〜運命のヒト〜
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#501 [りく☆]
信じられなくなるけど。
まさか美里がそんな嘘を言う訳がない
煙草を投げ捨て火を消した
相変わらず周りは暗く、オレはよりいっそう孤独に包まれた感じがした。
…やっぱりオレは優希と接する事はできない。
そんな気がした
オレはこのまま独りで過去の苦しみを抱えながら、孤独と共に生きるのだろうか
あまりにもそれは辛い…
暗闇の中オレはただ立っていた
:07/05/06 16:06
:SH903i
:9zgMhFLk
#502 [りく☆]
美里『やっと終わったぁ!!』
オレの隣で追試を終えた美里が、幸せそうな微笑みを浮かべ背伸びしていた。
こうしてどうにかオレと美里は追試を終えることができた。
昨日に教えてもらったおかげでかなり解くことができ、あらためて3人に感謝した
:07/05/06 16:13
:SH903i
:9zgMhFLk
#503 [
]
:07/05/06 16:30
:F902iS
:☆☆☆
#504 [りく☆]
:07/05/06 16:38
:SH903i
:9zgMhFLk
#505 [りく☆]
教室にはオレと美里しかいない……
さっきまではしゃいでいた美里が突然黙り込んだ。
美里『昨日の夜の事覚えてる?』
オレ『……覚えてるよ。』
やっぱりこの話だ
きっとこの話をするとわかっていたが、できればしたくなかった。
美里『きっと優希は待ってるよ……りくを』
オレ『さぁ?』
オレは曖昧な返事をして教室を出ようとした
:07/05/06 16:50
:SH903i
:9zgMhFLk
#506 [りく☆]
美里『りく!』
大きな声で美里がオレを呼び止めた
オレ『何だよ…』
美里『一つだけはっきりさせてよ。優希のこと好きなの、嫌いなの?』
オレ『何でお前に言わなきゃいけないんだよ。』
美里『それをはっきりしないと……困る人がいっぱいいるんだよ』
美里は少し顔を赤く染めながらオレを見ていた…
オレ『困る人?』
:07/05/06 17:01
:SH903i
:9zgMhFLk
#507 [りく☆]
美里『………とりあえずはっきりさせて。このままあやふやにするなんてダメだよ。優希が……可哀相だよ』
オレ『オレは……』
オレは優希が好きなのか?
もし……好きなら…結衣を好きになる事はなかったかもしれない。
けど実際オレは結衣を心から愛していた
それは……もう二度と優希と会うことはないと思ったからか?
わからない
けど今わかることは
オレが人生で愛したのはその2人だけ
:07/05/06 17:11
:SH903i
:9zgMhFLk
#508 [りく☆]
美里『りくは……ずるいよ』
!!!!
そんな台詞……昔に言われたような気がした
美里『自分の気持ちはっきりしないんだもんね』
オレ『……あぁ。オレはダメなヤツだな』
誰だろう
確かに昔言われた……"りくはずるい"…"はっきりしない"と…
そんなオレのせいでいろんな人を傷つけた記憶がある
結局オレは昔と変わらないのか
そしたらオレは
また誰かを傷つけてしまうのだろうか
:07/05/06 17:19
:SH903i
:9zgMhFLk
#509 [りく☆]
卓也『りく!!部活行くぞ♪』
緊迫した空気を消し去るような明るい声が響いてきた
オレ『……今行く!』
美里『りく………』
オレ『分かってるよ。』
少し苛立った口調で言ってしまった…
オレは美里を教室に置き去りにして卓也のもとに行った
:07/05/06 17:24
:SH903i
:9zgMhFLk
#510 [りく☆]
滝沢『悪い……オレ先帰る。』
部活が終わると、滝沢はオレと卓也にそう言い残して帰っていった。
卓也『あいつどうしたんだ?』
オレ『さぁ…?』
いつもなら一緒に帰るのに……
美里『ねぇりく〜』
…またか
内心美里が話かけてくるのに少しうんざりしていた
また優希の話を始めそうな気がして
:07/05/06 21:08
:SH903i
:9zgMhFLk
#511 [りく☆]
美里『祥子見なかったぁ?』
オレ『何で?』
美里『何か祥子慌てて帰っちゃって、カバン私の持って帰ってるの。
どぉしよ〜ケータイカバンの中だよ。』
美里はカバンよりもケータイがないことによっぽどショックを受けているらしい
卓也『祥子らしくないな、間違えるなんて』
"プルルルルルル"
オレ『美里、ケータイ鳴ってるべ。』
:07/05/06 21:15
:SH903i
:9zgMhFLk
#512 [りく☆]
美里『……えっ!これ鳴ってるの祥子のケータイだよ』
美里の手に持つカバンから着信音が流れている。
オレ『そっかぁ……もしかしたら祥子がかけてるかもよ』
卓也『何で?自分のケータイに?』
オレ『それは』
!!!!
