オッサンと高校生
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#200 [c]
22時、バイトが終わりあたしは高鳴る胸を抑えて早歩きで家まで帰ろうとしてた時ー…


冷たいものが頬っぺたに当たって、あたしは驚いてすぐさま後ろを振り替えると

そこには笑顔で缶コーヒーを持った雅也がいた。

⏰:10/08/26 01:33 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#201 [c]
「お疲れさん」


「もー、びっくりした。
なんでここにいんの?」


「女子高生が夜道を一人は危ないやろ?
ほんで高校生はバイト22時までかなって思ってな!」

と言って缶コーヒーを差し出してきた。

⏰:10/08/26 01:35 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#202 [c]
「ありがとう‥」


正直きゅんと来すぎて
あたしには柄にもなかった。


10分くらい歩いてたら家について、とりあえずあたしの家に雅也が来た。

⏰:10/08/26 01:37 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#203 [c]
一旦切ります

>>194

から今日の分です

⏰:10/08/26 01:41 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#204 [かな]
続きたのしみ!!!!!!

⏰:10/08/26 02:41 📱:T003 🆔:ogjXxUG2


#205 [c]
ありがとうございます

これからもお願いします

⏰:10/08/26 18:57 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#206 [c]
「ちょっと、シャワーしてきてい?あたし帰って汗かいたままいるの嫌やねんー。」


「おー、ええで!
入っといで〜」


「ありがとう!
じゃあ適当にゆっくりしてて。
すぐ上がるから」


そう言ってあたしは
いつもよりも少し急ぎぎみでシャワーを浴びた。

⏰:10/08/26 19:01 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#207 [c]
「お待た…せ‥あらら(笑)」

10〜15分くらいで上がってきてみたら、雅也はソファーの上で寝ていた。

「仕事‥毎日毎日、
そら疲れるやんな」


あたしは雅也を起こさないよう、肌の手入れしたりしてた。

⏰:10/08/26 19:03 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#208 [c]
一通りが終わって雅也の横に座った。


「ん〜‥」
夢でも見てるんかな。
可愛い寝顔に見とれていた

次の瞬間、

「………あ…や…〜…」






…はっ?

⏰:10/08/26 19:08 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#209 [c]
今…なんて……?






いやいや。
ただの夢やろ、


どんな夢見てんねんこのオッサン…


でも心臓の鼓動は治まらへん。

⏰:10/08/26 19:12 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#210 [c]
すみません短いですけどきります
また夜できたら更新しますね

読みにくいだとか、進展が早い、分かりづらい、
などの意見もお願いします


>>206
からお読み下さい

⏰:10/08/26 19:15 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#211 [しいまま]
 
とても読みやすいですし
展開が早いなど
気になリませんよ(ω)
 

⏰:10/08/26 20:38 📱:F08A3 🆔:gSH7joA.


#212 [我輩は匿名である]
>>160-228

⏰:10/08/26 20:46 📱:auSH3F 🆔:Ax9PMKZ2


#213 [あゅ]
頑張れ
関西弁やっぱえぇなぁ

⏰:10/08/26 21:24 📱:N2102V 🆔:ATcYIOp2


#214 [c]
皆さまありがとうございます

ほんとやる気でます!
更新しますね

1人1人にお返事できなくてすみません。

⏰:10/08/27 00:32 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#215 [c]
それから、また
「ん〜‥」って言いながら
雅也はゆっくり目開けた。



「おはよっ!」

平常心を保つのに精一杯やった..

「‥あれっ?!寝てた?俺。
1人にさしてごめんな!」
ふふ。優しいなあ。

「いびきかいてたで(笑)
口も開いてたし〜」

⏰:10/08/27 00:36 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#216 [c]
「うそやん!??
俺ということが〜……」


「あはははは…!」


「??‥なんや?」


「嘘やって、嘘〜!」

久しぶりにこんな笑ったかも。
だって、愛しい人がこんなに赤く照れてるねんもん。
笑いが絶えへんかった。

⏰:10/08/27 00:39 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#217 [c]
「あはは………っ何???」


ガシッと雅也に腕を掴まれた。

「………」

黙ってる雅也.

いつもと違う気がした。


「どしたん‥?」
不安になって小さい声になってた.

⏰:10/08/27 00:41 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#218 [c]
「お前のそんな笑ってる顔、初めて見たかも。」


目線を下へ上へ変えながら雅也はそう言った。


「そお?だって楽しいもんー」


雅也とおるからやで?
届いてる?

あたしの心は雅也しか見てないねんで‥。

⏰:10/08/27 00:44 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#219 [c]
「なんか元気でるわ〜!」


雅也のクシャッと笑う顔。
あたしはその笑顔が大好き。


「ほんま?じゃああたし、笑ってるわ!」

と言って柄にもなく
とっておきの笑顔であたしは雅也を見つめた。

⏰:10/08/27 00:46 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#220 [c]
「おまっ…








かわいすぎる。」


その直後あたしは雅也の胸の中にいた。


…抱きしめられてる……?

