〜運命のヒト〜
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#586 [りく☆]
それはまだ優希が好きだということを意味しているのか?この男性に優希をとられる……そんな錯覚に陥っていたのか?

オレはその答えに辿り着けずにいた。



理由はどうであれオレと優希はもぉ"無関係"なのだ。


ふとその事実に気がついたとき……オレはどこと無く寂しさを覚えた。

⏰:07/06/19 01:14 📱:SH903i 🆔:ZVpUDzLc


#587 [りく☆]
 


?『……大丈夫?』


!!!!!!!!!


オレがあまりにも長く黙って考え込んでいたため、男性がオレを心配そうに見つめていた。その瞳は偽りのない純粋なものだった。


オレ『あっ……すいません。考え事してて』

オレはとっさに言葉を出した

⏰:07/06/19 01:22 📱:SH903i 🆔:ZVpUDzLc


#588 [りく☆]
?『なら僕が言ったことも聞いてないね♪』

その言い方に怒ったような気配はなく、笑いかけるようにオレに言った。


オレ『すいません…』

?『大丈夫♪僕が捜してる"荒井優希"って女の子もよくそんな事があったから、慣れてるんだよ。』

⏰:07/06/20 00:48 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#589 [りく☆]
 

この男性と

優希との関係は


少し深いように思えた。

⏰:07/06/20 00:49 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#590 [りく☆]
そぉ思ったとき


オレは男性に少しだけ……嫉妬していた。


?『君にお願いがあるんだ』


突然男性が話を切り出した。おそらく先程オレが放心状態のときに言った台詞だろう

⏰:07/06/20 00:53 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#591 [りく☆]
オレ『何ですか?』

男性は身嗜みを整え始めた。さりげない仕草に品がある。


?『その女の子を連れて来てくれないかい?』



オレ『っえ!?!?!?』

オレは思わず大声を上げた

…連れて来いって?

…オレが?

⏰:07/06/20 00:57 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#592 [りく☆]
話かける事さえ困難なオレに、そんな事できる見込みがなかった。


オレ『あっ……オレがですか?』


…オレ以外だれがいるんだよ!


心の中で自分にツッコミんだ。気が動転しているオレにはそんな言葉しかでてこないらしい。


?『そうだよ。駄目かな?』

穏やかな表情でオレの返事を待っている

⏰:07/06/20 01:02 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#593 [りく☆]
オレ『あ……ぃゃ……』


言葉が


何処を探しても全く出てこない


…やばい



?『もしかして仲良くないのかな?それとも彼女が嫌い?』


しどろもどろなオレをゆっくり誘導するかのように、男性が尋ねる

⏰:07/06/20 01:13 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#594 [りく☆]
仲良いわけでもなく

ましてや嫌いでもない


…どうしよう


"プルルルルルル"


?『あっ!僕の携帯だ……ちょっとゴメンね』


そう言い残して男性は携帯を取り出した

⏰:07/06/20 01:17 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#595 [りく☆]
 



…助かったぁ

オレはひとまず安堵のため息をつく。

優希を連れてくる……そんな事オレには無理な注文だ。

オレは今すぐここから逃げ去りたかった

⏰:07/06/20 01:19 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#596 [りく☆]
?『待たせてゴメンね』

電話を終えた男性が戻ってきた。

何か急用ができたのだろうか……

男性は先程の落ち着きはなく、ひどく慌てている。


?『ゴメンね急用ができちゃって………また会えるかな?』

オレ『…多分』

?『その時またこの話の続きをしよう』

⏰:07/06/20 01:25 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#597 [りく☆]
そう言って

男性は車に駆け込み去って行った。



オレ『何だあの人?』


オレは結局なにもわからないまま男性と別れてしまった

⏰:07/06/20 01:27 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#598 [りく☆]
 


!!!

オレ『何だ?』

男性が走り去った道しるべに何か落ちている。


…カード入れ?


オレは手に取ってそれを見た。折りたたみの財布のような形をしたカード入れだった。

中には名刺や見たことないようなカードがぎっしり詰まっている

⏰:07/06/20 01:32 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#599 [りく☆]
 

…名前くらい知りたいな

そんな好奇心から、オレは名刺を取り出した。


"ヒラッ"


名刺と一緒に何かが出てきて、地面に落ちていった。

オレ『何だ?』


オレは落ちていった物に視線を移す


!!!!!!!!!!


オレ『っえぇぇ!!!』


オレの叫び声が響く

⏰:07/06/20 01:38 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#600 [りく☆]
それは



あの男性と

優希の


2ショット写真だった


その写真には、二人がまるでカップルのように写しだされている。



オレは慌てて写真を拾いあげた

⏰:07/06/20 01:41 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#601 [りく☆]
…落ち着け…

オレは自分に言い聞かせた

たかが二人の写真があっただけでカップルと"勘違い"するなんて………


気にしすぎだ。


…誰でも写真は撮る


オレは早く冷静な自分を取り戻そうと言い聞かせていた

⏰:07/06/20 01:44 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#602 [りく☆]
お互いが顔を寄せ合って写っている…

笑顔で…


偽りのない


笑顔で…


2人とも幸せそうな顔だ。写真を見ているだけでそれが伝わってくる。

⏰:07/06/20 01:49 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#603 [りく☆]
!!ププーッ!!



車のクラクションが公園に鳴り響いた。

?『そこにカード入れおちてなかったかい?』

男性が慌てた顔でオレに叫んできた

⏰:07/06/20 01:51 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#604 [りく☆]
オレは放心状態のまま車に駆け寄った。


右手にカード入れ

左手に写真をもって

⏰:07/06/20 01:52 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#605 [りく☆]
?『拾っててくれたのかい……ありがとう。』


男性は微笑みながら窓から手を伸ばしてきた。


オレは、まずカード入れを手に乗せ、その上に写真を置いた。


わざと…

⏰:07/06/20 01:55 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#606 [りく☆]
オレ『落ちてましたよ』


何事もなかったかのようにオレは言った……が、どこかしら言い方にトゲがあった。


?『ははっ……写真みたのか。勝手に中を見たらいけないよ♪』


笑いながらオレに言う

⏰:07/06/20 01:57 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#607 [りく☆]
オレはしばらく黙って見つめていた…


何か答えを与えてくれる気がしたのだ


知りたくない事実かもしれないが



気になる

⏰:07/06/20 01:59 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#608 [りく☆]
?『拾ってくれてありがとう』


男性はそう言うと窓を閉めようとした。


オレ『あのっ!』


閉まりかけの窓に手を置き叫んだ


?『何だい?』


…聞くしかない


オレ『2人はどんな関係で?』


笑った…

男性はオレを見て悪気のないように笑った。

それは幸せの微笑みなのか?

愛想笑いなのか?


男性はゆっくり口を開く


?『ただの"カップル"さ』

⏰:07/06/20 02:04 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#609 [りく☆]
今日はここで終わりにします

感想ありましたら

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/

にお願いします

⏰:07/06/20 02:18 📱:SH903i 🆔:YKRvc0uE


#610 [りく☆]
 




空は暗くなり、少しずつ星が顔をだそうとしていた。

あれから何時間たっただろうか……


オレはずっと公園のベンチに座り、考え込んでいた。

⏰:07/06/21 00:48 📱:SH903i 🆔:R0KFk1Fc


#611 [りく☆]
…優希の彼氏?


…あの男性が?



信じたくないことだが……実際に彼の口から証明された事実だ


オレには、もぉ関係ないことかもしれないが


気になる

⏰:07/06/21 00:51 📱:SH903i 🆔:R0KFk1Fc


#612 [りく☆]
優希に彼氏がいた…


その事実がオレに大きなショックをもたらした。
もぉオレには関係ないはずなのだが……


ただ


悲しみは涙となって流れていく


流しても


流しても…


悲しみはなくならない

⏰:07/06/21 00:55 📱:SH903i 🆔:R0KFk1Fc


#613 [りく☆]
…オレだって結衣と付き合っていた。


そう思うと迂闊に優希を攻められずにいた


…攻める?


…結衣と付き合っていたことは間違っていたのか?

…そんな事はない!

もはや自分が何を考えるべきかさえ、わからなくなっていた

⏰:07/06/22 00:39 📱:SH903i 🆔:7vnzM6Yg


#614 [りく☆]
この現状をどうしたいのか…
過去をどう受け入れたらいいのか…

簡単そうで難しい問題だ。答えが容易にでてこないのだ…。


オレ『オレはどぉしたらぃぃんだ…』


誰もいない公園で独り呟いた……夜風は何も答えてはくれない

⏰:07/06/22 00:43 📱:SH903i 🆔:7vnzM6Yg


#615 [りく☆]
 


美里『りく!!』


気がつけば目の前に美里が立っている。慌てた様子で、まるで何か大事な用に急かされているかのように思えた。


オレ『どうした?』


放心状態のオレが口を開く

今のオレは何も理解しようとさえしていなかった。ただ何事もなく時が進めばいい……そんな事を考えていた。

⏰:07/06/22 00:54 📱:SH903i 🆔:7vnzM6Yg


#616 [にゃん]
あげっ

⏰:07/06/26 18:46 📱:SH902i 🆔:bTNzHANU


#617 [にゃん]
あげぃ

⏰:07/06/28 10:36 📱:SH902i 🆔:GbFBQPEk


#618 [拓モ]
ぁげ

⏰:07/06/28 20:53 📱:SH703i 🆔:Ezj1D5Pw


#619 [りく☆]
ありがとうございます

今日からまた更新しますんで読んで下さい

⏰:07/06/30 00:00 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#620 [りく☆]
 


美里『"どうした?"じゃぁないよ!
携帯に電話してもつながらないし…家にもいないから

捜してもいないし

心配したんだよ!』


息を切らしながら、オレにむかって叫んでいた。よほどオレを捜してくれたんだろう…

…なんで?


オレを捜す理由が何故あるのだ?

⏰:07/06/30 00:08 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#621 [りく☆]
美里『卓也に頼まれたの…』

オレの頭の中の疑問を見破ったかのように美里が言った。

オレ『卓也が?』


美里『詳しい理由は知らないよ。……ただ大至急捜してくれって頼まれてさ。
何か心あたりある?』


オレ『あっ……!!!!』

…そうだ……

…滝沢を捜さなきゃ

⏰:07/06/30 00:14 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#622 [りく☆]
忘れてたいた……

あまりにも急にショックな出来事があったもんで、肝心な事を忘れてた……


美里『何かあったの?』

心配そうに美里がオレの顔をのぞく。


いろいろありすぎて何から言ったらいいのか……滝沢の事は話してはいけない気がしてきた。

オレ『後で話す!』


そう言って慌てて携帯を手に取ろうとした

⏰:07/06/30 00:19 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#623 [りく☆]
 

"ヒラリッ"

携帯をとるのと同時に、1枚の小さな紙切れが落ちてきた。
それを美里が渋々拾う。世話のやける子供をもった親のように…


美里『この名刺……だれ?』


………名刺?


!!!!!!!!!


あの男性のだ!!

⏰:07/06/30 00:23 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#624 [りく☆]
また思い出したくない記憶が頭を駆け巡る。

あの時の男性の言葉が、一言一言鮮明に頭の中に聞こえてくるようだった。


オレ『それは…………』




思わす言葉が止まる

⏰:07/06/30 00:26 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#625 [りく☆]
話したくない…

その一心だった。

話したら全て事実であったと認めなければならない気がした。


オレ『とりあえず卓也捜してくる』


オレは美里から名刺を取り上げ、独りで歩き始めた。

⏰:07/06/30 00:29 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#626 [りく☆]
美里『……りく!』


歩き去ろうとしたオレを、美里が突然呼び止めた。


オレ『なんだ?』


美里『何かあったの?』


オレ『滝沢の事は後で話す……』

美里『違う!!


りくに何かあったの?』



美里はただオレを見つめていた

⏰:07/06/30 08:11 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#627 [りく☆]
何か?

いろいろありすぎた…!
こんな事美里にいいたくなかった。


しかし、彼女は優希と男性の関係を知ってるのではないのか?優希と仲のいい彼女なら…………



??????


あれ?

⏰:07/06/30 08:15 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#628 [りく☆]
おかしい……


オレが今こんなにもショックを受けているのには2つの理由が存在する

1つは当然優希と男性の関係……

もう1つは……"優希がまだオレの事を好きだ"という情報が嘘だった。ありえない事だとはわかっていたが、すくない希望をオレはもっていたのだ。その希望を絶望に変えられたこと。


そして……優希がオレの事をまだ好きだなんて情報を与えたのは…美里だ!

⏰:07/06/30 08:26 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#629 [りく☆]
その情報と


今日あった出来事は


明らかに矛盾している。





そして


彼女を

優希をよく知る美里がこんな矛盾したことを言うなんてありえない。

⏰:07/06/30 08:31 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#630 [りく☆]
だったら"あの日の夜"美里が話したことは何だったんだ?


嘘だったのか?

⏰:07/06/30 08:33 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#631 [りく☆]
なんで……

なんのために……


何故あんな嘘をいったんだ…
何故

あの日

あの夜

あんな事までして


こんな嘘を言う必要があったんだ

⏰:07/06/30 12:32 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#632 [りく☆]
美里『……りく?』


下を向くオレの顔を覗き込むように、美里がオレに言う



オレ『嘘だったのか…』


微かな声でオレは呟いた。

⏰:07/06/30 12:38 📱:SH903i 🆔:jTw8rarQ


#633 [りく☆]
美里『……え?』


美里は何も理解できていない顔をオレに見せた。

…その顔も嘘だろ

そんな言葉が頭を過ぎる。もはやオレは美里を完全に信じられなくなってしまっていた。

むしろ彼女に対して怒りをおぼえてきた。


あんな嘘を言った彼女に…

⏰:07/07/01 00:44 📱:SH903i 🆔:OeLeJb4s


#634 [りく☆]
 


!!!!!!


