〜運命のヒト〜
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#304 [りく☆]
オレは優希の手を離した。
ついに橋の中心にきたのだ…
今までに感じたことのない緊張感が、体中わかけめぐる。
橋のフェンスが途切れた…
…今しかない
オレは父の背中に手を伸ばした
父はフェンスが途切れた事に戸惑いを隠せないようだった……立ち止まっている
…チャンスだ
手が後一押し伸びない…
この手で人を危めるのが怖くてたまらなかった。
:07/03/30 00:57
:SH903i
:eisOvkrk
#305 [りく☆]
優希『りく……』
気がつけばオレの横に優希がいた。
結局は一緒に押すのか…
額から垂れる汗を拭いた。
…だめだ
オレは....手が父の背中まで伸びない……
諦めよう
人は殺せないよ……優希
オレは手を下ろした。
"ドンッ"
父『うぁぁぁぁぁぁぁ…………………』
!!!!!
"ドスンッ"
ものすごい衝突音が深山に響き渡った。
:07/03/30 01:03
:SH903i
:eisOvkrk
#306 [りく☆]
《連絡》
すみません今日はいったん更新を中断します


明日からまた書くんで読んでください


ちなみに厚かましくてすみませんがこの小説読んでくれてる人どれくらいいますか

:07/03/30 01:13
:SH903i
:eisOvkrk
#307 [たぁ]
:07/03/30 02:06
:SH902iS
:VX9iA3xg
#308 [にゃぁ]
2回目カキ

毎日チェック

してま-す

頑張ってください

"
:07/03/30 03:14
:D902i
:☆☆☆
#309 [りく☆]
"たぁ"さん"にゃぁ"さん
ありがとうございます


今日も書きますんで読んでください

:07/03/30 12:15
:SH903i
:eisOvkrk
#310 [りく☆]
《連絡》
"小説

総合"のほうに感想板をつくらせてもらいました


意見や感想,指摘などがありましたらそちらの方に書いてもらえたら嬉しいです

:07/03/30 12:21
:SH903i
:eisOvkrk
#311 [りく☆]
…今の音は
…今の声は
オレの視界から父の大きな背中は消え去っていた。それは深い霧のせいでもない…
オレの手には父の背中に触った感触はなかった。
…何をしているんだ
オレは頭の中が真っ白になった。
橋の下は霧が深くて見えないが、転落した父がいるだろう。
そしてオレはその行為を優希にやらせてしまったのだ。
:07/03/30 12:44
:SH903i
:eisOvkrk
#312 [りく☆]
オレは全力で橋を走り渡った……涙を振り払い、霧で見えない前を必死でみながら
息が苦しくなっても走り続けた。
むしろその苦しさに埋もれて死にたいくらいだった。
"ドンッ"
オレ『痛って……』
全力疾走しながら何か硬いものにぶつかった
オレの目の前には旅館がたちはだかっていた
:07/03/30 20:58
:SH903i
:eisOvkrk
#313 [りく☆]
オレ『……何でだよ』
涙が止まらない。
自分の情けなさに腹が立ち、泣きながら地面を殴りつけた。
オレが優希を幸せにする。この手で……オレだけで父を落として、優希に幸せをあげると言っていたのに。
オレは逃げてしまった
:07/03/31 00:24
:SH903i
:5D9ZK8.I
#314 [りく☆]
なにもかもを優希にやらせてしまった。
全ての罪を彼女にかぶせてしまった。
オレは最低な男と指差されても仕方がない。
…最低な男……つまり自分が憎んだ父とオレは同じだ
心にそんな考えがよぎる
愛した人を目の前で裏切ってしまった。愛されたいと願い優希を愛してきた。でも結局は苦しめ傷つけてしまったのだ。
:07/03/31 00:31
:SH903i
:5D9ZK8.I
#315 [りく☆]
今まで親に愛された事なんてなかった…
誰にも愛されてなかった。
そんなオレを優希は愛してくれた。そして愛の温もりを教えてくれた。
そしてオレは優希を愛することができた……初めて人を愛せた……なのに、唯一愛してくれるヒトをオレは裏切った。
オレは……人を愛する資格なんてないのだろう。
愛した分だけ不幸にしてしまう。父も母もそして優希も…愛した分だけ傷つけてしまった
:07/03/31 00:40
:SH903i
:5D9ZK8.I
#316 [りく☆]
もぉ……誰からもオレは愛されない。
そして誰も愛せない、その資格を失ってしまった。
オレは人を愛さない事でしか幸せにできない。
もぉオレには愛を語ることは…人を愛する資格は………ない。
旅館の近くの公園のブランコに乗り、オレは泣きながら心でそう思った…
:07/03/31 00:44
:SH903i
:5D9ZK8.I
#317 [りく☆]
オレは心に扉をした…
二度と人を愛さないように、禁断の扉を……
その瞬間、オレの中から感情が抜けていった。
?『あらっ……こんなに泥だらけでどうしたの?』
旅館の女将だろう。オレに優しく話しかけてきた
:07/03/31 00:48
:SH903i
:5D9ZK8.I
#318 [りく☆]
女将『家族は中にいるの?』
オレは首を横に振った。
女将『じゃぁ1人?……こんな山奥に?』
あんまりの質問攻めにオレは嫌気がさし黙っていた。そんなオレに気がついたのか、女将は話をかえた。
女将『……この公園ね、"ぞうさん公園"って名前何だよ。そこの滑り台がぞうさんみたいだからそう名付けたの。』
オレ『……ぞうさん?』
:07/03/31 00:54
:SH903i
:5D9ZK8.I
#319 [りく☆]
オレは動物園なんて行ったことがない。けどぞうくらい絵や写真で見たことがある。
その滑り台はオレが見たことがあるようなぞうとは程遠い。
しかしどこと無く似ていた
オレ『ぞうさんみたい……』
女将『でしょっ♪私も最初見た時"あっ似てる"って思ったのよ。』
この時オレは女将の顔を見ていなかった。ただ滑り台を見ていた。
人と目があうと感情が全て出ていきそうな気がしたから…
:07/03/31 01:02
:SH903i
:5D9ZK8.I
#320 [りく☆]
女将『じゃぁそろそろお父さんやお母さんの事教えてもらっていいかな?』
オレ『母さんはオレが小さいときにどっか行った』
女将『そっか……じゃぁお父さんは?』
オレ『死んだ』
女将『えっ?』
オレ『さっき橋から落ちた』
女将は黙っていた…こんな冷静に言われたら誰だって言葉を失う。
"ドサッ"
驚きを隠せない女将の前で、オレは意識を失った。
:07/03/31 01:09
:SH903i
:5D9ZK8.I
#321 [りく☆]
《連絡》
すみません今日は中断します

最近ペースが遅くてすいません


明日また更新します
なにかありましたら小説

総合の感想板に書いてください


:07/03/31 01:23
:SH903i
:5D9ZK8.I
#322 [しぃさぁ]
凄く自分はこの小説大好きです


落ち着いて書いてくださいね

:07/03/31 18:56
:N902i
:7V/SoFhI
#323 [りく☆]
しぃさぁさん本当にありがとうございます

めっちゃ嬉しいです

感想や指摘があったら感想板にどんどん書いてください


更新遅れてすいません
:07/04/01 13:46
:SH903i
:OHV/PCxc
#324 [りく☆]
もう昼だろうか……太陽の光の眩しさにオレは目をさました。
あの"事故"から2週間たった。
この2週間の間に我が家は驚くほどに姿を変えた…
何よりも大きな変化は、優希と彼女の母がいなくなったこと……
今家にはオレ以外誰もいない
:07/04/01 13:52
:SH903i
:OHV/PCxc
#325 [りく☆]
二人は我が家をでていったのだ。
そして家には父の遺骨だけが残されている……
机や棚などの家具はすべて失くなっていた。
:07/04/01 13:56
:SH903i
:OHV/PCxc
#326 [りく☆]
オレは深山の旅館の前で気絶した後、女将がよんでくれた救急車に運ばれ入院となった。
ただの貧血と思われていたが、極度のストレスによる胃潰瘍といわれ、1週間の入院を言われたのだ。
:07/04/01 14:01
:SH903i
:OHV/PCxc
#327 [りく☆]
そしてオレの入院中の間に警察の調査により、父の死因は転落事故と断定されていた。
優希の母の証言がなによりの証拠となったらしい。
そして親戚のてによって父の葬儀がおこなわれたのだ。
その場に優希達はいなかった……
:07/04/01 14:05
:SH903i
:OHV/PCxc
#328 [りく☆]
優希の母がまだ入籍していなかったため、オレと優希達は家族でもなくただの他人になっていた。
そのため葬儀にはだしてもらえなかったのだ。
そのまま優希達は荷物をまとめて出て行ったのである。
:07/04/02 17:14
:SH903i
:3bxI9OrQ
#329 [りく☆]
優希達と離れられた事に少し喜びを感じていた。
"あの事故"の事を 忘れられる……何より優希に何か言われるのがいやだった。怒りの言葉も、慰めの言葉も。
前は少しでも長く一緒にいたかったのに……"あの事故"がオレの人生を変えてしまった
:07/04/03 00:09
:SH903i
:d0sPGg3o
#330 [りく☆]
この家での一人暮らしを始めて1週間たつが……ほとんどまともに食事をしていなかった。
いつもお腹がへったらコンビニへ行き、弁当を食べるという生活をおくっていた。
…腹減ったな
起きてからしばらくし、オレは空腹を感じた。
体が自然と動き、着替えてコンビニへ行こうと玄関に行った
:07/04/03 00:15
:SH903i
:d0sPGg3o
#331 [りく☆]
"ピンポーン"
玄関のドアノブに手を置いた瞬間にインターホンがなった。
いつもは誰かが尋ねて来ても無視していた。"あの事故"以来オレは他人と話すことができなくなってしまっていた。誰にも心を開かず黙っていたのだ。
…早く外に出たい
昨日ろくに食べていないため、かなりの空腹によりそんな気持ちをおさえきれずにいた。
:07/04/03 00:28
:SH903i
:d0sPGg3o
#332 [りく☆]
オレは深呼吸し玄関を開けた。
!!!!!!
オレ『………えっ?』
驚きをかくせない。オレの視界には、優希の母とその後ろに優希がいるのがはっきり写った。
:07/04/03 00:31
:SH903i
:d0sPGg3o
#333 [りく☆]
母『お久しぶりね。元気にしてた?』
優希の母はまるで何もなかったかのようにオレに話しかけてきた。
オレ『…………はぃ』
母『元気ないわね。まぁあんな事故の後だから……』
"事故"という言葉にオレは思わず反応してしまい下を向いてしまった。
…それにしても何故我が家へ?それに父さんが死んだことはショックじゃないねか?
オレの頭は混乱し、しばらくオレは考え込んでいた。
:07/04/03 00:39
:SH903i
:d0sPGg3o
#334 [りく☆]
母『私たち今から私の実家の北海道にいくの。だから最後に挨拶しとこうかなとおもって…』
オレ『……はぁ。』
正直優希の母が何をしたいかがわからなかった。
今頃我が家に来ても…
それに、顔もかなり疲れぎみでこっちに来る余裕なんてなさそうなのに。
口調だけは元気そうに振る舞っていた。
:07/04/03 00:47
:SH903i
:d0sPGg3o
#335 [りく☆]
優希は……決してオレを見ないで下を向いていた。
…オレの顔なんてみたくないだろうに、連れてこられて
オレ自身も2人には会いたくなかった。
事故の時の記憶が鮮明に頭にうかんでくるから…
あの橋での事
そりを思い出すだけでオレは耐え切れなかった。
:07/04/03 00:53
:SH903i
:d0sPGg3o
#336 [りく☆]
母『大丈夫……?まだ胃潰瘍治ってないの?』
あまりにも顔色がわるかったのか、初めて優希の母に心配された。
しばらく優希の母が話した後、2人はかえっていった。
オレは体に力が入らずその場に座り込んでいた。
:07/04/03 00:57
:SH903i
:d0sPGg3o
#337 [りく☆]
一つ確信したことがある…
優希はオレを許してくれていない。許してもらえないとわかっていたが、優希に嫌われた事がちゃんとわかると、涙が止まらない。
唯一オレを愛してくれた人に嫌われてしまった。
…もぉオレは誰からも愛されない
オレは玄関で泣きくずれた。
:07/04/03 01:10
:SH903i
:d0sPGg3o
#338 [りく☆]
これが優希との最後の出会いと思っていた。
オレは中学入学前に福岡の親戚にひきとられたため、北海道にいる優希とは出会わない。
しかしあの時の記憶は忘れたくても、消したくても……頭に焼き付いて離れなかった
そして人を
愛する資格も
愛される資格も
失った
結衣に出会うまでは……
:07/04/03 21:54
:SH903i
:d0sPGg3o
#339 [りく☆]
《第4節,2001年春…想い》
"ジリリリリリリリリ"
大きな目覚まし音でオレは目をさまし、スイッチを切った。
今日からオレは高校3年生となる。しかしそんなことはオレにとっては実感がなく、いつもより早く起きただけの眠い朝だった。
:07/04/03 23:37
:SH903i
:d0sPGg3o
#340 [りく☆]
自分で朝食を作りに台所へ向かった。オレは結衣の事故があってからしばらくして一人暮らしを始めたのだ。
一緒に住まさしてもらった親戚には悪いが、あのマンションには暮らしにくかった。
あそこにいると結衣との思い出が溢れてくる…それに結衣の両親にも会わせる顔がない。
