあった。

行くと返事をすると、
真穂は嬉しそうにしていた。


真穂「まだ少し先だけど、
超楽しみだねっ!!」

学祭は10月。
今はまだ6月。

⏰:10/07/29 12:34 📱:F02A 🆔:Gjs6/ZpY


#235 [歩美]
学祭の話で盛り上がって、
その日は別れた。

話の合間合間で、
真穂の様子に違和感を感じていた。
でもその違和感の正体に気付くまで、そう時間はかからなかった。



実家で暮らして日が経ち、
近所で地元の同級生と数名すれ違ったりした。

そのうちのまた数名が私に気付き、大嫌いだった同級生たちとの溝がほんの少し埋まっていった。

⏰:10/07/29 23:18 📱:F02A 🆔:Gjs6/ZpY


#236 [歩美]
――そして、真穂の秘密を知る日が訪れた。


店に出勤する時間、
寄りたい店があった私は、
いつもと違う道を通り、
いつもと違う駅へと向かっていた。


目の前に、
見覚えのある姿。

まだ距離は遠い。
だけど、真穂だとわかった。
もう少し近付いてから声をかけようとした。

でも、1人じゃない。
隣に誰かいる。

⏰:10/07/29 23:21 📱:F02A 🆔:Gjs6/ZpY


#237 [歩美]
一歩、一歩、
私は距離を縮める。

そして、
急に足が動かなくなった。

真穂の隣には、
新一がいたから・・・。


私は慌てて道を引き返した。


たくさんの疑問符が頭をグルグル回っていた。
とにかく落ち着こう。
とにかくいつもの駅から店に向かおう。

心臓の音が自分ではっきり聞こえた。

⏰:10/07/31 05:30 📱:F02A 🆔:XRXSbNr2


#238 [歩美]
ウォークマンの音量をあげ、
気を紛らせた。

いつも通り電車に乗る。
いつもなら空席があれば座る。でもなんとなく座る気になれなかった。

ドアの側に立ち、
ボーっと景色を眺めた。

内心パニックなのに、
変に冷静だった。
この景色に懐かしさを感じたり、新しく立ったマンションに気付けたりした。


――2人は付き合ってる。

なぜか直感でそう思った。

⏰:10/07/31 05:36 📱:F02A 🆔:XRXSbNr2


#239 [歩美]
地元一緒だし、
昔から知ってる仲だし、
たまたま会って歩いてただけかもしれない。

ただの友達で、
たまたまどこかご飯でも行くとこだったかもしれない。

いろんな可能性があるのに、
私は考えれなかった。


いつから・・・?

なんで・・・?


真穂、
なんで隠してるの・・・?

⏰:10/07/31 05:42 📱:F02A 🆔:XRXSbNr2


#240 [我輩は匿名である]
気になります!頑張ってください

⏰:10/07/31 06:23 📱:W51H 🆔:Z6K/.jG.


#241 [我輩は匿名である]
この主みたいな頭悪い女がいっから…
いざ自分が遊ばれてもこんな頭悪い女に限って自分が遊んでるって勘違いしてんだよな
まじ頭悪い(笑)

