曖 昧 ミ ー 。
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#17 [あんず]
…否、
俺の方に突っ込んできた
「危なっ…!!」
そう思った時にはもう、全ては遅かった。
――――ドサッ!!
:09/10/21 21:41
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:RmmmgJr6
#18 [あんず]
「「痛………。」」
低い俺の声と
高い声が重なる。
思い切り床に打ちつけた腰が悲鳴を上げている。
…上に乗っかっているこの女が重たい。
:09/10/21 21:43
:W61K
:RmmmgJr6
#19 [あんず]
「梓…とそこの女の子、大丈夫……?」
まだ靴を履いていた皐月が少し眉を八の字にさせてこっちを見ている。
俺の腹には白いワンピースを着た小さい女がいつまでも乗っている。
びくともしないこの女。
…さすがに生きているか心配になってきた。
:09/10/21 21:50
:W61K
:RmmmgJr6
#20 [あんず]
「おい、大丈…」
“大丈夫か”
そう言い掛けた時、その女はむくっと顔を上げた
“美少女”…と言ってもいいくらい綺麗なその顔立ちに、思わず俺は目を見開いた。
:09/10/21 21:53
:W61K
:RmmmgJr6
#21 [あんず]
女は俺から身体を離し、俺の目の前に立った。
腹の解放感が心地よい。
―――胸騒ぎが、した。
胸騒ぎというより、全身の毛が逆立つような。
そんな感覚が、した。
:09/10/21 23:15
:W61K
:RmmmgJr6
#22 [あんず]
「早瀬皐月くん…っ」
女は俺にしっかりと視線を捕らえながら、小さく口を開いた。
透き通るような、声で。
「(なんで名前を知ってる……?)」
初めて見る顔。
決して見たことの
ない顔なのにこの女は
皐月の名前を知ってた…
……あれ?皐月?
:09/10/22 09:15
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:ot4c4wEo
#23 [あんず]
あれ?コイツ皐月に
用があるんだよな?
でも皐月じゃなく俺に
話し掛けている。
……あれ、もしかして
この女………。
俺と皐月を間違えてる?
「あ、ああ、あのっ
私……私、私と…っ!!」
:09/10/22 09:19
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:ot4c4wEo
#24 [あんず]
間違えているとも知らず
コイツはひたすら
俺に話し掛ける。
(俺から見ればなんとも
恥ずかしい光景だ。)
緊張しているのか、
肩を震わせながら
目をきゅっと閉じている
しかも言葉は噛みまくり
(コイツ、皐月に
告白でもするのか…?)
いかにも、な
この雰囲気に、
俺は気付いてしまった。
:09/10/22 09:30
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:ot4c4wEo
#25 [あんず]
いやいや、
気付け。気付けよ。
お前皐月と俺を
間違えんなよ。
確かに似てるけど、
間違えちゃ駄目だろ。
何より、このまま
俺と皐月を間違えたまま
告白でもしたら
お前――――……。
:09/10/22 09:51
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:ot4c4wEo
#26 [あんず]
「わ、私と……っ!!」
間違えてるとは気付かずにコイツは次の言葉を言おうとしている。
顔は真っ赤。
身体も声も震えてる。
このまま次の言葉を
言ってしまったら
お前、皐月の前で
恥をかくことに……。
:09/10/22 12:11
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:ot4c4wEo
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