⏰:10/08/27 00:47 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#221 [c]
驚いて声もでえへんかった..


「ごめん…


もう、無理かも。」


「え…?なに…が?」
声を振り絞る


「自分の気持ちに、
もー嘘つかれへんわ。」

⏰:10/08/27 00:49 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#222 [c]
言ってる意味がわからへんかった。

自分の気持ち?
嘘ついてたん?

雅也…?



ゆっくり雅也はあたしを離してあたしに目線を合わせて静かにこう言った。

⏰:10/08/27 00:51 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#223 [c]
「好きやで」





.

⏰:10/08/27 00:53 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#224 [c]
「いつの間にか好きになってた。
いや…出会った時から何か綾は違うかったんかも。

俺…夫の立場で、絶対あかんことやのに…。

でもな?会えへん日は寂しかった。
よく、綾の夢見ててん。」

⏰:10/08/27 00:55 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#225 [c]
絶対…うそや。
だって、雅也が、あたしを…?好き…………?

「お前が好きって言ってくれて、俺本間に嬉しくて。
でもこんな関係あかんと思って‥綾に対するこの気持ちを自分で否定してた。」

⏰:10/08/27 00:58 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#226 [c]
「でも俺な?
初めから綾のことほっとかれんかった。

お前のこと知っていく内に守りたいって思った‥」



雅也はもう一度あたしを今度はきつく抱きしめた。

⏰:10/08/27 00:59 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#227 [c]
「あ…たし…
夢みてるみたい…」


「夢なんかちゃう、
綾が大好きや。」


抱きしめる力がもっともっと強くなった。

「まさ…や…
あたし…あたし…

雅也が大好き…………!」

⏰:10/08/27 01:01 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#228 [c]
抱きしめられていた力がなくなり、
気付いたときには唇が触れてた。


「ん…っ」

離れることはなく
舌が入ってくる。

「はぁ……っん」

苦しいくらいの甘い甘いキス。

⏰:10/08/27 01:05 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#229 [c]
すっと、離れた。

「はぁ…っ」

「苦しかった?」

意地悪な顔で見てくる雅也。
でもあたしはあまりにも今のキスが衝撃的で、力が入らへんかった。

⏰:10/08/27 01:07 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#230 [c]
雅也の胸にもたれかかる。



「ごめんな。いきなり」

寂しげに言う雅也の声、


「…こんな緊張したキス、初めてやし(笑)」

そしたらニコッて笑って

「お前が可愛いから悪いねん〜」
やって!(笑)

⏰:10/08/27 01:10 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#231 [c]
もっとずっと一緒にいたい。
このままずっとあたしの隣に居てほしい。



…そんな願いは叶うはずもないこの関係、

「時間…
大丈夫なん?」

気付いたらもう23時半。

⏰:10/08/27 01:12 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#232 [c]
「あ〜…
そろそろ帰るわな?」

立ち上がった反動でソファーは少し揺れた。

「風邪ひくなよ?」

ポンポンってする手

優しい笑顔

愛しい後ろ姿

⏰:10/08/27 01:14 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#233 [c]
ほんまは帰って欲しくない…



でも・・
優しそうな“奥さん”の顔が浮かんだ。





あたしは目をギュッと瞑って、一瞬の判断をくだした

⏰:10/08/27 01:16 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#234 [c]
愛しい後ろ姿を追いかけ、

大きな背中に抱きついた。



「今日だけ…

今日だけでいいから、

あたしの側におって…」

⏰:10/08/27 01:18 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#235 [c]
雅也は振り向いて、
耳元でそっとささやいた





“そんなこと言われたら俺、我慢できるか分からんで‥?”


あたしはもう雅也の虜や。

「我慢しんでいい‥!」

あたしからキスをした。

⏰:10/08/27 01:20 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#236 [c]
>>215
からが今回の分です


一旦きります

⏰:10/08/27 01:21 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#237 [しいまま]
 
自身の経験とダブります

またの更新待ってます
 

⏰:10/08/27 03:12 📱:F08A3 🆔:D3uQI.9Q


#238 [ももたろう]
更新ありがとうございます*

これからの動き気になります☆

⏰:10/08/27 13:00 📱:930CA 🆔:0tiHNGzU


#239 [ゆリ]
やっぱりこのお話
大好きです

更新頑張って下さい

⏰:10/08/27 20:10 📱:P02A 🆔:22G6XCkk


#240 [あゅ]
ドキAワクA

⏰:10/08/27 21:43 📱:N2102V 🆔:vtS08vdk


#241 [我輩は匿名である]
がんばって

⏰:10/09/03 22:20 📱:SH03A 🆔:zoC7XFVo


#242 [ちぃちゃん]
頑張って欲しいです

キュンキュンしちゃいます

更新されるの待ってます

⏰:10/09/03 23:32 📱:N04A 🆔:GY.gJmos


#243 [c]
みなさま

だいぶ日にちがあいてすみません(T_T)
たくさんのコメントありがとうございます
励みになります。


更新します

⏰:10/09/04 21:09 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#244 [c]
あたしたちはたくさん、キスをした。

