〜運命のヒト〜
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#851 [あ]
>>304-1000
>>600-1000
>>800-1000

⏰:07/08/25 00:37 📱:P903i 🆔:azJ./fKE


#852 [りく☆]
滝沢の訴えに、オレは思わず黙り込んでしまった。確かにオレは、全て独りで抱え込んでいたから…

そんな考え込んだオレをよそに、滝沢は話始めた。

『マンションの屋上にいたとき…一人の女の子が現れた。荒井優希だ


彼女の出現により、りくは自分を見失い、屋上から飛び降りようとしたんだ…』

⏰:07/08/25 00:55 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#853 [りく☆]
滝沢の言葉に、2人は完全に言葉を失っていた。そんな2人をよそに、滝沢はまだ話し続けた。

『それからだ……りくの様子がおかしくなったのは。それ以来、まるで昔に戻ったように、悩みを抱え込むようになった。
それからは、荒井優希の名前がでるたびに、りくの様子が変わるようになった。』

⏰:07/08/25 01:17 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#854 [りく☆]
『それでわかったんだよ。何故りくがオレを"ゆうき"と呼ばないのかが。

それに、りくが抱える過去の悩み"荒井優希"が絡んでいるように思えたんだ。
それで、彼女について少し調べたりした。いろんな人から情報をもらってな。

そして、りくと荒井優希が、昔、同じ町に住んでいたことがわかったんだ。




真実を知るため、オレはその町に行ってきた。それがオレが姿を眩ませた理由だ』

⏰:07/08/25 01:30 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#855 [りく☆]
一気に喋りきった滝沢は、一呼吸ついて口を閉じた。
オレは、滝沢が言った事を受け止めるのにしばらく時間が必要だった


…滝沢は、オレの故郷に行ったのか!?

『じゃぁ……お前がいなくなった理由ってのは、りくの過去を知りに行ったからって事か!?』

卓也の質問が沈黙を破る。

『あぁ…』

ゆっくりと滝沢が答える

⏰:07/08/25 01:50 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#856 [りく☆]
『こうでもしないと…りくは絶対にオレ達に悩み話したりはしない。
そしたら、りくはずっと独りで悩みを抱え込む事になる。そんな事になったら、いずれ限界がくるだろ……てかもぉすでに限界きてるじゃぁねぇか!!

興味本位で行ったわけじゃねぇ』

熱くなりながら滝沢が言った。その姿は、今までと変わりなく、いつもオレ達を心配してくれる優しい滝沢の姿だった

⏰:07/08/25 02:00 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#857 [りく☆]
今日ここまでです

短い更新ですが、感想を頂けたら嬉しいです


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/
感想板です

⏰:07/08/25 02:07 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#858 [、]
>>586-1000

⏰:07/08/25 08:40 📱:P903i 🆔:azJ./fKE


#859 [あや]
まぢ大ファンです
この小説 他のヨリ一番好きなンで(ノν'艸))
更新 頑張って下さLI
楽しみにしてます

⏰:07/08/26 00:33 📱:P703i 🆔:6.j88qOc


#860 [りく☆]
>>あやさん

大ファンなんて言ってもらえて、むっちゃ嬉しいです期待にこたえられるように頑張るので、どうか読んでください

⏰:07/08/26 00:44 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#861 [りく☆]
…滝沢は、オレの過去をどこまで知ったんだ!?

滝沢の優しい気持ちはとても嬉しかったが、素朴な疑問が浮かんだ。軽くだったらまだ大丈夫だが……もし深く、奥まで知られていたら……そぉ考えると、滝沢の行動が逆に怖く感じられる。
オレの気持ちは、とても複雑に絡み合って、整理できずにいた。

⏰:07/08/26 00:54 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#862 [りく☆]
…どこまで知ったんだ!?

…オレが虐待にあっていたこと!?

…オレと優希が一緒に暮らしてたことまで!?

…オレと優希の仲!?

…"あの事件"があったこと!?





…"あの事件"の真相!?

⏰:07/08/26 00:59 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#863 [りく☆]
何も語らない滝沢が、オレにとっては怖かった。運転席に黙って座る彼の口から、どんな真実が語られるのか……そんな現状に脅えていた。
卓也と祥子は、滝沢の話を一気には理解できず、ゆっくり確認しているような様子だった。

そのせいで、車内は異様な空気に包まれている……それぞれが醸し出す緊張感が、車内を緊迫させていた

⏰:07/08/26 01:05 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#864 [りく☆]
『勇貴……お前の言いたい事は何となくだがわかったよ。確かに、りくの様子も最近おかしかったし。

