別れさせ屋
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#451 [歩美]
佐伯さんはEXILEを熱唱していて聞いてくれない。(笑)

ほんと、
この人はおもしろい、若い、マイペース、とんでもない。
でも大好きだった。
既婚じゃなかったら惚れていたかもしれないような。

歌い終わり、
佐伯さんは
「笑え笑えーっ。
元気出せぇーっ。」
と彼らしいエールを下さった。

少し田川さんともお話した。
佐伯さんとは大学時代からの友人らしい。

⏰:10/09/08 01:49 📱:F02A 🆔:Nxat2HVE


#452 [り]
龍太郎…(´;Д;`)

がんばれー!

⏰:10/09/08 10:16 📱:F02B 🆔:efAf6yu6


#453 [さや]
応援してます☆
最後どうなるのか気になります

⏰:10/09/08 11:39 📱:P02A 🆔:OZQoDHsg


#454 [まみ]
>>100-300
>>300-600

⏰:10/09/08 23:39 📱:P905i 🆔:f96XWCM6


#455 [ユウたん]
読んでるよヾ(^▽^)ノ面白い展開がきになる

⏰:10/09/09 15:10 📱:F02B 🆔:☆☆☆


#456 [レン]
>>451-700

⏰:10/09/10 12:23 📱:SH01B 🆔:n7KN4hxI


#457 [歩美]
コメント下さった皆様
ありがとうございます

お待たせしました。
少し更新します

⏰:10/09/11 01:57 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#458 [歩美]
12≫疑惑。 〜続き〜


田川さんは、サラリーマン。
佐伯さんと比べると、落ち着いていて、年相応に見える。
佐伯さんが若すぎるってとらえ方もできるけど。
ちなみに田川さんは新婚。

お前も既婚かよ!!
幸せな奴は嫌いだ!!

って、
心の中で叫び散らした。

私はトイレで復活をとげたおかげで、
存分にカラオケを楽しみ、
朝方帰宅した。

まだ龍太郎からの連絡はない。

⏰:10/09/11 02:02 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#459 [歩美]
目が覚めたら昼過ぎだった。

昨夜のことを思い出し、
携帯を開いてみたけど・・・
龍太郎からの連絡はなかった。
私たち、
このまま終わっちゃうのかな・・・。

左手の薬指にはめてある、
【3年後の予約】
だけが、今の私の唯一の希望。

きっと仕事が忙しいんだ。
きっと疲れてるんだ。
きっと、
他に女なんていないんだ。

言い聞かせていた。

⏰:10/09/11 02:06 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#460 [歩美]
不安が膨らむにつれ、
悲しいことに龍太郎を想う気持ちが腫れ上がる。

こんなに好きになるつもりなかったのに。
惚れたもん負けって最初に言った人スゴいね。


バイトと家だけじゃ、どうにかなっちゃいそうで、私は極力友達と予定をいれた。


何度か龍太郎にメールしたけど、まだ一通も返信はなかった。

連絡が途絶えて、一週間が経ち、限界がきた。

⏰:10/09/11 02:09 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#461 [歩美]
もしかして、
事故にあったりしてないよね?
病気してないよね?

急に良平の最期が頭をよぎる。不安が高まった。


あいつに聞いてみよう。
何か知ってるかもしれない。
まもる。


私と龍太郎が付き合ってから、まもるとは会ってないし連絡もとってなかったけど、
あの2人は親友。
もし龍太郎に何かあったなら、知ってるはず。

⏰:10/09/11 02:12 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#462 [歩美]
龍太郎を愛する気持ちが、
いつの間にか
「生きていてさえくれれば」
という思いになっていた。

無事ならいい。
私に飽きたなら、仕方ない。
それは本当の別れじゃない。
だから大丈夫。
受け入れる。

深呼吸をして、
まもるに電話をかけた。

静かな、
夜の12時頃だった。

プルル・・・プルル・・・

まもる「もっし〜?」

⏰:10/09/11 02:15 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#463 [歩美]
私「あっ、私!
歩美だけど・・・」

まもる「心配しなくても番号入ったままだって(笑)
歩美、龍太郎のことで電話してきたのか?」

ドキっとした。
その通りだよ。
だってそれ以外まもるに用事なんてない。

私「・・・何か知ってるんだ?」

しばらくまもるは無言。
私も無言。


まもる「・・・電話で聞いて耐えられるかわかんねぇよ?」

⏰:10/09/11 02:20 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#464 [歩美]
事態は悪いことをほのめかす言葉だった。

私「大丈夫。
言って?」

まもる「歩美の彼氏さんはな、大阪で――・・・」



ウソ・・・
やだ・・・
なんで?
どうして?

