アメリカ行ってきたwwwwwwww

ニートの俺が、今年の3月～11月まで8ヶ月間、アメリカのLAに留学してきた。
この話は、留学に興味がある、英語が好き、日本が大好き、おっぱい大好きって人に是非読んでもらいたい。
英語での会話を書いても中学の教科書になるだけなので、外人との会話は書かないと思う。
長くなると思うが、是非最後まで読んでほしい。
まず、スペックを晒そう。
俺
20歳
170cm60kg
家族　父母姉兄俺　5人＋犬
何の取り柄もないただのニート
勉強は並にできると思う
そんな俺がアメリカに行ってきた、では聞いてほしい

～2月
まず俺は留学のためにエージェントを計二個回った。
そして一つの会社では、体験の段階で具体的な留学のプランまで立ててもらい、行く学校まで決めてくれて、見積もりまで出してくれた。
しかし、家に帰りインターネットでその学校を調べてみると、授業料、ホームステイ代、保険代、プログラム登録料、ありとあらゆる代金を上乗せ
されており、30～40万ぼったくりされていた。
あまりにムカついたので、わざわざ電話してやった。

俺「もしもしー」
エージェント「はい。あ、俺君？うちに決めてくれた？」
俺「なんか～インターネットで調べたら～もっと安いとこ見つけたんで～そっちにしますね～」
エージェント「は？・・・でも学校を選んであげたのはうちだよね？例えば俺君は服を一生懸命コーディネートしてくれた店員さんがいるのに、別の店で同じ安い服を買うのかな？」
俺「はい。第一、服とは一緒じゃないですし、30万くらい差額があるんで、誰でもそっちがいいと思いますよね。」
エージェント「・・・先週18歳の女の子が来てね、他よりも少し高いけどうちの対応が大好きだからって言ってうちに決めてくれたよ。そういう人情ってあると思うんだ。そうやって周りに流されたらアメリカに行ってもやっていけないし、それに(ry」
俺「話なげぇ！！」

俺は、去るもの追わずという言葉を信じて携帯の電源を長押しした。
すると何通かメールが来たが返さなかった。エージェント必死！

もしこれから留学する予定の人は、エージェント選びは慎重になった方がいい。
いざとなったら学校に直接電話しても、日本人スタッフがいるので、何とかはなる。

そして、何だかんだ安いエージェントを見つけて、出発の日が決まった。
ちなみに最初は学校の寮に住む事になった。

3月　ついに出発の日。

留学について父親はすごく賛成してくれた。何でも、昔おばあちゃんをアメリカに連れて行くのが夢だったらしく、今回えらく賛成してくれた。
母親は、危ないとか言ってそういう心配から反対していたが、無事に帰ってくるという約束で何とか了承を得た。自分でも、幸せな家庭に育った、と強く思う。ニートでごめんなって強く感じている感じはする。

そんな両親と仲の良い友達が見送りに来てくれた。

父「頑張ってくるんだぞ。精一杯楽しんで、精一杯努力してこい！たまには父ちゃんらの事も思い出してな！」
俺「うん！父ちゃんもな！」
母「体には気をつけてね。」
友達「金髪紹介してなヒソヒソ」
俺「おｋ！じゃあ！また八ヶ月後!!」

そしてついに俺は日本を発った。
本当に新生活が始まるんだ、というワクワク感と、ついに始まってしまうんだ、という絶望感を同時に感じ、変な気持ちだった。
飛行機から撮ったアメリカの写真は、一生忘れる事はないだろう。

向こうの空港に着いたが、全く相手の言っている英語が理解できず、困ったあげく「頼むから日本語喋ってくれks」って言ってやった。
相手はその言葉を上手く右から左へ聞き流すと、相も変わらず英語を話し続けた。あいつはやり手だった。

そして、何とかアメリカの空港でお迎えと合流でき(日本人だった)、挨拶を交わし、学校の寮に向かおうとその人の車に乗り込み発進すると、さっそくアメリカの洗礼を受けた。

最初の信号を右折しようとした瞬間

ドーーーン!!!!!

人をひいてしまった・・・

あれ、この国は歩行者を引いていいの？ってマジで思った

お迎えさんの顔が腐ったバナナのように真っ青になっていく。
明らかに足がおかしい方向に曲がり、苦しんでいる外人・・・。
この時早くも、「帰りたい」って思った。

その時、バナナさんが言った

「おれ、こういうスリルのある状況好きなんだ」

この言葉は、留学生活を終えた今でも頭に染み付いている。
こうした苦しんだ人がいる状況で、こんな事を言う人間には絶対ならないでおこう、と思ったね。
そして救急車とポリスが到着し、事情聴取で英語で質問してくる。もちろんわからない。
初っ端がこんな感じで本当に泣きそうだった・・・。
バナナが警察に説明してくれて、そしてとりあえず他のお迎えさんが代わりに来ることになった。

そうして、待つこと1時間、ようやく別のお迎えさんが来て寮まで向かうことに。
フリーウェイという無料の高速に乗って1時間くらいで着いたのだが、それまでの道のりは「あ～アメリカだ！」と凄く感動した。
なんせ、木がすごくかっこいい、車の量が半端ない、道広い、運転手外人！
ただ、走っている車の9割くらいが日本車だった、それに一番驚いた。
なにか日本が誇らしかった。

そしてついに、寮に着く。お迎えは帰る
寮は見た感じ普通の一軒家だった。
だがさすがアメリカと言わんばかりの一軒一軒が広大な土地の使い方をしており、どの家にも芝生が広がっている。
家の前の道路も無駄に広かった。そして、路上駐車の嵐。

俺は緊張しつつ恐る恐る、インターフォンを鳴らした

ピンポーン

ガチャ

??「あ、どうも。新しく寮に住む方ですよね？聞いてますー」
俺「初めましてー！俺って言います。よろしくお願いしますー！」
??「あ、はい。ナオトって言います。他に住んでるの全員台湾人なんだけど、今みんなスーパー行ってます」
俺「あ、そうなんですかー。めっちゃ緊張しますなんかーｗナオトさんはどれくらいここに住んでるんですか？」
ナオト「俺も一昨日来たばっかだよ。一緒に学校頑張ろうね！」

こんな感じで、俺は色々聞く事のできる優しい日本人の友達が出来、ほっとした。
だが、この人が優しかったのはこの時だけだった・・・。
ちなみに彼は33歳で、こっちで働きたくて英語を学びに来ている。性格はかなり真面目だ。

