世界の崩壊・・・
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#201 [ひろ]
一人の生徒が謝ってきた!
ユウヤ「…あぁ…別に気にしなくていいんだよ、君達が一番不安な事はわかっているから」
すこしカッコつけてしまった……ホントは殴ってやりたかったが…
:07/04/15 01:03
:PC
:jcQ.JN/2
#202 [ひろ]
そう言って、僕は、教室内を見回してみた
見回していると、すごく、重たい空気をかまし出している子を見つけた
その子は、ものすごく、悲しそうな、寂しそうな目で窓からずっと外を眺めていた…
:07/04/15 01:07
:PC
:jcQ.JN/2
#203 [ひろ]
そういえばあの子ッ!!
ハッと思った俺は
ユウヤ「ねぇ君!!」
その子に話しかけてみた
「えッ?わ、私ですか?」
突然話しかけられて驚いたその子は、目をまん丸にして聞き返してきた
:07/04/15 01:15
:PC
:jcQ.JN/2
#204 [ひろ]
ユウヤ「そう君だよ!」
僕は指をさしてそう言った
「は、はい……なんですかぁ?」
ユウヤ「君、としきの知り合いかい?」
一度だけだが、俺はこの子ととしきが話をしている所を見かけたことがあった
:07/04/15 01:18
:PC
:jcQ.JN/2
#205 [ひろ]
「……としきって…瀬良先輩の事ですかぁ?」
そっけなく返事を返してくるこの子……なんだか可愛らしかった
ユウヤ「そうそう!瀬良と知り合いなの?」
:07/04/15 01:20
:PC
:jcQ.JN/2
#206 [ひろ]
「はいッ!瀬良先輩とは知り合いです!」
としきの話をした途端、この子が出していた重たい空気は無くなり、逆にパッと明るい空気に変わったのがわかった
ユウヤ「そっかそっか!としきとはどういった関係?」
:07/04/15 01:23
:PC
:jcQ.JN/2
#207 [ひろ]
「う〜ん…先輩とは〜……よくわかんないですけど、小学校の頃からの先輩です!」
ニコニコしながら、としきの話をしているこの子を見て僕は思った
ユウヤ「君さ、としきの事好きでしょ?」
:07/04/15 01:26
:PC
:jcQ.JN/2
#208 [ひろ]
「………」
僕がズバッと言うと、その子は突然、さっきのような重たい空気を出し始めた……
ユウヤ「…ご、ごめ……なんか、気に触る事言ったかな…」
:07/04/15 01:29
:PC
:jcQ.JN/2
#209 [ひろ]
「……いえ…全然大丈夫です……」
としきの話をしている時とは真逆に、俯いたまま、暗い声で返事をしてきた
ユウヤ「………としきと…何かあったのかい?」
「…いえ……」
:07/04/15 01:34
:PC
:jcQ.JN/2
#210 [ひろ]
きっと…俺には言えない何かを抱えているのだろう
ユウヤ「…そうですか、それでは…」
そういい残して俺はその子に背を向けて歩き出そうとした
「……あの!」
:07/04/15 03:06
:PC
:jcQ.JN/2
#211 [ひろ]
ユウヤ「……なに?」
「あの…名前…なんて言うんですか?」
ユウヤ「ああ!西山ユウヤ……としきはユウヤさんって呼んでるかな…君は?」
「あッ!すみません!私、山瀬ひろみっていいます!瀬良先輩は…山瀬さんって呼んできます……クスッ……先輩なのに…」
:07/04/15 03:11
:PC
:jcQ.JN/2
#212 [ひろ]
ユウヤ「そうですか!なら俺も山瀬さんって呼ばせてまらいますね」
山瀬「あはは、わかりました!なら私もユウヤさんって呼びます」
やっぱり、としきの話をすると、山瀬さんは笑顔を見せた!