そういう理由でオレは一人暮らしを始めたのだ
:07/04/03 23:42
:SH903i
:d0sPGg3o
#341 [りく☆]
結衣の事故と優希の転校がオレの頭を混乱させ、しばらく学校へは行ってなかった。しかし、滝沢と祥子のおかげでオレは徐々に学校へ行くようになったのだ。
しかし……優希とは一度も話をしていないし目すら合わしていない。お互いが接触を避けていた。
その状況に気がついた滝沢は、オレが優希と接触しないように学校で気を遣ってくれたのだ。
結衣の事故の事も祥子と滝沢の気遣いで誰も話題にすることはなかった。
:07/04/03 23:50
:SH903i
:d0sPGg3o
#342 [りく☆]
……優希と違うクラスになる
そんな気持ちがオレを少し楽にさせた。新しいクラスになるため優希とは違うクラスなるだろう。
…本当に嬉しいのか?
…優希と離れたいのか?
…優希と昔のような関係に戻りたいんじゃないのか?
そんな言葉を自分の心の中で自身に問いかけた。
しかし答えは決まっている。
…オレは優希と離れなければならない……愛してはいけない
自分が優希に、そして結衣にした行為の重さに押し潰されそうだった。
:07/04/04 00:59
:SH903i
:ZJgrOt3E
#343 [りく☆]
"ピンポーン"
しばらくぼぉっとしているとインターホンがなった。何となく時計を見ると…
オレ『やっべ!もぉこんな時間だ…!』
オレは慌てて食事をすませ着替え始めた。
"ピンポーン"
またインターホンが鳴った。オレはすっかり誰かが訪れていたことを忘れていた。
しかし誰かは大体わかる…
オレ『滝沢悪い!もぉ少し待ってくれ。』
:07/04/04 01:06
:SH903i
:ZJgrOt3E
#344 [りく☆]
滝沢『早くしろよ!新学期早々遅刻とか勘弁だぜ。』
オレは滝沢の家の近くに引越してきたのだった。そして滝沢がいるということは当然…
祥子『りく早く!!』
オレ『すまん!今行く。』
オレは慌ただしく玄関を飛び出すと、滝沢と祥子がオレを出迎えてくれた。
:07/04/04 01:11
:SH903i
:ZJgrOt3E
#345 [りく☆]
オレ『待たせて悪い!』
滝沢『……慣れたよ』
呆れたような顔で2人がオレを見た。引越してきてからずっと3人で通っている……誰かが迎えに来ないとオレが学校へ行かないからだ。
祥子『早く行こっ♪』
:07/04/04 10:12
:SH903i
:ZJgrOt3E
#346 [りく☆]
3人で通学することでオレは学校に行けるのだが、滝沢には悪い気がした。
滝沢はまだ祥子のことが好きだろう。ただ祥子が気がつかないだけであって、ずっと滝沢の片思いのまま……
一方祥子は、オレの事はあきらめたと滝沢に話をしていたらしいが………本心はわからなかった。
そんな事情があって悪い気がしたが、3人でいることが楽しかった。
:07/04/04 10:55
:SH903i
:ZJgrOt3E
#347 [りく☆]
祥子『ねぇ…りく!聞いてるの?』
オレ『あっ……聞いてる聞いてる』
全く聞いてなかった…
最近いつもこんな調子だ
祥子『聞いてないでしょ!ったく何ボォっとしてるのよ』
滝沢『まぁいつもの事じゃん♪』
オレ『聞いてるよ………んで何の話?』
祥子『知らないっ!』
何の変化もない朝だった…いつもどおりの朝。ただ昔と比べると変化は大きい。横に結衣がいない。
しばらくこの違和感から抜け出すことはできないだろう。
:07/04/04 11:16
:SH903i
:ZJgrOt3E
#348 [りく☆]
新学期始めの登校だったがいつもとかわらない光景だった。
いつもどおり教室のすみの席には優希が座っている。彼女の回りには何人か女の子がいた。転校してしばらくたったから友達でもできたのだろう。
昔と変わらない少し茶色い瞳が笑っていた。
:07/04/04 16:00
:SH903i
:ZJgrOt3E
#349 [りく☆]
?『なぁに見てんの?』
!!!!!
オレ『あっ……いや別に。てかいきなり話しかけるなよ。』
祥子『美里じゃん♪おはよ。どぉしたの?』
美里『おはよ♪りくが何か見つめてたからさ。聞いてみただけ』
今オレに話しかけてきたのは
"長谷川 美里(ハセガワ ミサト)"。
卓也がいなくなってからオレ達とよく話すようになった。いわば卓也の後継者のような人だ。
:07/04/04 18:42
:SH903i
:ZJgrOt3E
#350 [りく☆]
美里『久しぶりの学校なのにいつも通りギリギリだね♪』
滝沢『こいつのお陰だよ……』
オレを指差しながら呆れたように滝沢がいった。
オレ『まぁ…仕方ない』
?『何が仕方ないだよ。まったく……相変わらずりくの遅刻癖は治ってないのか』
!!!!!
…えっ?
:07/04/04 18:48
:SH903i
:ZJgrOt3E
#351 [りく☆]
教室の入口付近で喋っていたオレ達に一人の男が突然現れ話しかけてきた。
その口調や声は懐かしく、オレを含め滝沢と祥子を黙らせた。
?『黙るなって……』
言葉がでない…
何か言葉をだす方がよっぽど大変だ…
祥子『た……卓也?』
教室のドアに卓也がもたれながら立っていた。
:07/04/04 18:56
:SH903i
:ZJgrOt3E
#352 [りく☆]
滝沢『お前……』
卓也『おうっ勇貴!久しぶり♪祥子もな。』
祥子『久しぶり……』
美里『……だれ?』
みんなそれぞれ混乱していた……卓也を除いて。
オレ『帰ってきたのか?』
卓也『じゃなきゃここにいないってば♪』
周りもみんな気がつき始め、クラスが妙な雰囲気に包まれた。
"ガラッ"
担任『席につけ!新しい学年のクラス発表するぞ。』
:07/04/04 19:03
:SH903i
:ZJgrOt3E
#353 [りく☆]
卓也が帰ってきた……
それは朝のニュースにはちょっと刺激が強すぎた。
担任の話によると、とりあえずしばらく学校にいるらしい。卓也からいろいろ聞きたかったが、クラス発表のため我慢しなければならなかった。
:07/04/04 22:58
:SH903i
:ZJgrOt3E
#354 [りく☆]
目線を横にやると……優希の顔が微妙に見える。
何気なくする仕草があの頃と変わらない…
ただ…少しあの頃よりも大人になり綺麗になっただけ。
…もし優希との関係が
美里『りく!』
突然美里が声をかけてきた
オレ『な……なに?』
美里『さっきから何見てるの?』
オレの席の後ろは美里なので、なにかと声をかけられてしまう。
オレ『空見てんだよ!』
美里『何それぇ〜きもいって♪』
オレ『………うるせぇ!』
いつも美里はこんな感じのノリだ…
:07/04/04 23:08
:SH903i
:ZJgrOt3E
#355 [りく☆]
美里のポジティブで明るく元気すぎる性格に、オレはたまに救われている。
優希を見るとどぉしても"あの事故"の事が頭をよぎる。
そんな時、いつもタイミングよく美里が話し掛けてくるのだ。それが何よりの救い…
美里と喋る時が、今はどこと無く落ち着く……昔の事を忘れられるような気分になるから。
:07/04/04 23:14
:SH903i
:ZJgrOt3E
#356 [りく☆]
担任『全員移動しろ!』
オレ『………えっ?』
美里と雑談している間に発表がおわったらしい。
美里『私たち同じクラスだよ♪』
オレ『お前聞いてたん?』
美里『ん〜カンだよ!そんな信じんなって♪もしかして……ちょっと喜んだ?』
オレ『んなわけないだろ!』
美里『ひどっ!』
滝沢『おいっ……二人共移動するぞ。』
:07/04/04 23:22
:SH903i
:ZJgrOt3E
#357 [我輩は匿名である]
:07/04/05 00:02
:P902iS
:☆☆☆
#358 [りく☆]
オレ『それが……オレ何組かわかんなくて。』
滝沢『美里といちゃついてるからだよ。』
からかうように滝沢が言った。
…優希に聞こえてなければいいけど
オレ『別にいちゃついてないって…』
美里『勇貴〜私たち何組かわかる?』
滝沢『オレもりくも美里、んで祥子も4組だ。』
卓也『オレも4組っぽいぜ♪』
:07/04/05 00:08
:SH903i
:k5tP2on.
#359 [りく☆]
:07/04/05 00:10
:SH903i
:k5tP2on.
#360 [りく☆]
職員室にいたはずの卓也がいつの間にか教室にいた。卓也は正式には明日から転校生という形で学校にくることになっている。
オレ『じゃぁみんな一緒だな♪』
滝沢『卓也はまだわからんけどな…。卓也は明日クラスがわかるんだろ?』
卓也『今さっき4組って言われたんだよ♪』
こうしてまたオレ達は同じクラスになった。
:07/04/05 00:15
:SH903i
:k5tP2on.
#361 [りく☆]
…優希はどうなったんだ?
ひそかに気になっていた。同じクラスになるのか…それとも離れるのか。
とりあえず4組に行き、クラスの名簿を見る
。
"3年4組2番 新垣 りく"
"3年4組1番 荒井 優希"
…優希と同じだ
頭の中が真っ白になった。
:07/04/05 00:23
:SH903i
:k5tP2on.
#362 [りく☆]
移動も終わり、ホームルームがはじまった。
出席番号が隣のため、オレの前の席には優希がいる……それだけで心臓が張り裂けそうだった。
…昔の関係だったら
そんないつも思うことが頭をよぎる。関係を壊したのはオレなのに…
改めて自分の愚かさ、無力さに絶望した。
…オレは人を愛してはいけないんだ
何度も何度も心でそうつぶやいた
:07/04/05 00:32
:SH903i
:k5tP2on.
#363 [りく☆]
学校も終わり部活へ向かった。美里は祥子と共にバスケ部のマネージャーをやっている。
美人2人のマネージャーで有名なのだ。
用意をすませ体育館にいくと卓也が早めに始めていた。
あいかわらず卓也は、ため息がでるほどバスケはうまい。
しばらく黙ってみていた。
:07/04/05 00:40
:SH903i
:k5tP2on.
#364 [りく☆]
祥子『卓也か……懐かしいね』
気がつけば横に祥子が立っていた。
オレ『あぁ………やっぱ上手いな。オレは敵わないよ。』
祥子『そんな事ないって。プレー中のりくは…カッコイイじゃん。』
祥子はそう言って歩き去っていった……顔を少し赤く染めながら。
:07/04/05 00:46
:SH903i
:k5tP2on.
#365 [りく☆]
そして今日もいつものように練習がおわり、部室へ行った。
卓也『なぁ…あのマネージャーの美里って子何?』
卓也が不思議そうに尋ねた
滝沢『何か最近オレ達と仲いいんだよ。』
卓也『………ふぅん』
滝沢『惚れた?』
制服に着替えた滝沢が笑いながら言った。
卓也『バカッ!そんなわけないだろ。』
オレ『けど卓也とあうかもよ♪』
卓也『おいっ……2人でオレをからかうなよ。』
少し照れながら卓也が言う。その顔は半年前とまったくかわらなかった。
:07/04/05 00:55
:SH903i
:k5tP2on.
#366 [りく☆]
卓也『もう一人気になった人がいるんだけど…』
オレ『誰?』
卓也『りくの前の席の荒井 優希って子だよ』
オレは黙ってしまった。優希の話題はふれてほしくない。そんなオレの状況を滝沢は察したようだった。
滝沢『ただオレと下の名前が同じなだけだ。』
卓也『あっ……二人共"ゆうき"だもんな!』
滝沢『早く着替えねぇと置いてくぞ!』
そう言いながらオレと滝沢は部室を出た。
卓也『ちょっと……りく、勇貴!待てよ!』
慌ただしく着替えた卓也が追いかけてきた。
:07/04/05 01:04
:SH903i
:k5tP2on.
#367 [りく☆]
"バタッ
"オレ『疲れた…』
家に帰ったオレは、そのままベットに倒れこんだ。
…今日はいろいろありすぎた
優希と同じクラスになってしまったこと、それは悲劇なのか、それとも
"ピンポーン"
オレ『………誰だ?』
こんな時間に・・・
:07/04/05 08:24
:SH903i
:k5tP2on.
#368 [りく☆]
:07/04/05 10:07
:SH903i
:k5tP2on.
#369 [りく☆]
滝沢『よっ♪』
滝沢の突然な訪問にオレは戸惑いを隠せずにいた。
オレ『……どぉした?』
滝沢『まぁ〜気にするな。とりあえず入るぞ♪』
オレ『おいっ……ちょっと待てよ……』
滝沢はかまわず家の中に入って来た。
:07/04/05 22:43
:SH903i
:k5tP2on.
#370 [りく☆]
家に入るなり滝沢はくつろぐようにソファーに座り込んだ。
オレの家はワンルームだが、8畳あるためなかなか広い。だからくつろぐ場所は結構あるのだ。
滝沢『いやぁ…りくの家は落ち着くな』
オレ『オレの家禁煙だぞ!』
滝沢は笑いながら片手にもった煙草をしまった。あと少し遅かったら吸っていただろう。
"ピンポーン"
…またかよ
オレは慌てっぱなしだった。
:07/04/05 22:53
:SH903i
:k5tP2on.
#371 [りく☆]
卓也『よっ!』
卓也は右手にも、左手にもビニール袋いっぱいになるまで詰めたお酒をさげていた。
オレ『……飲むのか?』
卓也『オレの転入祝い♪』
滝沢『たまには飲もうぜ!』
2人共ノリノリでビニール袋からお酒をとりだした。滝沢をよく見ると、ちゃかりおつまみをもってきている。
どうやら本格的に飲みそうだ
:07/04/07 00:42
:SH903i
:BdWa9bbc
#372 [りく☆]
とりあえずオレは、あきらめてグラスを取り出した。
…まさか2人がここまでノリ気とは....
それぞれのグラスにお酒をそそぎ、こぼさないように手にもち
滝沢、卓也『乾杯!!』
オレ達はお互いのグラスをあわせ、飲み始めたのだった
:07/04/07 00:47
:SH903i
:BdWa9bbc
#373 [りく☆]
すいません


