こんなのあり?
最新 最初 🆕
#201 [☆]

ジン君は無言で足を止め
私を見下す

あ…君って
言っちゃった


「ごめん、つい…」

⏰:10/04/05 02:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#202 [☆]

私がうつむきかけた時
ジン君の両手が私の顔を
グイッと上を向かせた

「ジンって…言ってみ?」

「な…ちょっ…ちょっと!!!???」

こんなに人がいる所で…

⏰:10/04/05 02:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#203 [☆]

私は恥ずかしくて
顔をそむけようと
抵抗するがそれを
ジン君の両手が許さない

目を閉じるのも
何をされるかわからない

ジン君の瞳を
直視する他にはなかった

「ほら…言ってみ?ジンって。」

⏰:10/04/05 02:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#204 [☆]

ジン君は私の目をみつめている
思わず顔が赤らむ

「ジ…ジン…」

私は息を詰まらせながら
彼を呼んだ

⏰:10/04/05 02:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#205 [☆]
-------

今日はここまでにします。
いつも読んでくださってる皆様

本当にありがとうございました

-------

⏰:10/04/05 02:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#206 [KC.]
>>204 の続き↓
-------------

「そぅ、よく出来ましたぁ。」

その言葉の後
彼の両手はそっと
私の頬から離れた

「別にさぁ。名前呼ぶだけで、そんな赤くならなくてもい〜んじゃないぃ?」

⏰:10/04/05 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#207 [KC.]

彼はフンと鼻で笑うと
次はそっと私の手をとった

「ジンく…ジン、手…」

「知ってるぅ?カップルって手繋いで歩くんだよぉ?」

強引に手を繋ぎ引っ張るジン

⏰:10/04/05 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#208 [KC.]

私は何も言えず
引っ張られるままついて行った

手…すごく気になるけど
離してくれそうにない

それにジン君との距離が少し
埋まった気がして嬉しかった

⏰:10/04/05 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#209 [KC.]

私は手を離すのを諦め
そのまま行動することにした

いろいろ見ているうちに
時間はもう12:00を過ぎていた

私達はお昼ご飯を食べ
また少し服や靴…
いろんな物を見て

ショッピングモールを出た

⏰:10/04/05 13:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#210 [KC.]

そして私は立体駐車場で
ある事に気づく

「あっあそこ歩けるんだ!!」

車の後ろには海が見えていた
その海沿いを歩ける散歩道がある事に
私は気づいたのだ

「そうみたいねぇ。」

興味なさげなジン

⏰:10/04/05 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#211 [KC.]

「ねぇ!!あそこ少し歩こうよ!!」

私は目を輝かせながら
ジンを誘った

「え〜やだよぉ。めんどぅくさいぃ。」

ジンは車に乗り込む

⏰:10/04/05 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#212 [KC.]

「どうして?ねぇ!!ちょっとだけ!!!」

「やだってばぁ。」

ジンはエンジンをかけた

今日は天気もいいし
私はどうしても
海沿いを歩いてみたかった

「はぁ〜…じゃ〜…」

ジンはため息まじりに
口を開いた

⏰:10/04/05 13:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#213 [KC.]

(えっ!?いいの!??)
私は期待で胸が膨らむ

「ここ駅近いし、電車で帰ってきてねぇ。」

(えええぇぇぇ?!?)
予想外の言葉

「ちょっ!!ジン!?!?」

私がそう言うのと同時に
車は動き出してしまう

⏰:10/04/05 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#214 [KC.]

まだ車に乗り込まずにいた私を
置いてジンの車は
見えなくなってしまった

ありえない!!
虚しさと私は立体駐車場に
置いていかれてしまった

「ジン…」

⏰:10/04/05 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#215 [KC.]

私は買い物中ジンと繋いでいた
手を見た…

悲しいが現実をうけとめ
私は海沿いに一人で向かった


海沿いの散歩道は
まだ出来て間もないらしく
とても綺麗で歩きやすい

⏰:10/04/05 13:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#216 [KC.]

私は一人で散歩道を歩く

周りは…
カップルばかり…
本当に悲しくなる

さっきまでのドキドキは
遠い過去のように思えた

私は下を向いて歩いてく

⏰:10/04/05 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#217 [KC.]

するとコンクリートと
コンクリートの隙間に
一人凛々しく咲いている
ひとつの花を目にした

名前はわからない
あたりに仲間らしき
花も咲いておらず
本当に一人ぼっちの
一輪の花

⏰:10/04/05 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#218 [KC.]