美里『もしも〜し♪』
オレが説明する間もなく美里がケータイにでた
:07/05/06 21:22
:SH903i
:9zgMhFLk
#513 [りく☆]
オレ『勝手にでてるし…』
美里の行動力に少しあきれていた。
美里の顔から笑顔が少しずつ消えていった
美里『……えっ?』
彼女の顔から完全に笑顔が消えていった
オレ『どうした?』
美里『祥子じゃなかった……』
オレ『まぁ…他の人から電話くらいあるさ』
美里『勇貴君だった……
何か凄い…慌てて…』
:07/05/06 21:55
:SH903i
:9zgMhFLk
#514 [りく☆]
オレ『滝沢?』
…まさか
美里『悪い少し遅れるけど待ってて……呼び出したのにゴメン。あと5分ぐらいで公園つくから』
オレ『は?』
美里『電話でそう言ってた……んでそのまま電話切れて』
しばらく沈黙が続いた
この電話の意味を美里はわからない……がオレと卓也は解りすぎていた。
:07/05/06 22:13
:SH903i
:9zgMhFLk
#515 [我輩は匿名である]
好きです がんば
:07/05/06 22:27
:W51K
:OqhMp2fI
#516 [りく☆]
卓也『……飯食べに行かないか?オレ腹減ってさ』
美里『えっ?』
意外だった
昔の卓也ならなりふりかまわず公園に行っただろう。
…アメリカで少しは成長したか
そんな事を思ったりした
しかし本当に滝沢が行動を起こすとは想像出来なかった。
オレには真似できない
:07/05/06 22:35
:SH903i
:9zgMhFLk
#517 [りく☆]
美里『ちょっと……ケータイ届けないの?』
卓也『明日でいいだろ?早く飯食べようぜ♪オレがおごってやるよ。』
美里『えっまじで♪やったぁ!』
幼い子供のように美里は喜び、卓也についていった。どうやら美里の頭の中にはもうケータイの事はないらしい…
美里『りく〜早く♪』
オレは美里に急かされながら後をついていった。
…滝沢は大丈夫かな
ふと心に不安が残る。いつもオレを影で支えてくれた親友にオレは、何もしてあげられない。むしろオレは邪魔ばかりしてきた…
:07/05/07 00:12
:SH903i
:vuhgSq/k
#518 [りく☆]
:07/05/07 00:13
:SH903i
:vuhgSq/k
#519 [りく☆]
滝沢の恋も
卓也の恋も
オレは邪魔してしまったのだ……
"りくはズルいよ"
ふとその言葉が頭をよぎる。
確かにオレはズルいのかもしれない……いろんな人を傷つけ自分だけ助かろうとしている
…現実から1番逃げているのはオレだ
何でもない道でオレはそう思った。
:07/05/07 00:19
:SH903i
:vuhgSq/k
#520 [りく☆]
美里『りく………どうしたの?』
考え込んだオレの顔を覗き込むように美里が見てきた。決して作り笑いではない、自然体のえくぼのある笑顔にオレは少し照れ臭さを覚えた。
オレ『何でもないよ。』
オレは美里から目をそらして卓也の方に目をやる。卓也は何故かオレを見るなり固まっていた
卓也『りく………お前…カバンは?』
!!!!!!!!!!!!
オレ『あぁっ!!!!!!!!!』
カバンを忘れるとは…美里はあきれて言葉が出ないような顔をしていた。
:07/05/07 00:35
:SH903i
:vuhgSq/k
#521 [りく☆]
オレ『あっ………悪い先に行ってて……後から行くよ』
そういってオレは走って学校に向かった。
…バカだなぁ
自分にかける言葉すらなかった。カバンを忘れるとは前代未聞だ。
:07/05/07 00:38
:SH903i
:vuhgSq/k
#522 [りく☆]
オレはなるべく急ぐため、来た道とは違う道を走っていった。
その道はいわば地元の人だけ知るような細い抜け道だ。
…この通路でいけば早くつく
そんな一心で走っていた。
!!!!!!
