その日が来る前に、3
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#1 [愛華]
引き続きよろしくお願いします!
>>2その日が来る前に、
>>3その日が来る前に、2
>>4感想板
>>5アンカー
読んでもらえたら嬉しいです。
感想、アドバイス待ってます!
:11/01/05 18:32
:840SH
:22xhhoZo
#2 [愛華]
:11/01/05 18:34
:840SH
:22xhhoZo
#3 [愛華]
:11/01/05 18:35
:840SH
:22xhhoZo
#4 [愛華]
:11/01/05 18:36
:840SH
:22xhhoZo
#5 [愛華]
:11/01/05 18:39
:840SH
:22xhhoZo
#6 [愛華]
-直純side-
:11/01/05 22:46
:840SH
:22xhhoZo
#7 [愛華]
ありがとう、好きだった。
その一言でいい。
また友達に戻れる。
白石は幸せになれる。
隆兄と………幸せになる。
:11/01/06 15:51
:840SH
:GihfELn6
#8 [愛華]
「おぃ品野ぉ。おまえ日曜日
空いてっか?合コンあんだよ。
お前いれば女の子集まるからさ」
クラスメイトが怠そうに
話しかけてきた。
………そんなひがむなよな。
「わりーな。俺日曜日は用事
あんだよ。すげー大事な」
「なに?白石とデートかよ?
うらやましいよなーあんな
可愛い子とつきあえてさぁ」
:11/01/06 15:56
:840SH
:GihfELn6
#9 [愛華]
「つきあってねーし。
デートでもないし」
「え、違うの?」
「…………『決別』、だよ」
「なに、意味わかんねぇな。
じゃ合コン来れないのかよ?」
「俺いても変わんねーよ。お前も鏡みてみろよ。けっこう
味のある顔してるから」
:11/01/06 16:00
:840SH
:GihfELn6
#10 [愛華]
「でも彼女できねんだよ……」
「元気だせって!!」
俺はクラスメイトの背中を
バンバンと叩き、前を向く。
……変わったな、俺。
自分でもわかるくらいの変化。
清々しい気持ちだった。
:11/01/06 16:03
:840SH
:GihfELn6
#11 [愛華]
俺を変えてくれたのは
天使みたいに笑う女の子。
苦しさと闘いながら
強く強く
光をくれた子。
俺もなにか与えられただろうか。
:11/01/06 16:06
:840SH
:GihfELn6
#12 [愛華]
-隆則side-
:11/01/06 16:07
:840SH
:GihfELn6
#13 [愛華]
暑くなってきた昼の午後。
俺は墓参りにきていた。
母さんと、父さんの。
「…………久しぶり」
風が応えてくれた気がした。
:11/01/06 16:09
:840SH
:GihfELn6
#14 [我輩は匿名である]
ワロタw
:11/01/06 23:10
:W53S
:cYDuppDk
#15 [ゆん]
>>14何が笑えるのか全く分からないんですけど。
この小説好きなのにそういうしょーもない書き込みはやめてください。
見ている人や作者さんの邪魔になります。
:11/01/06 23:57
:SH001
:vZBttPec
#16 [愛華]
>>15様
ありがとうございます。
きっと色々な意見あるんだと
思います。でも最後まで書き上げたいと思いますので、
よろしくお願いします。
>>14様
文章力なくて申し訳ないです。
アドバイスなどあれば感想板に
お願いします。
:11/01/07 01:04
:840SH
:ACJDVPUs
#17 [愛華]
>>13どこかで見てるんだろうか。
こんな情けない俺を見て
笑ってるんだろうか。
持ってきた花を添えて、
手を合わせる。
俺はいつからこんなに弱く
なったんだろう。
:11/01/07 01:07
:840SH
:ACJDVPUs
#18 [愛華]
あいつと出会う前の俺は
もっと強かったように思う。
この世の何にも勝る気がした。
いや、強がってただけか。
失うものが何もなかった。
何もかもを失った後だったから。
ほんとにダサい。
弱くなってしまったのは
あいつのせいじゃなくて……
俺のせいだ。
:11/01/07 01:13
:840SH
:ACJDVPUs
#19 [愛華]
「…………わかんねぇわ」
何をするべきか。
わからない。
『直純くんとつきあったら…
どうする?』
:11/01/07 20:36
:840SH
:ACJDVPUs
#20 [愛華]
知るかよそんなもん。
辛いにきまってんじゃん。
今すぐにでも奪いに行きてぇよ。
ほんとにただの自業自得、か。
:11/01/07 20:50
:840SH
:ACJDVPUs
#21 [愛華]
直純の側にいてくれって
俺が頼んだのに。
そしていつか、直純と那佑が
一緒になること。
それも望んでたはずなのに。
何度同じことを考えたっけ。
俺はどうやったら強くなれる?
