夏祭り、恋花火
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#392 [七瀬]
 
「ありがとぉ、まつり。」

昨日と同じ人物と思えない。


化粧の仕方

服装

そしてオーラ…

なにもかもが、
いつもの麻友ちゃん。

やっぱり昨日のことは夢やったんやろか…

それと、さっきのことも…

⏰:09/04/01 11:25 📱:N703iD 🆔:VvI5HsyM


#393 [七瀬]
 
 
『じゃあ…』


「待って。」

どうやら、夢のままでは
終わってくれないみたい。

私の願いも虚しく、
現実に引き戻される。 


「見た?」

と、たった一言。


低い声。

⏰:09/04/01 11:29 📱:N703iD 🆔:VvI5HsyM


#394 [七瀬]
 
 
『見たよ。』

と、私も一言。


「そう。」


カステラへと体の向きを変える。





「…奏を私にちょうだい。」 

⏰:09/04/01 11:36 📱:N703iD 🆔:VvI5HsyM


#395 [七瀬]
 
 訂正


× なにもかもが昨日のこと〜

〇 なにもかもが四日前のこと〜


すいません(><)

“昨日”をすべて
“四日前”とします。

⏰:09/04/01 12:56 📱:N703iD 🆔:VvI5HsyM


#396 [七瀬]
 
 
 
「まつり、どしたんや。さっきからボーっとして。」


『遊希…なんもないよ。

それよりお客さん0やなあ。客所か人っ子一人、歩いてへんわ。』


「当たり前や。
こんな大雨やのに。

って、それより…
やっぱ、なんかあったんやろ、あの日。」

⏰:09/04/01 13:04 📱:N703iD 🆔:VvI5HsyM


#397 [七瀬]
 
 
『あったよ。』

なにも考えずゆう。


なんかもう、どうでもなれって感じ。

『麻友ちゃんに
“奏を私にちょうだい”
ってゆわれた。』


「麻友と会ったんか。」


『会ったよ〜
遊希のゆうてるあの日に』

⏰:09/04/01 13:07 📱:N703iD 🆔:VvI5HsyM


#398 [七瀬]
 
「やっぱり…
いきなり走りだした思たけど、やっぱり奏の家、行っとってんな。」


『そう!ご名答!!
遊希するどーい。』

笑って、おどけて見せる。

『そして…家から出てきた。麻友ちゃんが。

でも、奏をちょうだいってゆわれたのは、その日じゃない。

ついさっき。』

⏰:09/04/01 13:13 📱:N703iD 🆔:VvI5HsyM


#399 [七瀬]
 
 
遊希は小さくため息をしながら言った。

「だから、ゆうたやんけ。
俺が行ったるって…」


ほんま、そうすれば良かった。

遊希に頼んでれば、
あんなシーン見なくて済んだのに。


アホや、と後悔する。
 

⏰:09/04/01 13:17 📱:N703iD 🆔:VvI5HsyM


#400 [七瀬]
 
 
「お前…」

今度は大きくため息をつく遊希。

「だから、言いたくなかってん。

絶対泣くから…」


『ほんっ…ま、聞かんかったら…良かった。
私…アホやな…。』


なぜか、こんな時になって泣けてくる。

⏰:09/04/01 13:30 📱:N703iD 🆔:VvI5HsyM


#401 [我輩は匿名である]
>>325-500

⏰:09/04/01 16:41 📱:D705i 🆔:1QngmUEY


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