〜運命のヒト〜
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#451 [りく☆]
オレ『とりあえず一回離れろ』
美里『やだぁ♪』
まるで甘えん坊や駄々っ子のような口調で甘えてくる。
オレは未だにベットの上で抱き着かれたままだ。
オレ『どぉしたいんだよ?』
美里『りくを独り占めしたいの♪』
オレはどうしたら……
:07/04/22 00:55
:SH903i
:eKZLXWjI
#452 [りく☆]
オレ『美里……』
"グスンッ"
…泣いているのか
明らかに泣きじゃくる声が微かに聞こえてくる
オレ『な…泣くなって』
:07/04/22 00:57
:SH903i
:eKZLXWjI
#453 [りく☆]
美里『りくが………りくが私を嫌うから…』
オレに抱き着いたままの美里が涙ぐんだ声でオレに訴えてきた
オレ『だから嫌ってないって!』
美里『じゃぁ抱いて!』
オレ『えっ!?』
オレは言葉を完璧に失った。
美里『嫌いじゃないならいいじゃん♪』
小さい声で美里が囁いた
:07/04/22 01:02
:SH903i
:eKZLXWjI
#454 [りく☆]
オレ『お前……やっぱ酔ってるだろ?』
急に美里は黙り込んだ。
そして少しずつオレの体から離れていく。
オレは、その離れていく姿を黙って見ているしかなかった。
美里はゆっくりと立ち上がり動きだした。
:07/04/22 11:06
:SH903i
:eKZLXWjI
#455 [りく☆]
オレは未だに動くことができない…
!!!!!
突然部屋が暗くなった
電気が消えたのだ
美里の足音が少しずつ近づいてきている
"ドクンッ..ドクンッ"
胸が苦しくなるくらいオレの心臓は高鳴っている
足音がオレの真後ろで止まった
……美里が後ろにいる
:07/04/22 12:40
:SH903i
:eKZLXWjI
#456 [りく☆]
!!!!!
美里『りく……』
後ろから抱き着いてきた美里がオレの耳元で囁いてきた。
オレは何もできない
抵抗することも…
受けとめることも…
ただ黙っていた
:07/04/22 12:44
:SH903i
:eKZLXWjI
#457 [りく☆]
このまま…
このまま流れでしてしまっていいのか?
酒のせいにしてヤっていいのか?
オレの中のわずかな理性がオレに問いかける。
:07/04/22 13:37
:SH903i
:eKZLXWjI
#458 [りく☆]
してはいけない事ぐらい解っているつもりだ……
けど
オレは拒めずにいる
美里からの誘いを断れずにいる
それは……オレ自身が望んでいると言うことなのか…
こうなる事を美里と同じように望んでいたのか?
:07/04/22 13:41
:SH903i
:eKZLXWjI
#459 [りく☆]
…望んでいる?
…オレが?
オレ自身に問いかけ続けていた…
もしかしたら望んでいるのかもしれない…
オレは結衣が亡くなってから、オレは独りで孤独の中にうずくまっていた。さらに優希との再開によりオレの心は荒んでいた…
この半年間人の温もりに飢えていたのかもしれない…
:07/04/22 13:55
:SH903i
:eKZLXWjI
#460 [りく☆]
もし今ここで美里を抱いたら……オレは少し孤独の中から抜け出せるかもしれない。
そんな考えが頭に浮かぶ…
けど
それは美里を利用することになる。
何よりも最低な考えだ。
美里『好きだよ……りく』
昔誰かに言われた事があるような甘い台詞…
:07/04/22 14:03
:SH903i
:eKZLXWjI
#461 [りく☆]
美里はただオレを抱きしめていた…
後はオレ次第
…どうする?
オレ『美里……』
オレは美里の手を離し振り返った…
オレには今彼女の顔しか見えていない。
キスも簡単に出来る距離…
:07/04/22 17:11
:SH903i
:eKZLXWjI
#462 [りく☆]
…優希
…結衣
目を閉じると2人の顔が浮かんでくる
オレが人生で愛した2人
そして
オレは2人を幸せにしてやれなかった
オレには人を愛する資格なんてなかった
なのにオレは……
自分が少しずつ冷静になっていくのがわかる
:07/04/22 18:27
:SH903i
:eKZLXWjI
#463 [りく☆]
オレは力ずくで美里を振り払った…
オレ『……ゴメン』
本当はもっといろいろ優しい言葉を言ってあげなきゃいけなかったのに……言葉がでなかった。
美里はオレに告白までしている…そんな状況なのに一言しか言えない自分に嫌気がさしていた。
美里は黙っている
そんな彼女を見ることが出来なかった。
美里『アハハっ♪
相変わらずだね♪』
美里の意外な発言にオレは戸惑いを隠せなかった…
:07/04/22 21:28
:SH903i
:eKZLXWjI
#464 [りく☆]
美里『ぃゃぁ〜普通の男ならあそこまでしたら飛びついて来るんだけどなぁ』
美里は笑いながら話始めた。
…強がってるのか?