…やっべ!
オレは慌てて身を草むらに隠した。
この抜け道は……滝沢と祥子のいる公園を通らなければいけないのだ。
すでに公園には2人の姿があった。
:07/05/07 00:46
:SH903i
:vuhgSq/k
#523 [りく☆]
急に周りが静かになった…
もし少しでも音をたててしまったらオレの存在がばれてしまうほどの静けさだった。
そして
二人の会話も盗み聞きしたくはないが聞こえてくる
オレはじっと草むらに隠れたまま2人を見ていた
:07/05/07 00:59
:SH903i
:vuhgSq/k
#524 [りく☆]
滝沢『悪いな遅れて……』
どうやら今会ったらしい
祥子『ぃぃよ♪もとは私が呼び出したんだし』
滝沢『でも前の呼び出し断って今日にしたのオレだし…』
!!!!!
どうやら用があるのは祥子の方らしい…
:07/05/09 00:19
:SH903i
:R9cnKTkM
#525 [りく☆]
…何で祥子が滝沢を?
オレはカバンの事など頭から無くなって、気がつけば2人の会話に集中していた
滝沢『んで………何で呼び出したんだ?』
祥子『相談したいことがあってね…』
滝沢『相談?』
祥子『うん……』
沈黙が続いている
:07/05/09 00:26
:SH903i
:R9cnKTkM
#526 [りく☆]
祥子はしばらく黙ったまま下を向いていた。
ただ散った桜が風に舞う音だけが公園に響く
滝沢『またあの話か?』
相談の内容をさとったかのように滝沢が言った。
……あの話?
祥子はさらに黙りこんでしまった………どうやら図星らしい
:07/05/13 01:16
:SH903i
:pxxTA/Zo
#527 [りく☆]
滝沢『やっぱりそうか………』
ため息混じりに滝沢がつぶやいた。その表情には、どこか寂しげな感じがする。
祥子『あの話だけど………少し違うの』
ようやく祥子が口を開いた
滝沢『違う?……何が違うんだ?』
祥子『……何か……私もわからない』
:07/05/13 01:20
:SH903i
:pxxTA/Zo
#528 [りく☆]
滝沢『えっ?』
祥子の意味不明な発言に、滝沢は戸惑いを隠せていなかった。
…あの話とは何だ?
その疑問が頭に残る
滝沢『わからないって………どうしたらぃぃかわからないってことか?』
祥子『ぃゃ………ぅん』
珍しく祥子がはっきりしない
:07/05/13 01:24
:SH903i
:pxxTA/Zo
#529 [りく☆]
滝沢『………どうしたらいいかなんて……オレにはわからないって言っただろ?』
少し呆れたように滝沢が言った。
祥子『そんな冷たく言わなくても……』
祥子はただ下を向いて、地面に散っていった桜の花びらをけっていた。
:07/05/20 00:18
:SH903i
:LNr3MEuA
#530 [りく☆]
気まずい空気が滝沢と祥子を包む……
今までこの二人にこんな事があっただろうか。
オレはただ見守ることしかできなかった。
滝沢『あきらめられないんだろ?』
祥子『……』
滝沢『だったら……仕方ないんじゃないか?』
祥子『仕方ないって………そんな軽くいわないでよ』
滝沢『悪い悪い………軽く言った訳じゃないんだけどな。』
怒りそうな祥子をなだめるかのように滝沢は言った………
:07/05/20 00:28
:SH903i
:LNr3MEuA
#531 [
トムトム
]
:07/05/21 15:31
:SH901iS
:PssyB/c2
#532 [りく☆]
:07/05/22 10:58
:SH903i
:X7e9tA1Q
#533 [りく☆]
昔から、滝沢と祥子は仲がよかった。喧嘩なんてしたことがない2人。
喧嘩になりそうな時はいつも滝沢がなだめていた。
祥子が悩んでいるとき、いつも手を貸してあげていたのは滝沢だった。
そんな2人…
だからオレは2人がこうして話し合っているのにあまり違和感は感じていなかった。
ただ
今はいつもと違う空気だと直感的に感じた……
滝沢が笑っていない
:07/05/22 11:03
:SH903i
:X7e9tA1Q
#534 [りく☆]
滝沢『オレにどうしろって言うんだよ!』
!!!!!!!!!!!