そしてその夜、一緒に住む台湾人4人と挨拶を交わし、みんなでリビングでご飯を食べた。
寮は一階建ての家をみんなで共有する感じで、部屋は全部で10個あってバスルームは3つキッチン1つ、そしてリビングだけにテレビがある感じだ。
この時は自分合わせて合計で6人でシェアだった。
ルームメイト達はとてもいい奴らだった。彼らは5ヶ月ほどこの寮に住んでいるようだった。アメリカの水道水は危険だから飲むなと教わった。

そうして俺は自分の部屋に戻り、眠りについた
もちろん初日から2ｃｈを覗くというニートっぷりを発揮したことは秘密だ

次の日、トイレットペーパーやら食材を買わないといけないので、スーパーの場所を教えてもらい、一人で買いに行った。
ニートの俺が一人で外を歩いている、成長したなって思った
アメリカの街にワクワクしながらスーパーまで行ったが、500mlのコーラが180円、トイレットペーパー16個で500円、牛乳300円、スーパーなのにこのような決して安くはない値段だ。たけー！って思ったが、必要最低限の物だけカゴに入れ、レジに向かうと長蛇の列が・・・
レジは20列くらいあるのに使ってるのは3列だけ・・・
しかも店員のあのやる気のなさ・・・
アメリカの店員は、レジを打ちながらたまに携帯も打つというテクニックを持っている。その上隣のレジの店員と喋り、笑いながら仕事をする。
さすが自由の国・・・。仕事をしない俺より自由だ・・・。

そうして俺は買い物を済まし、寮まで帰った。

するとナオトさんが台湾人と喋っていた。

こっちに来ている日本人がまず最初に絶対思う事、それは日本人とつるまない事。
だがそれを実行できる人は少ない。
日本人と全くつるまない、よりも程よく仲良くする方が良いと俺は思う。
外人から遊びに誘われる量が断然違うからだ。
ナオトさんは人一倍英語に対する向上心が強く、ずっと外人だけとつるみたいという考えを持った人だった。
実際俺が寮でナオトさんと喋る事はほぼなかった。
リビングでみんなでいる時も英語しか喋らないという雰囲気が伝わってきて、俺は拒否されてる感が嫌だった。

そして、ついに学校の初日を迎えた。
寮のみんなでバスで学校まで通学した。
バス内は音楽がかかっており、何人かは音楽にノリノリで、自分のi-podをイヤホン無しで爆音で聞きながらノリノリの人もいれば、運転手とずっと大声で喋っているノリノリな人もいる。アメリカ　おもしろい

そして学校に着き、まずテストを受けた。
結果はやはり中間のクラスで、ナオトさんも一緒だった。
そして、先生達がランチにピザを用意してくれていて生徒、先生みんなで食べた。
そこで色んな生徒と話すことができた。

俺「初めましてー」
中国人「初めまして、私は中国人アルよ。」
俺「俺、日本から来ましたー^^よろしくー！」
中国人「私、日本のAV女優たくさん知ってるアルよ。」
俺「ん？AV？？」
韓国「ハハ、私も知ってるセヨ。日本人は淫乱ニダkk」
タイ「みんなFacebookやってる？？」

中国、韓国、台湾などにはAVが存在しない。
だからあいつらは日本のを見まくっていて日本人以上に日本のAVに詳しい。
正直、気持ち悪いと思った。

日本人のユウタ君という人とも喋った。

俺「へー、ユウタ君はホームステイなんだー！どうですか？家族は？」
ユウタ「いやー何言ってるか全然わからんし、なんとなく嫌われてる気がする・・・。寮っていいよなー。みんなで学校来れるから家族みたいじゃん。俺なんか今日一人でバスで40分かけて来たんだぜ～」
俺「あ～そういう面ではいいかも。でも共同生活って案外大変ですよー」
ユウタ「そうか～まぁ俺友達いないから仲良くしてよー」
俺「こちらこそー」

余談だが、基本的に語学学校はアジア人が大半だ。
あと、アメリカに来たからと言ってアメリカ人の友達ができる訳ではない。実はこれがかなり難しい。
だが日本人の女は外人にモテるので、その気になれば案外誰でも彼氏を作れてしまう。
男は正反対で、全く相手にされない。正直なところ、日本でかなりイケメンでもアメリカでは並以下だ。
だがこのハンディを乗り越え日本に帰ると、男はまるで背負っていた重りを振り払うかのように力を発揮できる。いろんな面で。俺が言うくらいだから真実だ

そして午後に入り、初めての授業。
先生も聞き取り易い英語を喋ってくれ、生徒同士自己紹介し合うだけの簡単な授業だった。

すると、突然隣のクラスから

ギャーーーーー!!!!!!!!!!

という叫び声が聞こえた。

同時に隣の先生がパニック状態でうちの教室に入ってきて、助けに来てくれ!!救急車呼んでくれ!!!みたいな事を言っている。
うちの教室の生徒もざわついて、何が起きたのか隣の教室に野次馬しに行く。
すると、さっき喋ったユウタ君が地面に倒れていた・・・。
しかも口から泡を吹きながら、白目を向いて、更にいびきをかいている・・・。
俺は何が起こったのか想像もつかなかった。
あまりにも恐ろしい光景で、泣き出す生徒もいた。
すぐ救急車が来て、その人は病院まで運ばれ、運ばれる途中少し意識を戻して喋ったのだが自分の名前すらわからなかったという・・・。
アメリカに来て緊張のあまり、そのような症状が出たらしい。
アメリカ恐ろしい、帰りたいって思った。

そうして初日から授業打ち切りで寮に帰ったのだが、何かこれからの生活が不安になり、その夜早速家に電話した。

俺「こういう事があってそれでさー・・・」
母「そんなん母さんが中学の頃頻繁にあったよ。入学式なんて毎回4人は倒れて泡吹いてたよ。決して珍しくない症状だからあんたはその人と良い友達になって支えになってあげなさいね。」
俺「うんー」
母「とりあえず体には気をつけてね、母さん応援してるから。」
俺「・・・ありがとう。」
母「あ、そうだ!父さんが話したいって!代わるね!」
俺「ん？おｋ。ああ、父さん？元気ー？」

父「おー元気かー？？どうだ、アメリカは？^^」
俺「いやー色々大変だよ～でも、まぁ頑張るけど・・・」
父「おーそうかそうか!父さんなー、お前の成長した姿を八ヵ月後に見る事だけが今の楽しみじゃ!」
俺「ハハ。まぁ楽しみにしてて^^」
父「体には気をつけるんだぞ」