明日からしっかり更新していきたいと思います

:07/04/07 00:50
:SH903i
:BdWa9bbc
#374 [りく☆]
オレ『てか何で日本に来れたんだ?』
ビールを飲みながら卓也に聞いた
卓也『あぁ……親父に頼んだんだよ。高校くらい日本にいたいってな。』
オレ『……それだけ?』
卓也『何だよ!悪いか?』
オレ『ぃや…別に。』
もっと深い事情があったかと思っていたから少し拍子抜けしてしまった。
:07/04/07 12:40
:SH903i
:BdWa9bbc
#375 [りく☆]
一時間ぐらい飲んだんだろうか…オレ達のテンションはかなり上がっていた。とくに卓也のトークは止められず、もぉ30分ぐらい喋りっぱなしだ。自慢話やアメリカでの体験談など……
!!!
そんな卓也が突然話しをやめた……
滝沢『………卓也?』
:07/04/07 20:57
:SH903i
:BdWa9bbc
#376 [りく☆]
卓也はまだ黙っている…
あんなにテンションを上げて面白おかしく話をしていたのに
オレ『ビール切らしたな』
何となく嫌な雰囲気になりかけたのでとっさに発した言葉だった。
卓也『………なぁ勇貴。』
卓也が口を開いた
:07/04/07 21:22
:SH903i
:BdWa9bbc
#377 [りく☆]
滝沢『どうした?』
卓也『お前さぁ……祥子の事どうなった?』
滝沢『どうって?』
卓也『だから……』
そのことはオレも前から気になっていた。滝沢は何も言わないから全くわからずにいた事だった…その真実を卓也は探ろうとしたのだ
"ゴクッ!!"
卓也はグラスのビールを一気に飲みほし言葉をだした
卓也『まだ好きなのか?…祥子のこと。』
滝沢『……聞いてどうする』
滝沢はすべてを隠すかのような受け答えをする。
:07/04/08 00:28
:SH903i
:s3qgs0G.
#378 [りく☆]
卓也『どうもしないけど…』
滝沢『ならぃぃじゃん』
卓也『ぃぃわけないだろ!』
オレ『卓也もオレも……心配なんだよ。』
子供みたいな口喧嘩になり始めたのでオレが口をはさんだ。
:07/04/08 00:31
:SH903i
:s3qgs0G.
#379 [りく☆]
滝沢『よけいな心配だな。』
卓也『よけいって……その言い草はないだろ!』
お酒のせいか、卓也は感情むきだしだった。
滝沢『そんなお前はどうなんだよ?』
卓也『何が?』
滝沢『………結衣だよ』
その言葉は……聞きたくなかった
:07/04/08 00:37
:SH903i
:s3qgs0G.
#380 [りく☆]
卓也『その事は……仕方ないだろ。結衣はもういないんだから。………それに、結衣は…………りくに惚れていたし。だからオレは諦めてたよ…ただ気持ちを伝えたかっただけだ。まぁ叶わなかったけど』
オレ『ゴメン』
卓也『……お前が謝るなよ!あの事故はお前が悪いんじゃない。トラックの運転手のミスだ。だから自分をせめるな。』
卓也の目は……少し涙で輝いていた
:07/04/08 00:42
:SH903i
:s3qgs0G.
#381 [りく☆]
滝沢『言葉が悪いかもしれないが……確かに諦めるしかないな。』
滝沢はゆっくりと立ち上がり、窓越しに外を眺めていた。
滝沢『オレは……まだ諦めちゃいない。オレだって気持ちを伝えたい……それが本音だ。
けど、ダメなんだよ。』
卓也『何がダメなんだ?今しかないんだぞ!オレみたいに伝えないまま終わるのか?』
:07/04/08 00:48
:SH903i
:s3qgs0G.
#382 [りく☆]
滝沢『終わりたくねぇよ!………けど毎日みてるとわかるんだよ。祥子は…まだりくが好きだって。
本人は諦めてるって言ってるけど、惚れた女の本音ぐらいすぐわかるさ。
だから絶対フラれる事ぐらいわかっている。叶わない恋だって。
…けど諦めきれねぇんだよ。毎日会うたび、あの笑顔を見るたびに思いが強くなっていく。
だから振り向いて貰おうと努力しても……結局ダメ。
どうする事出来ないんだよ………だから聞いてどうするって言ったんだ』
:07/04/08 00:58
:SH903i
:s3qgs0G.
#383 [りく☆]
卓也も
滝沢も
オレは親友二人を振り回してしまっていた。二人に答えのない難問を与えてしまっていたのだ。
滝沢は…まだ外を眺めていた。決して顔をこちらに向けない…
卓也『それでも……伝えるしかないだろ!』
口調が……強くなっている
:07/04/08 01:02
:SH903i
:s3qgs0G.
#384 [りく☆]
滝沢『オレの話聞いていたのか?』
卓也『あぁ…聞いてたよ』
滝沢『だったら解るだろ!無理だって』
卓也『幸せな悩みだよな!』
!!!!
"ドスッ"
滝沢の拳が勢いよく卓也の顔に飛んできた。
:07/04/08 01:07
:SH903i
:s3qgs0G.
#385 [りく☆]
滝沢『何が幸せなんだよ!ふざけるんじゃねぇ!!』
卓也『伝える相手が……想う相手が生きてるだけ幸せだろうが!!』
"ドスッ"
今度は卓也の拳が滝沢の顔を捕らえた。
卓也『結果ばっか気にしやがって!!このビビり!!!!』
完璧に二人共ヒートアップしている。
:07/04/08 01:13
:SH903i
:s3qgs0G.
#386 [りく☆]
滝沢『ビビりだとぉ……オレは今の関係が崩れるのが嫌って言ってるんだ!!すべて言ってしまったら……今の用な生活おくれないんだぞ。一緒に通学したり、話したり、笑いあったり………』
卓也『何それ………結局逃げてるだけじゃねぇかよ。それで今の状況に苦しみながらも嫌われるよりましって言い聞かせて、満足しようとしてるだけじゃん!
けど結局は満足なんて出来ずに自分で自分の首絞めてんだよ!』
:07/04/08 01:23
:SH903i
:s3qgs0G.
#387 [りく☆]
珍しく卓也が口で勝っていた。あの気ままで自由人な卓也が……こんな事を言うなんて想像すらできなかった。
卓也『勇貴……逃げるなよ。』
滝沢『逃げてなんか……』
卓也『逃げてるよ。オレと全く同じじゃねえか。』
:07/04/08 01:29
:SH903i
:s3qgs0G.
#388 [りく☆]
卓也『オレだって逃げたさ……ビビってたさ。結衣に嫌われるのが嫌で、親友という関係でおさまる事に自分を満足させていた。
何より自分勝手に気持ちを伝えたら結衣を苦しめるような気がしたし…好きな人が苦しむ顔なんかみたくなかったから……自分が苦しむしかないと言い聞かせたよ。
けど結果は何も言えないまま……まぁオレが悪いんだけど。
そんな逃げてしまった自分を今すごく後悔してるんだ。だから勇貴にはオレのようになって欲しくない。
だから……辛いかもしれないけど逃げるなよ。
祥子の幸せを考えるのもいいけど………自分の幸せも考えてやれ。』
:07/04/08 01:39
:SH903i
:s3qgs0G.
#389 [りく☆]
こんな時何と言えばいいか…卓也も、滝沢もかなり感情をむき出しにしているため、オレの何気ない一言でまたキレてしまいそうな気がした。
そもそも2人がこんな風になってしまったのもオレが1番の原因だ。
滝沢はまだ立ったまま窓の外をみている
緊迫した空気がオレの部屋にたちこめていた。
:07/04/08 12:41
:SH903i
:s3qgs0G.
#390 [りく☆]
卓也『なぁ……勇貴』
滝沢『お前の言う通りかもな。
けど逃げるしかないんだよ。失うものが多過ぎる…』
卓也『勇貴……後悔するぞ』
滝沢『それはまだわからないだろ。もしかしたら……気持ち変わるかもしれないし。』
卓也『お前がアクション起こしたらな!』
滝沢『あぁ………とりあえず飲もう。』
どうやら解決したのか……解らないが二人共少し寂しげな笑みをうかべていた
:07/04/08 12:56
:SH903i
:s3qgs0G.
#391 [りく☆]
オレ『……焼酎でも飲むか?』
滝沢『やっぱ九州男児は焼酎だろ♪』
卓也『だな……。』
ビニール袋から焼酎を取り出し、グラスに注ぐ。
時計の針は2時を指していた。
:07/04/08 13:09
:SH903i
:s3qgs0G.
#392 [りく☆]
卓也『ところで……りくはさぁ、最近どうなんだ?』
一時間ぐらい飲み続けたぐらいに卓也がオレに話しをふってきた。
オレ『どぉって聞かれてもな……』
滝沢『卓也酔いすぎだって…』
卓也『よってねぇよ!真面目な質問じゃないか……結衣の事まだ引きずってんのかって?』
:07/04/08 13:15
:SH903i
:s3qgs0G.
#393 [りく☆]
オレ『それは……』
結衣の話をオレにふって欲しくなかった。
あの事故以来オレは結衣の事を口にしたことはなく…何も語ろうとしなかったのだ。それが普通なのかもしれないが。
滝沢『りく!答えなくていいぞ。その事はかたらなくていい。』
やはり滝沢は…オレの1番の理解者なのかもしれない
:07/04/08 13:22
:SH903i
:s3qgs0G.
#394 [りく☆]
卓也『バカヤロ!!!』
滝沢『どっちがバカだよ……。悪酔いしやがって』
時計は3時30分を示している。あれからずっとオレ達は飲み続け、卓也がついに酔いすぎて何を言いたいか全くわからず、手がつけられずにいた。
オレ『そろそろ寝るか?』
卓也『バカっ!今日はオールだよ♪』
:07/04/08 23:22
:SH903i
:s3qgs0G.
#395 [りく☆]
滝沢『……ダメだこいつは…』
卓也『てか、あの転校生かわいいよな♪なんか結衣に似てるし。しかも名前が勇貴と同じだからな……うける♪』
卓也は一人で爆笑していた
卓也『りくはあの優希って子どうなん?好みとか?今日みとれてただろ♪』
オレ『別に……興味ないし。』
卓也『オレ好みかも♪』
!!!!!
オレ『ダメだ!!!』
:07/04/08 23:28
:SH903i
:s3qgs0G.
#396 [りく☆]
突然オレが大声をだしたため、二人共かたまってしまった。
オレ『あっ……ぃゃぁ何となく卓也にはあわないと思って。』
自分でも何であんなに否定したのか、何であんなに感情をむき出しにしてしまったのか……
…オレはまだ優希を………
卓也『冗談だし♪好みじゃぁないよ。ただ…』
卓也は突然黙りこんだ
:07/04/08 23:32
:SH903i
:s3qgs0G.
#397 [りく☆]
滝沢『……卓也?』
"Ζzzzz"
滝沢『まじかよ……』
オレ『突然寝るとかありか……』
卓也は喋りかけたまま深い眠りにはいっていたのだ。仕方ないのでそのまま寝かせて、モーフをかけてやる。すると幸せいっぱいの笑顔で眠りに落ちていった。
:07/04/08 23:38
:SH903i
:s3qgs0G.
#398 [りく☆]
オレ『オレ達も寝るか?』
滝沢『あぁ…』
オレが寝る準備をしようと立ち上がったその時…
滝沢『なぁ……りく』
オレ『何だ?』
滝沢『………』
オレ『どうした……滝沢?』
滝沢『"ゆうき"って呼べないか?』
:07/04/08 23:41
:SH903i
:s3qgs0G.
#399 [りく☆]
オレ『………何だよいきなり』
滝沢『お前がオレを"ゆうき"と呼ばないのは……"彼女"が関係してるんじゃないのか?』
オレ『……違う』
滝沢『違うわけないだろ!屋上で彼女と会ったとき、お前はかなり焦っていた。…飛び降りようとしてたんだぞ。』
オレ『あれは……』
滝沢『そろそろ話してくれないか。
最近…特に"結衣の事故"があって、彼女が現れてからお前はおかしくなったぞ。昔のりくみたいだ』
:07/04/08 23:47
:SH903i
:s3qgs0G.
#400 [りく☆]
オレ『そんな事ない…』
滝沢『ぃゃ中学最初の頃に戻ってきている。結衣の事故も原因かもしれないけど、優希が1番の原因だろ?』
オレ『違う』
滝沢『頼むりく!何があったか話してくれ!最近お前が全くわからないんだ。もしかしたら力になれるかもしれない』
:07/04/08 23:52
:SH903i
:s3qgs0G.
#401 [りく☆]
…全てを話したら楽になるのか
…この苦しみから解放されるのか
オレは自問自答を心でくりかえした。
オレがしてきた事は人に話せるような事ではない。オレは人間として最悪な事をしでかしてしまったのだ。
滝沢にかえす言葉が見つからなかった…
:07/04/08 23:57
:SH903i
:s3qgs0G.
#402 [りく☆]
オレ『悪い……オレ寝る。』
オレは吐き捨てるように言い去り、そのまま布団の中へ入っていった。
滝沢『………おやすみ』
本当は全て話したかった…
けど話せない…
長い夜だった
:07/04/10 23:39
:SH903i
:ZO52o4WI
#403 [りく☆]
見慣れた道を雨の中、オレはスピードをあげ走っている…スピードの速さからしてバイクだろう。
見覚えのある曲がり道…
ここは曲がっちゃいけない
けどオレは曲がっていく…
二人乗りで
!!!!!!!!!!!!!!
トラックが.....
………
……
…
"ガバッ"
オレは布団から起き上がった
オレ『またあの夢か…』
寝汗を拭きながらつぶやいた。結衣との事故の夢をまた見ていた……眠りについてから1時間もたっていない。
:07/04/13 00:14
:SH903i
:lBsKSJ9Y
#404 [りく☆]
深山の事故
結衣の事故
この2つの夢にオレはよくうなされている。忘れたい記憶が夢の中で鮮明に写しだされ、その記憶をわすれることができない。そして夢の中で同じ過ちを繰り返すのだ。
オレはもう寝付けずにいた。
2人のいびきだけが耳に入ってくる。
:07/04/13 00:18
:SH903i
:lBsKSJ9Y
#405 [りく☆]
オレはとりあえずベランダに出た
"カチッ"
ライターに火をつけタバコを吸う……眩しいほどの朝日がオレを照らす
朝日は…優希とよく見ていた。深山での計画を話していた時、夜明けまで話していたから。
光りに照らされたかわいい優希の顔が…頭の中に鮮明に映し出されていく
:07/04/13 00:26
:SH903i
:lBsKSJ9Y
#406 [りく☆]
何とも言えない気持ちが込み上げてきた……
そんな気持ちは、ただ涙として流れていく。
滝沢『何日の出みて泣いてんだよ。』
タバコを片手にもち滝沢が話しかけてきた。
:07/04/13 00:29
:SH903i
:lBsKSJ9Y
#407 [りく☆]
オレ『すまん……おこしたか?』
涙を拭き、冷静さをよそおって言葉を返した
滝沢『あんだけ寝言を言われたら…あのアホ以外誰でも起きるよ♪』
オレ『寝言……聞こえたか?』
滝沢『あぁ……痛いくらい聞こえたよ』
滝沢は少し神妙な顔つきで煙草を口元へと運んでいく
:07/04/13 00:35
:SH903i
:lBsKSJ9Y
#408 [りく☆]
滝沢『事故のこと……忘れられないよな。
けどお前は悪くないだろ!』
オレ『いや……オレが原付きに乗らなきゃ………それに』
滝沢『それに?』
オレは新しい煙草を口にくわえた。
オレは2つの過ちを犯している
:07/04/15 00:24
:SH903i
:mrwqOEYg
#409 [りく☆]
あの日原付きの後ろに結衣を乗せてしまったこと
そしてもう一つは、心のどこかで優希を想っていたこと。
誰にも言えることではない
滝沢『りく?』
黙ったままのオレを心配そうに滝沢が見ていた。
:07/04/15 00:29
:SH903i
:mrwqOEYg
#410 [りく☆]
滝沢『一つだけ教えてくれ!』
オレ『何を?』
滝沢『優希って子と昔何か関係があったのか?』
滝沢はオレの目をじっと見たまま尋ねてきた
オレ『小学生のときの知り合いだよ』
滝沢『ただの知り合いか……』
これ以上深くは滝沢はきいてこなかった。もしきいてきていたら、オレは全てを隠せてはいないだろう。
:07/04/15 00:34
:SH903i
:mrwqOEYg
#411 [匿名]
:07/04/15 16:00
:SH903i
:wG6kYyRw
#412 [りく☆]
匿名さんありがとうございます


