こんなのあり?
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#301 [KC.]
聖二さんはさっきまでの
「笑い」と違う優しい笑顔で
私を見てくれていた
私も聖二さんに
笑顔で返した
そして私は姫ちゃんを
片付け始める
するとそこにジンが近づいてきた
「ルカ。」
「ん?あっジン…君、お疲れ様。」
:10/04/07 17:42
:PC
:☆☆☆
#302 [KC.]
私は場所をわきまえ
君付けでジンの名前を呼び
片付けをやめジンを見た
「お前…」
「ZINく〜ん!!」
女の子達がジンに駆け寄ってくる
「メアド教えてぇ!!」
「ZINくんこれからヒマぁ?どこか行かない??」
:10/04/07 17:43
:PC
:☆☆☆
#303 [KC.]
女の子達は私がいる事なんて
全く気にもせず
キャピキャピと
ジンに群がる
その光景を見ると
少し…
胸が痛かった
ちょっとの間、私を
見ていたジンだったが
私から顔を反らし
笑顔で女の子達の相手をする
:10/04/07 17:43
:PC
:☆☆☆
#304 [KC.]
それを見て私もジンから
目を反らし途中までしていた
姫ちゃんの片付けをし始めた
姫ちゃんの片付けが
終わると同時に聖二さんが
声をかける
「琉華、帰るぞぉ!!」
私はその声に
びっくりす
:10/04/07 17:44
:PC
:☆☆☆
#305 [KC.]
(琉華?いつもは苗字なのに…)
そんな私に聖二さんは
手を振る
私はジンと女の子達に
サラッと挨拶をし
駆け足で聖二さんのもとへ
行きスタジオを出た
車に乗り込み帰りだす私達…
:10/04/07 17:54
:PC
:☆☆☆
#306 [KC.]
「お疲れぇ。」
運転をしながら
聖二さんは言う
「お疲れさまです。今日は…女の子に群がれなかったですね。」
「厳禁なやつらだよなぁ、ホント。おっさんより若いのがいいんだよ。」
笑いながら言う聖二さん
「内心助かったけどな。若すぎるのも考えもんだ。」
「フフ、そんな事言っちゃって〜、少し悔しかったんじゃないんですかぁ?」
私は笑いながら聖二さんに言った
:10/04/07 17:54
:PC
:☆☆☆
#307 [KC.]
「ん〜…そうだなぁ、お前をあんなに動揺させた時はちょっと悔しかったなぁ。」
「え?」
「なんでもないよ。」
今話しがかみ合って
なかったような…
そんな会話をしながら
私達はあっという間に
会社につく
:10/04/07 17:55
:PC
:☆☆☆
#308 [KC.]
今日は少し早めに
撮影が終わったので
早速会社のPCにデータを送り
二人で写真の確認をする
「ハハ、やっぱ前半すごいな。」
PCの画面に映し出された
前半の写真を見て聖二さんは
思わず噴出す
:10/04/07 17:55
:PC
:☆☆☆
#309 [KC.]
「そうですね。」
苦笑いする私は
聖二さんを見た
「でも…」
聖二さんは真剣な顔で
画面を見つめなおす
「どうしました?」
:10/04/07 17:55
:PC
:☆☆☆
#310 [KC.]
「いいんじゃないか?これでも。」
いつもより少し声が低い聖二さん
こんな聖二さんは初めて見た
いつもはどんな風に見えるか
私の特殊能力についての
感想があるけど…
今回はその感想はなく
ただ写真を見つめているだけだった
ある程度の整理を済ませ
仕事が終わる
:10/04/07 17:55
:PC
:☆☆☆
#311 [KC.]
「お疲れ様でした〜。」
私は帰る支度をして
帰り始めた
「おい、東大寺!!」
少し歩いていた私に
後ろから声がかかる
振り向くと聖二さんが
追いかけてきた
「今日はもう遅いから送ってってやるよ。」
「いいですよ!!そんなに家遠くないし。」
「まぁ、遠慮すんなッ!!」
:10/04/07 17:56
:PC
:☆☆☆
#312 [KC.]
ポンポンと軽く頭を叩かれる
「すぐ車出してくすからここらで待ってろよ?」
そう言うと聖二さんは走って
駐車場へ向かって行った
すぐに聖二さんの車が出てきて
私に近づいてくる
私の前で車はとまり
少し遠慮勝ちに
私は車に乗り込んだ
:10/04/07 17:56
:PC
:☆☆☆
#313 [KC.]