私はカバンの中から
デジカメを取り出した

職業柄なのか
私は常にカメラを
持ち歩いている

本当は姫ちゃんを
持ち歩きたいが
それはさすがに重たい

⏰:10/04/05 13:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#219 [KC.]

常にカバンに
入っているのは
この殿くん(デジカメ)だった

私は目の前に
がんばって咲いている
一輪の花を
殿くんに納めた

⏰:10/04/05 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#220 [KC.]

「うん、いい感じ。」
私は殿くんの液晶を
見て写真を確認する

「ねぇ、お姉さん。」

全く聞き覚えのない声が
後ろからした

振り返るとそこには
知らない男が二人

⏰:10/04/05 13:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#221 [KC.]

「お姉さん一人だよねぇ?」
「さっきからずっとひとりで歩いてたでしょ?」

これは…ナンパ?

私は眉間にシワをよせ
男達に言った

「人と待ち合わせしてるんで。」

早足でその場から
立ち去ろうとした
私を二人の男は阻止する

⏰:10/04/05 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#222 [KC.]

「うっそだぁ!!俺達さぁお姉さんがかわいいからずっと見てたんだよ?」
「下むいちゃってさぁ!!かまってくださいってオーラ出してたじゃん!!」

そう言うと男達は私を挟んで横に立つ

私は無言で走り出したが
すぐに腕を掴まれてしまった

⏰:10/04/05 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#223 [KC.]

「ねぇ!!俺達ヒマなんだけど一緒に遊ぼうよ!!」
「こんなカップルだらけの場所で、一人なんて虚しいだろ?」
「そうそう、俺達がお姉さんにかまってあげるって!!」

一人の男が私を強く
引っ張った

「イヤ!!話して!!」

怖い…すぐにでも
逃げ出したいが
それを男達は阻む

⏰:10/04/05 13:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#224 [KC.]

(どうしよう…本当に怖いよ…)

「手ぇ離してくんないぃ?」

聞き覚えのある声と話し方

「何?あんた…」
「邪魔するつもりかよ。」

男達が睨む先には


ジンが立っていた

⏰:10/04/05 14:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#225 [KC.]

「ジン!!??」

「それ、俺の女ぁ。だから手離してぇ。」

ジンはニコッと笑いながら
男達に言う

(なんで?帰ったんじゃ…)

私は目を見開く

⏰:10/04/05 14:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#226 [KC.]

「はぁ?黙れって。」
「この子は俺達が相手してやるからうせろよ。」

そう言うと腕を
掴んでいない男が
ジンに近づきすごい勢いで
睨みつけた

「あのなぁ〜…」

ジンはため息をつきながら
目を閉じた

⏰:10/04/05 14:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#227 [KC.]

「なんで俺の女をお前らが相手すんの?訳わかんねー事言ってんじゃねぇぞ。」



そう言いながら
開けたジンの目は
すごく鋭く
さっきまでの笑顔なんて
想像できない程
静かに怒っていた

⏰:10/04/05 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#228 [KC.]

その顔を見るなり
つっかかっていった男は
「う…」と半歩下がりひるむ

「テ…テメェ〜!!」

ひるんだ男は
勢いよくジンに
殴りかかった

⏰:10/04/05 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#229 [KC.]

その拳をジンはさらっとかわし
殴りかかってきた手を掴み
男の背中の方へグイッと
ひねり返した

「イテテテテ!!!」

男は間接をきめられ
身動きがとれず
痛みにもがいている

⏰:10/04/05 14:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#230 [KC.]

「お…おいっ!!」

私の腕を掴んでいる男が
その光景を見て慌てだした

「お前、いつまでそいつに触ってんの?」

ジンはもう一人の男を
睨みつけた

「…ッ!!」

⏰:10/04/05 14:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#231 [KC.]

私の腕を掴んでいた男もひるみ
「チッ」と舌打ちをすると
私を放しジンと反対の方へ
走り出してしまった

その様子を見て
ジンは自分が
捕まえている男を放す

すると勢いよく男はこけた

⏰:10/04/05 14:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#232 [KC.]

