【携帯小説指南】全ての作家達へ【[投稿]を押す前に】
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#149 [我輩は匿名である]
「分かりやすいのが冒頭の一文。春がすぎ、梅雨が明けたら季節はいつ?」
「夏だな」
「気温が上がっていき、『太陽がさんさんと輝いている』イメージがあるのは?」
「まがうことなく夏だ」
「そう。『梅雨明け』『気温の上昇』『さんさんと輝く太陽』、これらはすべて『夏』を連想させるもの。
他には『入道雲』なんかがあってもいいかもね。
小説を書くときは、こういった『場面を連想させるもの』を文章に取り入れていけばいいのさ」
「なるほど」
:08/11/23 21:37
:P903i
:epQG/68k
#150 [我輩は匿名である]
「では、さっきの例文。季節が秋、主人公がヒキオタニートであることを連想させるならば…」
:08/11/23 21:38
:P903i
:epQG/68k
#151 [我輩は匿名である]
雀の鳴き声が響き、カーテンから朝陽が射し込む。
吹きすさぶ冷たい木枯しが、古アパートの立て付けが悪くなった窓をカタカタと鳴らした。
窓の外では、葉が落ちて枝が露出した街路樹の下を、これから出勤するサラリーマン達がコートを着込んで歩いている。
その最中、部屋の住人である太郎はまだ布団の中にいた。
緩慢な動作でテーブルの上に置かれたエアコンのリモコンに手を伸ばす。
暖房をつけ、リモコンをテーブルに放り投げたとき、壁に掛けられた月カレンダーが目に入った。
:08/11/23 21:38
:P903i
:epQG/68k
#152 [我輩は匿名である]
もうすぐ残り一枚になるそのカレンダーに、予定が書き込まれたことはない。
事務的な用事以外で人と話すこともない。
家族ですら、ご飯ができたことを伝えにくる母親に、唸るような返事をするだけだった。
太郎はカレンダーから視線を外し、ベッドから這い出るように起き上がる。
伸びをして、脂肪で重くなった体を支える足を動かし、ドスドスと床を踏み抜くような音を立てながらパソコン机に向かった。
高校を中退して以来、パソコンとベッドの往復すら億劫になってきている。
いつものようにパソコンの電源を点け、ディスプレイにうつる起動中の画面を眺めながら呟いた。
「あーあ、暇だなぁ」
:08/11/23 21:38
:P903i
:epQG/68k
#153 [我輩は匿名である]
「…と、こんな感じかな。
描かれているのは同じ情報だけど、イメージがより明確になってくる」
「こっちのが小説っぽいな」
「直接的に説明するんじゃなく、人物の動きやその場の状況から連想させていくんだ。そうすれば小説らしい文が書けるよ。
あとは、比喩表現なんかも有効だ」
「『まるで○○のようだ』みたいなやつか」
:08/11/23 21:39
:P903i
:epQG/68k
#154 [我輩は匿名である]
「そうそう。ちなみに僕は比喩が下手くそだ。
でも、比喩が上手い人の小説は独特の世界観が醸し出されている。上手くなりたいならそういった作品を読んでみるといい」
「わかった」
「では、おさらいに入ろう」
:08/11/23 21:40
:P903i
:epQG/68k
#155 [我輩は匿名である]
〜6章のおさらい!〜
「情景描写は読者に情報を与える大切な描写。
みっちり書けとは言わないが、自分の持つイメージを伝えられるくらいは書くこと」
「書く前に、情景描写させるものについて深く考えてみよう。
同じものでも、人によって捉え方がまったく違うぞ!」
「『そこは読者の想像にお任せします』は駄目だ。
作者として居座るなら、自分の世界を作ること。それが嫌なら読者になれ」
「視点をはっきりさせること。
『風が心地いい』とか誰が感じてるのかしっかり書こう」
「説明文にならないように気をつけること。『読まれている』ことを常に意識して書こう。比喩も有効だぞ」
:08/11/23 21:41
:P903i
:epQG/68k
#156 [我輩は匿名である]
「だいぶ本格的になってきたね」
「難しいなー…」
「がんばれ。次は心理描写だ」
>>119-156第6章 〜小説を書こう! 情景描写編〜 終
次回は
第7章 〜小説を書こう! 心理描写編〜
:08/11/23 21:44
:P903i
:epQG/68k
#157 [我輩は匿名である]
なにこの永久保存版
だが3章の
確か、あれは5年前――
と
確か、あれは5年前──
上の二つはPCだと同じ記号だぜ
:08/11/24 16:31
:PC
:☆☆☆
#158 [我輩は匿名である]
>>157mjsk
たぶん携帯で見れば違いがわかるはず…
:08/11/24 23:18
:P903i
:NVwutBNI
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