わかりやすい子だ…
:07/04/15 03:14
:PC
:jcQ.JN/2
#213 [ひろ]
山瀬「ユウヤさん……あの…」
ユウヤ「ん?なに?」
突然真剣な顔つきになる山瀬さん
山瀬「やっぱり…さっきの話、聞いて貰えないですかね……」
ユウヤ「もちろんですよ!聞かせてください!?」
:07/04/15 03:17
:PC
:jcQ.JN/2
#214 [ひろ]
山瀬「ありがとうございます!瀬良先輩の周りの人は、いい人ばっかりです!」
ユウヤ「はは、そうかもね!それで……としきの事、好きなんでしょ?」
俺は、こういう話は大好きだった
:07/04/15 03:19
:PC
:jcQ.JN/2
#215 [ひろ]
山瀬「……私…どうしたらいいのかわからないんです…」
ユウヤ「…わからないって?」
山瀬「……私、小学4年生の時に初めて先輩に会ったんです…なんか…先輩って、不思議な雰囲気じゃないです?」
:07/04/15 03:24
:PC
:jcQ.JN/2
#216 [ひろ]
ユウヤ「んん〜……そうかなぁ?」
山瀬「そうですッ!」
ユウヤ「……そうだね」
山瀬「私、小学生の頃から先輩のその雰囲気が大好きだったんです…」
:07/04/15 03:28
:PC
:jcQ.JN/2
#217 [ひろ]
ユウヤ「……簡単に言えば、小学生の時から、としきが好きだったわけだ?」
山瀬「……あの頃…男の子を好きになった事なんてなかった私は、その気持ちに気がつけなかったんです…」
ユウヤ「………そっか」
:07/04/15 03:33
:PC
:jcQ.JN/2
#218 [ひろ]
山瀬「その気持ちは、先輩が中学を卒業して学校が離れ離れになるまでは、無くなりませんでした……だけど……私がバカだったんです……私が高校1年生になった時です……ある男の子から告白されたんです……私はその人に返事を待って貰いました…その次の日です…先輩から告白されたのは……」
:07/04/15 03:40
:PC
:jcQ.JN/2
#219 [ひろ]
ユウヤ「……としきの奴、山瀬さんに告白したんだ?」
山瀬「あッ!この話!瀬良先輩には内緒ですよ?」
ユウヤ「はは、了解です!」
:07/04/15 03:43
:PC
:jcQ.JN/2
#220 [ひろ]
山瀬「先輩から告白された時、私は凄く嬉しかった……飛び跳ねたいくらいに……でも…もう一人の男の子の事が頭から離れなかったんです……私には…先輩をとって、もう一人をとらない、なんて事できませんでした…」
ユウヤ「…って事は、としきを振ってもう一人の子と付き合ったわけ?」
:07/04/15 03:48
:PC
:jcQ.JN/2
#221 [ひろ]
山瀬「……いえ……両方とも断りました……」
ユウヤ「……としきの奴、振られたのか…」
山瀬「……私…本当はその時…先輩の事が好きでした……小学生の頃に抱いた気持ちのままでした……でも…先輩にOKの返事を出して、もう一人の子を振るなんて事できませんでした…」
:07/04/15 03:59
:PC
:jcQ.JN/2
#222 [ひろ]
:07/04/15 04:01
:PC
:jcQ.JN/2
#223 [みか]
:07/04/15 13:16
:P902iS
:☆☆☆
#224 [ひろ]
みかさん!ありがとうございます!!