そして仲間が逃げて行った方へ
走って逃げてしまった

「助かったぁ…」
私はホッとする

「バーカァ。」

ジンは私の方へ近づきながら
そう言うと私の手をとり
「帰るよぉ」と言って
歩きだした

⏰:10/04/05 14:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#233 [KC.]
----------

今気づきましたが
ハンネが「KC.」に
なっていました。

ややこしい事をして
すいません。

これからはKC.で
投稿していきますので
よろしくお願い致します///
----------

⏰:10/04/05 14:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#234 [KC.]
>>206-232 New

⏰:10/04/05 14:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#235 [匿名さん]

ジン格好良い
ギャップやばいです

更新頑張って下さい

⏰:10/04/05 14:27 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#236 [叉埜]
更新頑張って下さい!!

⏰:10/04/05 21:02 📱:D904i 🆔:☆☆☆


#237 [KC.]
>>235 [匿名さん]
>>236 [叉埜]さん

ありがとうございます
すごくのんびりした
話にはなると思いますが
これからも
よろしくお願いします★

⏰:10/04/06 01:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#238 [KC.]
>>232の続き
-----------

「ジン…どうしてここに?」

ジンの少し後ろで歩きながら
私は聞いた

「たまたまぁ。」

「たまたまな訳ないじゃん!!」

どこか機嫌の悪そうなジン
私を車まで連れてくると
手を離し、車に乗った

⏰:10/04/06 01:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#239 [KC.]

「…?電車で帰る気ぃ?」

車の横で立っていた私に
ジンは聞く

「一緒に帰る!!」

私はまた置いて
いかれないように
すばやく助手席に座った

ジンは何も言わず
車を発進させる

⏰:10/04/06 01:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#240 [KC.]

音楽はかかっているが
どことなしに重たい空気

私はこの空気を
変えたくてジンに
質問をした

⏰:10/04/06 01:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#241 [KC.]

「いっぱい買い物したね。」

「…。」

「ジンは仕事とかしてるの?」

「…。」

「ジンって何歳?」

「…。」

なんで何も話して
くれないの?
ひとつも返事を
してくれないジン

⏰:10/04/06 01:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#242 [KC.]

私は小さくため息をついて
窓の外を見た

「あのさぁ…どうしてそんなに俺の事知りたいのぉ?」

ジンからの突然な質問
どうして?
…どうしてだろ?

「ん〜…あまりにもジンの事知らないからかなぁ…」

私は困りながら返事をした

⏰:10/04/06 01:45 📱:PC 🆔:☆☆☆


#243 [KC.]

「俺に興味あんのぉ?」

「え?…興味って言うか…」

「何ぃ?」

「もっとジンと仲良くなりたいなぁって…ソレは思うの。だからジンの事いろいろ知りたいし、もっと話し…たい。」

私は少し照れながら
正直に言った

⏰:10/04/06 01:46 📱:PC 🆔:☆☆☆


#244 [KC.]

「…。じゃ〜さぁ、まずアンタの事聞かせてぇ?」

「え?私の事?」

「そう。でも質問すんのめんどぉだから自分のペースで言ってぇ。」

そんな事言われるなんて
予想もしていなかった…

「私が言ったらジンも教えてくれる?」

「ん〜…そうだねぇ。」

⏰:10/04/06 01:46 📱:PC 🆔:☆☆☆


#245 [KC.]

ジンの事が聞けるなら…

私は何から話せばいいかを
考えて自己紹介する事にした

「え…っと…じゃぁ〜…」

私は年齢…後、好きな食べ物
好きな色などいろいろと
ジンに教えた

「あっ…言い忘れてた、職業は…カメラマンをしてます。」

最後に職業を言う

「え?カメラマン??」

⏰:10/04/06 01:47 📱:PC 🆔:☆☆☆


#246 [KC.]

「そうだよ。まだまだ駆け出し中だけどね。」

「へぇ〜。」

「次はジンの番だよ!!」

「俺ねぇ〜…年はアンタの二つ下、職業は秘密。」

二つ下?…って事は
22歳なんだ

私はフムフムとうなずく

⏰:10/04/06 01:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#247 [KC.]

「…それから?」

「うん。以上ぉ。」

「えっ!?以上って年しか私聞いてないよ!?」

「それ以上は個人情報だからさぁ。」

個人情報を暴露しまくった私は
どうなるの!?

え〜っ!!と言っているうちに
家についてしまった…

⏰:10/04/06 01:48 📱:PC 🆔:☆☆☆


#248 [KC.]
----------

今日はこれで終わりにしますいつも読んでくださってる皆様、ありがとうございました!!