滝沢が突然怒鳴った。今まで何かためていた感情をはきだすかのように…
祥子は驚きを隠せず黙りこんでいる
:07/05/22 11:07
:SH903i
:X7e9tA1Q
#535 [りく☆]
滝沢『結衣に悪いかなんてオレにはわからねぇよ…』
??????
…結衣に悪い?
…何が?
祥子『……わかってるけど………相談しないて私……』
祥子は今にも泣き出しそうな顔をしていた
:07/05/22 11:10
:SH903i
:X7e9tA1Q
#536 [りく☆]
滝沢『りくが好きってのは変わらないんだろ?
祥子の気持ちが変わらないんなら仕方ないとしか言えんやん?
そんな……無理な相談だよ』
…えっ?
祥子はまだあきらめてないのか?
そんな相談を滝沢は何回もうけていたのか?
オレは反射的に姿をより草村に隠した。
オレがここにいることがバレたらいけない気がしたからだ
:07/05/22 11:15
:SH903i
:X7e9tA1Q
#537 [りく☆]
祥子『結衣は親友だよ…
親友の彼氏を好きになるなんて………最悪だよ』
滝沢『じゃぁあきらめるのか?』
祥子『………どうしたらいいかわからない』
滝沢『結衣なら………祥子を許してくれるんじゃないのかな…』
祥子『………うん。けど……』
祥子の言葉が止まった。
:07/05/22 11:21
:SH903i
:X7e9tA1Q
#538 [りく☆]
滝沢『けど?』
祥子『違うの……』
祥子はずっと下を向いたままだ…
滝沢『何が?』
祥子『………何かわからないけど………何て言ったらいいか』
滝沢は困り果てていた。
…滝沢はこんな相談嫌じゃないのか?
オレはふと思った
好きな女の恋愛相談なんて……
こんな相談を滝沢は長年うけていたのだろう。
なのにあいつはまだ祥子が好きと言う
滝沢のやり遂げたことをオレにはできないだろう………そぉ思った
:07/05/22 11:33
:SH903i
:X7e9tA1Q
#539 [りく☆]
:07/05/29 01:21
:SH903i
:2mqjC0p2
#540 [やゆ]
頑張って下さレ1

:07/05/30 09:20
:SH902i
:PAUNLUqs
#541 [コンキチ
]
:07/06/01 04:09
:SH902iS
:OBcM3vvM
#542 [ュぃちごュ]
がんばってoG
:07/06/03 11:08
:W51P
:7gyronzM
#543 [りく☆]
:07/06/09 01:14
:SH903i
:lmHa5tOM
#544 [りく☆]
しばらく沈黙が続いた…
人気の全くない公園…
静けさがよりいっそう増していた。
祥子『……あのね』
!!!!プルルルルルルル!!!!
祥子が口を開くと同時に、滝沢のケータイがなった。
滝沢『もしもし……』
何事もなかったのかのように電話にでた…
祥子はただ黙っている
:07/06/09 01:21
:SH903i
:lmHa5tOM
#545 [りく☆]
オレは驚きを隠せずにいた。
昔の滝沢なら、祥子と話している時に電話をするようなやつではなかった……
何事よりも祥子を優先していたのに
滝沢『悪いな』
電話を終えた滝沢が言った……
この電話が
たった一回の電話が
2人の糸を絡ませるとは
オレは思ってもいなかった
:07/06/09 01:25
:SH903i
:lmHa5tOM
#546 [りく☆]
滝沢『もぉ……いいだろ?』
祥子が何かを言いかけた瞬間だった……
滝沢『これ以上オレに相談されても……何もかわらない』
そう言って滝沢は、歩きはじめた
:07/06/09 10:47
:SH903i
:lmHa5tOM
#547 [みぃ]
:07/06/09 12:29
:SH902i
:DIE2f2hA
#548 [みぃ]
:07/06/09 12:37
:SH902i
:DIE2f2hA
#549 [りく☆]
祥子『待って!!…………まだ話終わってないよ』
滝沢『終わったようなもんだろ?』
寂しいげに言う祥子に、滝沢は冷たく言い放った。
そこには昔のような優しい滝沢はいない
そんな感じがした
:07/06/13 00:06
:SH903i
:UFSfll72
#550 [りく☆]
祥子『そんな……ひどいよ』
滝沢『オレに話したって変わらないだろうが!!