:07/04/16 00:36
:PC
:b2mmgIDM
#225 [ひろ]
ユウヤ「……そんな…それじゃ山瀬さんは、としきの事好きなのに、振ったって事?」
山瀬「…はい…先輩は、私にとって、初恋の人ですから…」
その時僕は、山瀬という女の子は優しすぎると思った……優しすぎるがゆえに損をしていると…
:07/04/16 00:40
:PC
:b2mmgIDM
#226 [ひろ]
ユウヤ「……それで…俺たちがここの学校に防衛に来た時に、久々に再会したってわけか…」
山瀬「…そうです…ところが、この前先輩とお話をしたんです!私は先輩の懐かしい雰囲気を感じる事ができて嬉しかった……でも…」
:07/04/16 00:43
:PC
:b2mmgIDM
#227 [ひろ]
ユウヤ「……でも?」
山瀬「……先輩には、新しい彼女が出来ていて……この戦争で死んでしまったという話を聞きました……」
ユウヤ「……としき…」
アイツにそんな過去があったなんて、知らなかった
:07/04/16 00:46
:PC
:b2mmgIDM
#228 [ひろ]
山瀬「…私…この話を聞いたとき……先輩の事…好きになっちゃいけないと思ったんです……」
ユウヤ「……どうして?」
山瀬「だって……先輩が、死んでしまった彼女さんの事を思う気持ちを大切にしてもらいたいから…」
ユウヤ「……」
:07/04/16 00:50
:PC
:b2mmgIDM
#229 [ひろ]
ユウヤ「……でも、山瀬さんは、としきが好きなんですよね?」
山瀬「……はい…」
ユウヤ「それなら、山瀬さんは感情のままにした方がいいと思いますよ?」
山瀬「……でも…」
ユウヤ「君は自分の感情を押し殺して一回失敗してるじゃないですか!今度は、思うままにやってみたら?」
山瀬「………」
:07/04/16 00:55
:PC
:b2mmgIDM
#230 [ひろ]
俺の言葉に黙りこんでしまった山瀬さん……
ユウヤ「…君は、優しすぎなんだよ!少しは、自分のわがままを押し通してみたら?」
俺はそう言い残して山瀬さんの元を離れた
もっと相談にのってあげたかったが、今は他にやるべき事がある
:07/04/16 01:00
:PC
:b2mmgIDM
#231 [ひろ]
:07/04/16 01:02
:PC
:b2mmgIDM
#232 [ひろ]
山瀬さんとの話を終え、俺は屋上へと向かった
屋上へと着くと、引きつづき見張りをしているゴダイとショウタがいた
ゴダイ「ユウヤさん!!どうしたんですか?」
ユウヤ「イヤ、ただ様子を身に来ただけだよ、何か変わった事は?」
ゴダイ「はは、なんだ、変わった事は特にないですね」
ゴダイがそう言ったその瞬間ッ!!
:07/04/17 21:27
:PC
:DBNQxcKk
#233 [ひろ]
ドーーーンッ!!
突然の爆発音と共に学校から5`くらい離れたところにある、ビルが崩れ落ちた!!
ユウヤ「な、なんだ!?……全員!戦闘態勢をとれ!」
俺は、何が起こっているのか分からなかったが、敵が来るかもしれないと思いとりあえず戦闘態勢をとった
:07/04/17 21:40
:PC
:DBNQxcKk
#234 [ひろ]
しかし、時間が経っても敵が来る気配はまったくなかった
ショウタ「……なんだったんですかね…あの爆発…」
ユウヤ「……わからない…」
ゴダイ「……もしかして…としきとヤス達じゃないっすよね?」
ユウヤ「……わからない」
:07/04/17 21:44
:PC
:DBNQxcKk
#235 [ひろ]
いったい町では何が起こっているのか…としきとヤスは無事なのか…不安は募るばかりだ……
幸いな事に爆発が起こってから3日間が経ったが敵からの攻撃はまったくなかった……
しかし、としき達は未だに帰ってこない…
:07/04/17 21:54
:PC
:DBNQxcKk
#236 [ひろ]
それから約4日目の深夜の事だ!!
ショウタ「……んん〜…今日も平和だぁ〜…」
あまりの退屈にショウタが伸びをしていると
ショウタ「……ん?……あれは…」
:07/04/17 21:57
:PC
:DBNQxcKk
#237 [ひろ]
ユウヤ「………よし!皆寝ているな!」
俺は生徒達がちゃんと睡眠をとっているか確認をしていた
すると
ピピ…ピピ…
「しょ、ショウタです!!応答願います!!」
慌てたショウタから無線が入った…
:07/04/17 22:01
:PC
:DBNQxcKk
#238 [ひろ]
ユウヤ「ユウヤだ!どうした?」
ショウタ「ユウヤさん!!……としきです!!としきがヤスを連れて帰ってきました!!」
ユウヤ「ッ!!ホントかッ!…わかった!それじゃ教室に皆を集めてくれ!!」
:07/04/17 22:12
:PC
:DBNQxcKk
#239 [ひろ]
俺はこの知らせを聞いたとき、嬉しくて飛び上がりそうになった
とりあえず、校門まで行って出迎えてやろうと思った!
