― 短編箱 ―
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#15 [栢]

未だに好きだと言わない俺に
彼女はすでに呆れ
情けなく頑固な俺を受け入れてくれた


「太一の匂いだぁ
太一もドキドキするんだね」

相変わらずそんなことを言われる


そんな「‥好きだよ」と
俺は初めて言って見せた

⏰:09/10/02 16:36 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#16 [栢]

彼女は驚いたようにぽかんとした

そりゃあそうだ。
7年経ってやっとだもんな


しかし彼女は
くすりと笑ってこう言うのだ。

「‥好きって言われるより、
あなたの匂いを感じてたほうが
よっぽど安心するみたい」


つられて俺も笑ってしまった。

そして、いつものように
抱き合って眠りについた。

⏰:09/10/02 16:40 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#17 [栢]
>>2-16

「君の、匂い。」


なんかよくわかんない第一作目

男の子と女の子の
典型的な考えの違いを
書いてみました(´・ω・`)

中途半端な終わりかたですね×

⏰:09/10/02 16:59 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#18 [栢]
 
 
  一番じゃなくても

_

⏰:09/10/02 17:00 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#19 [栢]

好きな人に振られました。

もう一年も前の話だけど
忘れられずにいるのです。

⏰:09/10/02 17:03 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#20 [栢]

高校も別々になってしまって
もう1年と半年が経ちました。

好きになって2年が経ちました。


あなたは変わらず
私の好きなあなたでいますか?

それとも、
変わってしまいましたか?


そんなことすらわからずに、
一度も会えずにいたのです。

⏰:09/10/02 17:06 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#21 [栢]

会えないのに
どうしてこんなに好きなのでしょう。

会えないから、
どんどん好きになっていくのです。

会いたい気持ちが日に日に増して
時々寂しくなることでさえも
愛おしく感じています。

⏰:09/10/02 17:08 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#22 [栢]


ただただ
なんの刺激もなく過ぎて行く日々に
飽き飽きしてしまいそうでした。


あの日あなたが言った
"一度の友達"と言う言葉に
私は涙を流しましたが、

今はもう一度
そんなことを言われてもいいから
会いたいと思ってしまうのです。

⏰:09/10/02 17:13 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#23 [栢]


そして2年前に
大好きなあなたが祝ってくれた、
私の誕生日が
秋の澄んだ冷たい空気と共に
やってきました。


誕生日だから何があるとか
そんな期待はもうしなくなり、
いつもと変わらない帰り道を
ひとりとぼとぼと歩くのでした。

⏰:09/10/02 17:19 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#24 [栢]


ついに、想いすぎて
幻聴が聞こえるようになってしまいました。

私のことを呼ぶ
あなたの声が聞こえてしまいました。


末期症状のようですね。


気のせいだと確信していましたが
振り向いてしまいたくなりました。

⏰:09/10/02 17:25 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


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