誰かに呼ばれた気がして振り返ってみた。


卓也『…りくっ!!』

そこには、息を荒らし、額から流れる汗を拭いながら立っている卓也の姿があった。

卓也『ったく……何やってんだよ。連絡してもシカトだし』

オレ『悪ぃ…』

よほど心配してくれていたのだろう。卓也は疲れ果てていた。

⏰:07/07/01 01:09 📱:SH903i 🆔:OeLeJb4s


#635 [りく☆]
卓也『何処捜してもいない……』

オレ『…ゴメン』

卓也『お前じゃなくて勇貴の事』

オレ『あっ………滝沢の事。

あいつ大丈夫かな?』

卓也『わからん。

……だいたい何であんな事やってんだあいつは』

理由はおそらく祥子との事が原因だろう

⏰:07/07/01 01:18 📱:SH903i 🆔:OeLeJb4s


#636 [拓モ]
ぁげっ
これからも頑張って

⏰:07/07/06 23:04 📱:SH703i 🆔:23VVu2Xk


#637 [あカ(*゚゚)]
ガむばッて下さいね姻シ
上げときます(*`-3.)Pメ

⏰:07/07/07 01:27 📱:W43K 🆔:mhiAuPW2


#638 [りく☆]
しばらくの間更新できていなくてすいませんせっかく読んで頂いているのに本当に申し訳ありません

中断する気はありませんが、もぉしばらく更新が遅れると思います
自分勝手な都合で遅れてしまいすいません

感想・指摘がありましたらドン 書いてください
今後の参考にしたいと思います

⏰:07/07/12 00:39 📱:SH903i 🆔:Pb236ewA


#639 [我輩は匿名である]
頑張ってくださいツ

⏰:07/07/12 00:55 📱:W51K 🆔:.dC8XJRg


#640 [まな]
>>285-400
>>400-500
>>500-600

⏰:07/07/12 02:14 📱:D902iS 🆔:hwbXd98I


#641 [りく☆]
卓也『てか、お前ここで何やってんだ?』

疲れ果てた体を公園のベンチに預けて、卓也は尋ねてきた。

美里『私も今その事を聞いていたの!』

卓也の疑問に美里ものってきた。

…何があったとか

…何をやっていたとか

…言えない

…言えるはずがない

⏰:07/07/15 18:12 📱:SH903i 🆔:/rw449ZA


#642 [りく☆]
オレ『別に……何も…』

聞こえるかどうかもわからないような微かな声を出した。
未だにオレは何も考えられず、放心状態のままだった。

卓也『"その顔"が何もなかったようなヤツの顔か!』

完全にオレの心は見透かされていた…。

⏰:07/07/15 18:14 📱:SH903i 🆔:/rw449ZA


#643 [りく☆]
美里『りく……どうしたの?何があったの?』


…どうした…だと?


少しずつ押さえていた感情が湧き出てくるのがわかる


…お前の嘘に

…オレはどれだけ苦しめられたか

美里に対する怒りの感情が

押さえきれなくなっていた。

⏰:07/07/15 18:15 📱:SH903i 🆔:/rw449ZA


#644 [りく☆]
美里『ねぇ…り』

オレ『うるせぇ!!!!!!!!!』

美里の言葉を掻き消すように、オレは声を張り上げた。そんなオレに卓也は、ただ…驚いていた。


オレ『お前の……お前の嘘にオレがどれだけ苦しめられたかわかるか!?!?!?

あんな事までしてオレを信じさせて………有り得な事とはわかっていたけど

オレは少しだけ希望をもったのに……』

卓也『りく……!?!?』

辺りは何ともいえない空気に包まれていた。


美里は何も理解できていないような顔で、呆然と立ったまま

卓也はただ驚いていた。

⏰:07/07/15 18:17 📱:SH903i 🆔:/rw449ZA


#645 [りく☆]
もはやオレは自分の感情をコントロールできずにいた。

何が善で

何が悪か

わからない……

何を信じていいのかも

誰を信じていいのかも


わからない……

⏰:07/07/15 18:18 📱:SH903i 🆔:/rw449ZA


#646 [りく☆]
そんなもどかしさが今、怒りとなって表れているのだろうか…

しかし1番の理由は美里にある!!



美里『りく……何のこと??!』

恐る恐る美里が尋ねてきた。


…何のことだって?

…とぼけるなよ!!

⏰:07/07/15 18:19 📱:SH903i 🆔:/rw449ZA


#647 [りく☆]
卓也『りくっ!!!!!!!』

オレの怒りが最高潮に達したのに気がついたのだろう。
卓也がなだめるように、オレを見つめている。

⏰:07/07/15 18:20 📱:SH903i 🆔:/rw449ZA


#648 [りく☆]
卓也『そぉ…あつくなるな。

お前と美里の間に何があったかは知らないが………
そんなにキレたところで何にも解決にならねぇぞ!!
ましてや話しの内容を美里はつかめてねぇじゃないか。』

卓也は冷静にオレに語りかけた。
でもオレの気持ちは収まらない…

卓也『何があったのか……少し教えてくれないか?』

卓也がオレに言う

⏰:07/07/15 18:22 📱:SH903i 🆔:/rw449ZA


#649 [りく☆]
…何があったか……

有りすぎて言葉に表せない。それに誰かに話す気にもなれない…。
ただ美里へ対する怒りや、今までの出来事の悲しみがつのるばかりだ。


卓也『なぁ……りく。オレはお前の力になれないのか?』


!!!!!!!!!!!!!!!!!!




そんな言葉

滝沢にも言われた気がする

⏰:07/07/15 22:10 📱:SH903i 🆔:/rw449ZA


#650 [りく☆]
オレ『悪ぃ……帰る』

卓也を振り払い、オレは早々と歩き始めた。

本当はそんなつもりはなかったのだが…

卓也『……りくっ!!』

必死にオレを引き止めようとする…

けど

オレは構わず歩き始めた

⏰:07/07/16 00:18 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#651 [りく☆]
卓也『おぃっ……りく!!


まだ話しは終わってない』

…………

オレ『話す事なんか……ないさ。

話したところでお前になにがわかる。』

キツく

ツメたく

オレは卓也に言ってしまった


こんな事言うつもりなんてなかったのに……

つい強がってしまった

オレを心配してくれた

親友を

突き放してしまった

⏰:07/07/16 00:23 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#652 [りく☆]
 


それからしばらく

オレは一人でたださ迷うように歩いていた。何の目的もなく……ただ無心で


辺りは暗く外灯と、雲から見え隠れする月の光りにオレは照らされていた。

⏰:07/07/16 00:40 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#653 [りく☆]
 

…独りになった


愛する人も

親友も

全てを失った気がした

自分の手によって……



そんな思いがオレの心に残る…。

⏰:07/07/16 00:42 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#654 [りく☆]
もぉ……

自分が完全にわからなくなっていた。何をしたらいいのか……何を考えたらいいのか……



"ポツリ"


空から小さな水の雫が降ってきた……

それは少しずつ強さを増していき、オレを潤していく。

そんな雨が

オレの代わりに泣いているかのように思えた

⏰:07/07/16 00:47 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#655 [りく☆]
雨は激しく降り注ぐ

オレは構わず歩いていた………走ることもなく、雨宿りすることもなく…




ただ

濡れ始めた道を歩いている

⏰:07/07/16 00:50 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#656 [りく☆]
 

"ワンッ!!!!"


オレ『い……ぬ?!』

道の隅っこにある電柱の横に、古びた段ボール箱があった。
雨で濡れたその段ボールの中には…小さな子犬が吠えていた。

近づいたオレに、無邪気に吠えている……自分が捨てられた事なんか知らずに

⏰:07/07/16 00:55 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#657 [りく☆]
オレ『お前も……独りか??』

段ボールの前に座り込み、語りかけた……言葉なんてわかるはずもない子犬に


オレはそっと子犬を抱き抱えた。

子犬は何も抵抗することなく、ただオレの温もりに浸っていた。

⏰:07/07/16 00:58 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#658 [りく☆]
オレ『オレは最低な人間だぞ……

お前を捨てた人間より何倍も最低なんだぞ…

そんなに懐いていいのか?』


子犬は無邪気に雨で濡れたオレの頬をナメていた。


オレ『……バカだなぁ


本当にバカだ


何してんだよ……』

子犬に言ったのか

自分に言ったのかわからない。

ただ……涙だけが流れてきた

⏰:07/07/16 01:03 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#659 [りく☆]
 


"クゥゥン"

オレの異変に気がついたのか、子犬は心配そうに鳴きながらオレの涙をなめていた


何だろう……

よくわからないが

この時は

無性に泣けてきた

⏰:07/07/16 01:07 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#660 [りく☆]
強く降り注ぐ雨がオレの涙を浄化していく。

オレは子犬を抱き抱え、ただ泣いていた。


バカみたいだけど

笑えるほどに

泣けてきたのだ

⏰:07/07/16 01:09 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#661 [りく☆]
何もかもがわからない…

今まで崩れることのなかった親友との関係が……

崩れてしまった。

ぃゃ

オレが崩してしまったのだ。


…もぉみんなバラバラだ

オレはただ泣くことしかできない

⏰:07/07/16 01:11 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#662 [りく☆]
オレ達の絆という"糸"が複雑に絡みあった瞬間だった。一本一本が乱雑に絡み合って、もはや手の付けれないような状態に思えた。だからこそオレはそんな絡み合った"糸"を切るしかない……そんな想いがでてきた。

⏰:07/07/16 01:18 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#663 [りく☆]
しかし、そのような状態になる"運命"だったのかもしれない。
この後、絡み合った絆が、予期せぬ"運命"を俺達に与えることになる。

当然そんな事に気がつく事など、当時のオレには無理だった。

そして

絡まった"糸"は、時間をかけてゆっくり解いていけば、元通りになることに

この時のオレは

気がついていなく


ただ泣いていたのだった

⏰:07/07/16 01:26 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#664 [りく☆]
今日はここで終わりです

感想がありましたら

どうか書いてください


長い間更新遅れてすいませんでした

⏰:07/07/16 01:28 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#665 [ゅう]
今、始めから読みました続きがめっちゃ気になります
これからも頑張ってください

⏰:07/07/16 01:32 📱:SO903i 🆔:BnB9MNJA


#666 [よち]
とても楽しみしてます
これからも頑張ってください
毎日きてます

⏰:07/07/16 20:40 📱:P902i 🆔:AP5342vU


#667 [りく☆]
"ゅう"さん

"よち"さん

コメントありがとうございます
どうかこれからも読んでください

⏰:07/07/16 23:55 📱:SH903i 🆔:aULAP1gM


#668 [りく☆]
《第5節、2001年春…糸(キズナ)》


……
………

優希『まだぁ!?』

待ちくたびれた様子で優希はオレに問い掛ける。

オレ『もぉすぐで書けるから……待ってよ。』

優希『それさっきも聞いた!!』

オレ『優希が書くのが早いんだよ……』

優希『だって前々から考えてたもん♪

ほらっ…りく早くA♪口動かさないで手を動かして♪』

上機嫌な優希は悩むオレをせかす

⏰:07/07/17 00:06 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#669 [りく☆]
オレ『早くって言われても………何書けばぃぃかわかんないよ。』

優希『未来の私達に書くメッセージだょ♪タイムカプセルみたいな感じじゃん』

オレ『それがむずかしんだって………』

優希『思ったこと書いたらぃぃの♪』

オレ『ん〜………』



優希『書いた?』

オレ『もぉ少し……


よしっ!!書いたよ』

⏰:07/07/17 00:13 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#670 [りく☆]
 

オレ『こらっ!!……読むなよ!!』

優希『だって〜気になるもん♪』

オレ『今読んだら意味ないだろぉ』

優希『わかってるよ……

ちゃんと"これ"に入れておくよ』

オレ『んで何処に埋めるの?』

優希『ん〜決めてない』

⏰:07/07/17 00:22 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#671 [りく☆]
優希『いつか埋めるよ♪』

オレ『そんなこと言って……一人で見るなよ』

優希『そんなことしないよ!!

じゃぁ旅行から帰ってきたら、一緒に埋めよ』

オレ『うん!!約束だ♪』

⏰:07/07/17 00:26 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#672 [りく☆]
 


………
……

!!!!!!!

オレ『夢……かぁ』

ぃゃ……夢というよりは昔の記憶だ。最近よくあの頃の記憶が、鮮明に夢の中にでてくる。

あの夢は……深山に行く前にオレと優希が交わした約束…。

オレ『そんなに簡単に……
…忘れられないか』

ため息混じりに呟いた

⏰:07/07/17 00:33 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#673 [りく☆]
あの頃の記憶は、今のオレにはあまりにもツラい。
忘れたくても、決して消えることのない過去が、オレの心を蝕んでいく。


オレ『また今日も…眠れないのかな…』

暗闇に問いかけた…。

決して答えてくれない暗闇に

⏰:07/07/17 00:37 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#674 [りく☆]
 

"クゥゥン"

突然起きたオレを心配したのか、鳴きながら"あの子犬"が近づいて来た。


オレ『"チロ"……ゴメンな。起こしちゃったか?』


"あの日"偶然見つけた子犬…。オレは気がつけば連れて帰ってきていた………ぃゃ勝手についてきたのか?!
そんな子犬をまた捨てるわけにもいかず、飼っている

⏰:07/07/17 00:45 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#675 [りく☆]
名前は"チロ"

白くて小さな子犬だ。

犬はよく吠える動物のはずなのだが……チロは全く吠えない。

そして、何となくオレの言葉をわかっているような気がする。


よくわからないが珍しい犬だ。


そんなチロにオレは最近癒されている。

⏰:07/07/17 00:48 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#676 [りく☆]
チロは黙って近づき、オレの膝の上で、中断していた睡眠を始めた。

オレは優しくチロを撫でる

チロは気持ち良さそうに、深い睡眠へと落ちていくのだ。


そんなチロを見て


オレもやっと寝ることができる


正確に言うなら

チロがいないとオレは今寝ることができない

そんな状態だ

⏰:07/07/17 00:53 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#677 [りく☆]
 



オレ『ま……眩しい』

窓から差し込む太陽の光りが、オレの顔を優しく撫でる。


気がつけば朝になっていた

昨日もチロのお陰で寝れたのだ。

そんなオレを助けてくれるチロは、オレの横で寝ている

⏰:07/07/17 00:57 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#678 [りく☆]
こんなチロとの生活も今日で4日……

つまり、"あの日"からもぉ4日も経った……

誰からも連絡はない。


当然の結果だろう…


美里と卓也にはヒドイことを言ってしまった

祥子は自分の悲しみに浸っている

滝沢は、相変わらず何をしているかわからない


オレは完全に独りだ

⏰:07/07/17 01:03 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#679 [りく☆]
オレはそんな孤独に埋もれていた…。

そして今、完全に家にこもり、空腹を感じたら外へ買い出しにいっている。こんな状態……"昔"もあった気がする

オレは人との接触を完全に避けていた……

…だから


…オレの友達はチロだけ


そんな考えをもっていた

⏰:07/07/17 01:09 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#680 [りく☆]
オレはゆっくり起き上がり、普段着に着替え始めた。

今日は平日だが、学校なんて行く気はない。

オレには何が正しくて、何が間違いか区別ができなくなっていた。

⏰:07/07/17 01:12 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#681 [りく☆]
オレが起きると、チロもゆっくりと起き始める。

寝起きは動きが遅く、甘えん坊なチロにオレは、皿にミルクを入れて、床に置く。

オレのいつもの朝の日課だ。

チロは相変わらずゆっくりとミルクをなめていた

⏰:07/07/17 01:15 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#682 [りく☆]
オレ『いつ見てもカワィィな♪』

尻尾を振りながらミルクを飲むチロに、オレは思わず語りかけた。

そんな愛嬌たっぷりなチロが、オレに元気をくれる

⏰:07/07/17 01:18 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#683 [りく☆]
突然……チロの動きが止まった…。

オレ『チロ?』

チロは何かに怯えるかのように部屋の隅に駆け寄った。




"ピンポーン"


!!!!!!!!!!!!!!!!!!


