その日が来る前に、
最新 最初 全 
#611 [理沙]
:10/09/03 21:04
:N01B
:kH1/GW5I
#612 [愛華]
理沙様
アンカーありがとうございます

:10/09/04 00:54
:840SH
:O1wN.WdE
#613 [愛華]
>>609俺は走った。ひたすらに。
那佑が待ってる。急がなきゃ。
頭の傷が痛む。
血の味がする。
でも今はどうでもいいんだ。
:10/09/04 00:59
:840SH
:O1wN.WdE
#614 [愛華]
約束の時間から1時間半
たっていた。
もう那佑はいないかもしれない。
それでもいかなくちゃいけない。
那佑。俺は弱いんだ。
弱いから自分を抑えるすべを
知らなくて。
自分を守るために自分に支配され
そして人をまた傷つけてしまった
:10/09/04 02:38
:840SH
:O1wN.WdE
#615 [愛華]
お前は許してくれるだろうか。
こんな弱い俺を。でもダメなんだ。
俺は……那佑がいなきゃ
ダメなんだ。
みちゆく人が俺を見る。
額に流れていた血は固まって
カサブタのようになっていた。
ぱっと見、なにかの映画の
撮影みたいに見えなくもない。
:10/09/04 02:43
:840SH
:O1wN.WdE
#616 [愛華]
足がもつれても構わず走った。
明日は筋肉痛だ。
とか思いながらも走る。
汗が傷にしみて痛い。
「はぁはぁはぁ……」
待ち合わせ場所に着いて、
那佑を探す。
「…………那佑っっ!!」
:10/09/04 13:40
:840SH
:O1wN.WdE
#617 [愛華]
′
那佑はいた。
寒そうに身を縮めていて
耳、頬は真っ赤になっていた。
那佑は俺の方を見た。
ボロボロの俺を見て
一瞬驚いた顔をしたけど
すぐに真顔に戻った。
:10/09/04 13:55
:840SH
:O1wN.WdE
#618 [愛華]
那佑のもとに走る。
「…………ごめんっっ!!
その……ちょっと色々あって。
説明するから、とりあえず……」
「…………血。」
「………え?」
「血、出てる。」
那佑が俺の頭を指差す。
「あ、これは……だから説明する
から、どっか入ろう?」
:10/09/04 14:46
:840SH
:O1wN.WdE
#619 [愛華]
「服にも………ついてる」
那佑に言われて、見てみると
上着に血が点々とついていた。
「あ……これは俺じゃないんだ」
「………そうなんだ」
沈黙が流れる。
「………ごめんな?
寒かったよな?……ごめん」
:10/09/04 14:51
:840SH
:O1wN.WdE
#620 [愛華]
「……………」
那佑は黙ったまま俯いてる。
やっぱり怒ってるのか?
いや、当たり前だろ……
でも、どうすればいい?
謝るだけじゃダメなのか?
「隆則……?」
「あ、え……何?」
「ちょっとこっちむいて?」
「え?あ、うん……」
俺は那佑のほうに向き直った。
次の瞬間。
バシンッッ
:10/09/04 14:58
:840SH
:O1wN.WdE
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