こんなのあり?
最新 最初 🆕
#301 [KC.]

聖二さんはさっきまでの
「笑い」と違う優しい笑顔で
私を見てくれていた

私も聖二さんに
笑顔で返した

そして私は姫ちゃんを
片付け始める

するとそこにジンが近づいてきた

「ルカ。」

「ん?あっジン…君、お疲れ様。」

⏰:10/04/07 17:42 📱:PC 🆔:☆☆☆


#302 [KC.]

私は場所をわきまえ
君付けでジンの名前を呼び
片付けをやめジンを見た

「お前…」

「ZINく〜ん!!」

女の子達がジンに駆け寄ってくる

「メアド教えてぇ!!」
「ZINくんこれからヒマぁ?どこか行かない??」

⏰:10/04/07 17:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#303 [KC.]

女の子達は私がいる事なんて
全く気にもせず
キャピキャピと
ジンに群がる

その光景を見ると
少し…
胸が痛かった

ちょっとの間、私を
見ていたジンだったが
私から顔を反らし
笑顔で女の子達の相手をする

⏰:10/04/07 17:43 📱:PC 🆔:☆☆☆


#304 [KC.]

それを見て私もジンから
目を反らし途中までしていた
姫ちゃんの片付けをし始めた

姫ちゃんの片付けが
終わると同時に聖二さんが
声をかける

「琉華、帰るぞぉ!!」

私はその声に
びっくりす

⏰:10/04/07 17:44 📱:PC 🆔:☆☆☆


#305 [KC.]

(琉華?いつもは苗字なのに…)

そんな私に聖二さんは
手を振る

私はジンと女の子達に
サラッと挨拶をし
駆け足で聖二さんのもとへ
行きスタジオを出た

車に乗り込み帰りだす私達…

⏰:10/04/07 17:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#306 [KC.]

「お疲れぇ。」

運転をしながら
聖二さんは言う

「お疲れさまです。今日は…女の子に群がれなかったですね。」

「厳禁なやつらだよなぁ、ホント。おっさんより若いのがいいんだよ。」

笑いながら言う聖二さん

「内心助かったけどな。若すぎるのも考えもんだ。」

「フフ、そんな事言っちゃって〜、少し悔しかったんじゃないんですかぁ?」

私は笑いながら聖二さんに言った

⏰:10/04/07 17:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#307 [KC.]

「ん〜…そうだなぁ、お前をあんなに動揺させた時はちょっと悔しかったなぁ。」

「え?」

「なんでもないよ。」

今話しがかみ合って
なかったような…

そんな会話をしながら
私達はあっという間に
会社につく

⏰:10/04/07 17:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#308 [KC.]

今日は少し早めに
撮影が終わったので

早速会社のPCにデータを送り
二人で写真の確認をする

「ハハ、やっぱ前半すごいな。」

PCの画面に映し出された
前半の写真を見て聖二さんは
思わず噴出す

⏰:10/04/07 17:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#309 [KC.]

「そうですね。」

苦笑いする私は
聖二さんを見た

「でも…」

聖二さんは真剣な顔で
画面を見つめなおす

「どうしました?」

⏰:10/04/07 17:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#310 [KC.]

「いいんじゃないか?これでも。」

いつもより少し声が低い聖二さん
こんな聖二さんは初めて見た

いつもはどんな風に見えるか
私の特殊能力についての
感想があるけど…
今回はその感想はなく
ただ写真を見つめているだけだった

ある程度の整理を済ませ
仕事が終わる

⏰:10/04/07 17:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#311 [KC.]

「お疲れ様でした〜。」

私は帰る支度をして
帰り始めた

「おい、東大寺!!」

少し歩いていた私に
後ろから声がかかる

振り向くと聖二さんが
追いかけてきた

「今日はもう遅いから送ってってやるよ。」

「いいですよ!!そんなに家遠くないし。」

「まぁ、遠慮すんなッ!!」

⏰:10/04/07 17:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#312 [KC.]

ポンポンと軽く頭を叩かれる

「すぐ車出してくすからここらで待ってろよ?」

そう言うと聖二さんは走って
駐車場へ向かって行った

すぐに聖二さんの車が出てきて
私に近づいてくる

私の前で車はとまり
少し遠慮勝ちに
私は車に乗り込んだ

⏰:10/04/07 17:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#313 [KC.]