感想あったら掲示板に書いてください

:07/04/15 16:12
:SH903i
:mrwqOEYg
#413 [りく☆]
その日の朝、オレ達は二日酔いの状態で学校へと向かった。
祥子『何か……あんた酒臭いよ』
通学途中に祥子が鼻をおさうながら卓也に言った。
卓也『オレだけ?』
祥子『喋らないで……臭いから!』
:07/04/15 16:20
:SH903i
:mrwqOEYg
#414 [りく☆]
卓也『こいつらも飲んでるんだけど……』
卓也が手で口をおおいながら、落ち込み気味に言った。
滝沢『オレ達はぁ……ちゃんと対策してるから♪』
祥子『あんただけ臭いんだよ!』
学校につくまで卓也は口を開かなかった。
:07/04/15 16:23
:SH903i
:mrwqOEYg
#415 [りく☆]
美里『おはよぉ!!』
教室に入ったとたんに美里が話しかけてきた。
オレ『よぉ……相変わらず元気だな』
美里『今日は元気ないよ』
オレ『何で??』
美里『今日テストじゃん……まじ最悪だよ』
オレ『………』
美里『もしかして忘れてたの?』
美里の質問に答えがでないくらい、オレの頭の中は真っ白だった。テストの事なんてすっかり忘れていたのだ
:07/04/15 16:33
:SH903i
:mrwqOEYg
#416 [我輩は匿名である]
:07/04/15 17:11
:N902i
:MOSJzkDk
#417 [りく☆]
:07/04/15 20:36
:SH903i
:mrwqOEYg
#418 [りく☆]
オレの高校では新学期の初めに実力テストがある。そしてそのテストで平均30点以下の者は追試をうけなければならないのだ。
一年生の頃からオレと卓也は追試の常連となってしまっていた。
そして最近は美里も常連になりかけている。
:07/04/15 20:50
:SH903i
:mrwqOEYg
#419 [りく☆]
オレ『テストかよ……』
ただでさえ酒で頭が働かないオレに、追い撃ちをかけるかのような試練だった。
卓也『りく……自信ないのか?』
オレ『あるわけないだろ!ろくに学校に行ってねぇんだから……一緒に追試うけようぜ』
祥子『りく!諦めないの!』
卓也『相変わらず祥子は厳しいな』
祥子『あんたは酒臭いからだまってなさい!』
祥子はまるでオレ達の姉のように厳しく怒鳴り付けていた
:07/04/15 21:23
:SH903i
:mrwqOEYg
#420 [りく☆]
滝沢『まぁ頑張れよ!』
オレ『いいよな……お前らは頭いいから。』
祥子と滝沢は毎回学年1位2位を争うほどの学力の持ち主で、ある意味雲のうえの存在だった。
"ガラッ"
担任『テスト始めるぞ!出席番号順に席につけ』
担任が手にテスト用紙を持って教室に入ってきた。
:07/04/15 21:30
:SH903i
:mrwqOEYg
#421 [りく☆]
クラス全員が席を動き始めた。オレもみんなの流れにのるかのように移動を始めた……
"!!!!!!!!"
何気なく振り向いた時だった…
優希と目があった……あってしまった。
今までこの少し茶色の瞳をした視線を避けてきたのに。
手をのばしたら触れてしまうぐらいの距離だ
:07/04/15 23:32
:SH903i
:mrwqOEYg
#422 [りく☆]
オレは動く事も、目線をそらすことも出来ない。
オレと優希の距離は、手を伸ばしたら届くほどに近かった。
優希も目線を変えない
オレの胸は心臓が張り裂けそうなぐらい苦しかった……けど何年かぶりに見つめ合う事でオレは、あの頃の関係に戻れたような喜びを感じていた。
:07/04/15 23:47
:SH903i
:mrwqOEYg
#423 [りく☆]
言葉がでない
…何か言わないといけない
…チャンスは今しかない
そんな考えが頭をよぎる。
しかし、オレには優希と話す事も、触れる事も、目を合わす事もしてはいけないはず……そんな資格はないはずだ。
しばらくして……オレの視界から優希は消えていった。
当然の結果なのだが…
こうなるとわかっていたのだが…
つらかった
:07/04/15 23:54
:SH903i
:mrwqOEYg
#424 [りく☆]
オレは切ない気持ちを胸の中におしこめて、席に座った。
目の前には……優希が座っている。
理性を失う前にオレは窓の外に目を向けた。
外には散りかけた桜の木が風に揺られて、残りの花びらを散らしていた。
…桜は……結衣が好きだった
ふとそんな事を思い出した
:07/04/16 00:05
:SH903i
:p1T5W27U
#425 [りく☆]
ちょうど去年の今頃、オレは追試のための勉強を結衣に教えてもらっていた。
結衣『ちょっとりく!また同じ間違えじゃん』
"バシッ"
オレ『痛ってぇ…叩くなよ。だいたい何でオレにだけ厳しんだって…』
結衣『口答えしないの。いいから早くやり直してよ…明日の追試テスト間に合わないよ。』
:07/04/16 00:12
:SH903i
:p1T5W27U
#426 [りく☆]
オレ『せっかく桜の季節なのに…オレはおとなしく勉強かぁ……』
結衣『止める?』
オレ『あっ……冗談だって』
結衣『私だって……りくと花見くらい行きたいよ。』
オレ『あぁ……』
結衣『……………』
オレ『いつか花見でも行きたいな』
結衣『うん♪』
:07/04/16 00:17
:SH903i
:p1T5W27U
#427 [りく☆]
オレ『5人で花見とかしたら楽しいだろうな♪』
結衣『あっ………そうだね。5人だよね』
オレ『…………』
結衣『桜の花びらのおまじない知ってる?』
オレ『何それ?』
結衣『桜の木の最後の花びらが散る時に、願い事したら叶うんだって♪』
オレ『……小学生かって……あほらしい』
"バシッ"
結衣『うるさい!叩くよ!』
オレ『ぃゃ…もう叩いてるじゃん』
結衣『りくのバカ!』
:07/04/16 00:25
:SH903i
:p1T5W27U
#428 [りく☆]
………
……
…
気がつけばオレの机の上にはテスト用紙が置かれ、テストが始まっていた。
しばらくの間オレは、昔を思い出していたのだろう。
オレはまだ窓の外にある桜の木を見ていた。
いろんな過去の出来事が頭の中をかけめぐる
:07/04/16 00:35
:SH903i
:p1T5W27U
#429 [りく☆]
!!!!!
…今テスト中じゃん!!
ようやく我にかえりテストを解き始めた。
オレ『桜好きなん?』
結衣『うん♪』
オレ『じゃぁ…桜の木の願い事、何を願う?』
結衣『それは……ヒミツだよ』
テストに集中したいが、なぜか結衣との思い出が頭から離れることなく、映し出されていく
:07/04/16 00:45
:SH903i
:p1T5W27U
#430 [りく☆]
結局その日のテストは集中して解くことができないまま終わってしまった。
その日の帰り、学校を出る時、何気なく桜の木を見た。テスト中にはまだ花びらがあった桜も完全に散っていた。
"ヒラッ"
滝沢『りく。肩に花びらついてるぞ』
オレの肩に最後の花びらが散ってきたのだ。
もう少し早かったら散る瞬間を見れたかもしれない。
オレは花びらを手にとった…
…結衣、結衣は花びらにどんな願いをこめていた?
空を見上げた
星が見えかけてくるような薄暗い空だった
:07/04/16 00:58
:SH903i
:p1T5W27U
#431 [りく☆]
祥子『うそっ!!!!』
いつものように3人で登校し、教室に入ると2日前のテストの結果が張り出されていた。その結果を見て思わずオレと滝沢は言葉を失い、祥子がただ叫んでいた。
3教科300点満点である。
:07/04/18 00:17
:SH903i
:OaKCAnuQ
#432 [りく☆]
1位 300点 横井 卓也
2位 299点 荒井 優希
3位 296点 宮崎 祥子
4位 295点 滝沢 勇貴
………
………
………
………
以下追試
80点 長谷川 美里
65点 新垣 りく
:07/04/18 00:38
:SH903i
:OaKCAnuQ
#433 [りく☆]
祥子『卓也が……満点?』
滝沢『………うそだろ』
驚きのあまり言葉が出てこない…オレ達はそんな状態に陥っていた。
卓也『そんなに驚くなよ♪』
オレ『ぃゃ……ありえないって』
滝沢『カンニングした?』
卓也『ばかっ!!これがオレの実力。』
まだ信じられない
:07/04/20 21:01
:SH903i
:QzvwQ/j6
#434 [りく☆]
卓也『いゃぁ……何かアメリカでオレ頭よくなったみたい♪』
滝沢『なりすぎだって』
卓也『おいっ!……ってかりく追試だろ?』
オレ『あっ……まじかよ』
祥子『相変わらずだね。美里も追試か。』
こんな展開は昔もあった。滝沢と結衣、祥子が満点近くでオレと卓也が追試。
そんなオレに勉強を教えてくれた結衣は…いない
:07/04/20 21:07
:SH903i
:QzvwQ/j6
#435 [りく☆]
卓也『だから……何回言ったらわかるんだよ!』
オレ『悪い悪い…』
まさか卓也に勉強を教えられるとは……
今オレの家では勉強会が開かれている。もちろん勉強しているのは、追試対象のオレと美里だ。
:07/04/21 01:04
:SH903i
:3noikApU
#436 [りく☆]
追試のために滝沢達がわざわざ勉強会を開いてくれたのだが……なぜか場所はオレの部屋なのだ。
滝沢『まさか卓也がりくに教えるとは……』
卓也『これくらい簡単でしょ♪』
オレ『その簡単な事が解らなくてすいませんね!』
悔しいが卓也は考えられないくらい頭がよくなっていた。
祥子『ちょっと美里!!これさっきも教えたじゃん』
美里『……あれ』
オレの隣にどうやらもう一人いたらしい
:07/04/21 01:13
:SH903i
:3noikApU
#437 [りく☆]
滝沢『まぁ……ここまでやれば明日の追試は大丈夫だろ』
卓也『だな……教えるのって大変なんだな』
祥子『大変だよ……てか今だに卓也が教えてるのが信じられないだけど』
卓也『まだ言うか……てかもぉ12時か。結構教えてたんだな』
6時から始めて12時まで6時間、みっちり教えられていたのだ。
オレと美里はすっかり疲れ果てていた…
:07/04/21 01:24
:SH903i
:3noikApU
#438 [りく☆]
美里『あっ!!!』
突然オレの部屋のキッチンで美里が声をあげた。
オレ『どうした?』
………返事がない
卓也『美里?』
………まだ返事がない
美里『こら新垣!未成年がお酒を飲むんじゃない♪』
両手に酒のビンをもって美里が現れて来た。
美里の"こら新垣!"という言葉………結衣がオレにしか見せなかった姿の口癖にそっくりだった
:07/04/21 01:32
:SH903i
:3noikApU
#439 [りく☆]
美里『じゃぁ……明日の追試がうまくいくように、乾杯!』
結局気がつけば飲み会になっていた。
けど、この瞬間はオレにとってはとても楽しく、居心地のいい空間で、この時が永遠に続けばと思えた。
しかしそんな幸せは長く続かない……
このときはまだそんな事に気がついてなかった…いや気がつけるはずはないだろう。
:07/04/21 01:42
:SH903i
:3noikApU
#440 [りく☆]
滝沢『お前明日追試なんだからほどほどにな。』
卓也『そうだぞ♪』
オレ『ぃや……卓也お前も飲み過ぎるな!酒癖わるいから』
こんなくだらない会話がしばし続いた。
:07/04/21 01:49
:SH903i
:3noikApU
#441 [りく☆]
祥子『本当に卓也頭よくなったよね。』
滝沢『学年トッブだしな!』
卓也『まぁね♪アメリカの学校厳しかったからさ…結構勉強頑張ってたんだよ。てかお前ら2人が3、4位って珍しいよな……あの優希って子頭いいだな』
滝沢『そういえば2位だったし……』
滝沢はオレの顔色を気にしていた。優希の話題はオレにはダメと知っての行動だろう。
美里『優希って……りくの好きな人?』
:07/04/21 01:57
:SH903i
:3noikApU
#442 [りく☆]
オレ『えっ………?』
美里『だって魅とれてたじゃん』
卓也『そうなのか?』
オレ『ぃや……たまたまだって』
美里『だって……りくは』
祥子『み…美里?』
滝沢『喋りながら寝たな……誰かにそっくりだ』
オレ『確かに』
美里は祥子の肩に頭を預け、眠りにおちていた
:07/04/21 02:04
:SH903i
:3noikApU
#443 [りく☆]
滝沢『もぉ……2時だし仕方ないな。とりあえず帰るか。』
卓也『明日学校だしな。』
祥子『そうだね。美里起こさなきゃ』
どんなに体を揺すっても美里は眠りから覚めない
祥子『美里!起きてよ』
滝沢『仕方ない……家までこのまま送るか』
オレ『美里の家わかるか?』
しばらく沈黙が続いた。
:07/04/21 02:11
:SH903i
:3noikApU
#444 [りく☆]
祥子『仕方ない……りく今日だけこの部屋で寝かせてあげて。』
オレ『あぁ……』
滝沢『じゃぁ祥子はオレが家までおくるよ』
祥子『あたしは……酔ってないよ』
卓也『ぃゃ酔ってるよ』
こうして美里をオレ部屋のベットに寝かせ、3人は帰宅した。
卓也『美里に手をだすなよ』
オレ『しないって…』
祥子『何かしたら怒るからね!』
オレ『だからしないって』
滝沢『じゃぁ……追試頑張れよ♪』
オレの部屋には美里しかいなくなった
:07/04/21 02:17
:SH903i
:3noikApU
#445 [りく☆]
何も意識していないつもりだが……やはり部屋に異性が独りだけいるというだけで、何故か不思議な緊張感に襲われる。
とりあえずオレは落ち着くために部屋の片付けを始めた。
美里『う……ん』
…寝言か
おかしなくらいに寝言に反応してしまった自分に少し恥ずかしさを覚えた
:07/04/21 18:45
:SH903i
:3noikApU
#446 [りく☆]
一通り部屋を片付けた…
…することがない
自分の部屋ではないくらい居心地が悪く、落ち着かなかった。
オレ『……寝相悪いな』
美里のズレた布団をもとに戻そうと手を伸ばした。
"ガバッ"
!!!!!!!
美里が
抱き着いてきた
:07/04/21 18:54
:SH903i
:3noikApU
#447 [りく☆]
突然の出来事にオレは固まっていた……
しかし明らかに心臓の鼓動は早くなっている。
オレ『み…美里』
とりあえず読んでみたが反応がない
…まさか……寝てるのか?
美里の肩に手を置き、離す用に押した
!!!!
しかし美里は離れない
:07/04/21 19:03
:SH903i
:3noikApU
#448 [りく☆]
オレ『離れてくれよ…』
寝ている美里を離そうとするが……離れない。
…このまま抱き着かれたまま朝をむかえるのか
嫌な予感が頭をよぎる。
オレ『起きてくれよ……』
美里『起きてるよ♪』
いきなり美里が反応した。
美里は起きていたのだ。それは今の行為を故意にしていることを意味する…
オレの心臓はよりいっそう早く脈を打ちはじめた
:07/04/21 19:09
:SH903i
:3noikApU
#449 [りく☆]
オレ『起きてるのか?』
美里『うん♪』
オレ『じゃぁ…離れろって』
美里『やだぁ♪』
かわいらしい口調で美里はオレに応対する。
オレ『酔いすぎだって』
美里『酔ってないよ♪』
オレ『いや……酔って寝てたじゃん』
美里『あれは寝てないよ。ずっと寝たふり♪』
オレ『えっ????』
美里『寝たふりしないと2人っきりになれないじゃん♪』
オレ『何……言ってるんだ?』
:07/04/21 19:27
:SH903i
:3noikApU
#450 [りく☆]
美里はこういうふうな状況を望んだのか…
まさか…
オレ『とりあえず…離れろよ』
美里『ぃやなの?』
オレ『えっ?』
美里『私のこと嫌い?』
オレ『いや……そんなことないけど』
美里『ならぃぃじゃん♪』
オレ『良くないって…』
:07/04/21 19:47
:SH903i
:3noikApU
#451 [りく☆]
オレ『とりあえず一回離れろ』
美里『やだぁ♪』
まるで甘えん坊や駄々っ子のような口調で甘えてくる。
オレは未だにベットの上で抱き着かれたままだ。
オレ『どぉしたいんだよ?』
美里『りくを独り占めしたいの♪』
オレはどうしたら……
:07/04/22 00:55
:SH903i
:eKZLXWjI
#452 [りく☆]
オレ『美里……』
"グスンッ"
…泣いているのか
明らかに泣きじゃくる声が微かに聞こえてくる
オレ『な…泣くなって』
:07/04/22 00:57
:SH903i
:eKZLXWjI
#453 [りく☆]
美里『りくが………りくが私を嫌うから…』
オレに抱き着いたままの美里が涙ぐんだ声でオレに訴えてきた
オレ『だから嫌ってないって!』
美里『じゃぁ抱いて!』
オレ『えっ!?』
オレは言葉を完璧に失った。
美里『嫌いじゃないならいいじゃん♪』
小さい声で美里が囁いた
:07/04/22 01:02
:SH903i
:eKZLXWjI
#454 [りく☆]
オレ『お前……やっぱ酔ってるだろ?』
急に美里は黙り込んだ。
そして少しずつオレの体から離れていく。
オレは、その離れていく姿を黙って見ているしかなかった。
美里はゆっくりと立ち上がり動きだした。
:07/04/22 11:06
:SH903i
:eKZLXWjI
#455 [りく☆]
オレは未だに動くことができない…
!!!!!
突然部屋が暗くなった
電気が消えたのだ
美里の足音が少しずつ近づいてきている
"ドクンッ..ドクンッ"
胸が苦しくなるくらいオレの心臓は高鳴っている
足音がオレの真後ろで止まった
……美里が後ろにいる
:07/04/22 12:40
:SH903i
:eKZLXWjI
#456 [りく☆]
!!!!!
美里『りく……』
後ろから抱き着いてきた美里がオレの耳元で囁いてきた。
オレは何もできない
抵抗することも…
受けとめることも…
ただ黙っていた
:07/04/22 12:44
:SH903i
:eKZLXWjI
#457 [りく☆]
このまま…
このまま流れでしてしまっていいのか?
酒のせいにしてヤっていいのか?
オレの中のわずかな理性がオレに問いかける。
:07/04/22 13:37
:SH903i
:eKZLXWjI
#458 [りく☆]
してはいけない事ぐらい解っているつもりだ……
けど
オレは拒めずにいる
美里からの誘いを断れずにいる
それは……オレ自身が望んでいると言うことなのか…
こうなる事を美里と同じように望んでいたのか?
:07/04/22 13:41
:SH903i
:eKZLXWjI
#459 [りく☆]
…望んでいる?
…オレが?
オレ自身に問いかけ続けていた…
もしかしたら望んでいるのかもしれない…
オレは結衣が亡くなってから、オレは独りで孤独の中にうずくまっていた。さらに優希との再開によりオレの心は荒んでいた…
この半年間人の温もりに飢えていたのかもしれない…
:07/04/22 13:55
:SH903i
:eKZLXWjI
#460 [りく☆]
もし今ここで美里を抱いたら……オレは少し孤独の中から抜け出せるかもしれない。
そんな考えが頭に浮かぶ…
けど
それは美里を利用することになる。
何よりも最低な考えだ。
美里『好きだよ……りく』
昔誰かに言われた事があるような甘い台詞…
:07/04/22 14:03
:SH903i
:eKZLXWjI
#461 [りく☆]
美里はただオレを抱きしめていた…
後はオレ次第
…どうする?
オレ『美里……』
オレは美里の手を離し振り返った…
オレには今彼女の顔しか見えていない。
キスも簡単に出来る距離…
:07/04/22 17:11
:SH903i
:eKZLXWjI
#462 [りく☆]
…優希
…結衣
目を閉じると2人の顔が浮かんでくる
オレが人生で愛した2人
そして
オレは2人を幸せにしてやれなかった
オレには人を愛する資格なんてなかった
なのにオレは……
自分が少しずつ冷静になっていくのがわかる
:07/04/22 18:27
:SH903i
:eKZLXWjI
#463 [りく☆]
オレは力ずくで美里を振り払った…
オレ『……ゴメン』
本当はもっといろいろ優しい言葉を言ってあげなきゃいけなかったのに……言葉がでなかった。
美里はオレに告白までしている…そんな状況なのに一言しか言えない自分に嫌気がさしていた。
美里は黙っている
そんな彼女を見ることが出来なかった。
美里『アハハっ♪
相変わらずだね♪』
美里の意外な発言にオレは戸惑いを隠せなかった…
:07/04/22 21:28
:SH903i
:eKZLXWjI
#464 [りく☆]
美里『ぃゃぁ〜普通の男ならあそこまでしたら飛びついて来るんだけどなぁ』
美里は笑いながら話始めた。
…強がってるのか?
オレには理解できない
美里『まぁ…飛びついてきたら怒ったけど!
りくは昔と変わらず軽い男じゃないね』
??????
オレ『美里?』
:07/04/22 21:33
:SH903i
:eKZLXWjI
#465 [りく☆]
美里『あっ……もしかして私がりくに本当に惚れたと思った?』
オレ『あ……ぃゃ……』
美里『勘弁してよぉ……私がりくに惚れる訳無いじゃない。』
本心か強がってるのかわからない…
けど普通なら強がってると思うはずだが、美里のあまりの態度に、強がってるとは思えなかった。
だったら何故?
:07/04/22 21:38
:SH903i
:eKZLXWjI
#466 [りく☆]
美里『私のこと……覚えてる?』
突然真顔になった美里が尋ねてきた
オレ『はぁ?覚えてるって……オレ達知り合ったの高校じゃん』
美里『やっぱり……記憶力悪いなぁ。まぁでも覚えてる方が凄いかもなぁ。』
オレ『どぉいう事だ?』
美里『私達、昔会ってるんだよ…小学生の時。』
…小学生の時?
まったく記憶にない。
:07/04/23 00:28
:SH903i
:Kowj1kHY
#467 [りく☆]
美里『私達はね、小学校一緒だったんだよ。少し遊んだりもしてた。だけど話した事はほとんどないかな……私とりくの間にはいつも"優希"がいたから。』
オレはただ黙って聞いていた……返す言葉が見つからない。
美里『みっちゃんって覚えてる?』
オレ『みっちゃん?』
聞き覚えのあるようなないようなあだ名だ。
:07/04/23 00:39
:SH903i
:Kowj1kHY
#468 [りく☆]
そういえば昔、まだ優希と公園で遊んでいたりした小学生時代、みっちゃんとか男の子がいた気がするのを思い出した。
オレ『確か……いたな。それが何か?』
美里『その子の横になっちゃんっていたでしょ?』
オレ『あぁ…?』
記憶をさかのぼる……
確かにみっちゃん、なっちゃんと2人いた。本名が三浦と長田だった気がする。
オレ『だからその2人がどうした?』
美里は自分を指差した
美里『なっちゃんだよ♪』
:07/04/23 00:52
:SH903i
:Kowj1kHY
#469 [りく☆]
オレ『長田?』
美里『そっか…昔は長田だったね。今は親が離婚したから長谷川になってるの♪』
とりあえず驚いた
けど
だから一体何なんだ?
美里『りくはみっちゃんと仲がよくて、私は優希と仲がよかった。だからいつも私達の間には優希がいた。』
:07/04/23 00:56
:SH903i
:Kowj1kHY
#470 [りく☆]
オレ『昔の話が今と何か関係あるのか?』
オレは"過去"をふれられるのが嫌だった…特に優希との過去はふれてほしくない。
美里『優希のことまだ好き?』
いきなり美里がきいてきた…
:07/04/24 00:23
:SH903i
:FqiIPK5Q
#471 [りく☆]
すいません