⏰:10/07/31 12:42 📱:SH01B 🆔:PbmsvoYA


#242 [我輩は匿名である]
きになるー!
がんがん更新してください

⏰:10/07/31 14:01 📱:SH02A 🆔:hHUpNuxI


#243 [歩美]
応援のメッセージ、
見てくださってる方、
ありがとうございます

⏰:10/07/31 23:30 📱:F02A 🆔:XRXSbNr2


#244 [まいち]
すごく面白いです!
頑張ってください

⏰:10/07/31 23:32 📱:F706i 🆔:ddqCJEsM


#245 [歩美]
7≫真穂の秘密。 〜続き〜


私は、あえて真穂に事実確認をしなかった。

だけど、2人でいる所を目撃してから、
吹っ切ったはずの新一への思いがまたこみ上げてきた。

『嫉妬』

その言葉が一番近かった。


それから一週間・・・
二週間・・・
1ヶ月・・・
一向に真穂から新一の話は出なかった。

⏰:10/07/31 23:34 📱:F02A 🆔:XRXSbNr2


#246 [歩美]
8月に入り、
真穂と2人で海に行くことになった。


――高1の夏にずっと好きだった新一と付き合った。
色々あったけれど、
あれからもう4年。


真穂「あっついねー!!」

白ビキニの真穂の首もとに、
光り輝くネックレス。
トップは、
なんだか意味ありげなシンプルなリング。

触れるか迷った。
でも聞いた。

⏰:10/07/31 23:39 📱:F02A 🆔:XRXSbNr2


#247 [歩美]
私「なにー?そのネック!
男にもらったの?」

真穂「・・・えっ?
あ、これ?」

戸惑った様子の真穂。

真穂「まぁね(笑)」

まだ真穂は言わない。
ていうか、
再会してから何度男関係を聞いても話を流されていた。
ますます新一との仲を疑い、
もう確信でしかなかった。

でも不思議だった。
ここまで隠し通すなら、なんでわざわざ指輪をネックにするの?
外してくればいいじゃん。

⏰:10/07/31 23:43 📱:F02A 🆔:XRXSbNr2


#248 [我輩は匿名である]
頑張ってください!毎日みてます(^-^)/

⏰:10/08/01 01:07 📱:W51H 🆔:3GejRQ1I


#249 [我輩は匿名である]
見てます!面白いです!更新待ってます

⏰:10/08/01 17:00 📱:W63H 🆔:jWXVJYhA


#250 [歩美]
少し苛立ちながら、
適当な場所にシートをひき、
私たちはひとまず腰掛けた。

真穂「あっ、歩美〜背中塗って♪」
私は真穂の背中に日焼け止めクリームを塗ってあげた。

真穂「てかさ、ナンパとかくるかなぁ?(笑)」

歩美「真穂彼氏いるんでしょー(笑)」

真穂「それとこれは別っ!」


はっ?
何ソレ。
真穂ってこんなキャラだっけ?

⏰:10/08/01 22:56 📱:F02A 🆔:PP3A9/ks


#251 [歩美]
真穂といえば、
男なんて興味ないみたいなキャラだったのに。
大学に行って変貌したんですか?

だいいち、
あなた今コソコソ私の元カレと付き合ってるんでしょ?
なのに、
ナンパとか期待していいわけ?

真穂を1人の女としてウザく思った。
自分は今までもっとウザいし最低だったことを棚に上げて。


「2人で来てんのー?」
ナンパらしき2人組がきた。

⏰:10/08/01 22:59 📱:F02A 🆔:PP3A9/ks


#252 [歩美]
私は真穂を試そうと思った。

ナンパ相手に対して、
あえて無視。
じゃあ真穂はどうするかなって。
彼氏(新一)を愛してるなら、無視するか追い払うよね。
でも真穂は、


真穂「え〜?そーだけどぉ?」

猫なで声で答えた。


はい新一さん残念。
あなた愛されてません。

⏰:10/08/01 23:01 📱:F02A 🆔:PP3A9/ks


#253 [歩美]
ナンパ相手は真穂の反応に、
「イケる」
と確信したのか、
目の前に座り込んだ。


「何歳ー?」
「どっから来たの?」
「なんて名前?」

全ての問いに真穂はスラスラ答えた。

とうとう私も餌食に。

「そっちのお方はなんて名前なの?」

聞いてきた相手の顔をようやく見てみた。
・・・普通。(笑)

⏰:10/08/01 23:04 📱:F02A 🆔:PP3A9/ks


#254 [歩美]
私「あゆみ。」

「そっかぁ!
俺はまもる君!
でコイツは龍太郎君!」


ベラベラ喋り、
色白の方がまもる。

あんまり喋らなくて、
色黒の方が龍太郎だった。

自然と4人で話し込む形になってしまった。
偶然にも全員同い年だった。


まもる「2人は彼氏とかいんの?」

私は真穂の出方を待った。

⏰:10/08/01 23:08 📱:F02A 🆔:PP3A9/ks


#255 [歩美]
真穂「一応いるよっ!」

一応!!!???
なんなのクソ女!!!