>>238-247 New

----------

⏰:10/04/06 01:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#249 [叉埜]
めっちゃ面白いです!!
主さんのペースで
更新頑張って下さい☆

⏰:10/04/06 09:08 📱:D904i 🆔:☆☆☆


#250 [叉埜]
あげまーす

⏰:10/04/06 19:08 📱:D904i 🆔:☆☆☆


#251 [KC.]
>>249-250 [叉埜]さん

応援ありがとう
ございます!!

大変お待たせしました
続き書きます★

⏰:10/04/06 22:10 📱:PC 🆔:☆☆☆


#252 [KC.]
>>247の続き↓
------------

翌日

私は仕事場で昨日撮った
一輪の花を印刷していた

「おっ!!その写真すごくいいなっ!!」

「ぅわぁっ!!」

突然大きな声で話しかけてきた
聖二さんに私はびっくりした

⏰:10/04/06 22:13 📱:PC 🆔:☆☆☆


#253 [KC.]

「うん…すんげぇ〜雰囲気出てる。一人で淋しいが頑張るぞって感じが強く出てるよ。」

「そぅですね。」

出来上がった写真を手に取り
二人で眺める

でもどことなく…やっぱり
悲しい感じがするこの写真

あの時の私と同じ
だったのかもしれない

⏰:10/04/06 22:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#254 [KC.]

「…東大寺?」

「はい?」

「何かあったのか?」

聖二さんは少し心配そうな
顔をしている

「いえ!!何もないですよ?」

「…それならいいが。」

⏰:10/04/06 22:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#255 [KC.]

特殊能力のせいか
聖二さんはよく私の
気持ちを悟る

本当に良きパートナーだ

「本当に何もないですよ?」

ニコッと笑いながら
私は聖二さんに言う

「お前…。」

「聖二さん?」

「…。いや…何もない。」

⏰:10/04/06 22:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#256 [KC.]

いつもと少し様子が違う
聖二さんは「あっ!!」と
思い出したように手を叩く

「この間の雑誌!!」

「モデルさんの?」

私は首を傾げる

「おう。アレさぁ…もうひとつのコーナーに使う写真もお前に任せたいんだけど…いいか?」

「え…でもアレは…」

私が例の雑誌で担当していた
コーナーはひとつ

⏰:10/04/06 22:15 📱:PC 🆔:☆☆☆


#257 [KC.]

その他の写真は違うカメラマンが担当していた

「私なんかが担当していいんですか?」

「あぁ!!お前にはもっと成長してほしいからな。頼むわ。」

「でも私、今違う仕事で…」

「アレか?アレは後でいい。こっち優先でやっていこう!!」

急に決まったモデルの撮影…
また上手くできるかと思うと
不安で気持ちが重くなる…

⏰:10/04/06 22:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#258 [KC.]

でもやらないと…

私は今度の撮影日などの
打ち合わせで予定を確認し
今日の仕事が終った


そして帰る途中、近所の
スーパーにより
夕飯の食材を買って帰宅した

⏰:10/04/06 22:16 📱:PC 🆔:☆☆☆


#259 [KC.]

家に帰るとジンが
リビングで雑誌を見ている

「ただいま。」

私に気づいたジンは
雑誌を閉じこちらを向いた

「おかえり。遅かったねぇ。」

ジンがこっちを向いて
私を見ている

⏰:10/04/06 22:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#260 [KC.]

いつもは私が帰っても
気にしないくせに
めずらしい事もあるものだ

「ちょっとスーパー寄ってたから。ごめんね、今からご飯作るから!!」

私はエプロンをつけ
夕飯の支度をする

するとジンが近づいてきた

⏰:10/04/06 22:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#261 [KC.]

「今日のご飯何ぃ?」

「今日はサバの味噌煮とサラダと…」

「ルカ。」

「え?」

初めて名前を呼ばれ
私はびっくりする

「俺、サバ嫌い。」

ジンは申し訳なさそうに
私に言った

⏰:10/04/06 22:19 📱:PC 🆔:☆☆☆


#262 [KC.]

「えぇ!?じゃあどうしよう…今日のメインはサバしか買ってきてないよ…」

ジンは頬っぺたを膨らまし
私を見つめはじめる

(こんなかわいいとこもあるんだ…)

私はその膨れあがった
頬っぺたを見てクスクス笑った

「笑い事じゃないしね。じゃ俺、今日の夕飯抜きぃ?」

(ん〜大げさだなぁ…)

私は少し困った顔で
どうするか考えた

⏰:10/04/06 22:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#263 [KC.]