どうすれば立ち直れる?
:11/01/07 20:58
:840SH
:ACJDVPUs
#22 [愛華]
「…………わかんねぇ…」
もう一度同じ言葉をつぶやく。
母さん。父さん。
教えてくれよ。
どうすればいい?
何度問い掛けても
強い風が吹くだけだった。
:11/01/07 21:02
:840SH
:ACJDVPUs
#23 [愛華]
-那佑side-
:11/01/07 21:02
:840SH
:ACJDVPUs
#24 [愛華]
日曜日がやってきた。
曇り、のち雨。
天気予報を聞いて少しだけ
気分が落ちた。
………雨かぁ。
鏡の前で笑ってみる。
:11/01/07 21:21
:840SH
:ACJDVPUs
#25 [愛華]
「…………不細工な顔」
まるでこの世の終わりみたいな。そんな情けない顔してる。
クリスマスの朝もこうやって
鏡の前で笑ってみた。
あの時はもっと素敵に笑えた。
なのに今は………。
:11/01/07 21:29
:840SH
:ACJDVPUs
#26 [愛華]
そんなこと考えちゃダメだ。
あたしは直純くんと
つきあうんだから。
そうすれば…………みんな
幸せになるはずなんだから。
隆則がそう言ったんだから。
「あれ、那佑はやいのね」
:11/01/08 00:01
:840SH
:VTNxykz.
#27 [愛華]
「うわ!!お母さん!!
勝手に入ってこないでよ……」
「今日はなに?デート?」
「違うよ」
あたしがそういうと、お母さんは微笑んでみせた。
「………無理しないでね」
…………無理?
:11/01/08 00:08
:840SH
:VTNxykz.
#28 [愛華]
「無理なんてしてないよ?
最近調子もいいしさ」
「病気じゃなくって………
ま、いいんだけど………」
「………?なんかよくわかんないけど、わかったよ」
変なお母さん。
心配してくれてるんだろうけど…
お母さんに言うようなことでも
ないしなぁ………
:11/01/08 00:17
:840SH
:VTNxykz.
#29 [愛華]
「それじゃ、いってくるね」
「ん。いってらっしゃい」
外は蒸し暑かった。
風も吹いてないから余計に…
あ、そっか。もう梅雨だ。
最近一日一日が早過ぎて
そんなことさえ忘れてた。
……直純くん、もう来てるかな
:11/01/08 00:23
:840SH
:VTNxykz.
#30 [愛華]
ほんとにいいんだろうか。
こんな気持ちで直純くんと
つきあって………
直純くんは迷惑じゃないかな。
いや、今さら迷ったって
しかたないか………
空を見上げると今にも雨が
降りそうな感じだった。
………嫌な天気だなぁ……
:11/01/08 21:07
:840SH
:VTNxykz.
#31 [愛華]
街に出てたくさんの人に
紛れると、いろんな人たちの
声が頭に雑音として響く。
………気分が悪いなぁ……
うるさいし………
人ゴミはあまり好きじゃない。
こういうところを歩くときは
いつも隣に………
思い出しかけてやめた。
何考えてんだろ………馬鹿。
:11/01/08 21:23
:840SH
:VTNxykz.
#32 [愛華]
人ゴミにいたせいなのか、
気分が悪くなってきた。
ちょっと座って休もう。
あたしはゆっくりと近くの
ベンチに腰掛けた。
あ、ここ…………。
:11/01/08 21:40
:840SH
:VTNxykz.
#33 [愛華]
クリスマスの日。
隆則に指輪もらったとこだ。
血だらけで駆け付けてくれて。
約束してくれたっけ。
『必ずあたしのところに……
もどってきてね』
涙が止まらなかったあの日。
:11/01/08 22:05
:840SH
:VTNxykz.
