記憶を売る本屋さん
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#163 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-160

⏰:10/03/28 00:17 📱:W53H 🆔:TqXP9qoY


#164 [我輩は匿名である]
>>161さん

読んでいただいてありがとうございます
でかけていて更新出来ませんでした
ちょっとずつ進めますね

>>162さん
見やすくしていただいて、ありがとうございます

⏰:10/03/28 14:54 📱:N08A3 🆔:iQI8B8Nc


#165 [我輩は匿名である]
すみません、レスがずれました

上は>>162さんへ、163さんへ、です

⏰:10/03/28 14:57 📱:N08A3 🆔:iQI8B8Nc


#166 [我輩は匿名である]
夢中でいっきに読みました!面白いです応援しています

⏰:10/03/28 17:04 📱:L01A 🆔:HX1T/pzw


#167 [我輩は匿名である]
なんかレスするごとに大変な事に…(´Д`)

>>166さん
長いのに一気に読んでいただいてありがとうございます
頑張るので、ぼちぼち読んで下さい

⏰:10/03/28 20:15 📱:N08A3 🆔:iQI8B8Nc


#168 [我輩は匿名である]
一方、薫はベッドの上で、何かを深く考えているような顔で寝転がっていた。

不意に、枕元に置いていた携帯電話のバイブが鳴る。

手にとって見てみると、響子から電話がかかってきている。

「もしもし」

「あ、月城くん?ごめんね、いきなり電話しちゃって。今…時間大丈夫?」

「あぁ、大丈夫。…どうかした?」

「うん…」

響子は少し悩んでいるようだった。

その声を聞いて、薫も不安を抱く。

⏰:10/03/28 20:17 📱:N08A3 🆔:iQI8B8Nc


#169 [我輩は匿名である]
「この間、私に『霜月優也って聞いたことないか』って聞いたでしょ?」

「…あぁ、聞いた」

薫の表情が変わる。

「…何か知ってるのか?」

「…気のせいだと思ってたんだけどね」

響子が話しだす。

「この間から私、たまに頭痛くなるでしょ?その頭痛くなった日に、寝ると必ず夢を見るようになって…」

「どんな夢?」

響子が少し言葉を区切ったのを感じ、薫が尋ねる。

⏰:10/03/28 20:18 📱:N08A3 🆔:iQI8B8Nc


#170 [我輩は匿名である]
「…1番最初は、私がどこかで洗濯物を干してたら、誰かが手伝ってくれた。…たったそれだけ。

そして次は、病院のような所でもう1回会って、名前を教えてもらうの。

その時教えてもらった名前が、“霜月優也”だった。名刺に書いてあったから、間違いないと思う。

そして、今日昼寝してたらまた見たの。今日は、私とその人が食事に行ってた。

その人が誘ってくれたんだと思う。…今まで見たのは、そこまで」

薫はまた「そうか」とだけ返事をした。

“そこまで”という事は、その続きがある事をわかっているのかもしれない。

そう思った。

⏰:10/03/29 11:40 📱:N08A3 🆔:P5Rp3vxg


#171 [我輩は匿名である]
「でもね、1つだけ、変なのよ」

響子が補足する。

「何が?」

「その人の顔だけ、どうしても思い出せないんだ」

その言葉に、薫は眉をひそめる。

「…全くか?」

「…うん、全然。それに、私の名前も、香月響子じゃなかった。…何だったかな…」

「…長谷部 今日子」

薫は静かに呟く。

響子もそれを聞き逃さなかった。

⏰:10/03/29 11:41 📱:N08A3 🆔:P5Rp3vxg


#172 [我輩は匿名である]
「…そう、そんな名前だった」

「…やっぱりそうか」

薫はそれだけ言ってしばらく黙り込んだ。

「(…やっぱり…今日子だったんだな…)」

両方の目尻から、大粒の涙がこぼれ落ちる。

「…月城くん?」

響子の声を聞いて、薫は肘でゴシゴシと涙を吹く。

「ん?」

「月城くん…何か知ってるよね?…私の夢の事とか」

響子に聞かれて、薫はしばらく考えてから「あぁ、知ってる」と答えた。

⏰:10/03/29 11:50 📱:N08A3 🆔:P5Rp3vxg


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