すると
山瀬「…先輩…」
:07/04/17 22:14
:PC
:DBNQxcKk
#240 [ひろ]
後ろを振り向くと寝ていたはずの山瀬さんが立っていた、山瀬さんは、うっすらと涙を浮かべていた
ユウヤ「……一緒に行きますか?としきの所に!」
山瀬「…はい!」
パッと明るくなった、この子の顔は、戦場を照らす太陽のように明るく、愛おしかった
:07/04/17 22:18
:PC
:DBNQxcKk
#241 [ひろ]
俺は山瀬さんを連れて急いで校門へと走った
ユウヤ「寝てたんじゃないんですか?」
山瀬「先輩が居なくなってからは……一度も寝てないんです」
ユウヤ「えッ?いつも確認行ってましたよ?」
山瀬「いつもウソ寝でした!」
:07/04/17 22:21
:PC
:DBNQxcKk
#242 [ひろ]
そんな事を話しながら校門に着くと……
としきがヤスを抱えて必死にこっちへ歩いて来ていた!……一歩一歩に力強さが感じられなかった……
そして、俺と山瀬さんの目の前まで来て立ち止まった……
:07/04/17 22:25
:PC
:DBNQxcKk
#243 [ひろ]
としき「………」
ユウヤ「……としき…」
久々に見るとしきは酷かった……服はボロボロになっていて、わりとガッチリしていた体は痩せ細り、顔はゲッソリしていて傷だらけ……そして何より、目の輝きが…
前は、生きる希望をそのまま写し出しているかのように輝いていた目が……今はまったくといっていいほど、輝きを失っていた
:07/04/17 22:37
:PC
:DBNQxcKk
#244 [ひろ]
としき「……ユウヤさん……」
弱々しい声……完全に衰弱しているのがわかった…
ユウヤ「……久しぶりだな!」
としき「……ユウヤさん…ヤスを…」
としきはそう言って抱えていたヤスを下ろした、どうやらヤスは気を失っているようだ
:07/04/17 22:41
:PC
:DBNQxcKk
#245 [我輩は匿名である]
:07/04/17 22:41
:W51S
:Oh40mrGE
#246 [我輩は匿名である]
:07/04/17 22:42
:W51S
:Oh40mrGE
#247 [ひろ]
ヤスもまた、酷い状態だった……太ももには包帯を巻いていて、血が滲んでいた…銃弾を受けたのだろう…そして、としきと同様傷だらけであった…
山瀬「……先輩…」
俺がヤスを抱えると、山瀬さんは目に涙を溜めて、必死に泣くのこらえていた
としき「……山瀬さん…」
:07/04/17 22:52
:PC
:DBNQxcKk
#248 [ひろ]
匿名さんありがとうございます!!
:07/04/17 22:52
:PC
:DBNQxcKk
#249 [我輩は匿名である]
ぃぃえ
頑張ってください!!!!
