漆黒の夜に君と。U[BL]
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#351 [ちか]
急にドアの隙間から手首を掴まれ、俺は引っ張られるがまま倒れこんだ。


パニック状態の俺。


「なな、何っ?!誰?!!」

「うるさい。」

へ?!
この声‥‥──

「恭弥?!!?」

⏰:09/08/05 22:47 📱:P906i 🆔:8WCfbZZU


#352 [ちか]
見上げると、
腕組みをして俺を見下ろしている恭弥がいた。


「あんまり大声出すと、見つかるよ?"鬼さん"。クスクス」


そう言って怪しげな笑みを浮かべる恭弥。

⏰:09/08/05 22:53 📱:P906i 🆔:8WCfbZZU


#353 [ちか]
「なんで知って…─ッ!!//」

「さて、何ででしょう?」


突然目の前まで顔を近づけられ、俺は言葉を失くした。

不気味なくらいニッコリと笑う恭弥。

その裏になにか隠されてる…。


そんな気がしてならなかった。

⏰:09/08/06 16:35 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#354 [ちか]
「な…なんで恭弥が…?」

「さて、何ででしょう?」

「ここ、どこ…?」

「さて、何処でしょう?」


質問しても返ってくるのは質問だけ。
ピクリとも動かないその表情が怖くて俺は泣きそうになった。


「…そう言えば、」

そんな半泣き状態の俺に恭弥はこっちを向いた。

「彼氏、居ないんだってね?冥には。」

とびっきりの黒スマイル。

⏰:09/08/06 17:21 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#355 [我輩は匿名である]
>>250-350

⏰:09/08/06 17:53 📱:W61T 🆔:Uykd8IfM


#356 [ちか]
>>355
└→我輩は匿名さま*

アンカーありがとうございます!∩^ω^∩
おかげで見やすくなりました♪

⏰:09/08/06 19:14 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#357 [ちか]
>>354続き.

その瞬間やっと全てを把握した。

「ち、ちがっ…!!!アレは…っ「アレは?なに?」


この人完全に怒ってる…
ちゃんと誤解とかなきゃ!!

「アレは女と間違われたのがムカついて…それで勢いって言うか…、そんなつもりで言ったんじゃなくて!!」

俺は必死に身振り手振りを添えて弁解した。

しかし、

⏰:09/08/06 19:22 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#358 [ちか]
「ふーん。それで?」

時に恭弥は無情なほどに冷たい表情(カオ)を見せる。
鋭い目付きも口調も俺の心を揺らす。

“どうしよう”
今の俺の頭にはそれ以外の言葉は無かった。

恭弥はふいに俺の顎に触れ顔を引き寄せた。



「じゃあ、証拠見せてよ。」

…証拠?

⏰:09/08/06 23:02 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#359 [ちか]
「証拠って何したら…」

「さぁ?自分で考えなよ。」

突き放すような口調で毒づいて恭弥は近くにあったソファーに腰かけた。


俺は依然床に座り込んだまま。


証拠ってどうしたら良いんだよ〜…


ない頭を必死に使って証拠になりそうなものを探すけどいっこうに見つからない‥‥。

⏰:09/08/06 23:22 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#360 [ちか]
― 恭弥side.―

今僕の目の前には半泣きの冥が居る。

なんでかって?
それは‥‥──────
───────‥‥

人混みを避け逃げようとすると自然に『この部屋』の前を通ると言うことは予想がついていた。

だからただ僕はそこで冥が来るのを待ってるだけ。


その部屋とは、生徒会室。
またの名を生徒会『長』室と言う。

⏰:09/08/07 19:59 📱:P906i 🆔:1malDpRs


#361 [ちか]
まぁ、つまり簡単に言えば僕専用の部屋ってこと。
(地位と権力と改造によって作られた部屋…。)


「しかしこの服動きにくいなぁ。」


袖をピンと引っ張って呟いてみる。

あ、そう言えばさっきウチの出し物の話途中で終わっちゃったよね?

⏰:09/08/07 20:06 📱:P906i 🆔:1malDpRs


#362 [ちか]
うち、お化け屋敷なんだよね。

で、宣伝用にこれ着てって渡されたのが今僕が着てる浴衣なんだけど…。


着にくいよね。
歩きにくいし、下駄とか…


神楽っていっつもこんなの着て疲れないのかな…?

