<<来栖>>
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#100 [nanoka]


安価

>>1-63
>>64-99


⏰:09/10/18 18:50 📱:P906i 🆔:Fnj.Jafo


#101 [nanoka]

100まで続いたので
作ってみました.笑

感想板↓↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4602/

⏰:09/10/19 18:54 📱:P906i 🆔:SzarbkRI


#102 [nanoka]

まれに初めて店に来たお客さんでも店内と外の空気の違いに気付くこともある。

「あれっ?」

市原さんが初めて店に来た時の第一声はそれだった。

⏰:09/10/19 18:59 📱:P906i 🆔:SzarbkRI


#103 [nanoka]

その時俺は入り口のドアに一番近いテーブル席の片付けをしていた。

「どうかされました?」

見慣れない顔の市原さんに探りを入れるように、俺は声をかけた。

⏰:09/10/19 19:01 📱:P906i 🆔:SzarbkRI


#104 [nanoka]

「いや…あの、すぐ戻って来るから一瞬外に出てきていいかな?」

と、全く意味のわからないことを言い出した市原さんに俺は小さく「どうぞ」と答えた。

カクテルのボトルを拭いていた蒼井さんに目をやると、入れていいよと許可するように微笑んでいた。

⏰:09/10/19 19:05 📱:P906i 🆔:SzarbkRI


#105 [nanoka]

ほんとに一瞬で戻って来た市原さんは、外に出た理由について何の説明もしずに

「カウンター席、座っていいかな?」

と、俺に訊いた。

⏰:09/10/19 19:07 📱:P906i 🆔:SzarbkRI


#106 [nanoka]

俺はいつもそうするように椅子を少し引いて

「どうぞ」

と、席へ案内した。

30分くらいかな。市原さんは黙ったまま携帯を触ったりしながら飲んでいた。

⏰:09/10/19 19:10 📱:P906i 🆔:SzarbkRI


#107 [nanoka]

市原さんに対して少し不信感を抱いていた俺は、気付かれない程度にチラチラと市原さんを観察していた。

黒のスーツ。仕事終わりなのかネクタイはしていなかった。

髪は茶色で短髪。歳は20代後半だろうか。ごく普通のサラリーマンに見えた。

⏰:09/10/19 19:13 📱:P906i 🆔:SzarbkRI


#108 [nanoka]

一時間くらい経ってから、ようやく市原さんは口を開いた。

少し赤みがかった頬になり目も心なしかトロンとしていた。

お酒はあまり強くないようだった。

⏰:09/10/19 19:15 📱:P906i 🆔:SzarbkRI


#109 [nanoka]

「静かでいいな、この店」

俺にではなく、正面に立っていた蒼井さんに向けられた言葉だった。

「ありがとうございます」

蒼井さんはお得意の微笑みを返しながらそう答えた。

⏰:09/10/19 19:18 📱:P906i 🆔:SzarbkRI


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