それに今回のお前の行動も理解はできた

それで……お前は何を知ったんだ!?』

緊迫した空気の中、黙り込む滝沢に卓也が尋ねた。オレが最も気にかけていた真相を……

⏰:07/08/26 01:10 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#865 [りく☆]
『何を知ったか……。』

そう呟いた滝沢は、突然ハンドルを握りしめ、車を走らせた。
暗闇に染まった景色から、ここが何処であるか、どこに向かっているかが理解できない。
ただ車は暗闇を走り抜ける。

『何日も滞在していたが、オレが知ることのできた情報は少なかった。』

そんな滝沢の言葉に、オレは少しだが緊張が抜けた

⏰:07/08/26 01:17 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#866 [りく☆]
『ただ……
全く何も分からなかった訳じゃない。



小学生時代……りくと荒井優希は同じ町、そして同じ家に住んでいた。』


  !!!!!!!!!!!!!!

…何で知ってるんだ!?

滝沢の言葉に、卓也と祥子は固まった。驚きを通り越した反応だろう。オレも同様に固まっていた……そこまで過去を知られたことに驚きを隠せない。

⏰:07/08/26 01:26 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#867 [りく☆]
滝沢は、そんなオレ達を気にすることなく、話を続ける


『りくの父親と荒井優希の母親がいて、4人で暮らしていたそうだ。


"昔は"りくと荒井優希は、かなり仲がよかったらしい。聞いた人の話では……恋人みたいだったってさ。

しかし、ある日……4人ででかけた旅行先で事故があったそうだ。
その事故とは……りくの父親の転落事故。不運にも足を滑らしたらしい。

そして、その事故以来、2はバラバラになってしまった』

⏰:07/08/26 01:35 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#868 [りく☆]
『オレがわかったのはここまでだ。

何故りくは事故以来変わってしまったのか……オレが話を聞いた人も不思議がっていた。

確かに、父親が事故死したことは悲しいが……
何故、荒井優希との関係もなくなってしまったのか……

それが唯一残った大きな疑問……


実際、今もりくは、荒井優希を裂けている。

その疑問こそが、りくの悩みの元凶だろうとオレは思うんだ。


これは……りく以外にはわからない』

⏰:07/08/26 01:43 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#869 [りく☆]
滝沢は、自分が聞いてきたこと全てを話たのか……もぉこれ以上話すことはないという顔をしている。


そんな滝沢の話に、卓也と祥子は、もはや驚きだけでは表せれない表情をしていた。
無理もない……


オレが今まで決して語ることのなかった過去を、滝沢が一気に話したのだから。

冷静になってる方が無理だ

⏰:07/08/26 01:48 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#870 [りく☆]
オレは、自分の感情のコントロールに戸惑っていた。

…怒り!?

…悲しみ!?

…苦しみ!?

いろんな感情があるが、果たしてオレは今どの感情があてはまるのか……わからない。

ただ……知られたくなかった過去を

オレは知られてしまった


そんな想いからくる胸の痛みは……苦しみだろう

⏰:07/08/26 01:54 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#871 [りく☆]
『りく……ゴメンな

悪く思うなよ。』

聞こえるかわからないような声で、突然滝沢が呟いた。

『本当は黙っていたほうがいいとも思ったんだ。

だけど……それじゃお前は何も変わらない。ずっと独りで悩みを抱え込むから……

苦しみから抜けられない。
孤独から解放されない。

そんな気がしたんだ。
だから……喋るしかないと思った。最低なやり方だけど……少しでもお前の力になりたかったんだ


これ以上お前が苦しむのを黙って見てられなかったんだ!!』

瞳を少し輝かせながらの滝沢からの訴えだった

⏰:07/08/26 02:04 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#872 [りく☆]
『サンキュー』

放心状態なオレの口から出た言葉。

…本当に感謝してるのか!?
わからなかった。けど、滝沢の想いが、嬉しかったのは事実である。


"キキッー-"


突然車が止まった……辺りは見慣れた景色であった。

見慣れているのも無理もない。そこは、オレの家の前だった。

⏰:07/08/26 02:09 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#873 [りく☆]
『りく……

酷なことを言ったかもしれない。

お前がオレをどう思ったがわからないが……オレはいつでもお前の味方だから。例え過去にどんな事があろうとも……

そして、オレ達はお前の親友だ。お前がどう思おうと、オレ達気持ちは変わらない。


だからこそ、お前が抱える悩みを打ち明けて欲しい。
お前の力になりたいから……』

滝沢はそう言い、オレを無理矢理車から降ろした。

『2日間話すかどうかゆっくり考えてくれ。

もしオレ達に打ち明かしてくれるのなら、2日間以内に学校に来い。

嫌なら、2日以上休め。その時は、オレ達はこの話を全て忘れるから…』

⏰:07/08/26 02:20 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#874 [りく☆]
そう言い残して、滝沢の車は暗闇に消えていった。

車のライトだけがうっすら見えている。



『オレは……どうしたらいいんだ!?』

自分がわからなかった。思考能力も今はまったくない。ただこの言葉だけがでてくる

…どうしたらいいんだ!?

