漆黒の夜に君と。U[BL]
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#291 [ちか]
振り返ると、意地悪そうに笑う凌さんが居た。
「はぁ?!うるさいわっ!!」
あ〜また始まったよ…
「めぐの方が十分うるさい」
あれ‥??
「俺のどこがうるさいねんっ!!」
今凌さん、『めぐ』って呼んだ‥‥?!
:09/07/25 18:32 :P906i :aI2ZqENk
#292 [ちか]
「きょ、恭弥、恭弥!!///」
「ん?」
肩を叩き、耳元でコソコソと名前を呼ぶと、短い返事を返した恭弥の恭弥の顔も心なしか綻んで見えた。
「なんか、めぐさんと凌さん仲良くなってない??」
チラリと二人に目をやると、昨日まではあり得なかったような、表情が優しいって言うか、あったかいって言うか‥‥
空気が柔らかい気がする。
「何かあったみたいだね。」
そう言って恭弥はふふっと笑った。
:09/07/25 19:09 :P906i :aI2ZqENk
#293 [ちか]
「そう言う馬鹿なトコ。」
「アホはええけど馬鹿はむかつく!!!」
喧嘩してるけど、時々笑った表情が見える。
二人の間に何があったのかは分かんないけど、
確かに二人の溝は無くなっていた。
だって、ホラ。
隣に並んで歩いてる。
:09/07/25 21:56 :P906i :aI2ZqENk
#294 [ちか]
「し、凌さん!!!//
めぐさんの事どう思いますか‥?!//」
無意識に俺はそんな問いかけをしていた。
喧嘩中だった二人は同時に俺の方を向く。
「っな!!///いきなり何聞いて…」
大きな瞳をさらに大きくさせてめぐさんは言う。
が、俺の耳には届かない。
俺の耳が求めてるのは、ただ一つ、凌さんの答え。
:09/07/25 22:04 :P906i :aI2ZqENk
#295 [ちか]
「…………嫌い、じゃない。」
わざと視線をそらしたまま、凌さんはそう不器用に呟いた。
その瞬間、俺の表情はパッと明るくなった。
嫌いじゃない
って、それって…──
それってさ…──!!
「なにニヤニヤしてんの。」
「ほぇっ?!!//」
凌さんは呆れた風に笑った
:09/07/25 22:12 :P906i :aI2ZqENk
#296 [ちか]
恭弥もゆっくりとめぐさんの隣に歩いていくと、ポンと肩を叩いた。
「良かったね、めぐ。」
「っな!!!!俺は別に…っ//」
「クスッ顔真っ赤だよ?」
「〜…っっ!!///うるさいわ!!//」
嫌い嫌いも好きのうち ってね。
:09/07/25 22:19 :P906i :aI2ZqENk
#297 [ちか]
――――――――――――――――――――――――
寂しさを
忘れることは出来ないかも知れない。
孤独から
逃げることは出来ないかも知れない。
だけど、
キミが傍に居てくれるなら
受け止めることは
出来る気がするよ。
ありがとう。───‥‥
― 第五話 e n d ―
:09/07/25 22:28 :P906i :aI2ZqENk
#298 [ちか]
:09/07/25 22:34 :P906i :aI2ZqENk
#299 [ちか]
:09/07/26 23:20 :P906i :fOT1gjcc
#300 [ちか]
──‥楽しかった夏休みも終わりを告げ、季節は紅葉が頬を染める秋となった。
そして、今日は
我が高校の文化祭なのです
「なぁ、頼むよ〜」
「日下〜」
「日下くん〜」
そんでもって俺は今、
:09/07/26 23:33 :P906i :fOT1gjcc
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