『異常』━『先輩』
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#71 [正常]
柊はふらついた足取りで、ライトがついている自分の車まで歩いた。

やがて柊は車に乗り、いびつにそれを操縦し、廃工場から消えていった。

柊の車のライトが無くなった工場内は、再び暗闇が支配した。

僕は念のため、柊が行ってしまった後も、そのまま5分間動かなかった。

⏰:06/06/25 00:55 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#72 [正常]
僕は深呼吸をした後、物影に隠れるのをやめ、先輩と柊の二人がいた所へ行ってみた。

その周辺をケータイの画面の光で照らしてみると、柊の血液が地面に広がっていた。
よく出血多量で死ななかったよな。と、地面に染み付いている血液を見てそう思った。

⏰:06/06/25 02:16 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#73 []
怖いケドおもしろい展開が気になる..まぢハマりマシタ
頑張ってくださぃ

⏰:06/06/25 09:33 📱:F902i 🆔:eSYLLzZ2


#74 [みなみ]
すっごいおもしろい
本でたら買うし

⏰:06/06/25 10:26 📱:P902i 🆔:SXCxYAXA


#75 [正常]
>>73
>>74

感激としか言うようがありません。感激すぎて逆立ちしました。首捻挫しました。いや本当に感激します。

⏰:06/06/25 12:13 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#76 [正常]
他の所も照らしてみた。すると、大きな塊を発見した。その塊は、柊の左手を一瞬にして切断した、あのナタである。刃の一部に、柊の血液が付着していて紅かかった。

僕はそれを見て、息を飲んだ。人間の一部分を切り落とした凶器が、自分の眼の前にある。

⏰:06/06/25 12:14 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#77 [正常]
このナタをどうすれば良いか、考えた。この廃工場には人が滅多に来ない。だからそのまま放置してても問題にはならないだろう。

僕はそのナタの柄を握り、持ち上げてみた。




重い。そして恐い。…けど、欲しい。



気付いたら、僕は裏口から廃工場を出ていた。何かに憑かれた気分だった。

右手にはあのナタが握られていた。何だか気味が悪くなった。

⏰:06/06/25 13:54 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#78 [まみ孑]
主サンのキャラがまみ孑わすきです。
主サンの文才にまみ孑わ憧れます。

⏰:06/06/25 13:57 📱:W41T 🆔:od6cc77s


#79 [正常]
>>78
いや、もう、照れます。
すごく嬉しいです。

⏰:06/06/25 15:09 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#80 [正常]
しかし、また廃工場に入って、ナタを置きに行くのは面倒である。というか、もうあの中には入りたくない。
僕はバッグからスポーツタオルを取り出した。それをナタに巻いて、バッグの中に入れた。

僕は自転車に乗り、猛スピードで自宅に直行した。

⏰:06/06/25 15:11 📱:SH901iS 🆔:m.L9672g


#81 [リキ]
やっぱこの小説おもしろぃです!!どんどん書いて下さい!!!!楽しみにしてます!

⏰:06/06/25 16:52 📱:SA700iS 🆔:3NKC9OBk


#82 [やぁこ]
このお話面白いです!最初から見てます!照れやな主とのギャップも最高です!
マジでぁんた天才!!ぁんたが大将!頑張って下さい!!!!

⏰:06/06/25 17:36 📱:SH901iS 🆔:jN3AyFts


#83 [リィ]
ウチもズット読んでますゥめッちぁ面白L1そして照れ屋さんな主がマヂナィスやンワラ 応援してるんで頑張ッてくださL1楽しみにしてます

⏰:06/06/25 17:47 📱:N901iS 🆔:imXjP44s


#84 [リキ]
早くッ!!早くッッッッッッッ!!!! (笑"お願いします(◎^ー゚)b

⏰:06/06/25 21:38 📱:SA700iS 🆔:3NKC9OBk


#85 [みー]
ぃっも読んでます☆主サンまぢスキッ♪♪

頑張って下さぃ(*>v<)応援してますッ(>ε<*)