「んっ‥」

耐えきれないようなキス
でも甘くて居心地が良くて…
こんなキス、初めてやった。

するとひょいっと雅也はあたしをお姫様抱っこをした

⏰:10/09/04 21:12 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#245 [c]
「姫、ベッドに移動しましょうか?」

ニコッと笑う顔、
耳元でささやく声、


あたしは小さく頷いた。



そして寝室へ移動して、ゆっくりとベッドの上に寝かされた。

⏰:10/09/04 21:15 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#246 [c]
ゆっくり雅也があたしに覆い被さるー…



「あかん…よな、こんな関係。
ごめんな‥俺がちゃんとはっきりせなあかんのに」


頬に雅也の手が触れ、悲しそうな顔をした。

なんて言ったらいいかわからへんかった‥
ただ言えることは、あたしたちは繋がってしまったら不倫関係になってしまうこと。

⏰:10/09/04 21:20 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#247 [c]
「あたし…2番目でもいい」


「‥は?」


「あたしは、雅也のために生きたい」




“誰かのために生きろ”
雅也に言われた言葉。

⏰:10/09/04 21:23 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#248 [c]
その瞬間、



激しいキスをされ、



あたしたちは繋がってしまったー…


もう、元には戻れへん。

⏰:10/09/04 21:25 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#249 [c]
カーテンから透き通る光が眩しくて、目が覚めた。


「朝…」


隣には、愛しい人が眠っている。
あたしの手を握って…

⏰:10/09/04 21:27 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#250 [c]
好きな人と1つになることが、
こんなにも幸せで暖かい
なんて知らんかった。

体をみられる”恥ずかしさ“もあった…


「雅也…だいすき……」


ぎゅうって抱きついて、
それからあたしはあることを心に決めた。

⏰:10/09/04 21:29 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#251 [c]
「ん〜‥」


雅也が眩しそうにして、
ゆっくり目を開けた

「おはよ」

…こんな幸せな“おはよう”は初めてかも。

「…おはよう」


雅也がフフッと笑う。

⏰:10/09/04 21:31 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#252 [c]
「なに〜?」


「いや、なんかおはようってこんな幸せなもんやったかなって思って」


「……………あたしもそれ思ってん!!!」


朝から二人で笑っておはようのキスをした。

⏰:10/09/04 21:34 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#253 [c]
「じゃあ、またな。
メールする!」


「うん‥ばいばい!」


「寂しそうな顔すんな?
また来るからな」


そう言って雅也は隣の自宅へと帰って行った。

⏰:10/09/04 21:38 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#254 [c]
一人になってからも、あたしは昨夜のことを思い出してばかりやった。



幸せすぎて、今ならどんなことが起きても大丈夫かもー!って思えるくらい。


初めての幸せ。

でも、一生続きますようにー…なんて願えへんかった。

⏰:10/09/04 21:42 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#255 [c]
ブーッブーッ



ズボンのポケットで携帯が震える。

「あ、メール…」

受信した内容をみて、
あたしは携帯を抱き締めるように握りしめた。

⏰:10/09/04 21:50 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#256 [c]
from 雅也
件名 Re:
――――――――
すっげえ、幸せ。



愛してる

――――――――

⏰:10/09/04 21:53 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#257 [c]
「雅也…」

笑みがこぼれて仕方がなかった。



数日後、学校へ行く用意をして外に出る。

「「あっ」」

雅也もちょうど出てきた所だった
…奥さんも一緒に。

⏰:10/09/04 21:56 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#258 [c]
「あら?おはよう、綾ちゃん」

「あ‥っ、おはようございます」


何も知らない奥さん。
ニコニコ優しい笑顔であたしを見つめる。

「綾、どうせやし下まで一緒行くか?」
雅也は平然を装い、聞いてくる。

⏰:10/09/04 21:59 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#259 [c]
「あっ、うん!」

あたしもなるべく普通に接する。

「じゃあ、行ってくる」

「あらっ、まあくん!
いつもの行ってきますは?」


なんやろ…?