今日の聖二さんは様子が
いつもと違う

いつもより会話が少なく
家の近くにある公園に着いた

「ありがとうございます。」

私はお礼をいい車から降りる

「東大寺。」

聖二さんは私を呼び
何故か車を降りた

⏰:10/04/07 17:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#314 [KC.]

無言で近づいてくる聖二さん

「はい。」

私は控え気味に返事をする

(きっと写真が上手く撮れてなかったせいで、怒ってるんだ…)


私の前に静かに立った
聖二さんは私を見ている

私は怒られる事を
覚悟し息を飲んだ

⏰:10/04/07 17:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#315 [KC.]

「お前、好きな人とかいるの?」

予期せぬ言葉

私はへ?と聖二さんの
顔を見た

「俺にもまだチャンスある?」

そういうと同時に
聖二さんの両手が私を包む

私は何がなんだか理解できず
抱きしめられたまま
固まってしまった

⏰:10/04/07 17:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#316 [KC.]

「俺、ずっと前からお前の事好きだったって…知ってるか?」

小さくささやかれたその言葉

私は目を見開く

「お前、引越してからなんか変だよな。彼氏でもできたか?」

彼氏…

私はジンを思い出す

⏰:10/04/07 17:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#317 [KC.]

「なんでだ?俺、ずっとお前の傍にいたのに。」

そう言うと同時に聖二さんの
腕の力が増す

「聖…二…さん…くる…しいぃ…」

普通に話すことが
出来ないほどの力で
抱きしめられ
私は身動きが取れなかった

⏰:10/04/07 17:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#318 [KC.]

「こんなとこで、何してんだよ。」


その声がしたと同時に
聖二さんの腕が緩む

その隙をついて私は
聖二さんから逃れた

すると逃れた瞬間
次は後ろにひっぱられ
私はバランスを崩す

⏰:10/04/07 17:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#319 [KC.]

ドンっと背中に何かが当った

私は恐る恐る上を向く

「ジン…」


バランスを崩した私を
支えていたのは
ジンだった

⏰:10/04/07 17:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#320 [KC.]

「こいつ俺の女だからさぁ。変なちょっかい出さないでもらえる?」

ジンは鋭い声で聖二さんに言った

「俺の…女…?」

聖二さんはジンに腕を
しっかり掴まれている
私を見る

⏰:10/04/07 18:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#321 [KC.]

「やっぱ彼氏…いたのか…。」

「ごめ…んなさ…い。」

私はどう言えばいいかわからず
それ以上話せなかった

⏰:10/04/07 18:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#322 [KC.]
-------------

>>284-321 New

感想板↓
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-------------

⏰:10/04/07 18:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#323 [KC.]
>>321の続き↓
-------------

「今日のお前、ちょっと変だと思ったんだ。」

ジンは聖二さんを
睨みつけたまま
話を聞いている

「まさかZIN君が彼氏だったとは…。もう俺には勝ち目ないか…。」

⏰:10/04/08 02:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#324 [KC.]

すごく悲しそうな聖二さんの顔をみて
私の胸はきつく締め付けられる

「わかってんなら、さっさと帰れ。」

容赦なくジンは
聖二さんに言った

「ジ…ジン!!」

私は慌てて聖二さんに
近づこうとしたが
私を掴んでいるジンの手に
力が入る

⏰:10/04/08 02:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#325 [KC.]

「東大寺…困らせて悪かった。」

そう言い残し聖二さんは
車に乗り去って行った

聖二さんの車が見えなくなって
私はジンを見る

「何?」

⏰:10/04/08 02:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#326 [KC.]

その声は怒っている…

低く冷たい声、そして
ジンは私を睨みつけた

「俺、前に言ったよな?こういうこと、気分悪いって。」

「だって…」

「だって?…何それ、私は悪くないって言いたいの?」

ジンの冷たい言葉と視線に
私は凍えついてしまった

⏰:10/04/08 02:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#327 [KC.]

腕を掴んだままのジンは
そのまま強引に歩き出す

「痛いッ!!ちょっ…ちょっと!!」

腕を掴んでいる手は
力を緩める事なく
まっすぐマンションへむかう

⏰:10/04/08 02:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#328 [KC.]