#34 [愛華]
何年も前のことみたいだな。
あれ、あたし……………。
「あっれ〜君ひとり〜?」
「……………え?」
:11/01/08 22:22
:840SH
:VTNxykz.
#35 [愛華]
顔を上げると、男の人がふたり
立っていた。日焼けしていて
いかにも遊んでますって感じ。
「顔色悪いよ?なんかあった?」
「俺たちがなぐさめてあげる〜」
そう言って笑う男たち。
……うるさいな。どっかいってよ
:11/01/08 22:27
:840SH
:VTNxykz.
#36 [愛華]
「すいません、用事あるんで」
「そんなこと言わないでさー
お茶だけでもさ。ね?」
「……よく見るとかわいいじゃんこの子。ラッキー」
なにがラッキーなんだよ。
あたしは立ち上がって、ふたりと
は目を合わせずに方向転換した。
「ちょっと待ってってば〜」
:11/01/08 22:40
:840SH
:VTNxykz.
#37 [愛華]
一人の男が腕をつかむ。
「ちょっとしつこいですよ!」
「いーからさ。ちょっとこっち
行こうよ。ねっ?」
まずい………目、笑ってない。
「離してってば!!」
あたしは腕をはらって走る。
どうか追ってきませんように…!
:11/01/08 23:03
:840SH
:VTNxykz.
#38 [愛華]
「はははー待ってよー」
男たちは笑いながら、
追いかけてきた。
「はぁっはぁっはぁ………」
やばい。
こんなに走ったことなんか
何年ぶりだろうか。
息のしかたが……わからない。
:11/01/08 23:12
:840SH
:VTNxykz.
#39 [愛華]
人気のない路地にはいりこむ。
ここまで来れば………
ドクンッ
「………………はっ!?」
:11/01/08 23:14
:840SH
:VTNxykz.
#40 [愛華]
「はっはっ………やっ……」
違う。今までと違う。
体に力がはいらない。
苦しい。苦しい。苦しい……
「あ、いたいたー……」
「あれ、なんか様子………」
:11/01/08 23:20
:840SH
:VTNxykz.
#41 [愛華]
「や………助け………」
追いついた男たちに必死で
助けを求める。
もう目も見えない。
「………おい、やべーよ……」
「なんかヤバいって!!
行こうぜ!!」
パタパタ…………
走り去る足音が暗い路地に響く。
:11/01/08 23:26
:840SH
:VTNxykz.
#42 [愛華]
'
今までの発作と、違う。
感覚でわかる。
あたし…………死ぬんだ。
:11/01/08 23:29
:840SH
:VTNxykz.
#43 [愛華]
まだ、やってないこと。
いっぱいあったのに。
伝えてないことも、いっぱい。
手足の感覚も、もうないや。
:11/01/08 23:31
:840SH
:VTNxykz.
#44 [愛華]
なんか冷たい…………
なんだ、雨か。
今なら泣いてもばれないよね。
…………ばれないよね。
:11/01/08 23:33
:840SH
:VTNxykz.
#45 [愛華]
あたし、幸せだったかな。
誰かを幸せにできたかな。
雨が強くなってきた。
直純くん、まだ待ってるかな。
ごめんね。
:11/01/08 23:37
:840SH
:VTNxykz.
#46 [愛華]
神様。
苦しいのは嫌なんです。
でも、もしできるなら。
あの一瞬が戻るなら。
もう一度だけ、 あの手で。
:11/01/08 23:41
:840SH
:VTNxykz.
#47 [愛華]
強く、
強く、
強く。
抱きしめてください。
:11/01/08 23:48
:840SH
:VTNxykz.
#48 [愛華]
今日の更新分
>>30-48感想、アドバイスあれば
感想板にて待ってます。
:11/01/09 00:28
:840SH
:Sc8ldkxg
#49 [愛華]
'
ここは、どこだろう?
真っ白だ。なにもない。
:11/01/09 21:31
:840SH
:Sc8ldkxg
#50 [愛華]
なんか苦しいけど…………
気のせいかな。
あたし、なんでここにいるの?