約束したじゃん・・・
ひどいよ・・・


初めて、
【浮気】ならまだマシだったと思ってしまった。

⏰:10/09/11 02:23 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#465 [歩美]
龍太郎は、
大阪で遊んでしまった。
去年のクリスマス前。

そう、浮気。

そして、

その浮気相手に子供がデキた。
龍太郎は父親は自分だと認めている。
つまり、デキるようなことまでしていた。
私にはしたことのないこと。

だから、
龍太郎はもう父親になる。
私じゃない女の旦那になる。

そう聞かされた。

⏰:10/09/11 02:27 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#466 [歩美]
涙は出なかった。
予想もつかなかった。

でも、生きていないのと同じくらいショックだった。

ただの浮気なら良かった。
許せたよ。
好きだから。
でも、許す許せないの問題じゃない。

もう、
諦める以外に方法がない。

死刑と宣告されたのと同じ。
諦めるしかない。


まもる「自分で歩美に話せって言ったんだけど・・・」

⏰:10/09/11 02:31 📱:F02A 🆔:7rjZnbHI


#467 [歩美]
まもる「まだ葛藤してんだよ。ちゃんと話すべきなのはわかってるだろうけど、内容が内容だしな・・・
大丈夫か?」

大丈夫なわけないよ。
まもるは残酷だね。
大丈夫じゃない人に、
「大丈夫?」
って聞いたら・・・
【大丈夫】
って言うに決まってんじゃん。

まもる「俺からの話になって、ごめんな。」

謝らないで。
聞き出したのは私なんだから。

⏰:10/09/12 15:35 📱:F02A 🆔:AGTlH0H2


#468 [我輩は匿名である]
頑張って下さい

⏰:10/09/13 19:00 📱:W62H 🆔:tcynzMNU


#469 [歩美]
もう何も聞かなければ良かったのに、私はなぜか聞いてしまった。

私「相手の女って、
どんな人か知ってる?」

どうしても気になった。
大阪で女性と知り合ったことが不思議で。
サイトとかだったらすごく嫌だなって思ってた。


まもる「キャバ・・・」


その言葉を聞いて、
私は放心状態になってしまった。

⏰:10/09/14 00:56 📱:F02A 🆔:yD67PJTg


#470 [歩美]
夜の女に・・・
龍太郎を
盗られた・・・???