まもる「一応って?(笑)」

そうなるよねー。
誰だって
《一応≫
の意味聞いてみるよねー。
あるあるパターンだねー。

真穂「まぁ、色々あんの!」

あーそうだよねー。
実は歩美の元カレとコソコソ付き合ってんのとか私の前で言わないよねー。

なんか、
新一がかわいそうだよ。
私の大切な元カレなのに。

⏰:10/08/01 23:13 📱:F02A 🆔:PP3A9/ks


#256 [歩美]
ナンパによって、
私には復讐心が芽生えた。



結局この日は4人で飲みに行くことになった。

ひとまず楽しいフリをして、
真穂を調子に乗らせよう。
楽しいフリとか得意分野だし。
真穂は龍太郎狙いだった。
たぶん、女の子100人に聞いたら99人は龍太郎派だと思う。
まもるは悪い奴じゃなさそうだけど、
ちょっとうるさい。(笑)


真穂はかなりお酒がすすみ、
頬を赤らめはじめた。

⏰:10/08/01 23:17 📱:F02A 🆔:PP3A9/ks


#257 [歩美]
焼酎ばかり飲む私に対して、

龍太郎「自分、酒強いね。」

龍太郎が私に話しかけた初めての言葉。

歩美「チューハイとかカクテルは悪酔いするから。」

龍太郎「水商売?」

歩美「よくわかったね(笑)」

龍太郎「なんとなく(笑)」


龍太郎と会話が成立するとは思ってなかったから、なんとなく優越感があった。

⏰:10/08/01 23:21 📱:F02A 🆔:PP3A9/ks


#258 [歩美]
私がトイレに立つと、
真穂がついてきた。

真穂「ちょっと〜龍ちゃんは私が狙ってるんだから〜(笑)」

酔っ払ってご機嫌な様子。

私「わかってるよ♪
てか、彼氏大丈夫なの?」

真穂「大丈夫だよーん♪
私もトイレするから、
カバン持っててぇ。」

持って入ればいいのに、
酔っ払ってるせいか、カバンを私に預ける意味不明な行動。

でもおかげでひらめいた。

⏰:10/08/01 23:26 📱:F02A 🆔:PP3A9/ks


#259 [我輩は匿名である]
期待あげ

⏰:10/08/02 18:54 📱:W51H 🆔:aLhtWWP.


#260 [我輩は匿名である]
きになる!