本当に家族って大切だと感じた。
遠くに行ってやっと気付く家族のありがたみ・・・

ちなみにそのユウタ君はそれからは何事もなく元気だ。

そして二週間が過ぎた。
寮では、ナオトさんと喋る事はめったに無く、むしろ英語を話したいが為に台湾人の取り合いのような関係になっていた。
さらにナオトさんとの関係はかなり悪化していき、ナオトさんは、あいつ電話の声うるさいんだよ、とかタバコ吸う奴嫌いなんだよ、とか台湾人に俺に対する愚痴をこぼすようになった。

そんなある日、さすがアメリカと言わんばかりの変な日本人留学生が寮に来る

ピンポーン

ガチャ

俺「あ・・・どうもー。ここに新しく住む方ですよねー？^^」
??「あ、どーもっす、ｸﾞﾌﾌ･･･。自分コータって言うっすｸﾞﾌﾌ･･･」
俺「初めましてー俺って言います～よろしくお願いしますー。」
コータ「俺っすかｸﾞﾌ、変な名前っすねｸﾞﾌﾌ･･･」
俺「ハハ。よく言われます^^是非中に入ってみんなと挨拶して下さい^^」

リビングでみんなでくつろぎながら雑談をする

コータ「へーじゃあｸﾞﾌﾌ･･･ナオトさんはこっちで働くんすねーｸﾞﾌﾌ･･･」
ナオト「そうだよー。コータ君は何歳??何でこっち来たの??」
コータ「自分19歳っすｸﾞﾌﾌ･･･ミュージシャンになりたくてこっち来ましたｸﾞﾌﾌ･･･」
俺「かっこいいなー！」
ナオト「へー。」

そんな感じで会話が弾み、台湾人の提案で新入り祝いのデリバリーピザを頼む事に

更に台湾人達は面白半分でコータに注文をさせる事を提案
国境を越えるいじられキャラ、コータ。

コータ「まじ無理っすよーｸﾞﾌﾌ･･･」

と言ってる傍から電話をかけられ、台湾人に渡されるコータ

トゥルルルトゥルルルカ゛チャ

店員「Hi ,May I help you?」

コータ「エ、エクスキュ～ズミ～　ｸﾞﾌ、アイ　ウォントゥ　ビー　ピッツァｸﾞﾌﾌ･･･」

ピザになりたいって言いやがった

店員すぐさま電話切る
みんな爆笑
ナオトさんも見た事がないくらい爆笑
顔が真っ赤なコータ
この日はこの後も中々笑わせてもらったｗ

そして一週間後

コータ「なんかーナオトさんってあんま関わってくれないっすよね・・ｸﾞﾌﾌ」
俺「まぁあの人はあの人なりに頑張ってるからいいんじゃない」

俺はコータと歳も近い事からかかなり仲良くなっていた。

その日の夜22時、俺が部屋で勉強していると、ドンドンドン!!!!とドアを強く叩く音が。
ドアを開けるとナオトさんが立っていた。

俺「はい？」
ナオト「はいじゃねーよ!!使った皿洗ってないだろ!!!?俺が台湾人に怒られたんだよ!!」
俺「え・・すいません忘れてました・・」
ナオト「まじ次やったらキレるからな!」
俺「気をつけます・・」

一枚皿を洗い忘れただけで、ここまで言われる。
ナオトさんも英語しか喋れない環境でストレスが溜まっているのだろうし、俺とコータが仲良いのが気に食わないのだろうが、この頃ナオトさんはかなり俺に八つ当たりしてきた。
この頃が一番日本が恋しかった。

コータ「いやー大丈夫でした?かなりリビングでもキレてましたよｸﾞﾌ」
俺「まぁ洗い忘れたのは俺だしな、仕方ないよ・・」

俺は、こういう辛い事があるとすぐ家族に電話してた。最初の一ヶ月はかなり電話した。
こんな遠くに来ても、心底家族に頼りきっていた。

その後もナオトさんからキレられることが多々あった。
冷蔵庫の場所使いすぎとか、タバコ吸いすぎとか、テレビも独占された。
もう単なるいやがらせだった。
悩んだ結果、俺は3月いっぱいで寮を出る事にした。
4月からはホームシェアをする事にした。
後、書いてはいないが、この一ヶ月かなり勉強は頑張った。遊びもほぼ日本人以外と(いるとしたらコータ)で遊び、部屋にいる時はTOEICなんかの勉強もしてた。いっぱい観光もした。あ、ちなみに2月にTOEICを受けたのだが、420点だったｗｗ

寮生活最後の夜は、コータと二人で語り明かした。

コータ「いやー俺さんいなくなったら寂しいっすよ～～ｸﾞﾌ」
俺「まぁお前やったら何とかなるさ」
コータ「まぁねｸﾞﾌﾌ･･･あ、なんか明日俺さんと入れ違いで日本人の女の子入って来るらしいっすよ、僕はその子と･･･ﾑﾌ、俺さん残念っすねｸﾞﾌﾌ･･･」
俺「きめぇーーｗｗでもその代わりお前の英語は伸びねーけどなｗ」
コータ「ｸﾞﾌﾌ･･･。まぁ･･･今までありがとうございました！！」
俺「おう、ほんとありがとな。」

同じ屋根の下で暮らすと、例え１ヶ月でも大親友になる事もある。
今でも俺はコータとは超仲良しだ。

そんな感じで俺は4月からはホームシェアをした。ルームメイトは中国人だった。
結果から言うと4月～9月までその家に住んだ。中国人は、一言で言うと、とてもガサツだ。
部屋にノックなしで勝手に入ってくる、勝手に人のタバコを吸う、そしてひたすらうるさい。
そして、たまに日本と中国の歴史の話をしてくる。俺は、言い返してやる為にかなり歴史を勉強した。

学校の授業でもそうだった。韓国、中国、台湾、ロシアなど他国の国の人達は自分の国に誇りを持っている。そして歴史を把握している。
自分の国の質問に答えられないのは日本人だけだった。いわゆる平和ボケって奴が影響しているのだが。そして、他国の彼らは軍隊というものを全員経験している事もあり、戦争を身近に感じている。日本人には考えられないことだ。

俺は、本気で歴史を勉強した。
その結果わかったこと、日本は素晴らしい国だ、ということ。
ニートだった俺が言うのもあれだが、日本人はもっと日本を愛さなければならない。
みんなも「国民が知らない」でググって、この最低限の知識は知ってほしい。
ちなみにOmegleというサイトで外人とチャットしてみると、日本がどう思われているのかわかるだろう。

中国人「日本は超悪い国アルよーお前達は真実の歴史を習ってないアルよー」
俺「は？何が？」
中国人「尖閣諸島問題も明らかに中国の物だよー」
俺「あれは確実に日本のだ。」
中国人「日本は嘘つきだ！俺は日本嫌いアル！」
俺「はいはいじゃあとりあえずパソコンに入ってるAV消して一生日本に来るな」
中国人「でも日本はいい国アル。ところでこのタバコ吸っていいか？」