…誰だ?

⏰:07/07/17 01:21 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#684 [りく☆]
こんな時間に

一体誰だ?

そもそもチロは訪問者が来るのをわかって、動き出したのか?


未だにチロへの謎は深まるばかりだ。



"ピンポーン"

インターフォンの音が鳴り響く…。

訪問者とは一体……

⏰:07/07/17 01:25 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#685 [りく☆]
今日はちょっと少ないですが終了です
スローペースですいません今からが後半ですのでどうか長い目で読んでください

感想等ありましたら


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/

へお願いします

⏰:07/07/17 01:28 📱:SH903i 🆔:d3H/r7aY


#686 [かあ]
ミテマス
失礼
>>300-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>701-800

⏰:07/07/18 04:48 📱:D904i 🆔:L6B17gWg


#687 [我輩は匿名である]
失礼します
>>1-100
>>200-300

⏰:07/07/18 14:14 📱:SO903i 🆔:C4/YJ6KI


#688 [我輩は匿名である]
またまた失礼します
>>100-200

⏰:07/07/18 14:45 📱:SO903i 🆔:C4/YJ6KI


#689 [りく☆]
 

…平日のこの時間に誰だよ?!

オレは恐る恐る玄関へと近づく…



…がしかし、なかなかドアを開けることができない。
人との接触を

体が避けている

⏰:07/07/20 01:07 📱:SH903i 🆔:uGzYVeA6


#690 [りく☆]
 

"ピンポーン"

またインターフォンが鳴る…


余程オレに何かしら用事があるのだろ


…でるか

一呼吸おき

ドアを開けた

⏰:07/07/20 01:12 📱:SH903i 🆔:uGzYVeA6


#691 [りく☆]
 


  !!!!!!


オレ『えっ?!?!………』


何で?


祥子『おはよう……』


祥子がここに?

⏰:07/07/20 01:15 📱:SH903i 🆔:uGzYVeA6


#692 [りく☆]
オレ『お……おはよう』

驚きを隠せないまま、オレはとりあえず言葉を返した。


……………


しばらく沈黙が続いた。祥子は何も語ろうとはしない

⏰:07/07/20 01:21 📱:SH903i 🆔:uGzYVeA6


#693 [りく☆]
オレ『学校は?』

沈黙をやぶるために言った一言……

祥子『今日もいってないよ』

オレ『今日も?』

祥子『りくと同じで4日前から休んでる。』


オレ『そっか……』


未だに話の意図がつかめない……何故祥子がオレの目の前にいるんだ?

⏰:07/07/20 01:24 📱:SH903i 🆔:uGzYVeA6


#694 [りく☆]
祥子『りくも行ってないんでしょ?……美里から聞いたよ』

オレ『あぁ……行ってない』


美里……その名前を聞くと、あの日の出来事が思い出されてくる


祥子『ちゃんと行かなきゃ』

オレ『お互いね』

⏰:07/07/20 01:28 📱:SH903i 🆔:uGzYVeA6


#695 [りく☆]
くだらない話しも一段落つき、また沈黙がおとずれてきた。


祥子『ねぇ……りく』


オレ『何だ?』

畏まった様に祥子が話し掛けてきた。



祥子『……好きなの』

⏰:07/07/20 01:32 📱:SH903i 🆔:uGzYVeA6


#696 [りく☆]
 






…………えっ?!?!?!?


祥子の突拍子のない発言にオレは…ただ驚いている。何と言葉を返したらいいかわからない。


…これ…告白…?


戸惑うオレをよそに、祥子は口を開き始めた。

⏰:07/07/22 00:45 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#697 [りく☆]
祥子『最初はね……そんな気なかった


ぃゃ……もしかしたら自分の気持ちに気付いてなかったのかもしれないね。』


祥子は下を向き話し始める……その言葉一言一言に祥子の気持ちすべてが注ぎ込まれている……そんな感じがした。
しかしどことなく話の内容がわかりにくい…

⏰:07/07/22 01:05 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#698 [りく☆]
祥子はこの前公園で、確かに滝沢にオレが好きだと相談していた……

…だったら前から気付いていたはずだろ?

小さな疑問が頭を過ぎる


祥子『いつからかな……こんな気持ちになったのは…。』

⏰:07/07/22 01:09 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#699 [りく☆]
祥子『しばらく自分がわからなかった……

でもこの前確信したの。



やっぱり好きなんだって







"勇貴"が好きなんだって!!』

⏰:07/07/22 01:11 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#700 [りく☆]
オレ『えっ!?!?』

思わず声がでた


滝沢が……好きだと?



祥子の気持ちが一気にわからなくなった瞬間だった。

そんなオレに一言一言丁寧に祥子が語りかけてくる

⏰:07/07/22 01:14 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#701 [りく☆]
祥子『昔はね…りくが好きだった。それはりくにも話したよね??

だけど、りくには結衣がいたから……諦めようとした。


けど直ぐには無理だった。

だから、辛くなる度に勇貴に相談してたの……今思えば迷惑な相談だょね……


怒りたくもなるよね』

⏰:07/07/22 01:19 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#702 [りく☆]
最後の一言は

公園の時の事を言っているような気がした。あの時の記憶が蘇ってくる……


そんなオレを無視したまま

祥子はまた話し始めた

⏰:07/07/22 01:21 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#703 [りく☆]
祥子『でも勇貴は怒らなかった…

同じ相談にいつも親身になってのってくれた。

そして、いつも私を見てくれてた……そんな気がした。私が落ち込んだり、悩んだりした時、いつも優しく包み込んでくれた。

そんな勇貴に

いつしか想いをよせていたんだね………そんな自分の気持ちに気付かなかった』

⏰:07/07/22 01:27 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#704 [りく☆]
祥子『やっと自分の気持ちに気がついたのに……

なかなか伝えられない

勇貴の前で素直になれないの。

それで、この前ケンカしちゃった………ケンカって言うより、飽きられちゃった。

勇貴と話したいあまりに、いつもりくの話題で呼び出したりしたから…勇貴も嫌気がさしたんだろうね』

⏰:07/07/22 01:33 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#705 [りく☆]
公園で祥子が言った不思議な言葉…

"違う"

とずっと言っていた。あれは、滝沢に向けたメッセージだった。

"違う!!私が好きなのは勇貴"

というメッセージを伝えられないままだったのか。
だからあんなにも、祥子はないていたのか……

オレはあの時の祥子の行動を今理解できたきがした

⏰:07/07/22 01:37 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#706 [りく☆]
…滝沢


…お前、今どこで何してる?


…お前の想い


…"無理だ!!届くはずがない"と言ったお前の想い


…ちゃんと祥子に届いてたぞ


…滝沢

⏰:07/07/22 01:41 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#707 [りく☆]
晴れた空を見上げながら、オレは心の中で囁いた。

祥子の気持ちと

滝沢の想いが

一致していたなんて……


オレの孤独に埋もれた心から、はやく滝沢に伝えてやりたいという気持ちが抑えきれないでいた。

⏰:07/07/22 01:47 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#708 [りく☆]
祥子『勇貴に…私の"本当の気持ち"を伝えたいの!!


だから、ここにきた……

りくなら勇貴の居場所をしってるって思ったから。』

祥子はオレを見つめていた……少し潤んだ瞳で


オレ『滝沢の居場所かぁ……』

!!!!!!!


…あいつあの日以来何してんだ?

⏰:07/07/22 01:51 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#709 [りく☆]
祥子『知らないの?』


オレ『………あぁ。悪ぃ』

あの日以来、全く外部と接触していないオレは、何もわからなかった。

…卓也に聞けばわかるかもしれない


しかし、もぉ卓也とは話せない。あんなに冷たいことを言ってしまったオレの罪が、重くのしかかる

⏰:07/07/22 01:56 📱:SH903i 🆔:GQGoQFGA


#710 [りく☆]
更新遅れてすいません今いろいろと忙しくて更新できずにいます

しばらくしたら更新できると思うので、どうかよろしくお願いします私事で遅れて本当にすいません
感想等ありましたらどうかカキコんでください

⏰:07/07/24 01:38 📱:SH903i 🆔:9w/K2d36


#711 [失礼]
>>304-710

⏰:07/07/24 04:02 📱:SH902iS 🆔:MoGdu.PI


#712 [失礼]
>>406-710

⏰:07/07/24 14:23 📱:SH902iS 🆔:MoGdu.PI


#713 [コンキチ]
がんば
後半のこれからがかなり楽しみ

⏰:07/07/24 23:40 📱:SH902iS 🆔:RTWDk4Xw


#714 [ななし]
たのしみ〜

⏰:07/07/27 19:32 📱:PC 🆔:/zhayMMY


#715 [コンキチ]
更新まだかなぁ
楽しみに気長に
待ってます

⏰:07/07/28 03:00 📱:SH902iS 🆔:DJUgEzgk


#716 [管理人]
みなさんカキコミありがとうございます

そして更新遅くなってすいません

今日から少しずつ更新していきたいと思います

⏰:07/08/05 00:29 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#717 [りく☆]
上の名前間違えました

すいません

⏰:07/08/05 00:31 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#718 [りく☆]
 


滝沢の居場所を教えてあげたいが……オレには何も役に立つ情報がなかった。


…どうしたらぃぃんだ?


オレは黙り込んでいた………答えなんてみつからないのに

⏰:07/08/05 00:35 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#719 [りく☆]
 

?『そぉいう事か……』


!!!!!!!!!!


…誰だ?

階段の陰から声が聞こえた…

オレと祥子はただ呆然と立ち尽くしたまま驚いている。

祥子『ダ…レ?』


恐る恐る祥子が口を開いた

⏰:07/08/05 00:39 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#720 [りく☆]
 

階段の陰から、声と共に姿がでてきた。






卓也『盗み聞きする気はなかったべ。』



祥子『卓也!!!』



声の主は卓也だった

⏰:07/08/05 00:42 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#721 [りく☆]
祥子『何で卓也がここに?』

オレが持っていたのと同じ疑問を祥子が卓也にぶつけた。


卓也『りくに……用があってな。ちょっと家まで来てたんだ。

そしたら2人の話し声が聞こえてきて……しばらく階段で話しが終わるのを待ってたんだよ』


…オレに用?

卓也が一体オレに何の用があったのだろうか


こんなオレに…

⏰:07/08/05 00:49 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#722 [りく☆]
オレは卓也を見れずにいた。

やはりあの日言った事が今も頭に残って離れない…

あんなヒドいこと言ってしまったオレを、卓也は許してはくれてないだろう

⏰:07/08/05 00:51 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#723 [りく☆]
祥子『りくに…?』

卓也『あぁ…。こいつが学校にこないもんでな』


…オレを心配してくれてるのか?


オレには卓也の心理が全くと言ってもいい程わからなかった


卓也『ところで………さっきの話しはホントなのか?』

⏰:07/08/05 05:53 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#724 [りく☆]
卓也が少し顔の表情を真剣にしながら言う。

祥子『さっきの話って……やっぱり聞いてたんだ』


卓也『おっ……おぃおぃ!!変な勘違いするなよ。オレは別に盗み聞きする気なんてなかったんだからな』


あわてふためく卓也を見て、祥子から思わず笑みがこぼれる。

祥子『冗談だよ♪何れ卓也にも話す事だったし』

卓也『そっか…』

一呼吸して

卓也がゆっくり話しを始めた

⏰:07/08/05 06:02 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#725 [りく☆]
卓也『勇貴に会いたいんだろ?

オレ達もずっと勇貴を捜してるんだよ…。けどなかなか見つからない』


祥子『そっかぁ……』


落ち込むように祥子の顔が下を向く


卓也『だけど……』

祥子『何?』

卓也『居場所の予想はついている……』


卓也は少し悩んでいるように思えた。

滝沢が猛志先輩と一緒にいるなんて祥子が聞いたら、驚くだけじゃすまないだろう

⏰:07/08/05 06:10 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#726 [りく☆]
卓也『あいつは多分…今、猛志先輩と一緒にいる。


祥子『えっ…うそ?』

祥子はただ驚いている

卓也『ホントだ………この前一緒にいるのを見たんだ。4日前に2人でバイクに乗っているのを見たんだよ………それ以来勇貴を何処でも見てないから、恐らく一緒にいる』


卓也の発言に、まだ祥子は現実を受け止められてないようだった…

⏰:07/08/05 12:51 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#727 [りく☆]
しばらく沈黙が続いた

祥子はただ立ち尽くしていた。そんな彼女をオレはただ見ておく事しか出来なかった


卓也『とりあえず……ここで話していても仕方ないし、一旦家の中で話そう。』

ゆっくりと卓也が言う。

祥子はそんな言葉に遅れて反応し、ゆっくりオレの家に入っていった

⏰:07/08/05 12:56 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#728 [りく☆]
卓也『りく…』


祥子がいなくなった今……オレと卓也2人っきりだ。
何とも言えない緊張感が辺りを包む


卓也『お前に"あの日"何があったか知らないけど……何日も連絡なしに家に篭られたら心配するだろ。』

ため息混じりに言う

卓也『それと、"あんな言葉"二度と言うなよ』

卓也はオレをじっと見つめていた………しかしあんなことを言ったオレを彼は怒ろうとはしなかった

⏰:07/08/05 13:04 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#729 [りく☆]
オレ『……ゴメン』

久々に口を開いた

本当はいろいろ言わなきゃいけないのに……言葉にできない


卓也『気にするな!!

