― 短編箱 ―
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#62 [栢]
芝生のど真ん中に腰を下ろして
大きく息を吐いた
「ごめんな
気付いてやれなくて‥」
頭を優しく引き寄せられ
暖かい胸元に顔をうずめた。
「わがままでごめんね、
傷つけちゃったよね」
小さく小さく呟く
:09/10/09 01:10 :D905i :3zmy2yhY
#63 [栢]
「傷つけたのは俺のほうだから、
これからは
こうやって公園デートするか(笑)」
にっと笑った顔は
本当にまぶしかったけれど
少し切なそうで
胸が締め付けられた。
:09/10/09 01:12 :D905i :3zmy2yhY
#64 [栢]
「なんかあったら言えよ?
俺、バカだから
なかなかくみ取ってやれないからさ」
そう言ってわさっと寝転んだ
真似してあたしも寝転ぶ
空がきれいだった
なんて広いんだろう‥
真っ青な空を眺めて
彼は何を感じだのかな。
:09/10/09 01:16 :D905i :3zmy2yhY
#65 [栢]
「悪くないな、
こっちのが何倍も気持ちいい」
くるっとこっちを向いて
包み込むように
あたしを抱きしめてくれた、
「あったかい‥」
ふとこぼれた言葉に
彼は柔らかく微笑むの
:09/10/09 01:18 :D905i :3zmy2yhY
#66 [栢]
「もう、寂しくなんてさせないよ」
そう言って、額にキスをして‥
青空の下
ずっと2人で、笑っていたいね
:09/10/09 01:22 :D905i :3zmy2yhY
#67 [栢]
>>52-66実話を参考に ^^*
途中途中
タグなかったりで読みにくくて
ごめんなさい ××
ほんとのお付き合いは
やっぱり体より心だなあと
当たり前になりつつあった時に
改めて実感したって言うお話◎
:09/10/09 01:25 :D905i :3zmy2yhY
#68 [栢]
:09/10/09 01:26 :D905i :3zmy2yhY
#69 [栢]
ぶ キ よ ウ
_
:09/10/11 23:28 :D905i :yXrxNsNQ
#70 [栢]
じいちゃんは穏やかな人だった。
やっぱり昔の人だけあってか
頑固で無口なとこもあったけど
お酒とタバコが大好きで
酔っぱらうといつも
同じ昔の思い出を楽しそうに話してた
だけど
だんだんとじいちゃんは
表情をなくし言葉をなくした
:09/10/11 23:32 :D905i :yXrxNsNQ
#71 [栢]
ある時からじいちゃんは
ご飯を食べると
口の周りを汚していた
ご飯粒が口元についているのにも
全く気づかない。
口の場所がわからないのか
箸をうまく口に運べない。
何より
目が虚ろになっていて
私はそれに恐怖さえ覚えたものだ
:09/10/11 23:35 :D905i :yXrxNsNQ
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