俺らは冗談まじりにも本気でこういう会話をしていた。
時には本気で腹が立った。

俺はこの4～9月の間は学校で知り合った大親友の台湾人と遊びまくった。
彼が車を持っていたので色んなとこに観光に行き、かなり遊びほうけた。
家に帰るとうざい中国人がいるので夜遅くまで遊ぶ日も多かった。
このおかげでかなり英語力は伸びた。
コータや他の英語ができない人に英語を教えることも多々あった。
そして6月に入ったある日、その友達が車を4万という破格な値段で譲ってくれると言ってきた。
その日もまず俺は、親に相談の電話をすることにした。
だが、この日は少し態度がおかしかった。

トゥルルルガチャ

俺「あ、もしもし、なんか友達がさー」

と俺が話し始めると母は急に

母「・・・ちょっと、こっちはこっちで忙しいんだから!そんなしょっちゅう電話かけてこられても困るよ!!」

と言った。

俺「わ、わかった・・・。んじゃまた、元気で！」

明らかに不自然な母の態度・・・。だが、俺は察した。母達は俺に、家族に頼ってばかりじゃなく自分の力でなんとか考えて行動して欲しいのだということを。
俺は母親のその想いを受け止め、その日から家に電話をする事を辞め、全て自分で判断することにした。
実際に、この日以来は日本に帰る直前以外連絡を取らなかった
しかし・・・

時は流れそんな遊びほうけていた7月のある日、コータから電話が

トゥルルガチャ

俺「おーコータ！久しぶりー！どうしたー？？」
コータ「久しぶりっすｸﾞﾌﾌ･･･あの～今日寮でパーティあるんで来て下さいよーｸﾞﾌﾌ」
俺「楽しそうだなー行く行く！久々にコータに会いたいしな^^」
コータ「俺もっす！寮のメンバーめちゃくちゃ変わったんでびっくりしますよｸﾞﾌﾌ」
俺「楽しみにしてるわー^^じゃあまた！」

そうして俺は夜、親友の台湾人を連れて寮まで向かった。
ちなみに7月に車を譲ってもらい、免許も取ったので、寮までは俺が運転していった。
パーティのメンバーは、12人くらいいて、日本、台湾、韓国、中国、タイ、トルコ、ブラジル人で男7女5だった。
ナオトさんは5月に寮から引っ越していてここにはいない。
そうしてパーティは始まった。

コータ「いやーナオトさんいなくなってから超自由っすよーｸﾞﾌﾌ、騒いでも怒る人いないし、リビング占領されないしｗｗ」
俺「あん時は大変だったなーｗｗあの頃のメンバーもう誰もいないし、今となっちゃお前が寮のボスかｗｗｗ」
??「へーそんな人いたんだー」
コータ「あ、こいつ俺さんと入れ違いで寮に来たナツミって言います。」
ナツミ「初めましてー^^」
俺「あー噂のｗｗ始めまして、俺って言います^^」
ナツミ「あ、俺さんって誰かに似てるーｗｗｗてか変な名前だねｗｗ」
俺「う、うるせーｗｗ」
コータ「二人早速仲良いなーｗｸﾞﾌﾌｗ」

そんな感じでそれからも三人で話が盛り上がった。
周りは周りで会話が盛り上がっており、ビールを一気してる奴もいるｗｗ
ちなみにナツミという子は、18歳で高校卒業したてなピチピチな海にいそうなギャルだｗ
みんなでゲームする事になり、罰ゲームでテキーラ一気など、みんなかなりハイテンションに

コータ「くそーーーまた俺負けかーｸﾞﾌﾌ!!」
ブラジル「コータ　飲め　これ　一気に飲め」
中国「またお前アルか、わざとじゃないアルか？」
ナツミ「コーターーーーー!!!!いけーーーー!!!」
韓国「私はもう飲みたくないセヨ、コータもっと飲むニダ」
タイ「みんなFacebookやってる？？」

パーティから二時間ほど経過し、俺が外にタバコを吸いに行こうとしたらナツミが「私も行く!!」と言い、ついてきた。
そして外へ。

ナツミ「いやー楽しいな!!!ってあれ誰の車？？」
俺「俺のだけど」
ナツミ「えー車持ってるんだ!今度どこか連れてって下さい先輩～～(はぁと」
俺「きもいから無理ー」
ナツミ「えーーショックーーー」
俺「まぁ気が向いたらな^^」
ナツミ「やった～!ちゃんとガソリン代は払うから♪てか、番号教えて下さいよ～、決して車目当てじゃないですよｗｗ」
俺「まぁなんでもいいけどよｗｗ」
ナツミ「・・・おっけー番号ゲットー♪で、俺君って彼女とかいるの～？」
俺「ん？いないけど・・・？俺に惚れたか？？ｗ」
ナツミ「あほかー！！ｗ」

二人で話していると少しいい感じに感じたｗｗ
この後なぜかエロトークで盛り上がる

ナツミ「え～全然想像もつかん！！10人くらい？？」
俺「(ニートの俺だぜ？10人だと？)ん～まぁそんくらいかなｗｗ」
ナツミ「え～じゃああたし当ててみて♪」
俺「お前は50人だろｗｗ」
ナツミ「ブ～～！ばか～」
俺「それ以上？ｗ以下？」
ナツミ「ん～～ていうか百人以上♪」

100　人　以　上　ｗｗｗｗｗｗくそビ○チｗｗｗｗｗｗｗ
もちろん経験人数の話ねｗｗｗ
もっと詳しく話しを聞きたかったが、中の友達に早く来いよと言われて中へ行くことに

そして中へ戻ると相変わらずのハイテンション。
何人かは近くのスーパー行ったりマクドナルドに行ったりしてる。超みんな自由ｗ
ゲームは続行されている。

クラクラになっているトルコ人
死にかけのコータ
独り言を言っているタイ人
まだまだいけるぜ中国人
私飲まないセヨ韓国人

すると、ナツミが急に「しんどい～～ちょと一瞬寝る!!」と言い、自分の部屋に戻っていった。
そんな事おかまいもせずに飲み続けるみんな
俺も少し飲みすぎてしんどくなってきた・・・
更に酒を購入してくるブラジル人と親友の台湾人
更にゲームは続行される