今日の聖二さんは様子が
いつもと違う
いつもより会話が少なく
家の近くにある公園に着いた
「ありがとうございます。」
私はお礼をいい車から降りる
「東大寺。」
聖二さんは私を呼び
何故か車を降りた
:10/04/07 17:57
:PC
:☆☆☆
#314 [KC.]
無言で近づいてくる聖二さん
「はい。」
私は控え気味に返事をする
(きっと写真が上手く撮れてなかったせいで、怒ってるんだ…)
私の前に静かに立った
聖二さんは私を見ている
私は怒られる事を
覚悟し息を飲んだ
:10/04/07 17:57
:PC
:☆☆☆
#315 [KC.]
「お前、好きな人とかいるの?」
予期せぬ言葉
私はへ?と聖二さんの
顔を見た
「俺にもまだチャンスある?」
そういうと同時に
聖二さんの両手が私を包む
私は何がなんだか理解できず
抱きしめられたまま
固まってしまった
:10/04/07 17:57
:PC
:☆☆☆
#316 [KC.]
「俺、ずっと前からお前の事好きだったって…知ってるか?」
小さくささやかれたその言葉
私は目を見開く
「お前、引越してからなんか変だよな。彼氏でもできたか?」
彼氏…
私はジンを思い出す
:10/04/07 17:58
:PC
:☆☆☆
#317 [KC.]
「なんでだ?俺、ずっとお前の傍にいたのに。」
そう言うと同時に聖二さんの
腕の力が増す
「聖…二…さん…くる…しいぃ…」
普通に話すことが
出来ないほどの力で
抱きしめられ
私は身動きが取れなかった
:10/04/07 17:58
:PC
:☆☆☆
#318 [KC.]
「こんなとこで、何してんだよ。」
その声がしたと同時に
聖二さんの腕が緩む
その隙をついて私は
聖二さんから逃れた
すると逃れた瞬間
次は後ろにひっぱられ
私はバランスを崩す
:10/04/07 17:59
:PC
:☆☆☆
#319 [KC.]
ドンっと背中に何かが当った
私は恐る恐る上を向く
「ジン…」
バランスを崩した私を
支えていたのは
ジンだった
:10/04/07 17:59
:PC
:☆☆☆
#320 [KC.]
「こいつ俺の女だからさぁ。変なちょっかい出さないでもらえる?」
ジンは鋭い声で聖二さんに言った
「俺の…女…?」
聖二さんはジンに腕を
しっかり掴まれている
私を見る
:10/04/07 18:00
:PC
:☆☆☆
#321 [KC.]
「やっぱ彼氏…いたのか…。」
「ごめ…んなさ…い。」
私はどう言えばいいかわからず
それ以上話せなかった
:10/04/07 18:00
:PC
:☆☆☆
#322 [KC.]
-------------
>>284-321 New
感想板↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4743/
-------------
:10/04/07 18:03
:PC
:☆☆☆
#323 [KC.]
>>321の続き↓
-------------
「今日のお前、ちょっと変だと思ったんだ。」
ジンは聖二さんを
睨みつけたまま
話を聞いている
「まさかZIN君が彼氏だったとは…。もう俺には勝ち目ないか…。」
:10/04/08 02:00
:PC
:☆☆☆
#324 [KC.]
すごく悲しそうな聖二さんの顔をみて
私の胸はきつく締め付けられる
「わかってんなら、さっさと帰れ。」
容赦なくジンは
聖二さんに言った
「ジ…ジン!!」
私は慌てて聖二さんに
近づこうとしたが
私を掴んでいるジンの手に
力が入る
:10/04/08 02:00
:PC
:☆☆☆
#325 [KC.]
「東大寺…困らせて悪かった。」
そう言い残し聖二さんは
車に乗り去って行った
聖二さんの車が見えなくなって
私はジンを見る
「何?」
:10/04/08 02:01
:PC
:☆☆☆
#326 [KC.]
その声は怒っている…
低く冷たい声、そして
ジンは私を睨みつけた
「俺、前に言ったよな?こういうこと、気分悪いって。」
「だって…」
「だって?…何それ、私は悪くないって言いたいの?」
ジンの冷たい言葉と視線に
私は凍えついてしまった
:10/04/08 02:01
:PC
:☆☆☆
#327 [KC.]