⏰:06/06/25 22:28 📱:W41T 🆔:o5wUl0wE


#86 [正常]
皆様…本当に、本当にありがとうございます…。

涙が出てきました…あまりの嬉しさに…。

そんなことはいいから早く小説書けって感じですよね。ハイッ、スイマセンッ。

⏰:06/06/26 00:20 📱:SH901iS 🆔:SJeJ5xvI


#87 [正常]
その日の翌日。

学校の授業も終わり、僕は部室へと向かった。

昨日の件もあり、先輩と顔を合わせるのが気まずい。
「とりあえずあの先輩とは顔を合わさないようにしよう。」

そう独り言を言って、部室のドアを開けた。

部員は既に何人か来ていて、その中にあの先輩もいた。先輩は、他の先輩達と笑いながら話していた。昨日の先輩とは雰囲気が違っていた。

⏰:06/06/26 00:22 📱:SH901iS 🆔:SJeJ5xvI


#88 [正常]
ちなみに僕の所属する部活は卓球部である。

部員は部室で一旦準備し、必要な物だけ体育館に持って行き、部活を行う。

僕はなるべく早く準備し、体育館に行こうとした。しかし、後ろから誰かに呼び止められた。僕は声の主が誰だか分かったが、反射的に振り向いてしまった。

僕を呼び止めたのは、昨日廃工場にいた、あの先輩だった。

⏰:06/06/26 00:29 📱:SH901iS 🆔:SJeJ5xvI


#89 [正常]
「部活の練習、一緒にやらない?」

先輩が誘ってきた。

もちろん、後輩の僕には拒否権がなく、受け入れることしか道がない。

結局僕は、先輩と顔を合わせっぱなしになるという、一番望んでいない状況に陥った。

⏰:06/06/26 07:21 📱:SH901iS 🆔:SJeJ5xvI


#90 [オレ様]
授業よりこっちに集中してます(◎´∪`)ワラ

⏰:06/06/26 12:36 📱:P901iS 🆔:G16tPdsU


#91 [(・∀・)]
主ガンバれ!!!!楽しみにしとりますo(^-^)o

⏰:06/06/26 21:04 📱:W32SA 🆔:1kR2itiA


#92 [正常]
>>90
>>91

あ、あ、ありがとうございます。

嬉しいです。嬉しすぎて蒸発しそうです。てかもう下半身が蒸発してます。

更新がダラダラと遅いですが許してやって下さい。しかしなるべく早く更新するよう努めます。

⏰:06/06/27 00:36 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#93 [正常]
先輩との会話もなく、ただひたすらボールを打ち続けた。

気まずい空気が、僕に重くのしかかった。しかし時間が経つにつれ、その空気は薄くなり、身体が軽くなった。先輩と打っているのが楽しい、そう感じてきたのだ。

先輩と僕は部活が終了しても練習をやり続けた。

ボールの打球音だけが、体育館中に広がった。

⏰:06/06/27 00:37 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#94 [正常]
二人が部室に戻った時には他の部員は既に帰っていて、部室内には誰もいなかった。

僕と先輩は部室にあるパイプイスに座り、少し休憩することにした。

「わるいね。遅くまで練習を付き合わせちゃって。」
先輩が静かに口を開いた。
「いいえ、気にしないで下さい。」

部活中、あまり喋らなかったから、上手く声を出すのが難しかった。

「それに、楽しかったです。」

僕は付け加えるように言った。

⏰:06/06/27 22:33 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#95 [正常]
「俺も楽しかったよ。」

先輩が僕に微笑んだ。

僕は先輩の笑みを見て、少し顔が熱くなった。先輩から眼を逸らし、スポーツタオルで顔を覆う様にして汗を拭いた。


何だか少し嬉しい気持ちになった。

⏰:06/06/27 22:36 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#96 [正常]
「それはそうと、昨日のことは秘密にしといてほしい。」

