<<来栖>>
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#485 [nanoka]

「初めまして、蒼井です」

蒼井さんは言った。初めての時と同じように。

「初めまして」

彼女は微笑んだ。

⏰:09/11/11 02:48 📱:P906i 🆔:l/Kchu/.


#486 [nanoka]

「何だかあなたとは初めて会った気がしないわ。あなたといると懐かしいような幸せな気分になるの」

「光栄です。もしよかったら明日も会いに来ていいですか?」

彼女は再び微笑んだ。

「明日が待ち遠しいわ」

⏰:09/11/11 02:51 📱:P906i 🆔:l/Kchu/.


#487 [nanoka]

安価

>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500

⏰:09/11/11 02:55 📱:P906i 🆔:l/Kchu/.


#488 [nanoka]


感想お待ちしてます★

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4602/

⏰:09/11/11 02:59 📱:P906i 🆔:l/Kchu/.


#489 [nanoka]

自分には一般に霊と呼ばれるものが生きている時の姿で視えると気付いたのは、彼女に会った時だった。

蒼井さんの言葉を借りるなら俺の後ろの方がそういう無害な霊を選んで姿を視せているから。

無害という言い方は少し違うかもしれないと蒼井さんは言った。

⏰:09/11/12 16:25 📱:P906i 🆔:RPC8pAAU


#490 [nanoka]

だけど俺や他の人に何かしようとしているわけではないので人間に近い姿をしている…と。

だから彼女を初めて視た時俺は普通のおばさんだと思った。

おばさんって言ったら失礼かもしれないけど30代半ばにはみえた彼女と会ったのは店に向かう途中だった。

⏰:09/11/12 16:29 📱:P906i 🆔:RPC8pAAU


#491 [nanoka]

黒いスーツにゴムで無造作に一つに束ねた黒髪。

郵便局とか役場とかで事務とかやってそうなイメージだった。

その彼女が自動販売機の前で屈んで下を覗き込んでいた。

⏰:09/11/12 16:35 📱:P906i 🆔:RPC8pAAU


#492 [nanoka]

のんびり歩いていた俺は、五メートルくらい出前から彼女に気付き何の気なしにその光景を見ていた。

(自販機の下にお金でも落としたのかな?)

と、余計な想像をしながら彼女に近づいた。

⏰:09/11/12 16:37 📱:P906i 🆔:RPC8pAAU


#493 [nanoka]

近づいたって言っても彼女のいた場所がたまたま通り道だったんだけど。

特に話しかける気もなく、素通りした。

ちょうど彼女の後ろを通り過ぎた時だった。

⏰:09/11/12 16:44 📱:P906i 🆔:RPC8pAAU


#494 [nanoka]

「やっぱこんなとこにあるわけないかぁー」

突然彼女がそう口にした。独り言だと思うんだけど、あまりに突然だったんで俺は振り向いて彼女を見てしまったんだ。

目が合った彼女は驚いた顔で俺を見上げてた。

⏰:09/11/12 16:52 📱:P906i 🆔:RPC8pAAU


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