これは死んだ、と思ったその時

ブーブー

携帯が鳴っている。
メールが届いたようだ

From　Natsumi

Atode kossori heya kite

ま、まじかーーーｗｗｗｗｗｗ
何ていう非常事態ｗｗｗ神様万歳ｗｗｗ
この時の俺は世界一ニヤニヤしてる男だったと思う

更新待ってます！

ありがとうございます！
頑張ります！

そしてタバコを吸うフリしてこっそりみんなの前から姿を消す俺
静かに部屋の前まで歩み寄り、コンコン、とノックを鳴らす。中で鍵を開ける音が聞こえ、俺はドアをゆっくりと開けた
そして、部屋に入りナツミにアイコンタクトを交わすと俺は・・・おっと、ここからはみんなの想像におまかせしたい

そうして楽しかったパーティは終わった。

こんな感じで7月はかなり楽しかった。
このパーティのメンバーはこの先もかなり一緒に遊んだ。
今がずっと続けばいいなって思ったりもした。
楽しかった、良いとこばかりを言うとしたらグランドキャニオン、ロサンゼルス、サンフランシスコなどを観光した。
悪いとこを言うとしたら空き巣に入られた、銃を頭に突きつけられた、前の車が爆発した、くらいかな。

8月に入ったある日俺はコータとマクドナルドへ行った。
マクドナルドの店員もやはり恐ろしかった

俺「いや～何食べよっかな～」
コータ「俺は絶対マックシェイクとビッグマックっすｸﾞﾌﾌ･･･」
俺「お前ビッグマック好きだな～」
店員「次の方！！」
コータ「あ～・・・マックシェイクとビッグマック下さい。」
店員「(聞き取りづれぇなこいつ～)は？マックシェイク？何味？」
コータ「ストロベリーで」
店員「は？チキン？」
コータ「ストロベリー！」
店員「チキン？！」
コータ「・・・イエス！チキンとビッグマック下さい！」

コータはチキンとビッグマックを頬張った。
案外ストロベリーの発音は難しい。こうしたように英語の壁はいくらでもある。
ボキャブラリーを増やし、それを聞く能力、話す能力。
俺は最近遊びすぎたと反省し、少し遊びを控え、本気でTOEICの勉強に専念する事にした。ニートだって出来るってことを証明したかった、自分自身に。そして期待してくれている親の為にも何か頑張りを証明できる物が欲しかった。
そして8月は本気で勉強を頑張った。
本当にひたすら勉強した。

そして、9月

早速俺はTOEICを申し込み、実力試しをすることにした。
そして試験当日自分自身に、俺ならできる、と暗示をかけ試験に臨んだ。
そして二時間の長い試験が終わった。
2月に受けた頃に比べたら明らかに手ごたえが違った。
これがいくらくらいの点数なのだろう・・・。
結果が待ち遠しくて夜しか眠れなかった・・・。

そして二週間後、結果が届く。封筒をゆっくり開ける。
心臓がドクドク言ってる。

中身が見えた・・・

390点

350点

おーーーーーーｗｗｗ
俺は歓喜に溢れた！
リスニング390点、リーディング350点トータル740点という自己最高記録！！
最初に比べると300点以上伸びた！！

あの時の喜びは忘れられない、忘れたくない。
何か目標を持って頑張るという事は素晴らしい、結果は努力についてくると痛感した。
思った以上にリスニングが伸びていて感動した。
何も取り柄がなかった俺が自ら勉強し、結果を出せた。
ニートを代表して言おう、人間誰でもその気になりゃできる。

その頃、そんな全てが調子のいい俺とは裏腹にナオトさんは学校中の生徒から嫌われていた・・・。
何でも、英語にストイックすぎて他国の人と話すときも聞く耳持たずで、自分ばっか話しているらしい。
何か、日本人の友達もいなく、他国にまで嫌われる、正直かなり同情した・・・。

そんな9月半ば

尖閣諸島問題が悪化し、俺はルームメイトの中国人と仲が悪くなっていく。
中国人は本当に自分達が全て正しいと思っており、自分達の意見から一歩も引かない。
このまま一緒に住むのは無理だと判断した結果、俺は10月中の最後の一ヶ月間、別のところへ引っ越すことを決めた。
ちなみに敷金礼金みたいなのはないので、車にスーツケースを乗っけるだけで簡単に引越しはできる。

中国人「日本は何言ってるアルか！このゴミ政府め！」
俺「ゴミはお前らだ！糞共産党が！」
中国人「俺ら中国人様が日本産製品買わんかったら日本の経済は終わるアルよ！日本が生きてるのは中国様のおかげアルよ！感謝しろ！」
俺「やってみろよ～中国産の汚いコピー毒入り商品でも食べ続けてタヒね！」

そうして俺はその家を去った
はっきり言おう、俺は中国が大嫌いだ。

面白いｗｗ
頑張ってください！

ありがとうございます！
また感想お願いします(>_<)!

そして10月

新しいルームメイトは日本人で、なんと映画監督。しかも元医者。
かなり日本の歴史にも詳しく、本当に勉強になった。この一ヶ月の引越しは、この留学の中で一番有意義な行動だったと今になって思う。
このようなレベルの高い人、と言ったらおかしいのかもしれないが、この人とよく映画を見に行ったり、一日中話したりする事からこの頃、俺の意識は昔に比べ改革していた。自分が今までどれだけばかばかしい人生を歩んでいたか心に染みた思いだった。
日本に帰ったら絶対、家族のため、自分のため、そして日本のために働くことを決意していた。

監督「・・・だから韓国はこんなにも反日なんだよ。中国も。」
俺「くそーほんとむかつきますね！日本やばい・・・」
監督「だから日本人は日本の真の歴史を知らないとあかん。そして今こそ日本人が覚醒するときなんや。」
俺「はい・・・」
監督「・・・。僕らのおじいちゃん達の恩を仇で返しやがってね・・・。韓国も中国も・・・糞や！！俺君も将来外資を獲得しないとね。俺も海外で映画作って絶対日本の国益に貢献するから。」
俺「はい・・・。俺も絶対日本の為に頑張ります。」

この人はしっかりしたように見えてかなりいたずら好きだったｗ
心霊写真を作って驚かしてきたり、女の人になりすましてメールを送ってきたりｗ
おかげでかなり楽しい時間を過ごせた。
たまに友達を家によんでその人と一緒にみんなで騒いでたりもしてた。
そんな一ヶ月だった