腕を掴んだままのジンは
そのまま強引に歩き出す
「痛いッ!!ちょっ…ちょっと!!」
腕を掴んでいる手は
力を緩める事なく
まっすぐマンションへむかう
:10/04/08 02:01
:PC
:☆☆☆
#328 [KC.]
私は姫ちゃんを落とさない
ように注意しながら
ジンに必死でついていく
あっという間にマンションに着くと
鍵を開けジンは私を中に放り込んだ
その勢いでバランスを
崩し、倒れかけたが
私は姫ちゃんの為に耐え抜いた
:10/04/08 02:02
:PC
:☆☆☆
#329 [KC.]
姫ちゃんを床に置くと
靴を脱ぎ先にリビングへ向かう
すぐその後にジンが来た
と思った瞬間
腕を強く引っ張られ
私の背中が壁にぶつかった
:10/04/08 02:02
:PC
:☆☆☆
#330 [KC.]
びっくりして思わず目を瞑る
ダンッと音がなり
私はゆっくり目を開けた
目の前には鋭い目つきのジン
私の両側には
ジンの手があった
:10/04/08 02:02
:PC
:☆☆☆
#331 [KC.]
「ジ…ン…?」
怖くなった私は
その場で硬直してしまう
「ねぇ、アンタ仕事中あいつと手繋いでどこ行ってたの?」
(手を…繋いで!?)
ジンは私達がスタジオ
から出ていくのを
目撃していた
:10/04/08 02:02
:PC
:☆☆☆
#332 [KC.]
「休憩時間、どっか行ってたでしょ。」
「アレは…ただ休憩所にコーヒーを…」
「帰ってきたと思ったら、機嫌良くなってたしね。あいつと何してたの?」
(何してた?…もしかして何か誤解してるの?)
低く冷たい声に
私は言葉を返せない
:10/04/08 02:03
:PC
:☆☆☆
#333 [KC.]
「アンタって結構、軽いんだ。」
「ちがぅッんッ…!?」
私が口を開け声を出した瞬間
ジンの唇でさえぎられた
:10/04/08 02:03
:PC
:☆☆☆
#334 [KC.]
頭が真っ白になる
息が出来ないくらい
深くディープなキス
ジンの胸を押すが
上手く力が出ず
やっと唇が離れたと思えば
また次のキスが重なった
:10/04/08 02:04
:PC
:☆☆☆
#335 [KC.]
「…んッ…ジ…ン…っ」
話す暇もなくやってくる
ジンからのキス
唇が熱い
全身の力が抜け
立っていられなく
なってきた私は
崩れ落ちそうになる
:10/04/08 02:04
:PC
:☆☆☆
#336 [KC.]
ジンは私の腰に手を回し
崩れそうになっている
私を支えた
そしてやっと唇が離れる
「どうして…?こんな事するの?」
私が見るジンはまるで
水の中にいるかのように
霞んでいた
:10/04/08 02:05
:PC
:☆☆☆
#337 [KC.]
:10/04/08 02:07
:PC
:☆☆☆
#338 [ぱつきん]
主さま、さまさまです。
アドレナリンやばいです。
応援してます〜!!
:10/04/08 07:35
:D705i
:☆☆☆
#339 [KC.]
>>336の続き
-----------
「アンタが悪いんだって…」
そう言うとジンは軽々と
私を持ち上げ、近くにあった
ソファーに私を寝かすと
覆いかぶさるように
上に乗ってきた
「やめ…て…」
震えた声で私は
ジンに言う
:10/04/08 22:49
:PC
:☆☆☆
#340 [KC.]
「男にそーゆーのは逆効果。」
ジンはそういうと
私の口に再びキスをする
今度のキスは軽く
触れるだけのものだった
そしてジンは私の
耳にささやく
「俺のって…しるし…つけるよ。」
:10/04/08 22:50
:PC
:☆☆☆
#341 [KC.]
「ッッ!?…ダメッ!!」
私の抵抗も虚しく
ジンは私の首に一度
軽くキスをすると
次は深く長いキスをした
そのキスに体はびくつき
思わず声が出てしまう
「あッ…ん!!」
:10/04/08 22:50
:PC
:☆☆☆
#342 [KC.]