私は姫ちゃんを落とさない
ように注意しながら
ジンに必死でついていく

あっという間にマンションに着くと
鍵を開けジンは私を中に放り込んだ

その勢いでバランスを
崩し、倒れかけたが
私は姫ちゃんの為に耐え抜いた

⏰:10/04/08 02:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#329 [KC.]

姫ちゃんを床に置くと
靴を脱ぎ先にリビングへ向かう

すぐその後にジンが来た
と思った瞬間

腕を強く引っ張られ
私の背中が壁にぶつかった

⏰:10/04/08 02:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#330 [KC.]

びっくりして思わず目を瞑る

ダンッと音がなり
私はゆっくり目を開けた

目の前には鋭い目つきのジン

私の両側には
ジンの手があった

⏰:10/04/08 02:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#331 [KC.]

「ジ…ン…?」

怖くなった私は
その場で硬直してしまう

「ねぇ、アンタ仕事中あいつと手繋いでどこ行ってたの?」

(手を…繋いで!?)

ジンは私達がスタジオ
から出ていくのを
目撃していた

⏰:10/04/08 02:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#332 [KC.]

「休憩時間、どっか行ってたでしょ。」

「アレは…ただ休憩所にコーヒーを…」

「帰ってきたと思ったら、機嫌良くなってたしね。あいつと何してたの?」

(何してた?…もしかして何か誤解してるの?)

低く冷たい声に
私は言葉を返せない

⏰:10/04/08 02:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#333 [KC.]

「アンタって結構、軽いんだ。」

「ちがぅッんッ…!?」

私が口を開け声を出した瞬間
ジンの唇でさえぎられた

⏰:10/04/08 02:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#334 [KC.]

頭が真っ白になる

息が出来ないくらい
深くディープなキス

ジンの胸を押すが
上手く力が出ず
やっと唇が離れたと思えば
また次のキスが重なった

⏰:10/04/08 02:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#335 [KC.]

「…んッ…ジ…ン…っ」

話す暇もなくやってくる
ジンからのキス

唇が熱い

全身の力が抜け
立っていられなく
なってきた私は
崩れ落ちそうになる

⏰:10/04/08 02:04 📱:PC 🆔:☆☆☆


#336 [KC.]

ジンは私の腰に手を回し
崩れそうになっている
私を支えた

そしてやっと唇が離れる

「どうして…?こんな事するの?」

私が見るジンはまるで
水の中にいるかのように
霞んでいた

⏰:10/04/08 02:05 📱:PC 🆔:☆☆☆


#337 [KC.]

今日はココまでにします。

>>323-336 New

もし読んでくださっている
方がおられたら
感想いただけると嬉しいです★

★感想板↓★
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4743/

ありがとうございました♪

⏰:10/04/08 02:07 📱:PC 🆔:☆☆☆


#338 [ぱつきん]
主さま、さまさまです。
アドレナリンやばいです。


応援してます〜!!

⏰:10/04/08 07:35 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#339 [KC.]
>>336の続き
-----------

「アンタが悪いんだって…」

そう言うとジンは軽々と
私を持ち上げ、近くにあった
ソファーに私を寝かすと
覆いかぶさるように
上に乗ってきた

「やめ…て…」

震えた声で私は
ジンに言う

⏰:10/04/08 22:49 📱:PC 🆔:☆☆☆


#340 [KC.]

「男にそーゆーのは逆効果。」

ジンはそういうと
私の口に再びキスをする

今度のキスは軽く
触れるだけのものだった

そしてジンは私の
耳にささやく

「俺のって…しるし…つけるよ。」

⏰:10/04/08 22:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#341 [KC.]

「ッッ!?…ダメッ!!」

私の抵抗も虚しく
ジンは私の首に一度
軽くキスをすると
次は深く長いキスをした

そのキスに体はびくつき
思わず声が出てしまう

「あッ…ん!!」

⏰:10/04/08 22:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#342 [KC.]

体がすごく熱い…
心臓も爆発寸前

そんな私にジンは容赦なく
キスをする

(こんなのって…)

私の目からは
大きな雫が流れ落ちた

⏰:10/04/08 22:50 📱:PC 🆔:☆☆☆


#343 [KC.]