「あっ、あぁ」

⏰:10/09/04 22:02 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#260 [c]
雅也は一瞬ためらいながらも
腰をかがめて奥さんの
大きなお腹に
「行ってきます!」
を言って撫でた。



いつもしてるんや…




って、あたしはこんなん思える立場ちゃう。

⏰:10/09/04 22:06 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#261 [c]
「じゃ、行くか!」



「うん…」


奥さんは怪しむはずもなく優しい眼差しであたしたちを見送る。



ドアに窓がなく、カメラもないエレベーターの中
久しぶりの2人きり。

⏰:10/09/04 22:07 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#262 [c]
「ごめんな‥」


「謝らんといて?
あたしはそういうの承知!」

奥さんとのやり取りをあたしに気を使ってくれる雅也が更に好きになった。

「だから大丈夫やで、
まぁ〜くんっ!」

「‥こら〜!それは言うなっ!」

⏰:10/09/04 22:11 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#263 [c]
誰もいないので雅也は飛びついて頭をワシャワシャとする。

「ちょ、まじ勘弁!!
せっかく髪の毛‥‥」

その瞬間、目と目が合う。

ゆっくりと唇が触れる
“好きやで、綾”
耳元でささやく雅也の声に
自分でも赤くなるのが分かる

⏰:10/09/04 22:14 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#264 [c]
“チ―ン‥”

1階について、あたしたちは急いで離れる。

堂々と寄り添うこともできひん‥


自分から望んだ恋やから
全然寂しくない。


そして
雅也とは別れて学校へ向かった。

⏰:10/09/04 22:17 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#265 [c]
学校に着いてまず、屋上へ向かった。



初めてのあたしの居場所
伸との秘密の場所、

ドアを開けた。


「よっす〜」

いつもと変わらない伸、

「おは〜」

⏰:10/09/04 22:20 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#266 [c]
ソファに座ると、
伸がじっと顔を見る。

「なに?なんか付いてる〜?」

「…いやっ、お前、
なんか顔が……」

「だーかーら、なに?」






「幸せそうやな」

⏰:10/09/04 22:22 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#267 [c]
「へっ‥?」

予想もしなかった言葉にびっくりしてまぬけな声を発してしまった。

「なんか‥顔つきっていうんかな?めっちゃ幸せそうやで?」


自分では気づかへんかったけど、まわりから見たらあたしは相当幸せな顔をしてたんやと思う。

⏰:10/09/04 22:24 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#268 [c]
「はは‥まぁ‥‥」

「叶ったんけ?」

「え?」

「お前の恋、叶ったんか?」

「あ…」

言うか迷ったけど、伸には素直になろうと思った。

⏰:10/09/04 22:26 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#269 [c]
「あたしの願いは、叶ったらあかんねんな…」

それはもちろん、雅也には奥さんと子供がいるから

「あぁ‥」

伸はそれを知ってるから曖昧な返事をする

「あかんはずやってんけど……………叶っちゃった」

⏰:10/09/04 22:29 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#270 [c]
伸はなんて言うかなって思ったけど…


意外にも
「ほんまか〜」
って。

それから笑って、
「色々あるかもしらんけど、頑張れよ!
俺はいつでもお前の見方やからな?」
なんて言ってくれた。

その言葉に少し涙がでた

⏰:10/09/04 22:32 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#271 [c]
一旦きります

>>244
からが今日の更新分です

⏰:10/09/04 22:32 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#272 [しいまま]
 
cさんの小説
本当に読みやすくて
中身もしっかリしてて
とても大好きです(ω)

またの更新待ってます

お疲れ様です
 

⏰:10/09/04 22:48 📱:F08A3 🆔:bnlsqDuY


#273 [ちぃちゃん]
更新してくださって
ありがとうです

またされるの楽しみに
待っています(^ω^)

⏰:10/09/04 23:42 📱:N04A 🆔:dYaHjgP2


#274 [我輩は匿名である]
>>272-273
いちいちそういうコメントしないで欲しい
読んでるのはあんた達だけじゃないんだから

⏰:10/09/05 05:27 📱:SH905i 🆔:☆☆☆


#275 [c]
>>272
>>273
コメントありがとうございます!とても励みになっています

>>274
すみません!私も皆さんコメントくださるのが素直に嬉しくて1人1人ではないですが返事もしていました(>_<)配慮が足りてませんでした
なので感想板を作ったので、良ければこれからはこちらにお願いします

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4821/


今は更新する時間がないので更新はできませんが、すみませんm(__)m

⏰:10/09/05 13:01 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#276 [c]
伸はやっぱり、いつまでも大切な人だと思った。

この関係を大事にしたい。


なんだか胸がほっこり温かくなった。
居心地の良い関係に浸ったから?

幸せを掴めたから?
…決して掴んではいけない幸せを。

⏰:10/09/11 02:41 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#277 [c]
あたしは、たとえ1人暮らしでも家に帰ることが楽しくなった。
…隣に雅也がいるから。


鏡もよく見直すようになったし、今までよりも少し早く起きて丁寧に化粧をするようになった。

そして、明るかった金髪も暗い茶色にした。

⏰:10/09/11 02:44 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#278 [c]
似合わない明るい髪、あたしには子供な気がして。

少しでも大人に見てほしくて、
あたしは雅也を想うほど
幸せになったし一人でも微笑んでしまう。

全部、全部―…

雅也のおかげ、
こんな気持ちは初めて。

⏰:10/09/11 02:46 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#279 [c]
雅也と気持ちが通じ合ってから、早くも2週間が経とうとしていた。


