― 短編箱 ―
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#280 [栢]
「瑞希‥ちゃん‥、
それ‥本当‥?」
冷静そうなその声に
君は大きく頷いた。
「‥先に言わせてよ‥。
瑞希ちゃんが、好きだよ
‥もう、夢でもいい‥。」
ぎゅっと小さな体を抱きしめた
温もりをかんじた。
たった一時の夢でも
僕は君に近づけた。
:09/11/14 20:57 :D905i :lSHpUp5E
#281 [栢]
いつもは大人びた君も
ぐしゃぐしゃに泣いて
子供のように僕に抱きついた。
「知らなかった‥
釣り合わないと思ってたから‥
本当に‥本当に」
「‥私も、
叶わないと思ってました‥」
不安定な声が耳の中をくすぐる
「ありがとう‥大好きだよ」
もう離したくないさ‥
どこにも行かせたくない‥。
君は僕をわがままにさせた
:09/11/14 21:01 :D905i :lSHpUp5E
#282 [栢]
たった一時の幸せに
浸ることなんて嫌いだった。
あとに残る虚しさに
僕は勝てるほど強くなかったから
だけど今は、君だけは‥
僕を一番強くした。
「ずっと‥ずっと見てました。」
涙を拭いて恥ずかしそうに顔をあげて
こんなに小さかったんだ‥
初めてこんなに近づけた。
:09/11/14 21:05 :D905i :lSHpUp5E
#283 [栢]
「ずっと‥って、
高校の時から‥?」
「ええ‥その前から、」
目を細めて僕を真っ直ぐに見つめた
長い睫が涙に濡れていた。
「前って‥中学?」
「もちろんです‥。
姿を見れるだけで、幸せでした」
はっきりと言ったその声に
僕は顔を赤く染めた。
:09/11/14 21:10 :D905i :lSHpUp5E
#284 [栢]
「もっと‥
早く言えばよかったね、
そしたらもっと‥。」
君の傍にいれたのに‥
「気持ちが伝われば
私はそれで、十分でしたから‥
今こうしていられるだけで‥」
僕は優しく口付けた。
君の温もりが伝わる。
時が止まればいいと願ったのは
これが初めてだった‥。
:09/11/14 21:13 :D905i :lSHpUp5E
#285 [栢]
>>258-284
純愛一途物語(´・ω・`)笑
最初は切なく終わるつもりでしたが
書いてるうちに
この2人には結ばれて欲しい!
と思いましてくっつけました←
終わりかた微妙ですが
感想などいただけたら
うれしいです^^
:09/11/14 21:17 :D905i :lSHpUp5E
#286 [み]
毎回楽しみにしています
感動とドキドキがあって、更新が待ち遠しいです
これからも頑張って下さい
:09/11/14 21:53 :SH903i :wubq7iT2
#287 [栢]
◎ みさん
ありがとうございます(;_;)
とても励みになります ^^*
気分屋なので不定期更新ですが
これからもよろしくです♭
:09/11/14 22:26 :D905i :lSHpUp5E
#288 []
:09/11/20 20:05 :SH904i :R8NxYGoA
#289 []
:09/11/21 09:30 :SH904i :B74zbu2g
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