その日が来る前に、
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#975 [愛華]
達也は視線を真理菜ちゃんに
移して、言った。
「真理菜ちゃんさ……
お前が好きなんだってさ!」
ドクン
「でも俺、だからってお前に
遠慮なんかしねぇよ?壁なんかも作りたくねぇしさ。
でも……ちょっと考えてみろよ」
考える?なにを?
:10/10/05 23:51
:840SH
:I4HAW/vM
#976 [愛華]
「真理菜ちゃんとのこと……
好きじゃなくてもいーからさ
ちょっと考えてみてくれよ」
お前……ばかじゃねぇのか
フラれた相手気遣ったり
してんじゃねーよ。
最低なのは俺だ。この俺。
昨日のことを言うか、言わないか
罪を打ち明けるか打ち明けないか
「………ああ」
友情を信じることにも……
強い友情が必要だった。
:10/10/05 23:55
:840SH
:I4HAW/vM
#977 [愛華]
「おう!俺らの友情はそんな
簡単には壊れねぇからな!」
幼い俺は罪による罰を恐れた。
達也との関係が壊れるのが
怖くて怖くてたまらなかった。
俺にとっての初めての罪。
そんなものに気づくはずもなく
俺は胸に思いをしまったまま
宿泊研修を終えた。
:10/10/06 00:00
:840SH
:ZQKECwM.
#978 [愛華]
………だいじょうぶ。
ばれない。ばれていない。
黙ったままでいれば達也とは
友達のままでいられる
こんなにもイイヤツを
傷つけたくはない、これ以上。
だから黙っておくんだ。
達也のために黙っておくんだ。
達也のために……
:10/10/06 00:03
:840SH
:ZQKECwM.
#979 [愛華]
′
「………ただいま」
「隆兄!おかえりー!」
家に帰ると、直純が笑顔で
迎えてくれた。
「隆則、おかえりなさい」
「母さん……父さんは?」
「リビングにいるわよ!」
:10/10/06 00:07
:840SH
:ZQKECwM.
#980 [愛華]
リビングに行くと、父さんがソファに座っていた。
「お、隆則おかえり」
「ただいま父さん。久しぶり」
父さんと会うのは本当に
久しぶりだった。
「隆則、日曜日キャッチボールでもするか?直純と3人で」
「直純とじゃキャッチボールになんねぇからなぁ……」
「俺だって上手くなったよーだ」
:10/10/06 00:25
:840SH
:ZQKECwM.
#981 [愛華]
俺は久しぶりの父さんとの会話が
嬉しくて、その間だけは
達也のことを忘れていた。
その次の日に起こることなんて
これっぽっちも知らずに。
人は過去には戻れない。
未来を知ることもできない。
人間は『今』にのみ存在する
後悔することをやめない動物。
そんなもの望んでいないのに。
俺の運命が動き出す。
:10/10/06 00:35
:840SH
:ZQKECwM.
#982 [愛華]
:10/10/06 00:48
:840SH
:ZQKECwM.
#983 [愛華]
:10/10/06 00:50
:840SH
:ZQKECwM.
#984 [我輩は匿名である]
あげます
:11/04/19 18:54
:N08A3
:8FIe8G8o
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