………………思い出せない。
:11/01/09 21:40
:840SH
:Sc8ldkxg
#51 [愛華]
ふ、と遠くを見つめた。
あれは…………
「………………隆則?」
隆則だ。
:11/01/09 21:42
:840SH
:Sc8ldkxg
#52 [愛華]
あたしは隆則のもとに走った。
「……………隆則っ!」
…………あれ。
隆則はなにか話しているけど
なにも聞こえない。
さわれない。
:11/01/09 21:44
:840SH
:Sc8ldkxg
#53 [愛華]
すぐそこにいるのに。
ガラスの壁があるみたい。
………あたしが見えないの?
目の前にいるのに。
声も聞こえないの?
「………隆則っ……隆則!」
:11/01/09 22:09
:840SH
:Sc8ldkxg
#54 [愛華]
ガラスの壁をどんどん叩く。
隆則はちっともあたしを見ない。
………ねぇ………見てよ。
あたしここにいるんだよ。
隆則………
「…………泣かないでよ、馬鹿」
:11/01/09 22:18
:840SH
:Sc8ldkxg
#55 [愛華]
隆則は泣いてた。
前にも見た。こんな夢。
夢?
これも……………夢?
:11/01/09 22:25
:840SH
:Sc8ldkxg
#56 [愛華]
夢ならいいのかな。
「…………隆則………
どうして泣いてるの、ねぇ…」
あたし、やだよ。
隆則が泣いてるのやだよ……
でも声は、 届かない。
:11/01/09 22:54
:840SH
:Sc8ldkxg
#57 [愛華]
目の前にいるのに触れられない。
目の前にいるのに話せない。
もう声は届かない。
届かないんだ…………。
もう抱きしめてなんてもらえない
:11/01/09 23:01
:840SH
:Sc8ldkxg
#58 [愛華]
あの病院で出会って
あなたに恋をした。
闇しかなかった私の毎日を
光で満たしてくれた。
いや、違うね。
隆則は私の光そのものだった。
:11/01/09 23:04
:840SH
:Sc8ldkxg
#59 [愛華]
「……………那佑………」
聞こえてるよ、隆則。
ありがとう。
「隆則。好きだよ。大好きだよ」
:11/01/09 23:07
:840SH
:Sc8ldkxg
#60 [愛華]
やっと聞こえた………隆則の声。
あたしの声は届いてる?
「那佑、もどってこい」
隆則が優しくあたしに言う。
いつのまにかガラスの壁は
なくなっていた。
:11/01/09 23:09
:840SH
:Sc8ldkxg
#61 [愛華]
涙でにじんでみえないよ。
「隆則………好き………好き…」
大好き。
それだけは言えるよ。
空回りしてばかりだったけど
やっぱり大好きなんだよ。
多分、これからもずっと。
:11/01/09 23:12
:840SH
:Sc8ldkxg
#62 [愛華]
戻りたい。あの場所に
帰りたい。あの場所で……
もう一度光が見たい。
あなたと一緒に
生きたい。
:11/01/09 23:14
:840SH
:Sc8ldkxg
#63 [愛華]
:11/01/09 23:15
:840SH
:Sc8ldkxg
#64 [愛華]
'
「…………那佑!!……」
「那佑!!…………那佑…!」
誰か、あたしを呼んでる?
:11/01/10 17:08
:840SH
:xC/okvn6
#65 [愛華]
目を開けると、目の前には
ぼんやりと二人の影が見えた。
「…………おとー…さん」
「那佑!!わかるか!!」
………ってことは……
だんだん視界がはっきりと
してきた。
「…………おかーさん……」
:11/01/10 17:10
:840SH
:xC/okvn6
#66 [愛華]
「那佑…………よかった……」
お母さんとお父さんは寄り添って
泣いていた。
あたし………生きてる。
まだ生きてた。
「那佑……あなた路地で
倒れててね。それで…………」
:11/01/10 17:30
:840SH
:xC/okvn6
#67 [愛華]
「隆則の声が聞こえたの……」
「え…………隆則…さん?」
隆則の声が聞こえてたんだ。
ずっと…………頭の中で。
もどってこいって言ってくれた。
:11/01/10 17:41
:840SH
:xC/okvn6
#68 [愛華]
「………………那佑?」
「…………え……」
愛しい声。
何度この声に救われただろう。
「………………隆則……?」
:11/01/10 17:51
:840SH
:xC/okvn6
#69 [愛華]
隆則は、 お母さんとお父さんの
後ろに立っていた。
すごく懐かしく感じるのは
なんでだろう。
「………隆則さんがね、那佑を
見つけて救急車を呼んでくれた
んだよ」
隆則が……………あたしを?