そして、ついに留学も終わりに近づいており、帰りの航空券を買うことに。
ネットで安いところを探して、ついに購入。
11月初旬に帰ることにした。

さらに、この報告をということで約4ヶ月ぶりに親へ電話することに。

トゥルルルガチャ

母「はい・・・？」

俺「あ、俺俺！元気ー？？久しぶり！！！」

母「あーーー!!無事でよかった～泣」

俺「無事に帰るって約束しただろ^^あ、11月1日に帰ることになったんだ！」

母「お～もうすぐじゃん!超嬉しいよ～」

俺「お迎えよろしくっ！みんなにも元気でって伝えといて！！」

母「は～い、、、」

俺「じゃね!」

かなり久々に聞いた母さんの声。なんだかとても懐かしく、元気が出た。
それと同時に母さん、父さん、姉ちゃん、兄貴、友達、みんなに会いたくなった。
久々だったからか、何となく母さんの声が細々しくなっているように感じた。

俺君リスペクトｗｗｗ
付き合ってくださいｗ俺男ですけどｗｗｗ

更新楽しみにしてます

リスペクトありがとうございますｗｗ
明日にしようと思ってたけどあと少ししたら一気に最後までいきますｗ

ニートさんのキャラ書き方
大好きでしっ///
わわたしと付き合ってくださいっ////

ありがとうございますｗ
大好きでしっｗｗ

今から頑張ります！

最後の一ヶ月は本当に短く感じた。
なんかずっとこの留学生活を思い返してた気がするｗ
全ての出会いに感謝って毎日思ってた
この最後の一ヶ月中にも色んな出会いがあり、中には救いようのない最低な奴とも出会ったりした。
お世話になった学校の先生、友達に挨拶をし、この生活にもついに最後の日がやってきた。

最後の日、みんなが俺のためにお別れ会を開いてくれた。
メンバーはおなじみの、コータ、ナツミ、台湾人、中国人、韓国人、ブラジル人、そしてナオトさんｗ

コータ「いや～ついに俺さん帰っちゃうんすね・・・ク゛フフ・・・」
ナツミ「寂しい～～やだ～～！！」
ブラジル人「俺　悲しくない　だって　俺ら　ずっと友達」
中国人「一緒に住んでる時、色々もめたけど実は色々感謝してるアルよ、主にタバコとか」
韓国人「私は今日は具合悪いんだから飲まないセヨ」
台湾人「本当に今までありがとう、また日本で会おう」
ナオトさん「この皿汚くない？？」
俺「いや、ほんとにみんな感謝してる。みんなと出会えてほんと幸せだー!!とりあえずかんぱーい!!!」

こんな感じでこの日は飲んで、飲んで、飲みまくった。
寂しさを打ち消すために飲みまくった。
一生、このメンバーで、この場所で、こうやって集まることはないんだと思うとすぐに泣けてきた。
気付けばみんな、アルコールが入っていたこともあるが、かなり号泣していた。
少なくとも俺が今まで行ったお別れ会では、見た事がない光景だった。
こうしてお別れ会は幕を閉じた。

余談だが、ナオトさんはその日も主に英語を喋っていたが、正直4月から英語力が全く変わっていない。
やはり英語は、練習として相手として喋るのではなく、友達として喋らないと伸びないのだ、と実感した。
ナオトさんは俺と同じ時期にアメリカに来たライバルみたいな存在だったが、正直俺の圧勝な気がしてた。

そんな事を考えている最中に、ナオトさんから電話がかかってきた

俺「はい？どうしたんですか？？」

ナオト「いや、なんかさー。」

俺「何ですか？？」

ナオト「・・・・・俺、間違ってたなーって前から思っててさ、なんかごめんな。ほんとごめん。俺寮に一緒に住んでた時どこかおかしかったよ・・。もっとみんなで楽しもうとしないとだめだったよな・・・。」

俺は感動してしまった。

何かやり残したこと、と言えばナオトさんとの関係だったからである。

俺「・・・。そんなことより次は日本で飲みましょう！！ｗｗ」

今俺とナオトさんは、大の親友である。

そして、次の日、いよいよ帰国の日。
本当に帰りたくないと思った。

空港までは、見送りにコータとナツミが来てくれた。
重たいスーツケースをコータが持ってくれ、荷物を預ける。

コータ「いよいよっすね・・本当に今までお世話になりました・・。俺さん大好きっす・・・俺らのリーダーっす・・・泣」

ナツミ「本当色んな事があったね・・・。日本に帰っても私らの事一秒も忘れたらだめだよ。ぐすっ・・・泣」

俺「あ～そんな泣かれたら俺まで・・・本当にありがとう今まで!!そしてこれからもよろしく!!んじゃ行って来るな!!」

二人「うん・・・・・・・・・気をつけて!!!」

そうして、俺はアメリカを去った。

本当にいい仲間を持った、心からそう思う。

そして、飛行機に乗り10時間以上かけて日本へ向かった。

飛行機の中は今までの思い出が走馬灯のように思い浮かんで一人でずっと涙していた。

10時間という長時間があっという間に過ぎたのを覚えている。

・・・そして、俺は日本に着いた。

久々の日本、俺はかなり興奮していた。

荷物を引き取ると、親との待ち合わせ場所まで向かった。

するとそこにはなぜか、母親、姉ちゃん、兄貴までもがいた。

俺「久しぶりー!!!!泣　何で姉ちゃん達まで来てるんだよ？仕事は??大げさだなうちの家族はｗｗｗ」

俺はそう言い放ってやっと、何かの温度差を感じた。

誰も何も話そうとしない、久々に会ったのになんだこれは、と思ったのを覚えている。

すると、突然母さんが泣き出した。

。

俺「ナニ!?どうしたの!?俺何かした!??」

兄「・・・・・・。」

姉「あのね、母さんから言いにくいと思うから私から言うわ・・・。」

母「・・・・・・・。」

.

俺「何なんだよ一体!!!!?????」

姉「・・・・・・・・・・・お父さん・・・・・7月に亡くなったの・・・・。」

兄「・・・・・・・・。」

俺は頭の中が真っ白になった。

.

訳がわからなかった。状況が理解できなかった。したくなかった。

俺「・・・・はぁぁぁ!?!?嘘だろ・・・・・何言ってんだよ!!!!」

姉「・・・信じれないかもしれない・・・・・でも本当の事よ・・・・・・。黙っていて本当にごめん・・・・。」

.

俺はそこから家に帰るまでの記憶がない。

嘘であってほしい、ドッキリであってほしい、と何度も思ったがその想いは届かなかった。

お父さんは、僕が留学に行っている間に死んでいた。

家では、母、姉、兄に何度も何度も謝られた。僕はただただ泣き叫ぶしかできなかった。

僕は留学に行った事すら後悔してしまった・・・。

あんなに留学に賛成してくれ、後押ししてくれ、そして誰よりも楽しみにしていてくれていたお父さんが・・・。

あんなに元気だったお父さんが。

僕は泣いた。

.