クラブでホステスをしていた頃に龍太郎と知り合った。
龍太郎が嫌だというから足を洗った。
その龍太郎が、
キャバ嬢に・・・


私はそそくさと電話を切った。

聞かなきゃ良かった。
でも聞いちゃった。
それが現実。


これが、
私が『愛』を捨てた瞬間。

⏰:10/09/14 01:00 📱:F02A 🆔:yD67PJTg


#471 [歩美]
13≫決別。


まもるから全てを聞いた私は、龍太郎にメールをした。

〈まもるから全部聞いた。
あんたなんかもういらない。〉

泣きながらメールを打ち、
ギュッと目をつぶって送信した。

さようなら、
龍太郎。
こんな終わりになるなんて、
本当に辛すぎた。

龍太郎からの返事はメールだった。

〈ごめん〉

⏰:10/09/14 01:07 📱:F02A 🆔:yD67PJTg


#472 [歩美]
たったの3文字。
あっけない。

恋人ほど、
あっさりした関係はない。
所詮は他人。
傷つけたっていい。
傷ついたっていい。
時間が忘れさせてくれる。

ドキドキしたりしながら、
徐々に距離を縮め、
恋人になる。
思い出が増える。
でも終わりは簡単。

じゃあ、愛ってなに?
なんで愛って特別視されるの?
バカみたい・・・。

⏰:10/09/14 01:10 📱:F02A 🆔:yD67PJTg


#473 [我輩は匿名である]
>>400

⏰:10/09/14 03:18 📱:W61CA 🆔:xucEwj8o


#474 [我輩は匿名である]
ずっと読んでます頑張ってください

⏰:10/09/14 07:09 📱:SH905iTV 🆔:652m5mDM


#475 [歩美]
匿名さん
匿名さん

ありがとうございます

⏰:10/09/14 19:21 📱:F02A 🆔:yD67PJTg


#476 [歩美]
龍太郎と破局し、
指にはめてある3年後の約束をはずした。

捨てようか・・・

でも、握りしめたまま手放すことができなかった。
だから、手放さずにいようと思った。

写真や、
映画のチケットや、
増えすぎた思い出が私を苦しめてきた。
何を手にしても、
全部思い出につながるんだよ。
龍太郎は、
全部捨てちゃうんだよね。
だって、結婚するんだもんね。

⏰:10/09/14 19:25 📱:F02A 🆔:yD67PJTg


#477 [歩美]
龍太郎との別れによって、
私は生きていく気がなくなった。
でも生きるよ。
夜の世界で。

なんのプライドなのか、
今ではよくわからない。

だけど、
キャバ嬢なんかに大切な人を盗まれた私は、
仕返ししようと考えた。

龍太郎が嫌がったホステスに戻る。
せめてそれが私の悪あがき。


バイバイ、
龍太郎と過ごした私。

⏰:10/09/14 19:28 📱:F02A 🆔:yD67PJTg


#478 [歩美]
14≫ホステスとして。


パチンコ屋を辞める話を、
佐伯さんにした。
佐伯さんは引き止めなかった。

佐伯さん「俺はお水に偏見はない人間だから(笑)
それどころか尊敬するよ、
ホステスって職業は。」

でも、どうしても教えてくれって龍太郎とのことを聞かれた。
私は全て話した。

佐伯さんは、眉間にシワを寄せ、火のついた煙草を全く吸わないまま黙って聞いてくれた。

⏰:10/09/14 19:35 📱:F02A 🆔:yD67PJTg


#479 [歩美]
私「――・・・ってことで、別れちゃいましたよ。
佐伯さん、煙草・・・(笑)」

佐伯さん「うわっ、
完全に忘れてた(笑)」

愛煙家なのに、せっかく火をつけた煙草を忘れるくらい真剣に私の話を聞いてくれたんだ。
その佐伯さんの優しさが嬉しいと同時に、
ねたましくなった。

こんな男性もいるんだって。


奈々子は引き止めてきた。
「ヤダヤダ!
辞めないでよ!ホステスなんか戻んなって!」

⏰:10/09/14 19:39 📱:F02A 🆔:yD67PJTg


#480 [り]
辛いね

⏰:10/09/14 20:07 📱:F02B 🆔:IlWI.b12


#481 [あ]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:10/09/15 07:56 📱:SA001 🆔:wEhnj1Ks


#482 [歩美]
私「奈々子、ホステスを下に見ないで。」

奈々子はそんなつもりで言ったんじゃなかったのかも知れない。だけど、私はホステスをバカにされた気がして・・・
ついキツく言っちゃった。

奈々子は謝りながら、
泣き出した。

奈々子「辞めないでよ・・・」

奈々子らしくない、
可愛い一面だった。

私「泣かないでよ(笑)
会えなくなるわけじゃないんだよ?」

⏰:10/09/16 00:57 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#483 [歩美]
生きてれば会えるんだから。

良平の死が教えてくれた。
だから、奈々子、これからも友達だよっ。

かつて親友だった真穂より、
私は遥かに奈々子が好きだった。
なぜか奈々子は信用できた。
だから絶対裏切らない。
いつからかそう決めてた。


パチンコ屋を辞め、
お母さんにまたBARに戻ると話した。
お母さんは私の体を心配してくれた。
お姉ちゃんにはホステスに戻ると正直に話した。
頑張れと言ってくれた。