:11/01/10 18:14
:840SH
:xC/okvn6
#70 [愛華]
「…………那佑………」
隆則は一歩一歩あたしに
近寄ってきた。
「………………はは。また
泣いてるし…………」
「また、ってなんだよ」
隆則は涙をぬぐいながら言った。
そっか……泣いてたのは夢だった
:11/01/10 18:29
:840SH
:xC/okvn6
#71 [愛華]
「お母さん……二人にして」
お父さんとお母さんは病室から
でていった。
あたし、また戻ってこれた。
この場所にまた。
戻してくれたのは………。
:11/01/10 18:39
:840SH
:xC/okvn6
#72 [愛華]
「………隆則……………」
「お前心配かけてんじゃねーよ。
マジこっちが心臓止まるから」
「うん…………ありがとう」
隆則はゆっくりと椅子に腰掛けた
窓の外は少し明るかった。
夜が明ける。
:11/01/10 22:09
:840SH
:xC/okvn6
#73 [愛華]
「隆則………どうして、あたしを見つけられたの?」
「…………」
隆則は口を開こうとしない。
「隆則…………教えてよ」
隆則ははぁーっと息をはいてから
覚悟を決めたように話し始めた。
:11/01/10 22:14
:840SH
:xC/okvn6
#74 [愛華]
「……………止めに、いった」
…………止めに?あたしを?
「お前言っただろ。直純と
つきあったらどうするか、って。
俺 嬉しい なんて言ったけど。
嬉しいわけねぇじゃんか」
これは…………夢かな。
だとしたらあの夢の続き?
:11/01/10 22:19
:840SH
:xC/okvn6
#75 [愛華]
「だから…………止めにいった。
でも家に行ったらもういねーし。
探しにいったら……倒れてて」
隆則は、あたしが本当に
会いたい時いつも来てくれる。
それが叶わない時もあった。
でも………また自惚れていいの?
あたしの側にいてくれるって。
信じてもいいの?
:11/01/10 22:34
:840SH
:xC/okvn6
#76 [愛華]
苦しい夜は抱きしめてほしい。
嬉しい時は一緒に笑いたい。
悲しい時は一緒に泣いてほしい。
何度も思ったこの願いを
また、願ってみてもいいの?
もう正直になっていいの?
:11/01/10 22:56
:840SH
:xC/okvn6
#77 [愛華]
「………那佑。俺は………」
「すき」
やっぱり、大好き。
誰よりも大好き。
大好きより、もっともっとすき。
「隆則…………あたしダメだよ。やっぱりダメだ………」
:11/01/10 23:05
:840SH
:xC/okvn6
#78 [愛華]
「ダメって………」
隆則がいないと強くなれない。
隆則がいないとあたしじゃない。
「………隆則と、いたいよ」
今はそれだけでいい。
だからこの願いを、叶えて下さい
:11/01/10 23:11
:840SH
:xC/okvn6
#79 [愛華]
とめどなく溢れる涙を、
隆則は優しくぬぐってくれた。
ふわっと隆則のにおいがした。
ずっと求めていた隆則の腕。
この温もりがいつもあたしを
あたためてくれるんだよ。
隆則の腕に包まれたまま、
朝がきた。
:11/01/10 23:15
:840SH
:xC/okvn6
#80 [愛華]
「………あー…もういいや……」
「………どういう意味?」
「もう周りとかどーでもいい。
もうどっか行ったりすんな」
隆則が笑いながら言った。
だから、あたしも笑った。
:11/01/10 23:48
:840SH
:xC/okvn6
#81 [愛華]
「最初に約束破ったのは
隆則じゃん…………」
「それは言うなよ………」
光がまた足元を照らす。
20歳まで あと2年。
:11/01/11 00:52
:840SH
:MVin1ViA
#82 [愛華]
そんな言葉が頭をよぎった。
今はいい。
神様、お願いです。
隆則の側にいさせてください。
それ以外なにも望まない。
望みませんから。
隆則の腕のなかでひたすら願った
私はまた、幸せになれますか?
:11/01/11 01:05
:840SH
:MVin1ViA
#83 [愛華]
:11/01/11 01:07
:840SH
:MVin1ViA
#84 [愛華]
-隆則side-
:11/01/11 13:31
:840SH
:MVin1ViA
#85 [愛華]
何度も何度も考えた。
直純の幸せを奪って
その罪から逃れるために
那佑を裏切った。
俺はどうしたら救われる?
