きらきら
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#983 [○○&◆.x/9qDRof2]
「遅いようで早いなぁ。もう昼休みかぁ」
廊下を歩きながらそんなことを考える。死んでからは時間の進みがやけに遅く感じた。とりあえず教室に戻ろうと踵を返せば早くも廊下に生徒が溢れ出していた。
:22/10/20 09:09
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:nvDpRiyU
#984 [○○&◆.x/9qDRof2]
「あれ?」
ちょうどその時、教室を出て来たらしい人物を見付けた。.......孝だ。昼休みなのに弁当も持たず、購買とは反対の方向に歩いていく。一瞬だけ見えた顔は、何だか上の空を通り越して沈んだ表情が伺える。
:22/10/20 09:09
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:nvDpRiyU
#985 [○○&◆.x/9qDRof2]
「何してるんだろ、アイツ。非常階段の方に.......屋上に行くのかな」
そこまで呟いてハッと我に返る。
「馬鹿みたい。私、何を気にしてたんだろ。確かに面白いけど、アイツが元気ないと調子狂うんだよね、うん」
:22/10/20 09:10
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#986 [○○&◆.x/9qDRof2]
誰にも聞こえないはずなのに言い訳じみた事を呟いてみた。とにかくこのままでは気に入らないので、私は孝の後についていくことに決めた。
:22/10/20 09:10
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#987 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/20 09:10
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:nvDpRiyU
#988 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/20 09:10
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#989 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/20 09:10
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#990 [○○&◆.x/9qDRof2]
:22/10/20 09:11
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#991 [○○&◆.x/9qDRof2]
「嫌いだって、思ってた。いや、思い込んでた」
ほらね…
信じることが出来る。
「あの日の延長線…」
:22/10/20 09:21
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#992 [○○&◆.x/9qDRof2]
孝は一つ一つ言葉を落としていく。
きっと私の高鳴りは最高潮に違いない。
「格好悪いって躊躇っていたら、後戻りが出来なくなっていた」
…まただ。
またあれが来た。
気恥ずかしさが心を埋めていく。
一刻も早くここから去りたい衝動に駆られる。
少しずつ体が熱を帯びる。
:22/10/20 09:21
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