⏰:10/09/16 01:01 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#484 [歩美]
私はホステスとしてやっていく。
もう、それしか前向きになれる方法がなかった。

ナオさんに相談すると、
「いい店紹介してあげる」
ということで、
職場はすぐに決まった。

ナオさんは育児をしながら、
生活費のためにスナックで働いていた。
でも、良平の親から毎月入金があって、苦しいわけではないって言ってた。

ナオさん「いつか自分で店やりたいから、資金集め(笑)」
ナオさんはちゃんと前を向いていた。

⏰:10/09/16 01:05 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#485 [歩美]
愛する良平との間に授かった良太がいるから、
ナオさんは幸せそうだった。

私は、
龍太郎との間に何もないよ。

ナオさんの方が辛いはずなのに、今の私にはナオさんの方がキラキラして見えた。
母の力って、すごいんだ。

龍太郎とのことを、
ナオさんに話した。
ナオさんも真剣に聞いてくれて、慰めてくれた。


ホステスとして、頑張る。
ホステスとして、
いつか復讐してやる。

⏰:10/09/16 01:10 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#486 [歩美]
もちろんそんな復讐心は誰にも言わない。

私の職業は、
【ホステス】
副業は、
【別れさせ屋】


これから私は過去の自分に逆戻りすることになる。


幸せなんていらない。
どうせ次にくるのは不幸なんだから。

彼氏なんていらない。
思い出なんて邪魔。
私が欲しいのは快感だけ。

⏰:10/09/16 01:14 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#487 [歩美]
私「はじめまして♪
歩美と申します。」

私は源氏名を使わない。
面倒くさいんだもん。

ナオさんが紹介してくれた店は、前よりも大きく、女の子も多い。
すぐに友達や先輩、後輩ができた。うわべだけの付き合い。
別にそれで満足だった。


仕事は淡々とこなした。
お酒に弱くなってることには少し焦った。
ブランクのせいかな。
でも、もう一つ変わったのは、客層。

⏰:10/09/16 01:20 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#488 [歩美]
店が変わり、
前より若い客が多くなった。


仕事では、
年齢なんて気にしない。
いかに払ってくれるか。

平日はみっちり働き、
週末は客とゴルフに行ったりして、着実に数字をあげていた。

そんな中、
近くでホストをしている天馬と知り合った。

天馬は鹿児島出身で、
音楽をするために上京してきた。

⏰:10/09/16 01:31 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#489 [歩美]
知り合ったのは、店の女の子と天馬の店に飲みに行った時。

「どうも〜。
いつもありがとうございますお姫様方〜(笑)」

と、
隣に座ってきたのが天馬。

今まで行ったホストクラブの中で、天馬のいる店は一番居心地が良かった。

天馬とは、
すぐに仲良くなった。

連絡先を交換し、
毎日メールをしていた。
楽しくなかったと言ったら嘘になる。

⏰:10/09/16 01:37 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#490 [歩美]
だけど、恋をする気なんてなかったし、
まして同業者はちょっと・・・。

でも天馬のアタックは素晴らしいアタックだった。
「歩美〜、あゆり〜ん、あゆあゆ〜、ハニ〜♪」
天馬は私を笑わすのが大好きだった。
で、いつの間にか私が笑ったら天馬の勝ちっていうゲームが出来ていた。

天馬に魅力を感じなかったのは、フリーだったから。

私はね、人を別れさせるのが好きなんだ。

⏰:10/09/16 01:40 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#491 [歩美]
酔っ払って天馬にそんなことを話していたらしい。
天馬は、
「歩美性格悪すぎっ!!」
って笑ってきた。

はいはい。
わかってますよ。
じゃあくっついてくんじゃねーよ。

って感じの態度で、
私は天馬にはキツかった。


ホステスに戻って、
最初に別れさせたのは客がつれてきた部下のタカヒロ。
とても簡単だった。

⏰:10/09/16 01:44 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#492 [歩美]
15≫タカヒロ。


タカヒロは、クラブは初めてだった。
というか、キャバクラすら行ったことがなかった。

上司から指名をもらい、
タカヒロの横で接客をしていた。
性格は人見知り。
でも人見知りを忘れさせるようやんわりと温かい目で接客していた。
意外と早く緊張はほぐれた様子だった。