「…しょうがない。それじゃ今からもう一回スーパー行ってくるよ。」

私はエプロンを外し
財布を持って玄関へ向かう


「ちょっと待ってぇ。」

ジンは私を止めると
駆け足で自分の部屋に向い
すぐに出てきて私の前に立つ

「俺も行くぅ。」

そう言うとジンは
靴をはきだした

⏰:10/04/06 22:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#264 [KC.]

「え?どうして??」

「なんか…心配だからぁ。」

「心配?また嫌いな物を買うかもしれないから?」

私も靴をはき
ドアを出た

「それもあるぅ。」

ジンはそう言うとカギを閉る

⏰:10/04/06 22:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#265 [KC.]

(それも?どういう意味??)

鍵が閉まった事を確認すると
ジンは私の手を握り歩きだした

「ジ…ジン!?」

「何ぃ?」

「手…」

私は少し赤くなる

⏰:10/04/06 22:21 📱:PC 🆔:☆☆☆


#266 [KC.]

「ほら、彼氏のフリ。」

ジンは気にもせず
歩き続ける

こんな時までカップルの
フリをしなくても…


私はこうして歩く事に
あまり慣れていないせいで
ぎこちなく歩いた


スーパーに着いても
ジンは手を離す気配がなく
すごく恥ずかしい

⏰:10/04/06 22:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#267 [KC.]

でもこうして買い物を
していると本当にジンの彼女に
なったみたいで嬉しかった

新たにまたいろいろと
食材を買い大きな袋に入れる


「俺が持つぅ。」

ジンは私が持とうとした
袋を取り上げた

⏰:10/04/06 22:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#268 [KC.]

「重たいよ?」

「…男なめんなよぉ?」

私より悠々と袋を持つジン

最近いろんなジンを
見るようになった私は
謎だらけの彼に少しずつ
惹かれているような気がした

⏰:10/04/06 22:22 📱:PC 🆔:☆☆☆


#269 [KC.]

でも…ジンが私に
優しくしたり彼女のような
扱いをしてくれる理由を

私は知っている…

⏰:10/04/06 22:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#270 [KC.]

私はジンに惚れて
しまわないように
注意するようになっていた




私達がスーパーに
行った日から数日

前よりも仲良くなった私達

⏰:10/04/06 22:23 📱:PC 🆔:☆☆☆


#271 [KC.]

自然に接する事が
出来るようになり
会話も増えジンから
いろんな話をしてくれるようにも
なっていた

すごく幸せで充実した日々


でもそんな日々に
突然、嵐がやってくる…

⏰:10/04/06 22:24 📱:PC 🆔:☆☆☆


#272 [KC.]

モデルの撮影日当日

私は聖二さんと現場に到着する


私は姫ちゃんを肩にさげ
聖二さんとスタジオに入った

そこにはすでにモデル達が
集まっている

「ありゃ…待たせちゃってすいません。」

聖二さんが監督に謝る

⏰:10/04/06 22:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#273 [KC.]

「いやぁ!!あの子達、今日は気合いが入っちゃっててずいぶん早く来てるみたいだから、気にしないで。」

「気合い?なんでまた…?」

「今日はあのZIN君が一緒に撮影するからじゃないかなぁ?」

「え?ZINって?」

「聞いてないの?最近、注目度No1の男性モデルのZINが来るんだよ。」

「初耳っす。そうなんですか…」

「そうだったの?それにしても彼、遅いなぁ。」

⏰:10/04/06 22:25 📱:PC 🆔:☆☆☆


#274 [KC.]

(ZINって…?)
私は姫ちゃんの準備をしながら
話しを聞いていた

聖二さんと監督さんが
話しているとスタジオのドアが開く

それをきっかけにモデル達が
ザワザワとざわめきだした

⏰:10/04/06 22:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#275 [KC.]

「すいません!!車が混んでて遅れました!!」

スーツを着ている男性が
こちらに駆け寄ってくる


そしてその後ろから歩いてきた
人物を見て私は固まった

⏰:10/04/06 22:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#276 [KC.]

