曖 昧 ミ ー 。
最新 最初 🆕
#31 [あんず]
 

真剣に俺を
見つめる目は
今にも泣きそうで。


本当のことを
言うのも可哀想だが、
言わない方が
可哀想な気がしてきた。



……よし、言うか。


 

⏰:09/10/22 13:44 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#32 [あんず]
 

「…あのさ、俺…」


俺が口を開くと、
女はビクッと
肩を震わせた。


よほど緊張
してるのだろう。

…あぁ、更に
言いにくくなってきた。


 

⏰:09/10/22 13:47 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#33 [あんず]
 

俺は女の緊張してる
雰囲気に呑まれ、
言葉を失ってしまった。

微妙な空気が流れる。


そんな空気を
切り裂いたのは、


「よろしく、
お願いします。…?」


まさかの皐月だった。

 

⏰:09/10/22 14:28 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#34 [あんず]
 

え、普通に言った。
何も戸惑いもなく
普通に言ったよコイツ。



…てかプロポーズ
受け入れた!?


「ちょ、皐月「え…?」


 

⏰:09/10/22 15:15 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#35 [あんず]
 

俺が皐月を
止めようとした時、
女の驚いた声が重なった


目の前にいる女を
見ると、あまりの驚きに
顔が青ざめ、
足がガクガクと
震えている。


ようやく自分の
間違いに気付いて
しまったのだろう。


 

⏰:09/10/22 15:17 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#36 [あんず]
 

口元を隠しながら
女は後退りをした。
目を見開き、
恐怖で歪んだ
ような顔を見せる。
…どんだけ
驚いてるんだよ。



「…皐月くんが、
二人も……?
もしかして………


ドッペルゲンガー…?」


 

⏰:09/10/22 16:24 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#37 [あんず]
 

「…………。」

俺は思わず絶句した。


あぁ、コイツアホだ。
おっちょこちょい
な上にアホだ。
皐月並みにアホだ。

コイツの頭に
双子という
言葉はないのか。

なんで双子より先に
ドッペルゲンガー?

どんな思考してんだ。

 

⏰:09/10/22 16:27 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#38 [あんず]
 

「えぇえっ!?
ななななになに僕の
ドッペルゲンガーがいるの……?
梓助けて怖い……」


「…………。」


それに怯えてる
後ろの皐月は
もっとアホだ。
もうただのアホだ。
そして弟に
助けを求めてる皐月は
ヘタレとしか思えない。


 

⏰:09/10/22 16:34 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#39 [あんず]
 

前には変な勘違いをした
訳わかんない
思考回路のアホ。


後ろにはヘタレな
もう救いようがないアホ


このアホ二人が
もし結婚したら……。

あぁ、もう想像
するだけで寒気がする。

 

⏰:09/10/22 16:38 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


#40 [あんず]
 

俺は1つため息を吐き、ずっと背負っていた鞄を床に置いた。


「ドッペルゲンガー
なんかじゃねぇよ。
双子だ、双子。
お前の好きな皐月は、
俺じゃなく後ろの奴。」

冷たく言い放つと、
女はようやく
理解したのか、
頬を真っ赤に染めた。

 

⏰:09/10/22 16:45 📱:W61K 🆔:ot4c4wEo


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194