:07/04/17 23:00
:W51S
:Oh40mrGE
#250 [ひろ]
山瀬「…おかえりなさい」
ポツリと言った山瀬さんのこの一言で、としきは大粒の涙を流しはしめた……
としき「……ただいま……帰って…きました…」
そう言いながら、としきは山瀬さんを抱きしめた
:07/04/18 00:42
:PC
:hh5U5wK6
#251 [ひろ]
山瀬「……えッ?」
としき「……もう……誰かが死ぬのはイヤです」
山瀬さんを抱きしめたまま、としきはそう言った
山瀬「……先輩?」
:07/04/18 00:45
:PC
:hh5U5wK6
#252 [ひろ]
としき「……ヒック・・・ウク・・・山瀬さんは…絶対に……生きてください!!」
何があったのか……ヤスを探しに行った後……としきに何があったのか、山瀬さんは、多少混乱していたが、としきのこの一言で、おさえきれずに涙を流してとしきの胸の中に顔をうずめた
山瀬「……はい…絶対生き抜きます」
:07/04/18 00:51
:PC
:hh5U5wK6
#253 [ひろ]
二人の顔を見ていると、二人とも涙を流しながら、安心した顔をしていた、なんだか、この二人を見ていたら、俺まで心が安らいでしまった…
としき「………行きましょう」
山瀬さんを引き離して、としきは言った
としき「これから、やる事は山ほどあります!」
死んでいた、としきの目が生き返った、いや、前以上に活き活きとした目つきになっていた
:07/04/18 01:14
:PC
:hh5U5wK6
#254 [ひろ]
とりあえず俺達は、チームの皆を集めておいた教室へ向かった
ジュンヤ「としきッ!!よかった!……心配かけやがってこのヤロー!!」
ゴダイ「お前が帰ってきてホッとしたぞ!」
ショウタ「もう勝手な行動はすんなよな!」
皆、としきの帰還に心から喜んでいた!
:07/04/18 01:25
:PC
:hh5U5wK6
#255 [ひろ]
としき「…みんなありがとう!でも、まだ喜ぶのは早いんだ!……今から俺が話す事、しっかり聞いてくれ!」
としきは深刻な顔をしていた、それに引かれてか、皆の顔もいっぺんして深刻になった
としき「俺がヤスを探しにこの学校を出発してからの事だ…」
:07/04/18 02:26
:PC
:hh5U5wK6
#256 [ひろ]
:07/04/18 02:28
:PC
:hh5U5wK6
#257 [えりか(ト.)]
めッちャおもUろLlです!頑張ッてくださLl
:07/04/18 19:44
:W51S
:dMT15vSA
#258 [ひろ]
えりかさん!!ありがとうございます!!
頑張りますので、これからもよろしくお願いします!
:07/04/19 00:24
:PC
:rNAEkPGI
#259 [ひろ]
僕はヤスを探すために学校を離れてほぼ丸一日歩き続けた……
それでもヤスを見つける事は出来なかった…
真っ暗闇の中、ガレキに何度も足をつまずかせた…
いたるところに人の死体が転がっていた…
:07/04/19 00:29
:PC
:rNAEkPGI
#260 [ひろ]
僕はその死体を見かける度に、ヤスじゃないだろうか…
などと不安を募らせていた…
昼も夜も関係ない…夜は真っ暗闇…太陽の昇る昼であっても、暗闇なのは変わらなかった…相次ぐ戦いで巻き上げられた砂ぼこりが、太陽の光をさえぎっているのだ…
:07/04/19 00:33
:PC
:rNAEkPGI
#261 [ひろ]
そんな状況の中、僕は段々と希望を無くしていった…
転がっている死体は…日本人ばかりだったからだ…
としき「……うッ!!……おぇ!…」
気分が悪くなり…嘔吐してしまった……
体の力が抜けて、その場に膝をついた……
としき「……はぁ…はぁ…少し休ないと…」
:07/04/19 00:43
:PC
:rNAEkPGI
#262 [ひろ]
僕は近くのガレキに腰を下ろし、少し休む事にした
ふとパッと明るくなった山瀬さんの笑顔を思い出した!
それだけで、僕は元気が出てくる!
頑張ろう!! そう思った時だ!!!
:07/04/19 00:46
:PC
:rNAEkPGI
#263 [ひろ]
ドーーーンッ!!バリバリバリッッ!!!
突然の轟音と共に目の前のビルが突然大爆発をした……
あまりの轟音に、耳の鼓膜がはじけそうになった
:07/04/19 00:49
:PC
:rNAEkPGI
#264 [ひろ]
思わずしりもちをついた僕の横を、ビルの中から慌てて飛び出してきた、軍服を着た兵士と、その後ろについて逃げて行くヤス
僕はその二人を見逃さなかった!!