オレには理解できない
美里『まぁ…飛びついてきたら怒ったけど!
りくは昔と変わらず軽い男じゃないね』
??????
オレ『美里?』
:07/04/22 21:33
:SH903i
:eKZLXWjI
#465 [りく☆]
美里『あっ……もしかして私がりくに本当に惚れたと思った?』
オレ『あ……ぃゃ……』
美里『勘弁してよぉ……私がりくに惚れる訳無いじゃない。』
本心か強がってるのかわからない…
けど普通なら強がってると思うはずだが、美里のあまりの態度に、強がってるとは思えなかった。
だったら何故?
:07/04/22 21:38
:SH903i
:eKZLXWjI
#466 [りく☆]
美里『私のこと……覚えてる?』
突然真顔になった美里が尋ねてきた
オレ『はぁ?覚えてるって……オレ達知り合ったの高校じゃん』
美里『やっぱり……記憶力悪いなぁ。まぁでも覚えてる方が凄いかもなぁ。』
オレ『どぉいう事だ?』
美里『私達、昔会ってるんだよ…小学生の時。』
…小学生の時?
まったく記憶にない。
:07/04/23 00:28
:SH903i
:Kowj1kHY
#467 [りく☆]
美里『私達はね、小学校一緒だったんだよ。少し遊んだりもしてた。だけど話した事はほとんどないかな……私とりくの間にはいつも"優希"がいたから。』
オレはただ黙って聞いていた……返す言葉が見つからない。
美里『みっちゃんって覚えてる?』
オレ『みっちゃん?』
聞き覚えのあるようなないようなあだ名だ。
:07/04/23 00:39
:SH903i
:Kowj1kHY
#468 [りく☆]
そういえば昔、まだ優希と公園で遊んでいたりした小学生時代、みっちゃんとか男の子がいた気がするのを思い出した。
オレ『確か……いたな。それが何か?』
美里『その子の横になっちゃんっていたでしょ?』
オレ『あぁ…?』
記憶をさかのぼる……
確かにみっちゃん、なっちゃんと2人いた。本名が三浦と長田だった気がする。
オレ『だからその2人がどうした?』
美里は自分を指差した
美里『なっちゃんだよ♪』
:07/04/23 00:52
:SH903i
:Kowj1kHY
#469 [りく☆]
オレ『長田?』
美里『そっか…昔は長田だったね。今は親が離婚したから長谷川になってるの♪』
とりあえず驚いた
けど
だから一体何なんだ?
美里『りくはみっちゃんと仲がよくて、私は優希と仲がよかった。だからいつも私達の間には優希がいた。』
:07/04/23 00:56
:SH903i
:Kowj1kHY
#470 [りく☆]
オレ『昔の話が今と何か関係あるのか?』
オレは"過去"をふれられるのが嫌だった…特に優希との過去はふれてほしくない。
美里『優希のことまだ好き?』
いきなり美里がきいてきた…
:07/04/24 00:23
:SH903i
:FqiIPK5Q
#471 [りく☆]
すいません


私事なんですが最近忙しくて更新が遅れてしまって……
明日からは更新できると思いますので、どうか読んで下さい


感想なんかあったら……バン

書いちゃってさい

:07/04/25 00:51
:SH903i
:OCtt/buw
#472 [やこ]
:07/04/25 12:59
:SH902i
:5rmSQQvg
#473 [コンキチ
]
:07/04/29 02:13
:SH902iS
:ezgmmzO2
#474 [りく☆]
:07/04/30 00:24
:SH903i
:U8t02XAs
#475 [りく☆]
オレ『………何だよ…いきなり』
美里『好きじゃないの?』
答えは2つしかない簡単な質問だが、オレにとっては難問だった。
"好き"と言えば結衣を裏切ってしまう
"嫌い"と言えば優希を完全に否定してしまう
:07/04/30 00:33
:SH903i
:U8t02XAs
#476 [りく☆]
美里『……好きじゃないか。