オレを包みこむ暗闇も

空にうかぶ三日月も

雲も

この疑問に答えてはくれない

⏰:07/08/26 02:25 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#875 [りく☆]
感想板ですよかったら感想ください
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/

自分にとって何より励みになるので

⏰:07/08/26 02:34 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#876 [我輩は匿名である]
気になる//
続き楽しみにしてます☆

⏰:07/08/26 16:27 📱:PC 🆔:Ez1ZPt5E


#877 [あや]
更新楽しみにしてるンで
頑張ってさい(*ノ∀`)ノ"

⏰:07/08/28 18:01 📱:P703i 🆔:ZwsOXJMA


#878 [りく☆]
>>877 あみさん

いつもありがとうございます
更新遅れてすいません今日少しですが更新しますので、どうか読んでください

⏰:07/08/28 23:51 📱:SH903i 🆔:DC7OpjhE


#879 [りく☆]
>>878

あやさんすいません名前を書き間違えてしまうなんて……申し訳ないです

⏰:07/08/28 23:53 📱:SH903i 🆔:DC7OpjhE


#880 [あや]
全然 大丈夫ですよ

頑張ってさい('艸'‐★゚かなり楽しみです

⏰:07/08/29 21:55 📱:P703i 🆔:FKiP2HM2


#881 [りく☆]
 



『……だめだ。』

勢いよく布団から起き上がり、オレは頭をかかえていた。最近、眠れない日々が続いている。

部屋の奥にある、ベランダに通じる窓に、くっつけるように置かれたベットにオレは寝ている。
部屋には、隅に置かれたベットと、ソファー、木製のアンティークなテーブルと棚がある。必要最低限の物しか部屋には置かれていない。

⏰:07/08/30 00:49 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#882 [りく☆]
8畳もの広さのある部屋に、そのような物が置かれている。そんな部屋を眠れないオレは、ただ眺めていた。

月明かりに照らされた真っ白な部屋の壁には、オレの影が写っている。

眠れもしないのに、ベットにいるのが嫌になり、たまらずベランダにいった。

⏰:07/08/30 00:54 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#883 [りく☆]
ゆっくりと口元に煙草を運び、火をつけた。ベランダに座りながら、静かに一服する。

『チロ……起こしたか?』

気がつけば、オレの横にはチロが座っていた。煙草を吸っているときは、あまり近寄ってこないチロが。
オレは、煙草をもっていない手で、優しくチロを撫でる。

⏰:07/08/30 00:59 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#884 [りく☆]
チロは、気持ち良さそうな表情で、また眠りに落ちそうになっていた。そんなチロをみると、心が和む……相変わらずオレの心理状態は、不安定だった。
チロが精神安定剤だなんて言い方をしても、それは決して大袈裟ではなく、事実であった。そう言いきれるのは、チロを飼い始めてから、チロなしで寝れた日一度もはないからだ。

しかし最近では、チロがいても、なかなか寝付けないでいる。

⏰:07/08/30 01:06 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#885 [りく☆]
滝沢がオレの過去を話した。

そしてオレは、過去を打ち明けるかどうかを、考える時間を与えられた。

その現実が……オレを苦しめ、なかなか睡眠を許してくれない。

滝沢の言葉通り、オレは過去を話すかどうか、しっかり考えた。しかし、それはオレ一人で決めていいことなのか……そもそも人に話せることなのか……
様々な障害が立ちはだかる

⏰:07/08/30 01:11 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#886 [りく☆]
煙草の灰を落とし、また口元へと煙草をもっていく。できるだけチロに煙りがいかないように、口から煙りをだす。
その動作が終わると、オレは再び悩み混んでしまう。"過去"について


『もぉ……悩んだって無駄なのにな』

そんな愚痴をこぼしながら、灰皿に煙草を押し付ける。

もぉ……悩んだってむだ

ときの流れが結論をくだした。


あの日から一週間たっている

⏰:07/08/30 01:18 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#887 [りく☆]
滝沢がオレに与えた期間は"2日間"……それ以上休んだオレは、過去を語らないと彼等に伝えることになる。
過去を語りなくなかった訳ではない……しかし、語ろうという決心もついてない。
オレはずっと悩み続けていたのだ。その結果、一週間という時間がたった。
何も結論をだせないまま……

⏰:07/08/30 01:37 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#888 [りく☆]
…結局オレは、滝沢を裏切ってしまったのか!?