さぁ……早く入ろうぜ』


そぉ言いながらオレの肩に手を置く

その手には、少し力が入っていた…

⏰:07/08/05 13:08 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#730 [りく☆]
さらに卓也の手に力が入る……

そしてゆっくり口を開いた

卓也『"あの日"お前に何があったかは知らないし……お前が抱えている悩みもオレはわかることなんてできやしない。そして……オレ達の知らないお前の"過去"に何があったかもわからない……。

だからお前の力にはなってやれないのかもしれない

⏰:07/08/05 13:29 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#731 [りく☆]
けど……それはお前が全て自分一人で悩みを抱え込んでるからだろ?

オレ達はお前の親友だ……お前がどぉ思ってるかは知らないが、少なくともオレ達はそう思っている。だからこそオレ達は心を開いているんだ。

全てではないかもしれないけど、いろんな悩みをうち明かしてきたつもりだ。これからもずっとそうだ………

だから

お前もオレ達に心を開いて欲しいんだ

少しずつでいいから


そしたらオレ達は……全力でお前の力になってやれる。

⏰:07/08/05 13:31 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#732 [りく☆]
なぁ……りく


少しオレ達を頼ってくれよ


オレが言いたいのはそれだけだ』

⏰:07/08/05 13:32 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#733 [りく☆]
卓也から言われた言葉……その一言一言が、胸に…心に…響いた。

こんなにも卓也が

オレを思ってくれているとは……


オレは心の底から嬉しかった

しかしその喜びと同時に、自分が心を開いてないという事実が、とても情けなかった

⏰:07/08/05 19:05 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#734 [りく☆]
…オレは、果たしてこの先"誰にも語る事のなかった過去"をみんなに話せるのだろうか?


そんな疑問が心に残る


その過去こそがオレの心の闇の元凶である。


そこから開放されない限り、オレはただ孤独の闇に埋もれていくだけだ…

⏰:07/08/05 19:10 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#735 [りく☆]
卓也『りく…どうした?』

しばらく考え込んでしまっていたオレを心配しているようだった。


オレ『あぁ……何でもない。』


卓也『ならいいけど』


オレ『卓也!!』

卓也『なんだ?』




オレ『…ありがとな』

⏰:07/08/05 19:12 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#736 [りく☆]
本当はもっと言う事があるはずなのに…

オレは自分の心を整理できずに

今のオレの気持ちを"ありがとう"の5文字でしか表すことができなかった


短い言葉だけど



オレにとってはその言葉が

1番最高の



感謝のこもった言葉だった

⏰:07/08/05 19:16 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#737 [りく☆]
卓也『気にするな♪』


微笑みながら言う。

昔は自由人で頼りないように思えた卓也だが、今はそんな面影もなく、とても頼りがいのある大きな存在となっていた。



""キャァーーーー""


!!!!!!!!!!!


祥子の悲鳴だ

⏰:07/08/05 19:19 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#738 [りく☆]
卓也『どうしたっ!!』

呼びかけながら慌ててオレと卓也が家に入る。


中にはいると、床に祥子が座り込んでいた。


オレ『大丈夫か??』


祥子『りく………あんたの家いつから"こいつ"がいるの?!』

祥子の視線の先には

太陽の日を浴びながら気持ち良さそうに寝ている"チロ"の姿があった。

⏰:07/08/05 19:25 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#739 [りく☆]
オレと卓也は顔を見合わせ爆笑した。


卓也『相変わらずだな〜祥子の犬嫌いは♪』

笑いながら卓也がからかう様に言う。


オレ『子犬だから大丈夫だよ』


祥子『犬は犬だよ!!早く私から遠ざけてよ……』

⏰:07/08/05 19:30 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#740 [りく☆]
強気で勝ち気な性格の祥子……怖いもの知らずで、オレ達でも敵わない


そんな彼女の唯一の弱点が"犬"である。


その嫌いかたは尋常ではなく、犬が近くにいるだけで怯えてしまうのだ。


どうやら昔、犬に噛まれたのが原因らしい

⏰:07/08/05 19:34 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#741 [りく☆]
卓也『ってかりく!!お前いつ犬飼いだしたんだ?!』

唐突に卓也が聞いていた…。

オレ『4日前からかなぁ』

祥子『りく……助けて』


掠れた声で助けを求めていた。どぉやらあまりに驚いて腰を抜かしたらしい……

卓也『とりあえず犬を離してやりなよ』

呆れたように卓也が呟いた

⏰:07/08/05 20:58 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#742 [りく☆]
 




卓也『喧嘩したのか?』


チロの事件も一段落ついて、オレ達は滝沢について話しはじめたのだ。
そして、祥子があの公園での出来事をオレと卓也にうち明かした。

祥子『私が悪いんだけどね………』

俯きながら言う祥子の顔は、悲しみと後悔が入り交じった感じであった。

卓也『じゃぁ……それが原因で勇貴は?』

オレ『さぁ……?いきなり猛志先輩に会うってのもおかしくないか?』

⏰:07/08/05 21:05 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#743 [りく☆]
"確かに"というような顔で卓也が頷く。
今回の滝沢の一連の動きには謎が多く、オレ達の推理には限界がきていた。

祥子『やっぱり……私のせいだよね』

祥子はもはや自分を責める発言しかできなくなってしまい、卓也もそんな祥子をかばうのにも言葉ついてきていなかった。

オレ『紅茶でも飲むか…』

何となく流れを変えたく、オレは席をたつ。

そしてチロが寝ているキッチンへと向かった

⏰:07/08/05 21:13 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#744 [りく☆]
視界に入らないキッチンでチロ寝かせてくれという祥子の要望で、チロはキッチンにいる。

オレは紅茶を飲むためお湯を沸かし始めた



…………………



沈黙がつづく



こんな緊張感、我が家にいままでなかっただろう

⏰:07/08/05 21:17 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#745 [りく☆]
オレ『何か手掛かりでもないのかな?』


同じ様な質問をオレはまた繰り返した


卓也『直接会わないと…何もわからないだろ』

頭を抱え込むように言い放つ

オレ『けど……直接会う事ができないんだろ?』


紅茶を運びながらオレが言葉を返した。

⏰:07/08/05 21:21 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#746 [りく☆]
突拍子もなく、卓也が深呼吸しはじめ口を開いた。



卓也『勇貴に会う方法は………1つあるんだ。』


祥子『本当に!?』

食らいつく様に祥子が身をのりだした。


卓也『猛志先輩の居場所がわかったんだ……』

静かに卓也が言い放った

オレ『じゃぁ……そこに滝沢もいるかもしれないな!!』

⏰:07/08/05 21:25 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#747 [りく☆]
卓也『あぁ……』

祥子『なら早く行こうよ』

卓也『まてっ!!』

突然卓也の口調が強くなった……

卓也『お前ら……猛志先輩に会いに行くんだぞ!?

それに、あの人の仲間(ツレ)も沢山いるところだ。

だからあんまし言いたくなかったんだよ。オレ達だけで何とかして勇貴一人と接触したかったんだが……』

オレ『それしか方法がないんだろ?なら行こう!!』

祥子『うんっ!!』

卓也はまだ悩んでいた…

余程オレ達をそこに連れて行きたくないんだろう。

確かに危険だが………迷ってる暇はない

⏰:07/08/05 21:32 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#748 [りく☆]
 

卓也『かなり危険だぞ?』

オレ『構わないさ。滝沢と祥子のためだろ?』

そのオレの言葉に卓也は微笑みをうかべる


そして深く呼吸をし


卓也『よしっ!!行こう!!』

⏰:07/08/05 21:35 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#749 [連絡]
少し休憩します

感想・指摘ありましたらどうかカキコんで下さい

⏰:07/08/05 21:37 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#750 [連絡]
感想板です
↓↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/

⏰:07/08/05 21:38 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#751 [りく☆]
朝ゆっくりと顔を出し、オレを照らし起こしてくれた太陽は、輝く色を変えだんだんと見えなくなってきていた。

そんな景色を目に焼き付けながら、オレは口元の煙草に火を燈す。

口から出た煙りは、風に乗って夕日へと向かっていった。



"夜の8時に学校で…"


そぉ言い残して卓也と祥子はオレの家をあとにした。

⏰:07/08/05 23:39 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#752 [りく☆]
まだ6時……

行動を起こしには少し早い時間帯だった。
そんなわけで、とりあえず一服しているのである。


オレ『チロ、起きたのか?』

ベランダで煙草をふかすオレの元にチロがゆっくりとよってきた。

チロはあれからずっとキッチンで寝ていたのだ。

⏰:07/08/05 23:43 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#753 [りく☆]
…こんなに寝てて太らないのか?


大事な行事を控えている前だというのに、ふとチロの体調が気になった。


オレ『時間もあるし………よしっ!!チロ♪散歩に行くか♪』


チロの頭を撫でながらオレは語りかけた

チロは言葉を理解したかのように玄関へと歩きだした

⏰:07/08/05 23:46 📱:SH903i 🆔:3EH4JpDs


#754 [りく☆]
首輪も何もなく、チロとの散歩は始まった。紐でリードしなくても、チロはゆっくりとオレの後ろをついてくるから、逸れる心配がない。

ただ……歩くペースが遅いのが難点…

オレ『このペースじゃぁすぐ家に戻らないと間に合わないな…』


なんて小言をもらしていた。



ふと夕焼けに照らされた山を見た……太陽に染められた山は、綺麗で……どことなく偉大に感じた

⏰:07/08/06 00:19 📱:SH903i 🆔:lc3LPVBQ


#755 [りく☆]
…滝沢


…お前もこの景色見てるか?


時間がたつに連れて、滝沢への心配が増えていった……


"クゥゥン"

か弱くチロが鳴いた

そして急にペースを上げ歩き始める…


オレ『おぃっ……チロ!?どうした?』

チロは構わず歩き進んでいく

⏰:07/08/06 00:24 📱:SH903i 🆔:lc3LPVBQ


#756 [りく☆]
チロに逸れないように早足で後ろをついていく。

…どうしたんだ?

チロの不可解な行動に少し混乱していた。


しばらく歩くと、オレは公園にたどり着いていた。祥子と滝沢の想いが噛み合わなかった公園に……


チロはベンチまで歩いた後、その下で休む様に寝始めた。

⏰:07/08/06 01:06 📱:SH903i 🆔:lc3LPVBQ


#757 [りく☆]
チロの行動は相変わらず理解に苦しまさせられる。
オレはとりあえず下でチロが寝ているベンチに腰を下ろした。


オレ『まだ6時半か……』

腕時計を見ながら呟いた。

まだ少し時間に余裕があるため、チロが目覚めるまで一服して待つことにした。

⏰:07/08/06 01:11 📱:SH903i 🆔:lc3LPVBQ


#758 [りく☆]
…この公園で

…もし祥子と滝沢の想いが通じ合っていたら


そんな考えが頭を過ぎる。
しかし本当に2人の想いが通じ合っていたら、きっと今とは全く違う2人の世界ができていただろう…。



けどそれは…

叶わない夢だった

⏰:07/08/06 01:15 📱:SH903i 🆔:lc3LPVBQ


#759 [りく☆]
?『すいません…』

たそがれ、考え込んでいたオレに誰か話しかけてきた

?『あっ……やっぱり♪あの時の君だね』

オレ『はぁ?』

…誰だこいつは?

どうやら男らしいが……あまり記憶にないような………とりあえず名前がでてこない


一体だれなんだ?

⏰:07/08/06 01:21 📱:SH903i 🆔:lc3LPVBQ


#760 [りく☆]
オレ『ぼ……僕に何か…?』

恐る恐る尋ねてみた。

するとその人はいきなり"クスクス"と笑い出したのだ。

…なんだ?

疑問がまたもや頭を過ぎる

?『前と全く同じ台詞だね』

笑いながら男性が言う

⏰:07/08/06 01:33 📱:SH903i 🆔:lc3LPVBQ


#761 [りく☆]
夕焼けで微かに見える男性は、とても上品なシーツをカジュアルに着こなしていた…。




!!!!!!!!!!!


オレ『あっ!!………もしかして』

?『思い出したかい?』


この優しげで、上品な口調……間違いない。
あの日公園で出会った、男性だ。優希と"ある関係"にある人……

この4日間ですっかり忘れてしまっていたが……思い出すのは容易だった。

あの嫌な記憶をたどっていけばよいのだから。

⏰:07/08/06 01:40 📱:SH903i 🆔:lc3LPVBQ


#762 [連絡]
あまり更新できなくてすいません

今日は一旦中止します
感想・指摘ありましたらよろしくお願いします

⏰:07/08/06 01:43 📱:SH903i 🆔:lc3LPVBQ


#763 [りく☆]
オレ『久しぶりです……』

何をいったらよいかわからず、とりあえず言葉をだしてみた。

?『久しぶり…かなぁ。まさかこんなに早く会えるとは。』

あまりの早い再開に少し驚いていた様にも見えたが……少し嬉しそうな感じがした

?『彼女に……話してくれた?』

…やっぱり

優希のことが聞けると思って、喜んでるんだろう

⏰:07/08/09 01:01 📱:SH903i 🆔:k0m4VRG6


#764 [りく☆]
ただでさえ滝沢のことで混乱している頭をさらに掻き乱された。

オレ『ぃゃ……それはまだ……』

少しトーンを落としながら言う

?『そっか……それは残念だな。』

男性のトーンも少し落ちたきがした。

⏰:07/08/09 01:09 📱:SH903i 🆔:k0m4VRG6


#765 [りく☆]
辺りが少し暗くなってきたのを感じたのか、男性はスーツの袖をめくり腕時計を見た。

?『時間だなぁ…
君とはもう少し話しときたかったんだけどな……優希のことを聞きたかったし。
まぁまた会えるのを楽しみにしとくよ。

てか連れて来れるようになったら連絡くれないか?』

そぉ言いながら男性は、あの写真の入ったカード入れから名刺を取り出した。

?『これに僕の電話番号が書いてあるから』


オレ『は…い』

?『じゃぁ連絡よろしくね』

そう言って男性は去っていった

⏰:07/08/09 01:20 📱:SH903i 🆔:k0m4VRG6


#766 [りく☆]
…何なんだあの人は?