そうだよね…もぉ小学生の時みたいにはなれないよね。あの頃はラブラブだったのに……私さぁ、あのまま本当に2人は結婚するかもなんて思ったりしたんだよ♪けどそれはもう昔だもんね…
それに…りくは結衣と付き合ってたし。あんたは軽い男じゃぁないからさ…優希のこと忘れて付き合ったんでしょ?』
オレは…頷くことも、首を横に振ることもできない。黙ることしか…
:07/05/01 00:24
:SH903i
:gLB6BnOg
#477 [我輩は匿名である]
:07/05/01 23:08
:P903i
:fhO53xSk
#478 [りく☆]
"ガラッ"
オレは思わず窓開けて煙草を口に運んだ。吸いたい訳でもなかったが、気を紛らわしたかった。
美里『煙草…吸うんだ』
オレ『あぁ…』
外はまだ暗い。
先の見えない闇の中に星が少しちらついて見えていた。
:07/05/01 23:37
:SH903i
:gLB6BnOg
#479 [りく☆]
美里『優希……煙草嫌いだよ…』
オレ『いい加減にしろ!!!!!!』
別にキレるような展開でははなかったが、あまりにも美里のつかめない会話に嫌気がさした
オレ『さっきから意味わかんねぇ事ばっかり言いやがって!何が言いたいんだよ!!オレの過去が……優希の事が何の関係がある』
感情をおさえるため煙草を吸う
:07/05/02 00:19
:SH903i
:SYRNhU72
#480 [みゅ
]
:07/05/02 00:45
:F903i
:aDo5vhaw
#481 [りく☆]
美里はしばらく黙っていた…
部屋は何とも言えないような重い空気に包まれている。
オレは感情的になりすぎた自分に少し反省していた。けど、あの会話の内容には耐えられなかった。
そもそも美里がオレ騙した理由が未だにわからなかった。オレに惚れたように嘘をついた美里の本心が理解できない
…なぜ彼女はあんな嘘を?
オレは考え込んでいた……
:07/05/03 21:22
:SH903i
:6aE5LO4g
#482 [りく☆]
美里『あの日以来変わった……』
急に美里が口を開いた。しかし何の話かわからない
オレ『何が?』
美里『2人共、あの"事故"の日以来変わった……』
オレ『事故?』
オレの頭にあの悲劇が思い出されてくる
美里『深山での事故があってから、りくも優希も変わってしまった………
あんなに仲よかったのに…優希はいなくなるし、りくは喋らなくなる……いったい何があったの?』
:07/05/04 00:13
:SH903i
:LeovA636
#483 [りく☆]
オレ『何も……ただ不運な事故があっただけ』
美里『そんなはずない!本当にそれだけだったら、あんなに変わらないはずだよ。』
オレ『お前には関係ない!』
おさえていた感情がいっきにでてきた…
思わず怒鳴ってしまったオレを、美里はじっと見つめていた
:07/05/04 00:17
:SH903i
:LeovA636
#484 [りく☆]
美里『関係……あるよ』
美里がつぶれそうな声で囁いた
オレはそんな彼女の声に耳を傾ける事なく、煙草をふかしていた。
美里『あの事故でかわって以来……りくは少し戻ったかもしれない。恋愛だってしてるし……いつも楽しそうにしてる。』
オレ『だから?』
美里『………昔のこと許してあげなよ』
:07/05/05 00:39
:SH903i
:NIFgMH96
#485 [りく☆]
オレ『何言ってる?』
美里『優希を……ゆるしてあげて』
…えっ?
オレは思わず煙草を落としてしまった。
許してほしいのはオレの方だ。
美里『優希はね…あの事故以来ずっと自分をせめてる。"全部私が悪い……"っていつも言うんだよ。
私がりくはもう許してくれてるって言っても、"りくを裏切ったのは私だから…話す資格なんてない"って。このままじゃぁ優希が可哀相だよ』
:07/05/05 00:49
:SH903i
:NIFgMH96
#486 [りく☆]
オレ『えっ………はぁ?』
まだ美里の言ってる事が理解できない。
…許してやる?