どぉせオレに話しても気持ちは変わらない……りくを想う気持ちは変わらない。
オレに相談する意味なんてないんだよ!』
きつく…
冷たく…
滝沢は祥子に言った。
祥子『ち……ちがう』
祥子の言葉に耳を傾けることなく、滝沢は去って行く。
:07/06/13 00:14
:SH903i
:UFSfll72
#551 [りく☆]
滝沢がだんだんと見えなくなって言った……
祥子『ちがうのに…』
誰もいない公園
ただ
祥子の泣く声だけが、風の音と共に聞こえてくる。
祥子はその場に座りこんでいた
:07/06/13 00:17
:SH903i
:UFSfll72
#552 [りく☆]
…何で?
オレはこの状況が理解できなかった
確かに滝沢はオレ達の前で"祥子が好きだ"と言っていた
なのに何で?
…もぉ耐え切れなくなったのか?
…好きな人のあんな相談に耐え切れなくなったのか?
そう思うと、少しだけ滝沢の気持ちがわかる
:07/06/13 00:25
:SH903i
:UFSfll72
#553 [りく☆]
祥子『ちがうのに………………何で……………うまく言えないの』
?????????
祥子のこの発言が、もっとも理解しがたかった
…何が違うんだ?
:07/06/13 00:27
:SH903i
:UFSfll72
#554 [拓モ]
:07/06/14 02:58
:SH703i
:mLYZW5bE
#555 [りく☆]
>拓モさん
ありがとうございます


ペースが遅いかもしれませんが、どうか読んで下さい
:07/06/15 00:12
:SH903i
:RcoX.WgE
#556 [りく☆]
オレは
祥子に近づくことも
慰めることもできず
ただ草むらから見ていることしかできなかった。
…オレの責任だ
オレは自分を責め立てた。2人の関係を壊した1番の原因はオレにあるからだ。
そんな自分が
いやだった
:07/06/15 00:22
:SH903i
:RcoX.WgE
#557 [りく☆]
しばらくして、祥子は1人で去って行った。その姿は悲しみに満ちていて、オレはただ、そんな彼女を見つめていた。
公園には誰もいなくなった
オレは草むらから姿を表した。
いまだにさっきまでの出来事が信じられないでいる。
:07/06/15 00:27
:SH903i
:RcoX.WgE
#558 [りく☆]
…オレはどうしたらぃぃのだろうか。
答えの見つからない疑問を自分にぶつける
今のオレは
あまりに無力でいた。
そして
数多くのかけがえのない人達を
傷つけている。
滝沢が…
祥子が…
一人で去って行った道を
オレも歩きはじめた
:07/06/15 00:32
:SH903i
:RcoX.WgE
#559 [りく☆]
美里『ねぇ!!りく聞いてる?』
卓也と別れて、美里と帰っている時、美里が少し頬を膨らませながら怒って言ってきた。その姿はかわいらしく、オレはそんな無邪気な彼女に癒されていた………公園での出来事で落ち込んでいるオレを
卓也には言えなかった
何も相談できなかった
美里『りくっ!!!!』
待ちくたびれた美里が大声でオレを呼ぶ
:07/06/15 00:39
:SH903i
:RcoX.WgE
#560 [りく☆]
オレ『ゴメンゴメン……ちゃんと聞いてるよ』
美里『聞いてなかったでしょ………』
呆れながら言う
美里『さっきからケータイ鳴ってるって言ってるのに………無視するんだから。何をさっきから考え込んでるの?』
オレ『何も考えてないさ。ただ……ぼぉっとしとるだけ
てかケータイ鳴ってるん?!』
美里『ずっとね!!!』
オレは慌ててケータイを取り出した
:07/06/15 00:45
:SH903i
:RcoX.WgE
#561 [りく☆]
オレ『もしもし』
卓也『オレだ』
少し慌ただしく卓也が電話にでた
オレ『どうした?』
卓也『猛志先輩が帰ってきた』
相葉 猛志(アイバタケシ)オレ達の2つ年上のバスケ部の先輩だ。
ただの先輩ではない
オレは"猛志先輩"という言葉にしばらく戸惑いを隠せずにいた
…やばぃ
:07/06/15 00:53
:SH903i
:RcoX.WgE
#562 [りく☆]
卓也『さっき猛志先輩がバイクに乗っているのを見たんだ……』