⏰:09/08/07 20:12 📱:P906i 🆔:1malDpRs


#363 [ちか]
そんな事を考えながら待っていると、案の定冥が来て部屋に引っ張り込んだってわけ。


それにしても可愛いなぁ。


目の前に座りこみ困った顔を見せる冥が愛しくて仕方ない。

⏰:09/08/08 20:09 📱:P906i 🆔:AXBSdKuA


#364 [ちか]
部屋の外からは、冥を探す大勢の足音が止まずに賑やかだ。


だけど今目の前に居るこの子は僕のモノ。

誰にもあげない。


誰にも…───

「きょっ恭弥…!!」


ふいに名前を呼ばれ、僕は冥の方に顔を向けようとした。

⏰:09/08/08 21:12 📱:P906i 🆔:AXBSdKuA


#365 [ちか]
ちゅう。


一瞬空気が静まり返った。


「…ご、ごめん!!//やっぱりこれしか思いつか‥なくて…//」

顔を真っ赤にする冥。



…いっつも思うけどさ、


冥って僕の理性切らすの上手だよね。

⏰:09/08/09 21:07 📱:P906i 🆔:UX9egE3A


#366 [ちか]
― 冥side.―

いくら考えても証拠ってこれしか思いつかなくて…


キ、キスしてみたんだけど‥‥。




恭弥何も反応してくれない!!(泣)

⏰:09/08/09 21:30 📱:P906i 🆔:UX9egE3A


#367 [ちか]
いっこうに表情を変えない恭弥を見つめながら俺はさらに焦っていた。


だから気づかなかったんだ


その一瞬、恭弥がニヤリと笑ったのを。


「なに、これが冥の言う“証拠”なの?」


冷めた瞳が俺を捕らえて離さない。

⏰:09/08/09 21:40 📱:P906i 🆔:UX9egE3A


#368 [ちか]
「えっ…あ、その‥‥ご、ごめ…「全然分かんないんだけど。」


後ろに退こうと身を引いた時、急に手首を引っ張られて俺の上半身は傾いた。


「分かんないから、今から確かめる。」

「…?!?!///ん…ふッあ‥っ」

口内に滑り込む甘い罠。

⏰:09/08/09 21:48 📱:P906i 🆔:UX9egE3A


#369 [ちか]
強引で。

艶やかで。

甘くて。



そんな恭弥の舌使いに、俺の身体は抵抗も虚しく溶かされていく。


ドサッ..

そのまま俺の身体はベッドに押し倒された。

⏰:09/08/10 18:55 📱:P906i 🆔:6/aJQR6Q


#370 [ちか]
>>369訂正!

ベッド  →×
ソファー →○

すいません´`;
どっからベッドが出てきたんですかね…;(笑)

⏰:09/08/10 18:58 📱:P906i 🆔:6/aJQR6Q


#371 [ちか]
「ちょ…!!//待っ‥て…ッんぁッッ///」

「静かにしなよ。外に聞こえるってば。…それとも何、わざと?クスッ」

「ち、違っ…ぁ!!!//」


耳を甘噛みされ、その声に犯される俺。
押し殺そうとしても漏れる声。


「ヤらしい格好。」

めくれ上がったスカートとはだけた胸元はまさしくソレだった。

⏰:09/08/12 21:05 📱:P906i 🆔:axinEkgk


#372 [ちか]
「メイド服ってなかなか面白いね。今度、家(ウチ)でも着てよ。クスクス」

「んッ…だ、誰が…着るかぁっ!!///」


反抗している間にも俺の身体は恭弥に弄ばれていく。

恭弥は中途半端に脱がした服の隙間から、舌や指を使って器用に俺を攻める。


「クスッ‥もう勃ってる。」

「う‥るさぃ…!!ハァ///」

⏰:09/08/13 15:47 📱:P906i 🆔:sNlEsBhs


#373 [ちか]
下着を一気に剥ぎ取られた俺は外の空気に触れて形を造った。


グチュ グチャ..

