記憶を売る本屋さん
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#156 [我輩は匿名である]
「今日は眼鏡なんだね」

見られているとも知らずに、響子は薫に言う。

「雨の日は視力落ちるからな」

薫は珍しく、茶色いフレームの眼鏡をかけていた。

「目悪いの?」

「そこまで悪くないよ。0.8ぐらい。だからあんまり度も入ってない」

薫はそう言って、響子に眼鏡を貸す。

⏰:10/03/24 19:01 📱:N08A3 🆔:vv1d3OC.


#157 [我輩は匿名である]
響子は試しにそれをかけてみるが、合わないのか、すぐに薫に返した。

「きつい!」

「ははっ。香月は目良いんだな」

「1.2あるからね」

「へぇ、やるじゃん」

薫は眼鏡をかけ直しながら感心する。

⏰:10/03/24 19:02 📱:N08A3 🆔:vv1d3OC.


#158 [我輩は匿名である]
「…何かわかんねーけど、いちゃついてるみたいだな」

朝っぱらから見せ付けてくれる。

直人は呆れたようにあくびをする。

「…ふぅん…」

怜奈は何か考えるように、冷めた目で2人を見ている。

直人はそれに気付かなかった。

⏰:10/03/24 19:02 📱:N08A3 🆔:vv1d3OC.


#159 [我輩は匿名である]
「いつも一緒に来てんのか?」

直人の思いがけない問いに、焼きそばパンにかじりついたまま、薫は目を丸くする。

「はぎ?ほふげん(何?突然)」

「未来の彼女。今日一緒に来てただろ?」

「…はんげひっけんは?(何で知ってんだ?)」

「…何言ってるかは大体わかるけど、とりあえず飲み込んでから喋れ」

直人に言われて、薫は口に入っている分のパンを、適当に噛み砕いて飲み込む。

詰まりそうになったのか、その上から更にペットボトルのお茶を流し込む。

⏰:10/03/24 19:05 📱:N08A3 🆔:vv1d3OC.


#160 [我輩は匿名である]
「今日はたまたま、見つけたから一緒に来ただけ。大体何で知ってんだよ?」

「今日、俺達ちょっと後ろ歩いてたから」

「ちょっと待て、俺“達”って誰だ」

「大橋怜奈。何か横にいたから」

あいつか。薫も朝の直人同様、めんどくさそうな顔をする。

「…うっとうしいな…。お前は相手にしてねぇよ…」

「お前を好きなの、あいつの友達だぞ?」

直人は間違いを正すように言い直す。

「…どうだかな…」

薫は何か考えながら、ペットボトルを片手に、じっと怜奈を見ていた。

⏰:10/03/24 19:06 📱:N08A3 🆔:vv1d3OC.


#161 [我輩は匿名である]
「今日は何もなしか」

本を閉じて、直人はため息をつき、

いつものようにベッドに寝転び、窓から満月を見上げる。

また次の日曜日までお預けかな。

「(気になるのになぁ…)」

晶は今ごろ、どうしているのだろう。

また美代に手を焼いていないだろうか。

ボーッと考えた後、直人はハッとした。

「俺、何深く考えてんだ…?」

まるで要じゃないか。

直人は机に肘をつき、頭を抱えた。

⏰:10/03/24 23:45 📱:N08A3 🆔:vv1d3OC.


#162 [我輩は匿名である]
おもしろいです
続き待ってます

⏰:10/03/26 16:31 📱:W61SA 🆔:my01452g


#163 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-160

⏰:10/03/28 00:17 📱:W53H 🆔:TqXP9qoY


#164 [我輩は匿名である]
>>161さん

読んでいただいてありがとうございます
でかけていて更新出来ませんでした
ちょっとずつ進めますね

>>162さん
見やすくしていただいて、ありがとうございます

⏰:10/03/28 14:54 📱:N08A3 🆔:iQI8B8Nc


#165 [我輩は匿名である]
すみません、レスがずれました

上は>>162さんへ、163さんへ、です

⏰:10/03/28 14:57 📱:N08A3 🆔:iQI8B8Nc


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