先輩のその言葉が、僕の嬉しい気持ちを消した。

僕はタオルをそのまま顔に当てながら、昨日のことを鮮明に思い出した。

先輩は続けて言った。

「いや、別に話してもいいけどさ。どうせ誰も信じないと思うし。けど、変な噂が流れたりすると厄介なんだよ。」


『変な噂が流れると厄介』


先輩にとって昨日の出来事は、その程度に過ぎないらしい。僕は唖然とした。


「はぁ…まぁ…分かりました。」

元から人に話すつもりはなかったが、僕はタオルを顔から離し、返事をした。

⏰:06/06/27 22:41 📱:SH901iS 🆔:bVU5bniQ


#97 [正常]
先輩はパイプイスから立ち上がり、帰る支度を始めた。

僕は先輩に尋ねたいことがあった。しかし、これは尋ねてはいけないことだと思った。

先輩は支度を整え、帰ろうとする。

昨日と同じく、じゃあねと言って先輩はドアに手をかけた。

⏰:06/06/28 00:21 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#98 [正常]
僕は躊躇していたが、先輩を呼び止めた。

「…あの。」

先輩は立ち止まり、振り向く。

「昨日、先輩の手を切ろうとした、柊という男性は何者なんですか?」

僕は先輩に尋ねた。

先輩は少し黙したが、その質問に答えてくれた。

⏰:06/06/28 00:25 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#99 [正常]
「俺の先輩だよ。君がこの高校に入学する前、この部の部長を務めてたんだ。仲が良くて、柊さんが卒業した後も交際を続けていた。」

「そう…だったんですか。」

僕はそう言い、少し俯いた。

「でも、まさか俺の身体が目的だったとは。」

僕を笑わそうとしたのか、先輩はそんなことを言った。

⏰:06/06/28 00:28 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#100 [正常]
しかし僕は無視し、もう一つ先輩に尋ねた。

「もし、柊さんがまた手を狙ってきたら、どうします?」



『いつか絶対…手に入れる』

先輩が去った後、柊が発した言葉。その言葉が脳裏に浮かんだ。

⏰:06/06/28 00:32 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#101 [あお]
ぬしさんガンバって
おもしろいし。気になって一気に読んじゃった

⏰:06/06/28 01:02 📱:N902i 🆔:JjgN.dMY


#102 [かア]
主サンもこの小説もホント大スキですッ(◆b'v`d)+゜主サンのペースで,無理せず頑張ってさぃネ★☆

⏰:06/06/28 01:37 📱:W31K 🆔:14SCb2DY


#103 [正常]
>>101
>>102

恐縮です。とっても恐縮です。
皆様のご声援、本当に嬉しいです。
頑張って書き続けます。これからもご声援お願い致します。

⏰:06/06/28 21:05 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#104 [正常]
「さぁ、どうだろうね。」

先輩は僕から眼を離し、ドアを開けて部室から出た。そして、ドアを閉める時にもう一度僕を見て、こう言った。

「もしかしたら、右手も身体から切り離すかも。」

その時に見せた先輩の笑みは、冷たく無機質なものだった。

⏰:06/06/28 21:06 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#105 [正常]
以来、先輩と僕は急激に仲が良くなった。

部活は一緒に練習し、遅くまで部室に残って話すようにもなった。

前は先輩のことを、名前を付け加えて呼んでいた。けど親しくなってから、名前を付けずただ『先輩』と呼ぶようになった。

もちろんその理由は、最初に記した通りだ。

今思えば、この『異常』な出来事が『先輩』と関係を持つきっかけとなり、全ての『始まり』でもあった。

⏰:06/06/28 21:09 📱:SH901iS 🆔:XJjpwk1k


#106 [聖ナイト]
とても惹かれていく文章ですね〜!続きも楽しみに待っています♪

⏰:06/06/28 21:44 📱:W22SA 🆔:InuDkTtE


#107 [(・∀・)]
主ガンバッ☆☆☆愛しているから早く続きを書いておくれ(笑)