私事なんですが最近忙しくて更新が遅れてしまって……
明日からは更新できると思いますので、どうか読んで下さい


感想なんかあったら……バン

書いちゃってさい

:07/04/25 00:51
:SH903i
:OCtt/buw
#472 [やこ]
:07/04/25 12:59
:SH902i
:5rmSQQvg
#473 [コンキチ
]
:07/04/29 02:13
:SH902iS
:ezgmmzO2
#474 [りく☆]
:07/04/30 00:24
:SH903i
:U8t02XAs
#475 [りく☆]
オレ『………何だよ…いきなり』
美里『好きじゃないの?』
答えは2つしかない簡単な質問だが、オレにとっては難問だった。
"好き"と言えば結衣を裏切ってしまう
"嫌い"と言えば優希を完全に否定してしまう
:07/04/30 00:33
:SH903i
:U8t02XAs
#476 [りく☆]
美里『……好きじゃないか。
そうだよね…もぉ小学生の時みたいにはなれないよね。あの頃はラブラブだったのに……私さぁ、あのまま本当に2人は結婚するかもなんて思ったりしたんだよ♪けどそれはもう昔だもんね…
それに…りくは結衣と付き合ってたし。あんたは軽い男じゃぁないからさ…優希のこと忘れて付き合ったんでしょ?』
オレは…頷くことも、首を横に振ることもできない。黙ることしか…
:07/05/01 00:24
:SH903i
:gLB6BnOg
#477 [我輩は匿名である]
:07/05/01 23:08
:P903i
:fhO53xSk
#478 [りく☆]
"ガラッ"
オレは思わず窓開けて煙草を口に運んだ。吸いたい訳でもなかったが、気を紛らわしたかった。
美里『煙草…吸うんだ』
オレ『あぁ…』
外はまだ暗い。
先の見えない闇の中に星が少しちらついて見えていた。
:07/05/01 23:37
:SH903i
:gLB6BnOg
#479 [りく☆]
美里『優希……煙草嫌いだよ…』
オレ『いい加減にしろ!!!!!!』
別にキレるような展開でははなかったが、あまりにも美里のつかめない会話に嫌気がさした
オレ『さっきから意味わかんねぇ事ばっかり言いやがって!何が言いたいんだよ!!オレの過去が……優希の事が何の関係がある』
感情をおさえるため煙草を吸う
:07/05/02 00:19
:SH903i
:SYRNhU72
#480 [みゅ
]
:07/05/02 00:45
:F903i
:aDo5vhaw
#481 [りく☆]
美里はしばらく黙っていた…
部屋は何とも言えないような重い空気に包まれている。
オレは感情的になりすぎた自分に少し反省していた。けど、あの会話の内容には耐えられなかった。
そもそも美里がオレ騙した理由が未だにわからなかった。オレに惚れたように嘘をついた美里の本心が理解できない
…なぜ彼女はあんな嘘を?
オレは考え込んでいた……
:07/05/03 21:22
:SH903i
:6aE5LO4g
#482 [りく☆]
美里『あの日以来変わった……』
急に美里が口を開いた。しかし何の話かわからない
オレ『何が?』
美里『2人共、あの"事故"の日以来変わった……』
オレ『事故?』
オレの頭にあの悲劇が思い出されてくる
美里『深山での事故があってから、りくも優希も変わってしまった………
あんなに仲よかったのに…優希はいなくなるし、りくは喋らなくなる……いったい何があったの?』
:07/05/04 00:13
:SH903i
:LeovA636
#483 [りく☆]
オレ『何も……ただ不運な事故があっただけ』
美里『そんなはずない!本当にそれだけだったら、あんなに変わらないはずだよ。』
オレ『お前には関係ない!』
おさえていた感情がいっきにでてきた…
思わず怒鳴ってしまったオレを、美里はじっと見つめていた
:07/05/04 00:17
:SH903i
:LeovA636
#484 [りく☆]
美里『関係……あるよ』
美里がつぶれそうな声で囁いた
オレはそんな彼女の声に耳を傾ける事なく、煙草をふかしていた。
美里『あの事故でかわって以来……りくは少し戻ったかもしれない。恋愛だってしてるし……いつも楽しそうにしてる。』
オレ『だから?』
美里『………昔のこと許してあげなよ』
:07/05/05 00:39
:SH903i
:NIFgMH96
#485 [りく☆]
オレ『何言ってる?』
美里『優希を……ゆるしてあげて』
…えっ?
オレは思わず煙草を落としてしまった。
許してほしいのはオレの方だ。
美里『優希はね…あの事故以来ずっと自分をせめてる。"全部私が悪い……"っていつも言うんだよ。
私がりくはもう許してくれてるって言っても、"りくを裏切ったのは私だから…話す資格なんてない"って。このままじゃぁ優希が可哀相だよ』
:07/05/05 00:49
:SH903i
:NIFgMH96
#486 [りく☆]
オレ『えっ………はぁ?』
まだ美里の言ってる事が理解できない。
…許してやる?
逆だ……むしろオレが許して欲しい
あの日オレが優希を裏切った事…間違いなく悪いのはオレだ
なのに何で彼女は自分を責める。
:07/05/05 00:53
:SH903i
:NIFgMH96
#487 [りく☆]
美里『りくは……もぉ優希の事……好きでも何でもないんでしょ!だったら許してあげてよ』
オレ『まてっ!!!』
とりあえず話を止めたかった。
内容をのみこめずにいる
オレ『おかしい…』
美里『何が?』
オレ『優希は……悪くない。むしろオレの方が最悪だ……』
美里『……どういう事?』
オレ『裏切ったのはオレだ…』
:07/05/05 00:59
:SH903i
:NIFgMH96
#488 [りく☆]
美里『はぁっ?』
オレ『優希は何も悪くない……』
美里『じゃぁ何で優希は……あんなに自分を責めているの?』
オレ『わからない』
美里『そんな無責任な!』
オレ『オレだってあの日以来ずっと苦しんできたんだ……優希を裏切った事を今でも悔やんでいる。優希をずっと愛していたかったけど……オレはあの事故で資格をうしなった。
悪いのは全部オレだ!』
:07/05/05 01:05
:SH903i
:NIFgMH96
#489 [りく☆]
美里『優希も言ってた……"ずっとりくを好きでいたかったけど私には資格がない……人を愛する資格なんて"って……』
オレ『うそだ……』
美里『本当だよ!今日りくを騙したのは優希のお願いもあるんだよ。優希が"りくが私を許してくれてるか……嫌ってないか知りたい"って言ってきたの。
優希はまだりくが好きなのよ。だけど……自分には資格がないって言って感情をださないの!』
オレ『………わからない』
美里『私だって……
ねぇ、あの日何があったの?』
:07/05/05 01:12
:SH903i
:NIFgMH96
#490 [りく☆]
………あの日の事
人に話すことは今までなかった
けど
オレと優希をよく知る美里になら………
なんて考えが浮かぶ…
オレ『それは言えない』
言えない事だ…人に話してはならないと直感的に感じた。
:07/05/05 01:15
:SH903i
:NIFgMH96
#491 [りく☆]
美里『話せないの……
そしたら私はどうしたら…』
美里も混乱を隠せずにいた。
オレ『優希は……オレを』
美里『ずっと好きだよ。優希はずっと……愛してはダメって言い聞かせながらも、いつもりくを想ってると思う』
星がちらついては姿をくらました。
そんな夜空をただオレは見ていた…
:07/05/05 01:20
:SH903i
:NIFgMH96
#492 [りく☆]
美里『とりあえず……優希は悪くないんだ…』
長い話し合いの末にそんな答えが出た
しかしオレにとってはそんな事わかりきったことだ……ただ優希が自分を責めるのが理解できない
美里『じゃぁ優希に話しかけてあげてよ』
オレ『………はぁ??』
美里『このままだと優希が可哀相だよ』
オレ『オレにはそんな資格なんてない』
美里『もぉ!!資格なんて関係ない!!話してあげるの』
オレ『……美里が伝えてくれ。悪いのはオレって』
裏切り者はオレ……そんな事を知るのは優希だけなのに。
オレは何がなんだか解らないままでいた
:07/05/05 01:32
:SH903i
:NIFgMH96
#493 [りく☆]
美里『何かもぉわかんないよ。あんた達2人は複雑すぎだよ…
せっかく今日りくを騙したのに…謎が解けるどころかますます深くなっちゃった。』
オレ『騙す必要あったのか?』
美里『りくが軽い男かどうか知りたかっただけ!』
オレ『余計なお世話だよ…』
美里『とりあえず私から優希に話しとくよ……ちゃんと2人で一回向き合って話してみなよ…』
オレ『それは…無理だ』
美里『あぁ〜もぉややこしい2人だよ』
そう言って美里はオレの布団に入った。
美里『明日追試だよ……寝なきゃ♪おやすみ…』
オレ『オレのベットだよ…』
美里は早業のごとく寝ていた……
:07/05/05 01:46
:SH903i
:NIFgMH96
#494 [蓮]
:07/05/06 01:11
:N702iD
:☆☆☆
#495 [りく☆]
:07/05/06 11:18
:SH903i
:9zgMhFLk
#496 [みゆう]
:07/05/06 13:55
:P701iD
:lL8pVFBQ
#497 [りく☆]
:07/05/06 14:25
:SH903i
:9zgMhFLk
#498 [りく☆]
外は明かりもなく暗闇に包まれていた。煙草に火をともすために着けたライターの火が明るく感じる。
オレは美里を部屋に置いて外に出た……未だに美里が言っていたことが理解できない。
…優希がまだオレを
想ってもいないことだ
もしかしたら昔のように……
:07/05/06 14:34
:SH903i
:9zgMhFLk
#499 [りく☆]
…昔のように戻れるわけがない
オレは自分に言い聞かせた。
美里が言ったことが真実とはかぎらない…
それに
たとえ優希がまだオレに少なからず想いをよせてくれていても
オレは彼女を
傷つけ裏切った…
それは変えられない事実だ
:07/05/06 14:39
:SH903i
:9zgMhFLk
#500 [りく☆]
あの日
あの山で
事故を起こしたのはオレじゃない……間違いなく優希だ
そんな彼女が何故おれに許しを求めるんだ…
そう考えるとますます美里の言う事が信じられなくなる。
:07/05/06 14:42
:SH903i
:9zgMhFLk
#501 [りく☆]
信じられなくなるけど。
まさか美里がそんな嘘を言う訳がない
煙草を投げ捨て火を消した
相変わらず周りは暗く、オレはよりいっそう孤独に包まれた感じがした。
…やっぱりオレは優希と接する事はできない。
そんな気がした
オレはこのまま独りで過去の苦しみを抱えながら、孤独と共に生きるのだろうか
あまりにもそれは辛い…
暗闇の中オレはただ立っていた
:07/05/06 16:06
:SH903i
:9zgMhFLk
#502 [りく☆]
美里『やっと終わったぁ!!』
オレの隣で追試を終えた美里が、幸せそうな微笑みを浮かべ背伸びしていた。
こうしてどうにかオレと美里は追試を終えることができた。
昨日に教えてもらったおかげでかなり解くことができ、あらためて3人に感謝した
:07/05/06 16:13
:SH903i
:9zgMhFLk
#503 [
]
:07/05/06 16:30
:F902iS
:☆☆☆
#504 [りく☆]
:07/05/06 16:38
:SH903i
:9zgMhFLk
#505 [りく☆]
教室にはオレと美里しかいない……
さっきまではしゃいでいた美里が突然黙り込んだ。
美里『昨日の夜の事覚えてる?』
オレ『……覚えてるよ。』
やっぱりこの話だ
きっとこの話をするとわかっていたが、できればしたくなかった。
美里『きっと優希は待ってるよ……りくを』
オレ『さぁ?』
オレは曖昧な返事をして教室を出ようとした
:07/05/06 16:50
:SH903i
:9zgMhFLk
#506 [りく☆]
美里『りく!』
大きな声で美里がオレを呼び止めた
オレ『何だよ…』
美里『一つだけはっきりさせてよ。優希のこと好きなの、嫌いなの?』
オレ『何でお前に言わなきゃいけないんだよ。』
美里『それをはっきりしないと……困る人がいっぱいいるんだよ』
美里は少し顔を赤く染めながらオレを見ていた…
オレ『困る人?』
:07/05/06 17:01
:SH903i
:9zgMhFLk
#507 [りく☆]
美里『………とりあえずはっきりさせて。このままあやふやにするなんてダメだよ。優希が……可哀相だよ』
オレ『オレは……』
オレは優希が好きなのか?
もし……好きなら…結衣を好きになる事はなかったかもしれない。
けど実際オレは結衣を心から愛していた
それは……もう二度と優希と会うことはないと思ったからか?
わからない
けど今わかることは
オレが人生で愛したのはその2人だけ
:07/05/06 17:11
:SH903i
:9zgMhFLk
#508 [りく☆]
美里『りくは……ずるいよ』
!!!!
そんな台詞……昔に言われたような気がした
美里『自分の気持ちはっきりしないんだもんね』
オレ『……あぁ。オレはダメなヤツだな』
誰だろう
確かに昔言われた……"りくはずるい"…"はっきりしない"と…
そんなオレのせいでいろんな人を傷つけた記憶がある
結局オレは昔と変わらないのか
そしたらオレは
また誰かを傷つけてしまうのだろうか
:07/05/06 17:19
:SH903i
:9zgMhFLk
#509 [りく☆]
卓也『りく!!部活行くぞ♪』
緊迫した空気を消し去るような明るい声が響いてきた
オレ『……今行く!』
美里『りく………』
オレ『分かってるよ。』
少し苛立った口調で言ってしまった…
オレは美里を教室に置き去りにして卓也のもとに行った
:07/05/06 17:24
:SH903i
:9zgMhFLk
#510 [りく☆]
滝沢『悪い……オレ先帰る。』
部活が終わると、滝沢はオレと卓也にそう言い残して帰っていった。
卓也『あいつどうしたんだ?』
オレ『さぁ…?』
いつもなら一緒に帰るのに……
美里『ねぇりく〜』
…またか
内心美里が話かけてくるのに少しうんざりしていた
また優希の話を始めそうな気がして
:07/05/06 21:08
:SH903i
:9zgMhFLk
#511 [りく☆]
美里『祥子見なかったぁ?』
オレ『何で?』
美里『何か祥子慌てて帰っちゃって、カバン私の持って帰ってるの。
どぉしよ〜ケータイカバンの中だよ。』
美里はカバンよりもケータイがないことによっぽどショックを受けているらしい
卓也『祥子らしくないな、間違えるなんて』
"プルルルルルル"
オレ『美里、ケータイ鳴ってるべ。』
:07/05/06 21:15
:SH903i
:9zgMhFLk
#512 [りく☆]
美里『……えっ!これ鳴ってるの祥子のケータイだよ』
美里の手に持つカバンから着信音が流れている。
オレ『そっかぁ……もしかしたら祥子がかけてるかもよ』
卓也『何で?自分のケータイに?』
オレ『それは』
!!!!
美里『もしも〜し♪』
オレが説明する間もなく美里がケータイにでた
:07/05/06 21:22
:SH903i
:9zgMhFLk
#513 [りく☆]
オレ『勝手にでてるし…』
美里の行動力に少しあきれていた。
美里の顔から笑顔が少しずつ消えていった
美里『……えっ?』
彼女の顔から完全に笑顔が消えていった
オレ『どうした?』
美里『祥子じゃなかった……』
オレ『まぁ…他の人から電話くらいあるさ』
美里『勇貴君だった……
何か凄い…慌てて…』
:07/05/06 21:55
:SH903i
:9zgMhFLk
#514 [りく☆]
オレ『滝沢?』
…まさか
美里『悪い少し遅れるけど待ってて……呼び出したのにゴメン。あと5分ぐらいで公園つくから』
オレ『は?』
美里『電話でそう言ってた……んでそのまま電話切れて』
しばらく沈黙が続いた
この電話の意味を美里はわからない……がオレと卓也は解りすぎていた。
:07/05/06 22:13
:SH903i
:9zgMhFLk
#515 [我輩は匿名である]
好きです がんば
:07/05/06 22:27
:W51K
:OqhMp2fI
#516 [りく☆]
卓也『……飯食べに行かないか?オレ腹減ってさ』
美里『えっ?』
意外だった
昔の卓也ならなりふりかまわず公園に行っただろう。
…アメリカで少しは成長したか
そんな事を思ったりした
しかし本当に滝沢が行動を起こすとは想像出来なかった。
オレには真似できない
:07/05/06 22:35
:SH903i
:9zgMhFLk
#517 [りく☆]
美里『ちょっと……ケータイ届けないの?』
卓也『明日でいいだろ?早く飯食べようぜ♪オレがおごってやるよ。』
美里『えっまじで♪やったぁ!』
幼い子供のように美里は喜び、卓也についていった。どうやら美里の頭の中にはもうケータイの事はないらしい…
美里『りく〜早く♪』
オレは美里に急かされながら後をついていった。
…滝沢は大丈夫かな
ふと心に不安が残る。いつもオレを影で支えてくれた親友にオレは、何もしてあげられない。むしろオレは邪魔ばかりしてきた…
:07/05/07 00:12
:SH903i
:vuhgSq/k
#518 [りく☆]
:07/05/07 00:13
:SH903i
:vuhgSq/k
#519 [りく☆]
滝沢の恋も
卓也の恋も
オレは邪魔してしまったのだ……
"りくはズルいよ"
ふとその言葉が頭をよぎる。
確かにオレはズルいのかもしれない……いろんな人を傷つけ自分だけ助かろうとしている
…現実から1番逃げているのはオレだ
何でもない道でオレはそう思った。
:07/05/07 00:19
:SH903i
:vuhgSq/k
#520 [りく☆]
美里『りく………どうしたの?』
考え込んだオレの顔を覗き込むように美里が見てきた。決して作り笑いではない、自然体のえくぼのある笑顔にオレは少し照れ臭さを覚えた。
オレ『何でもないよ。』
オレは美里から目をそらして卓也の方に目をやる。卓也は何故かオレを見るなり固まっていた
卓也『りく………お前…カバンは?』
!!!!!!!!!!!!
オレ『あぁっ!!!!!!!!!』
カバンを忘れるとは…美里はあきれて言葉が出ないような顔をしていた。
:07/05/07 00:35
:SH903i
:vuhgSq/k
#521 [りく☆]
オレ『あっ………悪い先に行ってて……後から行くよ』
そういってオレは走って学校に向かった。
…バカだなぁ
自分にかける言葉すらなかった。カバンを忘れるとは前代未聞だ。
:07/05/07 00:38
:SH903i
:vuhgSq/k
#522 [りく☆]
オレはなるべく急ぐため、来た道とは違う道を走っていった。
その道はいわば地元の人だけ知るような細い抜け道だ。
…この通路でいけば早くつく
そんな一心で走っていた。
!!!!!!
…やっべ!
オレは慌てて身を草むらに隠した。
この抜け道は……滝沢と祥子のいる公園を通らなければいけないのだ。
すでに公園には2人の姿があった。
:07/05/07 00:46
:SH903i
:vuhgSq/k
#523 [りく☆]
急に周りが静かになった…
もし少しでも音をたててしまったらオレの存在がばれてしまうほどの静けさだった。
そして
二人の会話も盗み聞きしたくはないが聞こえてくる
オレはじっと草むらに隠れたまま2人を見ていた
:07/05/07 00:59
:SH903i
:vuhgSq/k
#524 [りく☆]
滝沢『悪いな遅れて……』
どうやら今会ったらしい
祥子『ぃぃよ♪もとは私が呼び出したんだし』
滝沢『でも前の呼び出し断って今日にしたのオレだし…』
!!!!!
どうやら用があるのは祥子の方らしい…
:07/05/09 00:19
:SH903i
:R9cnKTkM
#525 [りく☆]
…何で祥子が滝沢を?
オレはカバンの事など頭から無くなって、気がつけば2人の会話に集中していた
滝沢『んで………何で呼び出したんだ?』
祥子『相談したいことがあってね…』
滝沢『相談?』
祥子『うん……』
沈黙が続いている
:07/05/09 00:26
:SH903i
:R9cnKTkM
#526 [りく☆]
祥子はしばらく黙ったまま下を向いていた。
ただ散った桜が風に舞う音だけが公園に響く
滝沢『またあの話か?』
相談の内容をさとったかのように滝沢が言った。
……あの話?
祥子はさらに黙りこんでしまった………どうやら図星らしい
:07/05/13 01:16
:SH903i
:pxxTA/Zo
#527 [りく☆]
滝沢『やっぱりそうか………』
ため息混じりに滝沢がつぶやいた。その表情には、どこか寂しげな感じがする。
祥子『あの話だけど………少し違うの』
ようやく祥子が口を開いた
滝沢『違う?……何が違うんだ?』
祥子『……何か……私もわからない』
:07/05/13 01:20
:SH903i
:pxxTA/Zo
#528 [りく☆]
滝沢『えっ?』
祥子の意味不明な発言に、滝沢は戸惑いを隠せていなかった。
…あの話とは何だ?
その疑問が頭に残る
滝沢『わからないって………どうしたらぃぃかわからないってことか?』
祥子『ぃゃ………ぅん』
珍しく祥子がはっきりしない
:07/05/13 01:24
:SH903i
:pxxTA/Zo
#529 [りく☆]
滝沢『………どうしたらいいかなんて……オレにはわからないって言っただろ?』
少し呆れたように滝沢が言った。
祥子『そんな冷たく言わなくても……』
祥子はただ下を向いて、地面に散っていった桜の花びらをけっていた。
:07/05/20 00:18
:SH903i
:LNr3MEuA
#530 [りく☆]
気まずい空気が滝沢と祥子を包む……
今までこの二人にこんな事があっただろうか。
オレはただ見守ることしかできなかった。
滝沢『あきらめられないんだろ?』
祥子『……』
滝沢『だったら……仕方ないんじゃないか?』
祥子『仕方ないって………そんな軽くいわないでよ』
滝沢『悪い悪い………軽く言った訳じゃないんだけどな。』
怒りそうな祥子をなだめるかのように滝沢は言った………
:07/05/20 00:28
:SH903i
:LNr3MEuA
#531 [
トムトム
]
:07/05/21 15:31
:SH901iS
:PssyB/c2
#532 [りく☆]
:07/05/22 10:58
:SH903i
:X7e9tA1Q
#533 [りく☆]
昔から、滝沢と祥子は仲がよかった。喧嘩なんてしたことがない2人。
喧嘩になりそうな時はいつも滝沢がなだめていた。
祥子が悩んでいるとき、いつも手を貸してあげていたのは滝沢だった。
そんな2人…
だからオレは2人がこうして話し合っているのにあまり違和感は感じていなかった。
ただ
今はいつもと違う空気だと直感的に感じた……
滝沢が笑っていない
:07/05/22 11:03
:SH903i
:X7e9tA1Q
#534 [りく☆]
滝沢『オレにどうしろって言うんだよ!』
!!!!!!!!!!!
滝沢が突然怒鳴った。今まで何かためていた感情をはきだすかのように…
祥子は驚きを隠せず黙りこんでいる
:07/05/22 11:07
:SH903i
:X7e9tA1Q
#535 [りく☆]
滝沢『結衣に悪いかなんてオレにはわからねぇよ…』
??????
…結衣に悪い?
…何が?
祥子『……わかってるけど………相談しないて私……』
祥子は今にも泣き出しそうな顔をしていた
:07/05/22 11:10
:SH903i
:X7e9tA1Q
#536 [りく☆]
滝沢『りくが好きってのは変わらないんだろ?
祥子の気持ちが変わらないんなら仕方ないとしか言えんやん?
そんな……無理な相談だよ』
…えっ?
祥子はまだあきらめてないのか?
そんな相談を滝沢は何回もうけていたのか?
オレは反射的に姿をより草村に隠した。
オレがここにいることがバレたらいけない気がしたからだ
:07/05/22 11:15
:SH903i
:X7e9tA1Q
#537 [りく☆]
祥子『結衣は親友だよ…
親友の彼氏を好きになるなんて………最悪だよ』
滝沢『じゃぁあきらめるのか?』
祥子『………どうしたらいいかわからない』
滝沢『結衣なら………祥子を許してくれるんじゃないのかな…』
祥子『………うん。けど……』
祥子の言葉が止まった。
:07/05/22 11:21
:SH903i
:X7e9tA1Q
#538 [りく☆]
滝沢『けど?』
祥子『違うの……』
祥子はずっと下を向いたままだ…
滝沢『何が?』
祥子『………何かわからないけど………何て言ったらいいか』
滝沢は困り果てていた。
…滝沢はこんな相談嫌じゃないのか?
オレはふと思った
好きな女の恋愛相談なんて……
こんな相談を滝沢は長年うけていたのだろう。
なのにあいつはまだ祥子が好きと言う
滝沢のやり遂げたことをオレにはできないだろう………そぉ思った
:07/05/22 11:33
:SH903i
:X7e9tA1Q
#539 [りく☆]
:07/05/29 01:21
:SH903i
:2mqjC0p2
#540 [やゆ]
頑張って下さレ1

