君はフォーク 俺はナイフ ※18禁
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#41 [我輩は匿名である]
「…例えば…すばしっこい鼠を捕まえるのと、そのすばしっこい鼠がもう檻の中に入っててそれを殺すの…。
まぁどっちもどっちで大変だ。
捕まえるのも大変だし、殺すのも大変だ。
…でも、どっちかって言うと………どっちがいい?」



長々と意味が分からない。
目が覚めたら、急にこんなこと言われるし。

⏰:10/03/09 00:01 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


#42 [我輩は匿名である]
「頭が混乱している様だな。
まぁ…いきなりこんな話を聞かされちゃあな。
一つ聞くがお前は何故あそこで倒れていた?」


…………………。

「…散歩をしていて、いつの間にか気を失っていたんです。」


「……………。」

男は急に黙り込んで俺の足を指差した。

⏰:10/03/09 00:01 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


#43 [我輩は匿名である]
「………あ…」

足、靴下には乾いた血が一面に広がっていた。
洋服は着替えて、靴下を変えるのは忘れていた。



「…ま、ちゃんと話してみろよ。これでやったのか?」

男はスーツの胸ポケットから、俺の…おじいちゃんから貰った大切なナイフを出した。

⏰:10/03/09 00:02 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


#44 [我輩は匿名である]
「それは!」

俺はナイフを持っている男の手に飛びついたが男はひょいっと避けた。


「…返してくれませんか?」

「…ならお前の名前とさっきの俺の質問に答えろ。」

⏰:10/03/09 00:02 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


#45 [我輩は匿名である]
…まぁいい。
何かしようとしたらこいつも殺せばいいだけの話だ。


「…佐々木 蓮。
肉親を殺して…外をぶらぶら歩いていたら倒れて気がついたら貴方の前にこうして居るって話ですよ。
…俺を…貴方は自分の前にいる殺人犯を警察に連れていきますか?」


「ふっ……蓮。
俺はお前をサツに引き渡そうなんて少しも考えちゃいねぇ。」

⏰:10/03/09 00:03 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


#46 [我輩は匿名である]
「…そうですか。
俺も一ついいですか?」

「ん?」

「此処は何処ですか?」

「あー此処か?
…簡単に言えば殺処理軍団の場所さ。」

「殺処理…軍団?」

⏰:10/03/09 00:03 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


#47 [我輩は匿名である]
「そう。世に言う裏社会。
足を踏み入れたら二度と引き返せねぇ…そんな地獄の世界。
蓮、お前もそんな世界に今、足を踏み入れたのさ。」


「え?」

踏み入れた?

「あの意味が…」

⏰:10/03/09 00:03 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


#48 [我輩は匿名である]
「お前、殺したんだろ?肉親を。なら、まず表社会じゃ生きていけねぇ。
指紋採集とか色々ばれないようにしたか?
お前の行方とか。」


「…いえ、何も。」

「だろう?これじゃお前が捕まるのも時間の問題だ。」

「……覚悟しています。」

⏰:10/03/09 00:05 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


#49 [我輩は匿名である]
「ふっ…表の世界じゃなくても……まだ生きたいか?」


生きる……
この先の事を何も考えて無かった俺。

まだこの世の中に…生きる価値はあるのか?

「………………。」

⏰:10/03/09 00:06 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


#50 [我輩は匿名である]
「迷うな。」






…死ぬ覚悟はいつでも出来ている。


「……まだ…生きたいです。」

⏰:10/03/09 00:06 📱:SH003 🆔:jAn.v64Q


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