としき「ヤスーーーーッ!!」
僕の声に気が付いたヤスはこっちを振り向いた!!
:07/04/19 00:55
:PC
:rNAEkPGI
#265 [ひろ]
しかし、こっちには来ようとせず
ヤス「早くこっちに来いッ!!はやくッ!!」
僕は走ってヤスの元へといった
:07/04/19 00:57
:PC
:rNAEkPGI
#266 [ひろ]
そのまま僕達3人は走り続けた…
かなりの距離を走ると、一番前を走っていた、軍服を着た兵士の人が立ち止まり、こっちを振り向いた…
「ここまで……ッ…き、君は…」
:07/04/19 01:00
:PC
:rNAEkPGI
#267 [ひろ]
兵士の人は僕の顔を見てギョウテンした……
イヤ……僕も驚きを隠せずには居られなかった…
としき「…よ…ヨシキさんッ!!!」
:07/04/19 01:02
:PC
:rNAEkPGI
#268 [ひろ]
ヨシキさん……ミキが死んだ時…僕を助けてくれた命の恩人だ……
でも、どうしてそのヨシキさんが今ここに?
ヨシキ「……としきくん…どうして君がここに…」
ヨシキさんも僕が思っている事と同じ質問をしてきた…
ヤス「なんだよ、としき、ヨシキさんと知り合いなの?」
:07/04/19 01:11
:PC
:rNAEkPGI
#269 [ひろ]
としき「………くッ!…」
バキッ!!
ヤス「……痛ってぇなぁ!!なにすんだよッ!!」
元気そうな顔をしているヤスを見て、拳が勝手に動いた…
:07/04/19 01:15
:PC
:rNAEkPGI
#270 [ひろ]
としき「…お前、どれだけ心配したと思ってる?…チームの皆が、どんだけ心配してると思ってんだよッ!!」
ヤス「………」
としき「こうしてる今も、皆はお前の事を涙流しながら待ってんだぞ!!死に者狂いでお前の帰りを心から待ってんだぞ!!」
ヤス「………すまん」
ヤスは俯いたまま、謝った
:07/04/19 01:23
:PC
:rNAEkPGI
#271 [ひろ]
ヨシキ「…としきくん……ちょっといいかい?」
横に居たヨシキさんに腕を引かれて俺は着いていった
としき「……お久しぶりです…」
ヨシキ「ああ……久しぶりだ…」
ヨシキさんはタバコに火をつけて、一呼吸おいて、そう言った
:07/04/19 01:29
:PC
:rNAEkPGI
#272 [ひろ]
ヨシキ「今のヤスくんを見ていると……なんだか少し前の君を見てるみたいだ……」
そう呟いたヨシキさんの言葉を聞いて、僕はハッと思った!!
そう、ミキを助けようと、火の海の中に飛び込もうとした僕と今のヤスが重なって見えたんだ……
ヨシキ「……君なら、ヤスくんの気持ちも、ヤスくんの間違いも、分かるんじゃないかな?」
:07/04/19 01:39
:PC
:rNAEkPGI
#273 [ひろ]
としき「……はい…痛いほど分かります…」
ヨシキ「……そうか!」
としき「……でも…だからこそ!あなたが僕にしたように、ヤスを止めなければ!」
ヨシキ「……成長したな……少し前とは別人みたいだ!」
:07/04/19 01:42
:PC
:rNAEkPGI
#274 [ひろ]
としき「ヤスには待ってくれている仲間がいます!…僕にも!だからヤスを連れて皆のところへ帰らないと!」
ヨシキ「………君……ミキの……ミキちゃんの他に、守りたい人が出来たね?」
としき「えッ?………どうして?」
ヨシキ「…目を見ればわかる…そんな目をする人間は守りたい人が居るからに他はないからね…」
:07/04/19 01:48
:PC
:rNAEkPGI
#275 [ひろ]
としき「………迷ってるんです…」
ヨシキ「迷ってる?」
としき「……はい…確かに守ってあげたい子は居ます…でも…ミキを助けてあげれなかった俺が……その子を助けてしまったら……ミキは天国で、どう思うんでしょう……」
ヨシキ「………君の恋人だったミキちゃんは、そんな心の狭い子だったのかい?」
:07/04/19 01:54
:PC
:rNAEkPGI
#276 [ひろ]
としき「そんな事ないですッ!!」
ヨシキ「それが分かってるなら、悩む必要はないんじゃないのかい?」
そうだ、ヨシキさんの言うとおりだ!ミキならきっと、「その子を守ってあげて!」なんて言うだろう!