:07/05/30 09:20
:SH902i
:PAUNLUqs
#541 [コンキチ
]
:07/06/01 04:09
:SH902iS
:OBcM3vvM
#542 [ュぃちごュ]
がんばってoG
:07/06/03 11:08
:W51P
:7gyronzM
#543 [りく☆]
:07/06/09 01:14
:SH903i
:lmHa5tOM
#544 [りく☆]
しばらく沈黙が続いた…
人気の全くない公園…
静けさがよりいっそう増していた。
祥子『……あのね』
!!!!プルルルルルルル!!!!
祥子が口を開くと同時に、滝沢のケータイがなった。
滝沢『もしもし……』
何事もなかったのかのように電話にでた…
祥子はただ黙っている
:07/06/09 01:21
:SH903i
:lmHa5tOM
#545 [りく☆]
オレは驚きを隠せずにいた。
昔の滝沢なら、祥子と話している時に電話をするようなやつではなかった……
何事よりも祥子を優先していたのに
滝沢『悪いな』
電話を終えた滝沢が言った……
この電話が
たった一回の電話が
2人の糸を絡ませるとは
オレは思ってもいなかった
:07/06/09 01:25
:SH903i
:lmHa5tOM
#546 [りく☆]
滝沢『もぉ……いいだろ?』
祥子が何かを言いかけた瞬間だった……
滝沢『これ以上オレに相談されても……何もかわらない』
そう言って滝沢は、歩きはじめた
:07/06/09 10:47
:SH903i
:lmHa5tOM
#547 [みぃ]
:07/06/09 12:29
:SH902i
:DIE2f2hA
#548 [みぃ]
:07/06/09 12:37
:SH902i
:DIE2f2hA
#549 [りく☆]
祥子『待って!!…………まだ話終わってないよ』
滝沢『終わったようなもんだろ?』
寂しいげに言う祥子に、滝沢は冷たく言い放った。
そこには昔のような優しい滝沢はいない
そんな感じがした
:07/06/13 00:06
:SH903i
:UFSfll72
#550 [りく☆]
祥子『そんな……ひどいよ』
滝沢『オレに話したって変わらないだろうが!!
どぉせオレに話しても気持ちは変わらない……りくを想う気持ちは変わらない。
オレに相談する意味なんてないんだよ!』
きつく…
冷たく…
滝沢は祥子に言った。
祥子『ち……ちがう』
祥子の言葉に耳を傾けることなく、滝沢は去って行く。
:07/06/13 00:14
:SH903i
:UFSfll72
#551 [りく☆]
滝沢がだんだんと見えなくなって言った……
祥子『ちがうのに…』
誰もいない公園
ただ
祥子の泣く声だけが、風の音と共に聞こえてくる。
祥子はその場に座りこんでいた
:07/06/13 00:17
:SH903i
:UFSfll72
#552 [りく☆]
…何で?
オレはこの状況が理解できなかった
確かに滝沢はオレ達の前で"祥子が好きだ"と言っていた
なのに何で?
…もぉ耐え切れなくなったのか?
…好きな人のあんな相談に耐え切れなくなったのか?
そう思うと、少しだけ滝沢の気持ちがわかる
:07/06/13 00:25
:SH903i
:UFSfll72
#553 [りく☆]
祥子『ちがうのに………………何で……………うまく言えないの』
?????????
祥子のこの発言が、もっとも理解しがたかった
…何が違うんだ?
:07/06/13 00:27
:SH903i
:UFSfll72
#554 [拓モ]
:07/06/14 02:58
:SH703i
:mLYZW5bE
#555 [りく☆]
>拓モさん
ありがとうございます


ペースが遅いかもしれませんが、どうか読んで下さい
:07/06/15 00:12
:SH903i
:RcoX.WgE
#556 [りく☆]
オレは
祥子に近づくことも
慰めることもできず
ただ草むらから見ていることしかできなかった。
…オレの責任だ
オレは自分を責め立てた。2人の関係を壊した1番の原因はオレにあるからだ。
そんな自分が
いやだった
:07/06/15 00:22
:SH903i
:RcoX.WgE
#557 [りく☆]
しばらくして、祥子は1人で去って行った。その姿は悲しみに満ちていて、オレはただ、そんな彼女を見つめていた。
公園には誰もいなくなった
オレは草むらから姿を表した。
いまだにさっきまでの出来事が信じられないでいる。
:07/06/15 00:27
:SH903i
:RcoX.WgE
#558 [りく☆]
…オレはどうしたらぃぃのだろうか。
答えの見つからない疑問を自分にぶつける
今のオレは
あまりに無力でいた。
そして
数多くのかけがえのない人達を
傷つけている。
滝沢が…
祥子が…
一人で去って行った道を
オレも歩きはじめた
:07/06/15 00:32
:SH903i
:RcoX.WgE
#559 [りく☆]
美里『ねぇ!!りく聞いてる?』
卓也と別れて、美里と帰っている時、美里が少し頬を膨らませながら怒って言ってきた。その姿はかわいらしく、オレはそんな無邪気な彼女に癒されていた………公園での出来事で落ち込んでいるオレを
卓也には言えなかった
何も相談できなかった
美里『りくっ!!!!』
待ちくたびれた美里が大声でオレを呼ぶ
:07/06/15 00:39
:SH903i
:RcoX.WgE
#560 [りく☆]
オレ『ゴメンゴメン……ちゃんと聞いてるよ』
美里『聞いてなかったでしょ………』
呆れながら言う
美里『さっきからケータイ鳴ってるって言ってるのに………無視するんだから。何をさっきから考え込んでるの?』
オレ『何も考えてないさ。ただ……ぼぉっとしとるだけ
てかケータイ鳴ってるん?!』
美里『ずっとね!!!』
オレは慌ててケータイを取り出した
:07/06/15 00:45
:SH903i
:RcoX.WgE
#561 [りく☆]
オレ『もしもし』
卓也『オレだ』
少し慌ただしく卓也が電話にでた
オレ『どうした?』
卓也『猛志先輩が帰ってきた』
相葉 猛志(アイバタケシ)オレ達の2つ年上のバスケ部の先輩だ。
ただの先輩ではない
オレは"猛志先輩"という言葉にしばらく戸惑いを隠せずにいた
…やばぃ
:07/06/15 00:53
:SH903i
:RcoX.WgE
#562 [りく☆]
卓也『さっき猛志先輩がバイクに乗っているのを見たんだ……』
オレ『……そうか
話しかけられたか??』
卓也『ぃゃ……大丈夫だった』
その言葉に安堵のため息をつく。
:07/06/15 00:56
:SH903i
:RcoX.WgE
#563 [りく☆]
相葉 猛志
オレ達の先輩であり
県内最強と言われる暴走族の総長でもある。
オレ達が1年の時
彼は高校を退学になった
:07/06/15 01:03
:SH903i
:RcoX.WgE
#564 [りく☆]
いろいろな問題を起こしていた
その重なりで退学となったのだ
そして
彼の巻き添いになって退学になった人も
少なくない
誰も彼には逆らえないため、言われた事は必ず実行しなくてはならない
そうしないと
バスケができない体になる
そんな人だ
:07/06/15 01:06
:SH903i
:RcoX.WgE
#565 [りく☆]
オレ達はできるだけ猛志先輩と関わらないようにしてきた。
しかし同じ部活なだけあって
お互い知っている
:07/06/15 01:09
:SH903i
:RcoX.WgE
#566 [りく☆]
猛志先輩は上京したと聞いていたが………帰ってきたらしい
卓也『猛志先輩のバイトの後ろに…………勇貴が』
!!!!!!!
オレ『…………滝沢が?』
美里『りく………どうしたの?』
滝沢が?
何で?
:07/06/15 01:12
:SH903i
:RcoX.WgE
#567 [我輩は匿名である]
何回読んでも面白いですテ これからも頑張ってください
:07/06/15 01:46
:W51K
:wUqWjY6M
#568 [拓モ]
:07/06/15 02:08
:SH703i
:1wH1gnSw
#569 [りく☆]
>匿名さん
そんな風に言ってもらえるのが、何よりも嬉しいです


>拓モさん
何回も読んでいただいてありがとうございます

感想や指摘がありましたらドン

言ってください。
:07/06/16 01:07
:SH903i
:IQkcD.Nk
#570 [りく☆]
オレ『何で………滝沢がバイクに!?』
卓也『オレにもわからない』
オレも、卓也も不安を隠せずにいた。
オレ達3人の中で1番猛志先輩と仲がよかったのは滝沢だが……一緒にバイクに乗るなんて考えられない
:07/06/16 14:56
:SH903i
:IQkcD.Nk
#571 [りく☆]
卓也『とりあえずオレは勇貴を探してみる』
そぉ言って電話が切れた…
美里『りく………どうしたの?』
不安げな顔で美里が見つめている。よほどオレの顔が強張っていたのだろうか…
オレ『ぃや……ちょっとな……
とりあえず先帰っててくれ』
そう言い残して
オレは走りだした………後ろで美里が何か言っていたが、オレは振り返らずに走り続けた。
:07/06/16 15:03
:SH903i
:IQkcD.Nk
#572 [りく☆]
オレ『どこにいるんだ…』
1時間以上走り続けただろうか……手掛かりも何もなくただ滝沢を探していた。
しかし見つかるわけもなく、オレはただ額を流れる汗を拭いていた
:07/06/17 22:19
:SH903i
:z4JtUlhA
#573 [りく☆]
普通ならこんなに大袈裟には探さないだろう
しかし相手は猛志先輩だ……オレの不安はそこだった
……そもそも何故滝沢はそんなことを?
……何か滝沢にあったのか?
…何か…
!!!!!!!
…あの電話!!
…猛志先輩からだったのか?
:07/06/17 22:24
:SH903i
:z4JtUlhA
#574 [りく☆]
……祥子と話し合っていたときにかかってきた電話、あの相手が猛志先輩だったのか?
でも電話なら……断れるはずなのに
オレは公園のベンチにすわり考え込んだ
:07/06/17 22:28
:SH903i
:z4JtUlhA
#575 [りく☆]
滝沢が何故あんな事をした理由を探しても、オレにはみつけることはできなかった。
…せめて滝沢に会ってはなしたい
その一心で、滝沢が居そうな場所を予想していた。
?『あのぉ……すいません』
!!!!!
突然見知らぬ人に話しかけられた
:07/06/17 22:33
:SH903i
:z4JtUlhA
#576 [りく☆]
…だれだ?
見知らぬ男性だった。
綺麗なスーツを着こなした上品な感じの人で、年は間違いなくオレより上だ。おそらく22〜25歳くらいだろう。
そんな男性が何故オレに?
:07/06/18 00:28
:SH903i
:p1IwmC6o
#577 [りく☆]
?『別に怪しい者じゃないから…大丈夫ですよ』
オレの顔色をみて、男性が言った。オレは固まったまましばし男性を見ていた。
オレ『ぼ……僕に何か…?』
ようやく口から言葉がでてきた。
男性はオレの鞄に視線をうつす。
:07/06/18 00:32
:SH903i
:p1IwmC6o
#578 [りく☆]
?『君はこの鞄の高校の子だよね?』
落ち着いた口調でオレに尋ねてきた。
オレ『はい…』
?『3年生?』
オレ『そうですけど………何か?』
怪しい感じの人ではないとわかるが、何故そんな事を聞いてくるかがわからなかった
:07/06/18 00:39
:SH903i
:p1IwmC6o
#579 [りく☆]
男性はニコリと笑みを浮かべた。その微笑みには何も疑う要素がなく、オレはただ聞かれた質問に答えればいい………そんな気持ちにおちいっていた。
?『荒井 優希って知ってるかな?』
カジュアルなネクタイを軽く締め直しながら男性がいう。何気ない仕草に品があった。
!!!!!
オレ『えっ?』
オレは質問の意味にようやく気がついた。
:07/06/18 01:06
:SH903i
:p1IwmC6o
#580 [りく☆]
オレはまるで時を止められたかのように固まっていた。
…優希
?『知ってる?』
男性はあらためて尋ねてきた。スーツに見え隠れする腕時計は、高級感が漂っていた。
…こんな男性と一体優希はなんの関係なんだ?
:07/06/18 01:10
:SH903i
:p1IwmC6o
#581 [りく☆]
まったく関係がわからない…
そして男性の目的も完全に把握できずにいた。
とりあえず今わかる情報は、この人は悪い人ではないということだけ。
オレは重い唇をゆっくり開いた
:07/06/18 01:13
:SH903i
:p1IwmC6o
#582 [りく☆]
オレ『……知ってます』
その言葉に男性はにんまりと笑う。目的は定かではないが余程彼女を捜し求めていたのだろう。
しかし何故?
?『よかった……知ってたか。』
オレ『はぃ……』
?『じゃぁ彼女の居場所わかるかな?』
:07/06/18 01:18
:SH903i
:p1IwmC6o
#583 [りく☆]
!!!!!!
オレ『えっ?!』
思わず驚きの言葉がでてきた。
…優希の居場所?
そんな事……オレがわかるわけがない。むしろオレはそのような事は知ってはならない人間なのだ。
オレ『すいません…知りません…』
目線を少し下に落としながらオレは答えた。知らない事は事実であり、オレの口からはこの言葉しかでてこない。
:07/06/18 01:23
:SH903i
:p1IwmC6o
#584 [りく☆]
?『そこまでは知らないか……』
顔を下に向け男性は落ち込み気味に言った。
余程優希に会わなければならない理由があるのだろうか…
…何故そこまで知りたがるのだろうか?
不思議でならなかった
:07/06/19 01:10
:SH903i
:ZVpUDzLc
#585 [りく☆]
そもそも仮に優希の居場所を知っていたとしても、オレは素直に男性に教えていただろうか。
きっと隠し通しただろう
悪い人ではない…
それは直感的に感じるのだが……
オレの心の中の何かがきっと邪魔をするだろう
何故か抵抗を感じる
:07/06/19 01:12
:SH903i
:ZVpUDzLc
#586 [りく☆]
それはまだ優希が好きだということを意味しているのか?この男性に優希をとられる……そんな錯覚に陥っていたのか?
オレはその答えに辿り着けずにいた。
理由はどうであれオレと優希はもぉ"無関係"なのだ。
ふとその事実に気がついたとき……オレはどこと無く寂しさを覚えた。
:07/06/19 01:14
:SH903i
:ZVpUDzLc
#587 [りく☆]
?『……大丈夫?』
!!!!!!!!!
オレがあまりにも長く黙って考え込んでいたため、男性がオレを心配そうに見つめていた。その瞳は偽りのない純粋なものだった。
オレ『あっ……すいません。考え事してて』
オレはとっさに言葉を出した
:07/06/19 01:22
:SH903i
:ZVpUDzLc
#588 [りく☆]
?『なら僕が言ったことも聞いてないね♪』
その言い方に怒ったような気配はなく、笑いかけるようにオレに言った。
オレ『すいません…』
?『大丈夫♪僕が捜してる"荒井優希"って女の子もよくそんな事があったから、慣れてるんだよ。』
:07/06/20 00:48
:SH903i
:YKRvc0uE
#589 [りく☆]
この男性と
優希との関係は
少し深いように思えた。
:07/06/20 00:49
:SH903i
:YKRvc0uE
#590 [りく☆]
そぉ思ったとき
オレは男性に少しだけ……嫉妬していた。
?『君にお願いがあるんだ』
突然男性が話を切り出した。おそらく先程オレが放心状態のときに言った台詞だろう
:07/06/20 00:53
:SH903i
:YKRvc0uE
#591 [りく☆]
オレ『何ですか?』
男性は身嗜みを整え始めた。さりげない仕草に品がある。
?『その女の子を連れて来てくれないかい?』
オレ『っえ!?!?!?』
オレは思わず大声を上げた
…連れて来いって?
…オレが?
:07/06/20 00:57
:SH903i
:YKRvc0uE
#592 [りく☆]
話かける事さえ困難なオレに、そんな事できる見込みがなかった。
オレ『あっ……オレがですか?』
…オレ以外だれがいるんだよ!
心の中で自分にツッコミんだ。気が動転しているオレにはそんな言葉しかでてこないらしい。
?『そうだよ。駄目かな?』
穏やかな表情でオレの返事を待っている
:07/06/20 01:02
:SH903i
:YKRvc0uE
#593 [りく☆]
オレ『あ……ぃゃ……』
言葉が
何処を探しても全く出てこない
…やばい
?『もしかして仲良くないのかな?それとも彼女が嫌い?』
しどろもどろなオレをゆっくり誘導するかのように、男性が尋ねる
:07/06/20 01:13
:SH903i
:YKRvc0uE
#594 [りく☆]
仲良いわけでもなく
ましてや嫌いでもない
…どうしよう
"プルルルルルル"
?『あっ!僕の携帯だ……ちょっとゴメンね』
そう言い残して男性は携帯を取り出した
:07/06/20 01:17
:SH903i
:YKRvc0uE
#595 [りく☆]
…助かったぁ
オレはひとまず安堵のため息をつく。
優希を連れてくる……そんな事オレには無理な注文だ。
オレは今すぐここから逃げ去りたかった
:07/06/20 01:19
:SH903i
:YKRvc0uE
#596 [りく☆]
?『待たせてゴメンね』
電話を終えた男性が戻ってきた。
何か急用ができたのだろうか……
男性は先程の落ち着きはなく、ひどく慌てている。
?『ゴメンね急用ができちゃって………また会えるかな?』
オレ『…多分』
?『その時またこの話の続きをしよう』
:07/06/20 01:25
:SH903i
:YKRvc0uE
#597 [りく☆]
そう言って
男性は車に駆け込み去って行った。
オレ『何だあの人?』
オレは結局なにもわからないまま男性と別れてしまった
:07/06/20 01:27
:SH903i
:YKRvc0uE
#598 [りく☆]
!!!
オレ『何だ?』
男性が走り去った道しるべに何か落ちている。
…カード入れ?
オレは手に取ってそれを見た。折りたたみの財布のような形をしたカード入れだった。
中には名刺や見たことないようなカードがぎっしり詰まっている
:07/06/20 01:32
:SH903i
:YKRvc0uE
#599 [りく☆]
…名前くらい知りたいな
そんな好奇心から、オレは名刺を取り出した。
"ヒラッ"
名刺と一緒に何かが出てきて、地面に落ちていった。
オレ『何だ?』
オレは落ちていった物に視線を移す
!!!!!!!!!!
オレ『っえぇぇ!!!』
オレの叫び声が響く
:07/06/20 01:38
:SH903i
:YKRvc0uE
#600 [りく☆]
それは
あの男性と
優希の
2ショット写真だった
その写真には、二人がまるでカップルのように写しだされている。
オレは慌てて写真を拾いあげた
:07/06/20 01:41
:SH903i
:YKRvc0uE
#601 [りく☆]
…落ち着け…
オレは自分に言い聞かせた
たかが二人の写真があっただけでカップルと"勘違い"するなんて………
気にしすぎだ。
…誰でも写真は撮る
オレは早く冷静な自分を取り戻そうと言い聞かせていた
:07/06/20 01:44
:SH903i
:YKRvc0uE
#602 [りく☆]
お互いが顔を寄せ合って写っている…
笑顔で…
偽りのない
笑顔で…
2人とも幸せそうな顔だ。写真を見ているだけでそれが伝わってくる。
:07/06/20 01:49
:SH903i
:YKRvc0uE
#603 [りく☆]
!!ププーッ!!
車のクラクションが公園に鳴り響いた。
?『そこにカード入れおちてなかったかい?』
男性が慌てた顔でオレに叫んできた
:07/06/20 01:51
:SH903i
:YKRvc0uE
#604 [りく☆]
オレは放心状態のまま車に駆け寄った。
右手にカード入れ
左手に写真をもって
:07/06/20 01:52
:SH903i
:YKRvc0uE
#605 [りく☆]
?『拾っててくれたのかい……ありがとう。』
男性は微笑みながら窓から手を伸ばしてきた。
オレは、まずカード入れを手に乗せ、その上に写真を置いた。
わざと…
:07/06/20 01:55
:SH903i
:YKRvc0uE
#606 [りく☆]
オレ『落ちてましたよ』
何事もなかったかのようにオレは言った……が、どこかしら言い方にトゲがあった。
?『ははっ……写真みたのか。勝手に中を見たらいけないよ♪』
笑いながらオレに言う
:07/06/20 01:57
:SH903i
:YKRvc0uE
#607 [りく☆]
オレはしばらく黙って見つめていた…
何か答えを与えてくれる気がしたのだ
知りたくない事実かもしれないが
気になる
:07/06/20 01:59
:SH903i
:YKRvc0uE
#608 [りく☆]
?『拾ってくれてありがとう』
男性はそう言うと窓を閉めようとした。
オレ『あのっ!』
閉まりかけの窓に手を置き叫んだ
?『何だい?』
…聞くしかない
オレ『2人はどんな関係で?』
笑った…
男性はオレを見て悪気のないように笑った。
それは幸せの微笑みなのか?
愛想笑いなのか?
男性はゆっくり口を開く
?『ただの"カップル"さ』
:07/06/20 02:04
:SH903i
:YKRvc0uE
#609 [りく☆]
:07/06/20 02:18
:SH903i
:YKRvc0uE
#610 [りく☆]
空は暗くなり、少しずつ星が顔をだそうとしていた。
あれから何時間たっただろうか……
オレはずっと公園のベンチに座り、考え込んでいた。
:07/06/21 00:48
:SH903i
:R0KFk1Fc
#611 [りく☆]
…優希の彼氏?
…あの男性が?
信じたくないことだが……実際に彼の口から証明された事実だ
オレには、もぉ関係ないことかもしれないが
気になる
:07/06/21 00:51
:SH903i
:R0KFk1Fc
#612 [りく☆]
優希に彼氏がいた…
その事実がオレに大きなショックをもたらした。
もぉオレには関係ないはずなのだが……
ただ
悲しみは涙となって流れていく
流しても
流しても…
悲しみはなくならない
:07/06/21 00:55
:SH903i
:R0KFk1Fc
#613 [りく☆]
…オレだって結衣と付き合っていた。
そう思うと迂闊に優希を攻められずにいた
…攻める?
…結衣と付き合っていたことは間違っていたのか?
…そんな事はない!
もはや自分が何を考えるべきかさえ、わからなくなっていた
:07/06/22 00:39
:SH903i
:7vnzM6Yg
#614 [りく☆]
この現状をどうしたいのか…
過去をどう受け入れたらいいのか…
簡単そうで難しい問題だ。答えが容易にでてこないのだ…。
オレ『オレはどぉしたらぃぃんだ…』
誰もいない公園で独り呟いた……夜風は何も答えてはくれない
:07/06/22 00:43
:SH903i
:7vnzM6Yg
#615 [りく☆]
美里『りく!!』
気がつけば目の前に美里が立っている。慌てた様子で、まるで何か大事な用に急かされているかのように思えた。
オレ『どうした?』
放心状態のオレが口を開く
今のオレは何も理解しようとさえしていなかった。ただ何事もなく時が進めばいい……そんな事を考えていた。
:07/06/22 00:54
:SH903i
:7vnzM6Yg
#616 [にゃん]
あげっ