「ジ…ン…?」

歩きながら近づいてきた人物…

それは紛れもなくジンだった

でもジンは固まる私を見ても
無表情のまま…

「ZIN!!早速スタンバって!!」

スーツの男性がそう言うと
ジンは女の子達に挨拶をして
セットに入った

⏰:10/04/06 22:26 📱:PC 🆔:☆☆☆


#277 [KC.]

セットに入ったジンは笑顔で
こちらを見る



「東大寺!撮影始まるぞ。頑張れよ!!」

聖二さんが私に声をかけると
同時に監督さんが
撮影の合図をかけた

⏰:10/04/06 22:27 📱:PC 🆔:☆☆☆


#278 [KC.]
-------------

>>252-277 New

-------------
>>1-100
>>101-200
>>201-300

⏰:10/04/06 22:30 📱:PC 🆔:☆☆☆


#279 [:/ぶーちゃん]
やっぱりモデル!?!?
そんな予感してたんだ★
続きが気になるぅ(´∀`)
読みやすいよっ(^^)!!
応援してるからネ♪

⏰:10/04/06 22:50 📱:N02A 🆔:☆☆☆


#280 [我輩は匿名である]
コメント入ると読みにくいせっかくおもしろい小説やのにイライラするから感想板作って欲しい!

⏰:10/04/07 01:18 📱:SH906i 🆔:☆☆☆


#281 [KC.]
>>279 [ぶーちゃん]さん

ジンくんの職業ばれてしまいましたか…ww
いつも読んでいただいてありがとうございます♪
本当に嬉しいです♪

これからもがんばりますので
そうぞ応援よろしくお願いします★

⏰:10/04/07 02:14 📱:PC 🆔:☆☆☆


#282 [KC.]
>>280 [我輩は匿名である]さん

読んでいただいて
ありがとうございます!!
とても嬉しいです♪
後、貴重なご意見も
ありがとうございました!!

⏰:10/04/07 02:18 📱:PC 🆔:☆☆☆


#283 [KC.]
 
感想板を作りました!!↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4743/

感想やその他、何かありましたら
これからはこちらの方で
お願い致します★

⏰:10/04/07 02:20 📱:PC 🆔:☆☆☆


#284 [KC.]
>>277 の続き
-------------

(え…私…ジンを撮るの…?)

私は固まったまま
女の子に囲まれている
ジンを見る

「東大寺?どうした??」

聖二さんが私に駆け寄り
声をかける

⏰:10/04/07 17:36 📱:PC 🆔:☆☆☆


#285 [KC.]

「あっ…すみません。」

聖二さんに声をかけられ
フッと我にかえった私は
姫ちゃんを覗き込んだ

姫ちゃんを通して
ジンと目が合う

⏰:10/04/07 17:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#286 [KC.]

ジンはカメラを
見ているだけなのに

私の目を見つめている
ような感じがする

私の心臓が大きく動きだした

何度かシャッターを押す

写真を撮るのに
こんなにドキドキしたのは
初めてだった

⏰:10/04/07 17:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#287 [KC.]

私のせいで撮影はすごく
スローペースで行われた

それから時間が経ち
やっと休憩にはいる

ジンやモデル達は服を着替えに
一度スタジオを出て行った

「おつかれぇ。」

聖二さんが声をかける

⏰:10/04/07 17:37 📱:PC 🆔:☆☆☆


#288 [KC.]

「おつかれさまです…。」

「東大寺?どうした?」

聖二さんはそっと私の手をとる

「手震えてるぞ?」

ドキドキと緊張の
あまり私の手は
小刻みに震えていた事に
聖二さんは気づいていた

⏰:10/04/07 17:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#289 [KC.]

「あの…すいません。いつもより緊張しちゃってて…すぐおさまるんで。」

私はうつむく

こんなに心臓はバクバクして…
緊張のあまり手も震えて…
写真なんてまともに
撮れている訳がない

私の中でドキドキと
緊張と…プラス不安が
ごちゃ混ぜになる

⏰:10/04/07 17:38 📱:PC 🆔:☆☆☆


#290 [KC.]

うつむいたままの私を見て
聖二さんは震えている私の手を
ギュッと握る

「こっちこい。」

聖二さんは手を繋いだまま
スタジオから私を連れ出した

「どこ行くんですか!?」

少し強引な聖二さんが
連れてきてくれた所は
スタジオから少し離れた
休憩所だった

⏰:10/04/07 17:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#291 [KC.]