⏰:10/08/03 00:48 📱:SH02A 🆔:KfTm1YGQ


#261 [歩美]
真穂のカバンを持ったまま、
私はトイレに入った。

絶対にやってはいけないことをした。
真穂の携帯から、
新一のアドレスを頂いた。


新一は、
《ダーリン》
というフォルダにいた。
やっぱり2人は付き合ってたんだ・・・。


私は新一のアドレスを登録し、真穂にカバンを返し、
何もなかったかのようにトイレを後にした。

⏰:10/08/03 09:05 📱:F02A 🆔:dW2kFW9M


#262 [歩美]
2人で席に戻ると、
男子2人の位置が変わっていて、
真穂は迷うことなく龍太郎の隣に座った。

私はだんだんおもしろくなってきた。
真穂にそんな欲張りはさせない。欲しいものを2つ手に入れようだなんて、
絶対させない。

真穂の得たもののうち1つが、《新一》
じゃなかったら、
私はこんなこと思わなかった。
新一だからこそ腹がたつ。
新一だからこそ取り返したくなった。

⏰:10/08/03 13:49 📱:F02A 🆔:dW2kFW9M


#263 [我輩は匿名である]
>>50ー100
>>101ー150
>>151ー200
>>201ー250
>>251ー300

⏰:10/08/03 17:24 📱:S001 🆔:RrmsjJyE


#264 [歩美]
これで私は真穂の秘密を握った。
秘密を知ったことはまだ言わない。

まずは新一を取り返す。

居酒屋で楽しそうに過ごす真穂を見ながら、
私は内心ワクワクしていた。


まもる「よっしゃー!
2件目行こうぜ!」

私たちは店を変えた。
もう終電が近い。
きっとこのまま朝までなんだろうな。

次の店で真穂はさらに酔っ払い、龍太郎にベタベタひっついていた。

⏰:10/08/03 21:56 📱:F02A 🆔:dW2kFW9M


#265 [歩美]
私「ちょっとトイレ行ってくるねぇ。」

携帯を持って、
トイレではなく外に出た。
私は新一にメールを送った。


〈久しぶり。歩美だよ。
急にメールしてごめんね。
元気にしてる??〉


送信後、
携帯を閉じてしばらく外の風にあたっていた。


メールが返ってきた。


〈びっくりした!連絡先変わったんだな。久しぶり元気だよ。歩美は元気か??〉

⏰:10/08/03 22:00 📱:F02A 🆔:dW2kFW9M


#266 [歩美]
3通くらいメールのやりとりをした。
すると新一から、番号を聞いてきて、私たちは2年ぶりに電話をした。

新一「アドレス残してくれてたんだ。」

歩美「うん。」
ウソ。さっきあんたの彼女の携帯から勝手に登録したんだよ。

歩美「今、真穂と飲んでてさ、ちょっと酔っ払ってきて急に新一が恋しくなっちゃった(笑)」

新一「はははっ(笑)
真穂と2人?」

⏰:10/08/03 22:03 📱:F02A 🆔:dW2kFW9M


#267 [歩美]
私「ううん、違うよ!
新一の声聞いたら元気出てきたし、真穂には内緒で抜けてきちゃったし戻るね!
また連絡するからっ♪」

電話を切った。

真穂と2人じゃない。
きっとじきに真穂は新一に連絡をする。
その時真穂は男の存在を消して、私と2人だったってウソをつくはず。


新一は真穂に不信感を抱く。


さぁどうなるか楽しみ。

私は店内に戻ることにした。

⏰:10/08/04 17:13 📱:F02A 🆔:WtQ8d3bw


#268 [歩美]
ちょうど店の前で龍太郎とはちあった。

龍太郎「あれ?
どっか行ってた?」

歩美「ちょっと外の風にあたってたよ!
龍太郎はどこ行くの?」

龍太郎「タバコ買いに。」

歩美「そっか。
じゃあ戻っとくね〜。」


ほんと、龍太郎は愛想がないというか、クールというか。

顔がいいだけできっと女には困ってないだろうな(笑)