「も…やだぁ‥っ///」

その舌に自身を弄られて俺はその快感に身悶えする。

「嘘ツキ。あ、そうだ。良いもの持ってきてあげる。」

そう言って恭弥は妖艶な笑みを浮かべ俺から離れた。

⏰:09/08/13 20:23 📱:P906i 🆔:sNlEsBhs


#374 [ちか]
「ハァ…ハァハァ‥‥?//」

離れていく恭弥を目で追いかけると、恭弥が大きな箱を取り出しているのが見えた。

「この前ね、ある部活から没収したんだけどさ。面白いからとっといたんだ。」

そう言って音を立てながら恭弥が俺に見せたのは、無数のバイブやローターだった。

「楽しませてね?」


恐いほどにとびきりの笑顔。

⏰:09/08/13 20:52 📱:P906i 🆔:sNlEsBhs


#375 [ちか]
「や、やだって!!///無理っ!!」

俺は必死に抵抗する。

「大人しくしてよ。」

どこから出して来たのか、恭弥は俺の両手首を紐で拘束した。

機械的な音を立てるその玩具で胸の突起を弄られると、今までとは違う快感が全身を走る。

「ああッ‥んはぁ…ッあ///」

馬乗りされて身動きが取れず、その感覚から逃げようとしても逃げられない。

⏰:09/08/14 13:57 📱:P906i 🆔:En.Uko6U


#376 [ちか]
逃げようともがけばもがくほど、紐と服が身体にまとわりつく。


「あぁッ…ハァ‥お…願い‥も…やめ‥‥んン//」

涙で視界が滲み、恭弥の顔もしっかりと分からない。

だけどその声さえ聞けば、表情は手にとるように分かった。


「メイドのくせに、ご主人様にそんな事言うんだ?」


愉しんでいるその表情(カオ)を‥‥。

⏰:09/08/14 17:45 📱:P906i 🆔:En.Uko6U


#377 [我輩は匿名である]
今、Tからここまで
読み終わりました(^ω^)


更新まってます!

⏰:09/08/14 22:55 📱:F906i 🆔:6rAhzJOI


#378 [ちか]
>>377
└→我輩は匿名さま*

わー*゚゚まじですかっ
嬉しいです
ありがとうございます★
更新頑張りますね!!
>>3に感想板があるので
良かったら来てください♪

⏰:09/08/16 18:42 📱:P906i 🆔:monm.7eA


#379 [ちか]
>>376続き

「…んんっ!!///あぁッあ!!」


そう呟かれると同時に、別のバイブを下に擦り付けられた。

「きょ…やぁッ//だめ…っだってば‥ッッふぁ!!」

強弱をつけながら振動を加えられ、俺の身体はビクビクと跳ねる。

その刺激に耐えられくて、俺は思わず両腕を恭弥の首に回ししがみつく体勢をとった。

⏰:09/08/16 18:51 📱:P906i 🆔:monm.7eA


#380 [ちか]
「あッんン!!///だめ…っ、
で‥‥る…っ!!うぁぁッ//」

ドピュ…ッ──ドピュ‥

絞り出すような声をあげて、俺は白濁を吐き出した。

荒くなった呼吸が辺りに大きく響く。


「クスッ…早かったね。」

意地悪いその声に、カッと身体が熱くなるのが分かった。

「だま…れ‥っ///ハァ..ハァ」

恥ずかしさから両手で顔を覆い、小さく反抗する。

⏰:09/08/16 19:59 📱:P906i 🆔:monm.7eA


#381 [ちか]
「クスクス‥手どけて?」

「やだ…っ!!」

手首をきゅっと掴まれて、体温を感じた。
溶けそうに熱い…。

力が抜けたのか、それとも恭弥の力が強いのか、俺の顔を覆っていた両手はスルリと下ろされた。

露にされた顔に恭弥は微笑んでキスを落とす。
その唇は徐々に下へ下へと下りていった。

「ん…ッ//あ///」

焦(ジ)らすような唇に俺は吐息混じりの声で鳴く

⏰:09/08/17 17:14 📱:P906i 🆔:wXeJRh/Y


#382 [ちか]
暫くして恭弥は唇を離した。

「‥‥冥、脚(アシ)広げて。」


静かな部屋の中でその声は響く。


俺は小刻みに顔を横に振った。

⏰:09/08/17 17:22 📱:P906i 🆔:wXeJRh/Y


#383 [ちか]
「冥。」

名前を呼ばれて俺はまた首を振る。

「ご主人様の言うこと聞けないの?」

その手つきも

「…僕のこと嫌いなの?」

甘い声も

「なら出来るよね?」


全部…全部欲しい…。

⏰:09/08/17 22:01 📱:P906i 🆔:wXeJRh/Y


#384 [ちか]
俺は恐る恐ると脚を広げた。


だって欲しかったから。

その指を

その声を

恭弥を


欲しかったから‥‥

⏰:09/08/21 10:25 📱:P906i 🆔:ooeyP5ic


#385 [みぃ]
あげ☆

⏰:09/08/25 15:39 📱:P905i 🆔:d6Fgu9Ww


#386 [高繧ゥ江
待ってます(*^ ^*)y

⏰:09/08/26 03:20 📱:W62SH 🆔:3mVONi2A


#387 [みぃ]
何度もすいません^^*
あげます☆

⏰:09/09/01 00:13 📱:P905i 🆔:eFGXn/do


#388 [なな]
あげ

⏰:09/09/03 17:22 📱:D905i 🆔:YqLGE2OI


#389 [我輩は匿名である]
書かないの?

