― 短編箱 ―
最新 最初 🆕
#59 [栢]
あたしは諦めて
服を着て帰る支度をした。

はぁ、とため息をついた彼が
ゆっくりと体を起こし
Yシャツに手を通す

もしかしたら‥
体だけの関係だったのかな?

そんなことさえ考えてしまうくらい
緊迫した空間‥。

息をするのをためらう

⏰:09/10/09 00:59 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


#60 [栢]

一番下のボタンを止めると
沈黙を破るようにして
やっと彼が口を開いた。


「公園 、行くか」

人が変わったかのような
くしゃっとした笑顔で
そんなことを言われたものだから
少し戸惑った

⏰:09/10/09 01:02 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


#61 [栢]

2人で外に出るのは
久しぶりな気がした。

空がこんなに青いことさえ
忘れていたと思う
ー‥ 新鮮だ

まだぐずぐずしているあたしの手を
ぎゅっと優しく導いて

何ヶ月ぶりだろうか、
緑がきれいな夏の公園に着いた

⏰:09/10/09 01:06 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


#62 [栢]

芝生のど真ん中に腰を下ろして
大きく息を吐いた

「ごめんな
気付いてやれなくて‥」

頭を優しく引き寄せられ
暖かい胸元に顔をうずめた。

「わがままでごめんね、
傷つけちゃったよね」

小さく小さく呟く

⏰:09/10/09 01:10 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


#63 [栢]

「傷つけたのは俺のほうだから、

これからは
こうやって公園デートするか(笑)」

にっと笑った顔は
本当にまぶしかったけれど
少し切なそうで
胸が締め付けられた。

⏰:09/10/09 01:12 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


#64 [栢]

「なんかあったら言えよ?
俺、バカだから
なかなかくみ取ってやれないからさ」

そう言ってわさっと寝転んだ
真似してあたしも寝転ぶ

空がきれいだった
なんて広いんだろう‥

真っ青な空を眺めて
彼は何を感じだのかな。

⏰:09/10/09 01:16 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


#65 [栢]

「悪くないな、
こっちのが何倍も気持ちいい」

くるっとこっちを向いて
包み込むように
あたしを抱きしめてくれた、

「あったかい‥」

ふとこぼれた言葉に
彼は柔らかく微笑むの

⏰:09/10/09 01:18 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


#66 [栢]

「もう、寂しくなんてさせないよ」

そう言って、額にキスをして‥


青空の下
ずっと2人で、笑っていたいね

⏰:09/10/09 01:22 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


#67 [栢]
>>52-66

実話を参考に ^^*

途中途中
タグなかったりで読みにくくて
ごめんなさい ××

ほんとのお付き合いは
やっぱり体より心だなあと
当たり前になりつつあった時に
改めて実感したって言うお話◎

⏰:09/10/09 01:25 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


#68 [栢]
>>2-16
君の、匂い。

>>18-39
一番じゃなくても

>>41-50
約束はしない。

>>52-66
あおぞら

⏰:09/10/09 01:26 📱:D905i 🆔:3zmy2yhY


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194