:07/04/19 01:57
:PC
:rNAEkPGI
#277 [ひろ]
:07/04/19 02:00
:PC
:rNAEkPGI
#278 [ひろ]
としき「…ありがとうございます!、少し、どうすればいいのか分かったような気がします!」
ヨシキ「…そうか!!」
そう言ったヨシキさんは立ち上がってタバコを指でピンッ!と弾いた
ヨシキ「……ヤスくんの所いってあげな!」
としき「はい!」
:07/04/19 20:01
:PC
:rNAEkPGI
#279 [ひろ]
僕とヨシキさんが、ヤスがさっきまで居た所に行くと
ヤスはそこには居なかった……
すこし慌てて周りを見まわしてみると
ヤスは一軒の家の前で、その家をボ〜っと眺めていた
:07/04/20 00:10
:PC
:NKOZ/JTA
#280 [ひろ]
としき「ヤス!?」
ヤスの耳元で言うと、ヤスはハッとしてこっちを見た
としき「なに見てんだ?」
そう聞くとヤスは何も言わずに家の方を指差した
:07/04/20 00:15
:PC
:NKOZ/JTA
#281 [ひろ]
としき「……ひどいな」
僕はその家を見てそう言った
その家は、爆風によるものか…砲撃によるものなのか、分からないが、家の半分が吹き飛んでいた…
ヤス「…としき…分からないのか?」
ヤスは驚いた顔をして聞いてくる…
:07/04/20 00:24
:PC
:NKOZ/JTA
#282 [ひろ]
としき「なにがだよ…?」
ヤス「……もっと良く見てみろよ……」
そう言われた僕はもっと近くで見ようと足を踏み出した
ガラッ!!
としき「痛ッ!!」
僕はガレキにつまずいた
:07/04/20 00:27
:PC
:NKOZ/JTA
#283 [ひろ]
僕は、そのつまずいたガレキを見て鳥肌が立った……
そのガレキを見てもう一度家を見た
としき「………俺の家だ…」
そのガレキは長方形の石に「瀬良」と彫ってあるものだった…
:07/04/20 00:32
:PC
:NKOZ/JTA
#284 [ひろ]
僕は驚きを隠せずに周りを見回した……
町はぐちゃぐちゃで、ずっと気がつかなかったが、良く見ると僕の近所の面影がかすかに残っていた…
ヤス「……やっと気がついた?」
としき「………」
ヤス「…お前の母ちゃんや親父さん…カヨちゃんはどうしてる…?」
:07/04/20 00:40
:PC
:NKOZ/JTA
#285 [ひろ]
ヤスにはまだ話していなかった……僕の家族の事…カヨの事…
としき「……死んだよ…」
ヤス「………すまん…」
ヤスにはきっと、家族を殺された人の気持ちが痛いくらいに分かるんだろう…
:07/04/20 00:43
:PC
:NKOZ/JTA
#286 [ひろ]
ヨシキ「……今日はここに寝泊りしよう!」
いつの間にかヨシキさんが僕の後ろに立っていた…
としき「……いいんですか?」
ヨシキ「……もう…君がここに来る事もないだろう……最後くらい、我家のぬくもりで体を休めたらどうだ?」
最後……僕が我家に帰るのはもう……これが最後…
:07/04/20 00:54
:PC
:NKOZ/JTA
#287 [ひろ]
としき「……ありがとうございます。」
そういって僕達は家の中に入った
としき「…ただいま。」
ヤス「おじゃましまぁす!!」
ヨシキ「…お、おじゃまします…」
恥ずかしそうに言うヨシキさん、
なにげなく、いつも通りに入ってくるヤス
:07/04/20 01:21
:PC
:NKOZ/JTA
#288 [ひろ]
そんな二人の心使いが……胸に響いた…
家の中はぐちゃぐちゃだが、今でも母さんの「おかえり。」って声が聞こえてきそうで…