⏰:06/06/28 23:03 📱:W32SA 🆔:ExLfVcQM


#108 [まみーーーーい]
おひさですッ*゚    まあじドキドキ   楽しみにしてゆよお

⏰:06/06/28 23:21 📱:N901iS 🆔:e/YMOcwE


#109 [正常]
>>106
ご感想ありがとうございます。もっと惹かれるような小説にしていきたいと思います。

>>107
私も愛しています。少しネタ考え中なので、小説の更新は明日にさせて頂きます。本当に申し訳ありません。
>>108
ドキドキしてもらえて光栄です。期待に応えられるよう頑張ります。

⏰:06/06/29 20:14 📱:SH901iS 🆔:wWWGi3No


#110 [我輩は匿名である]
上げ

⏰:06/06/30 01:03 📱:D901i 🆔:vs9SDQ8o


#111 [正常]
【血】
「知らない子供から血をねだられた。」

部活が終わり、部室で先輩と二人でゆっくりしていたら、先輩がいきなり言い出した。

あまりにも唐突だったため「はぁ…。」 と、中途半端な返事をしてしまった。

⏰:06/06/30 19:33 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#112 [正常]
先輩がその事について詳しく説明してくれた。

「学校と自宅を行き来する時に、ある公園を見掛けるんだけど、昨日の下校途中、その公園内をたまたま見てみたら変わった少女が独りでブランコに乗っていたんでね。俺は公園付近にバイクを停めて、しばらくの間その少女を観察することにしたんだよ。」

それを聞いて僕は『はたから見れば変態ですよ』と、口にはしなかったが思った。

⏰:06/06/30 19:37 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#113 [正常]
先輩は話を続ける。

「そうしていると、その少女が俺に気付き、ブランコから降りて近付いて来た。そして彼女は俺にこう言ったのさ、
『血ぃ、ちょうだい』ってね。」

「それ…作り話ですか?」

僕は顔を引き攣りながら訊いてみた。

「作り話なら、もう少しマシな話を作るよ。」

先輩はニッコリと笑った。

⏰:06/06/30 19:40 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#114 [正常]
「…で、先輩はその子に血をあげたんですか?」

僕が尋ねると、先輩は顔を横に振った。

「いいや、断ったよ。さすがに初対面の人に血を分けてあげる程、お人好しではないんでね。」

「それでは、初対面じゃない人には血をあげるんですね?」

僕が尋ねると、先輩は顔を縦に頷き「もちろん。」と答えた。

⏰:06/06/30 20:10 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#115 [正常]
「だから…。」

先輩はそう言うと、リュックを持ってパイプイスから立ち上がり、部室のドアを開けた。

「もう初対面ではないその少女に会って、血を分けてあげようと思う。」

先輩はクルッと僕の方を向いて、微笑みながら言った。

「どう?一緒に来る?」


僕は真実を知るため、先輩の誘いにのった。

⏰:06/06/30 20:12 📱:SH901iS 🆔:csYLn/BY


#116 [し]
かなりぉもしろぃこの小説大好きです主さんのペースで頑張ってくださぃ

⏰:06/06/30 23:21 📱:N902i 🆔:u6..apuI


#117 [みんみんシ]
この小説ほんまオモロイ(シ0Д<`)-☆!!
主サン更新大変やと思うけど頑張って下さい(ノ∀`イ)
陰ながら応援してます(0`∨´0)~