後から聞いた話によると、お父さんは車の交通事故に遭ったらしいのだが即死ではなかったらしく、救急車で運ばれている際ずっとお医者さんに、息子の成長した姿を見たい、息子が頑張っているのにこんな事で死ねない、と言っていたらしい。
そして更に父は、病院に駆け寄った母に、もし私が死んでも帰ってくるまであいつには何も言うな、あいつの成長を妨げたくない、と言っていたらしい・・・・。

.

お父さん

見てくれていますか？

僕はこんなにも成長しましたよ。

お父さんのおかげでこんなにも成長することができました。

この姿をお父さんに見せられなかったのは、少し悲しいけど、きっといつも見守ってくれていると信じています。

お父さんは、ずっと家にいた僕なんかを叱らずに、心から本当に愛してくれていました。

そしていつも僕のことを心配してくれていました。僕は知っています。

これからは、お父さんに心配かけないで済むと思うから安心してね。

本当に、本当に、心の底から伝えたいです。

この言葉だけでも天国まで伝わってほしいです。

お父さん、愛しています。ありがとう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完

超おもしろかったです!!
お疲れ様でした!!

俺君信者2さん

読んでくれてありがとう！！

お疲れさまでした(^ω^)☆
ニートさん結婚てくだしゃい///
＆衝撃のラストでしたが
愛されているニートさんが羨ましく思えました♭

ちなみに74の書き込みは偽者です。
トリップつけたのでよろしくです。

俺君信者2さん
コメントありがとうございます！
もっと書きたい事あったのですが、疲れて諦めちゃいましたｗ

なななしさん
ありがとうございます^^
もっとちゃんと話構成してから載せればよかったと後悔してますｗ特にラストｗ

まさかの…。不覚にもぼろぼろ泣きました(´;д;`)お父さんに成長した姿見てもらいたかったですね…

感動したしかなり笑わせてもらったし最高でした！ニートさん本当にニートだったの？って思うくらいしっかりしてるし頑張り屋ｗｗ
私も留学するつもりなのでかなり勉強になりました！(空き巣にあったとか拳銃つきつけられたとかには超ビビりましたｗｗｗ)

読んでもらってありがとうございます！
そう言ってもらえると大変嬉しいです^^
留学行くんですかー！羨ましいですｗ
応援してますんで苦しんで楽しんで来て下さい！！

続き書こうかな～^^ｗ

読みたい人～？

おもしろそうだから書いてみて下さい偽者さんｗ

続き..読みたいです

続きめっちゃ見たい！！！

私も高校卒業したら韓国へ留学に行こうと思ってるんですが、読んで早く行きたくなったｗｗｗ

この話楽しいし勉強になるし書いてくれてホントありがとうございました( ^ω^)！

主、さらんへよ～//ｗｗ

こちらこそ、さらんへよ～ですｗｗ

今もっと詳しく書こうか悩み中ですｗ

>>1-50
>>51-100

おもしろい

ありがとうございます!
次回作ができたらよろしくです！

泣いた
俺君の思いきっと天国のお父さんに届いてると思います

ありがとうございます!
次回作ができたらよろしくです！

一気に読ませていただきました

次回作楽しみに待っています

俺君信者３さん

ありがとうございます。
こんな小説でも、一人でも多くの方に家族のありがたみをわかってもらえたら幸いです。

我輩は匿名であるさん

ありがとうございます。
次回作はフィクションでふざけたの作ろうと思ってますｗ

次も、頑張って下さいｗ

応援してますｗ

めしうま

ねたみんさん

ありがとうございます。
こんな小説でも、一人でも多くの方に家族のありがたみをわかってもらえたら幸いです。
めしうまとか性格悪いですねしね

みなさんさらんへよ～ですｗｗ

今もっと詳しく書こうか悩み中ですｗ

ぬたみんさん

ありがとうございます。
頑張ります！
偽者ニートは気にしないで下さいね！

時間できたし（ニートだからっていつも暇ってわけではない）、続きを書きます！

　