相変わらず謎が多いひとである。

発言や

行動など

あまり理解できない。
だいたい優希とそれなりの関係があるなら、彼女と会うことなんて容易なはずなのに…

とりあえず少しくらい、あの男性の情報を得ようと名刺に目をやった

⏰:07/08/09 01:33 📱:SH903i 🆔:k0m4VRG6


#767 [りく☆]
オレ『まじかよ……』

名刺は全て英語で書かれていた。まぁローマ字ぐらいは読めるだろうと、名前を探す。


"Kai Aiba"

しかし名前くらいがわかったところで謎は何も解決はしなかった

⏰:07/08/09 01:39 📱:SH903i 🆔:k0m4VRG6


#768 [りく☆]
再会により、あの日の事が鮮明に思い出される…。

…美里の嘘は

…何だったんだ?

あのときの怒りは、今も消えることはなく、オレの心の中に残り続けている。


オレは噴き出しそうな怒りを押さえ、チロ抱き抱えて帰宅した。

⏰:07/08/09 01:42 📱:SH903i 🆔:k0m4VRG6


#769 [りく☆]
 






オレ『……ここか?』

卓也『あぁ…』

オレ達3人は今、古い建物の前にいる。その建物の辺りは外灯がなく、暗闇に包れ、どこと無く不気味に感じられた。その不気味さは暗闇からくるものなのか、古びた建物によるものなのか、それとも建物内からくる緊張感によるものなのか…定かではなかった。

⏰:07/08/10 00:17 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#770 [りく☆]
オレ達は学校に集まった後、卓也の案内によりここまで来た。この情報をどこから手に入れたのか知りたかったが、卓也は語ろうとはしなかった。

祥子『入る?』

扉に手をあて、オレ達を見る。その顔は緊張によりどこと無く強張っている様に思えたが、滝沢に会えるという期待感も隠れているように思えた。

⏰:07/08/10 00:25 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#771 [りく☆]
 

オレ『卓也…行こう』

一呼吸ついて、卓也を見る。

卓也『よしっ……入るぞ』

"ガチャ"

3人の手で、古びた大きな扉を開けた。

建物内は外とは比べものにならない明るさで、外の暗闇に慣れたオレ達はしばらく目を開けれなかった。

『だれや?』

低く、強い口調の声が響いた。

⏰:07/08/10 00:36 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#772 [りく☆]
この声は………間違えない

猛志先輩だ。



まだ眩しくて目を開けることができないが、この声と緊迫感が彼の存在を教えてくれた。

⏰:07/08/10 00:52 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#773 [りく☆]
『猛志先輩久しぶりです。横井です』

少し震えていたが、大きな声で卓也が言った。

『横井?………あぁ〜バスケ部後輩の横井か。何か見た事ある顔(ツラ)だと思ったぜ』

機嫌がいいのかわからないが、少しテンションが上がったような口調で猛志先輩が言う。

⏰:07/08/10 01:06 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#774 [りく☆]
目も慣れてきて辺りを見渡した……。
建物の中心に置いてある廃材の上に、どっしりと猛志先輩は座って構えていた。そして、彼の両サイドには彼の仲間(ツレ)らしき人が立っている。

『おっ……お前は新垣じゃねぇか。久しぶりだな』

辺りを見渡していたオレに猛志先輩が言ってきた。

『ひ…久しぶりです』

思わず声が畏まってしまった。こんな緊張感久しぶりだ。

⏰:07/08/10 01:12 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#775 [りく☆]
『お前ら懐かしいなぁ……元気か?』

笑いながら猛志先輩が尋ねてきた。

『はいっ……何とか元気でやってます。』

すぐに卓也が答えた。
祥子はさっきからずっと辺りを見渡している。恐らく滝沢を探しているのだろう。
………しかし滝沢は見当たらない。

『んで何の用だ?もしかしてオレの族(グループ)にはいりたくなったか?』

おちょくる様な口調で猛志先輩が言う。両方サイドにいる二人も笑っていた。

⏰:07/08/10 01:19 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#776 [りく☆]
『いや……その…一つ聞きたいことがあって』

恐る恐る卓也が口を開いた。

『滝沢のことか?』

オレ達の頭の中を見たかのように猛志先輩は言った。オレ達はその発言にただ驚くしかなかった。

『あいつは…今ここにはいねぇ』

煙草をふかしながら猛志先輩は話しを続けた。

『何日か前くらいにオレの所にきて……んでいきなり姿眩ませやがった』

煙りをはきながら言う彼の顔は、少しキレ気味だった

⏰:07/08/10 01:41 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#777 [りく☆]
『何で滝沢は先輩の所に?』

1番の疑問をオレは猛志先輩にぶつけた。卓也と祥子は黙ってその答えを待っていた。


『それは…オレもはっきりわからねぇな。まぁ大体予想はつけどよ』

煙草を床に捨て、猛志先輩は喋りながらオレの前まできた。

『新垣……お前、ぃぃダチもったな』

オレの肩に手を置きながら猛志先輩は言った。しかし、その内容は全く理解できなかった

⏰:07/08/10 01:48 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#778 [りく☆]
『まぁ……今あいつが何処にいるかはオレにはわからねぇ。だからこれ以上ここにいても無駄だ………早く帰れ。巻き込まれたくなかったらな』

新しい煙草に火をつけながら猛志先輩が言う。その言い草は何か意味ありげな感じがした。

『ここが賑やかになる前に、帰ったほうがいいよ。今日はお客さんがいっぱいくるから』

猛志先輩の仲間(ツレ)の人が優しくオレ達に言う。

⏰:07/08/10 01:57 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#779 [りく☆]
『お客さん?』

思わずオレは聞き返してしまった。

『今日の喧嘩相手って言ったらわかるかな?』

丁寧な口調でその人が答えた。しかし、決して顔は穏やかではない。


『早く失せろ!!』

猛志先輩が強い口調でオレ達に言った。

結局オレ達は何も情報を得ることができないまま、建物をでていった。

⏰:07/08/10 02:02 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#780 [連絡]
今日はこれで終了です
スローペースですいません

一応感想板はっときます
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/


読んでくれている人がいたら嬉しいです

⏰:07/08/10 02:06 📱:SH903i 🆔:VNa0/jjM


#781 [りく☆]
『結局……何も収穫なしか』

ため息混じりに卓也がぼやいた。本人は間違いなくあの場に滝沢がいるか、何かしら情報を得られると確信していたのだろう。この状況をかなり悔しがっている。

『勇貴………いなかったね』

祥子も…落ち込むことしかできなく、そんな言葉をもらしている。

…滝沢は何処にいるんだ?

⏰:07/08/17 00:17 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#782 [りく☆]
この謎は猛志先輩に会ったことでさらに深まった。
家にも、学校にも、猛志先輩のところにもいない。もはやこれ以上滝沢の居場所を予想することは不可能だった。

そんな状況におかれたオレ達は、ただ沈黙を貫くしかなかった。

⏰:07/08/17 00:18 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#783 [りく☆]
"ププッーー"

オレ達の沈黙も車のクラクションが打ち砕いた。

『何だ?』

あまりに突然の出来事に卓也は驚き、声をあげた。

…まてよ

…この車ってもしかして…

『また会ったね。こんな所で何してるんだい?』

…やっぱりあの男性だ!!

⏰:07/08/17 00:20 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#784 [りく☆]
『いや……ちょっとあの建物に用があって…』

おどおどしながら答えてしまった。そんなオレを卓也と祥子はじっと見つめている。おそらくオレとあの男性の関係が気になってしかたないのだろう。

『あの建物に?』

男性は首を傾げながら言う

⏰:07/08/17 00:21 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#785 [りく☆]
『はいっ。ちょっと中にいる人に聞きたいことがあったんですよ。ところで……えっと……』

…ヤッベッ!!名前がわからない!!!!

オレは慌ててポケットに手を突っ込み、名刺を探した。

『呼び名は"カイ"でいいよ。名刺見なくても思い出せるようにしといてね。』

オレの慌てた動作に見兼ねたのか、優しくカイさんがいった。

⏰:07/08/17 00:22 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#786 [りく☆]
『すいません!!ところでカイさんは何でここに?』

『僕もあの建物に用があるんだよ』


…えっ?

あまりに驚き、言葉にできない。何故あの建物にカイさんが………

『もしかして……猛志先輩の言ってた"お客さん"?』

やや顔を強張らせながら卓也が言った。

⏰:07/08/17 00:24 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#787 [りく☆]
『そんな訳ないだろ!!』

まるで自分に言い聞かせるかの様にオレは卓也に言い返した。
まだ数回しか会っていないが、カイさんは喧嘩とかするような人ではない。確実な理由はないが、直感的にそう思えた。

『君達……猛志の知り合いなのかい?』

オレと卓也のやり取りに、カイさんが突っ込んできた。少し驚いたような顔をしている。

⏰:07/08/17 00:24 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#788 [りく☆]
『猛志先輩は…高校の先輩です』

『そうだったのか……。あいつは馬鹿だからなぁ、君達にいろいろと迷惑をかけただろう。悪かったね。兄として謝るよ。』

少し申し訳なさそうにカイさんが言う。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

…兄としてって

『猛志先輩と兄弟なんですか!?』

⏰:07/08/17 00:26 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#789 [りく☆]
思わず大きな声になってしまった。しかし、そうなるくらい驚きは大きかった。
カイさんと猛志先輩が兄弟だなんて…考えられないからだ。

『兄弟だよ。あいつはオレの3歳年下の弟だ。あんまり似てないからわからなかったかな?
名刺にはちゃんと"Aiba"って書いてあっただろ。ちゃんと見なきゃ』

カイさんは微笑みながら言う。彼にとってはそんなにたいしたことではないかもしれないが、オレには大問題だった。

あの猛志先輩の兄がまさかカイさんだなんて…

⏰:07/08/17 00:27 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#790 [りく☆]
『あいつまた変なことやり始めたから、連れ戻しに来たんだよ。いい年してバイク乗り回しやがって…』

カイさんの口調は、本当に弟を心配している兄のような感じだった。だからこそオレは2人の関係をすぐに認めることができたのだろう。

⏰:07/08/17 00:28 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#791 [りく☆]
『とりあえず僕は行かなきゃ。早くしないと猛志がやんちゃしだすからね。また、連絡してね。

次は優希と一緒がいいな。』

微笑みながらカイは言い、立ち去って言った。


『あの人誰だ?』

カイさんが見えなくなった途端に卓也がオレに尋ねてきた。

『オレもよくわからないんだ…』
オレは下を向き答える。

⏰:07/08/17 00:29 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#792 [りく☆]
『全く知らないわけはないだろ?……それに次は勇貴と一緒がいいってどういうことだ?』

『それは……ってか滝沢のことじゃぁないぞ!!』

とりあえず誤解をとくため言い返す。

『もしかして……荒井優希のこと?』

祥子が鋭くついてきた。祥子の勘は相変わらず鋭い。

『まぁ……』

少し曖昧に答えてみたが、2人は納得してないようだ。

⏰:07/08/17 00:30 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#793 [りく☆]
『少し詳しく教えてくれないか?もしかしたら勇貴のことがわかるかもしれない』

真剣な眼差しで、卓也はオレを見ながら言う。

『それは…また別の話だろ』

もはや言い訳にもならない、根拠のない言葉しか、オレは口にすることができない。

『とりあえず、りくとあのカイって人の関係を教えてよ。』

祥子も真剣だった。
オレがあやふやにしている真実を知りたいのか、それとも滝沢の情報が手に入ると信じオレに問いただしているのか、わからなかった。

⏰:07/08/17 00:42 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#794 [りく☆]
『カイさんとは本当に関係なんてないんだ…』

それは事実だ。
カイさんとは、ただたまたま出会っただけで、そしてあの人は優希と会いたがっているだけ。そんなカイさんにオレはただ頼み事をされているだけなのだから、関係なんて……


"ドサッ"


『た……卓也!?!?』

突然だった。
卓也が胸を押さえ付けながら倒れたのだ。そんな卓也にオレはただ呼びかけることしかできない

⏰:07/08/17 01:07 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#795 [りく☆]
『卓也……どうしたの…』

祥子は今にも泣きだしそうな声で卓也に問いかける。

しかし…卓也は苦しそうに胸を押さえ付けながら、咳込んで、祥子の言葉に反応しない。

『救急車呼んで!!』

卓也を抱き抱えながらオレは祥子に叫んだ。オレ達にはどうすることもできない状態だから、救急車を呼ぶことしかできないと考えたからだ

⏰:07/08/17 01:13 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#796 [りく☆]
その時だった。

"ガシッ"


弱々しくオレの腕を卓也が掴み、

『救急車は……呼ぶ…な。すぐ…大丈夫…に…なる。』

苦しそうに言う。
必死の卓也の訴えだったが、すぐに大丈夫になるようには思えなかった。


『バカッ!!こんなんで強がるなよ。病院に行けばすぐ楽になるぜ』

そう言って祥子に再び救急車を呼ぶように、目で合図を送った。祥子は黙って頷き、携帯をとりだし救急車を呼ぼうと番号を押し始める

⏰:07/08/17 01:20 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#797 [りく☆]
 

『呼ぶな!!……ゴホッ


頼…む。救急車は…呼ばないでくれ。』

苦しそうに卓也が訴える。

…そんなに苦しんでいるのに…何故拒否するんだ?