「お前、あそこでは休憩できないだろ?」

そう言うと聖二さんは
私の手を離し
目の前にあった
自動販売機で
缶コーヒーを買ってくれた

「まぁコーヒーでも飲め!!」

「ありがとうございます。」

⏰:10/04/07 17:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#292 [KC.]

私は遠慮せず缶コーヒーを受け取る

「しっかし…そんな緊張じゃどんな写真できるだろうか…」

聖二さんは自分にも
缶コーヒーを買い
近くにあったイスに座る

「出来上がりが…ある意味楽しみだな!!」

ニカッと笑いながら
聖二さんはグイッと
缶コーヒーを飲んだ

「本当にすいません。」

⏰:10/04/07 17:39 📱:PC 🆔:☆☆☆


#293 [KC.]

次第に心臓は落ち着いてきたけど
まさかジンがモデルだったなんて…

信じられなかった

「なぁ東大寺!!知ってるか?ちっさいおっさんの話…」

缶コーヒーを飲んでいた私は
その質問に思わずむせる

「ちっ…ちっさいおっさんですか??」

「そうだ!!よく有名人が見るとかって話の…アレだ。」

「少しだけ聞いたことありますけど…」

⏰:10/04/07 17:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#294 [KC.]

「俺見たんだよぉ!!この間さぁ、俺が風呂に入ってたらドアが少し開いててな。その隙間からこっち見てたんだよ!!」

ポカーンとしている私に
真剣な表情で話す聖二さん

「そんでさ、俺が「エッチ!!」っつったら走って逃げてったんだ!!」

「…本当ですか〜?」

私は疑いの眼差しで
聖二さんを見る

「嘘じゃないって!!二人もいたんだぞ!?あいつら本当は変態なんだよ!!」

⏰:10/04/07 17:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#295 [KC.]

あまりにも真剣に話す聖二さんが
おかしくて私の顔はいつのまにか
笑顔になっていた

「気をつけろよぉ?俺は男だから別にいいけど…お前ももしかしたら、ちっちゃい変態おっさんに覗かれてるかもしれないぞぉ!?」

「それ本気でイヤですね。ある意味その話、すごく怖いです。」

「いや、本当に俺…ショックだったし…見られてさ。」

そういいながら聖二さんは
イスから腰を離す

「そろそろ戻りますか?」

⏰:10/04/07 17:40 📱:PC 🆔:☆☆☆


#296 [KC.]

「そうしようか…あっ!!ちっさいおっさん!!」

聖二さんは私の後ろを指差し
急に大声をだした

「えぇぇえ!?!?」

私は思わず後ろを向く

すると聖二さんの方から
クスクスと声がした

⏰:10/04/07 17:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#297 [KC.]

私は目を細めながら振り返り
聖二さんを見た

手で口を押さえ
声を押し殺して
笑っている聖二さん

「ひどいです。」

私は細めた目のまま
カラッポになった空き缶を捨てて
スタジオの方に歩き出した

⏰:10/04/07 17:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#298 [KC.]

「あ…ププッ…ちょっと待てって…プッ」

聖二さんは笑いながら
空き缶をゴミ箱に入れ
後を追いかけてきた

そして私達はスタジオに入り
後半の撮影が始まる

服を着替えたジンとモデル達は
前半の服とは対象的に
すごくラフな服をきて
スタンバイしていた

⏰:10/04/07 17:41 📱:PC 🆔:☆☆☆


#299 [KC.]

セットも前半使っていた物と
変わってラフな感じになっている

私は写真を撮ろうと
姫ちゃんを覗き込む瞬間…

ちっさいおっさんの話を
真剣な顔で話している
聖二さんを思い出した

⏰:10/04/07 17:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#300 [KC.]

聖二さんを見ると
口元に手を当て
まだ顔がにやけている

思わず笑いそうになるが
ガマンする

聖二さんのおけげで
私は前半と違い
極度な緊張をすることなく
撮影する事が出来た

撮影は無事に終了

「おつかれさまで~す。」
その声と同時に
聖二さんを見た

⏰:10/04/07 17:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#301 [KC.]

聖二さんはさっきまでの
「笑い」と違う優しい笑顔で
私を見てくれていた

私も聖二さんに
笑顔で返した

そして私は姫ちゃんを
片付け始める

するとそこにジンが近づいてきた

「ルカ。」

「ん?あっジン…君、お疲れ様。」

⏰:10/04/07 17:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


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