逆だ……むしろオレが許して欲しい
あの日オレが優希を裏切った事…間違いなく悪いのはオレだ
なのに何で彼女は自分を責める。
:07/05/05 00:53
:SH903i
:NIFgMH96
#487 [りく☆]
美里『りくは……もぉ優希の事……好きでも何でもないんでしょ!だったら許してあげてよ』
オレ『まてっ!!!』
とりあえず話を止めたかった。
内容をのみこめずにいる
オレ『おかしい…』
美里『何が?』
オレ『優希は……悪くない。むしろオレの方が最悪だ……』
美里『……どういう事?』
オレ『裏切ったのはオレだ…』
:07/05/05 00:59
:SH903i
:NIFgMH96
#488 [りく☆]
美里『はぁっ?』
オレ『優希は何も悪くない……』
美里『じゃぁ何で優希は……あんなに自分を責めているの?』
オレ『わからない』
美里『そんな無責任な!』
オレ『オレだってあの日以来ずっと苦しんできたんだ……優希を裏切った事を今でも悔やんでいる。優希をずっと愛していたかったけど……オレはあの事故で資格をうしなった。
悪いのは全部オレだ!』
:07/05/05 01:05
:SH903i
:NIFgMH96
#489 [りく☆]
美里『優希も言ってた……"ずっとりくを好きでいたかったけど私には資格がない……人を愛する資格なんて"って……』
オレ『うそだ……』
美里『本当だよ!今日りくを騙したのは優希のお願いもあるんだよ。優希が"りくが私を許してくれてるか……嫌ってないか知りたい"って言ってきたの。
優希はまだりくが好きなのよ。だけど……自分には資格がないって言って感情をださないの!』
オレ『………わからない』
美里『私だって……
ねぇ、あの日何があったの?』
:07/05/05 01:12
:SH903i
:NIFgMH96
#490 [りく☆]
………あの日の事
人に話すことは今までなかった
けど
オレと優希をよく知る美里になら………
なんて考えが浮かぶ…
オレ『それは言えない』
言えない事だ…人に話してはならないと直感的に感じた。
:07/05/05 01:15
:SH903i
:NIFgMH96
#491 [りく☆]
美里『話せないの……
そしたら私はどうしたら…』
美里も混乱を隠せずにいた。
オレ『優希は……オレを』
美里『ずっと好きだよ。優希はずっと……愛してはダメって言い聞かせながらも、いつもりくを想ってると思う』
星がちらついては姿をくらました。
そんな夜空をただオレは見ていた…
:07/05/05 01:20
:SH903i
:NIFgMH96
#492 [りく☆]
美里『とりあえず……優希は悪くないんだ…』
長い話し合いの末にそんな答えが出た
しかしオレにとってはそんな事わかりきったことだ……ただ優希が自分を責めるのが理解できない
美里『じゃぁ優希に話しかけてあげてよ』
オレ『………はぁ??』
美里『このままだと優希が可哀相だよ』
オレ『オレにはそんな資格なんてない』
美里『もぉ!!資格なんて関係ない!!話してあげるの』
オレ『……美里が伝えてくれ。悪いのはオレって』
裏切り者はオレ……そんな事を知るのは優希だけなのに。
オレは何がなんだか解らないままでいた
:07/05/05 01:32
:SH903i
:NIFgMH96
#493 [りく☆]
美里『何かもぉわかんないよ。あんた達2人は複雑すぎだよ…
せっかく今日りくを騙したのに…謎が解けるどころかますます深くなっちゃった。』
オレ『騙す必要あったのか?』
美里『りくが軽い男かどうか知りたかっただけ!』
オレ『余計なお世話だよ…』
美里『とりあえず私から優希に話しとくよ……ちゃんと2人で一回向き合って話してみなよ…』
オレ『それは…無理だ』
美里『あぁ〜もぉややこしい2人だよ』
そう言って美里はオレの布団に入った。
美里『明日追試だよ……寝なきゃ♪おやすみ…』
オレ『オレのベットだよ…』
美里は早業のごとく寝ていた……
:07/05/05 01:46
:SH903i
:NIFgMH96
#494 [蓮]
:07/05/06 01:11
:N702iD
:☆☆☆
#495 [りく☆]
:07/05/06 11:18
:SH903i
:9zgMhFLk
#496 [みゆう]
:07/05/06 13:55
:P701iD
:lL8pVFBQ
#497 [りく☆]
:07/05/06 14:25
:SH903i
:9zgMhFLk
#498 [りく☆]
外は明かりもなく暗闇に包まれていた。煙草に火をともすために着けたライターの火が明るく感じる。
オレは美里を部屋に置いて外に出た……未だに美里が言っていたことが理解できない。
…優希がまだオレを
想ってもいないことだ
もしかしたら昔のように……
:07/05/06 14:34
:SH903i
:9zgMhFLk
#499 [りく☆]
…昔のように戻れるわけがない
オレは自分に言い聞かせた。
美里が言ったことが真実とはかぎらない…
それに
たとえ優希がまだオレに少なからず想いをよせてくれていても
オレは彼女を
傷つけ裏切った…
それは変えられない事実だ
:07/05/06 14:39
:SH903i
:9zgMhFLk
#500 [りく☆]
あの日
あの山で
事故を起こしたのはオレじゃない……間違いなく優希だ
そんな彼女が何故おれに許しを求めるんだ…
そう考えるとますます美里の言う事が信じられなくなる。
:07/05/06 14:42
:SH903i
:9zgMhFLk
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