「泣くなよ…」

小さく悲しそうなジンの声

その声のすぐ後
ジンは私からゆっくりと
降り、片手で頭をボリボリかく

「…ジン。」

「泣くのは…ナシでしょ。」

⏰:10/04/08 22:51 📱:PC 🆔:☆☆☆


#344 [KC.]

ジンはそう呟くと
私を見る事もなく
部屋に戻ってしまった


翌日

首にはしっかりと
つけられた[俺のしるし]

⏰:10/04/08 22:51 📱:PC 🆔:☆☆☆


#345 [KC.]

そのしるしを見るだけで
赤面してしまう私は
ジンに会うのが少し気まずくて
いつもより早めに家を出た

当然、会社に一番のり…
と思っていたが
実際は二番だった

⏰:10/04/08 22:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#346 [KC.]

「おはよ。」

私に挨拶をしてくれた人物
それは聖二さんだった

聖二さんはコーヒーカップを片手に
新聞を読んでいる

「今日はいつもより早い出勤だな。どうしたんだ?」

⏰:10/04/08 22:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#347 [KC.]

これはこれで気まずい
昨日あんな事があって
どんな顔をすればいいか
わからない私は

軽く挨拶をすると
そそくさと自分のデスクに向かう

私のとった行動を見て
聖二さんは小さくため息をついた

⏰:10/04/08 22:52 📱:PC 🆔:☆☆☆


#348 [KC.]

「なぁ、東大寺。」

私は聖二さんを見る事ができず
そっぽを向いたまま返事をする

すると聖二さんは読んでいた新聞と
片手に持っていたコーヒーカップを
机に置き近づいてきた

「コッ…コーヒー買ってきます!!!!」

⏰:10/04/08 22:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#349 [KC.]

私は逃げるかのように
事務所を飛びでて走り出す

「あっ東大寺!?」

走りだした私を聖二さんは
追いかけてきた

そして走るのが遅い私は
あっさり捕まってしまう

⏰:10/04/08 22:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#350 [KC.]

「待て、逃げないでくれ!!」

「別に逃げた訳じゃ…」

「昨日は困らせて本当に悪かった。」

聖二さんを直視できない私は
下をむいたまま話を聞いた

「俺、昨日も言ったと思うけど、ずっとお前の事好きだったんだ。」

⏰:10/04/08 22:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#351 [KC.]

「…。」

「でも、お前…俺に全く興味なさそうだし…。この気持ちは俺だけのもんにしようと思ってた。」

「……。」

「無理に伝えても、こんな風にギクシャクしたくなかったし…、でも…」

悲しそうな声…
全然気づかなかった
聖二さんの気持ち

⏰:10/04/08 22:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#352 [KC.]

「昨日のお前の反応を見て…、写真を見て…、お前の気持ちを知ったから…」

「昨日の…写真??」

「おう。前半の写真…お前の気持ち出過ぎだよ。」

「…ッ!?!?」

私はその言葉に目を見開いた

「アレ見て、お前はZIN君が好きなんだってわかった瞬間…俺、悔しくて…」

(私は…ジンが…好き…?)

⏰:10/04/08 22:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#353 [KC.]

あれだけ注意してたのに…

私はいつの間にかジンの事が…

「んで…「片思いならまだ俺にもチャンスあるかも…」って、ガマンできず…お前を困らせちまった。」

「…。」

「けど…お前とギクシャクすんの俺、嫌なんだ。だから…今すぐにとは言わない。また前のように接してほしい。」

⏰:10/04/08 22:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#354 [KC.]

真剣な顔で私を
見つめる聖二さん

私はやっと
聖二さんの顔を見る事が出来た

「ありがとうございます。…きっと今すぐには、無理だと思いますけど…私もギクシャクするのは嫌だし…聖二さんがそう言ってくれてよかった。」

⏰:10/04/08 22:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#355 [KC.]

私が笑顔で答えると
その顔を見て聖二さんは目を見開き
少し困った表情で笑顔をつくる

そして私の頭をポンポンと撫でてくれた

「ありがとう。」

そう言うと聖二さんは
先に事務所へ戻って行った

⏰:10/04/08 22:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#356 [KC.]