…あんなにオレのために必死になってくれた滝沢を


そう思うと、胸が苦しくなる。申し訳ない気持ちでいっぱいだった……

『チロ……中で寝るか』

眠りに落ちそうなチロを抱き抱えて、オレは部屋のベットに横になった

⏰:07/08/30 01:47 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#889 [あや]
見ました
頑張ってください☆ミ

⏰:07/08/30 13:52 📱:P703i 🆔:yYov07es


#890 [りく☆]
>>889 あやさん

いつもありがとうございます少しですが更新します

⏰:07/08/31 00:30 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#891 [りく☆]
 



『まぶしい……』

窓から降り注ぐ太陽の光りが、オレの顔を照らしつける。その眩しさに、オレは毎日目を覚ますのだ。
あれから結局オレは、チロと一緒に寝ていたのだろう。隣には、まだ気持ち良さそうにチロが寝ている。

オレの目覚めはよかった。久しぶりに、夢……昔の記憶をみなかったからだ。

⏰:07/08/31 00:37 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#892 [りく☆]
ベットから降りると、オレはいつものように着替えをすまし、チロの朝飯を用事する。
未だに学校に行く気はない……制服ではなく、部屋着にきがえている。

オレがキッチンで準備をしていると、いつの間にか起きたチロが、ゆっくりとオレに近づいてくる。そして、チロにミルクをあげるのがオレの日課だ。

⏰:07/08/31 00:45 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#893 [りく☆]
『おはようチロ』

ゆっくりとミルクを飲むチロの頭を撫でながら語りかける。ここのところ、人を避けているため、チロとの一方的な会話しかしていない。食事もちゃんととれていない状態だ。
完全に昔に戻ってしまっている………深山での事故があってすぐの昔のオレに

⏰:07/08/31 00:51 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#894 [りく☆]
"ドンッ…ドンッ"

『誰だ!?』

だれかが……ドアをノックした。

…インターフォン押せよ

何て思いながら、ゆっくりと玄関へと向かった。チロは、食事を中断し、部屋のすみに隠れていた。どうやらチロも人との接触が嫌いらしい

⏰:07/08/31 00:56 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#895 [りく☆]
『いないのかー!?』

玄関のドアの向こうから、聞き慣れない声がする。

…だれだ!?

てっきり知り合いが訪問しにきたかと思っていたため、驚きを隠せない。
しかし、知り合いでなかったことに、若干安心していた。滝沢だったりしたら…会わせる顔がないからだ

"ドンッ…ドンッ…ドンッ"

ドアを叩く音が強くなる

⏰:07/08/31 01:01 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#896 [りく☆]
…だからインターフォン押せよ!!

若干苛立ちながらも、玄関にたどり着いた。恐る恐る玄関のドアを、チェーンはしたまま少し開けた。


『何ですか?』

わずかな隙間から、突然の訪問者に問いかけた。

…誰だ?

隙間から見えるのは、男性で、まったく見覚えがない顔だった。

⏰:07/08/31 01:06 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#897 [りく☆]
身長は少し高めの男性で、日に焼けた顔は、整ったきれいな顔だった。ただ……服装は、少し汚れたネイビーのとび職の仕事着を着ている。誰が見ても大工関係の人とわかる格好だ。

…とびが何でオレに!?

『おっ……やっと出てきたか♪』

オレの疑問をよそに、男性はオレに語りかける。

『久しぶりだな〜

とりあえず入れてくれよ!!』

⏰:07/08/31 01:14 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#898 [りく☆]
あまりの強引さに、オレは渋々家に男性を入れた。まるで我が家に帰ったかのように、男性はソファーでくつろぎ始めた。


『いやぁ〜途中迷子になってよ、結構あるいたべ。やっぱ慣れない土地は迷うな♪』

意気揚々に男性は喋りだす。あまりの図々しさに、オレは戸惑っていた。


『オレに何か!?』

とりあえず疑問をぶつけた。まずはこの疑問を解決しないと話にならない

⏰:07/08/31 01:21 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#899 [りく☆]
『何かって……久しぶりの再開だろ!?もっと喜べよ♪』

笑いながらオレに言う。

…久しぶりの再開!?

その言葉に驚きを隠せない。オレはこの男性といつあったのか?とび職の人と関係なんてないはずなのに……

戸惑うオレを見た男性は、呆れたようにため息をついた。

『もぉ忘れたのか!?まぁ……昔と大分変わったが、それでもわかるだろ!?』

⏰:07/08/31 01:26 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#900 [りく☆]
相変わらずオレは、首を傾げていた。

…昔の知り合いなのか?

…とび職の知り合いなんていたっけ?


疑問は深まるばかりだった。男性をじっと見つめながら、しばらく考え込んでいた。そんなオレを見兼ねたのか、男性が口を開く

⏰:07/08/31 01:29 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


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