体がすごく熱い…
心臓も爆発寸前
そんな私にジンは容赦なく
キスをする
(こんなのって…)
私の目からは
大きな雫が流れ落ちた
:10/04/08 22:50
:PC
:☆☆☆
#343 [KC.]
「泣くなよ…」
小さく悲しそうなジンの声
その声のすぐ後
ジンは私からゆっくりと
降り、片手で頭をボリボリかく
「…ジン。」
「泣くのは…ナシでしょ。」
:10/04/08 22:51
:PC
:☆☆☆
#344 [KC.]
ジンはそう呟くと
私を見る事もなく
部屋に戻ってしまった
翌日
首にはしっかりと
つけられた[俺のしるし]
:10/04/08 22:51
:PC
:☆☆☆
#345 [KC.]
そのしるしを見るだけで
赤面してしまう私は
ジンに会うのが少し気まずくて
いつもより早めに家を出た
当然、会社に一番のり…
と思っていたが
実際は二番だった
:10/04/08 22:52
:PC
:☆☆☆
#346 [KC.]
「おはよ。」
私に挨拶をしてくれた人物
それは聖二さんだった
聖二さんはコーヒーカップを片手に
新聞を読んでいる
「今日はいつもより早い出勤だな。どうしたんだ?」
:10/04/08 22:52
:PC
:☆☆☆
#347 [KC.]
これはこれで気まずい
昨日あんな事があって
どんな顔をすればいいか
わからない私は
軽く挨拶をすると
そそくさと自分のデスクに向かう
私のとった行動を見て
聖二さんは小さくため息をついた
:10/04/08 22:52
:PC
:☆☆☆
#348 [KC.]
「なぁ、東大寺。」
私は聖二さんを見る事ができず
そっぽを向いたまま返事をする
すると聖二さんは読んでいた新聞と
片手に持っていたコーヒーカップを
机に置き近づいてきた
「コッ…コーヒー買ってきます!!!!」
:10/04/08 22:53
:PC
:☆☆☆
#349 [KC.]
私は逃げるかのように
事務所を飛びでて走り出す
「あっ東大寺!?」
走りだした私を聖二さんは
追いかけてきた
そして走るのが遅い私は
あっさり捕まってしまう
:10/04/08 22:53
:PC
:☆☆☆
#350 [KC.]
「待て、逃げないでくれ!!」
「別に逃げた訳じゃ…」
「昨日は困らせて本当に悪かった。」
聖二さんを直視できない私は
下をむいたまま話を聞いた
「俺、昨日も言ったと思うけど、ずっとお前の事好きだったんだ。」
:10/04/08 22:54
:PC
:☆☆☆
#351 [KC.]
「…。」
「でも、お前…俺に全く興味なさそうだし…。この気持ちは俺だけのもんにしようと思ってた。」
「……。」
「無理に伝えても、こんな風にギクシャクしたくなかったし…、でも…」
悲しそうな声…
全然気づかなかった
聖二さんの気持ち
:10/04/08 22:54
:PC
:☆☆☆
#352 [KC.]
「昨日のお前の反応を見て…、写真を見て…、お前の気持ちを知ったから…」
「昨日の…写真??」
「おう。前半の写真…お前の気持ち出過ぎだよ。」
「…ッ!?!?」
私はその言葉に目を見開いた
「アレ見て、お前はZIN君が好きなんだってわかった瞬間…俺、悔しくて…」
(私は…ジンが…好き…?)
:10/04/08 22:54
:PC
:☆☆☆
#353 [KC.]
あれだけ注意してたのに…
私はいつの間にかジンの事が…
「んで…「片思いならまだ俺にもチャンスあるかも…」って、ガマンできず…お前を困らせちまった。」
「…。」
「けど…お前とギクシャクすんの俺、嫌なんだ。だから…今すぐにとは言わない。また前のように接してほしい。」
:10/04/08 22:55
:PC
:☆☆☆
#354 [KC.]
真剣な顔で私を
見つめる聖二さん
私はやっと
聖二さんの顔を見る事が出来た
「ありがとうございます。…きっと今すぐには、無理だと思いますけど…私もギクシャクするのは嫌だし…聖二さんがそう言ってくれてよかった。」
:10/04/08 22:55
:PC
:☆☆☆
#355 [KC.]