聖二さんの言葉で
気持ちに気づいた私…

昨日の極度な緊張は
そんな思いがあったからだったんだ

そして女の子と仲良く
しているジンを見て
辛くて切なくて…
ムカムカまでして

⏰:10/04/08 22:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#357 [KC.]

その時からいろんな
気持ちがいっぱい
混ざり合って…

手まで震えるくらい
混乱していた事に

気づいて…しまった…

いや、違う…
私は前から気づいていた…

⏰:10/04/08 22:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#358 [KC.]

でも好きな人と…
カップルのフリをしている私…

その理由も女の人を
避ける為…

最近は、ジンとすごく
仲がよく「それでもいいか。」
なんて思っていた

⏰:10/04/08 22:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#359 [KC.]

気づいていない
フリをしていたズルい私は
自動販売機で
缶コーヒーを買い
決心をする

はっきりとした
この気持ちを

逃げずに

ジンに伝えよう

⏰:10/04/08 22:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#360 [KC.]

そう心に決めると
少し気持ちが楽に
なった気がした


私は缶コーヒーをその場で
飲み干し一度大きく
背伸びをする

そして事務所に戻った

⏰:10/04/08 22:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#361 [KC.]

気持ちがハッキリした
おかげで仕事がはかどり
いつもよりテキパキと
仕事をしているうちに
もう夕方になっていた

仕事が終わり
私はスーパーに寄って
いつも通り二人分の食材を買って
マンションへ帰る

⏰:10/04/08 22:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#362 [KC.]

マンションに着き
家の扉を前に
した瞬間、急に心臓が
大きく動き出した

さっきまでは全く
普通だった私の心臓…

この扉を開ければ…
ジンがいる

⏰:10/04/08 22:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#363 [KC.]

「なんて…言おう…」

今更、緊張が私を襲う

二人分の食材で
私の手が真っ赤になっている
事なんて全く気づかない

告白なんて久しぶりだし…どうしよう…
もし断られたら…どうしよう…

いろんな不安が私を襲う

⏰:10/04/08 22:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#364 [KC.]

とその時…

ガチャッと勢いよく扉が開いた

ドアの真正面に立っていた
私は顔面に直撃を受けてしまった

思わず食材を落とし
顔を抑えながらうずくまる

⏰:10/04/08 22:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#365 [KC.]

「…今何かに当ったかしら?」

楽器のような綺麗な声が
聞こえた

私は顔を抑えている
手の隙間から出てきた人物を
確認する

⏰:10/04/08 22:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#366 [KC.]

そこに立っていたのは
私よりも背が低く
綺麗なロングヘアーの女性だった

その女性は私に気づくと
あわてて声をかる

「あらっ!!大変っ!!大丈夫ですか!??」

「だ…だひじょ〜ぶでふ。」

⏰:10/04/08 22:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#367 [KC.]

少しおっとりした話方の女性は
私の背中をさする

「どうしたぁ??」

その声と共にジンが
ひょっこり顔を出した

「…じふ…ッッ」

⏰:10/04/08 23:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#368 [KC.]

通路に広がる食材と
顔を抑えている私を見て
ジンはびっくりした
顔をしている

こんな所を見られるなんて…
恥ずかしい!!

⏰:10/04/08 23:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#369 [KC.]

直撃を受けた顔は
すでに赤くなっていたが
さらに赤くなるのを感じた

「この人…家の前にいたらしくて…私の攻撃うけちゃったみたい★」



少し苦笑いでジンに
説明する女性…
と、ここでやっと私は
重要なことに気がついた

⏰:10/04/08 23:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#370 [KC.]

(この人…家から出てきた!?)

ようやく自分になにが
起こったか把握できた
私はその真実に固まってしまう

「あ〜ぁ〜…」

ジンは通路に広がる
食材を広いはじめた

⏰:10/04/08 23:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#371 [KC.]

「あっジン!!私、時間だからもう行くね?ばいばい★」

「うん、またね。」

ジンが優しくそう言うと
女性は自分の腕時計を見ながら
行ってしまった

心配そうに私を見つめるジン
食材を拾い終えたジンは
心配そうな顔で私を見つめる

⏰:10/04/08 23:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#372 [KC.]

(どうして…?)

