― 短編箱 ―
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#37 [栢]

ぽたりと
涙が右の手の甲に落ちた瞬間に

一気に冬を通り越して
春がきてしまったかのような
優しいぬくもりを感じました。

「俺、お前じゃなきゃだめだ‥
振ってからずっと後悔してた。
ずっとお前のことしか、頭になくて
待たせてごめん。

二番でいいなんて言うなよ。」

あなたのぬくもりが
私を包み込みました。

⏰:09/10/02 18:16 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#38 [栢]

「‥一番がいいよ。
ほんとは一番がいい‥」

「もう強がんなくていいよ。」

今まで自分が傷つかないために
自分を守るために
一番じゃなくていいと強がっていました。

そんな自分の隠れた思いに
私はやっと気づかされ、

あなたに強く優しく包まれて
今までで一番弱くなったのでした。

⏰:09/10/02 18:22 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#39 [栢]

大切なあなたへ。

これからも、
あたしがずっと一番でいられるかは
わからないことですが

もしも一番でなくなってしまった時は
本当に本当に
二番になってもいいと思えます。

あなたは本当に素敵な人だから
それだけの価値がある人だから‥

だけど、
やっぱり一緒にいたいです。
毎日が幸せなのです。

ありがとう。大好きです。

⏰:09/10/02 18:27 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#40 [栢]
 
>>2-16
君の、匂い。

>>18-39
一番じゃなくても


プチノンフィクションです ^^*
今の彼とのお話を元に
あの時のことを思い出しながら
書きました。


文章力に欠けててだめだめですね×

⏰:09/10/02 18:30 📱:D905i 🆔:xQZDlkoQ


#41 [栢]
 
 
  約束はしないよ。

_

⏰:09/10/05 15:43 📱:D905i 🆔:C.j898XI


#42 [栢]

「どうして、男って約束破るの?」

泣きながら
そんなことを言う女がひとり。

「うーん‥」

複雑な気持ちに
答えを出せない男がひとり。

⏰:09/10/05 15:47 📱:D905i 🆔:C.j898XI


#43 [栢]

「"ずっと一緒だよ"って言うくせに
すぐに他の子に行っちゃうじゃない。」

女は振られたのだ。


「うーん‥」

複雑な気持ちの男は
格好付けたかった。

⏰:09/10/05 15:50 📱:D905i 🆔:C.j898XI


#44 [栢]

「最初から言わなきゃいいのに‥
なんのために約束してるの?」

振られたことが悔しかったのだ。
女は約束を果たすつもりだったから


「それはぁ‥」

下手に言葉にしてしまったら
反感を買ってしまうだろう。

⏰:09/10/05 15:52 📱:D905i 🆔:C.j898XI


#45 [栢]

「結局その場しのぎなんでしょ?
誰にでもそんなこと言うのよ
もう男なんて信じない」

うつ伏して断言した女に

やっと口を開く。

⏰:09/10/05 15:54 📱:D905i 🆔:C.j898XI


#46 [栢]

「その時は、
本当にそう思ってるんだよ
嘘ついてまで約束してるわけじゃないさ。

約束したときは
ずっと一緒にいたいって思ったんだよ。

破ったらそんなこと嘘になっちゃうけど
確かにその時は本気だったんだ。」

納得いかなそうに女は見つめる。

⏰:09/10/05 15:57 📱:D905i 🆔:C.j898XI


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