オレ『……そうか
話しかけられたか??』
卓也『ぃゃ……大丈夫だった』
その言葉に安堵のため息をつく。
:07/06/15 00:56
:SH903i
:RcoX.WgE
#563 [りく☆]
相葉 猛志
オレ達の先輩であり
県内最強と言われる暴走族の総長でもある。
オレ達が1年の時
彼は高校を退学になった
:07/06/15 01:03
:SH903i
:RcoX.WgE
#564 [りく☆]
いろいろな問題を起こしていた
その重なりで退学となったのだ
そして
彼の巻き添いになって退学になった人も
少なくない
誰も彼には逆らえないため、言われた事は必ず実行しなくてはならない
そうしないと
バスケができない体になる
そんな人だ
:07/06/15 01:06
:SH903i
:RcoX.WgE
#565 [りく☆]
オレ達はできるだけ猛志先輩と関わらないようにしてきた。
しかし同じ部活なだけあって
お互い知っている
:07/06/15 01:09
:SH903i
:RcoX.WgE
#566 [りく☆]
猛志先輩は上京したと聞いていたが………帰ってきたらしい
卓也『猛志先輩のバイトの後ろに…………勇貴が』
!!!!!!!
オレ『…………滝沢が?』
美里『りく………どうしたの?』
滝沢が?
何で?
:07/06/15 01:12
:SH903i
:RcoX.WgE
#567 [我輩は匿名である]
何回読んでも面白いですテ これからも頑張ってください
:07/06/15 01:46
:W51K
:wUqWjY6M
#568 [拓モ]
:07/06/15 02:08
:SH703i
:1wH1gnSw
#569 [りく☆]
>匿名さん
そんな風に言ってもらえるのが、何よりも嬉しいです


>拓モさん
何回も読んでいただいてありがとうございます

感想や指摘がありましたらドン

言ってください。
:07/06/16 01:07
:SH903i
:IQkcD.Nk
#570 [りく☆]
オレ『何で………滝沢がバイクに!?』
卓也『オレにもわからない』
オレも、卓也も不安を隠せずにいた。
オレ達3人の中で1番猛志先輩と仲がよかったのは滝沢だが……一緒にバイクに乗るなんて考えられない
:07/06/16 14:56
:SH903i
:IQkcD.Nk
#571 [りく☆]
卓也『とりあえずオレは勇貴を探してみる』
そぉ言って電話が切れた…
美里『りく………どうしたの?』
不安げな顔で美里が見つめている。よほどオレの顔が強張っていたのだろうか…
オレ『ぃや……ちょっとな……
とりあえず先帰っててくれ』
そう言い残して
オレは走りだした………後ろで美里が何か言っていたが、オレは振り返らずに走り続けた。
:07/06/16 15:03
:SH903i
:IQkcD.Nk
#572 [りく☆]
オレ『どこにいるんだ…』
1時間以上走り続けただろうか……手掛かりも何もなくただ滝沢を探していた。
しかし見つかるわけもなく、オレはただ額を流れる汗を拭いていた
:07/06/17 22:19
:SH903i
:z4JtUlhA
#573 [りく☆]
普通ならこんなに大袈裟には探さないだろう
しかし相手は猛志先輩だ……オレの不安はそこだった
……そもそも何故滝沢はそんなことを?
……何か滝沢にあったのか?
…何か…
!!!!!!!
…あの電話!!
…猛志先輩からだったのか?
:07/06/17 22:24
:SH903i
:z4JtUlhA
#574 [りく☆]
……祥子と話し合っていたときにかかってきた電話、あの相手が猛志先輩だったのか?
でも電話なら……断れるはずなのに
オレは公園のベンチにすわり考え込んだ
:07/06/17 22:28
:SH903i
:z4JtUlhA
#575 [りく☆]
滝沢が何故あんな事をした理由を探しても、オレにはみつけることはできなかった。
…せめて滝沢に会ってはなしたい
その一心で、滝沢が居そうな場所を予想していた。
?『あのぉ……すいません』
!!!!!
突然見知らぬ人に話しかけられた
:07/06/17 22:33
:SH903i
:z4JtUlhA
#576 [りく☆]
…だれだ?