私の中はその疑問だらけだった

「ルカ…大丈夫?」

そっとジンの手が私に触れる

「うん…大丈夫。」

そう言いながら私は
顔に当てていた手を離した

⏰:10/04/08 23:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#373 [KC.]

ジンは心配そうに私の顔を
覗き込むとびっくりした
表情を見せる

「ルカ…鼻血ぃ…」

「えっ!?」

どうやら一番強打したのは
鼻だったらしく私の鼻からは
血が顔を出していた

⏰:10/04/08 23:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#374 [KC.]

急いで中に入り
鼻にティッシュを当てる

告白どころでは
なくなってしまった…


私はリビングのソファーに座り
はぁ〜…と大きくため息をつき
うつむいた

⏰:10/04/08 23:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#375 [KC.]

先に食材を冷蔵庫に
入れてくれたジンは
すぐに私の横に来て
心配した表情で私を見ている

「血、とまったぁ?」

私の顔を覗き込むジン

「まだぁ。って言うか…あんまり見ないで?恥ずかしいから…」

⏰:10/04/08 23:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#376 [KC.]

私はジンから顔を
そむけながら言った

本当に恥ずかしいし
初めて鼻血なんて出した所を
人に見られてしまった…

しかも最悪な事に
ジンに見られるなんて…

気分はこれ以上ない程
最悪だった

⏰:10/04/08 23:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#377 [KC.]

「いいじゃん、ルカの顔もっと見せてよぉ。」

「やだよ、だって鼻血出てるもん。」

「なんで?鼻血出ててもルカはかわいいよぉ?」

さらっとジンは言う

「んなッ!?!?」

私は思わずその言葉に
顔を赤くさせる

⏰:10/04/08 23:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#378 [KC.]

「アレ?顔赤くなったけど…大丈夫ぅ?」

赤くさせた張本人の
ジンは真面目な顔をしている

ダメだ。

ジンと一緒にいる限り
この鼻血は止まらない

そう確信した私は
「着替えてくる!!」と言って
急いで自分の部屋に戻った

⏰:10/04/08 23:03 📱:PC 🆔:☆☆☆


#379 [KC.]

今日はココまでにします。

>>339-378 New

感想やコメいただけると
嬉しいです★

★感想板↓★
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4743/

ありがとうございました♪

⏰:10/04/08 23:08 📱:PC 🆔:☆☆☆


#380 [KC.]
>>378の続き↓
-------------

部屋に戻った私は
ドアの前で立ち尽くす

鼻に当てていた
ティッシュを離せば
血はまだ出ていた

私はジンが見ていない事を
いいことに鼻に
ティッシュを積める

⏰:10/04/09 23:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#381 [KC.]

そして服を着替えた

そのままリビングに
行かずベッドに横たわる

(あの子は一体…)

少し落ち着いた
私の頭にはその事で
いっぱいになっていた

そして私は前にも
似たような事があったと
思い出す

⏰:10/04/09 23:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#382 [KC.]

あの時はまだジンに
興味がなく

リビングでやらしい事を
していたジンを軽蔑
していた…


でも今はすごく
胸が苦しい…

⏰:10/04/09 23:53 📱:PC 🆔:☆☆☆


#383 [KC.]

彼女の事を聞いても
良いのだろうか?

自分の話しをするのが
嫌いなジンは
そんな事を聞くと
機嫌が悪く
なるかもしれない

私はいろいろと考えた

⏰:10/04/09 23:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#384 [KC.]

フッと時計を見ると
時刻は9時を回っている

何時間考えて
いたんだろぅ…

私は鼻に積めた
ティッシュを外すと
血を確認した

⏰:10/04/09 23:54 📱:PC 🆔:☆☆☆


#385 [KC.]

鼻血はすでに止まっている

私はやっとベッドから
起き上がると
そっとドアを開けた


するとリビングで
ジンがTVを見ている

私に気づいたジンは
こちらを向く

⏰:10/04/09 23:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#386 [KC.]

「ルカ…大丈夫ぅ?」

心配そうな顔のジン

「うん…大丈夫。」

私はジンの顔を見ると
質問攻めしてしまいそうで
ジンから目を反らせた

⏰:10/04/09 23:55 📱:PC 🆔:☆☆☆


#387 [KC.]