卓也の思考がまったくつかめなかった…。オレはただ黙って卓也を見守るしかできない

⏰:07/08/17 01:23 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#798 [りく☆]
祥子は自分の携帯をしまい、心配そうに卓也を見つめていた。
本当は救急車を呼ぶのが1番なのだが、あそこまで必死になって止められたら、呼ぶ気も失せてしまう。


『オレ…の……ポケットに……薬が……』


咳込みながら卓也がオレに言う。オレはすかさず卓也のポケットに手を突っ込み、卓也の言う薬を探した。

⏰:07/08/17 01:28 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#799 [りく☆]
『これか?』

ポケットから薬を取り出し、卓也に確認を求める。卓也は、もはやしゃべる気力もなく、黙って頷いた。


『りく…水あるよ』

祥子が自分の鞄から取り出し、直ぐさまオレに渡す。

そして、何とか卓也に薬を飲ます事ができた。

⏰:07/08/17 01:32 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#800 [りく☆]
しばらく時間がたつと、薬が効き始めたのか、卓也は大分落ち着き、胸の苦しみが消えていった様に思えた。しかし、まだ万全な体調には程遠い様子である。


『卓也って……持病とかないよな?』

確認のため、祥子に聞く。祥子は黙って頷いた。

しかし、卓也は薬を持っていた。つまりそれは、卓也自身は、自分に何らかの病が潜んでいる事を自覚しているということを意味する。

⏰:07/08/17 01:40 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#801 [りく☆]
『卓也……大丈夫か?』

何もすることの出来ないオレは、この言葉を卓也に言うしかなかった。他に何をしたらよいかわからない…

祥子もオレと同じような気持ちだと思えた。ただ心配そうに見つめている。


…オレはどうしたらぃぃんだ?


そんな時だった


『りく!!早く卓也を車に運べ!!』


後ろから声がする

⏰:07/08/17 01:47 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#802 [りく☆]
その声に祥子も反応した。

オレは一瞬自分の耳を疑った…

…まさか?

…なんで?


その声の主は猛志先輩でもなく、カイさんでもなかった。

久しぶりに聞く懐かしい声

頼りがいのある声だ。



その声の主は



滝沢だった。

⏰:07/08/17 01:51 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#803 [りく☆]
すいません
今日はここで中断します

よかったら感想カキコんでください

⏰:07/08/17 01:52 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#804 [りく☆]
…見間違いではない…

…明らかに車の前に立っているのは滝沢だ。

あまりの突然な出来事に、オレと祥子は固まっていた。何と言葉を返していいかわからずにいた。
あんなに必死になって捜していた人が、いきなり現れたのだから。

会えた喜びよりも

驚きのほうが大きい…

⏰:07/08/17 17:18 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#805 [りく☆]
 

『ゆう…き…なの…か?』

滝沢の声にようやく反応した卓也が、かすれた声でオレに言う。

『あぁ…』

まだこの現実を信じられないオレは、呟くことしかできない。

『早くしろ!!』

滝沢がオレを見ながら叫ぶ。

⏰:07/08/17 17:23 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#806 [りく☆]
そんな滝沢の訴えに、ようやくオレは我にかえった。

『今行く!!』

そう返事をし、自力で立つことすら出来ない卓也を肩にかかえ、車へ急いだ。


『私も…手伝うよ』

未だに現状をのみこめていない様子の祥子が、オレのもとにやってきた。
そして2人で卓也を車に運ぶ。

⏰:07/08/17 17:28 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#807 [りく☆]
 



運転席に座った滝沢が、慌ただしく車を走らせた。

『卓也の状態は?』

戸惑うオレ達をよそに、冷静に滝沢が問う。
卓也は先程と比べるとよくなってはいたか、やはりきつそうな感じであった。

『オレなら……大丈夫だ』

オレが口を開く前に、苦しそうに卓也が答えた。

⏰:07/08/17 17:34 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#808 [りく☆]
『とても大丈夫そうな奴の口調とは思えないけどな…』

少し険しい顔しながら滝沢が言う。さらに滝沢は言葉を続けた。


『卓也には薬飲ませているか?』

『あぁ…飲ませた。』

!!!!!!!!!!!!!!!!!

『お前卓也が薬飲んでいたのしってたのか?』

オレは思わず声を張り上げた。

『詳しくはわからないが…少しは』

ここでも冷静に滝沢は答える

⏰:07/08/17 17:48 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#809 [りく☆]
『前にも同じようなことがあってな。その時卓也が薬を服用していることだけ知ったんだ。』

ミラーごしに卓也を見ながら滝沢は答えた。

『何の病気なんだ?』

すかさずオレが聞いた。

『それは…オレもわからねぇ。何回聞いても卓也は"たいしたことないから大丈夫"としか言わないからな…。』

ため息混じりに滝沢が言う。

⏰:07/08/17 17:53 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#810 [りく☆]
苦しみが大分和らいだのか、ゆっくりと卓也が起き上がった。

『オレの話はしなくていいだろ…。オレが大丈夫って言ってるから大丈夫だ。

それより……勇貴、お前どこにいた!?オレ達がどんだけ心配したとおもってる!!』

『そうだよ…』

泣きそうな声で祥子も言う

⏰:07/08/17 17:59 📱:SH903i 🆔:Ju5iouVs


#811 [りく☆]
更新遅れてすいません

体調がまた悪くなってしまって……まだ更新が遅れると思います
体調が良くなり次第、更新しますのでどうかよろしくお願いします

厚かましくすいませんどなたか読んでくれてますか

⏰:07/08/20 01:24 📱:SH903i 🆔:zc7ojvSI


#812 [我輩は匿名である]
読んでますよぉwェ
ゆっくり休んでくださいね〜

⏰:07/08/20 01:39 📱:W51K 🆔:cxgfGMKc


#813 [我輩は匿名である]
読んでますよ〜
〜運命の人〜の大ファンです

⏰:07/08/20 02:33 📱:N904i 🆔:dIgCYEss


#814 [我輩は匿名である]
読んでます

わたしも大ファンです//

これからも頑張ってください

⏰:07/08/21 14:10 📱:PC 🆔:m5b2.bIk


#815 [ラヴ]
初めましてめっちゃ好きです!この内容ビックリしましたとにかく『ホレました』りくサンすごぃですねアタシだったら書けませんよまぁ、書こうとも思ってナィんですけど読むのがただ好きなだけなんですけどネだしてほしぃくらぃです何故りくサンにひかれたのかゎ分からないんですが
はまりましたヨォ
続きを早く書いてほしぃのでスミマセンが頑張って書いてくださぃッッお願いします

⏰:07/08/22 11:06 📱:N702iD 🆔:jYFwBMlI


#816 [りく☆]
遅くなってすいませんそして、書き込み本当にありがとうございます
みなさんへの返事を感想板のほうに書かしてもらいました
↓↓
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/


これからも読んでもらえると嬉しいです

⏰:07/08/23 17:28 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#817 [りく☆]
『悪い…』

ゆっくりと滝沢は答えた。しかし、オレ達にとってはそんな返事は答えになっていない。

『ちゃんと話してよ。どこで何してたの??』

必死な声で祥子が言う。祥子はもしかしたら、今回の滝沢の一連の行動は、自分の責任だと思っているのかもしれない。

⏰:07/08/23 17:36 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#818 [りく☆]
確かに、公園での出来事以来、滝沢は姿を眩ませていた。祥子との喧嘩も原因の一つだろう。

『滝沢…黙ってないで答えてくれよ』

オレの訴えも虚しく、しばらく滝沢は黙り込むんでいた。


交差点の信号が赤になり、滝沢の運転する車が止まる。それと同時に車内は異様な空気に包まれていた。

⏰:07/08/23 17:42 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#819 [りく☆]
『今回は、何も言わずに消えてしまって悪かった…』

ゆっくり冷静に、滝沢は話す。

『それは聞き飽きたよ。勇貴、何があったのかを教えてくれ』

苦しさも大分おさまった卓也が、シートから身を乗り出して言う。

『オレ達の付き合いって、けっこう長いよな。』


…何をいきなり!?

突然の滝沢の言葉だった。呆然とするオレ達をよそに、さらに滝沢は話を続ける。

⏰:07/08/23 17:50 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#820 [りく☆]
『みんなで騒いだり、悩んだり……いろんな事オレ達でやってきた。単なる友達とかの関係じゃなくて、親友を越えたような関係におもえるんだ』

まだ滝沢は話し続ける。途中に祥子が話そうとしたりしたが、滝沢は無視し、自分の話を続けた。


『そんなオレ達だからこそ、今まで自分の心をオープンにしていろんな話をできたんだと思う……そしてこれからも』

⏰:07/08/23 18:03 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#821 [りく☆]
『何が言いたい??』

卓也は自分のもつ疑問を、滝沢にありのまま伝えた。それでも滝沢は、自分の話を続ける。

『だから…オレ達は、何でも話し合える仲だ。


そんなオレ達にも、やっぱりお互い言えない秘密はある。例えば…卓也の病気とか』

卓也は驚いた顔をし、下を向いた。それほど卓也は、自分の病気を言いたくないのだろう。

⏰:07/08/23 18:32 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#822 [りく☆]
『オレだって今回の自分の行動を秘密にしていた訳だし、別に批判はしない。卓也のは心配するけどな。
まぁどんな事にしても、何かしら言えない秘密を誰もが持っている。それは悪い事ではないと思う。』

また、信号で車が止まった。滝沢は一息つきながら景色に視線を変えた。外は誰もいない静かな暗闇だった。

⏰:07/08/23 18:51 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#823 [りく☆]
『じゃぁ…今回の滝沢の行動は、誰にも話せない秘密って事か?』

恐る恐る滝沢にオレは尋ねた。

『いや………そういうつもりで話した訳じゃない。』

オレの方をむき、微笑みながら滝沢が答えた。

車は暗闇を走り始める。


そして、また言葉を続けた。

⏰:07/08/23 18:57 📱:SH903i 🆔:v9O3AVEg


#824 [りく☆]
『別にオレは話してもぃぃんだけど…』

また、微笑みながら滝沢はオレをみた

『話すかどうかはりく次第だな』

『はぁっ?!』

…オレ次第?

滝沢の発言の意味がまったくわからない。何を話しているのか、何を伝えたいのか…。

『どういう事だ!?』

改めてオレは聞き直した。

⏰:07/08/24 00:28 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#825 [りく☆]
…今回の滝沢の行動は、オレが原因なのか!?

たしかに滝沢は、未だに祥子がオレを好きだと勘違いしているが……そんなことで姿を眩ませたりはしないだろう。


『さっき言ったよな。誰にも話せない秘密はあるって…』

片手で車を運転しながら、滝沢がまた語り始めた。


『りくもあるはずだぜ。



誰にも話せない"過去の"秘密が…』

⏰:07/08/24 00:35 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#826 [りく☆]
…過去の秘密


確かにオレは、過去を隠し通して生きてきた。全てではないが、優希とのことは誰にも話していない。

…滝沢は、そのことをオレに言いたいのか!?


しかし、そんなオレの過去と、滝沢の行動との接点は全くないと思える。

⏰:07/08/24 00:40 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#827 [りく☆]
『オレの過去だって!?』

返ってくる答えなんて予想はすぐできるが……
あえてオレは滝沢に聞き返した。

『りく……お前が一番オレの言葉の意味をわかっているはずだ。』

冷静なのか、わからないが淡々と滝沢は話す。

『さぁ何の事だか?』

滝沢の言う通り、意味なんてわかっているのだが、認めたくなかった

⏰:07/08/24 00:46 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#828 [りく☆]
『そうか…』

車を止めて、滝沢が呟いた。
しばらく沈黙が続いた。オレの返答に、滝沢は必ず何かしら言い返してくると思っていたので、この展開は予想外だった。


『本当にわからないのか??』

決してオレを見る事なく滝沢が言う。


『りく…



何でオレを下の名前で呼べないんだ!?』

⏰:07/08/24 00:51 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#829 [りく☆]
…やっぱり優希のことか


オレは言葉を詰まらせた。別に下の名前を呼ぶ作業くらい誰にでもできることだが、"ゆうき"という名前だけは、オレは口にできない。
過去がオレを縛り付けるから…


『呼べないのか!?』

冷静な口調で滝沢がオレに言う。

⏰:07/08/24 00:56 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#830 [りく☆]
オレには、そんな単純作業がこなせず、黙り込んでしまった。


『呼べないんだ。』

外を見渡しながら、滝沢がさらりと言い放った。

『本当に呼べないの!?』

驚いたように祥子が言った。卓也も同じことで驚いているのだろう……発言すらしてこない

⏰:07/08/24 01:02 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#831 [りく☆]
『何で!?!?』

慌ただしく祥子が尋ねてきた。一番返答できない質問だ。

『それは……』


…言い訳すらみつからない

オレはまた黙り込んでしまった。
今までこれに似たような質問をされたことはいくつかあった。そのたびに黙り込むオレを助けてくれたのが…滝沢だった。
しかし今は、助けの手を差し延べてはくれない

⏰:07/08/24 01:06 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#832 [りく☆]
『それは、りくの過去の秘密だろ??』

ゆっくりとした口調で滝沢が答えた。

『呼べない理由が、りくの過去の秘密??』

卓也が不思議そうに滝沢に言った。

『おそらく』

卓也をみながら滝沢は答えた。その口調にはどことなく確信があるように思える

…何故?

⏰:07/08/24 01:10 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#833 [りく☆]
『オレの過去と、滝沢の行動に何の関係があるんだよ!?』

ささいな抵抗だろうか。弱々しい口調でオレは滝沢に言う。

『だいたい…今は滝沢の話をしてるんだろ?オレの過去の事なんて話す必要ないやん。

それに……誰でも人に話せない秘密を持っているんだろ!?さっき滝沢が言ったじゃねぇか。オレにだって秘密はある……』

⏰:07/08/24 01:17 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#834 [りく☆]
思わず熱くなって言ってしまった。明らかにオレが熱くなるのはおかしいはずなのに…

『何熱くなってんだよ。お前が"自分の過去の秘密がわからない"って言ったから、オレは言っただけだ』

案の定、滝沢に矛盾点をつかれた。そんな冷静な滝沢に、オレはもはや反論なんてできない。

⏰:07/08/24 01:22 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#835 [りく☆]
『誰にでも人に話せない秘密はある。

確かにオレはそう言った。だからりくの言い分もわかる』

滝沢の雰囲気が少し変わった。そして話しを続ける。

『けど…もしその秘密が、自身を苦しめ、悩ませているとしたら………そしてその悩みかたが尋常じゃなかったら、ほっとけるわけがない』

⏰:07/08/24 01:29 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#836 [あや]
早く続きヵ"読みたLIです
(p'v`*))゜★:-☆


読んでてすごく夢中
になります

⏰:07/08/24 12:54 📱:P703i 🆔:Euqg6VnM


#837 [りく☆]
<<あやさん

読んでもらって嬉しいです感想や指摘ありましたら、どうか感想板に書き込んでください

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/

⏰:07/08/24 21:12 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#838 [りく☆]
『尋常じゃない悩みかた…?』

無意識に、言われた言葉をそのまま疑問にして言葉にしていた。

『りく、お前自身はわかっているだろ!?自分がどれだけ過去に悩まされ、苦しめられているか…』

滝沢の言う通りだ。
オレは未だに、自分の侵した過去の過ちに縛られている。そしてこれからも………
しかし、何故滝沢はわかったのだろうか!?オレが過去に苦しめられていることを…

⏰:07/08/24 21:14 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#839 [りく☆]
『なぁ勇貴……いったい何の話をしてるんだ!?』

不思議そぉに卓也が尋ねる。祥子も同じ疑問を抱いていたのだろうか…卓也の言葉に頷いていた。

『何の話って………オレが姿を眩ませた理由を話してるんだけど』
そぉ滝沢は答えたが、車内に彼の言葉を理解できる者は誰もいなかった。
オレ達は、いきなりオレの過去を語りだしたりした滝沢の言いたい事がわからなかった。

⏰:07/08/24 21:15 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#840 [りく☆]
『何がなんだかわかんないよ…。りくの過去と…何の関係があるの?』

滝沢を見ないように、下を向きながら祥子が弱々しく言う。

『オレ達にわかるように話してくれよ……お前の行動の理由と…りくの過去とか』

…オレの過去も話すのか?

