【携帯小説指南】全ての作家達へ【[投稿]を押す前に】
最新 最初 全 
#86 [我輩は匿名である]
4−3 おざなり? なおざり?
「おざなり、なおざり。
この2つの言葉は混同されやすい」
「そりゃまたなんで?」
「1つは意味が似ているから。もう1つは語呂が近いからだ。
さらに、この2つの言葉は音転倒(メタテシス)という現象に類似している」
「メタテシス…?」
「言葉の一部がひっくり返ってしまうことさ。エレベーターをエベレーターと言い誤ったり、おたまじゃくしをおまt…いやいや。
おざなりとなおざりも、『おざ』と『な』の位置が入れ替わっているだろう?」
「ああ、本当だ」
:08/11/20 00:23
:P903i
:TDftdaZo
#87 [我輩は匿名である]
「話を戻すぞ。『おざなり』と『なおざり』だが、もちろん語源も意味も別物だ。
語源については、なおざりの方が諸説あって話がややこしくなるので、ここでは省く」
「じゃあ、意味はどうなんだ?」
「おざなりは漢字で書くと『お座なり』、読んで字のごとくお座敷などで使われていた。
意味は“その場での間に合わせ”だ」
「なおざりの意味は?」
「漢字で書くと『等閑』。
意味は“(物事などに)あまり注意を払わず、おろそかにするさま”だな」
「…違いがよーわからん」
:08/11/20 00:23
:P903i
:TDftdaZo
#88 [我輩は匿名である]
「つまりだな。
『お座なり』は“(いい加減なその場しのぎではあるが)一応、物事をすること”
『等閑』は“無視して放置すること”だ」
「ああ、そういう事か」
「意味が分からない内は、するか・しないかで分ければいいさ」
「把握したぜ」
:08/11/20 00:23
:P903i
:TDftdaZo
#89 [我輩は匿名である]
4−4 で、結局『正しい日本語』って何?
「さて、これで粗方終わりなわけだけど」
「まだ何かあるのか?」
「いや、もう特にはないさ。あとは気構えの問題だ」
「気構え?」
:08/11/20 00:24
:P903i
:TDftdaZo
#90 [我輩は匿名である]
「うん。繰り返すようで悪いが、言葉に絶対はない。
今回教えたことも、参考程度に考えてくれ」
「やけにこだわるな」
「うーん、普通の書籍小説のレクチャーならキッパリ『正しい日本語を使え!』と言えるんだけどね。
携帯小説っていうのは手軽に読めるのがウリだから、あまり言葉にこだわりすぎるのもよくないんだ」
「でも、俺はある程度ちゃんとするべきだと思うな。間違った日本語があると読まないような人もいるんだろ?」
:08/11/20 00:25
:P903i
:TDftdaZo
#91 [我輩は匿名である]
「うん。あくまでも『小説』だからね。
ただ、こういうのはリアリティーが大事なんだ。会話文はニュアンスに任せても別にいいと僕は思う」
「確かに、若者どうしの会話でガチガチの日本語使われてもアレだしな」
「うん。そして正しい日本語を使いたいなら、そのつど辞書をひけばいい」
「そうだな」
:08/11/20 00:25
:P903i
:TDftdaZo
#92 [我輩は匿名である]
「特に、日本という国は独自の言語表現が非常に多い。
方言や略し言葉もそうだし、ネット言語…いわゆる『2ちゃんねる語』なんかもそうだ。
そして、それすらも愉しもうとする文化が日本にはある。
あまりにも稚拙な小説は考えものだけど、完全に正しい日本語で小説を書け、というのはナンセンスだと思うね」
「『すみません』より『すいません』の方が情けなく聞こえるから、失敗ばかりの人のセリフに使ったり?」
:08/11/20 00:27
:P903i
:TDftdaZo
#93 [我輩は匿名である]
「そうだね。同じ意味の言葉でも、使い分ける事で表現の幅が広がる。
そしてそれが日本語の面白さでもある。英語なんかじゃこんな事はありえないからね」
「やっぱり、ニュアンスが大事ってことなんだな」
「そう。言葉に絶対はない、これを忘れないでくれ」
「ああ、わかった」
「じゃあおさらいだ」
:08/11/20 00:27
:P903i
:TDftdaZo
#94 [我輩は匿名である]
〜4章のおさらい!〜
「誤字は、口語をそのまま文章にしようとするために間違える。
自信がなければ辞書をひこう」
「誤用は自分では気づかないことが多い。
特によく聞く言葉を使う場合は、意味をきちんと調べておこう」
「変換機能をアテにしないこと! 意外と間違いが多いので注意!
また、間違って同音異義語を使ったりしたら恥ずかしいぞ。ちゃんと辞書で調べよう」
「言葉に絶対はない。
正しい日本語を使うのもいいが、ニュアンスを重視してよりリアリティーのある言葉を選んでいこう」
:08/11/20 00:28
:P903i
:TDftdaZo
#95 [我輩は匿名である]
「さて、これで小説を書く前の基礎知識はすべて終わりかな」
「てことは?」
「次からは、実際に小説を書いていくよ」
「ようやく本番だな」
>>64-95第4章 〜小説を書く前に 正しい日本語編〜 終
:08/11/20 00:30
:P903i
:TDftdaZo
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194