よく朝は一緒になる。

雅也が奥さんのお腹を撫でて、行ってきますをするその行動をあたしは横で見ていた。

そして奥さんはあたし達を見送る。

⏰:10/09/11 02:49 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#280 [c]
2人きりのエレベーターが大好きやった。


一瞬でも、優しいキスをしてくれたから。

あたし達は普通の恋人たちみたいにはデートもできないし外で手をつなぐこともできない。

けど、少しでも雅也と2人きりになれる時間があればあたしはそれで良かった…

⏰:10/09/11 02:51 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#281 [c]
良かったのに…。




ある休みの日、久しぶりに雅也があたしの部屋へ来た。

奥さんが友達と遊びに行ってるからってペロッと舌を出して笑っていた。

⏰:10/09/11 02:53 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#282 [c]
ソファーに座る雅也へコーヒーを入れる

こんな普通のことでも、あたし達は日常では出来ないから…
愛する人へコーヒーを入れる幸せを、噛み締めた。



「ハイ」


「おっ、ありがとーな!」

⏰:10/09/11 02:55 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#283 [c]
「あぁ〜…」

「えっ、なに?」

「綾の入れるコーヒーって、上手いよな!初めて飲んだときから思っとった。

あ〜毎朝飲みてえ…」



……嬉しかった。
めっちゃ嬉しくて、
涙が出そうになった

でもな?雅也‥

⏰:10/09/11 02:57 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#284 [c]
「そんなん言ったらあかんでっ!あんな綺麗で優しそうな奥さんに失礼やろ〜?」


あたしは精一杯笑って言った。


そのすぐ後には抱き締められてた

「ごめん」

雅也の声が耳元で聞こえる

⏰:10/09/11 03:00 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#285 [c]
「そんなん言わせて、ごめん…」


…雅也の気持ちが痛いほど伝わってくる。
あたしが選んだ恋やもん


「大丈夫やで、あたしは。それより…」

「…?」


そっとキスをする

⏰:10/09/11 03:02 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#286 [c]
「早くこうしたかってん」


…ってこんな恥ずかしいこと言ったことないのに。




それからあたし達は
限られた時間の中で
いっぱいいっぱい、

愛し合った…

⏰:10/09/11 03:04 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#287 [c]
愛を確かめても

好きと言われても


あたしはすぐに奥さんの顔が浮かんだ。

ただ好きなだけやのに。
あたしだけの雅也になってほしい…無理な願望。

不倫って‥自分の好きな人に大切な人がおるって、


こんなにも辛いんや。

⏰:10/09/11 03:07 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#288 [c]
それでも触れられた体は更に熱を持ち、冷めないようにあたしは静かに服を着ていた。



なぜなら数秒前に奥さんから雅也に電話がかかってきたから。


「あぁ、うん」
「ちょっとコンビニまで来てるねん」
「うん。じゃあ‥」

⏰:10/09/11 03:11 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#289 [c]
雅也はそう言い、電話を切った。


「ごめん、そろそろ…」


雅也には帰る場所があって
待ってる人がおる


奥さんのことを考えたら尚更こんな関係、絶対にあかんけど…

でもあたしは自分の気持ちのが上回っていた。

⏰:10/09/13 01:17 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#290 [c]
立ち上がる雅也の背中、


…帰ってほしくない
そばにいてほしい



少し前まであたしは雅也とちょっとでも一緒にいれたら良かった。

良かったのに、今では欲が出てしまう

⏰:10/09/13 01:19 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#291 [c]
“帰らんといて”




そんな言葉言えるはずもなく、あたしは雅也を見送った。

そして今日も雅也の体温を思いだしながら眠る。

⏰:10/09/13 01:20 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#292 [c]
雅也と関係を持ってから、ちゃんと授業を受けるようになった。

たまには伸とサボるし、

やっぱり友達はできひんかった。


そんな高校生活最後の夏休みが始まった。

⏰:10/09/13 01:25 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#293 [c]
終業式を終え、家に帰るとちょうど雅也の奥さんがいた。


「あら〜綾ちゃん!
今帰り?」

「あ、こんにちは。
そうです」

「ねっ、良かったらうちで一緒にお昼食べへん?」

「えっ?
いや〜…あの…」

⏰:10/09/13 01:28 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#294 [c]
「お昼まだやろ?
遠慮せんと上がって上がって〜!」

半ば強引に腕を引っ張られて家へと招かれた。

とてつもなく気まづかった…

こんな優しい奥さんの旦那と、あたしは関係を持ってしまってるから。
そこで初めて罪悪感っていうものを感じた。

⏰:10/09/13 01:31 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#295 [c]
今までハッキリとこんな罪悪感はなかった。

でも雅也の家の中には、
1つの家庭の生活があった。


生まれてくる子供のベビーベッドや、タンスにかかっている雅也のスーツ…



あたしは幸せな家庭を壊そうとしてるんじゃないかって…

⏰:10/09/13 01:35 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#296 [c]
昔あたしが感じた、
父親の女への憎しみを
今度はあたしがこんなにも優しい奥さんに味わせてしまうのかって…