私が笑顔で答えると
その顔を見て聖二さんは目を見開き
少し困った表情で笑顔をつくる
そして私の頭をポンポンと撫でてくれた
「ありがとう。」
そう言うと聖二さんは
先に事務所へ戻って行った
:10/04/08 22:55
:PC
:☆☆☆
#356 [KC.]
聖二さんの言葉で
気持ちに気づいた私…
昨日の極度な緊張は
そんな思いがあったからだったんだ
そして女の子と仲良く
しているジンを見て
辛くて切なくて…
ムカムカまでして
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#357 [KC.]
その時からいろんな
気持ちがいっぱい
混ざり合って…
手まで震えるくらい
混乱していた事に
気づいて…しまった…
いや、違う…
私は前から気づいていた…
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#358 [KC.]
でも好きな人と…
カップルのフリをしている私…
その理由も女の人を
避ける為…
最近は、ジンとすごく
仲がよく「それでもいいか。」
なんて思っていた
:10/04/08 22:56
:PC
:☆☆☆
#359 [KC.]
気づいていない
フリをしていたズルい私は
自動販売機で
缶コーヒーを買い
決心をする
はっきりとした
この気持ちを
逃げずに
ジンに伝えよう
:10/04/08 22:57
:PC
:☆☆☆
#360 [KC.]
そう心に決めると
少し気持ちが楽に
なった気がした
私は缶コーヒーをその場で
飲み干し一度大きく
背伸びをする
そして事務所に戻った
:10/04/08 22:57
:PC
:☆☆☆
#361 [KC.]
気持ちがハッキリした
おかげで仕事がはかどり
いつもよりテキパキと
仕事をしているうちに
もう夕方になっていた
仕事が終わり
私はスーパーに寄って
いつも通り二人分の食材を買って
マンションへ帰る
:10/04/08 22:58
:PC
:☆☆☆
#362 [KC.]
マンションに着き
家の扉を前に
した瞬間、急に心臓が
大きく動き出した
さっきまでは全く
普通だった私の心臓…
この扉を開ければ…
ジンがいる
:10/04/08 22:58
:PC
:☆☆☆
#363 [KC.]
「なんて…言おう…」
今更、緊張が私を襲う
二人分の食材で
私の手が真っ赤になっている
事なんて全く気づかない
告白なんて久しぶりだし…どうしよう…
もし断られたら…どうしよう…
いろんな不安が私を襲う
:10/04/08 22:58
:PC
:☆☆☆
#364 [KC.]
とその時…
ガチャッと勢いよく扉が開いた
ドアの真正面に立っていた
私は顔面に直撃を受けてしまった
思わず食材を落とし
顔を抑えながらうずくまる
:10/04/08 22:59
:PC
:☆☆☆
#365 [KC.]
「…今何かに当ったかしら?」
楽器のような綺麗な声が
聞こえた
私は顔を抑えている
手の隙間から出てきた人物を
確認する
:10/04/08 22:59
:PC
:☆☆☆
#366 [KC.]
そこに立っていたのは
私よりも背が低く
綺麗なロングヘアーの女性だった
その女性は私に気づくと
あわてて声をかる
「あらっ!!大変っ!!大丈夫ですか!??」
「だ…だひじょ〜ぶでふ。」
:10/04/08 22:59
:PC
:☆☆☆
#367 [KC.]
少しおっとりした話方の女性は
私の背中をさする
「どうしたぁ??」
その声と共にジンが
ひょっこり顔を出した
「…じふ…ッッ」
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#368 [KC.]
通路に広がる食材と
顔を抑えている私を見て
ジンはびっくりした
顔をしている
こんな所を見られるなんて…
恥ずかしい!!
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#369 [KC.]
直撃を受けた顔は
すでに赤くなっていたが
さらに赤くなるのを感じた
「この人…家の前にいたらしくて…私の攻撃うけちゃったみたい★」
少し苦笑いでジンに
説明する女性…
と、ここでやっと私は
重要なことに気がついた
:10/04/08 23:00
:PC
:☆☆☆
#370 [KC.]
(この人…家から出てきた!?)
ようやく自分になにが
起こったか把握できた
私はその真実に固まってしまう
「あ〜ぁ〜…」
ジンは通路に広がる
食材を広いはじめた
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#371 [KC.]
「あっジン!!私、時間だからもう行くね?ばいばい★」
「うん、またね。」
ジンが優しくそう言うと
女性は自分の腕時計を見ながら
行ってしまった
心配そうに私を見つめるジン
食材を拾い終えたジンは
心配そうな顔で私を見つめる
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#372 [KC.]