⏰:10/08/04 17:16 📱:F02A 🆔:WtQ8d3bw


#269 [歩美]
真穂たちの席に戻り、
龍太郎も戻ってきてまたワイワイと過ごしていた。

時間が終電をまわった。

私「朝帰りして、彼氏に叱られないの?(笑)」

真穂「あ、大丈夫だよ。
とりあえずメールだけ送っとこっと。」

真穂はダーリン《新一》にメールを打った。
まぁきっと私と2人だってウソつくでしょ。

それに対して新一は男がいることを聞けない。
だって私は真穂に内緒で新一に連絡した。
新一は私の内緒を裏切ったりしないよ。

⏰:10/08/04 23:03 📱:F02A 🆔:WtQ8d3bw


#270 [歩美]
連絡を経って2年が過ぎていたにも関わらず、
私は新一のことを信じていた。

自分を選んでくれるという自信があった。
どこからそんな自信が湧いてくるのかはわからない。

でも、新一だから。
新一に限って。
そんな感じ。


真穂は新一にメールを送って、どうやら何事もなく新一は返事を返してきた。
真穂の態度からして、
疑われたり、
もめたり怒られたりした様子はなかった。

順調。

⏰:10/08/04 23:06 📱:F02A 🆔:WtQ8d3bw


#271 [歩美]
二件目の居酒屋の閉店時間となり、私たちはカラオケに移動した。

道中、
新一からメールがきた。


〈連絡くれてありがと。
嬉しかったよ
飲みすぎないよーにな。〉


相変わらず優しい。
今頃、複雑な心境だろうに。


2人の交際を、
どっちから話してくるかも楽しみの1つだった。

⏰:10/08/05 01:08 📱:F02A 🆔:6lzHHrhI


#272 [歩美]
すっかり真穂は龍太郎とペア。龍太郎にそんな気がないのは、私が見てても明らかだった。
だけど、女慣れした感じの龍太郎は、
サラッとあしらったり、
うまい具合に距離を保ったりしていた。

2人は連絡先を交換し、
その場の空気で私はまもると連絡先を交換した。


真穂と龍太郎が同時に消えたりもしたけど、
その日はあえて触れず、
朝6時頃に解散した。

真穂をお持ち帰り!
とまではいかなくてちょっと残念だった。

⏰:10/08/05 01:12 📱:F02A 🆔:6lzHHrhI


#273 [歩美]
帰宅し、寝た。

昼過ぎに起きたら真穂とまもるからメールがきていた。

真穂〈昨日はお疲れ!
まもると何か進展あった?〉

いやいや、
まもるとか眼中にないし。

まもる〈昨日はさんきゅ!
また飲みに行こーな!〉

あんた酒弱かったじゃん。


そんなこんなで、
真穂の秘密と、
だらしない面を握った私。

⏰:10/08/05 01:15 📱:F02A 🆔:6lzHHrhI


#274 [歩美]
8≫駆け引き。


あの日以来、
新一とのメールは毎日続いた。

1ヶ月が経った頃、
店がお盆休みに入り、
新一にご飯に誘われた。


会うのは2年前以来。

ダウンを返そうか迷ったけど、夏場にわざわざ返すのもおかしいかと思ってダウンは家に置いて出た。


待ち合わせは駅。
真穂といるところを見た道を通る。

⏰:10/08/05 01:21 📱:F02A 🆔:6lzHHrhI


#275 [歩美]
新一を見つけた瞬間、
昔付き合っていた頃の懐かしいトキメキを思い出した。

新一「よっ。」

昔、大好きだったこの声。

私「何食べに行く?
ってか、お腹すいてる?」

新一「微妙(笑)」

待ち合わせた時間は6時。
まだ晩ご飯にはちょっと早い。相談して、
なぜかノリで映画を観に行くことになった。


2年前までは、
付き合ってなかったのに手を繋いだりした。

⏰:10/08/05 01:25 📱:F02A 🆔:6lzHHrhI


#276 [我輩は匿名である]
更新まってます(^O^)/頑張ってください

⏰:10/08/06 07:41 📱:W51H 🆔:2JwfLo7E


#277 [歩美]
でも今は繋げない。
別れてからは、いつも私から新一の手をつかんだり、
腕にしがみついたりした。

もし真穂と付き合ってなかったら、繋げたのに。
よりによって真穂だなんて。

新一の顔を久しぶりに見た私は、なんだかすごく胸が痛く、辛くなった。


電車に乗り、
映画館に着いた。
しっかり者の新一は、
電車の中で決めた映画の席情報を携帯で調べてくれていた。


チケットを買い、
少し喫煙所で時間を潰した。

⏰:10/08/06 11:20 📱:F02A 🆔:GSUf/cpU


#278 [歩美]
ねぇ、私たち、
周りからみたらきっとカップルだよね。
本当は違うけどね。


『人のモノ』
って魅力を感じる。
欲しいなって思う。
でも別れさせて手に入れたいという気持ちを実際にやることは、ほとんどの人はしないと思う。
でも私は平気だった。


例え、親友の彼氏だとしても、今ならできるような気がする。


新一「あ、ポップコーン買うだろ?(笑)キャラメルが好きだったよな?」

⏰:10/08/06 11:24 📱:F02A 🆔:GSUf/cpU


#279 [我輩は匿名である]
あげとく

⏰:10/08/10 15:23 📱:PC 🆔:EnYARTBE


#280 [歩美]
付き合っていた頃と、
都合良く側においていた頃と何も変わらない新一の笑顔。

自分には彼氏がいても、
新一が誰かのモノになるなんて絶対に嫌だった。

今は真穂の彼氏・・・。
嫌だ。
絶対嫌だ。

だけど、手を繋いでみたり、冗談っぽく好きだとか、
そういうのが2年前みたいにできない。

どうして・・・?