見知らぬ男性だった。
綺麗なスーツを着こなした上品な感じの人で、年は間違いなくオレより上だ。おそらく22〜25歳くらいだろう。
そんな男性が何故オレに?
:07/06/18 00:28
:SH903i
:p1IwmC6o
#577 [りく☆]
?『別に怪しい者じゃないから…大丈夫ですよ』
オレの顔色をみて、男性が言った。オレは固まったまましばし男性を見ていた。
オレ『ぼ……僕に何か…?』
ようやく口から言葉がでてきた。
男性はオレの鞄に視線をうつす。
:07/06/18 00:32
:SH903i
:p1IwmC6o
#578 [りく☆]
?『君はこの鞄の高校の子だよね?』
落ち着いた口調でオレに尋ねてきた。
オレ『はい…』
?『3年生?』
オレ『そうですけど………何か?』
怪しい感じの人ではないとわかるが、何故そんな事を聞いてくるかがわからなかった
:07/06/18 00:39
:SH903i
:p1IwmC6o
#579 [りく☆]
男性はニコリと笑みを浮かべた。その微笑みには何も疑う要素がなく、オレはただ聞かれた質問に答えればいい………そんな気持ちにおちいっていた。
?『荒井 優希って知ってるかな?』
カジュアルなネクタイを軽く締め直しながら男性がいう。何気ない仕草に品があった。
!!!!!
オレ『えっ?』
オレは質問の意味にようやく気がついた。
:07/06/18 01:06
:SH903i
:p1IwmC6o
#580 [りく☆]
オレはまるで時を止められたかのように固まっていた。
…優希
?『知ってる?』
男性はあらためて尋ねてきた。スーツに見え隠れする腕時計は、高級感が漂っていた。
…こんな男性と一体優希はなんの関係なんだ?
:07/06/18 01:10
:SH903i
:p1IwmC6o
#581 [りく☆]
まったく関係がわからない…
そして男性の目的も完全に把握できずにいた。
とりあえず今わかる情報は、この人は悪い人ではないということだけ。
オレは重い唇をゆっくり開いた
:07/06/18 01:13
:SH903i
:p1IwmC6o
#582 [りく☆]
オレ『……知ってます』
その言葉に男性はにんまりと笑う。目的は定かではないが余程彼女を捜し求めていたのだろう。
しかし何故?
?『よかった……知ってたか。』
オレ『はぃ……』
?『じゃぁ彼女の居場所わかるかな?』
:07/06/18 01:18
:SH903i
:p1IwmC6o
#583 [りく☆]
!!!!!!
オレ『えっ?!』
思わず驚きの言葉がでてきた。
…優希の居場所?
そんな事……オレがわかるわけがない。むしろオレはそのような事は知ってはならない人間なのだ。
オレ『すいません…知りません…』
目線を少し下に落としながらオレは答えた。知らない事は事実であり、オレの口からはこの言葉しかでてこない。
:07/06/18 01:23
:SH903i
:p1IwmC6o
#584 [りく☆]
?『そこまでは知らないか……』
顔を下に向け男性は落ち込み気味に言った。
余程優希に会わなければならない理由があるのだろうか…
…何故そこまで知りたがるのだろうか?
不思議でならなかった
:07/06/19 01:10
:SH903i
:ZVpUDzLc
#585 [りく☆]
そもそも仮に優希の居場所を知っていたとしても、オレは素直に男性に教えていただろうか。
きっと隠し通しただろう
悪い人ではない…
それは直感的に感じるのだが……
オレの心の中の何かがきっと邪魔をするだろう
何故か抵抗を感じる
:07/06/19 01:12
:SH903i
:ZVpUDzLc
#586 [りく☆]
それはまだ優希が好きだということを意味しているのか?この男性に優希をとられる……そんな錯覚に陥っていたのか?
オレはその答えに辿り着けずにいた。
理由はどうであれオレと優希はもぉ"無関係"なのだ。
ふとその事実に気がついたとき……オレはどこと無く寂しさを覚えた。
:07/06/19 01:14
:SH903i
:ZVpUDzLc
#587 [りく☆]
?『……大丈夫?』
!!!!!!!!!
