アメリカ行ってきたwwwwwwww
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#106 [ニート◆qZlvTAishI]



「勇者なんて糞食らえッスよ。ウィー」


木綿のボタンシャツをだらしなく着こなした一人の青年。

生え際の後退しはじめた七三分け。冴えない顔を、顔にかけた便底メガネで更にさえなくした、彼。

名前は竹中ヘイホー。27歳。現在会社に入社5年目。出身大学は、その三流っぷりが世の中に広く知れ渡っている田修大学。


「ウィーッ、お姉ちゃん、おかわりー」

⏰:10/11/26 13:51 📱:PC 🆔:HBMiW.tQ


#107 [我輩は匿名である]
フィクション書くならここはノンフィクション板なのでフィクション板行ってください。

⏰:10/11/26 13:53 📱:T001 🆔:EHYTLUc2


#108 [ニート◆qZlvTAishI]
いやいや、ノンフィクションだから。
例えばなしでゲームの話入れてます。



見づらくてスマソ

⏰:10/11/26 13:56 📱:PC 🆔:HBMiW.tQ


#109 [ニート◆qZlvTAishI]
店内の四隅に設置されたスピーカーが、なつかしの名曲を歌う。

それをかき消すのは、冴えないサラリーマン達の笑い声。


大衆酒場『黒木屋』のカウンター。

竹中は日本酒が並々と注がれたグラスをあおる。


もう一度言うが、ここは裏時球。剣と魔法の世界だ。


では何故、剣と魔法の世界の住人が居酒屋で日本酒をあおっているのか。


どうして魔王を倒しに行かないのか。

⏰:10/11/26 13:58 📱:PC 🆔:HBMiW.tQ


#110 [ニート◆qZlvTAishI]
答えは簡単。彼が勇者では無いからだ。


勇者とは、選ばれた人間。

幾多の魔法を使いこなす学。抜きに出た筋力や体力。どこに出しても恥ずかしくない必殺技。おまけに誰もが振り返るような優れたルックス。

エリート中のエリートを更に振るいにかけた、ごくごく一部の人材しか、踏み入れる事の許されない、超・聖域なのだ。


いくら剣と魔法の世界と言えど、ここも社会である事には変わりない。

町を支える人々の殆どが村人Aや村人B。


村長ですら選ばれた選ばれた人間が掴み取る事のできない、皆の憧れの職業なのである。

⏰:10/11/26 13:58 📱:PC 🆔:HBMiW.tQ


#111 [ニート◆qZlvTAishI]
「ウィー」


竹中は三度グラスをあおる。


「まあまあ。この辺にして。飲みすぎは体に毒ですよ」

「南波さん……」


彼の隣の席に座り、背中を叩く若い女性。

名前は南波知子<ナンバ トモコ>。

⏰:10/11/26 14:00 📱:PC 🆔:HBMiW.tQ


#112 [ニート◆qZlvTAishI]
つい最近、竹中の会社にアルバイトとして雇われた受付嬢だ。

仕事が速く、小さい事でもすぐに気が付く事で社内でもすこぶる評判が良い。


「そうっすよー、ヘイポーさん。ま、嫌な事が有ったら辞めちゃえばいいじゃないっスか」

「……ヘイホーだ」


隣で鼻くそをほじくりながらヘラヘラと笑っている青年。いや、馬鹿。

名前は柏木・M・新人<カシワギ・エム・ニイト>。

⏰:10/11/26 14:02 📱:PC 🆔:HBMiW.tQ


#113 [ニート◆qZlvTAishI]
南波と同じ時期に竹中の会社にやってきた、社員研修中の新人。

仕事は遅く、上司・先輩への気遣いもゼロ。

おまけに、気が付けば股間をいじっているどうしようもない若者だ。


いつもスかした表情をしている。だが、こういう男に限って間違いなく四六時中エロい事を考えている物だ。
 
それは竹中の経験論だった。

そんなむっつり助平の薄茶色の髪には所々癖がついている。


(寝癖かよ。こいつ、勤務中に寝てやがったな) 

⏰:10/11/26 14:07 📱:PC 🆔:HBMiW.tQ


#114 [ニート◆qZlvTAishI]
その姿形は、入社三年前後に「この会社、ちょっと俺に合わないんで」と言って会社を去っていたありし日の後輩達の姿を彷彿させた。

(……ああ、彼らは今、一体どこで何をしているのだろう。きっと、コイツも三年としないうちに辞めてくんだろうな)


そんな事を考えながら、竹中はまた、グラスをあおる。


どうして入社五年目の竹中が(同じ部署の後輩である柏木はともかく)他の部署であり何の関わりもない南波とも飲んでいるのか。

それには深い訳が有る。

⏰:10/11/26 14:07 📱:PC 🆔:HBMiW.tQ


#115 [ニート◆qZlvTAishI]



人材派遣ギルド『NO人事(ノージンジ)』

これが竹中の働く会社の社名。

社はギルド業界の第一位。ぶっちぎりの業界リーダー。


ギルドとは、本来同職の者たちが集まった組合のような物。しかし、裏時球のギルドは少々違う。

名だたる戦士達が集まり、依頼をこなしていく事によって動く、立派な法人。つまり会社なのだ。

その運営方式は、我々の住む世界で言う“人材派遣会社”に最も似ていると思われる。

⏰:10/11/26 14:08 📱:PC 🆔:HBMiW.tQ


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