:07/06/26 18:46
:SH902i
:bTNzHANU
#617 [にゃん]
:07/06/28 10:36
:SH902i
:GbFBQPEk
#618 [拓モ]
:07/06/28 20:53
:SH703i
:Ezj1D5Pw
#619 [りく☆]
:07/06/30 00:00
:SH903i
:jTw8rarQ
#620 [りく☆]
美里『"どうした?"じゃぁないよ!
携帯に電話してもつながらないし…家にもいないから
捜してもいないし
心配したんだよ!』
息を切らしながら、オレにむかって叫んでいた。よほどオレを捜してくれたんだろう…
…なんで?
オレを捜す理由が何故あるのだ?
:07/06/30 00:08
:SH903i
:jTw8rarQ
#621 [りく☆]
美里『卓也に頼まれたの…』
オレの頭の中の疑問を見破ったかのように美里が言った。
オレ『卓也が?』
美里『詳しい理由は知らないよ。……ただ大至急捜してくれって頼まれてさ。
何か心あたりある?』
オレ『あっ……!!!!』
…そうだ……
…滝沢を捜さなきゃ
:07/06/30 00:14
:SH903i
:jTw8rarQ
#622 [りく☆]
忘れてたいた……
あまりにも急にショックな出来事があったもんで、肝心な事を忘れてた……
美里『何かあったの?』
心配そうに美里がオレの顔をのぞく。
いろいろありすぎて何から言ったらいいのか……滝沢の事は話してはいけない気がしてきた。
オレ『後で話す!』
そう言って慌てて携帯を手に取ろうとした
:07/06/30 00:19
:SH903i
:jTw8rarQ
#623 [りく☆]
"ヒラリッ"
携帯をとるのと同時に、1枚の小さな紙切れが落ちてきた。
それを美里が渋々拾う。世話のやける子供をもった親のように…
美里『この名刺……だれ?』
………名刺?
!!!!!!!!!
あの男性のだ!!
:07/06/30 00:23
:SH903i
:jTw8rarQ
#624 [りく☆]
また思い出したくない記憶が頭を駆け巡る。
あの時の男性の言葉が、一言一言鮮明に頭の中に聞こえてくるようだった。
オレ『それは…………』
思わす言葉が止まる
:07/06/30 00:26
:SH903i
:jTw8rarQ
#625 [りく☆]
話したくない…
その一心だった。
話したら全て事実であったと認めなければならない気がした。
オレ『とりあえず卓也捜してくる』
オレは美里から名刺を取り上げ、独りで歩き始めた。
:07/06/30 00:29
:SH903i
:jTw8rarQ
#626 [りく☆]
美里『……りく!』
歩き去ろうとしたオレを、美里が突然呼び止めた。
オレ『なんだ?』
美里『何かあったの?』
オレ『滝沢の事は後で話す……』
美里『違う!!
りくに何かあったの?』
美里はただオレを見つめていた
:07/06/30 08:11
:SH903i
:jTw8rarQ
#627 [りく☆]
何か?
いろいろありすぎた…!
こんな事美里にいいたくなかった。
しかし、彼女は優希と男性の関係を知ってるのではないのか?優希と仲のいい彼女なら…………
??????
あれ?
:07/06/30 08:15
:SH903i
:jTw8rarQ
#628 [りく☆]
おかしい……
オレが今こんなにもショックを受けているのには2つの理由が存在する
1つは当然優希と男性の関係……
もう1つは……"優希がまだオレの事を好きだ"という情報が嘘だった。ありえない事だとはわかっていたが、すくない希望をオレはもっていたのだ。その希望を絶望に変えられたこと。
そして……優希がオレの事をまだ好きだなんて情報を与えたのは…美里だ!
:07/06/30 08:26
:SH903i
:jTw8rarQ
#629 [りく☆]
その情報と
今日あった出来事は
明らかに矛盾している。
そして
彼女を
優希をよく知る美里がこんな矛盾したことを言うなんてありえない。
:07/06/30 08:31
:SH903i
:jTw8rarQ
#630 [りく☆]
だったら"あの日の夜"美里が話したことは何だったんだ?
嘘だったのか?
:07/06/30 08:33
:SH903i
:jTw8rarQ
#631 [りく☆]
なんで……
なんのために……
何故あんな嘘をいったんだ…
何故
あの日
あの夜
あんな事までして
こんな嘘を言う必要があったんだ
:07/06/30 12:32
:SH903i
:jTw8rarQ
#632 [りく☆]
美里『……りく?』
下を向くオレの顔を覗き込むように、美里がオレに言う
オレ『嘘だったのか…』
微かな声でオレは呟いた。
:07/06/30 12:38
:SH903i
:jTw8rarQ
#633 [りく☆]
美里『……え?』
美里は何も理解できていない顔をオレに見せた。
…その顔も嘘だろ
そんな言葉が頭を過ぎる。もはやオレは美里を完全に信じられなくなってしまっていた。
むしろ彼女に対して怒りをおぼえてきた。
あんな嘘を言った彼女に…
:07/07/01 00:44
:SH903i
:OeLeJb4s
#634 [りく☆]
!!!!!!
誰かに呼ばれた気がして振り返ってみた。
卓也『…りくっ!!』
そこには、息を荒らし、額から流れる汗を拭いながら立っている卓也の姿があった。
卓也『ったく……何やってんだよ。連絡してもシカトだし』
オレ『悪ぃ…』
よほど心配してくれていたのだろう。卓也は疲れ果てていた。
:07/07/01 01:09
:SH903i
:OeLeJb4s
#635 [りく☆]
卓也『何処捜してもいない……』
オレ『…ゴメン』
卓也『お前じゃなくて勇貴の事』
オレ『あっ………滝沢の事。
あいつ大丈夫かな?』
卓也『わからん。
……だいたい何であんな事やってんだあいつは』
理由はおそらく祥子との事が原因だろう
:07/07/01 01:18
:SH903i
:OeLeJb4s
#636 [拓モ]
ぁげっ

これからも頑張って

:07/07/06 23:04
:SH703i
:23VVu2Xk
#637 [あカ(*゚゚)]
ガむばッて下さいね姻シ
上げときます(*`-3.)Pメ
:07/07/07 01:27
:W43K
:mhiAuPW2
#638 [りく☆]
しばらくの間更新できていなくてすいません


せっかく読んで頂いているのに本当に申し訳ありません


中断する気はありませんが、もぉしばらく更新が遅れると思います

自分勝手な都合で遅れてしまいすいません

感想・指摘がありましたらドン

書いてください


今後の参考にしたいと思います

:07/07/12 00:39
:SH903i
:Pb236ewA
#639 [我輩は匿名である]
頑張ってくださいツ
:07/07/12 00:55
:W51K
:.dC8XJRg
#640 [まな]
:07/07/12 02:14
:D902iS
:hwbXd98I
#641 [りく☆]
卓也『てか、お前ここで何やってんだ?』
疲れ果てた体を公園のベンチに預けて、卓也は尋ねてきた。
美里『私も今その事を聞いていたの!』
卓也の疑問に美里ものってきた。
…何があったとか
…何をやっていたとか
…言えない
…言えるはずがない
:07/07/15 18:12
:SH903i
:/rw449ZA
#642 [りく☆]
オレ『別に……何も…』
聞こえるかどうかもわからないような微かな声を出した。
未だにオレは何も考えられず、放心状態のままだった。
卓也『"その顔"が何もなかったようなヤツの顔か!』
完全にオレの心は見透かされていた…。
:07/07/15 18:14
:SH903i
:/rw449ZA
#643 [りく☆]
美里『りく……どうしたの?何があったの?』
…どうした…だと?
少しずつ押さえていた感情が湧き出てくるのがわかる
…お前の嘘に
…オレはどれだけ苦しめられたか
美里に対する怒りの感情が
押さえきれなくなっていた。
:07/07/15 18:15
:SH903i
:/rw449ZA
#644 [りく☆]
美里『ねぇ…り』
オレ『うるせぇ!!!!!!!!!』
美里の言葉を掻き消すように、オレは声を張り上げた。そんなオレに卓也は、ただ…驚いていた。
オレ『お前の……お前の嘘にオレがどれだけ苦しめられたかわかるか!?!?!?
あんな事までしてオレを信じさせて………有り得な事とはわかっていたけど
オレは少しだけ希望をもったのに……』
卓也『りく……!?!?』
辺りは何ともいえない空気に包まれていた。
美里は何も理解できていないような顔で、呆然と立ったまま
卓也はただ驚いていた。
:07/07/15 18:17
:SH903i
:/rw449ZA
#645 [りく☆]
もはやオレは自分の感情をコントロールできずにいた。
何が善で
何が悪か
わからない……
何を信じていいのかも
誰を信じていいのかも
わからない……
:07/07/15 18:18
:SH903i
:/rw449ZA
#646 [りく☆]
そんなもどかしさが今、怒りとなって表れているのだろうか…
しかし1番の理由は美里にある!!
美里『りく……何のこと??!』
恐る恐る美里が尋ねてきた。
…何のことだって?
…とぼけるなよ!!
:07/07/15 18:19
:SH903i
:/rw449ZA
#647 [りく☆]
卓也『りくっ!!!!!!!』
オレの怒りが最高潮に達したのに気がついたのだろう。
卓也がなだめるように、オレを見つめている。
:07/07/15 18:20
:SH903i
:/rw449ZA
#648 [りく☆]
卓也『そぉ…あつくなるな。
お前と美里の間に何があったかは知らないが………
そんなにキレたところで何にも解決にならねぇぞ!!
ましてや話しの内容を美里はつかめてねぇじゃないか。』
卓也は冷静にオレに語りかけた。
でもオレの気持ちは収まらない…
卓也『何があったのか……少し教えてくれないか?』
卓也がオレに言う
:07/07/15 18:22
:SH903i
:/rw449ZA
#649 [りく☆]
…何があったか……
有りすぎて言葉に表せない。それに誰かに話す気にもなれない…。
ただ美里へ対する怒りや、今までの出来事の悲しみがつのるばかりだ。
卓也『なぁ……りく。オレはお前の力になれないのか?』
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そんな言葉
滝沢にも言われた気がする
:07/07/15 22:10
:SH903i
:/rw449ZA
#650 [りく☆]
オレ『悪ぃ……帰る』
卓也を振り払い、オレは早々と歩き始めた。
本当はそんなつもりはなかったのだが…
卓也『……りくっ!!』
必死にオレを引き止めようとする…
けど
オレは構わず歩き始めた
:07/07/16 00:18
:SH903i
:aULAP1gM
#651 [りく☆]
卓也『おぃっ……りく!!
まだ話しは終わってない』
…………
オレ『話す事なんか……ないさ。
話したところでお前になにがわかる。』
キツく
ツメたく
オレは卓也に言ってしまった
こんな事言うつもりなんてなかったのに……
つい強がってしまった
オレを心配してくれた
親友を
突き放してしまった
:07/07/16 00:23
:SH903i
:aULAP1gM
#652 [りく☆]
それからしばらく
オレは一人でたださ迷うように歩いていた。何の目的もなく……ただ無心で
辺りは暗く外灯と、雲から見え隠れする月の光りにオレは照らされていた。
:07/07/16 00:40
:SH903i
:aULAP1gM
#653 [りく☆]
…独りになった
愛する人も
親友も
全てを失った気がした
自分の手によって……
そんな思いがオレの心に残る…。
:07/07/16 00:42
:SH903i
:aULAP1gM
#654 [りく☆]
もぉ……
自分が完全にわからなくなっていた。何をしたらいいのか……何を考えたらいいのか……
"ポツリ"
空から小さな水の雫が降ってきた……
それは少しずつ強さを増していき、オレを潤していく。
そんな雨が
オレの代わりに泣いているかのように思えた
:07/07/16 00:47
:SH903i
:aULAP1gM
#655 [りく☆]
雨は激しく降り注ぐ
オレは構わず歩いていた………走ることもなく、雨宿りすることもなく…
ただ
濡れ始めた道を歩いている
:07/07/16 00:50
:SH903i
:aULAP1gM
#656 [りく☆]
"ワンッ!!!!"
オレ『い……ぬ?!』
道の隅っこにある電柱の横に、古びた段ボール箱があった。
雨で濡れたその段ボールの中には…小さな子犬が吠えていた。
近づいたオレに、無邪気に吠えている……自分が捨てられた事なんか知らずに
:07/07/16 00:55
:SH903i
:aULAP1gM
#657 [りく☆]
オレ『お前も……独りか??』
段ボールの前に座り込み、語りかけた……言葉なんてわかるはずもない子犬に
オレはそっと子犬を抱き抱えた。
子犬は何も抵抗することなく、ただオレの温もりに浸っていた。
:07/07/16 00:58
:SH903i
:aULAP1gM
#658 [りく☆]
オレ『オレは最低な人間だぞ……
お前を捨てた人間より何倍も最低なんだぞ…
そんなに懐いていいのか?』
子犬は無邪気に雨で濡れたオレの頬をナメていた。
オレ『……バカだなぁ
本当にバカだ
何してんだよ……』
子犬に言ったのか
自分に言ったのかわからない。
ただ……涙だけが流れてきた
:07/07/16 01:03
:SH903i
:aULAP1gM
#659 [りく☆]
"クゥゥン"
オレの異変に気がついたのか、子犬は心配そうに鳴きながらオレの涙をなめていた
何だろう……
よくわからないが
この時は
無性に泣けてきた
:07/07/16 01:07
:SH903i
:aULAP1gM
#660 [りく☆]
強く降り注ぐ雨がオレの涙を浄化していく。
オレは子犬を抱き抱え、ただ泣いていた。
バカみたいだけど
笑えるほどに
泣けてきたのだ
:07/07/16 01:09
:SH903i
:aULAP1gM
#661 [りく☆]
何もかもがわからない…
今まで崩れることのなかった親友との関係が……
崩れてしまった。
ぃゃ
オレが崩してしまったのだ。
…もぉみんなバラバラだ
オレはただ泣くことしかできない
:07/07/16 01:11
:SH903i
:aULAP1gM
#662 [りく☆]
オレ達の絆という"糸"が複雑に絡みあった瞬間だった。一本一本が乱雑に絡み合って、もはや手の付けれないような状態に思えた。だからこそオレはそんな絡み合った"糸"を切るしかない……そんな想いがでてきた。
:07/07/16 01:18
:SH903i
:aULAP1gM
#663 [りく☆]
しかし、そのような状態になる"運命"だったのかもしれない。
この後、絡み合った絆が、予期せぬ"運命"を俺達に与えることになる。
当然そんな事に気がつく事など、当時のオレには無理だった。
そして
絡まった"糸"は、時間をかけてゆっくり解いていけば、元通りになることに
この時のオレは
気がついていなく
ただ泣いていたのだった
:07/07/16 01:26
:SH903i
:aULAP1gM
#664 [りく☆]
今日はここで終わりです