⏰:09/09/04 14:10 📱:SH001 🆔:j0IjVIYg


#390 [みぃ]
多分お仕事が忙しいのでは…?
だからもう少し待ちましょう(*^^*)

と言いつつ自分もちゃっかりあげちゃってますね^^;
すいませんorz

⏰:09/09/04 19:12 📱:P905i 🆔:QS0K9PH.


#391 [ゆかちゃん]
あげ∩^ω^∩
応援してますっ

⏰:09/09/24 16:39 📱:P02A 🆔:FaWx61vY


#392 [ルル]
あげ

⏰:09/11/07 08:26 📱:F703i 🆔:RB6n9qNg


#393 [ちか]
*
お久しぶりです。
今日までの間この小説をあげてくださった、

みぃさま/ゅかさま/ななさま/我輩は匿名さま/ゆかちゃんさま/ルルさま

本当にありがとうございます。
そしてすいませんでした

詳しくは、こちら↓を
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4220/
見ていただければ嬉しいです。

これから少しずつ更新再開していくので、よろしくお願いいたしますm(__)m
*

⏰:09/11/30 10:51 📱:P906i 🆔:KzMJeDok


#394 [ちか]
*


>>384の続きから


*

⏰:09/11/30 12:23 📱:P906i 🆔:KzMJeDok


#395 [ちか]
「良い子だね。」

そう言って恭弥は柔らかな感触を与えた。

歯列をなぞるその感触に自然と力が抜けていく…


「んん…っ///ぁっ//」

その瞬間(トキ)を待っていたかのように伸びた手が俺のモノを扱き始めた。

⏰:09/11/30 12:46 📱:P906i 🆔:KzMJeDok


#396 [ちか]
「さっきイったばっかりなのにもうこんなだよ?クス」

五本の指を器用に使って、恭弥は容赦なく俺を攻めた

「こんなものまで垂らして」

「ひゃ…っ、あ‥ッ//」


滑らかに走る感覚。

恭弥の舌が円を描くように俺の先を舐めあげる。


息も荒らさを増し、
俺は早く欲望を吐きたくて焦らすその仕草に疼いていた。

⏰:09/11/30 13:40 📱:P906i 🆔:KzMJeDok


#397 [ちか]
「なに?その目。
…クスッ、そろそろ限界?」


俺は小さく頷き、恭弥の袖を握った。

そんなギリギリの状態の俺を見て妖艶に微笑むと、耳元で呟いた。



「じゃあ、言わなきゃ。
メイドらしく、ね?」

⏰:09/11/30 13:55 📱:P906i 🆔:KzMJeDok


#398 [ちか]
「‥‥ッ!!///」


俺が困った顔をすると、それが恭弥を喜ばせる。

本当、この人意地悪…


熱くなった欲望に理性が麻痺している俺はそう思いながらも小さく口を開いた。

「い…入れてくださ…い//」


あー、恥ずかしくて死にそう‥

⏰:09/11/30 17:04 📱:P906i 🆔:KzMJeDok


#399 [ちか]
「メイドらしく、でしょ?」


‥‥‥コイツ、本気でこの遊び(プレイ)楽しんでやがる…


「‥‥‥ご…主人…さま」


言い切ると同時に恭弥は俺をぎゅっと抱き締め、髪を撫でた。

⏰:09/11/30 23:28 📱:P906i 🆔:KzMJeDok


#400 [ちか]
「クス、良くできました。
ご褒美あげるね。」

そう言って俺のおでこに軽く口づけをすると、また愛撫が始まった。

細くて長い指が卑猥な音をたてながら侵入してくる。

俺はその痛みと快感の境目でただ鳴くだけ。


ただ恭弥を愛しいと感じるだけ。

⏰:09/12/01 13:30 📱:P906i 🆔:u/A4Ehps


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