(どうして…?)
私の中はその疑問だらけだった
「ルカ…大丈夫?」
そっとジンの手が私に触れる
「うん…大丈夫。」
そう言いながら私は
顔に当てていた手を離した
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#373 [KC.]
ジンは心配そうに私の顔を
覗き込むとびっくりした
表情を見せる
「ルカ…鼻血ぃ…」
「えっ!?」
どうやら一番強打したのは
鼻だったらしく私の鼻からは
血が顔を出していた
:10/04/08 23:01
:PC
:☆☆☆
#374 [KC.]
急いで中に入り
鼻にティッシュを当てる
告白どころでは
なくなってしまった…
私はリビングのソファーに座り
はぁ〜…と大きくため息をつき
うつむいた
:10/04/08 23:02
:PC
:☆☆☆
#375 [KC.]
先に食材を冷蔵庫に
入れてくれたジンは
すぐに私の横に来て
心配した表情で私を見ている
「血、とまったぁ?」
私の顔を覗き込むジン
「まだぁ。って言うか…あんまり見ないで?恥ずかしいから…」
:10/04/08 23:02
:PC
:☆☆☆
#376 [KC.]
私はジンから顔を
そむけながら言った
本当に恥ずかしいし
初めて鼻血なんて出した所を
人に見られてしまった…
しかも最悪な事に
ジンに見られるなんて…
気分はこれ以上ない程
最悪だった
:10/04/08 23:02
:PC
:☆☆☆
#377 [KC.]
「いいじゃん、ルカの顔もっと見せてよぉ。」
「やだよ、だって鼻血出てるもん。」
「なんで?鼻血出ててもルカはかわいいよぉ?」
さらっとジンは言う
「んなッ!?!?」
私は思わずその言葉に
顔を赤くさせる
:10/04/08 23:03
:PC
:☆☆☆
#378 [KC.]
「アレ?顔赤くなったけど…大丈夫ぅ?」
赤くさせた張本人の
ジンは真面目な顔をしている
ダメだ。
ジンと一緒にいる限り
この鼻血は止まらない
そう確信した私は
「着替えてくる!!」と言って
急いで自分の部屋に戻った
:10/04/08 23:03
:PC
:☆☆☆
#379 [KC.]
:10/04/08 23:08
:PC
:☆☆☆
#380 [KC.]
>>378の続き↓
-------------
部屋に戻った私は
ドアの前で立ち尽くす
鼻に当てていた
ティッシュを離せば
血はまだ出ていた
私はジンが見ていない事を
いいことに鼻に
ティッシュを積める
:10/04/09 23:53
:PC
:☆☆☆
#381 [KC.]
そして服を着替えた
そのままリビングに
行かずベッドに横たわる
(あの子は一体…)
少し落ち着いた
私の頭にはその事で
いっぱいになっていた
そして私は前にも
似たような事があったと
思い出す
:10/04/09 23:53
:PC
:☆☆☆
#382 [KC.]
あの時はまだジンに
興味がなく
リビングでやらしい事を
していたジンを軽蔑
していた…
でも今はすごく
胸が苦しい…
:10/04/09 23:53
:PC
:☆☆☆
#383 [KC.]
彼女の事を聞いても
良いのだろうか?
自分の話しをするのが
嫌いなジンは
そんな事を聞くと
機嫌が悪く
なるかもしれない
私はいろいろと考えた
:10/04/09 23:54
:PC
:☆☆☆
#384 [KC.]
フッと時計を見ると
時刻は9時を回っている
何時間考えて
いたんだろぅ…
私は鼻に積めた
ティッシュを外すと
血を確認した
:10/04/09 23:54
:PC
:☆☆☆
#385 [KC.]
鼻血はすでに止まっている
私はやっとベッドから
起き上がると
そっとドアを開けた
するとリビングで
ジンがTVを見ている
私に気づいたジンは
こちらを向く
:10/04/09 23:55
:PC
:☆☆☆
#386 [KC.]
「ルカ…大丈夫ぅ?」
心配そうな顔のジン
「うん…大丈夫。」
私はジンの顔を見ると
質問攻めしてしまいそうで
ジンから目を反らせた
:10/04/09 23:55
:PC
:☆☆☆
#387 [KC.]