感想がありましたら
どうか書いてください


長い間更新遅れてすいませんでした

:07/07/16 01:28
:SH903i
:aULAP1gM
#665 [ゅう]
:07/07/16 01:32
:SO903i
:BnB9MNJA
#666 [よち]
:07/07/16 20:40
:P902i
:AP5342vU
#667 [りく☆]
"ゅう"さん
"よち"さん
コメントありがとうございます



どうかこれからも読んでください


:07/07/16 23:55
:SH903i
:aULAP1gM
#668 [りく☆]
《第5節、2001年春…糸(キズナ)》
…
……
………
優希『まだぁ!?』
待ちくたびれた様子で優希はオレに問い掛ける。
オレ『もぉすぐで書けるから……待ってよ。』
優希『それさっきも聞いた!!』
オレ『優希が書くのが早いんだよ……』
優希『だって前々から考えてたもん♪
ほらっ…りく早くA♪口動かさないで手を動かして♪』
上機嫌な優希は悩むオレをせかす
:07/07/17 00:06
:SH903i
:d3H/r7aY
#669 [りく☆]
オレ『早くって言われても………何書けばぃぃかわかんないよ。』
優希『未来の私達に書くメッセージだょ♪タイムカプセルみたいな感じじゃん』
オレ『それがむずかしんだって………』
優希『思ったこと書いたらぃぃの♪』
オレ『ん〜………』
優希『書いた?』
オレ『もぉ少し……
よしっ!!書いたよ』
:07/07/17 00:13
:SH903i
:d3H/r7aY
#670 [りく☆]
オレ『こらっ!!……読むなよ!!』
優希『だって〜気になるもん♪』
オレ『今読んだら意味ないだろぉ』
優希『わかってるよ……
ちゃんと"これ"に入れておくよ』
オレ『んで何処に埋めるの?』
優希『ん〜決めてない』
:07/07/17 00:22
:SH903i
:d3H/r7aY
#671 [りく☆]
優希『いつか埋めるよ♪』
オレ『そんなこと言って……一人で見るなよ』
優希『そんなことしないよ!!
じゃぁ旅行から帰ってきたら、一緒に埋めよ』
オレ『うん!!約束だ♪』
:07/07/17 00:26
:SH903i
:d3H/r7aY
#672 [りく☆]
………
……
…
!!!!!!!
オレ『夢……かぁ』
ぃゃ……夢というよりは昔の記憶だ。最近よくあの頃の記憶が、鮮明に夢の中にでてくる。
あの夢は……深山に行く前にオレと優希が交わした約束…。
オレ『そんなに簡単に……
…忘れられないか』
ため息混じりに呟いた
:07/07/17 00:33
:SH903i
:d3H/r7aY
#673 [りく☆]
あの頃の記憶は、今のオレにはあまりにもツラい。
忘れたくても、決して消えることのない過去が、オレの心を蝕んでいく。
オレ『また今日も…眠れないのかな…』
暗闇に問いかけた…。
決して答えてくれない暗闇に
:07/07/17 00:37
:SH903i
:d3H/r7aY
#674 [りく☆]
"クゥゥン"
突然起きたオレを心配したのか、鳴きながら"あの子犬"が近づいて来た。
オレ『"チロ"……ゴメンな。起こしちゃったか?』
"あの日"偶然見つけた子犬…。オレは気がつけば連れて帰ってきていた………ぃゃ勝手についてきたのか?!
そんな子犬をまた捨てるわけにもいかず、飼っている
:07/07/17 00:45
:SH903i
:d3H/r7aY
#675 [りく☆]
名前は"チロ"
白くて小さな子犬だ。
犬はよく吠える動物のはずなのだが……チロは全く吠えない。
そして、何となくオレの言葉をわかっているような気がする。
よくわからないが珍しい犬だ。
そんなチロにオレは最近癒されている。
:07/07/17 00:48
:SH903i
:d3H/r7aY
#676 [りく☆]
チロは黙って近づき、オレの膝の上で、中断していた睡眠を始めた。
オレは優しくチロを撫でる
チロは気持ち良さそうに、深い睡眠へと落ちていくのだ。
そんなチロを見て
オレもやっと寝ることができる
正確に言うなら
チロがいないとオレは今寝ることができない
そんな状態だ
:07/07/17 00:53
:SH903i
:d3H/r7aY
#677 [りく☆]
オレ『ま……眩しい』
窓から差し込む太陽の光りが、オレの顔を優しく撫でる。
気がつけば朝になっていた
昨日もチロのお陰で寝れたのだ。
そんなオレを助けてくれるチロは、オレの横で寝ている
:07/07/17 00:57
:SH903i
:d3H/r7aY
#678 [りく☆]
こんなチロとの生活も今日で4日……
つまり、"あの日"からもぉ4日も経った……
誰からも連絡はない。
当然の結果だろう…
美里と卓也にはヒドイことを言ってしまった
祥子は自分の悲しみに浸っている
滝沢は、相変わらず何をしているかわからない
オレは完全に独りだ
:07/07/17 01:03
:SH903i
:d3H/r7aY
#679 [りく☆]
オレはそんな孤独に埋もれていた…。
そして今、完全に家にこもり、空腹を感じたら外へ買い出しにいっている。こんな状態……"昔"もあった気がする
オレは人との接触を完全に避けていた……
…だから
…オレの友達はチロだけ
そんな考えをもっていた
:07/07/17 01:09
:SH903i
:d3H/r7aY
#680 [りく☆]
オレはゆっくり起き上がり、普段着に着替え始めた。
今日は平日だが、学校なんて行く気はない。
オレには何が正しくて、何が間違いか区別ができなくなっていた。
:07/07/17 01:12
:SH903i
:d3H/r7aY
#681 [りく☆]
オレが起きると、チロもゆっくりと起き始める。
寝起きは動きが遅く、甘えん坊なチロにオレは、皿にミルクを入れて、床に置く。
オレのいつもの朝の日課だ。
チロは相変わらずゆっくりとミルクをなめていた
:07/07/17 01:15
:SH903i
:d3H/r7aY
#682 [りく☆]
オレ『いつ見てもカワィィな♪』
尻尾を振りながらミルクを飲むチロに、オレは思わず語りかけた。
そんな愛嬌たっぷりなチロが、オレに元気をくれる
:07/07/17 01:18
:SH903i
:d3H/r7aY
#683 [りく☆]
突然……チロの動きが止まった…。
オレ『チロ?』
チロは何かに怯えるかのように部屋の隅に駆け寄った。
"ピンポーン"
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
…誰だ?
:07/07/17 01:21
:SH903i
:d3H/r7aY
#684 [りく☆]
こんな時間に
一体誰だ?
そもそもチロは訪問者が来るのをわかって、動き出したのか?
未だにチロへの謎は深まるばかりだ。
"ピンポーン"
インターフォンの音が鳴り響く…。
訪問者とは一体……
:07/07/17 01:25
:SH903i
:d3H/r7aY
#685 [りく☆]
:07/07/17 01:28
:SH903i
:d3H/r7aY
#686 [かあ]
:07/07/18 04:48
:D904i
:L6B17gWg
#687 [我輩は匿名である]
:07/07/18 14:14
:SO903i
:C4/YJ6KI
#688 [我輩は匿名である]
:07/07/18 14:45
:SO903i
:C4/YJ6KI
#689 [りく☆]
…平日のこの時間に誰だよ?!
オレは恐る恐る玄関へと近づく…
…がしかし、なかなかドアを開けることができない。
人との接触を
体が避けている
:07/07/20 01:07
:SH903i
:uGzYVeA6
#690 [りく☆]
"ピンポーン"
またインターフォンが鳴る…
余程オレに何かしら用事があるのだろ
…でるか
一呼吸おき
ドアを開けた
:07/07/20 01:12
:SH903i
:uGzYVeA6
#691 [りく☆]
!!!!!!
オレ『えっ?!?!………』
何で?
祥子『おはよう……』
祥子がここに?
:07/07/20 01:15
:SH903i
:uGzYVeA6
#692 [りく☆]
オレ『お……おはよう』
驚きを隠せないまま、オレはとりあえず言葉を返した。
……………
しばらく沈黙が続いた。祥子は何も語ろうとはしない
:07/07/20 01:21
:SH903i
:uGzYVeA6
#693 [りく☆]
オレ『学校は?』
沈黙をやぶるために言った一言……
祥子『今日もいってないよ』
オレ『今日も?』
祥子『りくと同じで4日前から休んでる。』
オレ『そっか……』
未だに話の意図がつかめない……何故祥子がオレの目の前にいるんだ?
:07/07/20 01:24
:SH903i
:uGzYVeA6
#694 [りく☆]
祥子『りくも行ってないんでしょ?……美里から聞いたよ』
オレ『あぁ……行ってない』
美里……その名前を聞くと、あの日の出来事が思い出されてくる
祥子『ちゃんと行かなきゃ』
オレ『お互いね』
:07/07/20 01:28
:SH903i
:uGzYVeA6
#695 [りく☆]
くだらない話しも一段落つき、また沈黙がおとずれてきた。
祥子『ねぇ……りく』
オレ『何だ?』
畏まった様に祥子が話し掛けてきた。
祥子『……好きなの』
:07/07/20 01:32
:SH903i
:uGzYVeA6
#696 [りく☆]
…………えっ?!?!?!?
祥子の突拍子のない発言にオレは…ただ驚いている。何と言葉を返したらいいかわからない。
…これ…告白…?
戸惑うオレをよそに、祥子は口を開き始めた。
:07/07/22 00:45
:SH903i
:GQGoQFGA
#697 [りく☆]
祥子『最初はね……そんな気なかった
ぃゃ……もしかしたら自分の気持ちに気付いてなかったのかもしれないね。』
祥子は下を向き話し始める……その言葉一言一言に祥子の気持ちすべてが注ぎ込まれている……そんな感じがした。
しかしどことなく話の内容がわかりにくい…
:07/07/22 01:05
:SH903i
:GQGoQFGA
#698 [りく☆]
祥子はこの前公園で、確かに滝沢にオレが好きだと相談していた……
…だったら前から気付いていたはずだろ?
小さな疑問が頭を過ぎる
祥子『いつからかな……こんな気持ちになったのは…。』
:07/07/22 01:09
:SH903i
:GQGoQFGA
#699 [りく☆]
祥子『しばらく自分がわからなかった……
でもこの前確信したの。
やっぱり好きなんだって
"勇貴"が好きなんだって!!』
:07/07/22 01:11
:SH903i
:GQGoQFGA
#700 [りく☆]
オレ『えっ!?!?』
思わず声がでた
滝沢が……好きだと?
祥子の気持ちが一気にわからなくなった瞬間だった。
そんなオレに一言一言丁寧に祥子が語りかけてくる
:07/07/22 01:14
:SH903i
:GQGoQFGA
#701 [りく☆]
祥子『昔はね…りくが好きだった。それはりくにも話したよね??
だけど、りくには結衣がいたから……諦めようとした。
けど直ぐには無理だった。
だから、辛くなる度に勇貴に相談してたの……今思えば迷惑な相談だょね……
怒りたくもなるよね』
:07/07/22 01:19
:SH903i
:GQGoQFGA
#702 [りく☆]
最後の一言は
公園の時の事を言っているような気がした。あの時の記憶が蘇ってくる……
そんなオレを無視したまま
祥子はまた話し始めた
:07/07/22 01:21
:SH903i
:GQGoQFGA
#703 [りく☆]
祥子『でも勇貴は怒らなかった…
同じ相談にいつも親身になってのってくれた。
そして、いつも私を見てくれてた……そんな気がした。私が落ち込んだり、悩んだりした時、いつも優しく包み込んでくれた。
そんな勇貴に
いつしか想いをよせていたんだね………そんな自分の気持ちに気付かなかった』
:07/07/22 01:27
:SH903i
:GQGoQFGA
#704 [りく☆]
祥子『やっと自分の気持ちに気がついたのに……
なかなか伝えられない
勇貴の前で素直になれないの。
それで、この前ケンカしちゃった………ケンカって言うより、飽きられちゃった。
勇貴と話したいあまりに、いつもりくの話題で呼び出したりしたから…勇貴も嫌気がさしたんだろうね』
:07/07/22 01:33
:SH903i
:GQGoQFGA
#705 [りく☆]
公園で祥子が言った不思議な言葉…
"違う"
とずっと言っていた。あれは、滝沢に向けたメッセージだった。
"違う!!私が好きなのは勇貴"
というメッセージを伝えられないままだったのか。
だからあんなにも、祥子はないていたのか……
オレはあの時の祥子の行動を今理解できたきがした
:07/07/22 01:37
:SH903i
:GQGoQFGA
#706 [りく☆]
…滝沢
…お前、今どこで何してる?
…お前の想い
…"無理だ!!届くはずがない"と言ったお前の想い
…ちゃんと祥子に届いてたぞ
…滝沢
:07/07/22 01:41
:SH903i
:GQGoQFGA
#707 [りく☆]
晴れた空を見上げながら、オレは心の中で囁いた。
祥子の気持ちと
滝沢の想いが
一致していたなんて……
オレの孤独に埋もれた心から、はやく滝沢に伝えてやりたいという気持ちが抑えきれないでいた。
:07/07/22 01:47
:SH903i
:GQGoQFGA
#708 [りく☆]
祥子『勇貴に…私の"本当の気持ち"を伝えたいの!!
だから、ここにきた……
りくなら勇貴の居場所をしってるって思ったから。』
祥子はオレを見つめていた……少し潤んだ瞳で
オレ『滝沢の居場所かぁ……』
!!!!!!!
…あいつあの日以来何してんだ?
:07/07/22 01:51
:SH903i
:GQGoQFGA
#709 [りく☆]
祥子『知らないの?』
オレ『………あぁ。悪ぃ』
あの日以来、全く外部と接触していないオレは、何もわからなかった。
…卓也に聞けばわかるかもしれない
しかし、もぉ卓也とは話せない。あんなに冷たいことを言ってしまったオレの罪が、重くのしかかる
:07/07/22 01:56
:SH903i
:GQGoQFGA
#710 [りく☆]
:07/07/24 01:38
:SH903i
:9w/K2d36
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