心にぽっかり穴が空いたまま
ふさがることはなかった。
:11/01/11 13:34
:840SH
:MVin1ViA
#86 [愛華]
俺はこれからもこうして
生きていくのかよ。
そんなの耐えらんねぇよ。
自分の気持ちを隠したまま
直純と那佑の前で笑って……
つきあうことになった二人に
『おめでとう』なんて言えるか。
言えるわけねーじゃん。
:11/01/11 13:37
:840SH
:MVin1ViA
#87 [愛華]
そう。言えるわけない。
あぁ。俺は……もう。
那佑なしじゃ生きてけねーわ。
:11/01/11 13:40
:840SH
:MVin1ViA
#88 [愛華]
直純のこととか
そんなの全部なしにして考えた
時
やっぱり側にいたいって思う。
「……………いかなきゃ」
止めなきゃ。
直純のとこになんか…行かせない
:11/01/11 13:49
:840SH
:MVin1ViA
#89 [愛華]
ただそれしか考えてなかった。
それ以外は考えないように。
考えたらきっと止まってしまう。
だから、それだけを考えて。
走った。
:11/01/11 13:56
:840SH
:MVin1ViA
#90 [愛華]
家にいったら那佑はもう出た後。
那佑の母さんに挨拶だけして
すぐに飛び出す。
……初対面なのに、絶対変に
思われた……
でも今はどうでもいい。
直純と行くところなんか見当も
つかない。
それでも、探さなきゃいけない。
:11/01/11 14:00
:840SH
:MVin1ViA
#91 [愛華]
那佑。
那佑。
ごめん。ごめん。
俺には……お前がいればいい。
お前しかいらない。
:11/01/11 14:06
:840SH
:MVin1ViA
#92 [愛華]
それを 伝える。
「…………すき」
:11/01/11 14:17
:840SH
:MVin1ViA
#93 [愛華]
病室で那佑に言われた言葉。
やっと見つけた那佑はボロボロで
なにがなにやらわからないまま
救急車を呼んだ。
あとはあまり覚えてない。
ただ心を支配してたのは"恐怖”
:11/01/11 14:24
:840SH
:MVin1ViA
#94 [愛華]
那佑がいなくなったら
いなくなったら?
那佑が いなくなる。
初めて那佑の『死』を意識した。
死にそうなほど苦しくなった。
:11/01/11 14:43
:840SH
:MVin1ViA
#95 [愛華]
いやだ。
那佑が死ぬ?
認めてたまるか、そんなもん。
俺がそんなこと、させない。
だから、那佑。
側にいて。
:11/01/11 14:54
:840SH
:MVin1ViA
#96 [愛華]
「………周りとかどーでもいい。もうどっかいったりすんな」
もう離れることのないように。
強く抱きしめた。
…………まだ好きでいてくれた。
それがなにより嬉しかったから。
今度こそ守るって誓った。
朝の光が俺達を照らしていた。
:11/01/11 21:00
:840SH
:MVin1ViA
#97 [愛華]
この日のことを後悔する日が
来るかもしれない。
それでもいい。那佑がいる。
みっともないけど、それだけが
全てだった。
涙が止まらなくなるほどに
那佑は、 あたたかったんだ。
:11/01/12 15:42
:840SH
:grMj3a42
#98 [愛華]
-那佑side-
:11/01/12 15:43
:840SH
:grMj3a42
#99 [愛華]
「隆則!!それとって!!」
「なに、これ?」
「ちーがーう!!その隣!!」
あれから2日。
隆則とはつきあっていた頃と
なんら変わりなく過ごしていた。
まぁ病院で、だけど………。
:11/01/12 15:46
:840SH
:grMj3a42
#100 [愛華]
「隆則くん、ごめんね。那佑の
わがままひどくて……」
「あー全然!慣れてますから」
「隆則そこは否定してよ!」
お母さんも相当隆則が気に入ったみたいで、隆則に母親がいない
ことを知って、まるで自分の
息子みたいに接してる。
やっぱり自分の母親と彼氏が
仲いいとうれしいもの。
:11/01/12 15:51
:840SH
:grMj3a42
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