⏰:06/07/01 23:56 📱:W41CA 🆔:bcGPldB6


#118 [すい]
すごくおもしろいです次どーなるのか、まじドキドキ主様のペースで最後まで頑張って下さい

⏰:06/07/02 03:59 📱:F902i 🆔:yAPi/t.k


#119 [正常]
>>116
>>117
>>118

恐縮です。本当に恐縮です。
更新、なるべく早く頑張ります。これからもよろしくお願いいたします。

⏰:06/07/02 12:36 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#120 [正常]
先輩は酷い。

僕はその公園の場所を知らない。

だから先輩の後を付いて行かなくてはならない。

しかし先輩はバイク。

僕は自転車。

しかも容赦なくバイクのスピードを上げて走る先輩。

それを必死に自転車で追う僕。

公園前に着いた時には、死ぬのではないかと思うくらい息をあげていた。

⏰:06/07/02 12:37 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#121 [正常]
「せ…先輩…ぼ、ぼ僕を…コロ…殺す気…ですね…。」

肩で呼吸しながら、やっとのことで出した言葉は自分でも何を言っているのか解らなかった。

「ごめん。面白くて、つい。」

バイクから降り、ヘルメットを外しながら平然と言う先輩を、心から殴りたいと思った。

⏰:06/07/02 13:09 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#122 [いかりんぐ]
おもしろいし読みやす。頑張って下さい。最後まで書き終えて下さいね。

ちと失礼

>>1-70
>>71-140
>>141-210
>>211-280
>>281-350
>>351-420
>>421-490
>>491-560
>>561-630
>>631-700
>>701-770
>>771-840
>>841-910
>>911-980
>>981-1000

⏰:06/07/02 14:34 📱:W31S 🆔:idXyNQ32


#123 [正常]
>>122

読みやすくするためにアンカーを付けて下さり、ありがとうございます。しかも1〜1000を調度良い間隔で付けて下さるとは…。嬉しい限りです。

⏰:06/07/02 19:34 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#124 [正常]
息もだいぶ落ち着いてきた僕は、公園に入ろうとする先輩の後を付いて行った。

公園内をしばらく歩くと先輩が足を止めて、指をある方向に差し、こう口にした。

「あの子が例の少女さ。」

僕は先輩の指差す方向にゆっくりと眼をやった。

⏰:06/07/02 19:35 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#125 [正常]
顔を俯きながら、錆びているブランコに乗っている小さな少女が、そこにいた。

腰くらいまである白い髪。模様も何も無い白いワンピース。透き通るような白い肌。

それらの白さは、薄暗い夕闇の中でより一層映えていた。

「あんなにも白い人、初めて見ました。」

僕は眼を丸くしながら先輩に言った。

「だから言っただろ。『変わってる少女』だって。」

先輩は僕の反応を面白がるように笑った。

⏰:06/07/02 20:01 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#126 [正常]
僕は最初、髪の色と肌の色から、この子は外国人だと思っていた。しかし、長くて白い髪から覗かせる少女の奇麗な顔立ちは、紛れも無く東洋系だった。

少女はブランコから降り、少しずつこちらに近付いてきた。

僕は何となく気味が悪くなり、少し後ずさる。

先輩はその子が来るのを待つかのように、じっと立っている。

少女が先輩の前まで来て、静かに立ち止まった。

⏰:06/07/02 21:29 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#127 [先輩]
近くから見ると、少女は実に小さかった。年齢は、おそらく9〜10歳くらい。先輩の腰位までしか身長がなく、ちょっと押したら壊れてしまうような体つきだった。