新一には、
『計算』
ができなくなっていた。

⏰:10/08/10 20:01 📱:F02A 🆔:cMY0CkBM


#281 [歩美]
上映時間になり、
映画を観た。

映画に集中できない。
頭の中で色んなことを考えていた。
倖田來未がカバーした、
『最後の雨』
が何度も頭の中で聴こえた。


誰かに盗られるくらいなら
強く抱いて
君を離さない・・・



映画が終わり、
晩ご飯を食べに移動する。
私はどうしてもお酒が飲みたかった。

⏰:10/08/10 20:05 📱:F02A 🆔:cMY0CkBM


#282 [歩美]
新一と楽しく過ごすためには、お酒の力を借りたかった。
なんとなくそんな弱気だった。

飲み始めてしばらくすると、
やっぱり私より先に新一がホロ酔いになった。
私は酒豪。
早く酔うために焼酎をロックで早めのペースで飲み続けた。

新一は少し酔いが回ってきても、真穂とのことは話さなかった。
私も聞かなかった。
聞きたくなかったし、
聞いたら私の横取り作戦がくるってしまう。


2年前の話になった。

⏰:10/08/10 22:12 📱:F02A 🆔:cMY0CkBM


#283 [歩美]
新一「・・・進藤とはどうなってんだ?」

私「何もないよ。」

新一「そっか。
あん時さ・・・―――・・・」

新一が話したこと。
それは2年前、新一が私に言った言葉。

『もう終わりだな』

あの言葉の真相。
新一は、進藤と俺の中が終わりだって意味だった。
私との中じゃなかった。
だけど、ショックも大きく、
なかなか私に連絡ができなかった。
でもやっぱり私に会いたくて、メールを送ったらエラー。

⏰:10/08/10 22:15 📱:F02A 🆔:cMY0CkBM


#284 [歩美]
電話をかけたら、
すでに番号は存在してなかった。
本当は、
ずっと会いたかったと・・・。

真相がわかって、
嬉しかった。
だけど、またあっさり手に入る流れに気が抜けた。


私「本当にあの時はごめん・・・。」


2年越しでやっと謝ることができた。
素直に言えた。

新一はフッと笑い、
ビールをおかわりした。

⏰:10/08/10 22:19 📱:F02A 🆔:cMY0CkBM


#285 [遊々莉]
気になる(>_<)楽しんで見てます☆

⏰:10/08/10 22:34 📱:SA001 🆔:WzzrWfS6


#286 [歩美]
謝ったことで、
胸のイガイガがすっと取り除かれた。

さらにお酒のペースは早くなり、私も酔い始めた。

酔えば酔うほどに新一を独り占めしたくなり、
早く真穂と別れさせたかった。何も知らないフリを通して。


居酒屋に入って三時間くらいが経ち、気付けば終電の時間だった。
地元は一緒だし、
タクシーで帰ればいいかと思った。
でも内心、
朝まで帰れないという期待もあった。

⏰:10/08/10 23:36 📱:F02A 🆔:cMY0CkBM


#287 [し]
気になります

⏰:10/08/10 23:55 📱:SH06A3 🆔:XrhZMuxw


#288 [歩美]
新一はさっきから時計をチラチラ気にしている。
帰る気?
それとも・・・?


