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#167 [我輩は匿名である]
「キャラ設定は心理描写と深く結びついてる、ってわけか」
「その通り。キャラなくして心理描写は成り立たない」
「そして詰め込んだ設定をもとに、自分がそのキャラになりきって描写すればいいわけだな」
「正解だ。では、実際に心理描写をしてみようか」
:08/11/30 22:06
:P903i
:Qok512as
#168 [我輩は匿名である]
7−3 一人称における心理描写
「心理描写には大きく別けて2種類ある。
直接的な心理描写が1つ。間接的な心理描写がもう1つだ」
「どう違うんだ?」
「読んで字のごとく、そのままだよ。
直接的な心理描写とは、人物の心情をそのまま語らせる描写。
間接的な心理描写とは、人物の動きや表情などの描写から、心情を読者に想像させる描写だ」
「でも、それだと直接的な方が簡単なんじゃ?」
「うん。でも、三人称では直接的な描写はできないからね。
直接的な方は一人称で、間接的な方は三人称で使うもの、と解釈してくれればいい」
「なるほど」
「では、まずは直接的な心理描写から教えていくよ」
:08/11/30 22:07
:P903i
:Qok512as
#169 [我輩は匿名である]
「と言っても、直接的描写に関しては教えることはあまりない」
「なんでさ?」
「さっきも言ったが、人物の心情をそのまま語れば、それで直接的描写になるんだ。以下、例文」
:08/11/30 22:09
:P903i
:Qok512as
#170 [我輩は匿名である]
目の前に壁が見えたとき、俺は絶望した。
後ろには、口角をつり上げながら銃口をこちらに向けるギャングがいる。
もはや恐怖も感じられない。
脳みそは絶望感に浸され、体を動かそうともしなかった。
いや、疲れて動けないだけだろう。
ギャングが引き金に指をかける。
俺の人生はもうすぐ終わる。遺書を残してないのに死ぬのが残念だ。
もう体は動かないし、一思いにやってくれ。
そう思いながら、俺はゆっくりと瞼を閉じた。
「とまぁ、こんな感じかな。
注意点としては、あまりセリフ臭い文章にならないようにすること。
あくまでも『描写』だからね」
:08/11/30 22:09
:P903i
:Qok512as
#171 [我輩は匿名である]
「セリフ臭いってのは?」
「こんなやつだ」
どうしよう…彼を怒らせちゃった…
きっと私のことなんて嫌いになったよね…私のバカ!
「ふぅ…書くのすら気持ち悪い文章だな。
一般的に『携帯小説』と呼ばれる小説の、特に恋愛ものに非常に多い。
これをやっちゃうとかなり幼稚な文章に見えてしまうからね。ああ気持ち悪い」
「気持ち悪いって…でもこういうの多いな、確かに」
「やっちゃいけないわけじゃないけどね。やるなら括弧“()”を使ってやるべきだ」
:08/11/30 22:10
:P903i
:Qok512as
#172 [我輩は匿名である]
「心の声だな!」
(何コイツ急にテンション上げてるんだよキメエ)
(ナナシさん顔怖い…)
「と、こんな感じだな。地の文は普通は語り口調だから、セリフ臭い文章は入れない方がいい。
まぁ()も一般小説では使われない技法だけどね」
(そうなのか?)
「把握した?」
(把握したぜ!)
「なんとか言えや、ぶち殺すぞ」
「…………」
:08/11/30 22:11
:P903i
:Qok512as
#173 [我輩は匿名である]
7−3 三人称における心理描写
「続いては間接的な心理描写だ。さっきも言ったように、三人称で心理描写する場合はこれになる」
「ほう」
「では太郎、君はギャングのナナシに追われている」
「さっきのか」
「しかし、逃げ込んだ先は行き止まりだった。太郎は絶望する。
その場面を三人称で書いてみるぞ」
:08/11/30 22:11
:P903i
:Qok512as
#174 [我輩は匿名である]
太郎はギャングのナナシから逃げていた。
人気のない裏路地に入る。
だが、目の前には壁があった。行き止まりだ。
太郎の人生は終わった。
「情景描写はかなり省かせてもらった。
さて、この文に心理描写を入れていくぞ。追われているとき、太郎はどんな気分かな?」
「怖くて汗がダラダラだな」
「なら2行目くらいにその描写がいるね」
「太郎は荒い息で、汗を流しながら走った」
「そんな感じだ。それで太郎の焦りが伝わる
そして次に、目の前に壁があったとき」
「太郎は落胆し、膝からがっくりと崩れ落ちた」
:08/11/30 22:12
:P903i
:Qok512as
#175 [我輩は匿名である]
「そんな感じだね。
間接的描写は情景描写と同じく、動作や表情から心理を連想させればいい。
まず、そのキャラクターならどんな気分になるかを考える。
そして、その気分になったキャラクターはどんな行動を取るか、それを描写すればいい」
「なるほど」
「心理描写も、書けば書くほど書ける。書きすぎはよくないけどね」
「把握したぜ」
:08/11/30 22:13
:P903i
:Qok512as
#176 [我輩は匿名である]
太郎はギャングのナナシから逃げていた。
長い時間走り続けているので息は荒く、流れ出る汗が顎をつたい滴り落ちていく。
やがて太郎は、人気のない路地裏に入った。
だがしかし、目の前には巨大な壁が立ち塞がっていた。行き止まりだ。
その瞬間、太郎は落胆し、膝からがっくりと崩れ落ちた。
太郎の人生は終わったのだ。
「と、これくらいなら許せるレベルだろう」
「難しいな」
「それから、誇張表現も有効な手段だ」
「誇張表現?」
:08/11/30 22:13
:P903i
:Qok512as
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