今でも、カヨの「兄ちゃんおかえり」って声が聞こえてきそうで…
でも、現実は誰もいない……みんな居ない…
僕は耐えきれずに涙を流していた…
:07/04/20 01:26
:PC
:NKOZ/JTA
#289 [ひろ]
必死にこらえようとしても、こらえきれない……
ヨシキ「いいんだよ……今は…思う存分に泣きなさい……辛い……辛い思いをしてきたな……まだこんな若さで……自分の感情を押し殺して……君はよく頑張っているよ…」
そう言ったヨシキさんも……僕の隣で涙を流していてくれていた……
僕が泣き止むまで…
:07/04/20 01:32
:PC
:NKOZ/JTA
#290 [ひろ]
:07/04/20 01:35
:PC
:NKOZ/JTA
#291 [ひろ]
気がつくと、僕は、カヨのベットの上で眠っていた……
ヤスも僕の隣でイビキをかいて寝ている
ただ
ヨシキさんの姿は見当たらなかった
:07/04/23 23:25
:PC
:CxqjoAJ2
#292 [ひろ]
としき「……ヨシキさん?」
………
返事はない……
僕はいやな嫌な予感がして、ガバッと起き上がった!
:07/04/23 23:27
:PC
:CxqjoAJ2
#293 [ひろ]
ベットから下りてウロウロと歩き出す
すると、部屋を出たすぐのところに一枚の紙切れが置いてあった
その紙切れには
:07/04/23 23:29
:PC
:CxqjoAJ2
#294 [ひろ]
君達は、まだまだ若い、未来がある!
生きろ、こんな崩壊的世の中を生き抜いてみせろ
と書いてあった……
:07/04/23 23:31
:PC
:CxqjoAJ2
#295 [ひろ]
ヤス「なぁ、としき、何見てんだぁ?」
僕が震えながらヨシキさんの手紙を見ていると、
目覚めたばかりのヤスが話しかけてきた
:07/04/23 23:32
:PC
:CxqjoAJ2
#296 [ひろ]
ヤス「…………」
ヤスは手紙を一目見るとパッと顔が引き締まった
としき「……ヨシキさん、どこ行ったんだろうな?」
ヤス「……知らないよ………さッ!帰ろう…みんな待ってんだろ?」
:07/04/23 23:35
:PC
:CxqjoAJ2
#297 [ひろ]
としき「ああ…帰ろう…みんなの所へ!」
僕もヤスも、久しぶりの睡眠のおかげか、心がスッキリと洗われた感じだった。
:07/04/23 23:38
:PC
:CxqjoAJ2
#298 [ひろ]
それでも、家を出発する時は、名残惜しくて、せつなくて、
こんなにボロボロになってしまっても、やっぱり家のぬくもりは残っていて……
溢れる涙を必死でこらえた
:07/04/25 15:57
:PC
:97Uc88IA
#299 [ひろ]
外に出ると、久々に青空が見られた
澄んだ青空は、まるでこの戦いに終わりを告げたかのように青々としていて、どこまでも続いているようで……
いつの日か何も争いなく、平和な日常でこんな青空拝めればなと心から思った
:07/04/25 16:02
:PC
:97Uc88IA
#300 [ひろ]
ヤス「なぁ……ここから学校まで、どうやって行けばいいんだ?」
ヤスの質問に言葉を失った……
無我夢中で走ってきた僕達は、帰る道など覚えてはいなかった…
:07/04/25 16:05
:PC
:97Uc88IA
#301 [ひろ]
としき「……どうしよう……ヤス道わかんないのかよ?」
ヤス「わ、わかんねぇよ…」
パンッパパパパ…
どこかから銃声が聞こえる…
:07/04/25 16:07
:PC
:97Uc88IA
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