私「あっ、彼女いらっしゃるんですか?」

⏰:10/09/16 01:49 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#493 [歩美]
タカヒロ「えっ?
いますけど、
どうしてですか?」

私「指輪してるじゃないですかっ(笑)
私、そうゆうの敏感なんで♪」

タカヒロの右手の薬指には、
どーみてもペアリングじゃん!!というリングがはめてあった。
同席の上司たちが盛り上がり始め、私はタカヒロが浮かないよう精一杯務めた。

次第にタカヒロは彼女の話を始めた。

年下彼女。
束縛彼女。
わがまま彼女。

⏰:10/09/16 20:14 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#494 [歩美]
男性が自分の彼女の否を話す時は、大抵の場合、
『うまくいってない』
と思われたい。

それは女性にも当てはまるけど、タカヒロの態度から、
『絶対イケる』
と確信した。


タカヒロに名刺を渡した。
耳元で、
「これはプライベートの携帯だから♪」
と言った。
もちろん本当にプライベートを教えた。

タカヒロ「彼女に見つかんないようにしないとだね。(笑)」

⏰:10/09/16 20:18 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#495 [歩美]
私「そうですね!!」
と笑顔で見送った。

見つかっちゃえよぉ〜〜。
と、内心思いながら。


翌朝、早速タカヒロからメールが来ていた。

〈おはようございます。
今から仕事です。〉

私は今から就寝ですよ。

生活リズムは全く違うけど、
それなりにタカヒロとのメールは順調だった。


翌週、また上司と店に来た。

⏰:10/09/16 20:20 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#496 [歩美]
私「いらっしゃいませ♪
お疲れ様♪」

プライベートでメールをしているおかげで、タカヒロはもう全く人見知りではなくなっていた。
話も弾んだ。

上司もタカヒロも交えて、
ワイワイと楽しくクイズ大会もした。


タカヒロ「週末、映画でも行かないかな?」

私「ほんとっ?
行く行くーっ!!」

2人でデートの約束をした。

⏰:10/09/16 20:25 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#497 [歩美]
週末に約束をひかえた金曜日、天馬が店に来た。

当たり前のように指名され、
天馬の隣につく。

天馬「はいハニー♪」

私「ハニーじゃないし。
何しにきたの?」

天馬「相変わらず冷たいなぁ〜。日曜日遊ぼ?」

私「約束あるから無理。
で、何飲む?」

天馬「歩美汁(笑)」

私「まじできもい(笑)」

そんなやり取り。

⏰:10/09/16 23:20 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#498 [歩美]
しばらくふざけた会話に付き合っていたら、急に天馬が手を握ってきた。

天馬「俺、
本気なんだけど。」

一瞬沈黙。
いや、
たぶん一瞬じゃなかった。
しばしの沈黙。

私「やめてよ。」

もう恋愛なんてしたくないんだってば。
天馬を意識してなかったわけじゃない。
だけど、そんなこと言われたらホステスに戻ってきた意味がなくなるんだよ。

⏰:10/09/16 23:23 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#499 [歩美]
天馬「今日、
あがったら連絡して。」

そう言い残して、
支配人に挨拶だけして天馬は帰ってしまった。


私はネックレスを握りしめた。トップは、龍太郎からもらったあの指輪。
未練とかじゃなく、
戒めとして仕事時は必ずつけていた。


この指輪が、
私がホステスでいる意味。


「お疲れ様でしたー。」

店を上がって、
携帯を手に取った。

⏰:10/09/16 23:26 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


#500 [歩美]
天馬のメモリを出す。

・・・いや、やめた。

連絡をせず、私はタクシーに乗り込んだ。


天馬の店の前を通過したら、
天馬が座り込んでいるのが見えた。

見ちゃダメ。
目をそらした。

私を待っていると思いたくなかった。思っちゃったら、
行っちゃうもん。


私は天馬と一線置くことにした。

⏰:10/09/16 23:29 📱:F02A 🆔:SCiK5Re6


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