怖くなった。



やけど雅也からぬけられへんくて、改めて自分が嫌になった。

⏰:10/09/13 01:36 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#297 [c]
それから奥さんはめっちゃ美味しい手料理を作ってくれて、あたし達は色んな話をした。


「名前…何ていうんですか?」


「あれっ?言ってなかったっけ?直子です」

「直子さん…


お腹の赤ちゃんいつ生まれてくるんですか?」


あたしは少し気になっていたことを聞いてみた。

⏰:10/09/13 01:40 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#298 [c]
「来月に生まれるの。
雅也はね、女の子がいいって言うんやけど…
この子は男の子でね〜」

お腹をさすりながら言う直子さんはめっちゃ幸せそうやった。

「雅也さんとは…どんな感じで知り合ったんですか?」

辛くなるだけかもしれへんけど、この時あたしはなんとなく聞きたかった。

⏰:10/09/13 01:44 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#299 [c]
「高校の入学式の日…まぁくんが“一目惚れしましたあ!”って告白してきたのが始まり。
すごく趣味や好きなものまで合って、友達みたいなカップルだったと思う。
そこからずるずる10年ほど付き合って、結果子供ができたのがきっかけで結婚したの」


10年…
直子さんの話を聞いて驚きが隠されへんかった。

⏰:10/09/13 01:50 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#300 [c]
あたしはまだ知り合って3ヶ月くらい。


10年の年月にはとうてい勝てるわけがない…
やっぱり聞かん方が良かったんかも。

胸がざわざわした。


「…綾ちゃんは?」

考えていると次は直子さんがあたしに質問した

⏰:10/09/13 01:52 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#301 [c]
「綾ちゃんは…彼氏とかいるの?」







彼氏…




「いま…せん……」

⏰:10/09/13 01:53 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#302 [c]
「え〜!綾ちゃんすごくキレイやのに…。
すぐできるよっ!」



直子さんの笑った顔は
やっぱりどことなく雅也に似ていた。

あたしはめっちゃ切なくなって、少し直子さんと話したあとお礼を言って自分の部屋へ戻った。

⏰:10/09/13 01:55 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#303 [舞]
<<300-400

⏰:10/09/13 11:50 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#304 [舞]
>>300-400

⏰:10/09/13 11:51 📱:SH902iS 🆔:☆☆☆


#305 [我輩は匿名である]
>>200‐250
>>250‐300

⏰:10/09/13 20:35 📱:auSH3F 🆔:jamhV8FA


#306 [我輩は匿名である]
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350

⏰:10/09/13 22:01 📱:W65T 🆔:☆☆☆


#307 [c]
久しぶりの更新ですみません(+_+)!

みなさんアンカーありがとうございます

⏰:10/09/24 00:57 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#308 [c]
あたしは玄関で座り込んだ

やっと気づいた。

あたしは何をしてる?
誰を好きになってる?


あかんやん…

もうすぐ子供が生まれてくるような、幸せな家庭…
壊したらあかん。

⏰:10/09/24 01:00 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#309 [c]
…終わりにしなあかん



でもな、雅也を想うと涙が溢れてくる。

あたしでもこんなに誰かを愛せるんや…


あたしは独り涙を流した。

⏰:10/09/24 01:04 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#310 [c]
ピーンポーン―…


すぐ後ろでチャイムが鳴った。

「だれですか…?」



「綾?…俺や」


なんで……
どんな時でも雅也は現れるん?

⏰:10/09/24 01:07 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#311 [c]
涙を拭いてドアを開ける


ガチャッ―


「どしたん?」


「今日俺んち来てたんやってな?奥さんがな、デザートにって」

そうあたしの前に差し出したのは、手作りのプリンやった。

⏰:10/09/24 01:09 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#312 [c]
「なんていうか…俺の……奥さんにこんなんもらうん嫌やんな?ごめんな。

でも…顔見れると思って、すぐ渡しにきた」


優しい手で雅也は頭を撫でる。

「そんなこと、ないで。
ありがとう」


「ん…上がってもええか?」

⏰:10/09/24 01:13 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#313 [c]
「あー…うん」

複雑やった。
どうしたらいいんかわからん
気持ちに正直になるって、いいことやんな?

でも…あたしのこの想いは秘めなあかん。

どうしても‥

⏰:10/09/24 01:15 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#314 [c]
「…泣いてたんか?」

気づいたら雅也の腕の中やった。

「玄関は暗くてあんまわからんかったけど…
目、赤いで?」


雅也…。

雅也は、あたしが離れても奥さんや子供がいるから悲しまへんのかな?