お母さん、元気にしていますか？

風邪などお召になられてはいませんでしょうか。

私は……

私は…………。

つい最近まで、六本木ヒルズという戦場で戦士をしていました。

戦士と言っても傭兵。契約期間３ヶ月の派遣労働者です。

戦場での日々はまるで昨日の事のようです。

っていうかリアルに昨日の事です。

あの命を懸けた攻防。ほら、耳を済ませばあの音が聞こえてきそうです。

◎

「おい南波！資料はまだか！！」

「もう少しで上がります！」

機関銃のようにあちこちで響く、幾重にも重なったタイピング音。取っても取っても絶えず鳴り続ける電話のベル。裁いても裁いても増える敵、書類の山と文字の羅列。

ずり落ちた眼鏡をあげる暇すら許されない。

罵声を浴びせられるならまだマシな方。

気を抜いたら首を落とされる。

ヒルズの四十幾階。私達の軍――いえ。会社に提供された１０畳のオフィス。

あそこは間違いなく、戦場でした。

お母さん。

そんな戦場から放り出された私は、今……

「ゴルアアア！！　何してくれとんじゃ！　汚い豚野郎があああ！！！」

「ヒイイッごめんなさいいい！　ごめんなさい女王様ああああ！　お許しをおおお！！」　
　

今、地面にうずくまって許しを請うクズの背中を、全身全霊で踏みつけています。

お母さん、別にクズを踏みつけたからと言って、私の身体の奧深くに封印されし性癖が解放された訳ではありません。

マジでそういうのじゃありません。だから本当に違うんだってば！

私は今、どうしてクズの事を踏みつけているんでしょう。

私が居るのは一体どこなんでしょう。

南波知子、今年で２８歳。独身。彼氏なし。

私……

異世界に召還されてしまいました。

砂埃が舞う。

地面のひび割れた荒野。

一人の女性が対峙するのは、黒く大きな影。

その姿は砂埃によってかき消されている。

聞こえてくる聞けばたいていの人は逃げ出してしまうような、恐ろしい咆哮。

徐々に晴れていく砂埃。

黒い影の正体。それは狼によく似た、青い体毛に覆われた巨大な猛獣。その大きさは女性の十倍近くに及ぶ。

猛獣の紅い眼がぎろりと光る。獲物を狙う眼。その唸り声は絶えず響く。轟く大地。

しかし、女性は臆することなどなく、長いまつげに囲われた大きな瞳で獣をにらみ付ける。

「あんたがこの辺りを荒らしてるブルーウルフね」

獣は全身を震わせ、女性に威嚇をする。青色の体毛が激しく揺れる。

刹那、猛獣が頬まで裂けた口を開き、牙を剥き出しにして彼女の肉を食いちぎろうと地面を蹴る。

地面を蹴る強力な圧力で、大地が深く抉れる。

しかし、女性は逃げない。それどころか、背に背負った何か――大剣を鞘から抜き取り。

「悪いわんちゃんにはお仕置きよ！　ホーリーブレイド！」

ジャキン。

金属音と同時に、まばゆく白い光が空間を覆った。

「ギャアアア」
ドサリ

光が晴れる頃、深く傷を負ったブルーウルフが地面へと、堕ちる。

流れる沈黙。

一呼吸する間、獣は先の傷から大量の血液が噴出し、息を引き取った。

－－－－－－－－－－－－－－－
SAMURAI☆NEET-サムライニート-
　一社目　ギルドで働く！
－－－－－－－－－－－－－－－

この世界には六本木ヒルズも、ＩＴ革命も、「味のＩＴ革命やー」で有名な某グルメレポーターも存在しない。

幼い頃に誰もが憧れたであろう、ゲーム機とケーブルで繋がれた、ブラウン管の中で繰り広げられる大冒険。

ここはその舞台である剣と魔法の世界。

我々の住む世界とは別の、俗に言う異世界と呼ばれる空間だ。

誰がそう名づけたのか。

そこに住む者たちは、自分達の世界を、“裏時球”と呼ぶ。

◎

「勇者なんて糞食らえッスよ。ウィー」

木綿のボタンシャツをだらしなく着こなした一人の青年。

生え際の後退しはじめた七三分け。冴えない顔を、顔にかけた便底メガネで更にさえなくした、彼。

名前は竹中ヘイホー。２７歳。現在会社に入社５年目。出身大学は、その三流っぷりが世の中に広く知れ渡っている田修大学。

「ウィーッ、お姉ちゃん、おかわりー」

フィクション書くならここはノンフィクション板なのでフィクション板行ってください。

いやいや、ﾉﾝﾌｨｸｼｮﾝだから。
例えばなしでｹﾞｰﾑの話入れてます。

見づらくてスマソ

店内の四隅に設置されたスピーカーが、なつかしの名曲を歌う。

それをかき消すのは、冴えないサラリーマン達の笑い声。

大衆酒場『黒木屋』のカウンター。

竹中は日本酒が並々と注がれたグラスをあおる。

もう一度言うが、ここは裏時球。剣と魔法の世界だ。

では何故、剣と魔法の世界の住人が居酒屋で日本酒をあおっているのか。

どうして魔王を倒しに行かないのか。

答えは簡単。彼が勇者では無いからだ。

勇者とは、選ばれた人間。

幾多の魔法を使いこなす学。抜きに出た筋力や体力。どこに出しても恥ずかしくない必殺技。おまけに誰もが振り返るような優れたルックス。

エリート中のエリートを更に振るいにかけた、ごくごく一部の人材しか、踏み入れる事の許されない、超・聖域なのだ。

いくら剣と魔法の世界と言えど、ここも社会である事には変わりない。

町を支える人々の殆どが村人Ａや村人Ｂ。

村長ですら選ばれた選ばれた人間が掴み取る事のできない、皆の憧れの職業なのである。

「ウィー」

竹中は三度グラスをあおる。

「まあまあ。この辺にして。飲みすぎは体に毒ですよ」

「南波さん……」

彼の隣の席に座り、背中を叩く若い女性。

名前は南波知子<ﾅﾝﾊﾞﾄﾓｺ>。

つい最近、竹中の会社にアルバイトとして雇われた受付嬢だ。

仕事が速く、小さい事でもすぐに気が付く事で社内でもすこぶる評判が良い。

「そうっすよー、ヘイポーさん。ま、嫌な事が有ったら辞めちゃえばいいじゃないっスか」

「……ヘイホーだ」

隣で鼻くそをほじくりながらヘラヘラと笑っている青年。いや、馬鹿。

名前は柏木・Ｍ・新人<ｶｼﾜｷﾞ・ｴﾑ・ﾆｲﾄ>。

南波と同じ時期に竹中の会社にやってきた、社員研修中の新人。

仕事は遅く、上司・先輩への気遣いもゼロ。

おまけに、気が付けば股間をいじっているどうしようもない若者だ。

いつもスかした表情をしている。だが、こういう男に限って間違いなく四六時中エロい事を考えている物だ。
　
それは竹中の経験論だった。

そんなむっつり助平の薄茶色の髪には所々癖がついている。

(寝癖かよ。こいつ、勤務中に寝てやがったな)　

その姿形は、入社三年前後に「この会社、ちょっと俺に合わないんで」と言って会社を去っていたありし日の後輩達の姿を彷彿させた。

（……ああ、彼らは今、一体どこで何をしているのだろう。きっと、コイツも三年としないうちに辞めてくんだろうな）

そんな事を考えながら、竹中はまた、グラスをあおる。

どうして入社五年目の竹中が（同じ部署の後輩である柏木はともかく）他の部署であり何の関わりもない南波とも飲んでいるのか。

それには深い訳が有る。

◎

人材派遣ギルド『ＮＯ人事(ノージンジ)』

これが竹中の働く会社の社名。

社はギルド業界の第一位。ぶっちぎりの業界リーダー。

ギルドとは、本来同職の者たちが集まった組合のような物。しかし、裏時球のギルドは少々違う。

名だたる戦士達が集まり、依頼をこなしていく事によって動く、立派な法人。つまり会社なのだ。

その運営方式は、我々の住む世界で言う“人材派遣会社”に最も似ていると思われる。

竹中はそんな『ＮＯ人事』の魔物討伐部・特殊魔法課に所属している。

魔物討伐部と言えば、ギルド業界であればどこの社でも花形部署。

しかし、残念ながら、どこの部署にもリストラペナントレースのトップに立つ人間は必ず存在する。

この魔物討伐部のクビへのペナントレース。

そのダントツ中のダントツ。

トップをぶっちぎっているのが、今現在飲んだくれている彼・竹中ヘイホーなのだ。

非情であるが、これはギルドだろうと巨人軍だろうとゴチになりますだろうと関係無い。

資本主義社会であれば共通して存在する現実なのである。

◎

話は戻り、今回の飲み会のきっかけについて。

それには今日の昼間の出来事までさかのぼる。

民衆達の賑わう街の中央に聳えるヨーロッパの城のような建造物。琥珀色の壁に陽に当たって眩しく光る。『ＮＯ人事』の本社だ。

その３階、魔物討伐部。

床に敷かれた真紅の絨毯。その上を世話しなく走り回る女性達。