思いきったように滝沢に卓也が尋ねていた。何故か滝沢が、知るはずもないオレの過去を知ってそうな気がし、オレの過去が明かされれるような気持ちに陥っていた

⏰:07/08/24 21:17 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#841 [りく☆]
『話せるかどうかは…りく次第だ』

オレに微笑みかけながら滝沢があっさり答えた。

『それは…りくの過去の事だろ!?
勇貴……お前の今回の行動の理由は話せるだろう??』

『だから…それもりく次第…』

⏰:07/08/24 21:18 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#842 [りく☆]
卓也の質問にまた滝沢は即答する。もはや卓也は何も理解できないという様子だった。無理もない………滝沢の発言には疑問が多すぎる。

…何故オレ次第なんだ?

疑問が浮かぶ…滝沢から答えがでてこない疑問が…

『訳わからないか…

ってか、卓也のせいで話がそれただろうが。とりあえず少し話を戻して考えてみろ』

暗闇に視線をむけながら、不可解なことを滝沢が言った。

⏰:07/08/24 21:20 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#843 [りく☆]
『オレのせいかよっ!!

話を戻すって…………りくの過去の秘密の話?』

シートから身を乗り出して卓也が答えたが、滝沢は無言で首を横に振る。

『誰にも言えない秘密……って話?』

考えながら祥子がぼやいたが、どうやらおしいが、それも違うらしい。またしても滝沢は首を横に振る。

⏰:07/08/24 21:21 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#844 [りく☆]
…何の話だ??

そんな事を考えている時だった。卓也が口を開いた。

『尋常じゃない悩みかた……って話か!?』

『そう……その話』

突然だった。卓也の言葉に滝沢がいきなり答えたのだ。
その話が一体何なのか、全くわからずにいた。

⏰:07/08/24 21:24 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#845 [りく☆]
『その話が……どうしたんだ?』

首を傾げながら卓也が言う。そんな卓也を無視するかのように滝沢は話を続けた。

『始めてりくに出会ったとき、りくは誰とも口を聞かず、独りでいた。何かしら大きな悩みを抱えているように思えたのを覚えている。
まさしくオレがさっき話したような状態だった。

そんなりくを救ったのが…結衣だ。尋常じゃない悩みかたをしていたりくを放ってはおけなかったんだろう。結衣がりくに手を差し延べた事で、りくはオレ達と話せるようになった。』

⏰:07/08/24 23:11 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#846 [りく☆]
『そういえば…りくは最初そんな感じだったね』

昔を思い出すように祥子が言う。

『あぁ…。それからりくは、オレ達と深い関係になっていったよな。
いつも5人で行動してた…』

滝沢の言葉に、オレはあの頃を思い出した。結衣がいて、何をするときも5人で行動していたときを……
まだ結衣が生きていた頃だ。過去を少し忘れられたような気がした幸せな時だった。

⏰:07/08/24 23:53 📱:SH903i 🆔:4HQX4ZSc


#847 [りく☆]
『懐かしいが……それが一体何の話なんだ!?』

卓也は、思い出に浸りながらも、抱いた疑問を滝沢にぶつけた。そんな卓也をよそに、滝沢は、またゆっくりと語り始める

『そんな楽しい日々が続いていた時………あの事故が起こった。』

滝沢の言葉にオレは、思わず下を向いた。

⏰:07/08/25 00:00 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#848 [りく☆]
『別にりくを責めてはいないさ。あれは事故だったんだから。』

オレの様子を見た滝沢が、優しくオレに言った。そして、滝沢は話を続ける

『あの事故以来、りくは少し昔の自分に戻ったように思えた。口をあまりきかなくなったし、学校も休むし…

まぁすぐ立ち直ることができるわけないからな…

そんな時だった………あの出来事が起きたのは』

⏰:07/08/25 00:06 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#849 [りく☆]
『あの出来事!?』

卓也がすかさずつっこむ。そんな卓也を冷静に対処するように、落ち着きある口調で話始めた。

『事故からけっこう月日がたったある日、オレはまだ落ち込んでいたりくを励ますため、りくがいたあるマンションの屋上にいったんだ』

…まさか!?

…あの出来事って

『滝沢!!』

思わず…叫んでしまった。

⏰:07/08/25 00:14 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#850 [りく☆]
卓也と祥子は、オレの突然の叫び声に驚いていた。一方の滝沢は、まだ冷静な様子だった。まるでこうなることが分かっていたみたいに……

『言ったろ……話せるかどうかはりく次第だって』

興奮ぎみなオレを見ながら滝沢は2人に言った。さらに滝沢は喋りだした


『りく……嫌な過去かもしれないが、これくらいは話さしてくれよ。

お前は、嫌な過去を全て独りで抱え込むつもりか?』

⏰:07/08/25 00:22 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#851 [あ]
>>304-1000
>>600-1000
>>800-1000

⏰:07/08/25 00:37 📱:P903i 🆔:azJ./fKE


#852 [りく☆]
滝沢の訴えに、オレは思わず黙り込んでしまった。確かにオレは、全て独りで抱え込んでいたから…

そんな考え込んだオレをよそに、滝沢は話始めた。

『マンションの屋上にいたとき…一人の女の子が現れた。荒井優希だ


彼女の出現により、りくは自分を見失い、屋上から飛び降りようとしたんだ…』

⏰:07/08/25 00:55 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#853 [りく☆]
滝沢の言葉に、2人は完全に言葉を失っていた。そんな2人をよそに、滝沢はまだ話し続けた。

『それからだ……りくの様子がおかしくなったのは。それ以来、まるで昔に戻ったように、悩みを抱え込むようになった。
それからは、荒井優希の名前がでるたびに、りくの様子が変わるようになった。』

⏰:07/08/25 01:17 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#854 [りく☆]
『それでわかったんだよ。何故りくがオレを"ゆうき"と呼ばないのかが。

それに、りくが抱える過去の悩み"荒井優希"が絡んでいるように思えたんだ。
それで、彼女について少し調べたりした。いろんな人から情報をもらってな。

そして、りくと荒井優希が、昔、同じ町に住んでいたことがわかったんだ。




真実を知るため、オレはその町に行ってきた。それがオレが姿を眩ませた理由だ』

⏰:07/08/25 01:30 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#855 [りく☆]
一気に喋りきった滝沢は、一呼吸ついて口を閉じた。
オレは、滝沢が言った事を受け止めるのにしばらく時間が必要だった


…滝沢は、オレの故郷に行ったのか!?

『じゃぁ……お前がいなくなった理由ってのは、りくの過去を知りに行ったからって事か!?』

卓也の質問が沈黙を破る。

『あぁ…』

ゆっくりと滝沢が答える

⏰:07/08/25 01:50 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#856 [りく☆]
『こうでもしないと…りくは絶対にオレ達に悩み話したりはしない。
そしたら、りくはずっと独りで悩みを抱え込む事になる。そんな事になったら、いずれ限界がくるだろ……てかもぉすでに限界きてるじゃぁねぇか!!

興味本位で行ったわけじゃねぇ』

熱くなりながら滝沢が言った。その姿は、今までと変わりなく、いつもオレ達を心配してくれる優しい滝沢の姿だった

⏰:07/08/25 02:00 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#857 [りく☆]
今日ここまでです

短い更新ですが、感想を頂けたら嬉しいです


bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/
感想板です

⏰:07/08/25 02:07 📱:SH903i 🆔:JY1KGyk2


#858 [、]
>>586-1000

⏰:07/08/25 08:40 📱:P903i 🆔:azJ./fKE


#859 [あや]
まぢ大ファンです
この小説 他のヨリ一番好きなンで(ノν'艸))
更新 頑張って下さLI
楽しみにしてます

⏰:07/08/26 00:33 📱:P703i 🆔:6.j88qOc


#860 [りく☆]
>>あやさん

大ファンなんて言ってもらえて、むっちゃ嬉しいです期待にこたえられるように頑張るので、どうか読んでください

⏰:07/08/26 00:44 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#861 [りく☆]
…滝沢は、オレの過去をどこまで知ったんだ!?

滝沢の優しい気持ちはとても嬉しかったが、素朴な疑問が浮かんだ。軽くだったらまだ大丈夫だが……もし深く、奥まで知られていたら……そぉ考えると、滝沢の行動が逆に怖く感じられる。
オレの気持ちは、とても複雑に絡み合って、整理できずにいた。

⏰:07/08/26 00:54 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#862 [りく☆]
…どこまで知ったんだ!?

…オレが虐待にあっていたこと!?

…オレと優希が一緒に暮らしてたことまで!?

…オレと優希の仲!?

…"あの事件"があったこと!?





…"あの事件"の真相!?

⏰:07/08/26 00:59 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#863 [りく☆]
何も語らない滝沢が、オレにとっては怖かった。運転席に黙って座る彼の口から、どんな真実が語られるのか……そんな現状に脅えていた。
卓也と祥子は、滝沢の話を一気には理解できず、ゆっくり確認しているような様子だった。

そのせいで、車内は異様な空気に包まれている……それぞれが醸し出す緊張感が、車内を緊迫させていた

⏰:07/08/26 01:05 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#864 [りく☆]
『勇貴……お前の言いたい事は何となくだがわかったよ。確かに、りくの様子も最近おかしかったし。

それに今回のお前の行動も理解はできた

それで……お前は何を知ったんだ!?』

緊迫した空気の中、黙り込む滝沢に卓也が尋ねた。オレが最も気にかけていた真相を……

⏰:07/08/26 01:10 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#865 [りく☆]
『何を知ったか……。』

そう呟いた滝沢は、突然ハンドルを握りしめ、車を走らせた。
暗闇に染まった景色から、ここが何処であるか、どこに向かっているかが理解できない。
ただ車は暗闇を走り抜ける。

『何日も滞在していたが、オレが知ることのできた情報は少なかった。』

そんな滝沢の言葉に、オレは少しだが緊張が抜けた

⏰:07/08/26 01:17 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#866 [りく☆]
『ただ……
全く何も分からなかった訳じゃない。



小学生時代……りくと荒井優希は同じ町、そして同じ家に住んでいた。』


  !!!!!!!!!!!!!!

…何で知ってるんだ!?

滝沢の言葉に、卓也と祥子は固まった。驚きを通り越した反応だろう。オレも同様に固まっていた……そこまで過去を知られたことに驚きを隠せない。

⏰:07/08/26 01:26 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#867 [りく☆]
滝沢は、そんなオレ達を気にすることなく、話を続ける


『りくの父親と荒井優希の母親がいて、4人で暮らしていたそうだ。


"昔は"りくと荒井優希は、かなり仲がよかったらしい。聞いた人の話では……恋人みたいだったってさ。

しかし、ある日……4人ででかけた旅行先で事故があったそうだ。
その事故とは……りくの父親の転落事故。不運にも足を滑らしたらしい。

そして、その事故以来、2はバラバラになってしまった』

⏰:07/08/26 01:35 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#868 [りく☆]
『オレがわかったのはここまでだ。

何故りくは事故以来変わってしまったのか……オレが話を聞いた人も不思議がっていた。

確かに、父親が事故死したことは悲しいが……
何故、荒井優希との関係もなくなってしまったのか……

それが唯一残った大きな疑問……


実際、今もりくは、荒井優希を裂けている。

その疑問こそが、りくの悩みの元凶だろうとオレは思うんだ。


これは……りく以外にはわからない』

⏰:07/08/26 01:43 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#869 [りく☆]
滝沢は、自分が聞いてきたこと全てを話たのか……もぉこれ以上話すことはないという顔をしている。


そんな滝沢の話に、卓也と祥子は、もはや驚きだけでは表せれない表情をしていた。
無理もない……


オレが今まで決して語ることのなかった過去を、滝沢が一気に話したのだから。

冷静になってる方が無理だ

⏰:07/08/26 01:48 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#870 [りく☆]
オレは、自分の感情のコントロールに戸惑っていた。

…怒り!?

…悲しみ!?

…苦しみ!?

いろんな感情があるが、果たしてオレは今どの感情があてはまるのか……わからない。

ただ……知られたくなかった過去を

オレは知られてしまった


そんな想いからくる胸の痛みは……苦しみだろう

⏰:07/08/26 01:54 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#871 [りく☆]
『りく……ゴメンな

悪く思うなよ。』

聞こえるかわからないような声で、突然滝沢が呟いた。

『本当は黙っていたほうがいいとも思ったんだ。

だけど……それじゃお前は何も変わらない。ずっと独りで悩みを抱え込むから……

苦しみから抜けられない。
孤独から解放されない。

そんな気がしたんだ。
だから……喋るしかないと思った。最低なやり方だけど……少しでもお前の力になりたかったんだ


これ以上お前が苦しむのを黙って見てられなかったんだ!!』

瞳を少し輝かせながらの滝沢からの訴えだった

⏰:07/08/26 02:04 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#872 [りく☆]
『サンキュー』

放心状態なオレの口から出た言葉。

…本当に感謝してるのか!?
わからなかった。けど、滝沢の想いが、嬉しかったのは事実である。


"キキッー-"


突然車が止まった……辺りは見慣れた景色であった。

見慣れているのも無理もない。そこは、オレの家の前だった。

⏰:07/08/26 02:09 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#873 [りく☆]
『りく……

酷なことを言ったかもしれない。

お前がオレをどう思ったがわからないが……オレはいつでもお前の味方だから。例え過去にどんな事があろうとも……

そして、オレ達はお前の親友だ。お前がどう思おうと、オレ達気持ちは変わらない。


だからこそ、お前が抱える悩みを打ち明けて欲しい。
お前の力になりたいから……』

滝沢はそう言い、オレを無理矢理車から降ろした。

『2日間話すかどうかゆっくり考えてくれ。

もしオレ達に打ち明かしてくれるのなら、2日間以内に学校に来い。

嫌なら、2日以上休め。その時は、オレ達はこの話を全て忘れるから…』

⏰:07/08/26 02:20 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#874 [りく☆]
そう言い残して、滝沢の車は暗闇に消えていった。

車のライトだけがうっすら見えている。



『オレは……どうしたらいいんだ!?』

自分がわからなかった。思考能力も今はまったくない。ただこの言葉だけがでてくる

…どうしたらいいんだ!?