あたしは雅也がそばに居らな………

⏰:10/09/24 01:18 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#315 [c]
雅也の腕にポタッとあたしの涙が落ちた。


抱き締める力が強くなる。


「雅也…?」


「なんや?」


「あたしのこと、



…好き………?」

⏰:10/09/24 01:20 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#316 [c]
「…だいすきや。」


「どれくらい……?

直子さんと、
どっちが…んっ……」


あたしの言葉を遮って雅也の舌が入ってきた。

「は…っん…」

息が苦しかった。

⏰:10/09/24 01:22 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#317 [c]
でもその分、雅也のことしか頭になくて。
雅也のキスを感じれる…

もっと、雅也でいっぱいにして?

もっともっと、苦しめてや…


「や…っ」

首筋に這う舌、

耳元で囁く甘い声。

「お前しか見えへん…

不安にさせて、ごめんな……」

⏰:10/09/24 01:26 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#318 [c]
胸に手が行き、押し倒される


慣れた手つきでボタンを外して簡単に裸にする雅也は、こういう経験が多いんやと毎回思う。

そのたび、雅也が年上やということ…

結婚をしてる人がいるんやって痛いほど感じる。

⏰:10/09/24 01:30 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#319 [c]
でも、今は…

そんなことはもうどうでもいい。

全身で雅也を感じる。

⏰:10/09/24 01:31 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#320 [c]
だってこれが、











最後やと思うから。

⏰:10/09/24 01:32 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#321 [c]
「やっ…あ……んっ」


右の胸は優しく揉まれて、左は感じる所を激しく舐め回される

ゆっくりと雅也の左手は、下へと降りる…

「もっとその可愛い声、聞かせてや…」

耳元でこんなこと言われると、もっと…感じる。

⏰:10/09/24 01:35 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#322 [c]
「あっん……や…ぁっ」

雅也の長細い指がすでに充分に濡れている所に入って、壊すかのように掻き乱す…

親指はふくらんでる所を刺激して…
あたしは本当に壊れてしまいそうやった。

「やぁ…ん……
あっ…んぁ…やっ…

あ…あか…んっイ…ク」

あたしはすぐに絶頂に達した

⏰:10/09/24 01:41 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#323 [c]
「はぁ………やぁっ…!」


一息つく間もなく、あたしの中に雅也が入ってきた


「あ〜‥やば‥い」

雅也が気持ちよさそうに腰を振る

あたしも同じ。
雅也、同じように感じてるな‥

⏰:10/09/24 01:44 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#324 [c]
「まさ…っやぁ…
んっあ…ん…

す…き……あっぁぁん…」

早くも2回も。
イッたせいで締め付け、雅也もそれで絶頂を迎えた


「はぁ……はぁ…」

重なりあって抱き締め合う。
雅也の重みも吐息も汗もなにもかもが愛しくて。

⏰:10/09/24 01:51 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#325 [c]
雅也…なんでもう少し前に、あたしらは出会えなかったんやろうな。

運命やなんて綺麗ごと、いらん。

今あたしは、ただ目の前におる人がだいすきやねん…

それだけやで…?

⏰:10/09/24 01:53 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#326 [c]
「まさ…や…すき…やで……」

鼻がツーンってなる。



あたし、雅也に出会って涙もろくなったんかな?

「綾、愛してるで。」

…ほら。
涙がとまらへん

⏰:10/09/24 01:55 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#327 [c]
それから少しの時間、雅也は幸せそうな顔で寝てた。

繋いだこの手、離したくなくて。

ずっとこのまま時間が止まれば、こんなことさえ願ってしまうほど雅也は愛しかった。

これからも見ていたかった寝顔―…

⏰:10/09/24 01:57 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#328 [c]
―…雅也が帰ってから、
あたしは物寂しいベッドで独りで眠った。



そして次の朝、いつも通りに学校へ行こうと玄関で靴をはいていた時、外から声が聞こえた。

⏰:10/09/24 02:01 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#329 [c]
「ほな、行ってくるわ〜」


「この子ももうすぐ頑張って生まれてくるから、まぁくんもお仕事頑張ってね!」


こんなお隣さんのやり取りに、あたしは微笑んだ。

幸せな家庭が、すぐそこにはある。

⏰:10/09/24 02:05 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#330 [c]
学校へ着いて、授業を受けて最後の6時間目だけ屋上でサボった。伸もいた。


「どないしてん、そんな目腫らして…なんかあったんか?」

「えっ!結構メイクでカバーしたつもりやねんけど、やっぱあかんかぁ…

もー…はっきりするときがきてん」

そう言ったときに終わりのチャイムが鳴って、伸の投げ掛ける疑問を無視してあたしは学校を出た。

⏰:10/09/24 02:10 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#331 [c]
それからバイトへ行き、今日で辞めるから挨拶をして家に帰った。


そして…マンションの屋上へ行って、電話をかける


「もしもし、綾?」


「綾ー。
なぁ、今から屋上来れる?」

⏰:10/09/24 02:13 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#332 [c]
「屋上?おぉー。ちょうど今帰ってるとこやからすぐ行くわ!」