オレがあまりにも長く黙って考え込んでいたため、男性がオレを心配そうに見つめていた。その瞳は偽りのない純粋なものだった。
オレ『あっ……すいません。考え事してて』
オレはとっさに言葉を出した
:07/06/19 01:22
:SH903i
:ZVpUDzLc
#588 [りく☆]
?『なら僕が言ったことも聞いてないね♪』
その言い方に怒ったような気配はなく、笑いかけるようにオレに言った。
オレ『すいません…』
?『大丈夫♪僕が捜してる"荒井優希"って女の子もよくそんな事があったから、慣れてるんだよ。』
:07/06/20 00:48
:SH903i
:YKRvc0uE
#589 [りく☆]
この男性と
優希との関係は
少し深いように思えた。
:07/06/20 00:49
:SH903i
:YKRvc0uE
#590 [りく☆]
そぉ思ったとき
オレは男性に少しだけ……嫉妬していた。
?『君にお願いがあるんだ』
突然男性が話を切り出した。おそらく先程オレが放心状態のときに言った台詞だろう
:07/06/20 00:53
:SH903i
:YKRvc0uE
#591 [りく☆]
オレ『何ですか?』
男性は身嗜みを整え始めた。さりげない仕草に品がある。
?『その女の子を連れて来てくれないかい?』
オレ『っえ!?!?!?』
オレは思わず大声を上げた
…連れて来いって?
…オレが?
:07/06/20 00:57
:SH903i
:YKRvc0uE
#592 [りく☆]
話かける事さえ困難なオレに、そんな事できる見込みがなかった。
オレ『あっ……オレがですか?』
…オレ以外だれがいるんだよ!
心の中で自分にツッコミんだ。気が動転しているオレにはそんな言葉しかでてこないらしい。
?『そうだよ。駄目かな?』
穏やかな表情でオレの返事を待っている
:07/06/20 01:02
:SH903i
:YKRvc0uE
#593 [りく☆]
オレ『あ……ぃゃ……』
言葉が
何処を探しても全く出てこない
…やばい
?『もしかして仲良くないのかな?それとも彼女が嫌い?』
しどろもどろなオレをゆっくり誘導するかのように、男性が尋ねる
:07/06/20 01:13
:SH903i
:YKRvc0uE
#594 [りく☆]
仲良いわけでもなく
ましてや嫌いでもない
…どうしよう
"プルルルルルル"
?『あっ!僕の携帯だ……ちょっとゴメンね』
そう言い残して男性は携帯を取り出した
:07/06/20 01:17
:SH903i
:YKRvc0uE
#595 [りく☆]
…助かったぁ
オレはひとまず安堵のため息をつく。
優希を連れてくる……そんな事オレには無理な注文だ。
オレは今すぐここから逃げ去りたかった
:07/06/20 01:19
:SH903i
:YKRvc0uE
#596 [りく☆]
?『待たせてゴメンね』
電話を終えた男性が戻ってきた。
何か急用ができたのだろうか……
男性は先程の落ち着きはなく、ひどく慌てている。
?『ゴメンね急用ができちゃって………また会えるかな?』
オレ『…多分』
?『その時またこの話の続きをしよう』
:07/06/20 01:25
:SH903i
:YKRvc0uE
#597 [りく☆]
そう言って
男性は車に駆け込み去って行った。
オレ『何だあの人?』
オレは結局なにもわからないまま男性と別れてしまった
:07/06/20 01:27
:SH903i
:YKRvc0uE
#598 [りく☆]
!!!
オレ『何だ?』
男性が走り去った道しるべに何か落ちている。
…カード入れ?
オレは手に取ってそれを見た。折りたたみの財布のような形をしたカード入れだった。
中には名刺や見たことないようなカードがぎっしり詰まっている
:07/06/20 01:32
:SH903i
:YKRvc0uE
#599 [りく☆]
…名前くらい知りたいな
そんな好奇心から、オレは名刺を取り出した。
"ヒラッ"
名刺と一緒に何かが出てきて、地面に落ちていった。
オレ『何だ?』
オレは落ちていった物に視線を移す
!!!!!!!!!!
オレ『っえぇぇ!!!』
オレの叫び声が響く
:07/06/20 01:38
:SH903i
:YKRvc0uE
#600 [りく☆]
それは
あの男性と
優希の
2ショット写真だった
その写真には、二人がまるでカップルのように写しだされている。
オレは慌てて写真を拾いあげた
:07/06/20 01:41
:SH903i
:YKRvc0uE
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