「ルカ?」

ジンは私の名前を呼ぶ

「何?」

相変わらずジンの方を
向かない私…

「やっぱ昨日の事…怒ってんのぉ?」

そう言うとジンはTVの
方を向いた

私は何も言えず
台所に向かう

⏰:10/04/09 23:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#388 [KC.]

そこには美味しそうな
オムライスが合った

まさか…ジンが作ったの?

首を傾げる私

「チンして食べなぁ。」

ジンも相変わらずTVを
見ている

⏰:10/04/09 23:56 📱:PC 🆔:☆☆☆


#389 [KC.]

「ジンが…作ったの?」

「そ〜よぉ。」

「ジンは?」

「もぅ食ったよぉ。」

そう言うとジンはTVを消し
背伸びをしてこちらを向いた

⏰:10/04/09 23:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#390 [KC.]

「俺、明日から仕事忙しくて帰るの遅くなると思うぅ。だから明日から夕飯いらないぃ。」

「え?…ジン?」


ジンは私を見ず
部屋に戻ってしまった

私はジンの作ってくれた
オムライスを食べ始める

「美味しい…」

私は一人で呟いた

⏰:10/04/09 23:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#391 [KC.]

いつもより冷たく感じた
ジンの態度…


告白するって…
決めたのに

こんなんじゃ
告白できないよ

今日はもうジンに
会うことは無かった

⏰:10/04/09 23:57 📱:PC 🆔:☆☆☆


#392 [KC.]

翌日

なかなか眠れなかった
せいか、目を覚ませば
もう昼頃だった

今日は仕事が休み

家でゆっくりする事にした

リビングに出ると
誰もいない

⏰:10/04/09 23:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#393 [KC.]

確か昨日ジンは
仕事とかって…

外はいい天気
バルコニーに出て
大きく背伸びをした

そして青空を眺める

こんな天気の良い日に
私は何をしているんだ…

⏰:10/04/09 23:58 📱:PC 🆔:☆☆☆


#394 [KC.]

今頃ジン…
仕事頑張ってるかなぁ…

昨日の女の子…誰だろう…

告白…どうしようか…


考えれば考える程
ブルーになっていく

⏰:10/04/09 23:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#395 [KC.]

ボーッしているうちに
外はオレンジ色に染まり
気づけばもう夕方に
なっていた


一日中何もしなかった私

本当に病んでくる…

ずーっとバルコニーに
いた私はリビングに
戻るとTVをつけた

⏰:10/04/09 23:59 📱:PC 🆔:☆☆☆


#396 [KC.]

そして私はいつの間にか
意識を手放す


気がつくともう
10時を過ぎになっていた

するとピンポーンと
インターホンが鳴る

⏰:10/04/10 00:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#397 [KC.]

居留守をしようかと迷った

だがしつこく
インターホンが鳴る

私はしぶしぶ出る事にした
ドアを開け外を見る

「こんばんは★」

そこに立っていたのは
昨日の女性だった

⏰:10/04/10 00:00 📱:PC 🆔:☆☆☆


#398 [KC.]

「…あなたは…」

「昨日はごめんなさい。ジン、いますか?」

「いえ、まだ帰ってませんが…」

私はどういう顔を
すればいいのか解らず
すこし戸惑う

「そうですかぁ…。どうしよう…。」

女性は悩み出した

⏰:10/04/10 00:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#399 [KC.]

「う〜ん…う〜ん…」

ドアを閉めてやろうかと
思ったが実際そうもいかない

「あがりますか?」

私は負けた

「やったぁ!!いいんですかぁ?それじゃ〜遠慮なくぅ★」

本当に遠慮なく家に
上がる女性

⏰:10/04/10 00:01 📱:PC 🆔:☆☆☆


#400 [KC.]

私は女性を中に入れると
ドアを閉めた

「何か飲みますか?」

私は女性に聞く

「コーヒーお願いしま〜す。」

私はこの女性に
「遠慮」と言う言葉を
教えやりたいと思った

⏰:10/04/10 00:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


#401 [KC.]

女性にコーヒーを出した
私は部屋に向かう

「ちょっと待って〜。」

女性が私を引き留めた

「何か?」

「少しお話しませんか?」

「私と…ですか?」

「はい。」

⏰:10/04/10 00:02 📱:PC 🆔:☆☆☆


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