電話を切って、

深く深呼吸をした。

⏰:10/09/24 02:15 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#333 [c]
心地よい夜風を感じてた。



「おいおい、飛び降りたりすんなよ?」


振り替えると笑ってる雅也がいた。

「ばーか」
あたしもつられて笑った。

⏰:10/09/24 02:17 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#334 [c]
「どないしたん?」


「ここ、初めて出会った場所。

あの時…あたしにはこの風景に色はなかったし、生きてる意味もなかった。

でも、今は綺麗って感じれるねん…」


「あや…?」


「雅也、あたしに生きろって言うたやん?」

⏰:10/09/24 02:19 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#335 [c]
「あぁ…」

「誰かのために生きろって…。




あたしは雅也に出会って生きていこうって思えた…」

涙が出そうになるけれど…我慢する。

⏰:10/09/24 02:21 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#336 [c]
「雅也に出会って、
あたしはこんなにも人を愛せるんやって思って…嬉しくって」


「……」

雅也は静かにあたしの言葉を聞いてる

「ずっと一生そばにおりたいって思った…


でもな、」

⏰:10/09/24 02:23 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#337 [c]
「雅也には毎日帰る場所がある。
生まれてくる、雅也と直子さんの子供がいる。

大切にするべき人がおるやろ…?

だから、あたしは雅也と今日でさよならするねん」


…心臓が、どくんどくんしてた。

⏰:10/09/24 02:24 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#338 [c]
「はっ…?!
ちょ、待てや…冗談やろ……?」


こんな焦ってる雅也初めてや。

こんな時でも、初めて見る雅也を愛しく思うねんな…

「冗談でこんなこと言わん…!
雅也、奥さんと生まれてくる子供を守ってあげな…」

⏰:10/09/24 02:27 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#339 [c]
「ほんまにっ…!
そんなこと言うなや……

俺、お前が好きなんや―…」


力強く抱き締められる。


どうしよう、笑ってバイバイするって決めてたのに…



涙が…あふれる……

⏰:10/09/24 02:35 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#340 [c]
「じゃあ…!雅也は、直子さんと離婚するん?直子さんも赤ちゃんも手放して…一生あたしと一緒にいてくれるん……?!


っ…ごめん……
こんなこと、言いたくな…かっ…たのに…」

そんな選択、していいはずないのにあたしは何言ってるん…

⏰:10/09/24 02:39 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#341 [c]
「あや……ごめん、…ごめん。
ごめん…な…あや…」


雅也は何度も謝った

その声は震えてた


「雅也…もう終わりにしよ?」

あたしは、決めてたから…
雅也と初めて体の関係を持ったときに。



…必ず関係を切る……って。

⏰:10/09/24 02:44 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#342 [c]
「あや…
情けない男で、ごめん。
実際俺は直子も子供も切る勇気がなかった…結果、綾を傷つけて…


でも…これだけは信じて。
俺は綾を本気で愛してたんや…愛しくって、たまらんかった。
誰も傷つけへんと、綾とずっと一生一緒におる方法を探してた…

そんなこと無理やのにな‥」

⏰:10/09/24 02:48 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#343 [c]
目に涙をためる雅也…


「あたしな、雅也に出会えて良かった…傷ついてなんかないで!そんなん上回るくらい、幸せやったから…
だから雅也はもっと幸せになって…?

雅也が笑うと、あたしも笑えるねん……そんな顔しんといてやあ…」

⏰:10/09/24 02:52 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#344 [c]
「あや…


お前も、幸せになるんやで…」

そう言って雅也はあたしの大好きな笑顔を見せてくれた。


「じゃあ…」

雅也の笑顔を目に焼き付けて、あたしは出口へ向かった。

⏰:10/09/24 02:54 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#345 [c]
2歩、3歩…

歩いていくと後ろからふんわりと愛しい人の匂いがして。

と、同時に抱き締められていた


耳元で聞く愛しい人の声


それは一言―…

⏰:10/09/24 02:57 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#346 [c]
「幸せにしてやれんでごめんな―……」







_

⏰:10/09/24 02:58 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#347 [c]
かすかに、震えてた。



最後に聞く声。



あたしは振り向かず、
そっと腕をほどいて
ぎゅっと手をにぎった



こんなにも暖かい手をしてた―…

⏰:10/09/24 03:00 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#348 [c]
忘れたくない。

忘れられない温もりを


離して


あたしはもう一度出口に向かった

⏰:10/09/24 03:01 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#349 [c]
今までの涙が溢れて。


悲しくて

寂しくて

切なくて

愛しくて


ただ、人を愛してたー…

⏰:10/09/24 03:02 📱:P906i 🆔:☆☆☆


#350 [c]
こんなにもたくさん、人はおるのに


何故あたしは雅也に出会って、恋をしたー…?





…雅也やから、恋をしたんや。

⏰:10/09/24 03:04 📱:P906i 🆔:☆☆☆


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