オレを包みこむ暗闇も

空にうかぶ三日月も

雲も

この疑問に答えてはくれない

⏰:07/08/26 02:25 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#875 [りく☆]
感想板ですよかったら感想ください
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/

自分にとって何より励みになるので

⏰:07/08/26 02:34 📱:SH903i 🆔:1JSGY3/6


#876 [我輩は匿名である]
気になる//
続き楽しみにしてます☆

⏰:07/08/26 16:27 📱:PC 🆔:Ez1ZPt5E


#877 [あや]
更新楽しみにしてるンで
頑張ってさい(*ノ∀`)ノ"

⏰:07/08/28 18:01 📱:P703i 🆔:ZwsOXJMA


#878 [りく☆]
>>877 あみさん

いつもありがとうございます
更新遅れてすいません今日少しですが更新しますので、どうか読んでください

⏰:07/08/28 23:51 📱:SH903i 🆔:DC7OpjhE


#879 [りく☆]
>>878

あやさんすいません名前を書き間違えてしまうなんて……申し訳ないです

⏰:07/08/28 23:53 📱:SH903i 🆔:DC7OpjhE


#880 [あや]
全然 大丈夫ですよ

頑張ってさい('艸'‐★゚かなり楽しみです

⏰:07/08/29 21:55 📱:P703i 🆔:FKiP2HM2


#881 [りく☆]
 



『……だめだ。』

勢いよく布団から起き上がり、オレは頭をかかえていた。最近、眠れない日々が続いている。

部屋の奥にある、ベランダに通じる窓に、くっつけるように置かれたベットにオレは寝ている。
部屋には、隅に置かれたベットと、ソファー、木製のアンティークなテーブルと棚がある。必要最低限の物しか部屋には置かれていない。

⏰:07/08/30 00:49 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#882 [りく☆]
8畳もの広さのある部屋に、そのような物が置かれている。そんな部屋を眠れないオレは、ただ眺めていた。

月明かりに照らされた真っ白な部屋の壁には、オレの影が写っている。

眠れもしないのに、ベットにいるのが嫌になり、たまらずベランダにいった。

⏰:07/08/30 00:54 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#883 [りく☆]
ゆっくりと口元に煙草を運び、火をつけた。ベランダに座りながら、静かに一服する。

『チロ……起こしたか?』

気がつけば、オレの横にはチロが座っていた。煙草を吸っているときは、あまり近寄ってこないチロが。
オレは、煙草をもっていない手で、優しくチロを撫でる。

⏰:07/08/30 00:59 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#884 [りく☆]
チロは、気持ち良さそうな表情で、また眠りに落ちそうになっていた。そんなチロをみると、心が和む……相変わらずオレの心理状態は、不安定だった。
チロが精神安定剤だなんて言い方をしても、それは決して大袈裟ではなく、事実であった。そう言いきれるのは、チロを飼い始めてから、チロなしで寝れた日一度もはないからだ。

しかし最近では、チロがいても、なかなか寝付けないでいる。

⏰:07/08/30 01:06 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#885 [りく☆]
滝沢がオレの過去を話した。

そしてオレは、過去を打ち明けるかどうかを、考える時間を与えられた。

その現実が……オレを苦しめ、なかなか睡眠を許してくれない。

滝沢の言葉通り、オレは過去を話すかどうか、しっかり考えた。しかし、それはオレ一人で決めていいことなのか……そもそも人に話せることなのか……
様々な障害が立ちはだかる

⏰:07/08/30 01:11 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#886 [りく☆]
煙草の灰を落とし、また口元へと煙草をもっていく。できるだけチロに煙りがいかないように、口から煙りをだす。
その動作が終わると、オレは再び悩み混んでしまう。"過去"について


『もぉ……悩んだって無駄なのにな』

そんな愚痴をこぼしながら、灰皿に煙草を押し付ける。

もぉ……悩んだってむだ

ときの流れが結論をくだした。


あの日から一週間たっている

⏰:07/08/30 01:18 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#887 [りく☆]
滝沢がオレに与えた期間は"2日間"……それ以上休んだオレは、過去を語らないと彼等に伝えることになる。
過去を語りなくなかった訳ではない……しかし、語ろうという決心もついてない。
オレはずっと悩み続けていたのだ。その結果、一週間という時間がたった。
何も結論をだせないまま……

⏰:07/08/30 01:37 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#888 [りく☆]
…結局オレは、滝沢を裏切ってしまったのか!?

…あんなにオレのために必死になってくれた滝沢を


そう思うと、胸が苦しくなる。申し訳ない気持ちでいっぱいだった……

『チロ……中で寝るか』

眠りに落ちそうなチロを抱き抱えて、オレは部屋のベットに横になった

⏰:07/08/30 01:47 📱:SH903i 🆔:L8aXHAsg


#889 [あや]
見ました
頑張ってください☆ミ

⏰:07/08/30 13:52 📱:P703i 🆔:yYov07es


#890 [りく☆]
>>889 あやさん

いつもありがとうございます少しですが更新します

⏰:07/08/31 00:30 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#891 [りく☆]
 



『まぶしい……』

窓から降り注ぐ太陽の光りが、オレの顔を照らしつける。その眩しさに、オレは毎日目を覚ますのだ。
あれから結局オレは、チロと一緒に寝ていたのだろう。隣には、まだ気持ち良さそうにチロが寝ている。

オレの目覚めはよかった。久しぶりに、夢……昔の記憶をみなかったからだ。

⏰:07/08/31 00:37 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#892 [りく☆]
ベットから降りると、オレはいつものように着替えをすまし、チロの朝飯を用事する。
未だに学校に行く気はない……制服ではなく、部屋着にきがえている。

オレがキッチンで準備をしていると、いつの間にか起きたチロが、ゆっくりとオレに近づいてくる。そして、チロにミルクをあげるのがオレの日課だ。

⏰:07/08/31 00:45 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#893 [りく☆]
『おはようチロ』

ゆっくりとミルクを飲むチロの頭を撫でながら語りかける。ここのところ、人を避けているため、チロとの一方的な会話しかしていない。食事もちゃんととれていない状態だ。
完全に昔に戻ってしまっている………深山での事故があってすぐの昔のオレに

⏰:07/08/31 00:51 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#894 [りく☆]
"ドンッ…ドンッ"

『誰だ!?』

だれかが……ドアをノックした。

…インターフォン押せよ

何て思いながら、ゆっくりと玄関へと向かった。チロは、食事を中断し、部屋のすみに隠れていた。どうやらチロも人との接触が嫌いらしい

⏰:07/08/31 00:56 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#895 [りく☆]
『いないのかー!?』

玄関のドアの向こうから、聞き慣れない声がする。

…だれだ!?

てっきり知り合いが訪問しにきたかと思っていたため、驚きを隠せない。
しかし、知り合いでなかったことに、若干安心していた。滝沢だったりしたら…会わせる顔がないからだ

"ドンッ…ドンッ…ドンッ"

ドアを叩く音が強くなる

⏰:07/08/31 01:01 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#896 [りく☆]
…だからインターフォン押せよ!!

若干苛立ちながらも、玄関にたどり着いた。恐る恐る玄関のドアを、チェーンはしたまま少し開けた。


『何ですか?』

わずかな隙間から、突然の訪問者に問いかけた。

…誰だ?

隙間から見えるのは、男性で、まったく見覚えがない顔だった。

⏰:07/08/31 01:06 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#897 [りく☆]
身長は少し高めの男性で、日に焼けた顔は、整ったきれいな顔だった。ただ……服装は、少し汚れたネイビーのとび職の仕事着を着ている。誰が見ても大工関係の人とわかる格好だ。

…とびが何でオレに!?

『おっ……やっと出てきたか♪』

オレの疑問をよそに、男性はオレに語りかける。

『久しぶりだな〜

とりあえず入れてくれよ!!』

⏰:07/08/31 01:14 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#898 [りく☆]
あまりの強引さに、オレは渋々家に男性を入れた。まるで我が家に帰ったかのように、男性はソファーでくつろぎ始めた。


『いやぁ〜途中迷子になってよ、結構あるいたべ。やっぱ慣れない土地は迷うな♪』

意気揚々に男性は喋りだす。あまりの図々しさに、オレは戸惑っていた。


『オレに何か!?』

とりあえず疑問をぶつけた。まずはこの疑問を解決しないと話にならない

⏰:07/08/31 01:21 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#899 [りく☆]
『何かって……久しぶりの再開だろ!?もっと喜べよ♪』

笑いながらオレに言う。

…久しぶりの再開!?

その言葉に驚きを隠せない。オレはこの男性といつあったのか?とび職の人と関係なんてないはずなのに……

戸惑うオレを見た男性は、呆れたようにため息をついた。

『もぉ忘れたのか!?まぁ……昔と大分変わったが、それでもわかるだろ!?』

⏰:07/08/31 01:26 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#900 [りく☆]
相変わらずオレは、首を傾げていた。

…昔の知り合いなのか?

…とび職の知り合いなんていたっけ?


疑問は深まるばかりだった。男性をじっと見つめながら、しばらく考え込んでいた。そんなオレを見兼ねたのか、男性が口を開く

⏰:07/08/31 01:29 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#901 [りく☆]
『小学生以来の再開だぜ!!そんなに忘れられても、さすがにショックだな……せっかくお前を心配してやってきたのにな↓』

ややふて腐れながら男性が言った。

『思い出したか??』


…小学生以来の再開!?




誰だ!?

⏰:07/08/31 01:33 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#902 [りく☆]
『美里は気がついたのによ……』

男性がボソッと呟いた。自分に気がついてもらえないことに、若干寂しがっている様子だった。


…美里の知り合いなのか!?

…小学生以来の再開ってもしかして

『みっちゃん!?』

『やっと……思い出したか』

名前を叫んだオレを、嬉しそうに見ながら言う。

⏰:07/08/31 01:41 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#903 [連絡]
まだまだ先が長くなりそうなので、新しいスレッドたてます
長くなってしまってすいません
これからもよんで貰えたら嬉しいです

⏰:07/08/31 01:46 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#904 [りく☆]
>>1-100
>>101-200
>>201-300
>>301-400
>>401-500
>>501-600
>>601-700
>>801-900
>>901-1000

⏰:07/08/31 01:49 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#905 [りく☆]
感想板です

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/2051/

⏰:07/08/31 01:50 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#906 [りく☆]
感想などありましたら、感想板やこのスレッドにカキコミしちゃってください

ちなみに厚かましいですが、読んでくれている人いますか

⏰:07/08/31 01:53 📱:SH903i 🆔:TOFpx1Ok


#907 [よち]
ずうッと読んでます
この小説大好きです

がんばってください

⏰:07/08/31 08:24 📱:P902i 🆔:gOljwsnI


#908 [拓モ]
めっちゃ読んでるょ
読んでる人とか気になるやろし厚かましくはなかょ
新しいのも頑張ってね

⏰:07/08/31 12:30 📱:SH703i 🆔:s/7jnCLo


#909 [あや]
読んでますよ

⏰:07/09/01 00:31 📱:P703i 🆔:7K/dYRto


#910 [あ]
>>701-800

⏰:07/09/01 18:21 📱:P902i 🆔:☆☆☆


#911 [にゃぁ]
新しいスレッドは何処ですか
一番最初からずーっと見てました
これからも楽しみにしてます

⏰:07/09/02 03:27 📱:D902iS 🆔:Foo9/M2c


#912 [りく☆]
>>よちさん

>>拓モさん

>>あやさん

>>にゃぁさん

コメントホントにありがとうございます長く読んで頂いてむっちゃ嬉しいです
それなのに更新遅れてすいません今日からまた更新していくよう頑張ります

⏰:07/09/02 12:13 📱:SH903i 🆔:F4nmsPR.


#913 [りく☆]
続きです

bbs1.ryne.jp/r.php/novel-f/5805/

⏰:07/09/02 12:22 📱:SH903i 🆔:F4nmsPR.


#914 [我輩は匿名である]
あげ(@o@)

⏰:07/09/15 16:39 📱:PC 🆔:kRhRapWU


#915 [か]
失礼します
>>1-250
>>251-500
>>501-750
>>751-1000

⏰:07/09/15 16:50 📱:SH903i 🆔:KNYmVfvw


#916 [我輩は匿名である]
あげ////

⏰:07/10/08 00:17 📱:PC 🆔:G2ZxKfuw


#917 [あい]
失礼(ノ><)ノ
>>1-50
>>51-100
>>101-150
>>151-200
>>201-250
>>251-300
>>301-350
>>351-400
>>401-450
>>451-500
>>501-550
>>551-600
>>601-650
>>651-700
>>701-750
>>751-800
>>801-850
>>851-900
>>901-950
>>951-1000

⏰:07/10/23 23:20 📱:W52SH 🆔:1j5JyYY2


#918 [りく☆]
みなさんありがとうございます

読んでいただいてホントありがたいです

⏰:07/10/26 01:03 📱:SH903i 🆔:/hAWaFYo


#919 [にゃん]
>>1-1000

⏰:08/07/03 03:14 📱:F704i 🆔:qSyFMfvU


#920 []
あげます

⏰:10/02/04 03:33 📱:SH01B 🆔:HGI75EHE


#921 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)

⏰:22/11/21 19:01 📱:Android 🆔:.FGKzkPw


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