様子を伺っていると、
新一から切り出してきた。

「終電近いし、出ようか。」

これが新一の本心なのか、
本心じゃないのかはわからなかった。


新一を手に入れたい気持ちは、高校に入った頃よりはるかに強い。
2年前なら、
遠慮せず帰りたくないと腕をつかめた。

⏰:10/08/11 19:55 📱:F02A 🆔:PXmnKT5M


#289 [歩美]
だけど・・・

私「そうだね。出よっか。」

初めて自分の気持ちにストップをかけた。
新一が全力で私のところへ来ないなら、
私は全力で駆け引きしてやる。

一体何の意地なのか、
私はそう決意して店を出て、
2人で終電に乗った。


新一にはその気がないのかもしれない。
真穂を想っているのかもしれない。
悔しい。
だけど我慢。

⏰:10/08/11 19:58 📱:F02A 🆔:PXmnKT5M


#290 [歩美]
新一「じゃあな!」

新一は家まで送ってもくれなかった。
あの公園に寄って、
話したりしたかったのに。
真っ直ぐ真穂の元に帰っちゃうんだね・・・。


真穂が憎らしくなった。


私は携帯を取り出した。
誰でもいいから、
今日は人肌恋しい。
携帯を開くと、
不在着信が三件あった。


三件ともまもるだった。

⏰:10/08/11 20:02 📱:F02A 🆔:PXmnKT5M


#291 [歩美]
お前かよ!(笑)
って思いながら、
まもるに折り返し電話をした。

まもる「あーゆーみー!!
今ヒマっ!?」

こいつのテンションの高さは今の私には重すぎる。

私「どうして?」

まもる「今龍太郎とドライブしてるから歩美もカモーン♪
迎えに行くわよぉーん♪」

後ろから龍太郎の軽い笑い声。

まぁ龍太郎もいるならマシだと思い、地元の駅まで迎えに来てもらった。

⏰:10/08/11 20:05 📱:F02A 🆔:PXmnKT5M


#292 [歩美]
龍太郎が運転する黒のオデッセイが目の前に止まった。

助手席の窓をあけ、
両手をふりまくってるまもる。

私も車に乗り込んだ。


私「なんで私誘ったの?
真穂じゃないの?(笑)」

まもる「だって龍太郎が真穂は呼びたくないって言うからさぁ〜(笑)」

えっ???
そーなの???♪♪♪
あははっ!
真穂、龍太郎に拒否られてんだぁー!!(笑)

⏰:10/08/11 20:08 📱:F02A 🆔:PXmnKT5M


#293 [匿名さん]
頑張って下さいとか言われたらお礼ぐらい言えば?

⏰:10/08/11 21:59 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#294 [歩美]
そうですね
忠告ありがとうございます。

すみませんコメントくださった方々m(_ _)m
頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。

⏰:10/08/11 22:54 📱:F02A 🆔:PXmnKT5M


#295 [我輩は匿名である]
いつも読ませていただいてます。

>>293の方が言うことも間違っていませんが、感想などは読む上で見づらいです…
それに逐一、主の返レスがあれば尚更です
感想板の利用を勧めてみたらどうでしょうか?

駄レス長文、失礼しました

⏰:10/08/11 23:48 📱:P001 🆔:v0OBzORo


#296 [我輩は匿名である]
>>1-100
>>101-200
>>201-300

⏰:10/08/12 14:15 📱:825SH 🆔:okKf6hoE


#297 [我輩は匿名である]
主みたいに平気で人を
傷つける人間って
なかなかいませんよ。
全部自分が悪いくせに
他人を悪者扱いして…‥
性格の悪さ尊敬します

⏰:10/08/14 15:08 📱:SH905i 🆔:.n2G.TKQ


#298 [我輩は匿名である]
>>297

はいはいお疲れー

⏰:10/08/15 20:00 📱:921SH 🆔:3Fem9c/U


#299 [我輩は匿名である]
>>40-100

⏰:10/08/16 02:54 📱:W61K 🆔:KnBw17vE


#300 [我輩は匿名である]
>>80-100

⏰:10/08/16 03:00 📱:W61K 🆔:KnBw17vE


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