少女は先輩をじっと見つめ、こう言った。

「血ぃ、ちょうだい。」

その幼い声はとても小さく、とても切なく、それでいて、とても美しかった。

「うん、いいよ。」

先輩が優しい声で返事をした。

⏰:06/07/02 23:40 📱:SH901iS 🆔:XIo18nQg


#128 [正常]
僕はこの時、ある疑問が浮かび上がった。一体、先輩はどうやって少女に血をあげるのだろうか、と。

注射器で先輩の血を抜いて、少女にそれをあげるのだろうか。それとも、刃物で先輩の皮膚を切り、その切り口から出た血を、少女に舐めさせるのだろうか。

後者なら面白いのに、とか思いながら先輩の行動を窺った。

⏰:06/07/03 05:44 📱:SH901iS 🆔:n.xtjcQ6


#129 [みんみんシ]
あげますeイ
まぢ楽しいんで主サン書くの頑張って

⏰:06/07/04 16:50 📱:W41CA 🆔:0vHalfsY


#130 [いかりんぐ]
アンカーは自分がこの小説を読みたいからですよ。是非頑張って下さい。

⏰:06/07/04 17:47 📱:W31S 🆔:vcjRvxcI


#131 [正常]
>>129
>>130

ご声援ありがとうございます。皆さんがこの小説ともいえない小説を読んでくれていると思うと、胸が弾みます。今も胸が弾んでいて、大変騒がしいです。

僅かながら更新します。

⏰:06/07/04 22:30 📱:SH901iS 🆔:cok1t/fs


#132 [正常]
先輩はおもむろに上着の学生服を脱ぎ出した。ワイシャツ姿となった先輩はその場で立ち膝をし、目線を少女と同じ高さに合わせた。

少女は先輩との距離を徐々に狭め、白い両腕を先輩の首にそっと巻き付けた。

⏰:06/07/04 22:31 📱:SH901iS 🆔:cok1t/fs


#133 [正常]
ああ…、なるほど。

僕は呆れた。注射器や刃物などを使わずに、血を与える方法があったではないか。そして今、少女はその画期的な方法を行った。

少女は小さい口を開け、先輩の首筋に噛み付いたのだ。

⏰:06/07/04 22:36 📱:SH901iS 🆔:cok1t/fs


#134 [正常]
先輩は痛みを感じないのだろうか。少女に噛み付かれても、ピクリと動かない。

身を乗り出すように先輩に寄り掛かり、ひたすら首筋を噛み付く少女。

けど、彼女の顎の力で先輩の皮膚を噛みちぎり、出血させることが出来るのだろうか。

そんなことを考えていたが、どうやら要らん心配の様だ。

⏰:06/07/06 00:20 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


#135 [正常]
少女が先輩の首筋から口を離した時に、血液が滲み出ていた。意外と顎の力はあるらしい。

そして血液が滲み出ている傷口を、子猫がミルクを飲むかのようにペロペロと舐め始めたのだ。

⏰:06/07/06 00:23 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


#136 [ちゅん]
めっちゃ気になる  明日またきまぁす

⏰:06/07/06 01:23 📱:N902i 🆔:slIqj4TI


#137 [☆MIKU☆]
主様やばい     超続きが気になっちゃう今までにたくさん小説読んできたけれど、主様の小説プロ並みにおもしろい大ファンになりました

⏰:06/07/06 11:35 📱:N901iC 🆔:3Si7RkQQ


#138 [正常]
>>136
>>137

いや、あの、本当に嬉しいです。嬉しすぎて謝りたいです。スミマセン。
おかげでテンションがかなり高くなりました。遅くなりましたが、更新させて頂きます。

⏰:06/07/06 23:52 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


#139 [正常]
僕はその光景を見るのが恥ずかしく思えた。

何と言うか………卑猥だ。

けど、そう思っていても、その様子を観察する自分がいた。

⏰:06/07/06 23:52 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


#140 [正常]
少女はじれったくなってきたのだろうか、次第に『舐める』というより、傷口を口に含み『しゃぶりつく』ようになっていた。

しばらくして、少女に血液を吸われるがままに吸われていた先輩が口を開いた。

「あー、そうだ。言い忘れたことがあった。」

先輩の言葉に関心が無く、夢中に首筋を口にくわえる少女。

一方、僕は先輩の言葉に耳を傾けた。

⏰:06/07/06 23:57 📱:SH901iS 🆔:5ymzUJyA


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