「ルカ?」
ジンは私の名前を呼ぶ
「何?」
相変わらずジンの方を
向かない私…
「やっぱ昨日の事…怒ってんのぉ?」
そう言うとジンはTVの
方を向いた
私は何も言えず
台所に向かう
:10/04/09 23:56
:PC
:☆☆☆
#388 [KC.]
そこには美味しそうな
オムライスが合った
まさか…ジンが作ったの?
首を傾げる私
「チンして食べなぁ。」
ジンも相変わらずTVを
見ている
:10/04/09 23:56
:PC
:☆☆☆
#389 [KC.]
「ジンが…作ったの?」
「そ〜よぉ。」
「ジンは?」
「もぅ食ったよぉ。」
そう言うとジンはTVを消し
背伸びをしてこちらを向いた
:10/04/09 23:57
:PC
:☆☆☆
#390 [KC.]
「俺、明日から仕事忙しくて帰るの遅くなると思うぅ。だから明日から夕飯いらないぃ。」
「え?…ジン?」
ジンは私を見ず
部屋に戻ってしまった
私はジンの作ってくれた
オムライスを食べ始める
「美味しい…」
私は一人で呟いた
:10/04/09 23:57
:PC
:☆☆☆
#391 [KC.]
いつもより冷たく感じた
ジンの態度…
告白するって…
決めたのに
こんなんじゃ
告白できないよ
今日はもうジンに
会うことは無かった
:10/04/09 23:57
:PC
:☆☆☆
#392 [KC.]
翌日
なかなか眠れなかった
せいか、目を覚ませば
もう昼頃だった
今日は仕事が休み
家でゆっくりする事にした
リビングに出ると
誰もいない
:10/04/09 23:58
:PC
:☆☆☆
#393 [KC.]
確か昨日ジンは
仕事とかって…
外はいい天気
バルコニーに出て
大きく背伸びをした
そして青空を眺める
こんな天気の良い日に
私は何をしているんだ…
:10/04/09 23:58
:PC
:☆☆☆
#394 [KC.]
今頃ジン…
仕事頑張ってるかなぁ…
昨日の女の子…誰だろう…
告白…どうしようか…
考えれば考える程
ブルーになっていく
:10/04/09 23:59
:PC
:☆☆☆
#395 [KC.]
ボーッしているうちに
外はオレンジ色に染まり
気づけばもう夕方に
なっていた
一日中何もしなかった私
本当に病んでくる…
ずーっとバルコニーに
いた私はリビングに
戻るとTVをつけた
:10/04/09 23:59
:PC
:☆☆☆
#396 [KC.]
そして私はいつの間にか
意識を手放す
気がつくともう
10時を過ぎになっていた
するとピンポーンと
インターホンが鳴る
:10/04/10 00:00
:PC
:☆☆☆
#397 [KC.]
居留守をしようかと迷った
だがしつこく
インターホンが鳴る
私はしぶしぶ出る事にした
ドアを開け外を見る
「こんばんは★」
そこに立っていたのは
昨日の女性だった
:10/04/10 00:00
:PC
:☆☆☆
#398 [KC.]
「…あなたは…」
「昨日はごめんなさい。ジン、いますか?」
「いえ、まだ帰ってませんが…」
私はどういう顔を
すればいいのか解らず
すこし戸惑う
「そうですかぁ…。どうしよう…。」
女性は悩み出した
:10/04/10 00:01
:PC
:☆☆☆
#399 [KC.]
「う〜ん…う〜ん…」
ドアを閉めてやろうかと
思ったが実際そうもいかない
「あがりますか?」
私は負けた
「やったぁ!!いいんですかぁ?それじゃ〜遠慮なくぅ★」
本当に遠慮なく家に
上がる女性
:10/04/10 00:01
:PC
:☆☆☆
#400 [KC.]
私は女性を中に入れると
ドアを閉めた
「何か飲みますか?」
私は女性に聞く
「コーヒーお願いしま〜す。」
私はこの女性に
「遠慮」と言う言葉を
教えやりたいと思った
:10/04/10 00:02
:PC
:☆☆☆
#401 [KC.]
女性にコーヒーを出した
私は部屋に向かう
「ちょっと待って〜。」
女性が私を引き留めた
「何か?」
「少しお話しませんか?」
「私と…ですか?」
「はい。」
:10/04/10 00:02
:PC
:☆☆☆
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